JP2002090941A - 熱現像写真感光材料用感光液、その製造方法、熱現像写真感光材料及びこれを用いたx線画像形成ユニットと画像形成方法 - Google Patents
熱現像写真感光材料用感光液、その製造方法、熱現像写真感光材料及びこれを用いたx線画像形成ユニットと画像形成方法Info
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- Non-Silver Salt Photosensitive Materials And Non-Silver Salt Photography (AREA)
Abstract
存性も良好であり、かつ得られる画像の残色及び鮮鋭性
も良好な熱現像写真感光材料を提供する。 【解決手段】 感光性ハロゲン化銀と還元可能な銀源を
含有する熱現像写真感光材料用感光液の製造方法におい
て、該感光液は、溶媒の30質量%以上が水であり、か
つ酸化剤及びカルコゲン原子含有化合物を含有すること
を特徴とする熱現像写真感光材料用感光液の製造方法、
該感光液を塗設した熱現像写真感光材料。
Description
料用感光液、その製造方法、熱現像写真感光材料及びこ
れを用いたX線画像形成ユニットと画像形成方法に関す
る。
像形成材料の湿式処理に伴う廃液が、作業性の上で問題
となっており、近年では環境保全、省スペースの観点か
らも処理廃液の減量が強く望まれている。
熱現像処理法を用いて写真画像を形成する熱現像写真感
光材料が挙げられる。例としては米国特許第3,15
2,904号、3,457,075号、又はD.H.ク
ロスタベール(Klosterboer)による「熱に
よって処理される銀システム(Thermally P
rocessed Silver Systems)」
(イメージング・プロセッシーズ・アンド・マテリアル
ズ(Imaging Processes and M
aterials) Neblette 第8版、スタ
ージ(Sturge)、V.ウォールワース(Walw
orth)、A.シェップ(Shepp)編集、第27
9頁、1989年)に開示されている。
能な銀源(例えば有機銀塩)、触媒活性量の光触媒(例
えばハロゲン化銀)、及び還元剤を通常(有機)バイン
ダーマトリックス中に分散した状態で含有している。熱
現像写真感光材料は常温で安定であるが、露光後高温に
加熱した場合に還元可能な銀源(酸化剤として機能す
る)と還元剤との間の酸化還元反応を通じて銀を生成す
る。この酸化還元反応は露光で発生した潜像の触媒作用
によって促進される。露光領域中の有機銀塩の反応によ
って生成した銀は黒色画像を提供し、これは非露光領域
と対象をなし、画像の形成がなされる。
料の多くはトルエン、メチルエチルケトン、メタノール
などの有機溶剤を溶媒とする塗布液を塗布することによ
り感光層を形成している。有機溶剤を溶媒として用いる
ことは、製造工程での人体への悪影響だけでなく溶剤の
回収その他のためコスト上も不利となる。
布液を用いて感光層を形成する方法が考えられる。例え
ば特開昭49−52626号、特開昭53−11614
4号などにはゼラチンをバインダーとする例が記載され
ている。また特開昭50−151138号にはポリビニ
ルアルコールをバインダーとする例が記載されている。
しかし、水溶媒の塗布液を用いることにより、特に高湿
下での生保存性が劣化するため、改良が必要であった。
ハロゲン化銀を溶解、除去する処理工程が無く、小さな
ハロゲン化銀を使用しなければならないため写真感度は
著しく低く、医療のX線撮影などの分野においては適用
された例がこれまでのところ無い。
な感度を有し、かつカブリが低く、生保存性も良好であ
り、かつ得られる画像の残色及び鮮鋭性も良好な熱現像
写真感光材料を提供することにある。
下の構成によって達成された。
を含有する熱現像写真感光材料用感光液の製造方法にお
いて、該感光液は、溶媒の30質量%以上が水であり、
かつ酸化剤及びカルコゲン原子含有化合物を含有するこ
とを特徴とする熱現像写真感光材料用感光液の製造方
法。
を含有する熱現像写真感光材料用感光液が、溶媒の30
質量%以上が水であり、かつ酸化剤及びカルコゲン原子
含有化合物の存在下で化学増感されたことを特徴とする
熱現像写真感光材料用感光液。
なくとも1層の感光性ハロゲン化銀と還元可能な銀源を
含有する熱現像写真感光材料において、該感光層が、前
記2に記載の熱現像写真感光材料用感光液を塗設してな
ることを特徴とする熱現像写真感光材料。
おいて、上記一般式(1)で表される化合物の少なくと
も1種を含有することを特徴とする熱現像写真感光材
料。
材料が、支持体の両側に少なくとも一層の感光層を有す
ることを特徴とする熱現像X線写真感光材料。
料の両側を、希土類蛍光体粒子を有するX線増感スクリ
ーンの蛍光面と密着させてなることを特徴とするX線画
像形成ユニット。
が、300nm以上600nm以下においてX線による
発光スペクトルが最大であることを特徴とするX線画像
形成ユニット。
ニットに、X線発生装置を光源としてX線を曝射するこ
とにより画像を得ることを特徴とする画像形成方法。
形成した熱現像X線写真感光材料を、100〜150℃
に加熱することにより画像を得ることを特徴とする画像
形成方法。
ルコゲン原子含有化合物は、酸化剤の存在下において分
解し、感光性ハロゲン化銀に化学増感を施すものであれ
ばいかなる構造のものでも良いが、より好ましくは、分
子内に環状構造を有し、かつカルコゲン原子がこの環状
構造に直結する構造のものが好ましい。具体的な構造と
しては、2−チオヒダントイン、ローダニン、2−チオ
−4−オキソローダニンの各誘導体などが挙げられる。
また、カルコゲン原子としては硫黄以外にもセレンやテ
ルルも好ましく用いられる。
水溶媒に固体分散してもまたそれ以外の方法で添加して
も良い。
10-6モルの添加量が好ましいが、より好ましくは1×
10-3〜1×10-5モルである。
が好ましいが、酸化剤を添加後10分〜60分で添加す
るのが好ましく、更には増感色素の添加前が好ましい。
化合物を生成するカルコゲン原子含有化合物の具体例を
下記に示す。
合物について詳述する。Hal1及びHal2で表される
ハロゲン原子は同じであっても異なっていても良く、そ
れぞれ独立に塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子、フッ素
原子を表すが、好ましくは双方とも臭素原子である場合
である。
ハロゲンアニオン(塩素アニオン、臭素アニオン、ヨウ
素アニオン、フッ素アニオン)、カルボン酸アニオン、
スルホン酸アニオン、りん酸アニオン等が挙げられる
が、好ましくはハロゲンアニオンであり、より好ましく
は臭素アニオンである。
る基を表すが、具体的にはアシル基(好ましくは炭素数
1〜20、より好ましくは炭素数1〜16、特に好まし
くは炭素数1〜12であり、例えばアセチル、ベンゾイ
ル、ホルミル、ピバロイルなど)、アルコキシカルボニ
ル基(好ましくは炭素数2〜20、より好ましくは炭素
数2〜16、特に好ましくは炭素数2〜12であり、例
えばメトキシカルボニル、エトキシカルボニルなど)、
アリールオキシカルボニル基(好ましくは炭素数7〜2
0、より好ましくは炭素数7〜16、特に好ましくは炭
素数7〜12であり、例えばフェニルオキシカルボニル
など)、アシルアミノ基(好ましくは炭素数2〜20、
より好ましくは炭素数2〜16、特に好ましくは炭素数
2〜10であり、例えばアセチルアミノ、ベンゾイルア
ミノなど)、アルコキシカルボニルアミノ基(好ましく
は炭素数2〜20、より好ましくは炭素数2〜16、特
に好ましくは炭素数2〜12であり、例えばメトキシカ
ルボニルアミノなど)、アリールオキシカルボニルアミ
ノ基(好ましくは炭素数7〜20、より好ましくは炭素
数7〜16、特に好ましくは炭素数7〜12であり、例
えばフェニルオキシカルボニルアミノなど)、カルバモ
イル基(好ましくは炭素数1〜20、より好ましくは炭
素数1〜16、特に好ましくは炭素数1〜12であり、
例えばカルバモイル、メチルカルバモイル、ジエチルカ
ルバモイル、フェニルカルバモイルなど)、ウレイド基
(好ましくは炭素数1〜20、より好ましくは炭素数1
〜16、特に好ましくは炭素数1〜12であり、例えば
ウレイド、メチルウレイド、フェニルウレイドなど)な
どが挙げられる。好ましくはアシル基であり、特に好ま
しくはアセチル基である。
換可能な置換基を表す。窒素原子に置換可能な基として
は具体的には、ハロゲン原子(塩素原子、臭素原子、沃
素原子、フッ素原子、好ましくは臭素原子)、アルキル
基(好ましくは炭素数1〜20、より好ましくは炭素数
1〜12、特に好ましくは炭素数1〜8であり、例えば
メチル、トリフルオロメチル、エチル、iso−プロピ
ル、tert−ブチル、n−オクチル、n−デシル、n
−ヘキサデシル、シクロプロピル、シクロペンチル、シ
クロヘキシルなど)、アルケニル基(好ましくは炭素数
2〜20、より好ましくは炭素数2〜12、特に好まし
くは炭素数2〜8であり、例えばビニル、アリル、2−
ブテニル、3−ペンテニルなど)、アルキニル基(好ま
しくは炭素数2〜20、より好ましくは2〜12、特に
好ましくは2〜8であり、例えばプロパルギル、3−ペ
