JP2002090247A - 圧力インジケータ及び圧力検出装置及びタイヤ組立体 - Google Patents

圧力インジケータ及び圧力検出装置及びタイヤ組立体

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JP2002090247A
JP2002090247A JP2000278512A JP2000278512A JP2002090247A JP 2002090247 A JP2002090247 A JP 2002090247A JP 2000278512 A JP2000278512 A JP 2000278512A JP 2000278512 A JP2000278512 A JP 2000278512A JP 2002090247 A JP2002090247 A JP 2002090247A
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pressure
tire
container
elastic polymer
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JP2000278512A
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Koji Otani
光司 大谷
Hiroshi Morinaga
啓詩 森永
Hidetoshi Yokota
英俊 横田
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Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成で、かつタイヤないしはタイヤホ
イールに装着可能な圧力インジケータ及びタイヤの空気
圧を容易にチェックすることのできるタイヤ組立体を提
供する。 【解決手段】 圧力インジケータ10を、圧力媒体と連
通管11を介して連通する透明な円筒状の圧力容器12
と、この圧力容器12内の上記圧力媒体側とは反対側の
底面12aに固着された弾性体13とから構成するとと
もに、上記弾性体13を、独立気泡を有する発泡体から
成る弾性ポリマーから構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気等の圧力媒体
の圧力を表示する圧力インジケータと、上記圧力媒体の
圧力を検出する圧力検出装置、及びタイヤの空気圧をチ
ェックすることのできるタイヤ組立体に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、タイヤ内の空気は徐々に漏洩す
るためタイヤ内圧が低下し、車両の走行時において危険
な状態を引き起こす恐れがあることが知れている。例え
ば、低内圧状態で長時間運転し続けると、タイヤバース
トが発生して人命に関わる大事故を引き起こすことがあ
る。特に高速道路など、自動車が高速で走行している状
態ではタイヤの発熱が促進され、スタンディングウエー
ブ現象を引き起こして、更に重大な危険をもたらす可能
性が高くなる。そこで、このような危険を回避するた
め、職業ドライバー達は、タイヤの内圧点検を日常的に
実施しているため、上記のような危険な状態で走行しつ
づけることは比較的少ないといえる。しかしながら、一
般のドライバーは、一部の人達を除いては、タイヤの内
圧をチェックすることは稀であり、特に機械を不得手と
するドライバーにおいては、何年間も内圧をチェックし
ないで走行している例が多数みうけられる。また、プロ
のテストドライバーは、自動車の操舵感などにより、微
妙な内圧の低下を感じ取ることが可能であるが、一般の
ドライバーの場合には、極端な低内圧状態でない限り、
内圧低下を感じ取ることはほぼ不可能である。内圧が低
下するとタイヤの撓み量が増し、外見上タイヤが潰れて
見えることがあるが、比較的タイヤに慣れ親しんでいる
者でさえ、内圧が半減したタイヤを外観から見分けるこ
とは困難である。したがって、ドライバーの潜在的な危
険を回避するため、タイヤに詳しくない者でも一見して
タイヤ内圧の低下が認知できるシステムの開発が望まれ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来、タイヤ内圧を検
知・表示する方法については数多くの発明がなされてい
るが、その中でも、例えば、圧電素子などを用いた圧力
センサを装備し、得られた情報をテレメーターにて車体
側に送信するという直接的な手段を用いたものや、車体
