JP2011228416A - 防水構造及び防水構造を備えた電子機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】大気中での通気性を確保できるばかりか、高水圧であって機器ケースの密閉性を確保できる防水構造及び防水構造を備えた電子機器を提供するものである。
【解決手段】携帯電話機1の機器ケース2には機器ケース2の外表面から内部にわたって貫通され内部に可動部材7が配置された貫通孔3Cと、機器ケース2の外表面から貫通孔3Cにわたって貫通し内部に通気性及び防水性を備えた多孔質性プラスチック部材が配置された貫通孔3Dが形成されており、水中下においては、可動部材7が下降し、貫通孔3Dを塞ぐので機器ケース2の密閉性を保つことができる。
【選択図】図1
【解決手段】携帯電話機1の機器ケース2には機器ケース2の外表面から内部にわたって貫通され内部に可動部材7が配置された貫通孔3Cと、機器ケース2の外表面から貫通孔3Cにわたって貫通し内部に通気性及び防水性を備えた多孔質性プラスチック部材が配置された貫通孔3Dが形成されており、水中下においては、可動部材7が下降し、貫通孔3Dを塞ぐので機器ケース2の密閉性を保つことができる。
【選択図】図1
Description
本発明は、防水構造及び防水構造を備えた電子機器に関する。
従来、携帯電話機、デジタルカメラ、音楽再生機等の様に屋外に携帯可能な電子機器にあっては、雨などによる水滴が機器ケース内部に入らない様に防水構造にしたものが商品化されている。
又、スピーカやマイクのように振動板を有した電子部品を機器ケース内部に配置した場合、機器ケース外部と機器ケース内部との気圧差が大きくなると、振動板の破損や音質の低下などが発生するため、機器ケースに通気孔を設け、この通気孔を多孔質性シートで覆い、通気性の確保と防水性とを備えさせる様にすることも考えられている(特許文献1参照)
しかしながら、大気圧下或いは極めて浅い水深であれば、特許文献1の様に多孔質性シートだけで通気性及び防水性を確保することは可能であるが、多孔質性シートの通気性及び防水性の耐用能力には限度があり、極めて深い水中にあっては、多孔質性シートでは防水性を確保できないという問題があった。
本発明は上記の課題を解決するためになされたもので、外部圧が低い大気中などでの通気性を確保できるばかりか、外部圧が高い高水圧下などであっての機器ケースの防水性を確保できる防水構造及び防水構造を備えた電子機器を提供するものである。
上記の課題を解決するために、本発明の請求項1に記載の防水構造は、貫通孔が形成された機器ケースと、この機器ケースの前記貫通孔内部に配置された通気性機能と防水性機能とを併せ持つ機能部材と、外部圧の変化によって移動し、外部圧が低いときには前記貫通孔から離間して前記機能部材を介して前記機器ケース外部と内部とを連通させ、外部圧が高いときには前記貫通孔を覆って前記機器ケース内部を防水する可動部材とを備えたことを特徴とする。
請求項2は、更に、前記機器ケースには前記貫通孔の近傍に開口が形成されており、前記可動部材は前記外部圧の変化によって前記開口内部を移動する軸部材と、この軸部材と連動し前記軸部材の移動によって前記貫通孔から離間した状態及び前記貫通孔を覆った状態となるシール部材とを備えていることを特徴とする。
請求項3は、前記開口は、前記機器ケースの内部と外部とを連通する開口であり、前記開口内部を移動する軸部材は前記開口内部で前記機器ケースの内部と外部とを防水する防水機構が形成されていることを特徴とする。
請求項4は、更に、前記機器ケースには前記貫通孔の近傍に開口が形成されており、前記貫通孔は前記機器ケース外部と前記開口内部とが連通されていることを特徴とする。
請求項5は、更に、大気中において前記可動部材を前記貫通孔から離間した位置に保持する位置保持部材が設けられていることを特徴とする。
請求項6は、前記位置保持部材は、前記機器ケースに固定された固定部材と、この固定部材と前記可動部材との間に設けられた弾性部材からなることを特徴とする。
