JP2002089834A - 燃焼装置 - Google Patents

燃焼装置

Info

Publication number
JP2002089834A
JP2002089834A JP2000281006A JP2000281006A JP2002089834A JP 2002089834 A JP2002089834 A JP 2002089834A JP 2000281006 A JP2000281006 A JP 2000281006A JP 2000281006 A JP2000281006 A JP 2000281006A JP 2002089834 A JP2002089834 A JP 2002089834A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
combustion
air introduction
cylinder
introduction pipe
combustion cylinder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000281006A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Koyama
貴志 小山
Masayoshi Terao
公良 寺尾
Yasuhiro Osada
康弘 長田
Masanori Uehara
昌徳 上原
Seiji Kawaguchi
清司 川口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2000281006A priority Critical patent/JP2002089834A/ja
Publication of JP2002089834A publication Critical patent/JP2002089834A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Air Supply (AREA)
  • Spray-Type Burners (AREA)
  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 燃焼筒内に旋回流を生じさせて燃料と空気の
攪拌を図った燃焼装置が知られているが、燃焼筒の壁面
側の燃料濃度が薄くなり、軸中心は燃料濃度が濃くなる
ため実際の混合性が悪く、燃焼筒内で燃焼を完結させる
ためには燃焼筒を大型化する必要があった。 【解決手段】 燃焼筒3の内部空間に、未燃焼燃料の流
れに沿うように複数の平行空気導入管16を配置し、そ
の平行空気導入管16に形成された多数の噴孔17から
燃焼筒3内の全域へ燃焼空気を3次元的に供給するよう
に設けた。このような3次元的な燃焼空気の供給によっ
て、未燃焼燃料と燃焼空気との混合性が向上するため、
燃焼筒3内における燃焼性が向上し、燃焼ガス中に含ま
れる有害成分の低減を図ることができる。また、小容積
の燃焼筒3であっても燃焼を完結させることができるた
め、燃焼装置1を小型化することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃料を燃焼する燃
焼装置に関するもので、車両室内の暖房や車両部品の暖
機等に用いて好適な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】燃料の良好な燃焼を行う技術として、特
開平10−220711号公報に開示された技術が知ら
れている。この技術は、燃焼筒内に燃焼空気による旋回
流を生じさせるものであり、燃焼筒内に供給された燃料
と燃焼空気の混合性を向上させるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記で示したように、
単に燃焼筒内に旋回流を生じさせるものは、燃焼筒の壁
面側においては燃料濃度が薄くなり、逆に燃焼筒の軸中
心においては燃料濃度が濃くなる分布が生じてしまう。
このため、単に燃焼筒内に旋回流を生じさせても、燃料
と燃焼空気の混合性が不十分であり、燃焼筒内で燃焼を
完結させるためには燃焼筒を大型化する必要があった。
つまり、燃焼装置が大型化する不具合があった。本発明
の目的は、燃焼筒を小容積化して燃焼装置を小型化する
ことにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】〔請求項1の手段〕請求
項1の手段を採用し、燃焼筒の空間内に燃焼空気導入部
を配置し、その燃焼空気導入部に設けられた複数の噴孔
から燃焼筒内に燃焼空気を吹き出すように設けたため、
燃焼筒内における未燃焼燃料と燃焼空気との混合性が向
上し、混合気の均一化を図ることができる。このため、
燃焼筒内における燃焼性が向上し、小容積の燃焼筒であ
っても燃焼を完結させることができる。このように、燃
焼筒を小容積化できるため、燃焼装置を小型化すること
ができる。
【0005】〔請求項2の手段〕請求項2の手段を採用
し、未燃焼燃料の流れに沿う複数の平行空気導入管を燃
焼筒内に配置し、その平行空気導入管の複数の噴孔から
燃焼空気を吹き出させることにより、燃焼筒内に燃焼空
気を3次元的に供給することができる。このため、未燃
焼燃料と燃焼空気との混合性が向上し、燃焼筒を小容積
化できる。
【0006】〔請求項3の手段〕請求項3の手段を採用
し、燃焼が開始された不完全燃焼の火炎を、平行空気導
入管の周りへ導くことにより、未燃焼燃料と燃焼空気と
の混合性が向上し、燃焼筒を小容積化できる。
【0007】〔請求項4の手段〕請求項4の手段を採用
し、噴孔から噴出される燃焼空気によって燃焼筒内に旋
回流を生じさせることにより、未燃焼燃料と燃焼空気と
の混合性が向上し、燃焼筒を小容積化できる。
【0008】〔請求項5の手段〕請求項5の手段を採用
し、平行空気導入管に設けられる噴孔の位置を、隣接す
る平行空気導入管の噴孔に対して軸方向へずらすことに
より、燃焼筒内に供給される燃焼空気の分布が均一化さ
れる。このため、未燃焼燃料と燃焼空気との混合性が向
上し、燃焼筒を小容積化できる。
【0009】〔請求項6の手段〕請求項6の手段を採用
