JP2002090869A - 電子機器用防水ケース - Google Patents
電子機器用防水ケースInfo
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- Casings For Electric Apparatus (AREA)
- Switch Cases, Indication, And Locking (AREA)
- Push-Button Switches (AREA)
- Cameras In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 簡単な構造で、かつ防水信頼性を損なうこと
なく、ロックボタン付きのスライドスイッチを操作でき
る電子機器用防水ケースを提供すること。 【解決手段】 ケース体2の壁部を貫通し、スライドス
イッチ101の作動方向Aに関して、一端部がロックボ
タン101aに対向するように所定の角度で傾斜するシ
ャフト部材111と、上記一端部に設けられ、シャフト
部材111を軸方向に沿ってケース内方へ移動させた時
にロックボタン101aを押圧し、かつ、スライドスイ
ッチ101を作動方向Aにスライド移動させる弾性変形
可能な押圧部材112とを有する外部スイッチ装置11
を構成する。
なく、ロックボタン付きのスライドスイッチを操作でき
る電子機器用防水ケースを提供すること。 【解決手段】 ケース体2の壁部を貫通し、スライドス
イッチ101の作動方向Aに関して、一端部がロックボ
タン101aに対向するように所定の角度で傾斜するシ
ャフト部材111と、上記一端部に設けられ、シャフト
部材111を軸方向に沿ってケース内方へ移動させた時
にロックボタン101aを押圧し、かつ、スライドスイ
ッチ101を作動方向Aにスライド移動させる弾性変形
可能な押圧部材112とを有する外部スイッチ装置11
を構成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばデジタルス
チルカメラやビデオカメラ等の電子機器を内部に収容し
て水中での撮影を可能とする電子機器用防水ケースに関
し、更に詳しくは、ロックボタンが一体的に設けられ、
かつ、このロックボタンの押圧操作によりスライド移動
規制が解除されるスライドスイッチを少なくとも周面に
備えた電子機器を、ケース本体の内部に収容した状態で
操作可能とする電子機器用防水ケースに関する。
チルカメラやビデオカメラ等の電子機器を内部に収容し
て水中での撮影を可能とする電子機器用防水ケースに関
し、更に詳しくは、ロックボタンが一体的に設けられ、
かつ、このロックボタンの押圧操作によりスライド移動
規制が解除されるスライドスイッチを少なくとも周面に
備えた電子機器を、ケース本体の内部に収容した状態で
操作可能とする電子機器用防水ケースに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えばデジタルスチルカメラ
を水中で使用することができるような完全密閉型の防水
ケースが種々開発されている。この種のカメラには、電
源スイッチとして、誤操作防止の観点から、例えば図5
に示すように、カメラCの一側周面に配置された、ロッ
クボタンRを押圧しながらでなければ作動方向(矢印a
方向)へスライド移動させることができないスライドス
イッチSを採用したものが多い。なお、このスイッチS
には、指を掛けるための突状部Saが形成されている。
を水中で使用することができるような完全密閉型の防水
ケースが種々開発されている。この種のカメラには、電
源スイッチとして、誤操作防止の観点から、例えば図5
に示すように、カメラCの一側周面に配置された、ロッ
クボタンRを押圧しながらでなければ作動方向(矢印a
方向)へスライド移動させることができないスライドス
イッチSを採用したものが多い。なお、このスイッチS
には、指を掛けるための突状部Saが形成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】さて、このようなスイ
ッチを備えた電子機器に関し、ケース本体の外部から如
何にして上記スイッチを操作するかが問題である。
ッチを備えた電子機器に関し、ケース本体の外部から如
何にして上記スイッチを操作するかが問題である。
【0004】例えば、上下移動及び水平移動可能な外部
スイッチ装置をケース本体に設けてロックボタンRの押
圧解除とスライドスイッチSのスライド移動を行わせる
ようにすることも考えられるが、この場合、上記外部ス
イッチ装置の構造、及びケース本体と上記外部スイッチ