請求項7に記載の防水構造は、貫通孔が形成された機器ケースと、この機器ケースの前記貫通孔内部に防水機構を介して配置された電子部品と、外部圧の変化によって移動し、外部圧が低いときには前記貫通孔から離間して前記調整部材を介して前記機器ケース外部と内部とを連通させ、外部圧が高いときには前記貫通孔を覆って前記機器ケース内部を防水する可動部材とを備えたことを特徴とする。
請求項8は、請求項1乃至7のいずれかの防水構造を備えた電子機器である。
本発明によれば、外部圧が低い大気中などにおいて通気性及び防水性を確保できるばかりか、外部圧が高い高水圧下などにあっても機器ケースの防水性及び密閉性を確保できるものである。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の防水構造として、携帯電話機1の防水構造を示す断面図であり、図2は防水構造部分の分解斜視図である。
図において、携帯電話機1の機器ケース(匡体)2には機器ケース2の外表面から内部にわたって貫通された貫通孔3が形成されている。この貫通孔3は図2に示すように半分が円形状で且つ半分が先端鋭角形状となっている凹部開口3Aと、この凹部開口3Aの底部3Bに形成された上記円形の中心点を通る垂直線を中心とする円形状の開口(貫通孔)3Cと、前記凹部開口3Aの底部3Bに形成され前記底部3Bから前記開口3Cにわたって貫通するL字形状の開口(貫通孔)3Dとから構成されている。
また、機器ケース2の外表面には相対向する1対の凹部3E、3Eが形成されている。
上記挿通孔3内部には挿通機構4が配置されており、この挿通機構4は支持板5と、3個のバネ部材6と、可動部材7と、シールパッキン部材8と、断面O型パッキン9とから構成されている。
支持板5は、円形状板部5Aと、この円形状板部5Aの相対向する周辺部に形成された1対の固定板部5B、5Bとからなり、この1対の固定板部5B、5Bは、それぞれ機器ケース2の外表面に形成された上記1対の凹部3E、3Eに圧入されると共に図示しない接着剤などによって凹部3E、3Eから抜け出さないように接着固定されている。
上記支持板5下面には等間隔に配置された上記3個のバネ(弾性)部材6の上端部が固定されて取り付けられ、また、バネ部材6の下端部は可動部材7に固定的に取り付けられている。
可動部材7は、上記凹部開口3Aと相似形状で且つ凹部開口3Aより小さな形状の上面板部材7Aと、この上面板部材7Aの下面に形成され前記凹部開口3A及び前記開口3C内部を移動する軸部材7Bと、この軸部材7Bの下端に形成され周縁に前記断面O型パッキン9が配置される凹部7Cが形成された摺動部7Dとが一体形成されて構成されている。
尚、上記凹部7Cに配置された断面O型パッキン9は、ゴムなどの合成樹脂から成り、機器ケース2の外部から機器ケース2の内部に水分が侵入するのを開口3Cにおいて防止する防水パッキンである。
上記可動部材7の上面板部材7Aの下面にはシールパッキン部材8が接着剤などにより固着されている。シールパッキン部材8は、断面O型パッキン9と同様にゴムなどの合成樹脂から成り、上記軸部材7Bを囲む円形部8Aとこの円形部8Aから延出形成され、下方に移動した際に上記開口3Dを塞ぐ延出部8Bとから構成されている。
上記開口3Dは、大気圧中においては通気孔として機能するもので開口3D内部には多孔質プラスチック部材10が圧入配置されている。この多孔質プラスチック部材10は、例えば水深5m程度までは空気は通過させるが水分は通過させない部材であり、機器ケース2内部に水が通過するのを防止し得るものである。尚、機器ケース2が合成樹脂の場合、機器ケース2を成型する際に多孔質プラスチック部材10を通気孔3D内部に一体成型するようにしてもよい。
上記の構成において、携帯電話機1が大気中にある時には、可動部材7は図1に示した状態にあり、この状態においては断面O型パッキン9によって、外部からの水分が開口3Cを介して機器ケース2内部に侵入するのを防止し得る。
又、通気孔である開口3Dにおいては、図3(a)の波線矢印Aに示す様に、空気は多孔質プラスチック部材10を介して機器ケース2の内外部を通気状態にされるので、機器ケース2の内部圧力が外部圧力と同一にされる。