の加速度やサスペンション間の振動伝達特性を解析し
て、間接的にタイヤ内圧の変化を検知する方法が多くみ
うけられる。しかしながら、いずれの方法も技術的には
可能であるが、その機構が複雑であったり、高価な装置
を必要とするため、一般に広く普及するには到っていな
かった。一方、インジケータ弁のように、比較的簡単な
構成でタイヤ内圧を表示するシステムも提案されてい
る。しかしながら、例えば、空気充填用バルブを改良し
てタイヤ内圧を表示する構成の多くは、シール部分の気
密性が低下するといった問題や、部材の劣化に伴う摩擦
係数の変化により正確な作動を維持できないといった問
題点を抱えている。また、従来のインジケータ弁は、バ
ルブ内を摺動する可動部分を有するため、走行に伴う振
動が圧力表示に悪影響を及ぼすといった欠点も残されて
いる(例えば、、特開平9−503848号公報)。ま
た、特殊な装置を考案し、圧力表示を可能にした例もあ
る(特開平7−260606号公報)。これは、光の全
反射という物理的作用を応用したものであるが、内圧が
十分か否かという二値情報しか得られないため、徐々に
低下する内圧を細かく表示することができないという欠
点があった。
【0004】本発明は、従来の問題点に鑑みてなされた
もので、簡単な構成で、かつタイヤないしはタイヤホイ
ールに装着可能な圧力インジケータ及びタイヤの空気圧
を容易にチェックすることのできるタイヤ組立体を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の圧力インジケータは、圧力媒体と、直接にあるいは圧
力伝達体を介して連通する容器と、この容器内に配設さ
れた弾性ポリマーとを備え、上記弾性ポリマーの体積変
化により上記圧力媒体の圧力変化を表示するように構成
したことを特徴とするもので、これにより、例えば、タ
イヤないしはタイヤホイールなどに装着可能な簡単な構
成の圧力インジケータを得ることが可能となる。
【0006】請求項2に記載の圧力インジケータは、上
記弾性ポリマーを、独立気泡を有する発泡体、ないしは
気体を内包する風船体から構成したもので、これによ
り、圧力表示の精度を向上させることが可能となる。
【0007】また、請求項3に記載のタイヤ組立体は、
タイヤ内の空気と連通する容器と、この容器内に配設さ
れた弾性ポリマーとを有し、上記弾性ポリマーの体積変
化によりタイヤ内圧の変化を表示する圧力インジケータ
を備え、タイヤの内圧をチェックできるようにしたもの
である。
【0008】請求項4に記載のタイヤ組立体は、上記容
器内の、少なくとも上記弾性ポリマーと空気との境界部
の変位する範囲を含む部位に透明部を設けるとともに、
上記透明部がタイヤの外面側に露出するように、上記容
器をタイヤに埋設したもので、これにより、ホイールを
加工することなく、圧力インジケータを装着することが
可能となる。
【0009】請求項5に記載のタイヤ組立体は、上記容
器の、少なくとも上記弾性ポリマーと空気との境界部の
変位する範囲を含む部位に透明部を設けるとともに、上
記透明部がタイヤホイールの外面側に露出するように、
上記容器をタイヤホイールに埋設したもので、これによ
り、タイヤを交換しても引き続き圧力インジケータを使
用することが可能となる。
【0010】請求項6に記載のタイヤ組立体は、上記圧
力インジケータを、タイヤホイールに設けられた空気充
填用バルブと一体に構成したもので、これによりタイヤ
構造の変更を最小限に留めることが可能となる。
【0011】請求項7に記載のタイヤ組立体は、上記弾
性ポリマーを、独立気泡を有する発泡体、ないしは気体
を内包する風船体から構成したもので、これにより、圧
力表示の精度を向上させることが可能となる。
【0012】また、請求項8に記載の圧力検出装置は、
外圧に応じて変形する変形体と、上記変形体の変形量を
電圧値に変換する電圧変換手段とを備えたものである。
請求項9に記載の圧力検出装置は、上記変形体を弾性ポ
リマーから構成したものである。請求項10に記載の圧
力検出装置は、上記電圧変換手段を、磁界を発生する一
次コイルと磁界を検出する二次コイルとを含む複数のコ
イルから構成したものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面に基づき説明する。 実施の形態1.図1は、本実施の形態1に係わる圧力イ
ンジケータ10の概略構成図で、圧力インジケータ10
は、図外の圧力媒体と連通管11を介して連通する、透
明な強化プラスチックから成る円筒状の圧力容器12