装置との間の防水部の構造が、非常に複雑となり、コス
トの増加および防水信頼性の低下を招く。
スイッチ装置をケース本体に設けてロックボタンRの押
圧解除とスライドスイッチSのスライド移動を行わせる
ようにすることも考えられるが、この場合、上記外部ス
イッチ装置の構造、及びケース本体と上記外部スイッチ
装置との間の防水部の構造が、非常に複雑となり、コス
トの増加および防水信頼性の低下を招く。
【0005】本発明は上述の問題に鑑みてなされ、簡素
な構造で、かつ防水信頼性を損なうことなく、上記した
ようなロックボタンを備えたスライドスイッチを操作す
ることができる電子機器用防水ケースを提供することを
課題とする。
な構造で、かつ防水信頼性を損なうことなく、上記した
ようなロックボタンを備えたスライドスイッチを操作す
ることができる電子機器用防水ケースを提供することを
課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するに
当たり、本発明は、外部スイッチ装置として、ケース本
体の壁部を液密に貫通し、スライドスイッチの作動方向
に関して、一端部がロックボタンに対向するように所定
の角度で傾斜するシャフト部材と、上記一端部に設けら
れ、シャフト部材を軸方向に沿ってケース本体の内部へ
移動させた時にロックボタンを押圧し、かつ、スライド
スイッチを作動方向にスライド移動させる弾性変形可能
な押圧部材とを有する構成としたことを特徴としてい
る。
当たり、本発明は、外部スイッチ装置として、ケース本
体の壁部を液密に貫通し、スライドスイッチの作動方向
に関して、一端部がロックボタンに対向するように所定
の角度で傾斜するシャフト部材と、上記一端部に設けら
れ、シャフト部材を軸方向に沿ってケース本体の内部へ
移動させた時にロックボタンを押圧し、かつ、スライド
スイッチを作動方向にスライド移動させる弾性変形可能
な押圧部材とを有する構成としたことを特徴としてい
る。
【0007】上記のように構成した外部スイッチ装置に
よれば、シャフト部材の一方向への移動操作のみで、ロ
ックボタンを押圧しながらスライドスイッチを作動方向
へスライド移動させることができる。しかも、簡易な構
造であるので防水信頼性が高く、かつ、操作も容易であ
る。
よれば、シャフト部材の一方向への移動操作のみで、ロ
ックボタンを押圧しながらスライドスイッチを作動方向
へスライド移動させることができる。しかも、簡易な構
造であるので防水信頼性が高く、かつ、操作も容易であ
る。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
て図面を参照して説明する。
【0009】図1A〜Cおよび図2は本発明の実施の形
態による電子機器用防水ケース(以下、単に防水ケース
ともいう。)の全体を示している。防水ケース1は、電
子機器として本実施の形態ではデジタルスチルカメラ
(以下、単にカメラともいう。)10の前面部を覆う前
方ケース体2と、カメラ10の背面部を覆う後方ケース
体3とからなり、これらは全体的に透明な合成樹脂材
料、例えばポリカーボネートで構成される。なお、前方
ケース体2および後方ケース体3により、本発明に係る
ケース本体が構成される。
態による電子機器用防水ケース(以下、単に防水ケース
ともいう。)の全体を示している。防水ケース1は、電
子機器として本実施の形態ではデジタルスチルカメラ
(以下、単にカメラともいう。)10の前面部を覆う前
方ケース体2と、カメラ10の背面部を覆う後方ケース
体3とからなり、これらは全体的に透明な合成樹脂材
料、例えばポリカーボネートで構成される。なお、前方
ケース体2および後方ケース体3により、本発明に係る
ケース本体が構成される。
【0010】前方ケース体2および後方ケース体3には
それぞれ、カメラ10の前面部および背面部を収容し得
る必要最小限の大きさの内部凹所21,31が形成され
ている。前方ケース体2と後方ケース体3とは、各々一
側辺部においてヒンジ部5を介して結合され、後方ケー
ス体3の外周縁部の組合せ面には、環状のシール部材4
が装着されている。そして、これらのケース体2,3を
その内部凹所21,31が相対向する面で組み合わせ、
かつ、バックル6で両ケース体2,3を固定することに
より、カメラ10を収容するための内部空間が密閉形成
される。
それぞれ、カメラ10の前面部および背面部を収容し得
る必要最小限の大きさの内部凹所21,31が形成され
ている。前方ケース体2と後方ケース体3とは、各々一
側辺部においてヒンジ部5を介して結合され、後方ケー
ス体3の外周縁部の組合せ面には、環状のシール部材4