一方、外部に水分が附着した場合、或いは5m以内の浅い水中に機器ケースを落としたといった場合には、図3(b)の実線矢印Bに示す様に、水分は多孔質プラスチック部材10によって機器ケース2の内部に侵入するのが防止されるので、機器ケース2の内部は防水状態に保たれる。
落下或いは水中作業などによって機器ケース2が水中に入れられた場合、可動部材7は、図4の矢印Cに示す水圧によって上面板部材7Aの上面に取り付けられたバネ部材6のバネ(弾性)力に抗して機器ケース2内部方向(図示下方)に順次移動する。
そして、開口3Dに配置されている多孔質プラスチック部材10の防水が作用できなくなる水圧5mの位置に達する前には、図4(a)に示す様に、可動部材7の摺動部7Dに取り付けられている断面O型防水パッキン9の位置が、開口3C内部の開口3Dの位置より下方となるため、開口3Dから多孔質プラスチック部材10を介して侵入してくる水分を防水し得るものである。
又、断面O型防水パッキン9の位置が、開口3C内部の開口3Dの位置より下方となるとほぼ同時に、或いは、そのすぐ後に、上面板部材7Aの下面に取着されているシールパッキン部材8の円形部8Aが、開口3Cの底面3B側の開口部分を覆って防水し、又、シールパッキン部材8の延出部8Bが、開口3Dの底面3B側の開口部分を覆って防水する。
この2重の防水構造により、機器ケース2は、5m以上の深い水中で高い水圧を受けても、内部に水分が侵入することを防止して完全密封状態になり得るものである。
そして、機器ケース2が、水中から解放されると、可動部材7はバネ部材6の収縮力によって図4(b)の矢印Dに示す方向に移動し、図1同様の状態になり、波線矢印Aに示す様に、空気は多孔質プラスチック部材10を介して機器ケース2の内外部を通気状態にされ、水分は多孔質プラスチック部材10によって機器ケース2の内部に侵入するのが防止される。
このように、上記の実施の形態では、大気圧中或いは5気圧以内の水中においては通気性機能と防水性機能とを併せ持つ機能部材である多孔質性プラスチック部材10によって通気性と防水性とが保たれ、5気圧以上になると多孔質性プラスチック部材10が配置された開口3Dが閉鎖されるので、機器ケース2内部は高密閉状態に保たれ、部品の破損などが発生することが無くなる。(請求項1)
又、前記機器ケースには前記貫通孔の近傍に開口3Cを形成し、前記可動部材7を、外部圧の変化によって前記開口3C内部を移動する軸部材7Bと、この軸部材7Bと連動し前記軸部材7Bの移動によって前記開口3Dから離間した状態及び覆った状態となるシール部材8を備えさせたので、開口3Dを閉じる可動機構を開口3Dと並列に設けることができ、機器ケース自体を薄型化できるものである。(請求項2)
又、シール部材8によって、開口3Dを強固に防水できるものである(請求項2)
この場合、前記開口3Cは、開口3Dの近傍で且つ前記機器ケースの内部と外部とを連通する開口とし、前記開口3C内部を摺動部7D周面のパッキン部材9で防水するようにしたので、可動部材7の移動範囲を広く取って一層の薄型化が図れる。(請求項3、4)
又、可動部材7は大気中において前記開口3Dから離間した位置に保持される様に、支持版5とバネ部材6とで保持させたので、大気中において機器ケース2の振動などで開口3Dが塞がれてしまうこと防止し得る。(請求項5)
この場合、支持板5は機器ケース3に固定されているので、可動部材7は確実に保持状態を維持できる。(請求項6)
又、図8で説明した様に、開口3D下面に電子部品を配置した場合、高水圧下となっても、開口3Dが塞がれるので電子部品が圧力で破損したりすることが防止し得る。(請求項7)
このように本発明の防水構造は、一般的な防水構造として適用可能であるが、内部に電子部品を備えた電子機器に適用した場合に極めて効果的である。(請求項8)
図5は、上記図1乃至図4に示した実施の形態の変形例である。尚、上記の実施の形態と同一構成部分には同一番号を付してその詳細な説明は省略する。
然して、図5においては、開口3Dは直線状の貫通孔として形成され、開口3C内部ではなく、機器ケース2内部に向けて開口され、機器ケース2内部近傍に多孔質プラスチック部材10Aが配置されている。