ンテニルなど)、アリール基(好ましくは炭素数6〜3
0、より好ましくは炭素数6〜20、特に好ましくは炭
素数2〜12であり、例えばフェニル、p−メチルフェ
ニル、ナフチルなど)、アミノ基(好ましくは炭素数0
〜20、より好ましくは炭素数0〜10、特に好ましく
は炭素数0〜6であり、例えばアミノ、メチルアミノ、
ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、ジベンジルアミノな
ど)、アシル基(好ましくは炭素数1〜20、より好ま
しくは炭素数1〜16、特に好ましくは炭素数1〜12
であり、例えばアセチル、ベンゾイル、ホルミル、ピバ
ロイルなど)、アルコキシカルボニル基(好ましくは炭
素数2〜20、より好ましくは炭素数2〜16、特に好
ましくは炭素数2〜12であり、例えばメトキシカルボ
ニル、エトキシカルボニルなど)、アリールオキシカル
ボニル基(好ましくは炭素数7〜20、より好ましくは
炭素数7〜16、特に好ましくは炭素数7〜12であ
り、例えばフェニルオキシカルボニルなど)、アシルア
ミノ基(好ましくは炭素数2〜20、より好ましくは炭
素数2〜16、特に好ましくは炭素数2〜10であり、
例えばアセチルアミノ、ベンゾイルアミノなど)、アル
コキシカルボニルアミノ基(好ましくは炭素数2〜2
0、より好ましくは炭素数2〜16、特に好ましくは炭
素数2〜12であり、例えばメトキシカルボニルアミノ
など)、アリールオキシカルボニル基(好ましくは炭素
数7〜20、より好ましくは炭素数7〜16、特に好ま
しくは炭素数7〜12であり、例えばフェニルオキシカ
ルボニルなど)、スルホニルアミノ基(好ましくは炭素
数1〜20、より好ましくは炭素数1〜16、特に好ま
しくは炭素数1〜12であり、例えばメタンスルホニル
アミノ、ベンゼンスルホニルアミノなど)、スルファモ
イル基(好ましくは炭素数0〜20、より好ましくは、
炭素数0〜16、特に好ましくは炭素数0〜12であ
り、例えばスルファモイル、メチルスルファモイル、ジ
メチルスルファモイルなど)、カルバモイル基(好まし
くは炭素数1〜20、より好ましくは炭素数1〜16、
特に好ましくは炭素数1〜12であり、例えばカルバモ
イル、メチルカルバモイル、ジエチルカルバモイル、フ
ェニルカルバモイルなど)、アルキルスルホニル基(好
ましくは炭素数1〜20、より好ましくは炭素数1〜1
6、特に好ましくは炭素数1〜12であり、例えばメチ
ルスルホニル、エチルスルホニルなど)、アリールスル
ホニル基(好ましくは炭素数6〜20、より好ましくは
炭素数6〜16、特に好ましくは炭素数6〜12であ
り、例えばフェニルスルホニルなど)、スルフィニル基
(好ましくは炭素数1〜20、より好ましくは炭素数1
〜16、特に好ましくは炭素数1〜12であり、メタン
スルフィニル、ベンゼンスルフィニルなど)、ウレイド
基(好ましくは炭素数1〜20、より好ましくは炭素数
1〜16、特に好ましくは炭素数1〜12であり、例え
ばウレイド、メチルウレイド、フェニルウレイドな
ど)、シリル基(例えばトリメチルシリル基)、ニトロ
基、ヒドロキシ基、リン酸エステル基、ヘテロ環基(例
えばトリアゾリル、イミダゾリル、ピリジル、フリル、
ピペリジル、モルホリニルなど)などが挙げられる。こ
れらの基はさらに置換されていてもよい。nは1又は2
であり、より好ましくは2である。
カルコゲン化合物により増感されたハロゲン化銀を熱現
像写真感光材料に用いるとき、有効なカブリ抑制剤とな
る。以下に一般式(1)で表される化合物の具体例を挙
げる。本発明はこれらの化合物に限定されるものではな
い。
であり、東京化成等の試薬メーカーから直接購入するこ
とが可能である。また、以下の文献にしたがって容易に
合成、製造が可能である。代表的な文献名を次に列挙す
る。日本化学雑誌78巻1400頁1957年、Ar
m.Khim.Zh.30巻845頁1977年、DE
2,018,719号公報、Dokl.Chem.14
6巻851頁1962年、J.Prakt.Chem.
〈2〉129巻273頁1931年、J.Gen.Ch
em.USSR56巻6号1147頁1986年、Z
h.Obshch.Khim.26巻3139頁195
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71頁1903年、J.Amer.Chem.Soc.
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m.Soc.2783頁1931年、J.Prakt.
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hem.Soc.Dalton Trans.821頁
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c.Trav.Chim.Pays−Bas.6巻38
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dron Lett.2巻117頁1969年、Che
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rans.1巻909頁1978年、J.Org.Ch
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s6巻511頁1979年、Tetrahedron3
8巻10977頁1976年、J.Chem.Res.
Miniprint7巻1734頁1995年、J.C
hem.Soc.2783頁1931年、Justus
Liebigs Ann.Chem.346巻217
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l.Chem.Soc.Jpn.60巻3号1159頁
1987年、Synthesis12巻987頁198
1年、Bull.Chem.Soc.Jpn.64巻3
号796頁1991年、Justus Liebigs
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J.Org.Chem.USSR24巻3号449頁1
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em.USSR28巻9号1543頁1992年、Bu
ll.Chem.Soc.Jpn.60巻7号2667
頁1987年、Synth.Commun.25巻21
号3497頁1995年、J.Org.Chem.US
SR 28巻9.2号1543頁1992年、Bul
l.Chem.Soc.Jpn.44巻1141頁19
71年、J.Amer.Chem.Soc.19巻56
2頁1897年。
合物の添加量には特に制限はないが、10-6〜1モル/
Agモルが好ましく、特に10-4〜10-2モル/Agモ
ルが好ましい。
合物は感光層でも非感光層でも添加することができる。
好ましくは感光層である。また、本発明の一般式(1)
で表される化合物は、有機溶剤に溶かして添加すること
が好ましい。
であり、還元可能な銀イオン源を含有する有機酸及びヘ
テロ有機酸の銀塩、特に長鎖(10〜30、好ましくは
15〜25の炭素原子数)の脂肪族カルボン酸及び含窒
素複素環が好ましい。配位子が、4.0〜10.0の銀
イオンに対する総安定定数を有する有機又は無機の銀塩
錯体も有用である。好適な銀塩の例は、Researc
h Disclosure第17029及び29963
に記載されており、次のものがある:有機酸の塩(例え
ば、没食子酸、シュウ酸、ベヘン酸、ステアリン酸、ア
ラキジン酸、パルミチン酸、ラウリン酸等の塩);銀の
カルボキシアルキルチオ尿素塩(例えば、1−(3−カ
ルボキシプロピル)チオ尿素、1−(3−カルボキシプ
ロピル)−3,3−ジメチルチオ尿素等);アルデヒド
とヒドロキシ置換芳香族カルボン酸とのポリマー反応生
成物の銀錯体(例えば、アルデヒド類(ホルムアルデヒ
ド、アセトアルデヒド、ブチルアルデヒド等)、とヒド
ロキシ置換酸類(例えば、サリチル酸、安息香酸、3,
5−ジヒドロキシ安息香酸、5,5−チオジサリチル
酸)との反応生成物の銀錯体);チオン類の銀塩又は錯
体(例えば、3−(2−カルボキシエチル)−4−ヒド
ロキシメチル−4−(チアゾリン−2−チオン、及び3
−カルボキシメチル−4−チアゾリン−2−チオ
ン))、イミダゾール、ピラゾール、ウラゾール、1,
2,4−チアゾール及び1H−テトラゾール、3−アミ
ノ−5−ベンジルチオ−1,2,4−トリアゾール及び
ベンゾトリアゾールから選択される窒素酸と銀との錯体
または塩;サッカリン、5−クロロサリチルアルドキシ
ム等の銀塩;及びメルカプチド類の銀塩。好ましい銀源
はベヘン酸銀、アラキジン酸銀、ステアリン酸銀であ
る。有機銀塩は好ましくは銀量として4g/m2以下で
含有せしめる。更に好ましくは3g/m2以下である。
錯形成する化合物を混合することにより得られるが、正
混合法、逆混合法、同時混合法、特開平9−12764
3号に記載されている様なコントロールドダブルジェッ
ト法等が好ましく用いられる。
は、脂肪酸銀と脂肪酸の比率が85:15〜100:0