し、平行空気導入管に設けられる噴孔の孔径を、閉塞端
に向かうほど小さくすることにより、各噴孔から噴出さ
れる燃焼空気の噴出量を均一化できる。このため、未燃
焼燃料と燃焼空気との混合性が向上し、燃焼筒を小容積
化できる。
【0010】〔請求項7の手段〕請求項7の手段を採用
し、平行空気導入管の管径を、閉塞端に向かうほど細く
することにより、平行空気導入管の内部における燃焼空
気の圧力分布が均一化されるため、各噴孔から噴出され
る燃焼空気の噴出量を均一化できる。このため、未燃焼
燃料と燃焼空気との混合性が向上し、燃焼筒を小容積化
できる。
【0011】〔請求項8の手段〕請求項8の手段を採用
し、平行空気導入管の内部にインナフィンを配置するこ
とにより、火炎によって加熱された平行空気導入管の熱
が、効率的に平行空気導入管の内部を流れる燃焼空気に
伝えられる。このため、平行空気導入管の温度上昇を防
ぎ、平行空気導入管の耐久性を向上させることができ
る。
【0012】〔請求項9の手段〕請求項9の手段を採用
し、未燃焼燃料の流れを横切るように複数段の垂直空気
導入管を燃焼筒内に配置し、各平行空気導入管の複数の
噴孔から燃焼空気を吹き出させることにより、燃焼筒内
に燃焼空気を3次元的に供給することができる。このた
め、未燃焼燃料と燃焼空気との混合性が向上し、燃焼筒
を小容積化できる。
【0013】〔請求項10の手段〕請求項10の手段を
採用し、噴孔から噴出される燃焼空気によって燃焼筒内
に旋回流を生じさせることにより、未燃焼燃料と燃焼空
気との混合性が向上し、燃焼筒を小容積化できる。
【0014】〔請求項11の手段〕請求項11の手段を
採用し、燃焼筒の内部において垂直空気導入管の一段ご
とに旋回流が逆向きに発生するように設けられることに
より、未燃焼燃料と燃焼空気との混合性が向上し、燃焼
筒を小容積化できる。
【0015】〔請求項12の手段〕請求項12の手段を
採用し、垂直空気導入管が渦巻形状を呈することによ
り、燃焼空気を燃焼筒の全域に亘って均一的に供給でき
るため、未燃焼燃料と燃焼空気との混合性が向上し、燃
焼筒を小容積化できる。
【0016】〔請求項13の手段〕請求項13の手段を
採用し、垂直空気導入管が蛇行する波形形状を呈するこ
とにより、燃焼空気を燃焼筒の全域に亘って均一的に供
給できるため、未燃焼燃料と燃焼空気との混合性が向上
し、燃焼筒を小容積化できる。
【0017】〔請求項14の手段〕請求項14の手段を
採用し、垂直空気導入管によって燃焼筒内に旋回流を生
じさせるとともに、平行空気導入管によって旋回流の中
心側から旋回流に向けて燃焼空気を放射することによ
り、未燃焼燃料と燃焼空気との混合性が向上し、燃焼筒
を小容積化できる。
【0018】〔請求項15の手段〕請求項15の手段を
採用し、燃焼筒の空間内に螺旋状空気導入管を配置した
ことにより、燃焼筒内に燃焼空気を3次元的に供給する
ことができる。このため、未燃焼燃料と燃焼空気との混
合性が向上し、燃焼筒を小容積化できる。また、燃焼筒
内に配置される空気導入管の数を1本にできるため、コ
ストを抑えることができる。
【0019】〔請求項16の手段〕請求項16の手段を
採用し、燃焼筒の内部に、未燃焼燃料を含む火炎が導か
れる複数の火炎通路を、内部に燃焼空気が供給される中
空隔壁によって形成し、中空隔壁に形成された複数の噴
孔から火炎通路内に燃焼空気を吹き出すように設けたこ
とにより、未燃焼燃料と燃焼空気との混合性が向上し、
燃焼筒を小容積化できる。
【0020】〔請求項17の手段〕請求項17の手段を
採用し、火炎通路の内部に突起を設けて火炎通路内の流
れを乱すことにより、未燃焼燃料と燃焼空気との混合性
が向上し、燃焼筒を小容積化できる。
【0021】〔請求項18の手段〕請求項18の手段を
採用し、火炎通路の内部に波状のパイプを挿入して、火
炎通路内の流れを乱すことにより、未燃焼燃料と燃焼空
気との混合性が向上し、燃焼筒を小容積化できる。
【0022】〔請求項19の手段〕請求項19の手段を
採用し、火炎通路を蛇行して設けたことににより、火炎
通路内の流れを乱すことができるため、未燃焼燃料と燃
焼空気との混合性が向上し、燃焼筒を小容積化できる。
【0023】〔請求項20の手段〕請求項20の手段を
採用し、燃焼筒の内部に配置された多孔質プレートの微
細な孔から燃焼空気を燃焼筒内に供給することにより、
燃焼空気を燃焼筒の広い範囲に拡散供給することができ
る。このため、未燃焼燃料と燃焼空気との混合性が向上
し、燃焼筒を小容積化できる。
【0024】〔請求項21の手段〕請求項21の手段を
採用し、内部に燃焼空気が供給される中空隔壁によっ
て、燃焼筒の内部に複数の炎口を形成するように設け、
炎口に形成される未燃焼燃料を含む火炎に燃焼空気を供
給するように設けたことにより、未燃焼燃料と燃焼空気
との混合性が向上し、燃焼筒を小容積化できる。
【0025】〔請求項22の手段〕請求項22の手段を
採用し、複数の噴孔から吹き出される燃焼空気によって
燃焼筒内に旋回流を生じさせることにより、未燃焼燃料
と燃焼空気との混合性が向上し、燃焼筒を小容積化でき
る。
【0026】〔請求項23の手段〕請求項23の手段を
採用し、燃焼筒の中心側の旋回流と、外周側の旋回流と
が逆向きであることにより、未燃焼燃料と燃焼空気との
混合性が向上し、燃焼筒を小容積化できる。
【0027】〔請求項24の手段〕請求項24の手段を
採用し、炎口に形成される未燃焼燃料を含む火炎に向け
て燃焼空気を吹き込むように設けることにより、未燃焼
燃料と燃焼空気との混合性が向上し、燃焼筒を小容積化
できる。
【0028】〔請求項25の手段〕請求項25の手段を
採用し、未燃焼燃料を含む火炎に吹き込まれる空気流に
よって燃焼筒内に旋回流が生じるため、未燃焼燃料と燃
焼空気との混合性が向上し、燃焼筒を小容積化できる。
【0029】〔請求項26の手段〕請求項26の手段を
採用し、未燃焼燃料を含む火炎に吹き込まれる空気流に
よって生じる旋回流が、燃焼筒の中心側と外周側とで逆
向きであることにより、未燃焼燃料と燃焼空気との混合
性が向上し、燃焼筒を小容積化できる。
【0030】〔請求項27の手段〕請求項27の手段を
採用し、燃焼空気が内部に供給される中空螺旋部材と中