が装着されている。そして、これらのケース体2,3を
その内部凹所21,31が相対向する面で組み合わせ、
かつ、バックル6で両ケース体2,3を固定することに
より、カメラ10を収容するための内部空間が密閉形成
される。
【0011】前方ケース体2の内部凹所21には、補強
用、および収容されるカメラ10の周囲を支持するため
の複数のリブ25が形成されるとともに、カメラ10の
沈胴式の鏡筒部を収容するための筒状部22が一体形成
されている。この筒状部22の端面はガラス等の透明体
23で構成されている。筒状部22の側周部および透明
体23の周縁部は、ゴム等の弾性体からなるカバー8に
より覆われている。
用、および収容されるカメラ10の周囲を支持するため
の複数のリブ25が形成されるとともに、カメラ10の
沈胴式の鏡筒部を収容するための筒状部22が一体形成
されている。この筒状部22の端面はガラス等の透明体
23で構成されている。筒状部22の側周部および透明
体23の周縁部は、ゴム等の弾性体からなるカバー8に
より覆われている。
【0012】前方ケース体2の上面部には、収容される
カメラ10の各種スイッチ類、すなわち電源スイッチ1
01(図3参照)、シャッターボタンおよび、静止画撮
影、動画撮影、撮影画像再生等の機能切り替え用回転ス
イッチを各々ケース外部から操作可能なように、外部電
源スイッチ11,外部シャッターボタン12および、外
部回転スイッチ13がそれぞれ設けられている。
カメラ10の各種スイッチ類、すなわち電源スイッチ1
01(図3参照)、シャッターボタンおよび、静止画撮
影、動画撮影、撮影画像再生等の機能切り替え用回転ス
イッチを各々ケース外部から操作可能なように、外部電
源スイッチ11,外部シャッターボタン12および、外
部回転スイッチ13がそれぞれ設けられている。
【0013】ここで、本実施の形態におけるカメラ10
の電源スイッチ101は、図5を参照して説明したロッ
クボタン101a付きのスライドスイッチとして構成さ
れ、一度スライドスイッチ101を作動させると、スラ
イドスイッチ101は非作動位置(初期位置)へ自動的
に復帰し、同じ操作で電源のON/OFFがなされるよ
うに構成されている。
の電源スイッチ101は、図5を参照して説明したロッ
クボタン101a付きのスライドスイッチとして構成さ
れ、一度スライドスイッチ101を作動させると、スラ
イドスイッチ101は非作動位置(初期位置)へ自動的
に復帰し、同じ操作で電源のON/OFFがなされるよ
うに構成されている。
【0014】前方ケース体2の各々の側部には、後方ケ
ース体3を当該前方ケース体2に固定するための上述し
たバックル6および、防水ケース1を把持するためのグ
リップ部7がそれぞれ設けられている。
ース体3を当該前方ケース体2に固定するための上述し
たバックル6および、防水ケース1を把持するためのグ
リップ部7がそれぞれ設けられている。
【0015】後方ケース体3の内部凹所31には、補強
用および収容されるカメラ10の周囲を支持するための
リブ32が形成されている。また、後方ケース体3に
は、収容されるカメラ10の背面部に配置される各種ス
イッチ類、すなわち接写ボタン、フラッシュボタン、ズ
ームイン/アウトボタン103,104および、液晶画
面102上に表示される設定項目のコントロールボタン
105をケース外部から操作可能なように、外部接写ボ
タン14、外部フラッシュボタン15、外部ズームイン
/アウトボタン16,17および外部コントロールボタ
ン群18が設けられている。
用および収容されるカメラ10の周囲を支持するための
リブ32が形成されている。また、後方ケース体3に
は、収容されるカメラ10の背面部に配置される各種ス
イッチ類、すなわち接写ボタン、フラッシュボタン、ズ
ームイン/アウトボタン103,104および、液晶画
面102上に表示される設定項目のコントロールボタン
105をケース外部から操作可能なように、外部接写ボ
タン14、外部フラッシュボタン15、外部ズームイン
/アウトボタン16,17および外部コントロールボタ
ン群18が設けられている。
【0016】次に、本発明に係る外部スイッチ装置とし
ての外部電源スイッチ11の詳細について説明する。
ての外部電源スイッチ11の詳細について説明する。
【0017】図3Aは、非作動状態にある外部電源スイ
ッチ11の詳細を示している。外部スイッチ11は、前
方ケース体2の上面壁部を貫通するシャフト部材111
と、このシャフト部材111のケース内方側端部に設け
られる押圧部材112と、シャフト部材111のケース
外方側端部に設けられる操作部113とを有する。