であることが好ましく、更に好ましくは87:13〜9
5:5である。この比率以下では、必要な濃度を得るた
めの脂肪酸銀の銀量を塗設しようとした場合、Dmin
部の透明性が劣化し、またこれ以上ではカブリ濃度が上
昇してしまい、好ましくない。この比率は長鎖脂肪酸銀
の粉体100g中の銀量をX線結晶回折により定量し、
原料の脂肪酸からの銀化率として算出される。
ンサーとして機能するものであり、熱現像系においては
画像形成後の白濁を低く抑えるため、及び良好な画質を
得るために平均粒子サイズが小さい方が好ましく、平均
粒子サイズが0.1μm以下、より好ましくは0.01
μm〜0.1μm、特に0.02μm〜0.08μmが
好ましい。ここでいう粒子サイズとは、ハロゲン化銀粒
子が立方体或いは八面体のいわゆる正常晶である場合に
は、ハロゲン化銀粒子の稜の長さをいう。又、正常晶で
ない場合、例えば球状、棒状、或いは平板状の粒子の場
合には、ハロゲン化銀粒子の体積と同等な球を考えたと
きの直径をいう。またハロゲン化銀は単分散であること
が好ましい。ここでいう単分散とは、下記式で求められ
る単分散度が40%以下をいう。更に好ましくは30%
以下であり、特に好ましくは0.1%以上20%以下と
なる粒子である。
平均値)×100ハロゲン化銀粒子の形状については、
特に制限はないが、ミラー指数〔100〕面の占める割
合が高いことが好ましく、この割合が50%以上、更に
は70%以上、特に80%以上であることが好ましい。
ミラー指数〔100〕面の比率は感光色素の吸着におけ
る〔111〕面と〔100〕面との吸着依存性を利用し
たT.Tani,J.Imaging Sci.,2
9,165(1985)により求めることができる。
形状は、平板粒子である。ここでいう平板粒子とは、投
影面積の平方根を粒径rμmとして垂直方向の厚みをh
μmとした場合のアスペクト比=r/hが3以上のもの
をいう。その中でも好ましくはアスペクト比が3以上5
0以下である。また粒径は0.1μm以下であることが
好ましく、さらに、0.01μm〜0.08μmが好ま
しい。これらは米国特許5,264,337号、同5,
314,798号、同5,320,958号等に記載さ
れており、容易に目的の平板状粒子を得ることができ
る。本発明においてこれらの平板状粒子を用いた場合、
さらに画像の鮮鋭性も向上する。ハロゲン組成としては
特に制限はなく、塩化銀、塩臭化銀、塩沃臭化銀、臭化
銀、沃臭化銀、沃化銀のいずれであってもよい。しか
し、本発明に用いる感光性ハロゲン化銀は0.5mol
%以上の沃素を含有する沃臭化銀粒子からなることが好
ましく、更に好ましくは0.7mol%以上5mol%
以下である。この範囲より沃度含有率が低いと必要な感
度を得ることが難しく、沃度含有量が高いと現像性が劣
化し、階調性が軟調になり好ましくない。
afkides著 Chimieet Physiqu
e Photographique(Paul Mon
tel社刊、1967年)、G.F.Duffin著
PhotographicEmulsion Chem
istry(The Focal Press刊、19
66年)、V.L.Zelikman et al著
Making and Coating Photog
raphic Emulsion(TheFocal
Press刊、1964年)等に記載された方法を用い
て調製することができる。即ち、酸性法、中性法、アン
モニア法等のいずれでもよく、又可溶性銀塩と可溶性ハ
ロゲン塩を反応させる方法としては、片側混合法、同時
混合法、それらの組合せ等のいずれを用いてもよい。こ
のハロゲン化銀はいかなる方法で画像形成層に添加され
てもよく、このときハロゲン化銀は還元可能な銀源に近
接するように配置する。又、ハロゲン化銀は有機酸銀と
ハロゲンイオンとの反応による有機酸銀中の銀の一部又
は全部をハロゲン化銀に変換することによって調製して
もよいし、ハロゲン化銀を予め調製しておき、これを有
機銀塩を調製するための溶液に添加してもよく、又はこ
れらの方法の組み合わせも可能であるが、後者が好まし
い。一般にハロゲン化銀は有機銀塩に対して0.75〜
30質量%の量で含有することが好ましい。
度不軌改良や改良調整のために、元素周期律表の6族か
ら10族に属する遷移金属のイオンを含有することが好
ましい。上記の金属としては、W、Fe、Co、Ni、
Cu、Ru、Rh、Pd、Re、Os、Ir、Ptが好
ましく、これらの金属イオンは金属塩をそのままハロゲ
ン化銀に導入してもよいが、金属錯体又は錯体イオンの
形でハロゲン化銀に導入できる。これらの、遷移金属錯
体及び金属錯体イオンとしては、下記一般式で表される
6配位錯体イオンが好ましい。
遷移金属、Lは架橋配位子、mは0、−、2−、3−又
は4−を表す。Lで表される配位子の具体例としては、
ハロゲン化物(弗化物、塩化物、臭化物及び沃化物)、
シアン化物、シアナート、チオシアナート、セレノシア
ナート、テルロシアナート、アジド及びアコの各配位
子、ニトロシル、チオニトロシル等が挙げられ、好まし
くはアコ、ニトロシル及びチオニトロシル等である。ア
コ配位子が存在する場合には、配位子の一つ又は二つを
占めることが好ましい。Lは同一でもよく、また異なっ
ていてもよい。
(Rh)、ルテニウム(Ru)、レニウム(Re)、イ
リジウム(Ir)及びオスミウム(Os)である。
す。 1:〔RhCl6〕3- 2:〔RuCl6〕3- 3:〔ReCl6〕3- 4:〔RuBr6〕3- 5:〔OsCl6〕3- 6:〔IrCl6〕4- 7:〔Ru(NO)Cl5〕2- 8:〔RuBr4(H2O)〕2- 9:〔Ru(NO)(H2O)Cl4〕- 10:〔RhCl5(H2O)〕2- 11:〔Re(NO)Cl5〕2- 12:〔Re(NO)CN5〕2- 13:〔Re(NO)ClCN4〕2- 14:〔Rh(NO)2Cl4〕- 15:〔Rh(NO)(H2O)Cl4〕- 16:〔Ru(NO)CN5〕2- 17:〔Fe(CN)6〕3- 18:〔Rh(NS)Cl5〕2- 19:〔Os(NO)Cl5〕2- 20:〔Cr(NO)Cl5〕2- 21:〔Re(NO)Cl5〕- 22:〔Os(NS)Cl4(TeCN)〕2- 23:〔Ru(NS)Cl5〕2- 24:〔Re(NS)Cl4(SeCN)〕2- 25:〔Os(NS)Cl(SCN)4〕2- 26:〔Ir(NO)Cl5〕2- 27:〔Ir(NS)Cl5〕2- 28:〔IrCl6〕2- これらの金属錯体又は錯体イオンは一種類でもよいし、
同種の金属及び異種の金属を二種以上併用してもよい。
イオンの含有量としては、一般的にはハロゲン化銀1モ
ル当たり1×10-9〜1×10-2モルが適当であり、好
ましくは1×10-8〜1×10-4モルである。これらの
金属のイオン又は錯体イオンを提供する化合物は、ハロ
ゲン化銀粒子形成時に添加し、ハロゲン化銀粒子中に組
み込まれることが好ましく、ハロゲン化銀粒子の調製、
つまり核形成、成長、物理熟成、化学増感の前後のどの
段階で添加してもよいが、特に核形成、成長、物理熟成
の段階で添加するのが好ましく、更には核形成、成長の
段階で添加するのが好ましく、最も好ましくは核形成の
段階で添加する。添加に際しては、数回に亘って分割し
て添加してもよく、ハロゲン化銀粒子中に均一に含有さ
せることもできるし、特開昭63−29603号、特開
平2−306236号、同3−167545号、同4−
76534号、同6−110146号、同5−2736
83号等に記載されている様に粒子内に分布を持たせて
含有させることもできる。
機溶媒(例えば、アルコール類、エーテル類、グリコー
ル類、ケトン類、エステル類、アミド類)に溶解して添
加することができるが、例えば金属化合物の粉末の水溶
液もしくは金属化合物とNaCl、KClとを一緒に溶
解した水溶液を、粒子形成中の水溶性銀塩溶液又は水溶
性ハライド溶液中に添加しておく方法、或いは銀塩溶液
とハライド溶液が同時に混合されるとき第3の水溶液と
して添加し、3液同時混合の方法でハロゲン化銀粒子を
調製する方法、粒子形成中に必要量の金属化合物の水溶
液を反応容器に投入する方法、或いはハロゲン化銀調製
時に予め金属のイオン又は錯体イオンをドープしてある
別のハロゲン化銀粒子を添加して溶解させる方法等があ
る。特に、金属化合物の粉末の水溶液もしくは金属化合
物とNaCl、KClとを一緒に溶解した水溶液を水溶
性ハライド溶液に添加する方法が好ましい。粒子表面に
添加する時には、粒子形成直後又は物理熟成時途中もし
くは終了時又は化学熟成時に必要量の金属化合物の水溶
液を反応容器に投入することもできる。
ロキュレーション法等、当業界で知られている方法の水
洗により脱塩することができるが、本発明においては脱
塩してもしなくてもよい。
によって分光増感されることが好ましい。
し、増感に寄与するものである。本発明においては、増
感色素をハロゲン化銀乳剤粒子に吸着させ、反射スペク
トルを測定したときに、J−バンドの最大吸収波長が3
00nm以上600nm以下が好ましい。蛍光体を利用
するX線医療用感光材料への適用においては、本発明に
係る分光増感色素をハロゲン化銀乳剤粒子に吸着させ、
その反射スペクトルを測定したときに増感スクリーンに
用いられる蛍光体からの青色光や緑色光と同じ波長域に
