JP2002089373A - エンジンの液化ガス供給方法 - Google Patents

エンジンの液化ガス供給方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液化ガスを所定正圧の気化ガスに調整して噴
射させエンジンに供給するシステムにおいて、暖機未完
状態で減速運転から通常運転に戻るとき気化ガスが大量
に噴射されないようにする。 【解決手段】 圧力調整器10の調圧室14に液化ガス
が存在してこれが冷却水通路28のエンジン冷却水で気
化を進行する未暖機状態での減速運転時に、可燃混合物
を作る流量範囲内の気化ガスを冷却水温度に応じて燃料
噴射弁5より噴射させ、エンジン7で燃焼消費させて調
圧室14の液化ガス気化による圧力上昇を抑制し、大量
の気化ガスを噴射することなく円滑に通常運転に戻るこ
とができるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は液化ガス、一般には
液化石油ガスを燃料に使用し、これを所定正圧の気化ガ
スに調整して吸気管路に噴射させることによりエンジン
に供給する方法、詳しくはエンジンが暖機未完状態で減
速運転を行なうときの供給方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】液化石油ガスを火花点火エンジンの燃料
に使用することは従来から広く知られており、ボンベに
充填されている高圧液状の液化石油ガスを大気圧程度の
液化ガスに調整し吸気管路に吸入空気流が発生する負圧
を利用して吸引させる、という方式に代って正圧の状態
で燃料噴射弁により吸気管路に噴射させる方式が検討さ
れている。
【0003】この方式は、実開昭59−43659号公
報或いは実開昭62−87162号公報などに記載され
ているように、ボンベ内の飽和蒸気圧を利用し或いはポ
ンプで加圧して液体のまま噴射させる方式と、特開平6
−17709号公報などに記載されているように所定正
圧の気体に調整して噴射させる方式とに分けることがで
きるが、前者の方式は液体の液化石油ガスが温度の影響
を受けやすく不安定であるために噴射量の制御が困難で
あるという問題をもっていることから、現在は所定正圧
の気化ガスに調整して噴射させるという後者の方式とす
る考えが主流となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記後者の方式におい
て、ボンベに充填されている高圧液状の液化ガスは、一
般にエンジン冷却水を気化のための熱源に使用する圧力
調整器によって所定正圧の気化ガスとされる。しかしな
がら、エンジン始動時のように冷却水の温度が低いとき
は充分な熱交換が行なわれないこと、および一般に30
KPa程度とされる噴射圧力に調整する圧力調整器にあ
っては減圧による気化の度合いが小さいこと、によって
液体成分を含んだ気化ガスが噴射され、また圧力調整器
の構造によっては液状の液化ガスが内部に溜る。
【0005】一方、エンジンの減速運転時に燃料の未燃
焼成分が排出されて排気の悪化やアフタバーンの発生を
生じることがないように、燃料を全量カットまたは一定
割合で一部カットすることが普通に行なわれている。
【0006】この燃料カットによる減速対策手段を前述
の液化ガスを所定正圧の気化ガスに調整して噴射させる
方式に適用した場合、エンジンが暖機未完状態、即ち半
暖機状態で通常運転から減速運転に移行すると、圧力調
整器内の気化ガスを所定正圧に維持保有する調圧室に液
体の液化ガスと気体の気化ガスとが封入された状態とな
る。冷却水は充分な熱交換を行なうことができない温度
であっても、封入されている液化ガスを徐々に気化して
調圧室の圧力を上昇させる。
【0007】このため、減速運転から増速して通常運転
に戻るとき、燃料カット条件が解消して燃料噴射弁が所
定の開弁動作を開始するため、高圧の、従って大量の気
化ガスを噴射して過濃混合気をエンジンに供給し、運転
不調や排気悪化或いはエンジン停止を招くこととなる。
【0008】ここで、半暖機状態では酸素センサが不活
性であってフィードバック制御を行なうことができない
ので、オープンループ制御により過濃分を見込んで燃料
噴射弁の開弁時間を短かくすることが考えられる。しか
しながら、減速運転の時間、冷却水の温度によっては調
圧室の圧力が著しく高いものとなり、通常運転に戻ると
噴射量の増加を避けられないばかりか、燃料噴射弁が作
動不能となってエンジン停止を招くことがある、という
問題がある。
【0009】本発明はエンジンが暖機未完状態で減速運