と、この圧力容器12内の上記圧力媒体側とは反対側の
底面12aにその底部13aが固着された、上記圧力容
器12の内径と略同じ径を有し、長さが上記圧力容器1
2よりも短い円柱状の弾性体13とから構成される。な
お、上記弾性体13の側面13bは、上記圧力容器12
の内壁に密着されてはいるが、底部13aのように固着
はされてはいない。上記弾性体13の素材としては、上
記圧力媒体の圧力変化に応じて良好な体積変化を示し、
かつ長時間の加圧によってもクリープを起こさない弾性
ポリマーが適している。弾性ポリマーは、配合組成によ
って決まる物性の他に、発泡倍率などを制御してその弾
性率などを制御することができるので、任意の圧力感受
性を設定することが可能であるという利点を有する。
【0014】次に、動作について説明する。なお、説明
を簡単にするため、圧力媒体の圧力は、最小でも常圧
(大気圧)以上あるものとする。はじめに、圧力媒体の
圧力が定常値Pである時には、上記弾性体13の端面
13cの位置は、図2(a)に示すように、上記弾性体
13の復元力が上記圧力Pと釣り合うように変形した
(常圧の状態より圧縮された)位置である上記圧力容器
12の略中央部Mに位置しているものとする。圧力媒体
の圧力が上記PからP(P<P)に低下する
と、図2(b)に示すように、上記弾性体13は膨張
し、上記端面13cの位置は、圧力媒体側に移動して、
上記圧力Pと釣り合う位置Aに達する。逆に、圧力媒
体の圧力が上記PからP(P>P)に増加する
と、図2(c)に示すように、上記弾性体13は圧縮さ
れて圧力媒体側とは反対側に戻され、上記端面13cの
位置は、上記圧力Pと釣り合う位置Bまで移動する。
本実施の形態1では、弾性体13の側面13bは、上記
圧力容器12の内壁に密着されているので、上記弾性体
13の体積変化は圧力容器12の軸方向のみに現れる。
したがって、上記弾性体13の端面13cの位置によ
り、圧力媒体の圧力を検知することができる。ここで、
弾性体13の側面13bが圧力容器12の内壁に密着さ
れており、固着されていないことが重要であって、更に
は、図3に示すように、圧力容器12と弾性体13の側
面13bとの界面10Sが良好な潤滑性を有することが
望ましい。なぜなら、圧力容器12と弾性体13の側面
13bとが固着されていれば圧力表示が行えないし、密
着していなければ、圧力媒体の圧力が高くなった場合に
は、図4に示すように、弾性体13の体積が相似形に縮
小するため、正確な圧力表示が行えなくなってしまうか
らである。
【0015】このように、本実施の形態1によれば、圧
力インジケータ10を、圧力媒体と連通管11を介して
連通する透明な円筒状の圧力容器12と、この圧力容器
12内の上記圧力媒体側とは反対側の底面12aに固着
された弾性体13とから構成するとともに、上記弾性体
13を、上記圧力媒体の圧力変化に応じて良好な体積変
化を示し、かつ長時間の加圧によってもクリープを起こ
さない弾性ポリマーから構成したので、簡単な構成であ
りながら検知精度と耐久性とに優れ、タイヤないしはタ
イヤホイールに装着可能な圧力インジケータを得ること
ができる。
【0016】なお、上記実施の形態1では、透明な強化
プラスチックから成る円筒状の圧力容器12を用いた
が、上記圧力容器12の素材としては、金属やガラスな
どを使用することができるし、上記素材を組み合わせて
使用してもよい。圧力容器12の素材として金属等の不
透明な材料を用いた場合には、少なくとも、圧力容器1
2の側面で、弾性体13の上記圧力媒体側の端面13c
の位置の変形する範囲を含む部分に、長さ方向に延長す
る窓部を設けて、上記端面13cの位置が確認できるよ
うにしておく必要がある。但し、上記スリット部は、透
明あるいは半透明の部材でカバーするとともに、圧力容
器12の気密性を保つようにすることは言うまでもな
い。また、上記圧力インジケータ10をタイヤに埋設す
る場合には、上記連通管11や圧力容器12の素材とし
て、タイヤの変形に追従するような、若干の可塑性を有
する素材を用いることが望ましい。
【0017】また、上記例では、圧力容器12を円筒
形、弾性体13を円柱形としたが、圧力容器12及び弾
性体13の形状はこれに限るものではなく、圧力インジ
ケータ10の装着場所やその大きさ等により、適宜決定
されるものである。なお、いずれの場合でも、弾性体の
圧力媒体側と反対側の底面が圧力容器の底面に固着し、
かつ弾性体の側面が圧力容器の内壁に密着されているよ
うに構成すればよい。
【0018】実施の形態2.上記実施の形態1では、一
