JP2002089460A - スクロール式流体機械 - Google Patents
スクロール式流体機械Info
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- JP2002089460A JP2002089460A JP2000272393A JP2000272393A JP2002089460A JP 2002089460 A JP2002089460 A JP 2002089460A JP 2000272393 A JP2000272393 A JP 2000272393A JP 2000272393 A JP2000272393 A JP 2000272393A JP 2002089460 A JP2002089460 A JP 2002089460A
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Abstract
混入をなくし、円滑な回転が得られる長寿命な横置型ス
クロール式流体機械を提供することである。 【解決手段】 旋回スクロール1の渦巻状スクロールラ
ップ1aと固定スクロール2,3の渦巻状スクロールラ
ップ2a,3aが嵌合して圧縮空間を構成している横置
型スクロール式流体機械において、旋回スクロール1が
自転することなく公転するように制御するためのクラン
クピン7を渦巻状スクロールラップ1a,2a,3aの
外周且つ主クランクシャフト水平中心軸19の上側のみ
に設ける。
Description
式流体機械のうち、特にスクロール式真空ポンプにおけ
る旋回スクロールの姿勢制御をするためのクランクピン
の配設箇所に関するものである。
いて、旋回スクロールの姿勢制御をするためにクランク
ピンを使用しているものは、図3及び図4のように渦巻
状スクロールラップの水平中心軸上下もしくは水平中心
軸下側にのみ配設されていた。
ン7の設けられたものであり、図4は水平中心軸19の
下側にクランクピン7の設けられたものである。従来の
横置型スクロール式流体機械のうち、特にスクロール式
真空ポンプにおいては、スクロール式圧縮機と比較して
運転中のハウジング4,5内部の気体の流量が少なく、
また、潤滑油を使用していないため、旋回スクロール1
の渦巻状スクロールラップ1aと固定スクロール2,3
の渦巻状スクロールラップ2a,3a間の隙間を介して
気体が中心部から外周部へと漏洩する際、チップシール
10,11の摩耗粉が漏洩気体と共に中心部から外周部
へと移動し、最終的に最外周部から水平中心軸下側へと
落下する構成になっていた。
ル式流体機械において、旋回スクロールの姿勢制御をす
るためのクランクピンを渦巻状スクロールラップの水平
中心軸上下もしくは水平中心軸下側にのみ配設すると、
チップシールの摩耗粉もしくは、吸気口から侵入した異
物が渦巻状スクロールラップの水平中心軸の下に配設し
たクランクピン及びクランクピンを保持している軸受に
付着し、その結果、クランクピンと軸受間または軸受内
部に侵入し、円滑な回転が得られなくなってしまうと共
に異常音が発生する原因にもなり、更には寿命が低下し
てしまうという問題があった。また、チップシールの摩
耗粉等が前記軸受内部に侵入するのを防ぐためにシール
型の軸受を使用したとしても、完全に防ぐことは不可能
であった。
な回転が得られ且つ長寿命なスクロール流体機械を提供
することである。
ールの姿勢制御をするためのクランクピンを、渦巻状ス
クロールラップの外周部且つ主クランクシャフト水平中
心軸の上側のみに設けることにより達成される。
クロール式流体機械のクランクピン7の位置を示す断面
図、図2は図1のA−O−A断面図である。図1及び図
2において、旋回スクロール1の鏡板の両面から渦巻状
スクロールラップ1aが立設している。また、固定スク
ロール2,3はハウジング4,5と一体成形され、固定
スクロール2,3の鏡板の片面からそれぞれ渦巻状スク
ロールラップ2a,3aが旋回スクロールの渦巻状スク
ロールラップ1aに嵌合するように立設し、圧縮空間1
6を構成している。固定スクロール2,3の渦巻上スク
ロールラップ2a,3aの半径方向外側の前記ハウジン
グ4,5間にOリング6を設け、旋回スクロール1はハ
ウジング4,5内に納められており、旋回スクロール1
の渦巻状スクロールラップ1a及び固定スクロール2,
3の渦巻状スクロールラップ2a,3aの端面にチップ
シール10,11を介装する。チップシール10,11
により、旋回スクロール1は左右方向の位置が制御さ
れ、軸受13を介して主クランクシャフト12に可動自
在に係合している。更に、渦巻状スクロールラップ1
a,2a,3aの半径方向外側及び水平中心軸19の上
側に、旋回スクロール1が自転せず公転のみをするよう
にクランクピン7を軸受8,9を介して配設する。主ク
ランクシャフト12は、軸受14を介してハウジング
4,5に軸支され、一端は図示しない電動機に連結され
る。電動機を動作させると、主クランクシャフト12の
回転にともない、旋回スクロール1が偏心運動を開始
し、吸入口15から吸入された流体は、スクロール外周
部から圧縮空間16で順次圧縮され中心部に設けられた
排出通路18を介して、排出口17から排出される。な
お、固定スクロール2,3はハウジング4,5に固定さ
れても良い。
7を渦巻状スクロールラップの水平中心軸下側のみ及び
上下両方向に配設していた従来の横置型スクロール式流
体機械に比べて、チップシール10,11の摩耗粉、も
しくは吸気口から侵入した異物が、クランクピン7及び
クランクピン7を保持している軸受8,9に付着するこ