ッチ11の詳細を示している。外部スイッチ11は、前
方ケース体2の上面壁部を貫通するシャフト部材111
と、このシャフト部材111のケース内方側端部に設け
られる押圧部材112と、シャフト部材111のケース
外方側端部に設けられる操作部113とを有する。
【0018】シャフト部材111は例えばステンレス鋼
からなり、カメラ10上面の電源スイッチ101の作動
方向(図中矢印A方向)に関して、その一端に設けた押
圧部材112が電源スイッチ101のロックボタン10
1aに対向するように所定の角度(本実施の形態では3
0°以上40°以下)で傾斜しており、シャフト部材1
11を軸心として上記上面壁部と一体的に形成された筒
部27の底壁27Aを貫通する。シャフト部材111と
前方ケース体2との間は、筒部27の底壁27Aに配置
された環状の密封部材(Oリング)40を介して液密と
される。
からなり、カメラ10上面の電源スイッチ101の作動
方向(図中矢印A方向)に関して、その一端に設けた押
圧部材112が電源スイッチ101のロックボタン10
1aに対向するように所定の角度(本実施の形態では3
0°以上40°以下)で傾斜しており、シャフト部材1
11を軸心として上記上面壁部と一体的に形成された筒
部27の底壁27Aを貫通する。シャフト部材111と
前方ケース体2との間は、筒部27の底壁27Aに配置
された環状の密封部材(Oリング)40を介して液密と
される。
【0019】押圧部材112は、本実施の形態では例え
ばゴム硬度が65以上75以下(デュロメーターゴム硬
度計にて測定。)のゴム材料(本実施の形態ではNB
R)からなり、シャフト部材111の上記一端部に係止
されている。押圧部材112の先端部にはテーパ部11
2aが形成されて先細形状を呈しており、シャフト部材
111の軸方向に沿ったケース内方側への移動時に、図
3Bに示すようにテーパ部112aが電源スイッチ10
1のロックボタン101aを押圧する。また、シャフト
部材111の更なる移動により、押圧部材112は、図
3Cに示すように弾性変形し、押圧部材112の先端部
が電源スイッチ101の突状部101bに当接可能なよ
うに構成される。
ばゴム硬度が65以上75以下(デュロメーターゴム硬
度計にて測定。)のゴム材料(本実施の形態ではNB
R)からなり、シャフト部材111の上記一端部に係止
されている。押圧部材112の先端部にはテーパ部11
2aが形成されて先細形状を呈しており、シャフト部材
111の軸方向に沿ったケース内方側への移動時に、図
3Bに示すようにテーパ部112aが電源スイッチ10
1のロックボタン101aを押圧する。また、シャフト
部材111の更なる移動により、押圧部材112は、図
3Cに示すように弾性変形し、押圧部材112の先端部
が電源スイッチ101の突状部101bに当接可能なよ
うに構成される。
【0020】なお、電源スイッチ101と対向する前方
ケース体2の内壁面であって、筒部27の形成位置より
も電源スイッチ101の作動方向側に位置する部位に
は、押圧部材112の過度な変形を規制する規制部28
が形成されている。
ケース体2の内壁面であって、筒部27の形成位置より
も電源スイッチ101の作動方向側に位置する部位に
は、押圧部材112の過度な変形を規制する規制部28
が形成されている。
【0021】操作部113は例えばステンレス鋼からな
り、シャフト部材111と一体的または別部材として構
成され、一部が筒部27内に没入している。操作部11
3と上記密封部材40との間には、ばね受け41を介し
てコイルばね42が予負荷状態で設けられており、これ
により密封部材40の位置決めを行うとともに、シャフ
ト部材111に固定された抜け止めリング43を筒部2
7の底壁27A下面に当接させて、外部電源スイッチ1
1を図示する非作動位置(初期位置)に付勢している。
り、シャフト部材111と一体的または別部材として構
成され、一部が筒部27内に没入している。操作部11
3と上記密封部材40との間には、ばね受け41を介し
てコイルばね42が予負荷状態で設けられており、これ
により密封部材40の位置決めを行うとともに、シャフ
ト部材111に固定された抜け止めリング43を筒部2
7の底壁27A下面に当接させて、外部電源スイッチ1
1を図示する非作動位置(初期位置)に付勢している。
【0022】本実施の形態は以上のように構成される。
次に、この作用について説明する。
次に、この作用について説明する。
【0023】図1Cに示したように、バックル6を解除
して前方ケース体2と後方ケース体3とを開放する。そ
して図2に示したように、開放した前方ケース体2の内
部凹所21にカメラ10を前面側から入れる。カメラ1
