JP2002090044A - 扉開閉機構 - Google Patents

扉開閉機構

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JP2002090044A
JP2002090044A JP2000284920A JP2000284920A JP2002090044A JP 2002090044 A JP2002090044 A JP 2002090044A JP 2000284920 A JP2000284920 A JP 2000284920A JP 2000284920 A JP2000284920 A JP 2000284920A JP 2002090044 A JP2002090044 A JP 2002090044A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】少ない力で扉を開ける事ができて扉開放操作性
が良好であり、しかも外観上も美しくデザイン的に洗練
された扉開閉機構を提供する。 【解決手段】扉のハンドルに加えられた動作力をてこに
より拡大して本体側に伝達し、その扉と本体との間を所
定間隔に離隔させる扉開閉機構において、前記ハンドル
より前記てこの支点まで延びるアーム部を有し、そのて
この支点近傍及びそのアーム部を覆うカバーを設けた構
成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷蔵庫等の扉開閉
機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、このような扉開閉機構につい
ては、例えば特開平10−73367号公報に記載され
ている如く、ガスケット内に内蔵されたゴム磁石から発
生された磁力によってキャビネットの前縁部にガスケッ
トが強く面接触され、ドアの緊密な閉動作が行われるド
アを設けた冷蔵庫において、前記ドアの一側にはドアを
開ける際に、先ず所定部分を指の力によって前記キャビ
ネットとガスケットとの磁力接触状態を一時一定間隔に
離隔させた後で、ドアを僅かな力で軽く開けられるよう
ドアハンドル手段を設けた構成のものが開示されてい
る。
【0003】これは、具体的には、ドアに設けられた内
側及び外側ハンドルと、前記内側及び外側ハンドルの一
側に回動自在にヒンジ結合された取手部材と、前記取手
部材と内側及び外側ハンドルを指で握る事によりシーソ
ー運動する回転カムと、前記回転カムのシーソー運動に
より前後にスライド運動するスライド軸とを有してお
り、前記取手部材と内側及び外側ハンドルを指でつま
み、指の力によってスライド軸を移動させ、これにより
キャビネットを押して、ドアを一定間隔に離隔させるも
のである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記特
開平10−73367号公報に記載されているような構
成では、前記取手部材と内側及び外側ハンドルを指でつ
まむには、指先の握力がかなり必要であるという問題が
ある。これは体重をかけて前記取手部材を引く場合でも
同様である。
【0005】そして、このような、ドアを開けるときの
操作力を小さくするには、前記回転カムの回転軸となる
ヒンジピンから前記取手部材につながる第1接触突起面
までの距離を長くする必要があり、こうすると前記回転
カムが大きくなるので、外観上見苦しくなる。しかも、
前記取手部材の動作を大きくする必要が生じるので、操
作性が悪くなり、また大きな配置スペースや動作スペー
スも必要となる。さらには、スライド軸がキャビネット
を押す位置は、ドアハンドル開閉手段の近くに限られる
ので、デザイン的な制約が生じる。
【0006】また、機構部を覆うカバー等を設けにくく
なるため、機構部に埃,飲料等が入り込みやすく不衛生
であり、清掃も困難となる。また動作不良等の問題も発
生しやすい。
【0007】本発明は、このような問題点に鑑み、少な
い力で扉を開ける事ができて扉開放操作性が良好であ
り、しかも外観上も美しくデザイン的に洗練された扉開
閉機構を提供する事を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、扉のハンドルに加えられた動作力をて
こにより拡大して本体側に伝達し、その扉と本体との間
を所定間隔に離隔させる扉開閉機構において、前記ハン
ドルより前記てこの支点まで延びるアーム部を有し、そ
のてこの支点近傍及びそのアーム部を覆うカバーを設け
た事を特徴とする。
【0009】また、前記ハンドルに加えられた動作力を
前記本体側に到るまでの所定の距離伝達する伝達部材を
設けた事を特徴とする。そして、前記伝達部材は前記て
この支点となる回動軸中心を有するシャフトである事を
特徴とする。さらに、前記シャフトの少なくとも一端に
曲げ部を設け、その曲げ部を前記回動軸中心周りに回動
させる事により、前記動作力の伝達を行う事を特徴とす
る。また、前記シャフトの少なくとも一端に曲げ部を設
け、その一端に設けた曲げ部に前記アーム部を嵌合させ
た事を特徴とする。
【0010】また、前記ハンドルを扉に組み付ける組付
け部材を前記カバーにより覆った事を特徴とする。ま
た、前記ハンドル及び前記アーム部を補強する補強部材
を設けた事を特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら説明する。なお、以下の説明に
おいて、左右とは冷蔵庫を正面から見て左右を意味し、
前後とは冷蔵庫を正面から見て前後(手前及び向こう)
を意味する。また、以下の各図において、板厚等の薄い
断面を示す部分に対するハッチングは、記入を省略して
いる。
【0012】図1は、本発明の扉開閉機構を備えた冷蔵
庫の一実施形態を示す正面図である。同図において、1
は冷蔵庫本体、上方に位置する2は冷蔵室扉、中央に位
置する3は野菜室扉、下方に位置する4a,4b,及び
5は冷凍室扉である。各扉の背後に控えた冷蔵庫本体1
は、その前記各々の扉に対応して、前面に開口部を持つ
隔離室を有している。また、冷蔵室扉2は、左右両開き
の扉であり、各々てこ式で開閉動作を行うハンドル6,
7を左右下部に有している。
【0013】ここで、冷蔵室扉2は、その前面に、左右
両端が後方に折り曲げられたドアプレート8が配置さ
れ、そのドアプレート8の上下端各々にドアキャップ上
9,及びドアキャップ下10が差し込まれた箱体11を
備えている。また、上記ハンドル6,7が取り付けられ
る部分には、ドアプレート8をそれぞれ切り欠いた開口
部8a,8bが設けられている。そして、開口部8a,
8bには、ドアプレート8の裏側からそれぞれハンドル
