JPH11280683A - スクロール式流体機械 - Google Patents

スクロール式流体機械

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JPH11280683A
JPH11280683A JP9852498A JP9852498A JPH11280683A JP H11280683 A JPH11280683 A JP H11280683A JP 9852498 A JP9852498 A JP 9852498A JP 9852498 A JP9852498 A JP 9852498A JP H11280683 A JPH11280683 A JP H11280683A
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JP
Japan
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casing
scroll
compression chamber
chamber
air
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JP9852498A
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English (en)
Inventor
Kazutaka Suefuji
和孝 末藤
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Tokico Ltd
Original Assignee
Tokico Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 潤滑油が圧縮室内に浸入するのを長期に亘っ
て防止し、かつ耐久性、稼動効率を向上する。 【解決手段】 流入配管17とケーシング1との間に吸
引配管19を設け、運転時には流入配管17内を吸入口
15に向け流通する空気を用い、エゼクタ効果により吸
引配管19内の空気を吸引する構成としている。これに
より、吸引配管19を介してケーシング1の機械室2内
の空気を吸引し、機械室2の圧力を圧縮室10の圧力よ
りも低くすることにより、機械室2と圧縮室10との圧
力差によって圧縮室10への潤滑油3の浸入を長期に亘
って防止することができる。また、運転時の変形や抵抗
となる部材がないから、スクロール式空気圧縮機の耐久
性、稼動効率を向上することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば空気、冷媒
を圧縮する圧縮機や真空ポンプ等に用いて好適なスクロ
ール式流体機械に関し、特に、ケーシング内に潤滑油が
貯えられた半給油式のスクロール式流体機械に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、スクロール式流体機械には、駆
動軸を支持する軸受、ケーシングと旋回スクロールとの
間の摺動面等を潤滑するためにケーシング内に潤滑油を
貯えた半給油式のスクロール式流体機械がある。
【0003】この種のスクロール式流体機械としては、
特開平2−112690号公報に示すものが知られてお
り、このスクロール式流体機械は、潤滑油が貯えられた
ケーシングと、該ケーシングに設けられ、鏡板に渦巻状
のラップ部が立設された固定スクロールと、前記ケーシ
ングに回転可能に設けられた駆動軸と、該駆動軸の先端
側に旋回可能に設けられ、鏡板に前記固定スクロールの
ラップ部と重なり合って複数の圧縮室を画成する渦巻状
のラップ部が立設された旋回スクロールと、前記固定ス
クロールに設けられ、前記各圧縮室のうち最外周側の圧
縮室に連通した吸込口と、前記固定スクロールに設けら
れ、前記圧縮室からの気体を外部に吐出する吐出口とに
よって大略構成されている。また、従来技術によるスク
ロール式流体機械では、前記ケーシングと旋回スクロー
ルとの間に弾性体によって形成された隔壁を設けてい
る。
【0004】そして、従来技術によるスクロール式流体
機械を空気圧縮機として用いた場合には、電動モータ等
により駆動軸を回転駆動して旋回スクロールを旋回させ