空軸心部材が燃焼筒の内部に配置されることにより、燃
焼筒を流れる未燃焼燃料の流路が長くなるとともに、そ
の流路に均一に燃焼空気が供給されるため、未燃焼燃料
と燃焼空気との混合性が向上し、燃焼筒を小容積化でき
る。
【0031】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、温水加熱
装置に搭載される燃焼装置を用いて説明する。なお、第
2実施形態以降の実施形態中に示す符号は、他の実施形
態で示す符号と同一機能物を示すものである。 〔第1実施形態〕図1〜図3は第1実施形態を示すもの
であり、まず図1を参照して温水加熱装置を説明する。
なお、実施形態中に示す上側は図1における上側を示
し、下側は図1における下側を示すものとする。
【0032】この実施形態に示す温水加熱装置は、暖房
に用いられる液体(暖房用熱媒体であり、以下温水)を
加熱する手段として燃焼装置1を搭載するものであり、
その燃焼装置1の外側に燃焼ガスと温水との熱交換を行
う熱交換ジャケット2が装着されたものである。この燃
焼装置1は、燃焼筒3内に液体燃料(軽油等)を噴射供
給するための燃料供給手段と、燃焼用の燃焼空気を燃焼
筒3内に供給するための燃焼空気供給手段と、燃焼筒3
内に供給された燃料の点火を行うスパーカー4(点火手
段に相当する)とを備える。
【0033】燃焼筒3は、耐熱性金属(ステンレス等)
よりなる円筒体であり、その内部で燃料の燃焼を行うも
のである。燃料供給手段は、図示しない燃料供給手段か
ら供給される高圧燃料を燃焼筒3の内部に噴霧する燃料
噴射弁(以下、インジェクタ)5を備える。このインジ
ェクタ5は、燃焼筒3の上端に取り付けられた1次空気
吹込用の筒体6の内部に、支持用ステー7を介して取り
付けられている。スパーカー4は、インジェクタ5から
噴射された噴霧燃料が到達する部分に、着火部4aが配
置されるように燃焼筒3に固定されたものである。
【0034】燃焼空気供給手段は、燃焼空気を燃焼筒3
内に圧送するエアポンプ8を備える。このエアポンプ8
で圧送された燃焼空気は、上述の筒体6の内部に形成さ
れた1次空気供給口9から燃焼筒3の内部に供給される
とともに、燃焼筒3の側面に形成された2次空気供給口
10から、燃焼筒3の空間内に配置された燃焼空気導入
部11に供給されるものである。エアポンプ8から2次
空気供給口10に燃焼空気を導く手段は、熱交換ジャケ
ット2の上端を塞ぐリング状フランジ12に形成された
開口13と、燃焼筒3の上側外周に装着された燃焼空気
案内用カバー14とから構成されるものであり、この燃
焼空気案内用カバー14内に供給された燃焼空気が2次
空気供給口10に案内されるものである。なお、1次空
気供給口9から燃焼筒3内に供給される燃焼空気の量
は、噴霧燃料を完全燃焼させるのには不十分な空気量に
設定されるものであり、逆に2次空気供給口10から燃
焼筒3内に供給される燃焼空気の量は、1次燃焼におけ
る未燃焼燃料を完全燃焼させるのに充分な空気量に設定
されるものである。
【0035】燃焼空気導入部11は、上述のように燃焼
筒3の空間内に配置されたものであり、その内部には燃
焼空気が供給されるもので、耐熱性金属(ステンレス
等)によって形成されている。この実施形態における燃
焼空気導入部11は、燃焼筒3のやや上流側において燃
焼筒3の全域に亘って形成された中空プレート部15
と、この中空プレート部15の下流側の2次燃焼室3b
内に延びる複数の平行空気導入管16とから構成される
ものである。各平行空気導入管16は、燃焼筒3の軸方
向と平行に配置されるものであり、各平行空気導入管1
6には、上流側から下流側に亘って複数の噴孔17が設
けられている。この噴孔17は、図3に示すように、平
行空気導入管16の周りに偏りなく吹き出すように設け
られている。
【0036】中空プレート部15には、その上流で着火
して燃焼が開始された不完全燃焼の火炎(未燃焼燃料)
を、中空プレート部15の下流側へ導く貫通孔18が複
数形成されている。この貫通孔18は、平行空気導入管
16の周りへ導くための火炎案内手段であり、図2に示
すように、平行空気導入管16の周りに配置され、中空
プレート部15の上流の1次燃焼室3a内で着火した不
完全燃焼の火炎(以下、1次火炎)を、平行空気導入管
16の周りへ導くように設けられている。
【0037】つまり、貫通孔18を通過した1次火炎
は、複数の平行空気導入管16に沿って流れるものであ
り、その複数の平行空気導入管16に沿って流れる未燃
焼燃料を含む火炎には、燃焼空気が上流側、中流側、下
流側から同時に吹き付けられるものである。
【0038】熱交換ジャケット2は、下側が閉塞した有
底筒状形状を呈するものであり、その上端がリング状フ
ランジ12によって閉塞されている。熱交換ジャケット
2は、燃焼筒3を外部から覆うものであり、燃焼筒3の
下部から排出された燃焼ガスは、燃焼筒3と熱交換ジャ
ケット2の間の燃焼ガス通路19aを通り、熱交換ジャ
ケット2の上部に設けられた排気口19から外部に排出
される。
【0039】熱交換ジャケット2の内部には、図1に示
すように、温水が流れる循環水路20が形成されてい
る。また、熱交換ジャケット2の下部には、温水を循環
水路20に導く温水入口21が形成され、熱交換ジャケ
ット2の上部には、循環水路20を通過した温水を外部
へ導く温水出口22が形成されている。なお、温水出口
22は、例えば図示しない車両用暖房装置であるヒータ
コアに接続されるものである。
【0040】次に、第1実施形態の作動および特徴を述
べる。図示しない運転スイッチがONされると、インジェ
クタ5、エアポンプ8およびスパーカー4が作動し、燃
焼筒3内に噴霧された燃料と、1次空気供給口9から噴
霧燃料の周囲に供給された燃焼空気によって、1次燃焼
が開始され、中空プレート部15の上流の1次燃焼室3
aでは完全燃焼しない1次火炎が形成される。この未燃
焼燃料を含む1次火炎は、中空プレート部15に形成さ
れた複数の貫通孔18から中空プレート部15の下流の
2次燃焼室3bへ導かれる。
【0041】中空プレート部15の下流には、1次火炎
の流れに沿う複数の平行空気導入管16が配置されてお
り、その平行空気導入管16に形成された多数の噴孔1