サポート12,13があてがわれ、これらハンドルサポ
ート12,13には、開口部8a,8bをそれぞれ左右
の側面斜め前方から通過して、ハンドルベース14,1
5がそれぞれ差し込まれるように取り付けられている。
【0014】なお、ハンドルベース14,15は、それ
ぞれハンドルサポート12,13の外側に配設され、各
々ドアプレート8を挟んで、上記箱体11の内側から図
示しないビス止めにて取り付けられる。これにより、箱
体11とあわせて、冷蔵室扉小組品16が形成される。
この冷蔵室扉小組品16には、後方開口部(不図示)か
ら発泡ウレタン原料が注入され、この後方開口部を覆う
ように背面板(後述)が取り付けられた後、ウレタン発
泡が施される。これにより、内部に発泡したウレタンフ
ォームの断熱材(後述)を有する冷蔵室扉中組品17が
形成される。
【0015】図2は、冷蔵室扉右部のハンドル7付近の
拡大図であり、内部構造が分かるように、部分断面図を
備えている。なお、左側のハンドル6付近の構成は、本
図を左右に反転したものとなっている。同図において、
ハンドルサポート13の前方に位置するハンドルベース
15の下部には、略円形部15aからその直径より巾の
狭い略長方形の切り込みが続いて鍵穴状となった、穴1
5bが開けられている。
【0016】そして、ハンドルサポート13には、前記
穴15bに対向して断面が略小判状である空洞部13a
が設けられており、これが下方に延びてドアキャップ下
10まで続いている。さらに、ドアキャップ下10に
は、空洞部13aに対向して同様の略小判穴10aが開
けられており、穴15b,空洞部13a,略小判穴10
aは、互いを貫通して一体となった空間18となってい
る。
【0017】なお、空洞部13aと略小判穴10aの嵌
合部は、上記発泡ウレタン原料が箱体11に注入されて
発泡したとき、空間18内にウレタンが漏れ出さないよ
うな嵌合となっているが、必要に応じて更にその部分に
はシール処理が施される。これにより、空間18及びそ
の付近は、発泡したウレタンフォームの断熱材2aから
隔離された状態となる。
【0018】また、ハンドル7の下部より側方に延びる
アーム部7wに嵌合するハンドル下20の開口部20a
には、ハンドル7の回動軸となる下シャフト19が差し
込まれており、下シャフト19上部のL状曲げ部19a
は、ハンドル下20の保持部20bに保持されている。
一方、下シャフト19下部のL状曲げ部19bは、ハン
ドルベース15の穴15bを通過した後、続いて空洞部
13a,略小判穴10aを通過し、即ち空間18を通過
して、ドアキャップ下10の内面に突き出した状態とな
っている。このとき、空間18には、下シャフト19の
一部が挿入されている。
【0019】そして、ハンドル下20の下面より下方に
突出する略円形ボス20cは、ハンドルベース15の穴
15b中の略円形部15aに嵌合している。これにより
ハンドル下20は、ハンドル7下部及び下シャフト19
と共に、ハンドルベース15に回動自在に取り付けられ
た状態となっている。なお、下シャフト19上部のL状
曲げ部19aは、狭持或いは接着等により、ハンドル下
20の保持部20bに固定されている。また、下シャフ
ト19下部のL状曲げ部19bには、カムレバー21が
スライドカム22に組み込まれた状態で、下側から取り
付けられている。これらの部分の働きについては後述す
る。
【0020】ところで、上述したように、下シャフト1
9上部及び下部には、それぞれL状曲げ部19a,19
bを設けているため、下シャフト19にハンドル下20
やカムレバー21を結合する際に、回り止めのためのキ
ーやキー溝等を設ける必要がないので、ハンドルの構造
が簡略化され、部品点数も少なく、組み立ても容易とな
っている。しかも、L状曲げ部19a,19bは、下シ
ャフト19に一体となって繋がっている丈夫なものであ
るので、下シャフト19に対するハンドル下20やカム
レバー21の結合が更に確実なものとなっている。また
これにより、簡単な構造で、大きな力を所定の距離離れ
た位置に確実に伝達する事ができるので、扉開放操作性
の良好な扉開閉機構が得られる。
【0021】また、L状曲げ部19bは、カムレバー2
1の嵌合部に対して、上下方向に抜き差しする事ができ
るため、上記各部品を組み立てた状態から、下シャフト
19やハンドル下20を取り外すときは、スライドカム
22側から分解する必要がない。即ち、冷蔵室扉2を冷
蔵庫本体1に取り付けた状態のまま、ハンドル7側から
分解する事ができるので、補修が簡単に行えるようにな
っている。また、L状曲げ部19a,19bが、それぞ
れハンドル下20及びカムレバー21に狭持により嵌合
しているときは、これら各々の部品における上下方向の
寸法や、取り付け角度或いは曲げ角度等に多少の変動が
あっても、嵌合部分で吸収する事ができる。
【0022】さて、カムレバー21の下面には、円形ボ
ス21aが設けられている。ここでは、カムレバー21
がL状曲げ部19bに取り付けられた状態において、下
シャフト19のてこの支点となる回動軸中心19cの下
方への延長線上に、この円形ボス21aの中心がある。
そして、円形ボス21aは、スライドカム22の穴22
aに、回動自在に嵌合している。
【0023】つまり、スライドカム22は、後述するカ
ムとしての働き以外に、カムレバー21を支持する働き
も兼ねており、他にカムレバー21を支持する部材を設
けていないので、構造的にもスペース的にも簡略化され
たものとなっている。なお、スライドカム22は、ドア
キャップ下10を挟んで、補強板23にビス止め(不図
示)されている。そして、ハンドル7は、ハンドルベー
ス15に回動自在に取り付けられたハンドル下20の扉
外側(本図の右側)から差し込まれ、ハンドル下20に
図示しないビス止め等にて固定されている。
【0024】また、ハンドル7上部より側方に延びるア
ーム部7yには、貫通穴7aが開けられており、ハンド
ルベース15上端には、その貫通穴7aに対向して上側
に貫通穴15cが開けられている。さらに、ハンドルベ
ース15内側壁より突出する突起15fには、前記貫通
穴7aに対向して下側に略円形穴15dが開けられてい
る。これら各穴は、下シャフト19の回動軸中心19c
の、上方への延長線上を中心にして設けられており、各
穴には下側から上シャフト24が同軸で差し込まれてい
る。
【0025】これにより、ハンドル7上部は、上シャフ
ト24と共に、ハンドルベース15に回動自在に取り付
けられた状態となっている。なお、突起15fより更に
下方に、同様にしてハンドルベース15内側壁より突出
する突起部15eが設けられており、上シャフト24を