J−バンドが形成されるようにすることが好ましい。即
ち、最大吸収波長は300nm以上600nm以下、好
ましくは330〜570nmの範囲にあることが好まし
い。青色蛍光体の場合には340〜500nmの領域に
於いて吸収が最大となるJ−バンドが形成される様に分
光増感色素を選択し組み合わせることが好ましく、更に
好ましくは350〜450nmで、最も好ましくは36
0〜420nmである。又、緑色蛍光体の場合には52
0〜555nmの領域に於いて吸収が最大となるJ−バ
ンドが形成される様に分光増感色素を選択し組み合わせ
ることが好ましく、更に好ましくは530〜553nm
で、最も好ましくは540〜550nmである。
を併用して用いてもよい。用いられる色素としては、シ
アニン色素、メロシアニン色素、複合シアニン色素、複
合メロシアニン色素、ホロポーラーシアニン色素、ヘミ
シアニン色素、スチリル色素及びヘミオキソノール色素
が包含される。特に有用な色素はシアニン色素、メロシ
アニン色素及び複合メロシアニン色素に属する色素であ
る。これらの色素類は通常利用されている核のいずれを
も適用できる。即ち、ピロリン核、オキサゾリン核、チ
アゾリン核、ピロール核、オキサゾール核、チアゾール
核、セレナゾール核、イミダゾール核、テトラゾール
核、ピリジン核等で、これらの核に脂環式炭化水素環が
融合した核、即ちインドレニン核、ベンズインドレニン
核、インドール核、ベンズオキサゾール核、ナフトオキ
サゾール核、ベンゾチアゾール核、ナフトチアゾール
核、ベンゾセレナゾール核、ベンズイミダゾール核、キ
ノリン核等が適用できる。これらの核は炭素原子上に置
換されてもよい。
素にはケトメチン構造を有する核として、ピラゾリン−
5−オン核、チオヒダントイン核、2−チオオキサゾリ
ジン−2,4−ジオン核、チアゾリン−2,4−ジオン
核、ローダニン核、チオバルビツール酸核等の5〜6員
異節環核を適用することができる。
80号、米国特許第2,231,658号、同第2,4
93,748号、同第2,503,776号、同第2,
519,001号、同第2,912,329号、同第
3,655,394号、同第3,656,959号、同
第3,672,897号、同第3,649,217号、
英国特許第1,242,588号、特公昭44−140
30号等に記載されたものである。
が、それらの組合せを用いてもよく、増感色素の組合せ
は特に、強色増感の目的でしばしば用いられる。増感色
素とともに、それ自身分光増感作用をもたない色素ある
いは可視光を実質的に吸収しない物質であって、強色増
感を示す物質を乳剤中に含んでもよい。本発明の熱現像
写真感光材料の露光には、Arレーザー(488n
m)、He−Neレーザー(633nm)、赤色半導体
レーザー(670nm)、赤外半導体レーザー(780
nm、820nm)などが用いられるが、医療用X線撮
影に用いる場合には、蛍光増感紙と感光材料からなるユ
ニットにX線照射して露光することが好ましい。
色素の種類及びハロゲン化銀の構造、組成、熟成条件、
目的、用途などによって異なるが、ハロゲン化銀乳剤中
の各感光性粒子の表面の単分子層被覆率30%以上90
%以下になる様にすることが好ましく、更に40%〜8
0%が特に好ましい。
素の添加適量は、乳剤中に分散したハロゲン化銀粒子の
総表面積により変化するが600mg未満が好ましい。
更に450mg以下が好ましい。
いる水混和性の有機溶剤が使用でき、アルコール類、ケ
トン類、ニトリル類、アルコキシアルコール類等、具体
例として、メタノール、エタノール、n−プロピルアル
コール、イソプロピルアルコール、エチレングリコー
ル、プロピレングリコール、1,3−プロパンジオー
ル、アセトン、アセトニトリル、2−メトキシエタノー
ル、2−エトキシエタノール等がある。
面活性剤が用いられてきた。界面活性剤には、アニオン
型、カチオン型、ノニオン型、両イオン性型の界面活性
剤があるが、本発明においては、これらいずれの界面活
性剤も使用できる。
後、有機銀塩形成前でも良く、また有機銀塩を分散後、
感光層塗布液の調製時のいずれの時期でも良い。
て、還元剤としては、ビスフェノール類やスルホンアミ
ドフェノール類のようなプロトンをもった還元剤が用い
られているので、これらの水素を引き抜くことができる
活性種を発生することにより還元剤を不活性化できる化
合物が本発明の熱現像写真感光材料には、含まれている
事が好ましい。好適には、これらの還元剤を不活性化で
きる化合物として、露光時にフリーラジカルを反応活性
種として生成可能な無色の光酸化性物質が好ましい。従
ってこれらの機能を有する化合物であればいかなる化合
物でもよいが、ハロゲンラジカルはハロゲン化銀の生成
につながるので好ましくなく、複数の原子からなる有機
フリーラジカルが好ましい。かかる機能を有しかつ熱現
像写真感光材料に格別の弊害を生じることのない化合物
であればいかなる構造をもった化合物でもよい。
を添加することが好ましい。好適な色調剤の例はRes
earch Disclosure第17029号に開
示されており、次のものがある。
イミド類、ピラゾリン−5−オン類、及びキナゾリノン
(例えば、スクシンイミド、3−フェニル−2−ピラゾ
リン−5−オン、1−フェニルウラゾール、キナゾリン
及び2,4−チアゾリジンジオン);ナフタールイミド
類(例えば、N−ヒドロキシ−1,8−ナフタールイミ
ド);コバルト錯体(例えば、コバルトのヘキサミント
リフルオロアセテート)、メルカプタン類(例えば、3
−メルカプト−1,2,4−トリアゾール);N−(ア
ミノメチル)アリールジカルボキシイミド類(例えば、
N−(ジメチルアミノメチル)フタルイミド);ブロッ
クされたピラゾール類、イソチウロニウム(isoth
iuronium)誘導体及びある種の光漂白剤の組み
合わせ(例えば、N,N′−ヘキサメチレン(1−カル
バモイル−3,5−ジメチルピラゾール)、1,8−
(3,6−ジオキサオクタン)ビス(イソチウロニウム
トリフルオロアセテート)、及び2−(トリブロモメチ
ルスルホニル)ベンゾチアゾールの組み合わせ);メロ
シアニン染料(例えば、3−エチル−5−((3−エチ
ル−2−ベンゾチアゾリニリデン)−1−メチルエチリ
デン)−1,3−オキサゾリジン−2−チオン−4−オ
ン);フタラジノン、フタラジノン誘導体又はこれらの
誘導体の金属塩(例えば、4−(1−ナフチル)フタラ
ジノン、6−クロロフタラジノン、5,7−ジメチルオ
キシフタラジノン、及び2,3−ジヒドロ−1,4−フ
タラジンジオン);フタラジノンとスルフィン酸誘導体
の組み合わせ(例えば、6−クロロフタラジノン+ベン
ゼンスルフィン酸ナトリウム又は8−メチルフタラジノ
ン+p−トリスルホン酸ナトリウム);フタラジン+フ
タル酸の組み合わせ;フタラジン(フタラジンの付加物
を含む)とマレイン酸無水物、及びフタル酸、2,3−
ナフタレンジカルボン酸又はo−フェニレン酸誘導体及
びその無水物(例えば、フタル酸、4−メチルフタル
酸、4−ニトロフタル酸及びテトラクロロフタル酸無水
物)から選択される少なくとも1つの化合物との組み合
わせ;キナゾリンジオン類、ベンズオキサジン、ナルト
キサジン誘導体;ベンズオキサジン−2,4−ジオン類
(例えば、1,3−ベンズオキサジン−2,4−ジオ
ン);ピリミジン類及び不斉−トリアジン類(例えば、
2,4−ジヒドロキシピリミジン)、及びテトラアザペ
ンタレン誘導体(例えば、3,6−ジメルカプト−1,
4−ジフェニル−1H,4H−2,3a,5,6a−テ
トラアザペンタレン)。好ましい色調剤としてはフタラ
ゾン又はフタラジンである。
水系溶媒(水溶媒)に可溶または分散可能なポリマーで
ある。このようなポリマーを用いることによって、30
質量%以上の水を含有する水溶媒を塗布溶媒に用いた感
光層の塗設が可能となり、環境面、コスト面で有利とな
り、また特に高湿雰囲気下での保存によるカブリの発生
が抑制される。
用できるが、染料層と保護層の好ましいバインダーはゼ
ラチンである。
の両方にマット剤を含有することが好ましく、本発明の
寸法の繰り返し精度を高めるには、ポリマーマット剤又
は無機マット剤を乳剤層側の全バインダーに対し、質量
比で0.5〜10%含有することが好ましい。
は、有機物及び無機物のいずれでもよい。例えば、無機
物としては、スイス特許第330,158号等に記載の
シリカ、仏国特許第1,296,995号等に記載のガ
ラス粉、英国特許第1,173,181号等に記載のア
ルカリ土類金属又はカドミウム、亜鉛等の炭酸塩、等を
マット剤として用いることができる。有機物としては、
米国特許第2,322,037号等に記載の澱粉、ベル
ギー特許第625,451号や英国特許第981,19
8号等に記載された澱粉誘導体、特公昭44−3643
号等に記載のポリビニルアルコール、スイス特許第33
0,158号等に記載のポリスチレン或いはポリメタア
クリレート、米国特許第3,079,257号等に記載
のポリアクリロニトリル、米国特許第3,022,16
9号等に記載されたポリカーボネートの様な有機マット
剤を用いることができる。
も良いが、好ましくは定形で、球形が好ましく用いられ
る。マット剤の大きさはマット剤の体積を球形に換算し