7から燃焼筒3内の全域に燃焼空気が3次元的に供給さ
れる。このため、貫通孔18を通過した1次火炎は、3
次元的に供給されている燃焼空気と効率良く均一的に混
合される。この結果、燃焼筒3内における燃焼性が向上
し、燃焼ガス中に含まれる有害成分の低減を図ることが
できるとともに、小容積の燃焼筒3であっても燃焼を完
結させることができ、燃焼装置1を小型化することがで
きる。また、平行空気導入管16は、燃焼熱によって平
行空気導入管16内を流れる燃焼空気が予熱される。こ
のため、中空プレート部15の下流における2次燃焼の
燃焼速度を速めることができ、この結果からも燃焼筒3
を小容積化することができる。
【0042】〔第2実施形態〕図4〜図6に第2実施形
態を示す。この実施形態では、各平行空気導入管16に
設けられるそれぞれの噴孔17は、各噴孔17から噴出
される燃焼空気によって燃焼筒3内に旋回流を生じさせ
るように設けられている。つまり、図5に示すように、
各噴孔17は同一の回転方向を向くように形成されたも
のである。このように、噴孔17から噴出される燃焼空
気によって燃焼筒3内に旋回流を生じさせることによ
り、未燃焼燃料と燃焼空気との混合性が向上するため、
燃焼筒3を小容積化できる。
【0043】〔第3実施形態〕図7に第3実施形態を示
す。この実施形態は、平行空気導入管16に設けられる
噴孔17の位置を、隣接する平行空気導入管16の噴孔
17に対し、軸方向にずらして設けたものである。この
ように噴孔17の位置を、隣接する平行空気導入管16
の噴孔17に対して軸方向へずらすことにより、未燃焼
燃料と燃焼空気との混合性が向上し、燃焼筒3を小容積
化できる。
【0044】〔第4実施形態〕図8、図9に第4実施形
態を示す。この実施形態は、各平行空気導入管16に設
けられる噴孔17を、平行空気導入管16の閉塞端に向
かうほど、つまり下流に向かうほど、孔径を小さく設け
たものである。このように設けることにより、各噴孔1
7から噴出される燃焼空気の噴出量を均一化できる。つ
まり、上流側の噴孔17からも、下流側の噴孔17から
も、ほぼ同じ量の燃焼空気を噴出できる。このため、燃
焼空気の供給ムラがなくなり、未燃焼燃料と燃焼空気と
の混合性が向上し、燃焼筒3を小容積化できる。
【0045】〔第5実施形態〕図10に第5実施形態を
示す。この実施形態は、平行空気導入管16を閉塞端に
向かうほど、つまり下流に向かうほど、管径を細く設け
たものである。このように設けることにより、平行空気
導入管16の内部における燃焼空気の圧力分布が均一化
されるため、各噴孔17から噴出される燃焼空気の噴出
量を均一化できる。このため、未燃焼燃料と燃焼空気と
の混合性が向上し、燃焼筒3を小容積化できる。
【0046】〔第6実施形態〕図11、図12に第6実
施形態を示す。この実施形態は、平行空気導入管16の
内部にインナフィン23を設け、平行空気導入管16の
熱を積極的に燃焼空気に与えているものである。このよ
うに設けることにより、火炎によって加熱された平行空
気導入管16の熱が、効率的に平行空気導入管16の内
部を流れる燃焼空気に伝えられ、平行空気導入管16の
温度上昇を防ぐことができる。このため、平行空気導入
管16が熱によって変形するなど不具合を防ぐことがで
きる。また、燃焼空気が予熱されて高温になるため、燃
焼速度を速めることができ、燃焼筒3を小容積化でき
る。
【0047】〔第7実施形態〕図13、図14に第7実
施形態を示す。この実施形態は、燃焼筒3の内部に配置
される燃焼空気導入部11として、燃焼筒3の軸方向に
対して垂直方向に配置された垂直空気導入管24を備え
る。この垂直空気導入管24は、図14に示すように、
燃焼筒3を横切るものであり、燃焼筒3の上流から下流
にかけて複数段(この実施形態では3段)に亘って配置
されている。具体的に、この実施形態の垂直空気導入管
24は、燃焼筒3の上流段に3本、中流段に3本、下流
段に3本配置されたものである。このように設けること
により、この実施形態でも燃焼筒3内の全域に燃焼空気
を3次元的に供給することができる。このため、未燃焼
燃料と燃焼空気との混合性が向上し、燃焼筒3を小容積
化できる。
【0048】〔第8実施形態〕図15、図16に第8実
施形態を示す。この実施形態の垂直空気導入管24は、
図16に示すように、燃焼筒3の内部でクロスする形状
に設けられている。また、垂直空気導入管24に設けら
れる噴孔17は、この噴孔17から噴出される燃焼空気
によって、燃焼筒3内に旋回流を生じさせるように設け
られている。このように、噴孔17から噴出される燃焼
空気によって燃焼筒3内に旋回流を生じさせることによ
り、未燃焼燃料と燃焼空気との混合性が向上するため、
燃焼筒3を小容積化できる。
【0049】〔第9実施形態〕図17に第9実施形態を
示す。この実施形態は、上記第8実施形態の変形例であ
り、上流から下流に向かう各段ごとに旋回流が逆向きと
なるように噴孔17を形成したものである。このように
設けることにより、燃焼筒3の内部における燃焼空気の
流れが乱れるため、未燃焼燃料と燃焼空気との混合性が
向上し、燃焼筒3を小容積化できる。
【0050】〔第10実施形態〕図18、図19に第1
0実施形態を示す。この実施形態の垂直空気導入管24
は、図19に示すように、燃焼筒3の内部において渦巻
形状に設けられたものである。このように設けることに
よって、燃焼空気を燃焼筒3の全域に亘って均一的に供
給できるため、未燃焼燃料と燃焼空気との混合性が向上
し、燃焼筒3を小容積化できる。また、各段ごとの垂直
空気導入管24は、ぞれぞれ1本のパイプを加工したも
のであるため、垂直空気導入管24の製造コストを抑え
ることができる。
【0051】〔第11実施形態〕図20、図21に第1
1実施形態を示す。この実施形態の垂直空気導入管24
は、図21に示すように、燃焼筒3の内部において蛇行
する波形形状に設けられたものである。このように設け
ることによって、燃焼空気を燃焼筒3の全域に亘って均
一的に供給できるため、未燃焼燃料と燃焼空気との混合
性が向上し、燃焼筒3を小容積化できる。また、上記第
10実施形態と同様、各段ごとの垂直空気導入管24
