JP2002089849A - 熱風およびマイクロ波加熱装置 - Google Patents
熱風およびマイクロ波加熱装置Info
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Abstract
熱物を載置するためのテーブルと、マイクロ波発生源
と、熱風発生源と、マイクロ波発生源によって発生され
たマイクロ波をテーブルの上方から照射させるようにす
るためのマイクロ波照射手段と、熱風発生源によって発
生された熱風をテーブルの上方から吹き付けるようにす
るための熱風吹付け手段とを備える。 【効果】 食材等の被加熱物の加熱処理を素早く且つ加
熱むらなく行うことができ、しかも、食材等の外周面に
きれいな焼き色を付けることもできる。
Description
オーブンレンジ等のマイクロ波加熱装置に関するもので
あり、特に、熱風加熱を併用しうる熱風およびマイクロ
波加熱装置に関するものである。
加熱物に照射することにより、いわゆる誘電加熱により
被加熱物の加熱を行うものである。この種の誘電加熱
は、普通の電気ヒータやガスヒータのように物体に外側
から熱を加えようとするのではなく、物体を内側から加
熱するものである。したがって、これを食材等の加熱に
利用する場合には、食材を中から温めることで、水分の
蒸発が内部から行われ、味や固さの仕上がり具合が、食
材によっては通常の加熱方法による場合よりも良好なも
のとなる。これらの理由から、従来からマイクロ波加熱
装置は、各種食材を調理するための業務用、家庭用電子
レンジ、電子オーブンレンジとして応用されてきてい
る。
を中から温めることができる点では良いのであるが、食
材の外面に焦げ目を付けるには不向きなものである。食
材によっては、食材外周面にきれいな焼き色を付けるこ
とが要求される。また、食材をより素早く調理する要求
もある。このような要求に応えるため、従来、熱風加熱
を併用したマイクロ波加熱装置も提案されている。
風加熱を併用したマイクロ波加熱装置においては、食材
を中から温めることのできるマイクロ波加熱と、食材の
外周面にきれいな焼き色を付けたり調理速度を加速した
りするための熱風加熱との調和が上手くとれていないも
のが多かった。例えば、マイクロ波加熱による食材の均
一加熱ができるようにしたものでは、熱風加熱による食
材の均一加熱が難しいものとなったり、また、その逆
に、熱風加熱による食材の均一加熱ができるようにした
ものでは、マイクロ波加熱による食材の均一加熱が難し
いものとなったりしていた。また、熱風加熱とマイクロ
波加熱とを同時に行うことができても、加熱速度、すな
わち、調理仕上げ速度をそれ程上げることができないも
のもあった。
題点を解消しうるような熱風およびマイクロ波加熱装置
を提供することである。
マイクロ波加熱装置は、被加熱物を載置するためのテー
ブルと、マイクロ波発生源と、熱風発生源と、前記マイ
クロ波発生源によって発生されたマイクロ波を前記テー
ブルの上方から照射させるようにするためのマイクロ波
照射手段と、前記熱風発生源によって発生された熱風を
前記テーブルの上方から吹き付けるようにするための熱
風吹付け手段とを備えることを特徴とする。
マイクロ波照射手段は、前記テーブルのほぼ真上に開口
する導波管を含み、前記熱風吹付け手段は、前記導波管
の前記開口の周りを取り囲むように配置された熱風吹出
し口を含む。
風吹出し口には、前記熱風発生源によって発生された熱
風が前記テーブルの前後に対して実質的に均等に吹出さ
れるようにする仕切り板と、前記熱風発生源によって発
生された熱風が前記テーブル上に向かって実質的に均等
に吹出されるようにする角度付き羽とが設けられてい
る。
前記熱風発生源は、ガスバーナーと、該ガスバーナーに
よって発生された熱を熱風として前記熱風吹出し口およ
び前記テーブル上を通して循環させるためのファンとを
含む。
明の実施の形態および実施例について、本発明をより詳
細に説明する。
熱装置の一実施例としての電子オーブンレンジの全体構
造を示す一部断面側面図であり、図2は、図1の電子オ
ーブンレンジの全体構造を示す一部断面正面図であり、
図3は、図1の電子オーブンレンジの全体構造を示す一
部断面平面図である。これら図に示されるように、この
実施例の電子オーブンレンジは、内部に加熱室を画定す
るハウジング本体1を備えており、このハウジング本体
1の前面には、食材等の被加熱物を出し入れするための
開口を開閉自在とするための扉2が取り付けられてい
る。また、ハウジング本体1によって画定された加熱室
の底部には、食材等の被加熱物を載置するための固定テ
ーブルまたは回転テーブル3が配置されている。このテ
ーブル3は、固定の場合には、庫内床面をそのまま兼用
したものでもよい。
ブンレンジには、マイクロ波加熱を行えるようにするた
め、マイクロ波発生源としてのマグネトロン4と、この
マグネトロンによって発生されたマイクロ波5を導波す
るための角型導波管6および円筒導波管7とを備えてい
る。円筒導波管7は、テーブル3の真上に開口してテー
ブル3上の食材等の被加熱物にマイクロ波を照射するマ