たときの直径で表される。本発明においてマット剤の粒
径とはこの球形換算した直径のことを示すものとする。
が0.5μm〜10μmであることが好ましく、更に好
ましくは1.0μm〜8.0μmである。又、粒子サイ
ズ分布の変動係数としては、50%以下であることが好
ましく、更に好ましくは40%以下であり、特に好まし
くは30%以下となるマット剤である。
記の式で表される値である。 (粒径の標準偏差)/(粒径の平均値)×100 本発明に係るマット剤は任意の構成層中に含むことがで
きるが、本発明の目的を達成するためには好ましくは感
光性層以外の構成層であり、更に好ましくは支持体から
見て最も外側の層である。
塗布液中に分散させて塗布する方法であってもよいし、
塗布液を塗布した後、乾燥が終了する以前にマット剤を
噴霧する方法を用いてもよい。また複数の種類のマット
剤を添加する場合は、両方の方法を併用してもよい。
であるが、露光後高温に加熱することで現像される。加
熱温度としては80℃以上200℃以下が好ましく、更
に好ましくは100℃以上150℃以下である。加熱温
度が80℃以下では短時間で十分な画像濃度が得られ
ず、また200℃以上ではバインダーが溶融し、ローラ
ーへの転写など、画像そのものや搬送性にも悪影響を及
ぼし好ましくない。加熱することで有機銀塩(酸化剤と
して機能する)と還元剤との間の酸化還元反応を通じて
銀を生成する。この酸化還元反応は露光でハロゲン化銀
に発生した潜像の触媒作用によって促進される。露光領
域中の有機銀塩の反応によって生成した銀は黒色画像を
提供し、これは非露光領域と対照をなし、画像の形成が
なされる。この反応過程は、外部から水等の処理液を供
給することなしで進行する。
両側に少なくとも一層の感光性層を有している。支持体
の上に感光性層のみを形成しても良いが、感光性層の上
に少なくとも1層の非感光性層を形成することが好まし
い。感光性層は複数層にしても良く、また階調の調節の
ため感度を高感層/低感層又は低感層/高感層にしても
良い。各種の添加剤は感光性層、非感光性層、又はその
他の形成層のいずれに添加しても良い。本発明の熱現像
写真感光材料には例えば、界面活性剤、酸化防止剤、安
定化剤、可塑剤、紫外線吸収剤、被覆助剤等を用いても
良い。
は、本発明の感光材料を、X線照射により像様露光する
ために、感光層を有する面と蛍光増感紙を密着させてな
るものを言う。
現像写真感光材料を適用する場合には、例えば透過性放
射線曝射によって近紫外光ないし可視光を発生する蛍光
体を主成分とする蛍光増感紙が用いられる。これを本発
明の乳剤を両面に塗布してなる感光材料両面に密着し露
光する。ここでいう、透過性放射線とは、高エネルギー
の電磁波であってX線及びγ線を意味する。本発明にお
いて、蛍光増感紙に用いられる好ましい蛍光体として
は、以下に示すものが挙げられる。
MgWO4、CaWO4:Pb等)、テルビウム賦活希土
類酸硫化物系蛍光体〔Y2O2S:Tb、Gd2O2S:T
b、La2O2S:Tb、(Y,Gd)2O2S:Tb、
(Y,Gd)O2S:Tb,Tm等〕、テルビウム賦活
希土類燐酸塩系蛍光体(YPO4:Tb、GdPO4:T
b、LaPO4:Tb等)、テルビウム賦活希土類オキ
シハロゲン化物系蛍光体(LaOBr:Tb、LaOB
r:Tb,Tm、LaOCl:Tb、LaOCl:T
b,Tm、LaOBr:Tb、GdOBr:Tb、Gd
OCl:Tb等)、ツリウム賦活希土類オキシハロゲン
化物系蛍光体(LaOBr:Tm、LaOCl:Tm
等)、硫酸バリウム系蛍光体〔BaSO4:Pb、Ba
SO4:Eu2+、(Ba,Sr)SO4:Eu2+等〕、2
価のユーロピウム賦活アルカリ土類金属燐酸塩系蛍光体
〔(Ba2PO4)2:Eu2+、(Ba2PO4)2:Eu2+
等〕、2価のユーロピウム賦活アルカリ土類金属弗化ハ
ロゲン化物系蛍光体〔BaFCl:Eu2+、BaFB
r:Eu2+、BaFCl:Eu2+,Tb、BaFBr:
Eu 2+,Tb、BaF2・BaCl・KCl:Eu2+、
(Ba,Mg)F2・BaCl・KCl:Eu2+等〕、
沃化物系蛍光体(CsI:Na、CsI:Tl、Na
I、KI:Tl等)、硫化物系蛍光体〔ZnS:Ag
(Zn,Cd)S:Ag、(Zn,Cd)S:Cu、
(Zn,Cd)S:Cu,Al等〕、燐酸ハフニウム系
蛍光体(HfP2O7:Cu等)、但し本発明に用いられ
る蛍光体はこれらに限定されるものではなく、放射線の
照射によって可視又は近紫外領域の発光を示す蛍光体で
あれば使用できる。
造で蛍光体を充填することが好ましい。特に表面保護層
側に大粒径の蛍光体粒子を塗布し、支持体側に小粒径の
蛍光体粒子を塗布することが好ましく、小粒径のものは
0.5〜2.0μmで、大粒径のものは10〜30μm
の範囲が好ましい。
述べる。 結合剤と蛍光体とからなる蛍光体シートを形成する工
程 前記蛍光体シートを支持体上に載せ、前記結合剤の軟
化温度もしくは融点以上 の温度で、圧縮しながら前記蛍光体シートを支持体に接
着する工程で製造するのが好ましい。
ートは、結合剤溶液中に蛍光体を均一に分散せしめた塗
布液を蛍光体シート形成用の仮支持体上に塗布し、乾燥
した後、仮支持体から剥離することで製造できる。即
ち、まず適当な有機溶媒中に、結合剤と蛍光体粒子を添
加し、撹拌混合して結合剤中に蛍光体が均一に分散した
塗布液を調製する。
℃〜150℃の熱可塑性エラストマーを単独、或いは他
のバインダーと共に用いる。熱可塑性エラストマーは常
温で弾力を持ち、加熱されると流動性を持つようになる
ので、圧縮の際の圧力による蛍光体の破損を防止するこ
とができる。熱可塑性エラストマーの例としては、ポリ
スチレン、ポリオレフィン、ポリウレタン、ポリエステ
ル、ポリアミド、ポリブタジエン、エチレン酢酸ビニ
ル、ポリ塩化ビニル、天然ゴム、フッ素ゴム、ポリイソ
プレン、塩素化ポリエチレン、スチレン−ブタジエンゴ
ム及びシリコンゴムからなる群より選ばれる少なくとも
1種の熱可塑性エラストマーが挙げられる。結合剤にお
ける熱可塑性樹脂の混合比は、10質量%以上、100
質量%以下であればよいが、結合剤はなるべく多くの熱
可塑性エラストマー、特に100質量%の熱可塑性エラ
ストマーからなっていることが好ましい。
ール、エタノール、n−プロパノール、n−ブタノール
などの低級アルコール、メチレンクロライド、エチレン
クロライドなどの塩素原子含有炭化水素、アセトン、メ
チルエチルケトン、メチルイソブチルケトンなどのケト
ン、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチルなどの低級脂
肪酸と低級アルコールとのエステル、ジオキサン、エチ
レングリコールモノエチルエステル、エチレングリコー
ルモノメチルエステルなどのエーテル及びそれらの混合
物を挙げることができる。
は、目的とする蛍光増感紙の特性、蛍光体の種類などに
より異なるが、一般には結合剤と蛍光体の混合比は1:
1乃至1:100(質量比)の範囲から選ばれ、特に
1:8乃至1:40(質量比)の範囲から選ぶのが好ま
しい。
の分散性を向上させるための分散剤、又は形成後の蛍光
体層中における結合剤と蛍光体との間の結合力を向上さ
せるための可塑剤など種々の添加剤が混合されてもよ
い。
ン酸、カプロン酸、親油性界面活性剤などを挙げること
ができる。
ル、燐酸トリクレジル、燐酸ジフェニル等の燐酸エステ
ル、フタル酸ジエチル、フタル酸ジメトキシエチル等の
フタル酸エステル、グリコール酸エチルフタルエチル、
グリコール酸ブチルフタルブチル等のグリコール酸エス
テル、トリエチレングリコールとアジピン酸とのポリエ
ステル、ジエチレングリコールと琥珀酸とのポリエステ
ル等のポリエチレングリコールと脂肪族二塩基酸とのポ
リエステル等を挙げることができる。
剤とを含有する塗布液を、シート形成用の仮支持体の表
面に均一に塗布することにより塗布液の塗膜を形成す
る。
レード、ロールコータ、ナイフコータなどを用いること
により行うことができる。
ル、コットン、紙、金属などの種々の素材から作られた
ものが使用され得るが、情報記録材料としての取り扱い
上可撓性のあるシート或いはロールに加工できるものが
好ましい。この点から、例えばセルロースアセテートフ
ィルム、ポリエステルフィルム、ポリエチレンテレフタ
レートフィルム、ポリアミドフィルム、ポリイミドフィ
ルム、トリアセテートフィルム、ポリカーボネートフィ
ルム等のプラスティックフィルム、アルミニウム箔、ア
ルミニウム合金箔などの金属シート、一般紙及び例えば
写真用原紙、コート紙、もしくはアート紙のような印刷
用原紙、バライタ紙、レジンコート紙、ベルギー特許第
784,615号明細書に記載されているようなポリサ
ッカライド等でサイジングされた紙、二酸化チタンなど
の顔料を含むピグメント紙、ポリビニールアルコールで
サイジングした紙等の加工紙が特に好ましい。
し乾燥した後、仮支持体から剥離して蛍光増感紙の蛍光
体層となる蛍光体シートとする。従って仮支持体の表面
は、予め剥離剤を塗布しておき、形成された蛍光体シー
トが仮支持体から剥離し易い状態にしておくのが好まし
い。
た蛍光体をセットするためのシートを用意する。この支
持体は前記仮支持体で挙げた材料から任意に選ぶことが
できる。