は、ぞれぞれ1本のパイプを加工したものであるため、
垂直空気導入管24の製造コストを抑えることができ
る。
【0052】〔第12実施形態〕図22、図23に第1
2実施形態を示す。この実施形態の燃焼空気導入部11
は、略T字形を呈するものであり、燃焼筒3を横断する
垂直空気導入管24と、燃焼筒3の中心部において垂直
空気導入管24から下流に伸びた平行空気導入管16と
からなる。そして、垂直空気導入管24に設けられる噴
孔17は、燃焼筒3内に旋回流を生じさせるように設け
られており、水平空気導入管に設けられる噴孔17は、
旋回流の中心側から旋回流に向けて燃焼空気を放射する
ように設けられている。このように設けることによっ
て、旋回流の中心からも燃焼空気を放射することができ
るため、未燃焼燃料と燃焼空気との混合性が向上し、燃
焼筒3を小容積化できる。
【0053】〔第13実施形態〕図24、図25に第1
3実施形態を示す。この実施形態は、燃焼筒3内に配置
される燃焼空気導入部11として、燃焼筒3の中心軸の
周囲に螺旋状に配置された螺旋状空気導入管25を備え
るもので、この螺旋状空気導入管25に設けられた多数
の噴孔17から燃焼筒3内に燃焼空気を供給するもので
ある。このように設けることによって、燃焼空気を燃焼
筒3の全域に亘って均一的に供給できるため、未燃焼燃
料と燃焼空気との混合性が向上し、燃焼筒3を小容積化
できる。また、螺旋状空気導入管25は、1本のパイプ
を加工したものであるため、製造コストを抑えることが
できる。
【0054】〔第14実施形態〕図26、図27に第1
4実施形態を示す。この実施形態は、燃焼筒3内に配置
される燃焼空気導入部11として、その内部に燃焼空気
が供給される中空隔壁26によって、燃焼筒3の内部に
複数の火炎通路27を形成するものである。この火炎通
路27には、1次燃焼室3aで燃焼が開始された1次火
炎が導かれるものであり、中空隔壁26には、火炎通路
27を流れる1次火炎に向けて燃焼空気を吹き出すため
の噴孔17が、上流側から下流側に亘って複数設けられ
ている。このように設けることによっても、未燃焼燃料
と燃焼空気との混合性が向上し、燃焼筒3を小容積化で
きる。
【0055】〔第15実施形態〕図28に第15実施形
態を示す。この実施形態は、上記第14実施形態の変形
例であり、火炎通路27の内部に、この火炎通路27内
の流れを乱すための突起28を設けたものである。この
ように設けることによって、未燃焼燃料と燃焼空気との
混合性がさらに向上するため、燃焼筒3を小容積化でき
る。
【0056】〔第16実施形態〕図29に第16実施形
態を示す。この実施形態は、上記第15実施形態の変形
例であり、火炎通路27の内部に、この火炎通路27内
の流れを乱すための波状のパイプ29を挿入したもので
ある。このように設けることによっても、火炎通路27
内の流れを乱すことができる。つまり、未燃焼燃料と燃
焼空気との混合性が向上するため、燃焼筒3を小容積化
できる。また、火炎通路27内に波状のパイプ29を挿
入するのみで火炎通路27内の流れを乱すことができ、
製造コストを抑えることができる。
【0057】〔第17実施形態〕図30に第17実施形
態を示す。この実施形態は、上記第14実施形態の変形
例であり、各火炎通路27を蛇行して設けたものであ
る。このように設けることによっても、火炎通路27内
の流れを乱すことができる。つまり、未燃焼燃料と燃焼
空気との混合性が向上するため、燃焼筒3を小容積化で
きる。
【0058】〔第18実施形態〕図31、図32に第1
8実施形態を示す。この実施形態の燃焼空気導入部11
は、燃焼空気が通過可能な多孔質プレート30よりなる
もので、その内部に燃焼用の空気が供給されるものであ
る。この多孔質プレート30は、例えば発泡金属や多孔
質セラミックより形成されたもので、その内部には2次
空気供給口10に連通する貫通穴30aが設けられてい
る。この貫通穴30aに供給された燃焼空気は、多孔質
の微細な穴を通って燃焼筒3内に供給されるものであ
る。
【0059】この多孔質プレート30は、図32に示す
ように燃焼筒3の全域に配置されるものであり、且つ図
31に示すように上流側から下流側に複数段(この実施
形態では3段)設けられたものである。各段の多孔質プ
レート30には、複数の炎口31が複数設けられてお
り、保炎効果と、燃焼筒3を流れる流体の圧力損失を調
節するように設けられている。この第18実施形態のよ
うに設けることにより、複数段配置された多孔質プレー
ト30の全域から、燃焼空気を燃焼筒3内に拡散供給す
ることができるため、未燃焼燃料と燃焼空気との混合性
が向上し、燃焼筒3を小容積化できる。
【0060】〔第19実施形態〕図33、図34に第1
9実施形態を示す。この実施形態の燃焼空気導入部11
は、内部に燃焼空気が供給される中空隔壁26によっ
て、燃焼筒3の内部に、複数の炎口31を形成するもの
である。そして、炎口31を通過した未燃焼燃料を含む
1次火炎に燃焼空気を供給するように噴孔17を形成し
たものである。このように設けることにより、1次火炎
に含まれる未燃焼燃料と燃焼空気との混合性が向上し、
燃焼筒3を小容積化できる。
【0061】〔第20実施形態〕図35に第20実施形
態を示す。この実施形態は、上記第19実施形態の変形
例を示すものであり、複数の噴孔17から噴出される燃
焼空気の流れによって、燃焼筒3内に旋回流を生じさせ
るものである。このように設けることにより、未燃焼燃
料と燃焼空気との混合性がさらに向上し、燃焼筒3を小
容積化できる。
【0062】〔第21実施形態〕図36に第21実施形
態を示す。この実施形態は、上記第20実施形態の変形
例を示すものであり、燃焼筒3の中心側の噴孔17と、
燃焼筒3の外周側の噴孔17との燃焼空気の吐出方向を
逆に設け、燃焼筒3の中心側と外周側に互いに異なった
旋回流を生じさせるものである。このように設けること
により、燃焼空気の流れが乱れ、未燃焼燃料と燃焼空気
との混合性がさらに向上し、燃焼筒3を小容積化でき
る。
【0063】〔第22実施形態〕図37、図38に第2
2実施形態を示す。この実施形態は、上記第19実施形
態の変形例を示すものであり、炎口31に形成される1