ることにより、吸込口から吸込んだ空気を各圧縮室内で
圧縮しつつ、この圧縮空気を吐出口から吐出し、外部の
空気タンク等に供給する。
【0005】また、運転時には、ケーシング内に貯えら
れた潤滑油が駆動軸の回転によって跳上げられ、駆動軸
を支持する軸受、ケーシングと旋回スクロールとの間の
摺動面等を潤滑する。このときに、隔壁はケーシングと
旋回スクロールとの間をシールすることにより、ケーシ
ング内の潤滑油が圧縮室内に浸入するのを阻止し、圧縮
空気を清浄化している。
【0006】また、半給油式のスクロール式流体機械と
しては、特開平6−101676号公報に示すものがあ
り、この他の従来技術によるスクロール式流体機械で
は、旋回スクロールの鏡板外周側でケーシングと固定ス
クロールとの間に圧力室を画成し、この圧力室に圧縮室
内の圧力を導く構成としている。これにより、圧力室内
をケーシング内よりも高圧にし、潤滑油の浸入を防止し
ている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した特
開平2−112690号公報によるスクロール式流体機
械では、運転時に隔壁が高速で変形を繰り返すから、長
期間の運転で隔壁が損傷を生じる虞れがあり、耐久性の
低下を招くという問題がある。
【0008】また、他の従来技術として挙げた特開平6
−101676号公報によるスクロール式流体機械で
は、圧力室を設けたことで旋回スクロールを旋回駆動さ
せたときの抵抗が大きくなるから、運転時の損失が増大
してしまい、稼動効率の低下を招くという問題がある。
さらに、圧縮室の呼吸作用によって圧力室の圧力が不安
定になることがあり、圧力室によるシール性能が低下す
るという問題がある。
【0009】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、本発明の目的は、潤滑油が圧縮室内に浸
入するのを長期に亘って防止でき、かつ耐久性、稼動効
率を向上できるようにしたスクロール式流体機械を提供
することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明によるスクロール
式流体機械は、潤滑油が貯えられたケーシングと、該ケ
ーシングに設けられ、鏡板に渦巻状のラップ部が立設さ
れた固定スクロールと、前記ケーシングに回転可能に設
けられた駆動軸と、該駆動軸の先端側に旋回可能に設け
られ、鏡板に前記固定スクロールのラップ部と重なり合
って複数の圧縮室を画成する渦巻状のラップ部が立設さ
れた旋回スクロールと、前記固定スクロールに設けら
れ、前記各圧縮室のうち最外周側の圧縮室に連通した吸
込口と、前記固定スクロールに設けられ、前記圧縮室か
らの気体を外部に吐出する吐出口とによって構成されて
いる。
【0011】そして、上述した課題を解決するために、
請求項1の発明が採用する構成の特徴は、吸込口に吸込
まれる気体を用いて、ケーシング内で旋回スクロールの
背面側に形成される機械室内の気体を吸引する構成とし
たことにある。
【0012】このように構成したことにより、吸込口に
気体が吸込まれると、ケーシング内に形成された機械室
内の気体が吸引されるから、該機械室内の圧力が低下す
る。これにより、機械室内の圧力が圧縮室よりも低くな
るから、圧力の低い機械室と圧力の高い圧縮室との圧力
差によって圧縮室への潤滑油の浸入を防止することがで
きる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態による
スクロール式流体機械としてスクロール式空気圧縮機を
例に挙げ添付図面に従って詳細に説明する。
【0014】まず、図1は本発明の第1の実施の形態を
示すに、1はスクロール式空気圧縮機の外殻をなすケー
シングで、該ケーシング1は、小径筒状に形成された軸
受部1Aと、該軸受部1Aの軸方向中間部から径方向外
向きに延びた円板状の蓋部1Bと、該蓋部1Bの外周か
ら軸方向に延びた大径筒部1Cとによって大略構成さ
れ、前記大径筒部1C内には、径方向内向きに突出して
円環状のスラスト受部1Dが設けられている。また、ケ
ーシング1内には、後述する旋回スクロール8の背面側