方の底面が圧力容器に固着され、側面が圧力容器の内壁
に密着された弾性体の変形により、圧力媒体の圧力を表
示するようにしたが、図5(a)に示すように、球状の
弾性体23を圧力容器22内に装着して、上記圧力容器
22と連通管21を介して連通する圧力媒体の圧力を表
示する圧力インジケータ20を構成することにより、タ
イヤないしはタイヤホイールに装着可能な簡単な構成の
圧力インジケータを得ることができる。なお、ここで
も、球状の弾性体23は、上記実施の形態1と同様に、
球状に成形した弾性体ポリマーとすることが望ましい。
上記弾性体13の素材としては、上記圧力媒体の圧力変
化に応じて良好な体積変化を示し、かつ長時間の加圧に
よってもクリープを起こさない弾性ポリマーが適してい
る。弾性ポリマーは、配合組成によって決まる物性の他
に、発泡倍率などを制御してその弾性率などを制御する
ことができるので、任意の圧力感受性を設定することが
可能であるという利点を有する上記構成の圧力インジケ
ータ20において、圧力媒体の圧力が定常値における上
記球状の弾性体23の直径をDとすると、低圧力時に
は、図5(b)に示すように、上記弾性体23は膨張し
て、その直径はDからD(D>D)に増加す
る。逆に、圧力媒体の圧力が増加すると、図5(c)に
示すように、上記弾性体23は圧縮されて、その直径は
からD(D<D)に減少する。したがって、
上記弾性体23の大きさ(直径)から圧力媒体の圧力を
検知することができる。
【0019】なお、上記実施の形態1、2で示した、弾
性体13,23に代えて、シリンダーとピストンとの組
み合わせにより、所定の内圧を有する気体を封入してお
くことも可能であるが、作動原理は同じであっても、長
期間に亘ってピストンの気密性を保つことは困難であ
る。したがって、長期間、正確な圧力表示を行うために
は、上述した弾性ポリマーのような独立気泡を有する発
泡体用いるかないしは気体を内包する風船体を用いるこ
とが好ましい。また、弾性体13,23に代えて、コイ
ルスプリングなどの機械的バネを採用した圧力インジケ
ータも可能であるが、このような圧力インジケータは、
車輪に装着された場合などには、走行中の振動により、
圧力容器と上記バネとが接触を起こし、摩滅による誤動
作を発生する恐れがあるので、圧力容器との摺動性に優
れた独立気泡を有する発泡体ないしは気体を内包する風
船体を用いることが好ましい。更には、上記弾性体1
3,23に代えて、圧力容器12の連通口12Sにダイ
ヤフラム状の膜を形成するとともに、圧力容器12内に
液体を満たし、気泡を封入し圧力インジケータも可能で
あるが、このような圧力インジケータを、車輪に装着さ
れた場合などには、圧力インジケータの上,下を固定す
ることができない上、走行中の振動などにより、圧力容
器中の気層と液層とがキャビティションを起こす恐れが
あるので、車両の振動の影響を受けにくい独立気泡を有
する発泡体ないしは気体を内包する風船体から構成した
弾性ポリマーを用いることが好ましい。
【0020】また、上記実施の形態1,2では、単に弾
性体13の端面13cの位置による圧力表示や、球状の
弾性体23の大きさによる圧力表示のみを行ったが、圧
力容器12,22に圧力容器適性圧領域と低内圧警告領
域と高内圧警告領域とを示す領域をそれぞれ示すカラー
バーを貼り付けるなどして、タイヤ内圧が適正かどうか
を使用者に認識させることができる。圧力インジケータ
10の場合には、図6(a)に示すように、低内圧警告
域カラーバー10L,通常内圧域カラーバー10M,高
内圧警告域カラーバー10Hとを示す領域をそれぞれ示
すカラーバーを、圧力容器12の側面12bの長さ方向
に延長する方向に上記の順序で貼り付ける。また、圧力
インジケータ20の場合には、図6(b)に示すよう
に、低内圧警告域カラーバー20L,通常内圧域カラー
バー20M,高内圧警告域カラーバー20Hとを示す領
域をそれぞれ示すカラーバーを、圧力容器22の弾性体
23の大きさを観察できる底面22aに、同心円状に貼
り付ければよい。あるいは、図7(a),(b)に示す
ように、圧力容器12の側面12bや圧力容器22の上
面22bに、適性圧領域を示す目盛り線10K,20K
を設けて、タイヤ内圧が適正かどうかを使用者に認識さ
せるようにしてもよい。
【0021】実施の形態3.図8は、本実施の形態3に
係わるタイヤ組立体50の概略構成図で、上記実施の形
態2の圧力インジケータ20をタイヤ本体51のサイド
トレッド部51Sに埋設するとともに、図9(a)に示