次火炎に向けて燃焼空気を吹き込むように噴孔17が設
けられたものである。このように設けることにより、未
燃焼燃料を含む1次火炎の内部に強制的に燃焼空気が吹
き込まれるため、未燃焼燃料の燃焼速度が増し、燃焼筒
3を小容積化できる。
【0064】〔第23実施形態〕図39に第23実施形
態を示す。この実施形態は、上記第22実施形態の変形
例を示すものであり、複数の噴孔17から噴出される燃
焼空気の流れによって、燃焼筒3内に旋回流を生じさせ
るものである。このように設けることにより、未燃焼燃
料と燃焼空気との混合性がさらに向上し、燃焼筒3を小
容積化できる。
【0065】〔第24実施形態〕図40に第24実施形
態を示す。この実施形態は、上記第23実施形態の変形
例を示すものであり、燃焼筒3の中心側の噴孔17と、
燃焼筒3の外周側の噴孔17との燃焼空気の吐出方向を
逆に設け、燃焼筒3の中心側と外周側に互いに異なった
旋回流を生じさせるものである。このように設けること
により、燃焼空気の流れが乱れ、未燃焼燃料と燃焼空気
との混合性がさらに向上し、燃焼筒3を小容積化でき
る。
【0066】〔第25実施形態〕図41、図42に第2
5実施形態を示す。この実施形態の燃焼空気導入部11
は、燃焼筒3の内部を螺旋状に区画する中空螺旋部材3
2と、その中心に配置される中空軸心部材33とから構
成されるものであり、中空螺旋部材32と中空軸心部材
33の内部には、燃焼空気が供給されるものである。中
空螺旋部材32および中空軸心部材33には、図41、
図42に示すように多数の噴孔17が全体的に設けられ
ており、中空螺旋部材32に沿って流れる未燃焼燃料に
燃焼空気を均一的に吹き付けるように設けられている。
このように設けることにより、燃焼筒3内のスペースを
有効利用して燃焼筒3を流れる未燃焼燃料の流路を長く
することができるとともに、その流路に均一的に燃焼空
気を供給できるため、未燃焼燃料と燃焼空気との混合性
が向上し、燃焼筒3を小容積化できる。
【0067】〔変形例〕上記の実施形態では、燃料供給
手段の一例として液体燃料を燃焼筒3の内部に噴霧供給
する例を示したが、液体燃料を気化させ、その気化燃料
を燃焼筒3の内部に供給するように設けても良いし、ガ
ス燃料を燃焼筒3の内部に供給するように設けても良
い。
【0068】上記の実施形態では、点火手段の一例とし
てスパーカー4を例に示したが、通電によって発熱して
燃料を着火させるグロープラグなど、他の点火手段を用
いても良い。上記の実施形態では、燃焼装置1の発生し
た熱によって暖房を行う例を示したが、車両部品の暖機
など、他の用途の燃焼装置1として用いても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】温水加熱装置の概略断面図である(第1実施形
態)。
【図2】図1のA−A線に沿う断面図である(第1実施
形態)。
【図3】平行空気導入管の断面図である(第1実施形
態)。
【図4】温水加熱装置の概略断面図である(第2実施形
態)。
【図5】図4のA−A線に沿う断面図である(第2実施
形態)。
【図6】平行空気導入管の断面図である(第2実施形
態)。
【図7】温水加熱装置の概略断面図である(第3実施形
態)。
【図8】温水加熱装置の概略断面図である(第4実施形
態)。
【図9】平行空気導入管の断面図である(第4実施形
態)。
【図10】温水加熱装置の概略断面図である(第5実施
形態)。
【図11】温水加熱装置の概略断面図である(第6実施
形態)。
【図12】図11のA−A線に沿う断面図である(第6
実施形態)。
【図13】温水加熱装置の概略断面図である(第7実施
形態)。
【図14】図13のA−A線に沿う断面図である(第7
実施形態)。
【図15】温水加熱装置の概略断面図である(第8実施
形態)。
【図16】図15のA−A線に沿う断面図である(第8
実施形態)。
【図17】温水加熱装置の概略断面図である(第9実施
形態)。
【図18】温水加熱装置の概略断面図である(第10実
施形態)。
【図19】垂直空気導入管の平面図である(第10実施
形態)。
【図20】温水加熱装置の概略断面図である(第11実
施形態)。
【図21】垂直空気導入管の平面図である(第11実施
形態)。
【図22】温水加熱装置の概略断面図である(第12実
施形態)。
【図23】図22のA−A線に沿う断面図である(第1
2実施形態)。
【図24】温水加熱装置の概略断面図である(第13実
施形態)。
【図25】螺旋状空気導入管の斜視図である(第13実
施形態)。
【図26】温水加熱装置の概略断面図である(第14実
施形態)。
【図27】図26のA−A線に沿う断面図である(第1
4実施形態)。
【図28】温水加熱装置の概略断面図である(第15実
施形態)。
【図29】温水加熱装置の概略断面図である(第16実
施形態)。
【図30】温水加熱装置の概略断面図である(第17実
施形態)。
【図31】温水加熱装置の概略断面図である(第18実
施形態)。
【図32】図31のA−A線に沿う断面図である(第1
8実施形態)。
【図33】温水加熱装置の概略断面図である(第19実
施形態)。
【図34】図33のA−A線に沿う断面図である(第1
9実施形態)。
【図35】燃焼空気の吹出方向を示す燃焼筒の断面図で
ある(第20実施形態)。
【図36】燃焼空気の吹出方向を示す燃焼筒の断面図で
ある(第21実施形態)。
【図37】温水加熱装置の概略断面図である(第22実
施形態)。
【図38】図37のA−A線に沿う断面図である(第2
2実施形態)。
【図39】燃焼空気の吹出方向を示す燃焼筒の断面図で
ある(第23実施形態)。
【図40】燃焼空気の吹出方向を示す燃焼筒の断面図で
ある(第24実施形態)。
【図41】温水加熱装置の概略断面図である(第25実
施形態)。
【図42】中空螺旋部材および中空軸心部材の斜視図で
ある(第25実施形態)。
【符号の説明】