に機械室2が形成され、該機械室2内には後述の玉軸受
6,7等を潤滑するための潤滑油3が貯えられている。
【0015】4はケーシング1に取付けられた固定スク
ロールで、該固定スクロール4は、略円板状に形成さ
れ、中心が後述する駆動軸5の軸線と一致するように配
設された鏡板4Aと、該鏡板4Aの外縁側からケーシン
グ1に向けて軸方向に延びた筒部4Bと、該筒部4Bか
ら径方向外向きに延びたフランジ部4Cと、前記鏡板4
Aの軸方向に立設された渦巻状のラップ部4Dとによっ
て構成されている。
【0016】5はケーシング1の軸受部1Aに玉軸受
6,7を介して回転可能に支持された駆動軸で、該駆動
軸5の基端側はケーシング1外で電動モ−タ(図示せ
ず)等に連結されている。また、駆動軸5の先端側はケ
ーシング1内へと伸長してクランク軸5Aとなり、該ク
ランク軸5Aの軸線は駆動軸5の軸線に対して所定寸法
dだけ偏心している。
【0017】8はケーシング1内に位置して駆動軸5の
クランク軸5Aに旋回可能に設けられた旋回スクロール
で、該旋回スクロール8は、円板状に形成された鏡板8
Aと、該鏡板8Aの前面側から軸方向に立設された渦巻
状のラップ部8Bと、鏡板8Aの背面側中央に突設され
たボス部8Cとによって構成され、該ボス部8C内には
クランク軸5Aがころ軸受9を介して取付けられてい
る。
【0018】そして、旋回スクロール8は固定スクロー
ル4のラップ部4Dに対し、例えば180度だけずらし
て重なり合うように配設され、両者のラップ部4D,8
B間には複数の圧縮室10,10,…が画成される。ま
た、旋回スクロール8は、その鏡板8Aの外周側が固定
スクロール4のフランジ部4Cとケーシング1のスラス
ト受部1Dとの間に配設され、該鏡板8Aの背面外周側
がスラスト受部1Dに摺接する。
【0019】11はケーシング1のスラスト受部1Dと
旋回スクロール8の鏡板8Aとの間に設けられたオルダ
ムリングで、該オルダムリング11はスラスト受部1D
と鏡板8Aに対し、それぞれ直交方向に独立して摺動可
能に係合している。そして、オルダムリング11は、駆
動軸5によって旋回スクロール8が回転駆動されたとき
に、該旋回スクロール8の自転を防止し、クランク軸5
Aによる寸法dの旋回半径をもった円運動(旋回運動)
を与えるものである。
【0020】12は旋回スクロール8の鏡板8A外周側
に装着されたフェイスシールで、該フェイスシール12
は、旋回スクロールの鏡板8Aと固定スクロール4のフ
ランジ部4Cとの間を液密にシールするもので、潤滑油
3が圧縮室10内に浸入するのを規制している。
【0021】13はケーシング1内に位置して駆動軸5
に嵌合固着された油掻きで、該油掻き13は、その先端
側が貯えられた潤滑油3と接触するように配設されてい
る。そして、油掻き13は駆動軸5の回転時に、潤滑油
3を掻き上げることにより、玉軸受6,7、ころ軸受
9、ケーシング1のスラスト受部1D等に潤滑油3を供
給するものである。また、油掻き13には駆動軸5の回
転バランスをとるカウンタウェイト14が取付けられて
いる。
【0022】15は固定スクロール4の鏡板4A外周側
に穿設された吸込口で、該吸込口15は最外周側の圧縮
室10に連通している。また、16は固定スクロール4
の鏡板4A中心部に穿設された吐出口で、該吐出口16
は最内周側の圧縮室10に開口している。
【0023】17は吸込口15に接続して設けられた流
入配管で、該流入配管17は吸込口15を介して各圧縮
室10のうち最外周側の圧縮室10に連通している。そ
して、流入配管17内には、前記吸入口15に向けて空
気が流通する。
【0024】18は吐出口16に接続して設けられた流
出配管で、該流出配管18は吐出口16を介して各圧縮
室10のうち最内周側の圧縮室10に連通している。そ
して、流出配管18は吐出口16から吐出される圧縮空
気を外部の空気タンク(図示せず)に供給するものであ
る。
【0025】19は流入配管17とケーシング1との間
に設けられた吸引配管で、該吸引配管19は、流入配管
17の径寸法に比較して小さい小径配管として形成され
ている。これにより、流入配管17内を空気が流通した
ときには、エゼクタ効果により吸引配管19内の空気が
該流入配管17側に吸引されるから、該吸引配管19を