イクロ波照射部を構成している。
この電子オーブンレンジには、熱風加熱を行えるように
するため、熱風発生源としての熱風用ガスバーナー8お
よび庫内熱風用ファン9を備えている。庫内熱風用ファ
ン9は、モーター10によって駆動される。さらにま
た、ハウジング本体1の背面から天井部に亘るようにし
て、熱風ダクト11が配設されている。ハウジング本体
1の天井部に延在する熱風ダクト11の先端部分11A
は、円筒導波管7を貫通させ且つ円筒導波管7の開口を
取り囲むような熱風吹出し口12を画定するような形状
とされている。この熱風吹出し口12は、熱風吹付け手
段を構成するものであり、その詳細構造については後述
する。
ーナー8は、ハウジング本体1の背面部に延在する熱風
ダクト11の上方部分内に臨むようにして配置されてお
り、庫内熱風用ファン9は、ハウジング本体1の背面部
に延在する熱風ダクト11の下方部分内に配設されてい
る。動作時においては、庫内熱風用ファン9は、モータ
ー10によって回転駆動させられて、熱風用ガスバーナ
ー8によって加熱された空気を熱風として、熱風ダクト
11の先端部分11Aを通して熱風吹出し口12から庫
内へと送り、さらに庫内を通して庫内背面部から熱風ダ
クト11内へと引き戻し、以後このような熱風の循環送
りを行う。なお、強力な熱風を発生するには、ガスバー
ナーが適しているが、本発明は、これに限らず、ガスバ
ーナーの代わりに電気ヒータ等を使用することもでき
る。
を詳細に示す部分的な分解部品配列斜視図である。この
図4を参照して、熱風吹出し口12の詳細構造について
説明するに、ハウジング本体1の天井部1Aには、円筒
導波管7の開口および熱風吹出し口12を庫内へと臨ま
せるための円形開口1Bが形成されている。熱風ダクト
11の先端部分11Aは、中央部に、円筒導波管7を貫
通させ且つ熱風吹出し口12の内周を定める内側円筒部
11B、外周部に、内側円筒部11Bを取り巻き且つ熱
風吹出し口12の外周を定める外側円錐台状筒部11
C、天井部に、内側円筒部11Bと外側円錐台状筒部1
1Cとの間に延びる環状天井壁部11D、外側円錐台状
筒部11Cの下端部に、ハウジング本体1の天井部1A
の円形開口1Bの周辺に対して密着接続されるフランジ
部11E、をそれぞれ備えてなっている。
の内側には、内側円筒部11B、外側円錐台状筒部11
Cおよび環状天井壁部11Dによって作り出される全体
としてドーナツ形状のダクト空間を前後に仕切る仕切り
板14が設けられている。これら仕切り板14は、図2
によく示されるように、複数の貫通孔14Aが設けられ
ている。これら仕切り板14は、熱風吹出し口12を通
して熱風が庫内のテーブル3の前後に対して均等に吹出
されるようにするためのものである。したがって、仕切
り板14に形成する貫通孔14Aの個数、サイズおよび
形状等は、その目的にそうように設計されている。
羽15が配置される。図4によく示されるように、この
角度付き羽15は、複数(この実施例では、4つ)の放
射状に延びる連結部15Bによって互いに間隔を置いて
同心円状に配置されるように連結された複数(この実施
例では5つ)の羽部分15Aを有している。また、この
角度付き羽15は、取付け部材16によって、図1およ
び図2によく示されるように、ハウジング本体1の天井
部1Aの内側で熱風吹出し口12に対応する位置に取り
付け固定されるようになっている。図4によく示される
ように、取付け部材16は、全体として偏平な円錐台状
筒の形状とされており、その上端に、ハウジング本体1
の天井部1Aの内側の円形開口1Bの周辺に対して密着
接続される外側フランジ部16Aを有し、その下端に、
角度付き羽15の連結部15Bを押え込むようにするた
めの内側フランジ部16Bを有している。図1および図
2によく示されるように、角度付き羽15は、内側のも
の程、中心軸に向かう傾斜角度が大きいものとされてい
る。これにより、熱風がテーブル3上に向かって均等に
吹き出されるようにしており、したがって、テーブル3
上に載置された食材の周り全体に均一に熱風が当てられ
るようにしている。
ーブンレンジによって食材を加熱調理する際の動作につ
いて説明する。
熱との併用によって調理したい場合には、扉2を開けて
テーブル3上にその食材を載せて、扉2を閉める。そし
て、操作部(図示していない)における選択キーにて熱
風加熱およびマイクロ波加熱を選択し且つパワー選択、
加熱時間等を設定して、作動を開始させる。すると、マ
グネトロン4の付勢により、出力アンテナから放射され
たマイクロ波5は、先ず角型導波管6により円筒導波管
7の方へ導かれ、移行部を通して円筒導波管7へと流れ
る。それから、マイクロ波は、円筒導波管7の開口から
真下のテーブル3上の食材へと照射させられる。これに
より、食材は誘電加熱により加熱調理される。それと同
時または所定時間経過後、ガスバーナー8およびファン
9が付勢され、熱風13が熱風ダクト11の先端部分1
1Aを通して熱風吹出し口12からテーブル3上の食材
の周りに吹き付けられ、食材がその外周からも加熱さ
れ、焼き色を付けることができる。このような熱風加熱