前記各穴に差し込んだ後に回転させ、この上シャフト2
4下部に設けたL状曲げ部24aを、この突起部15e
に係合させる事により、上シャフト24の抜け止めとし
ている。
【0026】また、上述した、ハンドル7の下部より側
方に延びるアーム部7w上面には、下シャフト19の回
動軸中心19cの延長線上付近に、円形ボス7bが突出
しており、これにはねじりコイルバネであるバネ25が
はめ込まれている。そして、その一端であるバネ端25
aは、ハンドルベース15を後方へ押すようにこれに当
接しており、もう一端であるバネ他端25bは、アーム
部7w上面で円形ボス7bの少し手前に設けられた係り
部7cに、これを前方へ押すように掛けられている。
【0027】これにより、使用者がハンドル7の握り部
7dを持って手前に引き、冷蔵室扉2を開放した状態
で、握り部7dから手を離すと、ハンドル7はバネ25
の反力で、元の位置に戻るようになっている。また、上
述した上シャフト24のL状曲げ部24a,突起部15
e,円形ボス7b,係り部7c,及びバネ25を覆うよ
うに、ベースカバー26がハンドルベース15に爪嵌合
(後述)で取り付けられ、またハンドル7の前面にはハ
ンドルカバー27が爪嵌合(不図示)で取り付けられ
る。なお、前記説明した各利点は、ハンドルとは左右方
向の反対側に回動軸を持つ、片開きの扉構造において
も、同様の効果が得られる事は明白である。
【0028】図3は、冷蔵室扉右部のハンドルサポート
及びハンドルベースを下側から見た図である。同図
(a)は、ハンドルサポート13を下側から見た図であ
り、空洞部13aは、断面が略小判状の穴となってい
る。また、同図(b)はハンドルベース15を下側から
見た図であり、鍵穴状の穴15bは、略円形部15aを
有している。また、これらハンドルサポート13及びハ
ンドルベース15を左右方向で反転した形状とすると、
各々冷蔵室扉左側のハンドルサポート12及びハンドル
ベース14の形状となる。
【0029】そして、空洞部13a及び穴15bには、
下シャフト19のL状曲げ部19bが通過するようにな
っており、また穴15bの略円形部15aには、ハンド
ル下20の略円形ボス20cが、回動自在に嵌合する。
このとき、略円形部15aの円形中心は、下シャフト1
9の回動軸中心19cに略一致している。なお、略円形
部15aの直径の値を、穴15bにおける略長方形の切
り込みの巾より大きくしてあるため、ハンドル下20の
略円形ボス20cは、前記略長方形の切り込みにはまり
込む事はないので、ハンドル下20をハンドルベース1
5に対して、回動自在に取り付ける事ができる。
【0030】図4は、冷蔵室扉右部の扉閉止状態での、
ハンドル7付近の図1におけるA−A線断面図である。
なお、左側のハンドル6付近の構成は、本図を左右に反
転したものとなっている。同図に示すように、ドアプレ
ート8の後方折り曲げ部8cには、背面板28が取り付
けられている。また、背面板28の後面周縁部には溝2
8aが設けられており、略帯状のパッキン29の取付部
29aが溝28aに差し込まれている。これにより、パ
ッキン29は背面板28に取り付けられている。
【0031】また、パッキン29の内部には、弾力性の
ある磁性体29bがほぼ全長に渡って設けられており、
扉閉止時には、冷蔵庫本体1周壁を成すカラー鋼板製キ
ャビネット30等の、本体開口部前面31に、このパッ
キン29が密着する事により、冷蔵庫に対して外気を遮
断し、且つ断熱している。なお、2aは冷蔵室扉2内で
一体に発泡された、ウレタンフォームの断熱材である。
【0032】ここで、扉閉止状態から扉の右部を開放す
る場合を想定する。このとき、使用者がハンドル7の握
り部7dを握り、これを手前に引くと、ハンドル7は回
動軸中心19c周りで上側から見て右回りに回転する。
それと同時に、ハンドル7下部に取り付けられた、上記
図2に示したハンドル下20や、その保持部20bに保
持された下シャフト19上部のL状曲げ部19aも、回
動軸中心19c周りで右回りに回転する。
【0033】さらに、下シャフト19の右回り方向の回
転により、図2に示したカムレバー21も、回動軸中心
19c周りで右回りに回転する。そして、本体開口部前
面31側に設けられた後述するロック外カム32を、こ
のカムレバー21で押す事により、冷蔵室扉2の右部が
開放される。この動作は、図4に示すハンドル7のアー
ム部7w先端に設けられた当たり部7eが、ハンドルベ
ース15の内壁に設けられた当たり受け部15cに当接
するまで行われ、これにより冷蔵室扉2の右部は、本体
開口部前面31から所定間隔だけ離される。
【0034】このとき、冷蔵室扉2の主に右部のパッキ
ン29が、本体開口部前面31に磁性体29bの磁力で
密着している状態から、少し離れた状態となるだけで、
冷蔵室扉2が左右方向に移動しやすくなる。これによ
り、冷蔵室扉2が回転自在にロックされる、後述する第
2係止位置への移動も容易となる。また、パッキン29
が本体開口部前面31から少し離れるだけで、外気が庫
内に入りやすくなり、密閉状態が解除されるので、この
後更に扉を開放するときは、最初に開放するときよりも
少ない力で済む事になる。
【0035】その後、使用者が更にハンドル7を手前に
引くと、ハンドル7の当たり部7eが当たり受け部15
cに当接したままの状態で、冷蔵室扉2の右部は更に開
放される。なお、握り部7dは、その周辺に指を確実に
まわして握る事ができるので、ハンドル7を手前に引く
際には、充分に力を加える事ができるため、扉開閉時の
操作性が良い事は明白である。
【0036】そして、使用者が握り部7dを手から離す
と、図2で説明したバネ25の反力で、ハンドル7はハ
ンドルベース15に対して、元の位置関係即ち図4に示
す位置関係に戻る。このような働きをさせるために、上
述したように、バネ25のバネ端25aは、ハンドルベ
ース15を後方へ押すようにこれに当接しており、バネ
他端25bは、アーム部7w上面で円形ボス7bの少し
手前に設けられた係り部7cに、これを前方へ押すよう
に掛けられている。
【0037】また、ハンドル7がハンドルベース15に
対して元の位置関係に戻る際、ハンドル7がハンドルベ
ース15に当接する時に、打撃音が発生するが、その打
撃音を軽減するために、クッション材7fをハンドル7
又はハンドルベース15の、少なくともいずれか一方の
当接部に設けると良い。
【0038】そして、ハンドルベース15側の、前記バ
ネ25のバネ端25a付近は、端部へ向かうにつれてソ
リのように折り曲げられている。これにより、ハンドル
下20へ冷蔵庫扉2の右部からハンドル7を差し込む際
に、円形ボス7bにバネ25がはめ込まれた状態でも、