0の周面の一部は、内部凹所21内のリブ25に支持さ
れ、位置決めされる。続いて、後方ケース体3を前方ケ
ース体2に組み合わせてバックル6で固定する。
して前方ケース体2と後方ケース体3とを開放する。そ
して図2に示したように、開放した前方ケース体2の内
部凹所21にカメラ10を前面側から入れる。カメラ1
0の周面の一部は、内部凹所21内のリブ25に支持さ
れ、位置決めされる。続いて、後方ケース体3を前方ケ
ース体2に組み合わせてバックル6で固定する。
【0024】収容後のカメラ10の電源スイッチ101
と、外部電源スイッチ11とは、図3Aに示したよう
に、電源スイッチ101のロックボタン101aに対し
て、外部電源スイッチ11の押圧部材112の先端部1
12aが対向する関係にある。
と、外部電源スイッチ11とは、図3Aに示したよう
に、電源スイッチ101のロックボタン101aに対し
て、外部電源スイッチ11の押圧部材112の先端部1
12aが対向する関係にある。
【0025】そこで、操作部113を筒部27内へ押圧
することにより外部電源スイッチ11を操作すると、シ
ャフト部材111の軸方向に沿ったケース内方への移動
により、まず、押圧部材112の先端のテーパ部112
aが、電源スイッチ101のロックボタン101aを押
圧する(図3B)。これにより、電源スイッチ101の
図中矢印Aで示す作動方向へのスライド移動規制が解除
される。
することにより外部電源スイッチ11を操作すると、シ
ャフト部材111の軸方向に沿ったケース内方への移動
により、まず、押圧部材112の先端のテーパ部112
aが、電源スイッチ101のロックボタン101aを押
圧する(図3B)。これにより、電源スイッチ101の
図中矢印Aで示す作動方向へのスライド移動規制が解除
される。
【0026】操作部113の更なる押圧作用でシャフト
部材111が更にケース内方側へ移動すると、電源スイ
ッチ101と当接関係にある押圧部材112はロックボ
タン101aを押圧しながら弾性変形する。このとき、
規制部28により押圧部材112の先端部が電源スイッ
チ101の作動方向Aへ向くように矯正され、押圧部材
112の過度な変形が防止される。そして、電源スイッ
チ101に対して相対移動して、押圧部材112の先端
部が電源スイッチ101の作動方向側端部に形成された
突状部101bに当接し、電源スイッチ101を全体的
に作動方向Aへ向けてスライド移動させる(図3C)。
部材111が更にケース内方側へ移動すると、電源スイ
ッチ101と当接関係にある押圧部材112はロックボ
タン101aを押圧しながら弾性変形する。このとき、
規制部28により押圧部材112の先端部が電源スイッ
チ101の作動方向Aへ向くように矯正され、押圧部材
112の過度な変形が防止される。そして、電源スイッ
チ101に対して相対移動して、押圧部材112の先端
部が電源スイッチ101の作動方向側端部に形成された
突状部101bに当接し、電源スイッチ101を全体的
に作動方向Aへ向けてスライド移動させる(図3C)。
【0027】これにより、電源がONとなり、操作部1
13の押圧解除により、シャフト部材111および電源
スイッチ101が、ともに図3Aに示す非作動位置(初
期位置)へ復帰する。なお、電源OFF操作は、上記と
同様な作用で行われる。
13の押圧解除により、シャフト部材111および電源
スイッチ101が、ともに図3Aに示す非作動位置(初
期位置)へ復帰する。なお、電源OFF操作は、上記と
同様な作用で行われる。
【0028】以上のように、本実施の形態では、外部電
源スイッチ11の押圧操作のみで、ロックボタン101
aを備えたスライド式の電源スイッチ101を操作する
ことができ、操作性に優れ、また、簡素な構造であるの
で、防水信頼性を低下させることもない。
源スイッチ11の押圧操作のみで、ロックボタン101
aを備えたスライド式の電源スイッチ101を操作する
ことができ、操作性に優れ、また、簡素な構造であるの
で、防水信頼性を低下させることもない。
【0029】また、本実施の形態では、押圧部材112
をゴム材料から構成しているので、電源スイッチ101
との密着性をよくして確実なスイッチ操作を実現するこ
とができ、また、押圧部材112の先端を先細形状とし
ているので、ロックボタン101aの押圧作用を確実に
行わせることができる。
をゴム材料から構成しているので、電源スイッチ101
との密着性をよくして確実なスイッチ操作を実現するこ
とができ、また、押圧部材112の先端を先細形状とし
ているので、ロックボタン101aの押圧作用を確実に
行わせることができる。