介してケーシング1の機械室2内の空気を吸引し、該機
械室2内の圧力を低下させる。
【0026】20は機械室2の上部側に位置して吸引配
管19の開口を覆うように取付けられたオイルセパレー
タで、該オイルセパレータ20は、機械室2で拡散する
潤滑油3を捕らえ、空気だけを吸引配管19に吸引させ
るものである。
【0027】本実施の形態によるスクロール式空気圧縮
機は上述の如き構成を有するもので、次に、その作動に
ついて説明する。
【0028】まず、駆動軸5を電動モータによって回転
駆動すると、旋回スクロール8が寸法dの旋回半径で旋
回運動し、流入配管17、吸込口15を通って最外周側
の圧縮室10内に外部の空気が吸込まれ順次圧縮され
る。そして、この圧縮空気は最内周側の圧縮室10から
吐出口16、流出配管18を通って外部の空気タンク等
に吐出させる。
【0029】また、この運転時には、ケーシング1の機
械室2内に貯えられた潤滑油3を油掻き13によって掻
き上げることにより、機械室2内の玉軸受6,7、ころ
軸受9、スラスト受部1D等に潤滑油を供給し、これら
を潤滑する。
【0030】さらに、流入配管17内を吸込口15に向
け空気が流通することにより、該流入配管17の途中に
連通している吸入配管19内の空気は、エゼクタ効果に
よって吸引される。従って、圧縮動作中には、機械室2
内の空気は、前記吸引配管19を介し連続して吸引され
るから、機械室2内の圧力は低下し、圧縮室10の圧力
よりも低くなる。
【0031】これにより、圧力の低い機械室2と圧力の
高い圧縮室10との圧力差により、機械室2内の潤滑油
3が圧縮室10に浸入するのを防止できるから、圧縮空
気への油の混入を防止して、清浄な圧縮空気を供給する
ことができる。
【0032】以上のように、本実施の形態によれば、流
入配管17とケーシング1との間に吸引配管19を設
け、運転時には流入配管17内を吸入口15に向け流通
する空気を用いたエゼクタ効果により吸引配管19内の
空気を吸引する構成としているから、吸引配管19を介
してケーシング1の機械室2内の空気を吸引し、該機械
室2の圧力を圧縮室10の圧力よりも低くすることがで
き、機械室2と圧縮室10との圧力差によって潤滑油3
が圧縮室10に浸入するのを防止することができる。
【0033】このため、従来技術のように、長期間の運
転による損傷を生じたり、運転時の損失を増大させる心
配がなく、圧縮室10に潤滑油3が浸入するのを長期間
に亘って防止することができ、しかも、スクロール式空
気圧縮機の耐久性、稼動効率を向上することができる。
【0034】また、流入配管17とケーシング1との間
に吸引配管19を接続するだけであるから、構成を簡略
化でき、既存のスクロール式空気圧縮機にも容易に対応
することができる。
【0035】さらに、吸引配管19の機械室21内開口
にオイルセパレータ20を設けているから、機械室2内
に拡散する潤滑油3が吸引配管19側に吸引されるのを
阻止でき、吸入空気への潤滑油の混入を防止することが
できる。
【0036】次に、図2は本発明の第2の実施の形態を
示し、本実施の形態の特徴は、吸引配管をケーシングの
軸受部に接続したことにある。なお、本実施の形態で
は、前述した第1の実施の形態と同一の構成要素に同一
の符号を付し、その説明を省略するものとする。
【0037】31は本実施の形態による吸引配管で、該
吸引配管31は、前記第1の実施の形態による吸引配管
19とほぼ同様に、その一端が流入配管17の途中に接
続されている。しかし、本実施の形態による吸引配管3
1は、その他端がケーシング1の軸受部1Aに接続され
ている点で第1の実施の形態による吸引配管19と相違
している。
【0038】ここで、吸引配管31の他端は、玉軸受
6,7間に位置して機械室2内に開口している。これに
より、運転時には、高速で回転する玉軸受7が鋼球間の
狭い通路と遠心力とによって油分離作用を発揮するか
ら、第1の実施の形態で用いていたオイルセパレータ2
0が不要となる。
【0039】また、本実施の形態では、軸受部1A内に
潤滑油3が溜るのを防止するため、該軸受部3の下部に
油戻し通路32が形成されている。
【0040】かくして、このように構成された本実施の