すように、圧力容器22とタイヤ内の空気とを、連通管
21を介して連通するように構成したものである。この
とき、上記圧力容器に透明部22Zを設けて、この透明
部22Zから圧力容器22内の弾性体23の大きさを観
察することにより、タイヤ組立体50の内圧状態を容易
に検知することができる。また、上記圧力インジケータ
20に代えて、実施の形態1の圧力インジケータ10を
サイドトレッド部51Sに埋設してもよい。この場合に
は、図9(b)に示すように、圧力容器12内の弾性体
13と空気との境界部の変位する範囲を含む部位に透明
部12Zを設けるとともに、上記透明部12Zがタイヤ
外面に露出するように圧力インジケータ10を埋設し、
上記透明部12Zにおける弾性体13と空気との境界部
の位置により、タイヤ組立体50の内圧状態を容易に検
知する。
【0022】なお、上記実施の形態3では、圧力インジ
ケータ10,20をタイヤ本体51に取り付けたが、図
10に示すように、タイヤホイール52のスポーク部5
2Sに取り付けるようにしてもよい。なお、図10は圧
力インジケータ10を取り付けた例を示す。また、圧力
インジケータ10,20をタイヤホイール52のリム部
52Rに取り付けるようにしてもよい。あるいは、図1
1に示すように、上記圧力インジケータ10,20を、
図示しないタイヤホイールに設けられる空気充填用バル
ブ52Vと一体に構成するようにしてもよい。これによ
り、タイヤ構造の変更を最小限に留めることが可能とな
る。
【0023】実施の形態4.図12は、本実施の形態4
に係わる圧力検出装置30の構成を示す図で、圧力検出
装置30は、上記実施の形態1に示した圧力インジケー
タ10の弾性体13内に、上記弾性体13の伸縮に伴っ
て変位する、上記弾性体13の伸縮方向に延長する円柱
状のフェライトコア31を配設するとともに、圧力容器
12の上記フェライトコア31の定常圧力状態における
位置に交流磁界を発生する一次コイル32を配設すると
ともに、上記一次コイル32の上記弾性体13の伸縮方
向の両側に、上記一次コイル32に対して対称の位置
に、上記一次コイル32で磁化されたフェライトコア3
1からの磁界を検出する二次コイル33,二次コイル3
4を配設したもので、上記フェライトコア31,一次コ
イル32,二次コイル33,34により、差動変圧器を
構成している。すなわち、図示しない圧力媒体の圧力の
増減に応じて上記弾性体13が伸縮し、これに伴って、
フェライトコア31が上記弾性体13の伸縮方向に移動
する。これにより、二次コイル33の両端と、二次コイ
ル34の両端に発生する電圧の大きさがそれぞれ変化す
る(フェライトコア31に近い方が大きくなる)ので、
上記二次コイル33の両端電圧と二次コイル34の両端
電圧との差を検出することにより、上記フェライトコア
31の位置、すなわち圧力媒体の圧力を検出することが
できる。
【0024】なお、上記本実施の形態4では、圧力イン
ジケータ10を備えた圧力検出装置30について説明し
たが、図13に示すように、上記実施の形態2に示した
圧力インジケータ20を用いて圧力検出装置40を構成
することもできる。すなわち、圧力インジケータ20の
弾性体23の連通管21側の底部23Bに、棒状のフェ
ライトコア41を配設するとともに、圧力容器22の外
周側に、上記実施の形態4と同様に、一次コイル42,
二次コイル43,44を配設して差動変圧器を構成し
て、図示しない圧力媒体の圧力の増減に応じて膨張・収
縮する上記弾性体23の大きさの変化に伴うフェライト
コア41の位置変化を検出することにより、圧力媒体の
圧力を検出することができる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、圧
力媒体と連通する容器と、この容器内に配設された弾性
ポリマーとを備え、上記弾性ポリマーの体積変化により
上記圧力媒体の圧力変化を表示するようにしたので、簡
単な構成でありながら検知精度と耐久性とに優れた圧力
インジケータを得ることができる。更に、上記弾性ポリ
マーを、独立気泡を有する発泡体、ないしは気体を内包
する風船体から構成したので、圧力表示の精度を更に向
上させることできる。また、上記構成の圧力インジケー
タを、タイヤないしはタイヤホイールなどに装着するこ
とにより、タイヤの空気圧を容易にチェックすることの
できるタイヤ組立体を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1に係わる圧力インジケ
ータの構成を示す模式図である。