1 燃焼装置 3 燃焼筒 4 スパーカー(点火手段) 5 インジェクタ(燃料供給手段) 8 エアポンプ(燃焼空気供給手段) 11 燃焼空気導入部 16 平行空気導入管 17 噴孔 18 貫通孔(火炎案内手段) 23 インナフィン 24 垂直空気導入管 25 螺旋状空気導入管 26 中空隔壁 27 火炎通路 28 突起 29 波状のパイプ 30 多孔質プレート 31 炎口 32 中空螺旋部材 33 中空軸心部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長田 康弘 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 上原 昌徳 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 川口 清司 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 Fターム(参考) 3K023 BA01 BA04 BA15 KA06 KB04 KB07 KC01 KC07 KD05 3K052 AA10 BA31

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】燃料を燃焼筒内に供給する燃料供給手段
    と、 燃焼用の燃焼空気を前記燃焼筒内に供給する燃焼空気供
    給手段と、 前記燃焼筒内において燃料の点火を行う点火手段と、を
    備える燃焼装置において、 前記燃焼空気供給手段は、前記燃焼筒の空間内に配置さ
    れた燃焼空気導入部を備えるものであり、 この燃焼空気導入部には、前記燃焼筒の空間内から燃焼
    空気を吹き出すための複数の噴孔が設けられたことを特
    徴とする燃焼装置。
  2. 【請求項2】請求項1の燃焼装置において、 前記燃焼筒の空間内に配置された前記燃焼空気導入部
    は、前記燃焼筒の軸方向に沿う複数の平行空気導入管を
    備えるものであり、 この平行空気導入管には、前記軸方向に前記複数の噴孔
    が設けられていることを特徴とする燃焼装置。
  3. 【請求項3】請求項2の燃焼装置は、 前記点火手段で着火して燃焼が開始された不完全燃焼の
    火炎を、前記平行空気導入管の周りへ導くための火炎案
    内手段を備えることを特徴とする燃焼装置。
  4. 【請求項4】請求項1ないし請求項3のいずれかの燃焼
    装置において、 前記噴孔は、この噴孔から噴出される燃焼空気によっ
    て、前記燃焼筒内に旋回流を生じさせるように設けられ
    ていることを特徴とする燃焼装置。
  5. 【請求項5】請求項2ないし請求項4のいずれかの燃焼
    装置において、 前記平行空気導入管に設けられる前記噴孔は、隣接する
    前記平行空気導入管の前記噴孔に対し、前記軸方向にず
    らして設けられたことを特徴とする燃焼装置。
  6. 【請求項6】請求項2ないし請求項5のいずれかの燃焼
    装置において、 前記平行空気導入管に設けられる前記噴孔は、前記平行
    空気導入管の閉塞端に向かうほど、孔径が小さく設けら
    れていることを特徴とする燃焼装置。
  7. 【請求項7】請求項2ないし請求項6のいずれかの燃焼
    装置において、 前記平行空気導入管は、前記平行空気導入管の閉塞端に
    向かうほど、管径が細く設けられていることを特徴とす
    る燃焼装置。
  8. 【請求項8】請求項2ないし請求項7のいずれかの燃焼
    装置において、 前記平行空気導入管の内部には、この平行空気導入管の
    管壁の熱が伝わるインナフィンが設けられていることを
    特徴とする燃焼装置。
  9. 【請求項9】請求項1の燃焼装置において、 前記燃焼筒の空間内に配置された前記燃焼空気導入部
    は、前記燃焼筒の軸方向に対して垂直方向に配置された
    垂直空気導入管を備えるものであり、 この垂直空気導入管には、前記複数の噴孔が設けられて
    おり、 前記複数の噴孔が設けられた前記垂直空気導入管は、前
    記燃焼筒の内部において前記軸方向に複数段配置された
    ことを特徴とする燃焼装置。
  10. 【請求項10】請求項9の燃焼装置において、 前記垂直空気導入管は、前記燃焼筒の内部でクロスする
    形状に設けられ、 前記噴孔は、この噴孔から噴出される燃焼空気によっ
    て、前記燃焼筒内に旋回流を生じさせるように設けられ
    ていることを特徴とする燃焼装置。
  11. 【請求項11】請求項10の燃焼装置において、 前記燃焼筒の内部において前記軸方向に複数段配置され
    たクロス形状の前記垂直空気導入管の前記噴孔は、一段
    ごとに旋回流が逆向きとなるように設けられたことを特
    徴とする燃焼装置。
  12. 【請求項12】請求項9の燃焼装置において、 前記垂直空気導入管は、前記燃焼筒の内部において渦巻
    形状を呈することを特徴とする燃焼装置。
  13. 【請求項13】請求項9の燃焼装置において、 前記垂直空気導入管は、前記燃焼筒の内部において蛇行
    する波形形状に設けられたことを特徴とする燃焼装置。
  14. 【請求項14】請求項1の燃焼装置において、 前記燃焼筒の空間内に配置された前記燃焼空気導入部
    は、前記燃焼筒の軸方向に対して垂直方向に配置された
    垂直空気導入管と、前記燃焼筒の中心部において前記燃
    焼筒の軸方向に沿って伸びた平行空気導入管とからな
    り、 前記垂直空気導入管および前記水平空気導入管には、そ
    れぞれ前記複数の噴孔が設けられており、 前記垂直空気導入管に設けられる前記噴孔は、この噴孔
    から噴出される燃焼空気によって、前記燃焼筒内に旋回
    流を生じさせるように設けられており、 前記平行空気導入管に設けられる前記噴孔は、旋回流の
    中心側から旋回流に向けて燃焼空気を放射するように設
    けられたことを特徴とする燃焼装置。
  15. 【請求項15】請求項1の燃焼装置において、 前記燃焼筒の空間内に配置された前記燃焼空気導入部
    は、前記燃焼筒の中心軸の周囲に螺旋状に配置された螺
    旋状空気導入管であることを特徴とする燃焼装置。
  16. 【請求項16】請求項1の燃焼装置において、 前記燃焼空気導入部は、前記燃焼筒の内部において未燃
    焼燃料を含む火炎が導かれる火炎通路を複数形成するた
    めの中空隔壁を備え、 前記複数の噴孔は、前記火炎通路内に燃焼空気を吹き出