この構成においては、大気圧或いは低い水圧中においては多孔質プラスチック部材10Aによって防水及び通気がなされ、水圧が多孔質プラスチック部材10Aの防水及び通気機能の耐用限界に近くなると、可動部材7の上面板部材7A下面に取着されているシールパッキン部材8の円形部8Aが、開口3Cの底面3B側の開口部分を覆って防水し、又、シールパッキン部材8の延出部8Bが、開口3Dの底面3B側の開口部分を覆って防水するものである。
即ち、高気圧の時はシールパッキン部材8による防水機能だけで開口3Dの防水を行うものであるが、高気圧になればなるほどシールパッキン部材8による開口3C及び3Dへの押圧力は大きくなるので、その防水性も高まり確実な防水が可能である。
図6は、上記図1乃至図4に示した実施の形態の他の変形例である。尚、上記の実施の形態と同一構成部分には同一番号を付してその詳細な説明は省略する。
この変形例においては、凹部開口3Aの底面3Bに開口3Cは設けられておらず、代わりに、可動部材2の摺動部7Dに開口(貫通孔)7Eが形成されており、この開口7Eの下部に多孔質プラスチック部材10Bが配置されている。又、シールパッキン部材8は円形部8Aのみから構成されている。
この構成においては、大気圧或いは低い水圧中においては摺動部7Dに形成された開口7E内部の多孔質プラスチック部材10Bによって防水及び通気がなされる。そして、水圧が多孔質プラスチック部材10Bの防水及び通気機能の耐用限界に近くなると、可動部材7の上面板部材7A下面に取着されているシールパッキン部材8の円形部8Aが開口3Cを覆って防水するものである。
即ち、この変形例においても、高気圧の時はシールパッキン部材8による防水機能で開口3Cの防水を行うものであるが、水中で高気圧になればなるほどシールパッキン部材8による押圧力は大きくなるので、その防水性も高まり確実な防水ができる。
図7は、上記図1乃至図4に示した実施の形態の他の変形例である。尚、上記の実施の形態と同一構成部分には同一番号を付してその詳細な説明は省略する。
この変形例においては、図1に示した構成において、シールパッキン部材8を省略したものである。
即ち、この変形例においては、水深が深くなると可動部材7がバネ部材6のバネ(弾性)力に抗して機器ケース2内部方向(図示下方)に順次移動し、開口3Dに配置されている多孔質プラスチック部材10の防水機能が作用できなくなる水圧5mの位置に達する前に、可動部材7の摺動部7Dに取り付けられている断面O型防水パッキン9の位置が、開口3C内部の開口3Dの位置より下方となるため(図4の(a)参照のこと)、開口3Dから多孔質プラスチック部材10を介して侵入してくる水分を断面O型防水パッキン9で防水し得るものである。
即ち、断面O型防水パッキン9を高水圧下でも防水機能が働く様な材質或いは形状とすることによりシールパッキン部材8が無くても防水が図れるものである。
図8は、更に他の変形例を示している。尚、上記の実施の形態或いは各変形例と同一構成部分には同一番号を付してその詳細な説明は省略する。
然して、この変形例は、高水圧下での防水性を高め、機器ケース2の外部に露出する電子部品を保護する様にしたものである。即ち、開口3D下端面には、防水パッキン11を介してスピーカ12が取り付けられており、大気中においては、スピーカ12から発せられる音響が開口3D、凹部開口3Aを介して機器ケース2の外部に発せられる様になっている。
又、凹部開口3Aに配置される可動部材7の上面板部材7A下面には、シールパッキン部材8が取着されており、開口3Dは、シールパッキン部材8の延出部8Bで覆われる様になっている。
即ち、水中などにおいては、ある程度の水圧であれば防水パッキン11によって防水機能が働くが、高水圧下になると防水パッキン11による防水機能が損なわれる。
そこで、図8に示す様に、可動部材7の上面板部材7A下面にシールパッキン部材8を取着し、高水圧下で可動部材7が下方向に移動すると、開口3Dがシールパッキン部材8の延出部8Bで覆われて防水する様になっている。
開口3Dが延出部8Bで覆われるタイミングは、防水パッキン11による防水機能が損なわれる以前のタイミングとなる様に設計されており、これによって高圧下でのスピーカが水侵や破損から免れる様になっている。尚、スピーカ以外の電子部品、例えば、マイクロフォンや各種センサなど他の電子部品にもこの構成を適用させることができる。