強化するため支持体表面にゼラチンなどの高分子物質を
塗布して接着性を付与する下塗り層を設けたり、感度、
画質(鮮鋭性、粒状性)を向上せしめるために二酸化チ
タンなどの光反射性物質からなる光反射層、もしくはカ
ーボンブラックなどの光吸収物質からなる光吸収層など
が設けられてよい。
れら各種の層を設けることができ、それらの構成は所望
の蛍光増感紙の目的、用途等に応じて任意に選択するこ
とができる。
上に載せ、結合剤の軟化温度又は融点以上の温度で圧縮
しながら蛍光体シートとを支持体上に接着する。
予め固定することなく圧着する方法を利用することによ
りシートを薄く押し広げることができ、蛍光体の損傷を
防ぐだけでなく、シートを固定して加圧する場合に比較
して同じ圧力でも高い蛍光体充填率を得ることができ
る。
としては、カレンダーロール、ホットプレスなど一般的
に知られているものを挙げることができる。例えばカレ
ンダーロールによる圧縮処理は、支持体上にによって
得た蛍光体シートを載せ、結合剤の軟化温度又は融点以
上に加熱したローラの間を一定の速度で通過させること
により行われる。圧縮の際の圧力は、50kg/cm2
以上であるのが好ましい。
する側と反対側の蛍光体層の表面に、蛍光体層を物理
的、化学的に保護するための透明な保護膜が設けられ
る。このような透明保護膜は、本発明の蛍光増感紙につ
いても設置することが好ましい。保護膜の膜厚は一般に
0.1〜20μmの範囲にある。
ロセルロースなどのセルロース誘導体、或いはポリメチ
ルメタクリレート、ポリエチレンテレフタレート、ポリ
ビニルブチラール、ポリビニルホルマール、ポリカーボ
ネート、ポリ酢酸ビニル、塩化ビニル・酢酸ビニルコポ
リマーなどの合成高分子物質を適当な溶剤に溶解して調
製した溶液を蛍光体層の表面に塗布する方法により形成
することができる。
エチレンナフタレート、ポリエチレン、ポリ塩化ビニリ
デン、ポリアミドなどからなるプラスチックシート、及
び透明なガラス板などの保護膜形成用シートを別に調製
して蛍光体層の表面に適当な接着剤を用いて接着するな
どの方法で形成することができる。
保護層としては、特に有機溶媒に可溶性の弗素系樹脂を
含む塗布膜により形成された膜が好ましい。弗素系樹脂
とは、弗素を含むオレフィン(フルオロオレフィン)の
重合体、もしくは弗素を含むオレフィンを共重合体成分
として含む共重合体をいう。弗素系樹脂の塗布膜により
形成された膜は架橋されていてもよい。弗素系樹脂によ
る保護膜は、他の材料やX線フィルムなどの接触時にフ
ィルムなどから出る可塑剤などの汚れが保護膜内部に染
み込みにくいので、拭き取りなどによって容易に汚れを
除去することができる利点がある。
弗素系樹脂を用いる場合も、この樹脂を適当な溶媒に溶
解して調製した。即ち、保護膜は有機溶媒可溶性の弗素
系樹脂を含有する保護膜形成材料塗布液をドクターブレ
ードなどを用いて蛍光体層表面に均一に塗布し、これを
乾燥することで形成する。この保護膜の形成は同時重層
塗布によって蛍光体の形成と同時に行われてよい。
ン(フルオロオレフィン)の重合体もしくは弗素を含む
オレフィンを共重合体成分として含む共重合体で、ポリ
テトラフルオロエチレン、ポリクロロトリフルオロエチ
レン、ポリ弗化エチレン、ポリ弗化ビニル、ポリ弗化ビ
ニリデン、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプ
ロピレン共重合体及びフルオロオレイン−ビニルエーテ
ル共重合体などを例として挙げることができる。
るがフルオロオレフィンを共重合体成分として含む共重
合体は、共重合するフルオロオレフィン以外の構成単位
によって有機溶媒可溶性になるため、該樹脂を適当な溶
媒に溶解して調製した溶液を蛍光体層上に塗布し、乾燥
することで容易に保護層を形成することができる。この
ような共重合体の例としては、フルオロオレフィン−ビ
ニルエーテル共重合体を挙げることができる。また、ポ
リテトラフルオロエチレン及びその変性体もパーフルオ
ロ溶媒のような適当な弗素系有機溶媒に対して可溶性で
あるので、上記フルオロオレフィンを共重合体成分とし
て含む共重合体と同様に塗布によって保護膜を形成する
ことができる。
いてもよく、架橋剤、硬膜剤、黄変防止剤などが含まれ
てもよい。しかしながら、前記した目的を充分達成する
ためには、保護膜中に弗素系樹脂の含有量は30質量%
以上であることが好ましく、更に好ましくは50質量%
以上、最も好ましくは70質量%以上である。
しては、ポリウレタン樹脂、ポリアクリル樹脂、セルロ
ース誘導体、ポリメチルメタクリレート、ポリエステ
ル、エポキシ樹脂などを挙げることができる。
護膜は、ポリシロキサン骨格含有オリゴマーもしくはパ
ーフルオロアルキル基含有オリゴマーの何れか一方、或
いは両方を含む塗布膜から形成してもよい。
えばジメチルポリシロキサン骨格を有するものであり、
少なくとも一つの官能基、例えば水酸基を有するもので
あることが好ましく、また分子量500〜100000
の範囲にあることが好ましい。特に分子量が1000〜
100000の範囲になることが好ましく、更に好まし
くは3000〜10000の範囲である。また、パーフ
ロロアルキル基、例えばテトラフルオロエチレン基など
を含有するオリゴマーは、分子中に少なくとも一つの官
能基、例えば水酸基を含むものであることが望ましく、
分子量500〜100000の範囲にあることが好まし
い。特に分子量は1000〜100000の範囲にある
ことが好ましい。
用いれば、保護膜形成時にオリゴマーと保護層膜形成樹
脂との間で架橋反応が発生し、オリゴマーが膜形成樹脂
の分子構造に取り入れられるため、蛍光増感紙の長期の
繰り返し使用、或いは保護膜表面のクリーニングなどの
操作によってもオリゴマーが保護膜から取り去られるこ
とがなく、オリゴマーの添加効果が長期にわたり有効と
なるため、官能基を有するオリゴマーの使用が有利であ
る。オリゴマーは、保護膜中に0.01〜10質量%の
量で含まれていることが好ましく、特に0.1〜2質量
%含まれていることが好ましい。
脂粉末もしくはシリコン樹脂粉末が含まれてもよい。パ
ーフルオロオレフィン樹脂粉末、もしくはシリコン樹脂
粉末としては、平均粒径0.1〜10μmの範囲にある
ものが好ましく、特に好ましくは平均粒径0.3〜5μ
mの範囲である。これらのパーフルオロオレフィン樹脂
粉末もしくはシリコン樹脂粉末は、保護膜中に保護膜質
量当たり0.5〜30質量%の量で含まれていることが
好ましく、更に2〜20質量%の量で含まれるのが好ま
しく、最も好ましくは5〜15質量%の量である。
形成された厚さ5μm以下の透明な合成樹脂層であるこ
とが好ましい。このような薄い保護層を用いることによ
り、蛍光増感紙の蛍光体からハロゲン化銀乳剤までの距
離が短くなるため、得られるX線画像の鮮鋭度の向上に
寄与することになる。
紙の保護層を剥離除去し、メチルエチルケトンを用いて
蛍光体層を溶出し、濾過、乾燥し電気炉を使って600
℃1時間焼成して表面の樹脂を除去した蛍光体の質量を
Og、蛍光体層膜厚をPcm、溶出に使用したスクリー
ン面積Qcm2、蛍光体密度をRg/cm3としたとき蛍
光体充填率=〔O÷(P×Q×R)〕×100によって
計算した値をいう。
ム2.2mmに相当する、X線発生装置でのX線エネル
ギーが80kVpのX線に対して45%以上、更には5
0%以上の吸収量を示す蛍光増感紙を使用することが好
ましい。蛍光増感紙のX線吸収量は以下の方法で測定で
きる。
タングステン・ターゲット管から生じたX線を、厚さ3
mmのアルミニウム板を透過させ、ターゲット管のタン
グステン・アノードから200cmの位置に固定した試
料の蛍光増感紙に到達させ、次いでその蛍光増感紙を透
過したX線の量を、蛍光増感紙の蛍光体層から50cm
後の位置で電離型線量計を用いて測定し、X線の吸収量
を求める。なお、基準としては蛍光増感紙を透過させな
いで測定した上記測定位置でのX線量を用いることがで
きる。
のときの蛍光体の充填率を68%以上にすることが好ま
しい。
から蛍光面が支持体の両面に乳剤面を有する熱現像写真
感光材料の感光面と密着するように挟み、X線画像形成
ユニットを構成し、これをX線発生装置を光源として被
写体を透過したX線に露光し、放射線画像をえることが
できる。X線発生装置としては例えば、ペネトロメータ
B型(コニカメディカル(株)製)等のX線撮影装置が
あり、通常は管電圧50〜200kVp、管電流50〜
400mA、照射時間5〜100msec等の条件でX
線照射を行う。
ルを有する自動現像機を用いて後述する様に高温で熱現
像処理することで、X線画像をえることができる。
て、X線写真感光材料として用いる場合には、感光層と
支持体の間に少なくとも一層のクロスオーバーカット層
と称せられる染料層を設ける事が好ましい。
吸収するための染料を含有するが、現像処理後に染料が
残存すると診断上の妨げとなる場合があるため、処理後
に消色する機構を有するものが好ましい。
るが、本発明の態様はこれに限定されない。
ンシトメータPDA−65)に青色着色した、厚み17
5μmのPETフィルムの両面に8W/m2・分のコロ
ナ放電処理を施し、支持体1を作製した。
00ml中に平均分子量10万のオセインゼラチン7.