【図2】 圧力インジケータの動作を示す図である。
【図3】 弾性体の動きを説明するための図である。
【図4】 弾性体の動きを説明するための図である。
【図5】 本実施の形態2に係わる圧力インジケータの
構成と動作とを示す図である。
【図6】 本実施の形態1,2に係わる圧力の表示方法
を示す図である。
【図7】 本実施の形態1,2に係わる他の圧力表示方
法を示す図である。
【図8】 本実施の形態3に係わるタイヤ組立体を示す
図である。
【図9】 本実施の形態3に係わる圧力インジケータを
示す図である。
【図10】 本実施の形態3に係わる圧力インジケータ
の設置個所を示す図である。
【図11】 本実施の形態3に係わる圧力インジケータ
の設置個所を示す図である。
【図12】 本実施の形態4に係わる圧力検出装置の構
成を示す図である。
【図13】 圧力検出装置の他の構成を示す図である。
【符号の説明】
10,20 圧力インジケータ、11,21 連通管、
12,22 圧力容器、12Z,22Z 透明部、13
円筒状の弾性体、23 球状の弾性体、30,40
圧力検出装置、31,41 フェライトコア、32,4
2 一次コイル、33,34,43,44 二次コイ
ル、50 タイヤ組立体、51 タイヤ本体、52 タ
イヤホイール、52R リム部、52S スポーク部、
52V 空気充填用バルブ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 横田 英俊 東京都小平市小川東町3−1−1 株式会 社ブリヂストン技術センター内 Fターム(参考) 2F055 AA12 BB20 CC59 DD11 EE04 EE21 FF11 GG03

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧力媒体と連通する容器と、この容器内
    に配設された弾性ポリマーとを備え、上記弾性ポリマー
    の体積変化により上記圧力媒体の圧力変化を表示するよ
    うに構成したことを特徴とする圧力インジケータ。
  2. 【請求項2】 上記弾性ポリマーを、独立気泡を有する
    発泡体、ないしは気体を内包する風船体から構成したこ
    とを特徴とする請求項1に記載の圧力インジケータ。
  3. 【請求項3】 タイヤ内の空気と連通する容器と、この
    容器内に配設された弾性ポリマーとを有し、上記弾性ポ
    リマーの体積変化によりタイヤ内圧の変化を表示する圧
    力インジケータを備えたことを特徴とするタイヤ組立
    体。
  4. 【請求項4】 上記容器内の、少なくとも上記弾性ポリ
    マーと空気との境界部の変位する範囲を含む部位に透明
    部を設けるとともに、上記透明部がタイヤの外面側に露
    出するように、上記容器をタイヤに埋設したことを特徴
    とする請求項3に記載のタイヤ組立体。
  5. 【請求項5】 上記容器の、少なくとも上記弾性ポリマ
    ーと空気との境界部の変位する範囲を含む部位に透明部
    を設けるとともに、上記透明部がタイヤホイールの外面
    側に露出するように、上記容器をタイヤホイールに埋設
    したことを特徴とする請求項3に記載のタイヤ組立体。
  6. 【請求項6】 上記圧力インジケータを、タイヤホイー
    ルに設けられた空気充填用バルブと一体に構成したこと
    を特徴とする請求項5に記載のタイヤ組立体。
  7. 【請求項7】 上記弾性ポリマーを、独立気泡を有する
    発泡体、ないしは気体を内包する風船体から構成したこ
    とを特徴とする請求項3〜請求項6のいずれかに記載の
    タイヤ組立体。
  8. 【請求項8】 外圧に応じて変形する変形体と、上記変
    形体の変形量を電圧値に変換する電圧変換手段とを備え
    たことを特徴とする圧力検出装置。
  9. 【請求項9】 上記変形体を弾性ポリマーとしたことを
    特徴とする請求項8に記載の圧力検出装置。
  10. 【請求項10】 上記電圧変換手段を複数のコイルから
    構成したことを特徴とする請求項9または請求項10に
    記載の圧力検出装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105784258A (zh) * 2016-03-09 2016-07-20 安徽久工健业有限责任公司 内置气压传感器气囊及制作方法

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