【0030】更に、押圧部材112の過度な変形を規制
する規制部28を設けているので、押圧部材112の弾
性変形時にその先端部を確実に電源スイッチ101の作
動方向へ向かせて、押圧部材112と電源スイッチ10
1の突状部101bとの当接作用を確保することがで
き、確実なるスイッチ操作を確保することができる。
する規制部28を設けているので、押圧部材112の弾
性変形時にその先端部を確実に電源スイッチ101の作
動方向へ向かせて、押圧部材112と電源スイッチ10
1の突状部101bとの当接作用を確保することがで
き、確実なるスイッチ操作を確保することができる。
【0031】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、勿論、本発明はこれに限定されることなく、本発
明の技術的思想に基づいて種々の変形が可能である。
たが、勿論、本発明はこれに限定されることなく、本発
明の技術的思想に基づいて種々の変形が可能である。
【0032】例えば以上の実施の形態では、突状部10
1bを有するスライドスイッチ(電源スイッチ)101
を例に挙げて説明したが、本発明は、上記突状部を有さ
ないスライドスイッチにも適用可能である。この場合、
例えば図4Aに示すように、押圧部材212の一側周部
に段部212bを形成し、作動時、スライドスイッチ2
01のロックボタン201aを押圧部材212の先端部
212aで押圧しながら、弾性変形により上記段部21
2bをスライドスイッチ201の作動方向Aとは反対側
の端部に当接させ(図4B)、この状態でスライドスイ
ッチ201を作動方向Aへスライドさせるように構成す
ればよい。なお、図において上述の実施の形態に対応す
る部分については、同一の符号を付している。
1bを有するスライドスイッチ(電源スイッチ)101
を例に挙げて説明したが、本発明は、上記突状部を有さ
ないスライドスイッチにも適用可能である。この場合、
例えば図4Aに示すように、押圧部材212の一側周部
に段部212bを形成し、作動時、スライドスイッチ2
01のロックボタン201aを押圧部材212の先端部
212aで押圧しながら、弾性変形により上記段部21
2bをスライドスイッチ201の作動方向Aとは反対側
の端部に当接させ(図4B)、この状態でスライドスイ
ッチ201を作動方向Aへスライドさせるように構成す
ればよい。なお、図において上述の実施の形態に対応す
る部分については、同一の符号を付している。
【0033】また、上記電源スイッチは、カメラの上面
に配置される場合に限らず、例えば背面部など他の周側
面に配置される場合にも、本発明は適用可能である。
に配置される場合に限らず、例えば背面部など他の周側
面に配置される場合にも、本発明は適用可能である。
【0034】また、以上の実施の形態では、電子機器と
してデジタルスチルカメラ10を例に挙げて説明した
が、上記したロックボタン付きのスライドスイッチを備
えた電子機器、例えばビデオカメラにも本発明は適用可
能である。また、カメラ以外では、例えば水質調査機や
海底探査用分析装置などの防水ケースとしても、本発明
は適用可能である。
してデジタルスチルカメラ10を例に挙げて説明した
が、上記したロックボタン付きのスライドスイッチを備
えた電子機器、例えばビデオカメラにも本発明は適用可
能である。また、カメラ以外では、例えば水質調査機や
海底探査用分析装置などの防水ケースとしても、本発明
は適用可能である。
【0035】また、本発明に係る防水ケースは、水中で
の使用に限らず、雨天での使用、スキー場や海水浴場で
の使用にも適するほか、防塵ケースとしても好適である
ため、携帯型ラジオやトランシーバーなど、各種スイッ
チとしてロックボタン付きスライドスイッチを少なくと
も有する電子機器に、本発明は適用可能である。
の使用に限らず、雨天での使用、スキー場や海水浴場で
の使用にも適するほか、防塵ケースとしても好適である
ため、携帯型ラジオやトランシーバーなど、各種スイッ
チとしてロックボタン付きスライドスイッチを少なくと
も有する電子機器に、本発明は適用可能である。
【0036】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の電子機器用
防水ケースによれば、外部電源スイッチの押圧操作のみ
で、ロックボタンを備えたスライドスイッチを操作する
ことができ、操作性に優れ、また、簡素な構造であるの
で、防水信頼性を低下させることもない。
防水ケースによれば、外部電源スイッチの押圧操作のみ
で、ロックボタンを備えたスライドスイッチを操作する
ことができ、操作性に優れ、また、簡素な構造であるの