においては、前述したように、熱風ダクト11の先端部
分11Aへ送られた熱風は、仕切り板14の存在によっ
て、テーブル3の前後(この実施例では、扉2から庫内
奥に向かう方向において)において熱風の量が同じとな
るように、しかも、角度付き羽15の存在により、テー
ブル3上に向かって均等に吹き付けられるのである。し
たがって、テーブル3上の食材は、マイクロ波加熱によ
って内部から均一加熱されると共に、熱風加熱によって
外周から均一に加熱されるので、素早く、しかもきれい
な焼き色に調理仕上げされるのである。その上、この実
施例の如く、マイクロ波と熱風とがほぼ同じ場所から出
てくるようにすると、食材の調理仕上がり温度を均一に
して、加熱ムラのないようにすることが容易となる。
とを併用して調理する場合であったが、勿論、熱風加熱
のみによる調理も可能であり、マイクロ波加熱のみによ
る調理も可能である。
つ加熱むらなく行うことができ、しかも、食材等の外周
面にきれいな焼き色を付けることもできる。
施例としての電子オーブンレンジの全体構造を示す一部
断面側面図である。
部断面正面図である。
部断面平面図である。
造を詳細に示す部分的な分解部品配列斜視図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 被加熱物を載置するためのテーブルと、
マイクロ波発生源と、熱風発生源と、前記マイクロ波発
生源によって発生されたマイクロ波を前記テーブルの上
方から照射させるようにするためのマイクロ波照射手段
と、前記熱風発生源によって発生された熱風を前記テー
ブルの上方から吹き付けるようにするための熱風吹付け
手段とを備えることを特徴とする熱風およびマイクロ波
加熱装置。 - 【請求項2】 前記マイクロ波照射手段は、前記テーブ
ルのほぼ真上に開口する導波管を含み、前記熱風吹付け
手段は、前記導波管の前記開口の周りを取り囲むように
配置された熱風吹出し口を含む請求項1に記載の熱風お
よびマイクロ波加熱装置。 - 【請求項3】 前記熱風吹出し口には、前記熱風発生源
によって発生された熱風が前記テーブルの前後に対して
実質的に均等に吹出されるようにする仕切り板と、前記
熱風発生源によって発生された熱風が前記テーブル上に
向かって実質的に均等に吹出されるようにする角度付き
羽とが設けられている請求項2に記載の熱風およびマイ
クロ波加熱装置。 - 【請求項4】 前記熱風発生源は、ガスバーナーと、該
ガスバーナーによって発生された熱を熱風として前記熱
風吹出し口および前記テーブル上を通して循環させるた
めのファンとを含む請求項2または3に記載の熱風およ
びマイクロ波加熱装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000279364A JP2002089849A (ja) | 2000-09-14 | 2000-09-14 | 熱風およびマイクロ波加熱装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000279364A JP2002089849A (ja) | 2000-09-14 | 2000-09-14 | 熱風およびマイクロ波加熱装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002089849A true JP2002089849A (ja) | 2002-03-27 |
Family
ID=18764380
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000279364A Pending JP2002089849A (ja) | 2000-09-14 | 2000-09-14 | 熱風およびマイクロ波加熱装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002089849A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013533453A (ja) * | 2010-07-14 | 2013-08-22 | ハーパー インターナショナル コーポレイション | 空気流分配システム |
-
2000
- 2000-09-14 JP JP2000279364A patent/JP2002089849A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013533453A (ja) * | 2010-07-14 | 2013-08-22 | ハーパー インターナショナル コーポレイション | 空気流分配システム |
US9618228B2 (en) | 2010-07-14 | 2017-04-11 | Harper International Corporation | Airflow distribution system |
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