形態においても、前記第1の実施の形態とほぼ同様の作
用効果を得ることができるが、特に、本実施の形態で
は、第1の実施の形態で用いていたオイルセパレータ2
0を廃止することができ、構成を簡略化することができ
る。
【0041】なお、各実施の形態では、吸引配管19,
31を用い、該吸引配管19,31を吸込口15に接続
された流入配管17の途中に接続する構成とした場合を
例に挙げて説明したが、本発明はこれに限らず、例え
ば、図1中に2点鎖線で示す如く、吸引配管41を吸込
口15に開口するように固定スクロール4の筒部4Bに
接続する構成としてもよい。
【0042】また、吸引配管19,31,41を廃止
し、ケーシング1、固定スクロール4に吸込口15と機
械室2とを連通する吸引通路を設ける構成としてもよ
い。
【0043】さらに、各実施の形態では、吸引配管1
9,31,41の全体を小径に形成した場合を例示した
が、これに替えて、例えば、吸引配管19,31,41
を大径配管として形成し、その一部分に絞り通路を形成
する構成としてもよい。
【0044】また、流入配管17の途中に絞り通路を形
成し、該絞り通路に吸入配管19,31,41を開口さ
せることにより、エゼクタ効果を得る構成としてもよ
い。
【0045】さらに、各実施の形態では、スクロール式
空気圧縮機を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限
らず、例えば、空気以外の他の気体、冷媒等を圧縮する
スクロール式圧縮機、真空ポンプ等として用いるスクロ
ール式流体機械に適用してもよい。
【0046】
【発明の効果】以上詳述した通り、請求項1の発明によ
れば、吸込口に吸込まれる気体を用いて、ケーシング内
で旋回スクロールの背面側に形成される機械室内の気体
を吸引する構成としているから、吸込口に気体を吸込む
ときには、機械室内の気体を吸引して該機械室内の圧力
を低下させることができる。これにより、機械室内の圧
力を圧縮室の圧力よりも低くすることができるから、圧
力の低い機械室と圧力の高い圧縮室との圧力差によって
圧縮室への潤滑油の浸入を長期に亘って防止することが
でき、しかも、スクロール式流体機械の耐久性、稼動効
率を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態によるスクロール式
空気圧縮機を示す縦断面図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態によるスクロール式
空気圧縮機を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 ケーシング 2 機械室 3 潤滑油 4 固定スクロール 4A,8A 鏡板 4D,8B ラップ部 5 駆動軸 8 旋回スクロール 10 圧縮室 15 吸込口 16 吐出口 17 流入配管 19,31,41 吸引配管

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 潤滑油が貯えられたケーシングと、該ケ
    ーシングに設けられ、鏡板に渦巻状のラップ部が立設さ
    れた固定スクロールと、前記ケーシングに回転可能に設
    けられた駆動軸と、該駆動軸の先端側に旋回可能に設け
    られ、鏡板に前記固定スクロールのラップ部と重なり合
    って複数の圧縮室を画成する渦巻状のラップ部が立設さ
    れた旋回スクロールと、前記固定スクロールに設けら
    れ、前記各圧縮室のうち最外周側の圧縮室に連通した吸
    込口と、前記固定スクロールに設けられ、前記圧縮室か
    らの気体を外部に吐出する吐出口とを備えたスクロール
    式流体機械において、 前記吸込口に吸込まれる気体を用いて、前記ケーシング
    内で前記旋回スクロールの背面側に形成される機械室内
    の気体を吸引する構成としたことを特徴とするスクロー
    ル式流体機械。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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