とがなくなるため、クランクピン7と軸受間への侵入、
及び軸受内部への侵入がなくなり、円滑な回転が得られ
ると共にこれらの寿命向上が図れる。
制御をするためのクランクピンを、渦巻状スクロールラ
ップの外周部且つ主クランクシャフト水平中心軸の上側
のみに設けたので、クランクピン及び軸受への異物の混
入がなくなり、円滑な回転が得られると共にこれらの寿
命向上が図れる。
一実施例を示す断面図である。
クランクピンが渦巻状スクロールラップ水平中心軸の上
下両方向に配設されている構成を示す縦断面図である。
クランクピンが渦巻状スクロールラップ水平中心軸の下
側のみに配設されている構成を示す縦断面図である。
クロールラップ、2,3は固定スクロール、2a,3a
は固定スクロールの渦巻状スクロールラップ、4,5は
ハウジング、7はクランクピン、8,9,13,14は
軸受、10,11はチップシール、12は主クランクシ
ャフト、19は水平中心軸である。
Claims (6)
- 【請求項1】 旋回スクロールの鏡板から立設する渦巻
状スクロールラップと、固定スクロールの鏡板から立設
する渦巻状スクロールラップを備え、前記旋回スクロー
ルの前記渦巻状スクロールラップと前記固定スクロール
の前記渦巻状スクロールラップを嵌合させるよう向かい
合わせ、前記旋回スクロールは主クランクシャフトによ
って電動機に連結されており、該電動機が動作すること
により前記旋回スクロールが偏心運動するようなスクロ
ール式流体機械において、前記旋回スクロールが自転す
ることなく公転するように制御するためのクランクピン
を、前記渦巻状スクロールラップの外周部で且つ主クラ
ンクシャフト水平中心軸の上側のみに設けることを特徴
としたスクロール式流体機械。 - 【請求項2】 前記クランクピンを複数個配設すること
を特徴とした請求項第1記載のスクロール式流体機械。 - 【請求項3】 前記クランクピンを吸気口より上側のみ
に設けることを特徴とした請求項第1記載のスクロール
式流体機械。 - 【請求項4】 前記各渦巻状スクロールラップ端面に流
体の漏洩を阻止するためのチップシールを設けることを
特徴とした請求項第1記載のスクロール式流体機械。 - 【請求項5】 前記旋回スクロールの鏡板の両面に前記
渦巻状スクロールラップを備え、固定スクロールの渦巻
状スクロールラップを夫々前記旋回スクロールの渦巻状
スクロールラップと勘合させるように向かい合わせたこ
とを特徴とした請求項第1記載のスクロール式流体機
械。 - 【請求項6】 前記各渦巻状スクロールラップ端面に流
体の漏洩を阻止するためのチップシールを設けることを
特徴とした請求項第5記載のスクロール式流体機械。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000272393A JP3858578B2 (ja) | 2000-09-08 | 2000-09-08 | スクロール式流体機械 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2000272393A JP3858578B2 (ja) | 2000-09-08 | 2000-09-08 | スクロール式流体機械 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2002089460A true JP2002089460A (ja) | 2002-03-27 |
JP3858578B2 JP3858578B2 (ja) | 2006-12-13 |
Family
ID=18758515
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000272393A Expired - Fee Related JP3858578B2 (ja) | 2000-09-08 | 2000-09-08 | スクロール式流体機械 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3858578B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2500003A (en) * | 2012-03-06 | 2013-09-11 | Richstone Ltd | Scroll fluid machine |
CN103291616A (zh) * | 2012-03-02 | 2013-09-11 | 日本株式会社富石 | 涡旋式流体机械 |
-
2000
- 2000-09-08 JP JP2000272393A patent/JP3858578B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103291616A (zh) * | 2012-03-02 | 2013-09-11 | 日本株式会社富石 | 涡旋式流体机械 |
GB2500003A (en) * | 2012-03-06 | 2013-09-11 | Richstone Ltd | Scroll fluid machine |
GB2500003B (en) * | 2012-03-06 | 2014-02-19 | Richstone Ltd | Scroll fluid machine |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3858578B2 (ja) | 2006-12-13 |
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