これがハンドルベース15の壁面に引っかからないよう
になっている。また、ベースカバー26は爪26a,2
6bにより、爪嵌合でハンドルベース15に取り付けら
れている。
【0039】なお、冷蔵室扉2における断熱材2aの断
熱性が不十分で、ハンドルサポート13やハンドルベー
ス15の表面に結露が生じる場合がある。このときは、
扉の前方で、ハンドルサポート13付近のドアプレート
8内側(断熱材2a側)から、ハンドルサポート13の
断熱材2a側にかけて、例えばアルミ箔等の熱伝導材を
貼付する事により、結露防止策としても良い。
【0040】また、ドアプレート8の開口部8b周辺
は、ハンドルサポート13とハンドルベース15とで挟
まれているので、断熱材2a作成時の発泡ウレタン原料
の発泡による、この部分からのウレタン漏れの恐れはな
い。更に、ハンドルサポート13から外側(ハンドルベ
ース15側)は、断熱材2aから隔離されているので、
ハンドル7等の可動部への断熱材の侵入がなく、これら
可動部の動作を阻害しない。なお、ハンドルサポート1
3やハンドルベース15と、ドアプレート8の開口部8
b周辺との間に、別途シール処理を施すと、ウレタン漏
れの防止は更に確実となる。
【0041】図5は、冷蔵室扉右部の扉閉止状態での、
ドアキャップ下10付近の図1におけるB−B線断面図
であり、主にカムレバー21付近を示している。なお、
左側のドアキャップ下付近の構成は、本図を左右に反転
したものとなっている。同図に示すように、下シャフト
19下部のL状曲げ部19bには、下側からスライドカ
ム22に組み込まれたカムレバー21が、これを囲むよ
うに取り付けられている。そのため、L状曲げ部19b
は、カムレバー21から上下方向に抜き差し可能となっ
ている。なお、図2で示したように、回動軸中心19c
の延長線上に設けられた、カムレバー21の下面にある
円形ボス21aは、スライドカム22の穴22aに、回
動自在に嵌合している。
【0042】また、図4に示したように、使用者がハン
ドル7の握り部7dを握り、手前に引くと、図5に示し
た下シャフト19が上側から見て右回り方向に、回動軸
中心19c周りに回転する。そのため、カムレバー21
も下シャフト19と同様にして、右回り方向に回動軸中
心19c周りに回転し、カムレバー21のてこの作用点
となるロック外カム32の前部を押す。そして、冷蔵室
扉2の右部が開放される。この動作は、図4に示したハ
ンドル7の当たり部7eが、ハンドルベース15の当た
り受け部15cに当接するまで行われ、これにより冷蔵
室扉2の右部は、本体開口部前面31から所定間隔だけ
離される。
【0043】なお、ロック外カム32の前部を押すカム
レバー21の押し面21bは、冷蔵室扉2の中央寄りと
なるにつれて前側の位置となるような形状となってお
り、ロック外カム32の前部を押している間は殆どその
状態である。従って、この押し面21bは、ロック外カ
ム32の前部を、斜め右前方から押すようになってお
り、その反力として、冷蔵室扉2の右部を、右側前方へ
移動させるような力が働く事になる。
【0044】また、上述したロック外カム32,カムレ
バー21,下シャフト19,及びハンドル7による、本
体開口部前面31からの所定間隔の扉開放は、てこの原
理を利用したものである。ここで、ハンドル7を手前に
引く際に、ロック外カム32に対して力の加わる方向
を、或程度自由な方向に変える事が可能であり、冷蔵室
扉2の移動方向と同様の方向に力が加わるようにする事
も可能であるので、これにより、扉移動時の開放抵抗を
低減する事ができる。なお、この事は、ロック外カムに
力を加える場合のみでなく、冷蔵庫本体1の他の部分に
力を加える構造とした場合でも、同様の効果が得られ
る。
【0045】さらに、カムレバー21の押し面21bに
おける、ロック外カム32と接する部分から、回動軸中
心19cまでの距離は、回動軸中心19cからハンドル
7の握り部7d中心までの距離よりも短いため、握り部
7dに加えた力は、てこの原理により、その各々の長さ
に反比例した値となって拡大され、ロック外カム32に
伝わる。従って、握り部7dに加えた力よりも強い力で
ロック外カム32押す事ができるので、これにより、少
ないスペースで扉開放時に必要な力が低減された、デザ
イン的にも美しい扉開閉機構を提供する事ができる。
【0046】また、てこの作用点を有するカムレバー2
1は、冷蔵室扉2の下部に配置されているため、冷蔵室
扉2の重みにより、カムレバー21と相手側(例えばロ
ック外カム32)が上下方向に押さえつけられ、これら
の位置関係が上下方向で安定して保持される。これによ
り、てこによる動作力が、扉移動時の開放抵抗がかかる
部分に確実に伝わるので、更に安定した扉開放動作が得
られる扉開閉機構を提供する事ができる。
【0047】そして、ハンドル7の回動を、下シャフト
19を介してカムレバー21に伝える構成であるため、
てこの力点となる位置(ここではハンドル7の握り部7
dの位置)と、てこの作用点となる位置(ここではカム
レバー21とその相手側であるロック外カム32との接
触位置)を、上下方向で扉開放操作性が良好となる位置
にそれぞれ設定する事ができる。しかも、下シャフト1
9は、図2で示した空間18を通す事により、外からは
見えない構成であるため、デザイン的にも美しい扉開閉
機構を提供する事ができる。
【0048】なお、前記説明した各利点は、ハンドルと
は左右方向の反対側に回動軸を持つ、片開きの扉構造に
おいても、同様の効果が得られる事は明白である。とこ
ろで、43はスライドカム22に設けられた、ロック外
カム32と係合するスライド外カムである。詳しくは後
述する。また、同図において括弧付きの符号で示した部
分についても後述する。
【0049】図6は、扉の下方に配置されるヒンジアン
グルを示す図である。同図(a)は、冷蔵室扉2の下方
で、冷蔵庫本体1の本体開口部前面31にビス等(不図
示)で取り付けられる、ヒンジアングル33の中央から
右半分を上側から見た平面図である。なお、ヒンジアン
グル33の中央から左半分は、本図を左右に反転したも
のとなっている。また、同図(b)〜(d)は、それぞ
れ同図(a)のC−C線断面図,D−D線断面図,E−
E線断面図である。
【0050】同図において、断面が略L字状の細長いア
ングル33aの、右端部にはヒンジピン34が、右端か
ら少し中央寄り部分には前後に長い形のロック外カム3
2が、それぞれカシメ止めにて取り付けられており、上
方に突出している。なお、冷蔵室扉2の下方には、その
扉の重量等が加わるため、補強のためロック外カム32
は、金属製(例えばステンレス鋼板)のプレス品より成