5g及び臭化カリウム10mgを溶解して温度35℃、
pHを3.0に合わせた後、硝酸銀74gを含む水溶液
370mlと(98/2)のモル比の臭化カリウムと沃
化カリウムを0.436モル及び塩化イリジウムを銀1
モル当たり1×10-4モル含む水溶液370mlを、p
Ag7.7に保ちながらコントロールドダブルジェット
法で10分間かけて添加した。その後4−ヒドロキシ−
6−メチル−1,3,3a,7−テトラザインデン0.
3gを添加しNaOHでpHを5に調整して平均粒子サ
イズ0.06μm、粒子サイズの変動係数12%、〔1
00〕面比率87%の立方体沃臭化銀粒子を得た。この
乳剤にゼラチン凝集剤を用いて凝集沈降させ脱塩処理後
フェノキシエタノール0.1gを加え、pH5.9、p
Ag7.5に調整して、感光性ハロゲン化銀乳剤aを得
た。
40g、ステアリン銀酸7.3g、水500mlを温度
90℃で15分間攪拌し、1mol/LのNaOH水溶
液187mlを15分間かけて添加し、1mol/Lの
硝酸水溶液61mlを添加して50℃に降温した。次に
1mol/L硝酸銀水溶液124mlを2分間かけて添
加し、そのまま30分間攪拌した。その後、吸引濾過で
固形分を濾別し、濾水の伝導度30μS/cmになるま
で固形分を水洗した。こうして得られた固形分は、乾燥
させないでウエットケーキとして取り扱い、乾燥固形分
34.8g相当のウエットケーキに対し、ポリビニルア
ルコール12gおよび水150mlを添加し、良く混合
してスラリーとした。平均直径0.5mmのジルコニア
ビーズ840gを用意してスラリーと一緒にベッセルに
入れ、分散機(1/4Gサンドグラインダーミル:アイ
メックス(株)製)にて5時間分散し、電子顕微鏡観察
により平均短径0.04μm、平均長径0.8μm、投
影面積変動係数30%の針状粒子である有機酸銀の微結
晶分散物の調製を終了した。
トラクロロフタル酸、4−メチルフタル酸、1,1−ビ
ス(2−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)−
3,5,5−トリメチルヘキサン、フタラジン、トリブ
ロモメチルフェニルスルホンについて固体微粒子分散物
を調製した。
プロピルメチルセルロース0.81gと水94.2ml
を添加してよく攪拌してスラリーとして10時間放置し
た。その後、平均直径0.5mmのジルコニア製ビーズ
を100ml用意し、スラリーと一緒にベッセルに入
れ、有機酸銀塩微結晶分散物の調製に用いたものと同じ
分散機で5時間分散してテトラクロロフタル酸の固体微
粒子分散液を得た。粒子径は70質量%が1.0μm以
下であった。その他の素材については適宜分散剤の使用
量、及び所望の平均粒子径を得るために分散時間を変更
し、それぞれの素材について固体微粒子分散液を得た。
ジメチル−p−(ニトロフェニルアゾ)アニリン、2,
3,4,5,6,2′,3′,4′,5′,6′−デカ
フロロベンゾピナコールについても同様の方法で固体微
粒子分散物を調製した。
機酸銀微結晶分散物(銀1モル相当)に対し、感光性ハ
ロゲン化銀乳剤aを10モル%(銀0.1モル相当)添
加後、21℃において下記分光増感色素のメタノール溶
液を、分光増感色素(A)が銀1モル当たり0.05g
となるように添加し、60分撹拌した後、13℃に冷却
し、30分間撹拌した。
増感色素(A)及び(B)を100:1の比率でメタノ
ールに溶解し、このとき増感色素(A)の濃度が0.2
%になるように調製した溶液である。
9−エチル−3,3′−ジ−(3−スルホプロピル)オ
キサカルボシアニン−ナトリウム塩無水物 増感色素(B):5,5′−ジ−(ブトキシカルボニ
ル)−1,1′−ジエチル−3,3′−ジ−(4−スル
ホブチル)ベンゾイミダゾロカルボシアニン−ナトリウ
ム塩無水物 その後、ポリマーラテックス{ポリマーP−1:(MM
A)50−(EA)45−(AA)5のラテックス(Mw=
3万)}および素材を13℃にて添加して感光層塗布液
1とした。ポリマーラテックスの平均粒径は0.1μm
程度であった。
A:エチルアクリレート、AA:アクリル酸を表す。 ポリマーラテックス(ポリマーP−1) 430g テトラクロロフタル酸 5g 1,1−ビス(2−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル) −3,5,5−トリメチルヘキサン 98g フタラジン 9.2g トリブロモメチルフェニルスルホン 12g 4−メチルフタル酸 7g (表面保護層液1の調製)イナートゼラチン10gに対
し、界面活性剤Aを0.26g、界面活性剤Bを0.0
9g、シリカ微粒子(平均粒径2.5μm)0.9g、
1,2−ビス((ビニルスルホニル)アセトアミド)エ
タン0.3g、水64gを添加して表面保護層液1とし
た。 界面活性剤A:パーフルオロオクチルスルホニルプロピ
ルアミノ酢酸カリウム塩 界面活性剤B:トリデシルベンゼンスルホン酸ナトリウ
ム塩 (バック面側塗布)バック層塗布量はゼラチン1.5
g、p−ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム30m
g、1,2−ビス(ビニルスルホニルアセトアミド)エ
タン100mg、平均粒径2.5μmのポリメチルメタ
クリレート20mg、ハレーション防止染料2gをそれ
ぞれ塗布した。
上記バック面側の塗布を施した後、反対面に感光層塗布
液を銀付き量1.5g/m2、保護層のゼラチンが3.