で、防水信頼性を低下させることもない。
【0037】請求項2の発明によれば、スライドスイッ
チとの密着性をよくして確実なスイッチ操作を実現する
ことができ、また、スライドスイッチのロックボタンの
押圧作用を確実に行わせることができる。
チとの密着性をよくして確実なスイッチ操作を実現する
ことができ、また、スライドスイッチのロックボタンの
押圧作用を確実に行わせることができる。
【0038】請求項4の発明によれば、押圧部材の過度
な変形を規制して、確実なるスイッチ操作を確保するこ
とができる。
な変形を規制して、確実なるスイッチ操作を確保するこ
とができる。
【図1】本発明の実施の形態による防水ケースの全体を
示す図であり、Aは前面側から見た斜視図であり、Bは
背面側から見た斜視図、そしてCは背面側から見た内部
の斜視図である。
示す図であり、Aは前面側から見た斜視図であり、Bは
背面側から見た斜視図、そしてCは背面側から見た内部
の斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態による防水ケースの内部を
開放してカメラを収容する様子を示す斜視図である。
開放してカメラを収容する様子を示す斜視図である。
【図3】本発明に係る外部スイッチ装置の構成および作
用を示す要部の側断面図であり、Aは非作動状態を、B
はロックボタン押圧状態を、そしてCはスライドスイッ
チのスライド移動状態をそれぞれ示す。
用を示す要部の側断面図であり、Aは非作動状態を、B
はロックボタン押圧状態を、そしてCはスライドスイッ
チのスライド移動状態をそれぞれ示す。
【図4】本発明に係る外部スイッチの構成の変形例およ
びその作用を示す要部の側断面図であり、Aは非作動状
態を、そしてBは作動状態をそれぞれ示す。
びその作用を示す要部の側断面図であり、Aは非作動状
態を、そしてBは作動状態をそれぞれ示す。
【図5】従来のロックボタン付きスライドスイッチの構
成の一例を示す斜視図である。
成の一例を示す斜視図である。
1…防水ケース、2…前方ケース体、3…後方ケース
体、10…カメラ、11外部電源スイッチ、28…規制
部、101…電源スイッチ(スライドスイッチ)、10
1a…ロックボタン、111…シャフト部材、112…
押圧部材、112a…テーパ部(先端部)、113…操
作部。
体、10…カメラ、11外部電源スイッチ、28…規制
部、101…電源スイッチ(スライドスイッチ)、10
1a…ロックボタン、111…シャフト部材、112…
押圧部材、112a…テーパ部(先端部)、113…操
作部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01H 13/06 H01H 13/06 B 5G006 H05K 5/02 H05K 5/02 L 5G052 7/12 7/12 T (72)発明者 山田 幸男 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 福元 鉄朗 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 2H054 AA01 2H101 CC02 2H105 DD07 4E353 AA02 AA17 AA18 AA19 BB02 BB03 CC13 CC16 CC32 CC33 DD11 DD15 DR10 DR13 DR14 DR18 DR23 DR32 DR34 DR36 DR52 DR55 DR56 DR57 GG20 GG24 GG32 4E360 AA02 AB04 AB12 AB20 AB33 AB42 AB59 BA04 BA12 BA15 BB12 BB16 BC03 BC04 BC06 BC07 BD03 BD05 CA03 EA13 EA18 EC11 ED03 ED17 ED23 ED27 GA29 GA46 GA52 GB01 GB06 GC08 5G006 AZ09 CD01 DB01 DD05 5G052 AA05 BB01 HA14
Claims (4)
- 【請求項1】 ロックボタンが一体的に設けられ、か
つ、このロックボタンの押圧操作によりスライド移動規
制が解除されるスライドスイッチを少なくとも周面に備
えた電子機器を、ケース本体の内部に収容した状態で操
作可能とする電子機器用防水ケースであって、 前記ケース本体の壁部を液密に貫通し、前記スライドス
イッチの作動方向に関して、一端部が前記ロックボタン
に対向するように所定の角度で傾斜するシャフト部材
と、 前記一端部に設けられ、前記シャフト部材を軸方向に沿