っている。また、アングル33a及びヒンジピン34も
金属製であり、それぞれ例えば厚さ3.2mmの亜鉛メ
ッキ鋼板,及びステンレス鋼棒材となっている。
【0051】ヒンジピン34は、冷蔵室扉2開閉時の回
転軸となるものである。また、インサート成形により、
アングル33a周囲にヒンジカバー33bが形成されて
おり、後述する第2カム突起35を含むロックカム部3
6は、ヒンジアングル33と一体に形成されている。ま
た、ヒンジアングル33の右端に設けられた33cは当
たり受け部であり、扉開放時にこの部分で扉の開き角度
を制限する。
【0052】なお、ヒンジピン34の上面が、上述した
スライドカム22における対応する面を支え、ヒンジピ
ン34周辺の他の部分を冷蔵室扉2下部より隔離させて
おり、扉移動や開閉時における、他の部分による摩擦や
引っかかりを防止する役目を果たしている。また、扉開
放抵抗の多くもこのヒンジピン34上面にかかる事にな
る。
【0053】そして、扉開放時にロック外カム32の前
部を、上述したカムレバー21が押す構成であるため、
押しやすい位置となっており、他に部材を追加したり補
強したりする必要もないので、構造が簡素化されて安価
となっている。さらに、この構成は、扉移動時の開放抵
抗が主にかかるヒンジピン34の付近に設けられてお
り、てこによる動作力が、扉移動時の開放抵抗がかかる
部分に確実に伝わるので、これにより安定した扉開放動
作が得られる扉開閉機構を提供する事ができる。
【0054】図7は、扉の上方右側に配置されるロック
カムを示す図である。同図(a)は、冷蔵庫本体1の上
部に設けられたヒンジアングル(不図示)にビス等で取
り付けられる、ロックカム37を示している。ロックカ
ム37は、冷蔵室扉2の上部右側に配置されている、後
述するスライドカム40に対応している。本図は、ロッ
クカム37を上側から見た図であり、左側のロックカム
は、本図を左右に反転した形状となっている。また、同
図(b)〜(d)は、それぞれ同図(a)のF−F線断
面図,G−G線断面図,H−H線断面図である。ロック
カム37の右側端部には、ヒンジピン34が挿入される
貫通穴38が開けられている。また、貫通穴38周りで
同心状に、円弧状の第2カム突起35が形成されてい
る。
【0055】ロックカム37の左側端部には、上述した
ロック外カム32と上下に対向した位置及び類似の形状
で、樹脂成形にてロック外カム39が一体に形成されて
いる。本実施形態においては、上述したカムレバー21
は、冷蔵室扉2の下部のみに配置されており、扉の上方
にあるロック外カム39を押す構造にはなっていないた
め、このロック外カム39の材料としては、例えばポリ
アセタール樹脂等の樹脂材料を使用しても、強度上は充
分である。なお、ロック外カム39は、相手側の後述す
るスライド外カム43との係合領域を大きくするため、
ロック外カム32と比較して、係合関係は同じであるが
より長い形状としている。また、aはビス止め用のボス
である。
【0056】図8は、扉の上部右側に配置されるスライ
ドカムを示す図である。同図(a)は平面図であり、同
図(b)は正面縦断面図を示している。同図のスライド
カム40は、前記ロックカム37に対応している。スラ
イドカム40の右側端部には、扉閉止状態の第1係止位
置から、ヒンジピン34との係合を離脱する方向へと扉
を導く第1溝カム41と、前記第1係止位置から、ヒン
ジピン34が回転軸として機能する第2係止位置へと扉
を導く第2溝カム42が設けられている。
【0057】そして、同じくスライドカム40の右側端
部には、図7で示した第2カム突起35に第2係止位置
で係合するように配置された、第1カム突起44が設け
られている。また、スライドカム40の左側後部には、
図7で示したロック外カム39に係合するように配置さ
れた、スライド外カム43が設けられている。なお、各
係止位置の状態については後述する。また、aはビス止
め用のボスである。
【0058】図9は、冷蔵室扉2右側下部のスライドカ
ム付近の図であり、同図(a)は下面図、同図(b)は
正面縦断面図を示している。同図に示すように、スライ
ドカム22には、図8で示したスライドカム40と同様
にして、右側端部には第1溝カム41,第2溝カム4
2,第1カム突起44が設けられている。また、スライ
ドカム22には、図5,図6で示したロック外カム32
が挿入される開口部45が設けられている。
【0059】なお、上述したカムレバー21の回動軸と
なる円形ボス21aは、スライドカム22の穴22a
に、回動自在に嵌合している。また、スライドカバー2
2に取り付けられている46は冷蔵室扉2を全開したと
きの開放止めとなるストッパーであり、当たり部46a
を有している。そして、扉開放時には、図6に示したヒ
ンジアングル33に設けられた当たり受け部33cに、
当たり部46aが当たって、扉はそれ以上開かないよう
になっている。
【0060】さらに、冷蔵室扉2の中央寄りには、ロー
ラー組品47が取り付けられている。これは、この後部
に左右に連なるローラー47aが、冷蔵室扉2の閉止時
にヒンジアングル33上面に乗り上げる事により、冷蔵
室扉2の荷重を支え、本体開口部前面31との密閉状態
を良好に保つ働きをするとともに、扉開閉動作を補助す
る働きもしている。また、前記スライドカム22,スト
ッパー46,ローラー組品47は、ドアキャップ下10
を介して補強板23にビス止めされている。bはその各
部品を止めるビスである。なお、図9(b)において
は、図が複雑になる事を避けるため、ストッパー46,
ローラー組品47,及びドアプレート8は、図示を省略
している。
【0061】図10は、本実施形態の扉開閉機構の、扉
の開き始めの動作を示す説明図である。同図は冷蔵室扉
2の下部平面付近における状態を模式的に示しており、
扉の右側を開くときの、ロックカム部36とスライドカ
ム22との相対位置関係を表している。なお、同図では
冷蔵庫前部の左右両側を図示しており、中央部分は図示
を省略している。同図(a)は、冷蔵室扉2の閉止状態
を示しており、ここではロックカム部36とスライドカ
ム22とから成るカム機構は、第1係止位置をとってい
る。
【0062】このとき、左右のスライドカム22にそれ
ぞれ設けられた第1溝カム41は、各々扉の斜め内側向
きとなるように形成されており、各々がヒンジピン34
に規制されるので、使用者が冷蔵室扉2或いは上述した
ハンドルの握り部を、左右両側から同時に手前に引いて
も、冷蔵室扉2が冷蔵庫本体1から脱落する事はない。
【0063】同図(b)は、冷蔵室扉2右側の、ハンド
ル7の握り部7dを使用者が握り、手前に少し引く事に
より、冷蔵室扉2が右側から開き始めた状態を示してい