0g/m2となるようにそれぞれ押し出しコーターによ
って同時重層塗布を行い、試料No.1を得た。
(銀1モル相当)に対し、感光性ハロゲン化銀乳剤aを
ハロゲン化銀10モル%(対有機酸銀相当)を添加後、
21℃にてカルコゲン原子含有化合物S−1の0.5%
メタノール溶液を銀1モル当たり0.2g添加し30分
撹拌後、21℃において上記分光増感色素のメタノール
溶液を、分光増感色素(A)が銀1モル当たり0.05
gとなるように添加し、60分撹拌した後、13℃に冷
却し、30分間撹拌した以外は全て試料No.1と同一
の方法で調製した。
感光層,保護層を塗布し、試料No.2を得た。
(銀1モル相当)に対し、感光性ハロゲン化銀乳剤aを
ハロゲン化銀10モル%(対有機酸銀相当)を添加後、
21℃にてカルコゲン原子含有化合物S−1の0.5%
メタノール溶液を銀1モル当たり40ml添加し、更に
30分後にPHP(ピリジニウムヒドロブロミドパーブ
ロミド)の10%メタノール溶液を銀1モル当たり10
ml添加し、60分撹拌後、21℃において上記分光増
感色素のメタノール溶液を、分光増感色素(A)が銀1
モル当たり0.05gとなるように添加し、60分撹拌
した後、13℃に冷却し、30分間撹拌した以外は全て
試料No.2と同一の方法で調製した。
感光層,保護層を塗布し、試料No.3を得た。
(銀1モル相当)に対し、感光性ハロゲン化銀乳剤aを
ハロゲン化銀10モル%(対有機酸銀相当)を添加後、
21℃にてカルコゲン原子含有化合物S−1の0.5%
メタノール溶液を銀1モル当たり40ml添加し、更に
30分後に一般式(1)の化合物(1−1)の10%メ
タノール溶液を銀1モル当たり10ml添加し、60分
撹拌後、21℃において上記分光増感色素のメタノール
溶液を、分光増感色素(A)が銀1モル当たり0.05
gとなるように添加し、60分撹拌した後、13℃に冷
却し、30分間撹拌した以外は全て試料No.3と同一
の方法で調製した。
感光層,保護層を塗布し、試料No.4を得た。
cmに裁断した前記塗布試料を、810nmの半導体レ
ーザーを有するレーザー感光計を用いて露光し、その後
ヒートドラムと金属製バックロールを有する自動現像機
を用いて120℃で15秒間熱現像処理した。その際、
露光及び現像は23℃、50%RHに調湿した部屋で行
った。得られた画像濃度をコニカ(株)製デンシトメー
タPDA−65により行った。測定の結果は、感度(未
露光部分よりも1.0高い濃度を与える露光量の比の逆
数)およびDmin値,Dmax値で評価し、塗布試料
No.1の感度を100とする相対値で表1に示した。
に裁断した前記塗布試料No.1〜4を各2枚ずつ裁断
し、1枚は25℃、55%で3日間、もう1枚は55
℃、55%で3日間保存した後、露光せずにセンシトメ
トリーの評価と同様の方法で現像処理を行った。以下の
計算式で得られたΔDminを表1に示す。
3日間保存)−Dmin(25℃、55%で3日間保
存) (銀色調の評価)前記塗布済み各試料をセンシトメトリ
ー評価した現像済み試料を、目視で以下のように現像銀
色調について5段階評価を行った。結果を同じく表1に
示す。 5:黄色みが全くなく、冷黒調である 4:かすかに黄色みが見られるが、ほとんど気にならな
いレベルである 3:黄色みが見られるが、実用上問題ないレベルである 2:黄色みが強く、実用上問題となる 1:黄色みが著しく強く、実用上適さない。
カブリもなく、生保存性に優れ、銀色調も良好であるこ
とが判る。
(銀1モル相当)に対し、感光性ハロゲン化銀乳剤aを
10モル%(銀0.1モル相当)添加後、21℃にてカ
ルコゲン原子含有化合物S−1の0.5%メタノール溶
液を銀1モル当たり40ml添加し、更に30分後に一
般式(1)の化合物(1−1)の10%メタノール溶液
を銀1モル当たり10ml添加し、60分撹拌後、21
℃において下記分光増感色素のメタノール溶液を、分光
増感色素(C)が銀1モル当たり0.05gとなるよう
に添加し、60分撹拌した後、13℃に冷却し、30分
間撹拌した以外は全て試料No.3と同一の方法で調製
した。
ル溶液とは、分光増感色素(C)及び(D)を100:
1の比率でメタノールに溶解し、このとき増感色素
(C)の濃度が0.2%になるように調製した溶液であ
る。
9−エチル−3,3′−ジ−(3−スルホプロピル)オ
キサカルボシアニン−ナトリウム塩無水物 増感色素(D):5,5′−ジ−(ブトキシカルボニ
ル)−1,1′−ジエチル−3,3′−ジ−(4−スル
ホブチル)ベンゾイミダゾロカルボシアニン−ナトリウ
ム塩無水物 (クロスオーバー光遮断層)支持体上の両面の感光層下
層に、以下の片面当たりの付き量となるようにクロスオ
ーバー光遮断層を設けた。
両側に、支持体から近い方から順にクロスオーバー光遮
断層、感光層塗布液5、表面保護層液1の順番に、塗布
銀量1.5g/m2になる様に塗布し、試料No.5を
作製した。
サーで分散させて粘度25Pa・s(25℃)の蛍光体
層形成用塗布液を調製した(結合剤/蛍光体比=1/2
2)。
軟質アクリル樹脂固形分90g、ニトロセルロース50
gをメチルエチルケトンを加えて分散、混合して粘度3
〜6Pa・s(25℃)の分散液を調製した。
のポリエチレンテレフタレートベース(支持体)をガラ
ス板上に水平に置き、上記下塗り層形成用塗布液をドク
ターブレードを用いて支持体上に均一塗布した後、25
℃から100℃に徐々に上昇させて塗布膜の乾燥を行い
支持体上に下塗り層を形成した。塗布膜の厚さは15μ
mであった。
クターブレードを用いて膜厚240μmで均一に塗布乾
燥し、次いで圧縮を行った。圧縮はカレンダーロールを
用いて800kg/cm2の圧力、80℃の温度で行っ
た。この圧縮後、特開平6−75097号の実施例1記
載の方法で厚さ3μmの透明保護膜を形成し、蛍光増感
紙1を製造した。
5を、蛍光増感紙1で両側から蛍光面が塗布試料と密着
するように挟み、ペネトロメータB型(コニカメディカ
ル(株)製)を介して、管電圧100kVp、管電流2
00mA、照射時間50msecの条件でX線照射を行
った。
ルを有する自動現像機を用いて120℃、15秒で熱現
像処理した。その際、露光及び現像は23℃、50%R
Hに調湿した部屋で行った。
処理により得られた現像済み試料と比較して十分な感度
を有し、かつカブリが低く、感材の生保存性,残色及び
鮮鋭性も良好であることが分かった。
カブリが低く、生保存性も良好であり、かつ得られる画
像の残色及び鮮鋭性も良好な熱現像写真感光材料を提供
することができた。
Claims (9)
- 【請求項1】 感光性ハロゲン化銀と還元可能な銀源を
含有する熱現像写真感光材料用感光液の製造方法におい
て、該感光液は、溶媒の30質量%以上が水であり、か
つ酸化剤及びカルコゲン原子含有化合物を含有すること
を特徴とする熱現像写真感光材料用感光液の製造方法。 - 【請求項2】 感光性ハロゲン化銀と還元可能な銀源を
含有する熱現像写真感光材料用感光液が、溶媒の30質
量%以上が水であり、かつ酸化剤及びカルコゲン原子含
有化合物の存在下で化学増感されたことを特徴とする熱
現像写真感光材料用感光液。 - 【請求項3】 支持体上の少なくとも一方の側に、少な
くとも1層の感光性ハロゲン化銀と還元可能な銀源を含
有する熱現像写真感光材料において、該感光層が、請求
項2に記載の熱現像写真感光材料用感光液を塗設してな
ることを特徴とする熱現像写真感光材料。 - 【請求項4】 請求項3に記載の熱現像写真感光材料に
おいて、下記一般式(1)で表される化合物の少なくと
も1種を含有することを特徴とする熱現像写真感光材
料。 【化1】 〔式中、Hal1及びHal2はハロゲン原子を表す。H
al1及びHal2は同じであっても異なっていても良
い。Xはアニオン基を表す。R1はカルボニル基を部分
構造として有する基を表しR2及びR3は窒素原子に置換
可能な置換基又は水素原子を表す。R1〜R3は窒素原子
が環内原子となる環状構造を形成するように互いに結合
することはない。nは1又は2を表す。〕 - 【請求項5】 請求項3又は4に記載の熱現像写真感光
材料が、支持体の両側に少なくとも一層の感光層を有す
ることを特徴とする熱現像X線写真感光材料。 - 【請求項6】 請求項5に記載の熱現像X線写真感光材
料の両側を、希土類蛍光体粒子を有するX線増感スクリ
ーンの蛍光面と密着させてなることを特徴とするX線画
像形成ユニット。 - 【請求項7】 請求項6に記載のX線増感スクリーン
が、300nm以上600nm以下においてX線による
発光スペクトルが最大であることを特徴とするX線画像
形成ユニット。 - 【請求項8】 請求項6又は7に記載のX線画像形成ユ
ニットに、X線発生装置を光源としてX線を曝射するこ
とにより画像を得ることを特徴とする画像形成方法。 - 【請求項9】 請求項8に記載の画像形成方法で画像を
形成した熱現像X線写真感光材料を、100〜150℃
に加熱することにより画像を得ることを特徴とする画像
形成方法。
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US7166408B2 (en) | 2003-10-31 | 2007-01-23 | Fujifilm Corporation | Image forming method using photothermographic material |
-
2000
- 2000-09-20 JP JP2000285048A patent/JP4085564B2/ja not_active Expired - Fee Related
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