って前記ケース本体の内部へ移動させた時に前記ロック
ボタンを押圧し、かつ、前記スライドスイッチを作動方
向にスライド移動させる弾性変形可能な押圧部材とを有
する外部スイッチ装置を備えたことを特徴とする電子機
器用防水ケース。 - 【請求項2】 前記押圧部材はゴム材料からなり、その
先端が先細形状を呈することを特徴とする請求項1に記
載の電子機器用防水ケース。 - 【請求項3】 前記スライドスイッチの作動方向側端部
には、前記外部スイッチ装置の操作時に前記押圧部材と
当接する突状部が形成されることを特徴とする請求項1
に記載の電子機器用防水ケース。 - 【請求項4】 前記スライドスイッチと対向する前記ケ
ース本体の壁部内面には、前記外部スイッチ装置の操作
時に前記押圧部材の変形量を規制する規制部が突出形成
されることを特徴とする請求項1に記載の電子機器用防
水ケース。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000274797A JP2002090869A (ja) | 2000-09-11 | 2000-09-11 | 電子機器用防水ケース |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000274797A JP2002090869A (ja) | 2000-09-11 | 2000-09-11 | 電子機器用防水ケース |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002090869A true JP2002090869A (ja) | 2002-03-27 |
Family
ID=18760504
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000274797A Pending JP2002090869A (ja) | 2000-09-11 | 2000-09-11 | 電子機器用防水ケース |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002090869A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005303727A (ja) * | 2004-04-13 | 2005-10-27 | Sony Corp | 電子機器用カバー |
CN100432830C (zh) * | 2004-08-25 | 2008-11-12 | 索尼株式会社 | 用于电子装置的防水壳 |
US7489359B2 (en) | 2003-02-20 | 2009-02-10 | Sony Corporation | Lens adapter |
JP2009236902A (ja) * | 2008-03-05 | 2009-10-15 | Japan Agengy For Marine-Earth Science & Technology | 観測装置 |
JP2011228416A (ja) * | 2010-04-19 | 2011-11-10 | Nec Casio Mobile Communications Ltd | 防水構造及び防水構造を備えた電子機器 |
-
2000
- 2000-09-11 JP JP2000274797A patent/JP2002090869A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US7489359B2 (en) | 2003-02-20 | 2009-02-10 | Sony Corporation | Lens adapter |
JP2005303727A (ja) * | 2004-04-13 | 2005-10-27 | Sony Corp | 電子機器用カバー |
CN100432830C (zh) * | 2004-08-25 | 2008-11-12 | 索尼株式会社 | 用于电子装置的防水壳 |
JP2009236902A (ja) * | 2008-03-05 | 2009-10-15 | Japan Agengy For Marine-Earth Science & Technology | 観測装置 |
JP2011228416A (ja) * | 2010-04-19 | 2011-11-10 | Nec Casio Mobile Communications Ltd | 防水構造及び防水構造を備えた電子機器 |
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