る。このとき、握り部7dを手前に少し引いた事で、右
側のカムレバー21が回動中心19c周りに右回転し、
カムレバー21の押し面21bがロック外カム32の前
部先端右側を斜め左後方へ押す事となる。
【0064】その反動により、右側のスライドカム22
に形成された第1溝カム41の右壁面41bが、右側の
ロックカム部36のヒンジピン34に当接しつつ斜め右
前方へと移動し、それに伴い冷蔵室扉2の右部も、斜め
右前方へ移動する。それと同時に、左側のスライドカム
22に形成された第2溝カム42の後部壁面42aが、
左側のロックカム部36のヒンジピン34に当接しつつ
斜め右後方へと移動し、それに伴い冷蔵室扉2の左部
も、斜め右後方へ移動する。
【0065】同図(c)は、握り部7dを使用者が更に
手前に引く事により、冷蔵室扉2が右側から更に開いた
状態を示している。このとき、右側のカムレバー21の
押し面21bが、更にロック外カム32の前部先端右側
を斜め左後方へ押し、右側のスライド外カム43の摺動
面43aが、右側のロック外カム32の摺動面32aと
摺動する事となる。そして、右側のヒンジピン34に案
内された第1溝カム41が、冷蔵室扉2の右部を更に斜
め右前方へと移動させる。また、左側の第2溝カム42
の後部壁面42aは、左側のヒンジピン34に当接しつ
つ斜め右後方へと更に移動し、それに伴い冷蔵室扉2の
左部も、斜め右後方へ更に移動する。
【0066】なお、このとき、図4に示したハンドル7
の当たり部7eは、握り部7dを更に手前に引いた事に
より、ハンドルベース15の当たり受け部15cに当接
するので、これ以上握り部7dを手前に引いても、カム
レバー21はロック外カム32を押す事はなく、以後ハ
ンドル7は、通常の取っ手の働きのみをする事になる。
【0067】また、上述したように、ロック外カム32
の前部を押すカムレバー21の押し面21bは、冷蔵室
扉2の中央寄りとなるにつれて前側の位置となるような
形状となっており、ロック外カム32の前部を押してい
る間は殆どその状態である。従って、この押し面21b
は、ロック外カム32の前部を、斜め右前方から押すよ
うになっており、その反力として、冷蔵室扉2の右部
を、右側前方へ移動させるような力が働く事になる。
【0068】これは、押し面21bが、ロック外カム3
2の前部を、扉の開放方向と近い方向に沿った、その反
力の方向に押している事になる。そして、冷蔵室扉2を
右側前方へ移動させるこのような力により、右側のスラ
イドカム22に形成された第1溝カム41が、右側のヒ
ンジピン34の外周に沿って移動しやすくなる。
【0069】また、この押し面21bの動きにより、左
側のスライドカム22も、同時に扉の右方向へ引かれる
ため、左側の第2溝カム42は、左側のヒンジピン34
の外周に沿って移動しやすくなり、左側のスライドカム
22は、後述する第2係止位置をとりやすくなる。それ
故、前記カムレバー21の押し面21bによる扉移動動
作力の分力の一部が、冷蔵室扉2を第2係止位置へ移動
させるように働く事となる。こうなれば扉の移動が確実
となり、これにより扉開放操作性の良好な扉開閉機構が
得られる。
【0070】また、同図(a)〜(c)に示した扉開放
時において、左側のカムレバー21の押し面21bは、
左側のロック外カム32に軽く接する程度であり、また
左側のスライドカム22の動きを阻害しない形状にもな
っている。そして、このような左側の押し面21bとロ
ック外カム32との関係は、扉開閉時でこれらが近接し
ている間は常に保たれる。なお、この時左側の押し面2
1bとロック外カム32との間に少し隙間を設ける構成
としておけば、左側のスライドカム22の移動時に、押
し面21bとロック外カム32との摩擦による異常音の
生じる恐れがなくなる。
【0071】図11は、本実施形態の扉開閉機構の、扉
を前記より更に開くときの動作を示す説明図である。同
図は冷蔵室扉2の下部平面付近における状態を模式的に
示しており、扉の右側を前記より更に開くときの、ロッ
クカム部36とスライドカム22との相対位置関係を表
している。なお、同図では冷蔵庫前部の左右両側を図示
しており、中央部分は図示を省略している。但し、同図
(c)に関しては、右側も図示を省略している。
【0072】同図(a)は、図10(c)の状態から、
使用者が握り部7dを持って冷蔵室扉2を更に手前に引
き、扉の右側が更に開いた状態を示している。この時、
冷蔵室扉2の左側において、第2溝カム42の円形部4
2bが、ヒンジピン34と接する位置になり、左側のス
ライドカム22は第2係止位置となる。そして、左側の
第1カム突起44が第2カム突起35と係合を開始し、
摺動案内される。
【0073】また、扉の右側では、スライド外カム43
の摺動面43bが、ロック外カム32の摺動面32b上
を摺動する。これらの摺動面は、左側のヒンジピン34
を中心軸とする円弧上にある。以上により、左側のスラ
イドカム22が、左側のヒンジピン34から外れないよ
うにロックされ、冷蔵室扉2が冷蔵庫本体1から脱落す
る事が防止されるので、その結果、扉の開閉を確実に行
えるようにする事ができる。
【0074】更に扉が回転すると、左側のヒンジピン3
4を回転軸として、右側の第1溝カム41の奥部41a
での右壁面41bが、ヒンジピン34に当接しつつ移動
し、その後、右側のヒンジピン34と第1溝カム41と
の係合が解除される。また、この、右側の第1溝カム4
1の奥部41aと、ヒンジピン34との係合は、左側の
第1カム突起44が第2カム突起35と係合するときの
補助となる働きをしており、更にはスライド外カム43
やロック外カム32が欠損したときの補助となる働きも
している。
【0075】さらに、同図(b)に示すように、使用者
が握り部7dを持って冷蔵室扉2を更に手前に引き、扉
の右側を更に開くと、右側のロック外カム32とスライ
ド外カム43との係合が解除され、即ち右側のロックカ
ム部36とスライドカム22との係合が解除される。ま
た、扉の左側では、ヒンジピン34の軸中心を中心とし
て、スライド外カム43の摺動面43cと、ロック外カ
ム32の摺動面32cとが摺動し、スライド外カム43
がロック外カム32に摺動案内される。
【0076】その後、同図(c)に示すように、左側の
第1カム突起44と第2カム突起35との係合のみによ
り、左側のスライドカム22がロックカム部36に案内
され、左側のヒンジピン34を回転軸として冷蔵室扉2
が開かれる。また、この状態から冷蔵室扉2を閉じる場
合は、冷蔵室扉2前面の右端付近を手で後方に押せば良
く、このときスライドカム22やロックカム部36上の
各部の関係は、図10及び図11で示したものと同様と