尚、本発明は上記の実施の形態に限らず、種々の変更が可能である。
例えば、上記実施の形態でおいては、開口3Dに配置される多孔質性プラスチック10は、5mまで通気性及び防水性が保たれるものとしたが、5m以上通気性及び防水性が保たれるものであっても良く、逆に5m以下の圧力で通気性及び防水性が損なわれてしまうものであっても良い。
又、通気性及び防水性を備える機能部材は、多孔質性プラスチック材料に限らず、他の材料であっても良い。
更に、貫通孔3Dを塞ぐ可動部材7は、機器ケース2の外部から塞ぐのではなく、機器ケース2内部にて塞ぐ様にしても良い
更に又、本発明による防水構造は、携帯電話機の防水構造に限定されず、水深計、パーソナルコンピュータ、ウェアラブルコンピュータ、PDA、デジタルカメラ、音楽プレイヤー、電子辞書、電卓など、他の電子機器の防水構造として適用し得るものである。
1 携帯電話機
2 機器ケース
3 貫通孔
3A 凹部開口
3B 底面
3C、3D 開口(貫通孔)
4 挿通機構
5 支持板
6 バネ部材
7 可動部材
7A 上面板部材
7B 軸部材
7D 摺動部
8 シールパッキン部材
10 多孔質性プラスチック
12 スピーカ
2 機器ケース
3 貫通孔
3A 凹部開口
3B 底面
3C、3D 開口(貫通孔)
4 挿通機構
5 支持板
6 バネ部材
7 可動部材
7A 上面板部材
7B 軸部材
7D 摺動部
8 シールパッキン部材
10 多孔質性プラスチック
12 スピーカ
Claims (8)
- 貫通孔が形成された機器ケースと、
この機器ケースの前記貫通孔内部に配置された通気性機能と防水性機能とを併せ持つ機能部材と、
外部圧の変化によって移動し、外部圧が低いときには前記貫通孔から離間して前記機能部材を介して前記機器ケース外部と内部とを連通させ、外部圧が高いときには前記貫通孔を覆って前記機器ケース内部を防水する可動部材と、
を備えたことを特徴とする防水構造。 - 更に、前記機器ケースには前記貫通孔の近傍に開口が形成されており、
前記可動部材は前記外部圧の変化によって前記開口内部を移動する軸部材と、この軸部材と連動し前記軸部材の移動によって前記貫通孔から離間した状態及び前記貫通孔を覆った状態となるシール部材とを備えていることを特徴とする請求項1記載の防水構造。 - 前記開口は、前記機器ケースの内部と外部とを連通する開口であり、前記開口内部を移動する軸部材は前記開口内部で前記機器ケースの内部と外部とを防水する防水機構が形成されていることを特徴とする請求項2記載の防水構造。
- 更に、前記機器ケースには前記貫通孔の近傍に開口が形成されており、前記貫通孔は前記機器ケース外部と前記開口内部とが連通されていることを特徴とする請求項1に記載の防水構造。
- 更に、大気中において前記可動部材を前記貫通孔から離間した位置に保持する位置保持部材が設けられていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の防水構造。
- 前記位置保持部材は、前記機器ケースに固定された固定部材と、この固定部材と前記可動部材との間に設けられた弾性部材からなることを特徴とする請求項5に記載の防水構造。
- 貫通孔が形成された機器ケースと、
この機器ケースの前記貫通孔内部に防水機構を介して配置された電子部品と、
外部圧の変化によって移動し、外部圧が低いときには前記貫通孔から離間して前記調整部材を介して前記機器ケース外部と内部とを連通させ、外部圧が高いときには前記貫通孔を覆って前記機器ケース内部を防水する可動部材と、
を備えたことを特徴とする防水構造。 - 請求項1乃至7のいずれかの防水構造を備えた電子機器。
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JP2010095758A JP2011228416A (ja) | 2010-04-19 | 2010-04-19 | 防水構造及び防水構造を備えた電子機器 |
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