    すように設けられていることを特徴とする燃焼装置。
  17. 【請求項17】請求項16の燃焼装置において、 前記火炎通路の内部には、この火炎通路内の流れを乱す
    ための突起が設けられていることを特徴とする燃焼装
    置。
  18. 【請求項18】請求項16の燃焼装置において、 前記火炎通路の内部には、この火炎通路内の流れを乱す
    ための波状のパイプが挿入されていることを特徴とする
    燃焼装置。
  19. 【請求項19】請求項16ないし請求項18のいずれか
    の燃焼装置において、 前記火炎通路は、蛇行して設けられたことを特徴とする
    燃焼装置。
  20. 【請求項20】請求項1の燃焼装置において、 前記燃焼空気導入部は、燃焼空気が通過可能な多孔質プ
    レートよりなるもので、前記燃焼筒の内部に配置された
    前記多孔質プレートの内部に燃焼空気が供給されるよう
    に設けられていることを特徴とする燃焼装置。
  21. 【請求項21】請求項1の燃焼装置において、 前記燃焼空気導入部は、前記燃焼筒の内部に複数の炎口
    を形成するための中空隔壁を備え、 前記複数の噴孔は、前記炎口に形成される未燃焼燃料を
    含む火炎に燃焼空気を供給するように設けられているこ
    とを特徴とする燃焼装置。
  22. 【請求項22】請求項21の燃焼装置において、 前記複数の噴孔は、前記燃焼筒内に旋回流を生じさせる
    ように設けられていることを特徴とする燃焼装置。
  23. 【請求項23】請求項22の燃焼装置において、 前記燃焼筒の中心側の噴孔と、燃焼筒の外周側の噴孔と
    は、互いに異なった側に旋回流を生じさせるように設け
    られていることを特徴とする燃焼装置。
  24. 【請求項24】請求項21の燃焼装置において、 前記複数の噴孔は、前記炎口に形成される未燃焼燃料を
    含む火炎に向けて燃焼空気を吹き込むように設けられて
    いることを特徴とする燃焼装置。
  25. 【請求項25】請求項24の燃焼装置において、 前記複数の噴孔は、前記燃焼筒内に旋回流を生じさせる
    ように設けられていることを特徴とする燃焼装置。
  26. 【請求項26】請求項25の燃焼装置において、 前記燃焼筒の中心側の噴孔と、燃焼筒の外周側の噴孔と
    は、互いに異なった側に旋回流を生じさせるように設け
    られていることを特徴とする燃焼装置。
  27. 【請求項27】請求項1の燃焼装置において、 前記燃焼空気導入部は、前記燃焼筒の内部を螺旋状に区
    画する中空螺旋部材と、前記燃焼筒の軸心に沿って配置
    された中空軸心部材とからなり、 前記中空螺旋部材および前記中空軸心部材に設けられた
    前記複数の噴孔から燃焼空気を前記燃焼筒内に供給する
    ように設けられたことを特徴とする燃焼装置。
JP2000281006A 2000-09-14 2000-09-14 燃焼装置 Pending JP2002089834A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000281006A JP2002089834A (ja) 2000-09-14 2000-09-14 燃焼装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000281006A JP2002089834A (ja) 2000-09-14 2000-09-14 燃焼装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002089834A true JP2002089834A (ja) 2002-03-27

Family

ID=18765738

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000281006A Pending JP2002089834A (ja) 2000-09-14 2000-09-14 燃焼装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002089834A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10571122B2 (en) Fuel/air mixture and combustion apparatus and associated methods for use in a fuel-fired heating apparatus
CA2881109C (en) Burner
EP2837884B1 (en) Burner
JP2009030608A (ja) プラズマバーナ及び煤煙濾過装置
CS264113B2 (en) Supersonic spraying burner for smaller heating devices
JP2002089834A (ja) 燃焼装置
JP2002048307A (ja) 燃焼式加熱装置
JPH1183194A (ja) 燃焼式ヒータ
JP4278311B2 (ja) 燃焼装置
JP2001330212A (ja) 燃焼式加熱装置
RU2209372C1 (ru) Горелочное устройство
JPH07276973A (ja) 燃焼式ヒータ
JPH08145318A (ja) ガスバ−ナ
JP3210821B2 (ja) バーナ
KR20190083737A (ko) 유체혼합부를 갖는 표면연소 가스버너
JPH08188040A (ja) 燃焼式ヒータ
KR950029558A (ko) 엔진의 균일혼합기 형성이 용이한 혼합장치
JPS61295404A (ja) 液体燃料燃焼装置
JP2001254912A (ja) 燃料噴霧式燃焼バーナ
JPS6365211A (ja) 液体燃料気化装置
JPH08135921A (ja) 燃焼式ヒータ
JPS59153011A (ja) 液体燃料燃焼装置
JPH09159121A (ja) 触媒燃焼式ヒータ
JPH08104127A (ja) 燃焼式ヒータ
JPS59183206A (ja) 液体燃料燃焼装置