なる。但し、この場合は、使用者がハンドル7の握り部
7dを握って手前に引いている事はないので、カムレバ
ー21のみは、ばね25の反力により元に戻されてお
り、スライドカム22との関係は、図10(a)で示し
たような状態となっている。
【0077】なお、図10,図11は、冷蔵室扉2の下
側における、スライドカム22とロックカム部36との
関係を示したものであるが、冷蔵室扉2の上側におけ
る、スライドカム40とロックカム37との関係も同様
である。また、扉の左側を開ける場合は、図10及び図
11の各図を左右方向で反転させた関係となる。
【0078】図12は、冷蔵室扉右部の扉閉止状態で
の、ドアキャップ下10付近の図1におけるB−B線断
面図であり、図5で示したものに相当する他の実施例を
示している。なお、左側のドアキャップ下付近の構成
は、本図を左右に反転したものとなっている。同図に示
すように、上述した下シャフト19に相当する下シャフ
ト48下部のL状曲げ部48bには、下側からスライド
カム49に組み込まれたカムレバー50が、これを囲む
ように取り付けられている。そのため、L状曲げ部48
bは、カムレバー50から上下方向に抜き差し可能とな
っている。
【0079】また、スライドカム49及びカムレバー5
0は、下シャフト48の回動軸中心48cが、ロック外
カム32の前部より後方に位置する事のみ異なり、その
他は図5で示したものと同様の構造となっている。な
お、ロック外カム32の前部を押すカムレバー50の押
し面50bは、下シャフト48のてこの支点となる回動
軸中心48cが、ロック外カム32の前部より後方に位
置するようになっており、ロック外カム32の前部を押
している間は殆どその状態である。
【0080】従って、この押し面50bは、ロック外カ
ム32の前部を、斜め右前方から押すようになってお
り、その反力として、冷蔵室扉2の右部を、右側前方へ
移動させるような力が働く事になる。それ故、前記カム
レバー50の押し面50bによる扉移動動作力の分力の
一部が、冷蔵室扉2を第2係止位置へ移動させるように
働く事となる。こうなれば扉の移動が確実となり、これ
により扉開放操作性の良好な扉開閉機構が得られる。
【0081】ところで、上述した断熱材2aには発泡ウ
レタンを用いているが、他の発泡断熱材を用いても良
く、更にはガラスウール等の断熱材を用いても良い。ま
た、これまで述べてきた本実施形態では、てこのアーム
であるカムレバーが冷蔵室扉の下部にのみ配置されてい
る場合を示したが、扉の上部において相当する位置にも
カムレバーを設けて対応させると、扉開放操作性は更に
良くなる事は明白である。また、上述したカムレバー2
1,50に相当する部品の形状は、単なる棒状であって
も、扉を開放させる機能としては充分に働くものであ
る。
【0082】さらに、本実施形態では、冷蔵庫の左右両
開きの扉を例に挙げて説明したが、例えばヒンジ式片開
き扉のような、他の種類の扉であっても、同様の効果が
得られる。また、扉の開き方向は上下方向でも良く、さ
らには扉が本体の上面や下面に配置されていても、同様
の効果が得られる。
【0083】しかも、本発明の扉開閉機構の構造は、引
き出し式扉の開放手段としても用いる事ができるのは明
白である。例えば、ハンドルを扉の左右方向中央で上部
に設け、ハンドルの回動軸中心を握り部よりも扉の上下
方向中央部側に水平に設け、てこのアームである上記カ
ムレバーに相当する部分を扉の左右の少なくとも一方に
設けると良い。さらに、ハンドルの握り部に指を入れる
事ができる構造としておけば、使用者の腕の重さや体重
も利用して、ハンドルを下方に引きつつ扉を開ける事が
できるので、これにより、更に扉開放操作性が向上す
る。
【0084】本実施形態について、これまで説明してき
た部分以外の部分の構成を、以下に説明する。図13
は、冷蔵室扉左部のハンドル6付近の拡大図である。ま
た、図14〜図17は、それぞれ図13のL−L線断面
図,I−I線断面図,J−J線断面図,K−K線断面図
を示している。ここで、図17は、本発明の扉開閉機構
における、扉の下部に配置されたヒンジアングルを示し
ている。さらに、図18〜図20は、それぞれ図15〜
図17各左端の部分拡大図である。また、図21,図2
2は、それぞれ図13のJ−J線断面図,K−K線断面
図に相当しており、扉の左右両側を表示して、本発明の
扉開閉機構の動作を示している。そして、図23,図2
4はそれぞれ図21,図22各左端の部分拡大図であ
る。
【0085】図13,図14に示すように、ハンドルベ
ース14とハンドルサポート12とで、ドアプレート8
をその開口部8aにおいて挟み込む構成で、ハンドル形
成部の空間が作られている。ハンドル6前面には、上下
に延びる金属製の補強板61がネジ63で固定されてお
り、更にハンドルカバー62を爪62a,62bによる
爪嵌合でハンドル6前面に取り付け、これをカバーして
いる。ハンドル6はその上下端より、それぞれアーム部
6y,6wが扉の中央方向へと延びており、同様にして
補強板61もその上下端より、それぞれアーム部61a
a,61abが扉の中央方向へと延びている。
【0086】図13,図18に示すように、ハンドル6
上部では、補強板61のアーム部61aaが、局部的に
ハンドル6のアーム部6yの、くびれ部分6zを通過し
て回動軸部分まで延びており、ここを上シャフト24が
貫通する事により、ハンドル6が回転可能に支持されて
いる。
【0087】図13,図19に示すように、ハンドル6
下部では、補強板61のアーム部61abが、局部的に
ハンドル6のアーム部6wの、くびれ部分6xを通過し
ており、その端部には断面がコの字状の立ち上がり61
aが設けられている。一方、下シャフト19上部のL状
曲げ部19aは、ハンドル下20にはめ込まれており、
更にその外側を、補強板61におけるコの字状の立ち上
がり61aが、これを挟み込むように嵌合している。な
お、cはハンドル6とハンドル下20を固定するための
ビスである。
【0088】図13,図20に示すように、下シャフト
19下部のL状曲げ部19bは、冷蔵室扉2下部に設け
られたスライドカム22に組み付けられた、カムレバー
21の凹部に嵌合される。また、図18,図19に示す
ように、ハンドル6の回動軸近傍及びアーム部6y,6
wの可動部を覆い、更にハンドルベース14のドアプレ
ート嵌合部14zを覆うため、樹脂製のベースカバー2
6が設けられている。
【0089】さて、図21,図23に示すように、冷蔵
室扉2の閉止状態から、使用者がハンドル6を手前に引
くと、ハンドル6は回動軸中心19c周りで上側から見
て左回りに回転する。このとき、ハンドル6のアーム部
6wは、ベースカバー26に接触しない位置関係となっ
ている。このようなハンドル6の回転に伴い、図22,
図24に示すように、冷蔵室扉2下部のカムレバー21
が下シャフト19に連動して回転し、冷蔵庫本体側に設
けられたヒンジアングル33に取り付けられているロッ
ク外カム32前部を押す。これにより、冷蔵室扉2自体
が、右側のヒンジピン34を軸として左回転し、冷蔵室
扉2の左部が開放される。
【0090】上述したように、ハンドル6の回動軸近
傍、及びハンドル6のアーム部可動部を覆うための、一
体成形された樹脂製カバー(ベースカバー26)を設け
ているため、機構部に埃,飲料等が入り込みにくく衛生
的であり、清掃も容易である。また動作不良等の問題も
発生しにくい。また、ハンドル部に金属製の補強板61
を組み付ける事により、剛性に優れた扉開閉機構が得ら
れる。これによりハンドルのアーム部可動部を細くする
事ができ、カバーにより覆いやすくなる。
【0091】なお、以上の図13〜図24で説明した構
成については、右側のハンドル7付近においては左右に
反転した関係となっている事は言うまでもない。
【0092】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
少ない力で扉を開ける事ができて扉開放操作性が良好で
あり、しかも外観上も美しくデザイン的に洗練された扉
開閉機構を提供する事ができる。
【0093】また、ハンドルの回動軸近傍、及びハンド
ルのアーム部可動部を覆うための、一体成形された樹脂
製カバーを設けているため、機構部に埃,飲料等が入り
込みにくく衛生的であり、清掃も容易である。また動作
不良等の問題も発生しにくい。また、ハンドル部に金属
製の補強板を組み付ける事により、剛性に優れた扉開閉
機構が得られる。これによりハンドルのアーム部可動部
を細くする事ができ、カバーにより覆いやすくなる。
【0094】さらに、断熱材が注入された扉組品の開口
部を塞ぎつつハンドルを扉に組みつけている組付け部材
(実施形態ではハンドルベース)をも、この樹脂製カバ
ーが覆い、これにより外観を形成しているので、傷付
き,破損等に関しては、この樹脂製カバーの交換のみで
対応でき、サービス性,メンテナンス性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の扉開閉機構を備えた冷蔵庫の一実施形
態を示す正面図。
【図2】冷蔵室扉右部のハンドル付近の拡大図。
【図3】冷蔵室扉右部のハンドルサポート及びハンドル
ベースを下側から見た図。
【図4】冷蔵室扉右部の扉閉止状態での、ハンドル付近
の図1におけるA−A線断面図。
【図5】冷蔵室扉右部の扉閉止状態での、ドアキャップ
下付近の図1におけるB−B線断面図。
【図6】扉の下方に配置されるヒンジアングルを示す
図。
【図7】扉の上方右側に配置されるロックカムを示す
図。
【図8】扉の上部右側に配置されるスライドカムを示す
図。
【図9】冷蔵室扉右側下部のスライドカム付近の図。
【図10】扉の開き始めの動作を示す説明図。
【図11】扉を更に開くときの動作を示す説明図。
【図12】冷蔵室扉右部の扉閉止状態での、他の実施例
のドアキャップ下付近の図1におけるB−B線断面図。
【図13】冷蔵室扉左部のハンドル付近の拡大図。
【図14】図13のL−L線断面図。
【図15】図13のI−I線断面図。
【図16】図13のJ−J線断面図。
【図17】図13のK−K線断面図。
【図18】図15左端の部分拡大図。
【図19】図16左端の部分拡大図。
【図20】図17左端の部分拡大図。
【図21】図13のJ−J線断面図に相当する図。
【図22】図13のK−K線断面図に相当する図。
【図23】図21左端の部分拡大図。
【図24】図22左端の部分拡大図。
【符号の説明】
1 冷蔵庫本体 2 冷蔵室扉 3 野菜室扉 4a,4b,5 冷凍室扉 6,7 ハンドル 8 ドアプレート 9 ドアキャップ上 10 ドアキャップ下 11 箱体 12,13 ハンドルサポート 14,15 ハンドルベース 16 冷蔵室扉小組品 17 冷蔵室扉中組品 18 空間 19 下シャフト 20 ハンドル下 21 カムレバー 22 スライドカム 23 補強板 24 上シャフト 25 バネ 26 ベースカバー 27 ハンドルカバー 28 背面板 29 パッキン 30 カラー鋼板製キャビネット 31 本体開口部前面 32 ロック外カム 33 ヒンジアングル 34 ヒンジピン 35 第2カム突起 36 ロックカム部 37 ロックカム 38 貫通穴 39 ロック外カム 40 スライドカム 41 第1溝カム 42 第2溝カム 43 スライド外カム 44 第1カム突起 45 開口部 46 ストッパー 47 ローラー組品 48 下シャフト 49 スライドカム 50 カムレバー 61 補強板 62 ハンドルカバー 63 ネジ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 扉のハンドルに加えられた動作力をてこ
    により拡大して本体側に伝達し、該扉と本体との間を所
    定間隔に離隔させる扉開閉機構において、 前記ハンドルより前記てこの支点まで延びるアーム部を
    有し、該てこの支点近傍及び該アーム部を覆うカバーを
    設けた事を特徴とする扉開閉機構。
  2. 【請求項2】 前記ハンドルに加えられた動作力を前記
    本体側に到るまでの所定の距離伝達する伝達部材を設け
    た事を特徴とする請求項1に記載の扉開閉機構。
  3. 【請求項3】 前記伝達部材は前記てこの支点となる回
    動軸中心を有するシャフトである事を特徴とする請求項
    2に記載の扉開閉機構。
  4. 【請求項4】 前記シャフトの少なくとも一端に曲げ部
    を設け、該曲げ部を前記回動軸中心周りに回動させる事
    により、前記動作力の伝達を行う事を特徴とする請求項
    3に記載の扉開閉機構。
  5. 【請求項5】 前記シャフトの少なくとも一端に曲げ部
    を設け、該一端に設けた曲げ部に前記アーム部を嵌合さ
    せた事を特徴とする請求項3に記載の扉開閉機構。
  6. 【請求項6】 前記ハンドルを扉に組み付ける組付け部
    材を前記カバーにより覆った事を特徴とする請求項1〜
    請求項5のいずれかに記載の扉開閉機構。
  7. 【請求項7】 前記ハンドル及び前記アーム部を補強す
    る補強部材を設けた事を特徴とする請求項1〜請求項6
    のいずれかに記載の扉開閉機構。
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