転から通常運転に戻るとき、気化ガスが大量に噴射され
或いは燃料噴射弁が作動不能となる、という前記課題を
解決するためになされたものであって、半暖機状態での
減速運転時に調圧室の圧力上昇を抑制して通常運転に円
滑に戻ることができるようにすることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は高圧液状の液化
ガスを圧力調整器に導入してエンジン冷却水の熱により
気化させるとともにこの気化ガスを調圧室に所定正圧で
保有させ、調圧室の気化ガスを燃料噴射弁より吸気管路
に噴射させエンジンに供給するものにおいて、エンジン
が暖機未完状態で減速運転を行なうとき、調圧室内に存
在する液化ガスが気化して圧力を上昇することによって
生じる前記課題を解決するために次のようにした。
【0011】即ち、エンジンが暖機未完状態で減速運転
を行なうとき、調圧室の気化ガスから可燃混合気を作る
流量範囲内の気化ガスをエンジン冷却水の温度に応じて
燃料噴射弁より噴射させることを第一の解決手段とし
た。また、エンジン冷却水の温度に代えて調圧室の気化
ガスの温度、或いは調圧室の気化ガスの圧力に応じて噴
射させることをそれぞれ第二の解決手段、第三の解決手
段とした。更に、エンジン冷却水の温度、調圧室の気化
ガスの温度、調圧室の気化ガスの圧力の内で少なくとも
二つの値に応じて噴射させることを第四の解決手段とし
た。
【0012】このように、減速運転時に可燃混合気を作
ることができる量、即ち可燃限界内の気化ガスを前記の
値に応じて噴射させることにより消費させて調圧室の圧
力上昇を抑制し、気化ガスを大量に噴射したり燃料噴射
弁を作動不能にする、という不都合を伴なわずに円滑に
通常運転に戻すことができるものである。
【0013】
【発明の実施の形態】図面を参照して本発明の実施の形
態を説明すると、液化ガス、一般には液化石油ガスを充
填したボンベ1の液相部分から延び電磁駆動の遮断弁2
を設けた液化ガス通路3が圧力調整器10の燃料入口1
3に接続されている。ボンベ1の高圧液状の液化ガスは
液化ガス通路3を通って圧力調整器10に導入され、所
定正圧の気化ガスに調整されて燃料出口27に接続した
気化ガス通路4を通り燃料噴射弁5に送られて吸気管路
6に噴射されエンジン7に供給される。遮断弁2および
燃料噴射弁5は、吸気管路6の空気流量、絞り弁位置、
エンジン7の冷却水温度、クランク角度、排気中の酸素
濃度などの検出値に基いて電気式演算処理装置から送ら
れる信号により電子制御される。以上は従来の一般的な
燃料供給システムと基本的に同じである。
【0014】圧力調整器10は本体11に横並びに配置
した縦長の予熱室12と調圧室14と分離室25とを有
しており、予熱室12の底端に燃料入口13が開口して
いる。調圧室14は本体11の一つの側面に開放したく
ぼみを本体11とカバー体15とに周縁部を挟み固定し
たダイヤフラム16で遮蔽することによって形成されて
いる。
【0015】ダイヤフラム16の中心部にはカバー体1
5に螺装した調節ナット17との間に装入した圧縮コイ
ルばねからなる調整ばね18が作用させてあり、ダイヤ
フラム16を調圧室14の方へ変位させるように働く調
整ばね18のばね荷重を調整ねじ17によって調節する
ことができる。また、調圧室14には支軸19に回転可
能に支持させた弁レバー20が内蔵されており、その一
端に入口弁21の弁体22が取り付けられているととも
にもう一端はダイヤフラム16の中心部に係合してい
る。入口弁21は予熱室12と調圧室14とをそれらの
最も高い部分で互いに連通した導通路24に設けた弁座
23と前記の弁体22とによって構成されている。
【0016】ダイヤフラム16が調圧室14の方へ変位
すると弁レバー20の回動に応じて弁体22が弁座23
から離れ、反対の方へ変位すると弁体22が弁座23に
着座する。即ち、調圧室14の圧力が調整ばね18によ
って設定した圧力よりも低くなると入口弁21が開弁し
て予熱室12と調圧室14とを連通し、設定圧力よりも
高くなると入口弁21が閉弁して予熱室12と調圧室1
4とを遮断することにより、調圧室14の内部を所定の
設定圧力に維持する。
【0017】調圧室14と分離室25とは連通路26に
よって互いに常時連通させられている。この連通路26
は入口弁21に隣接しない個所、好ましくは高所に設け
た入口弁21に対して底に近い個所で調圧室14に開口
し、これより本体11の内部を上端近くに達するまで上
方へ延び、次に横方向へ延びて分離室25に縦方向へ垂
下させて内蔵したパイプ状の部分を経て分離室25の最
も低い部位に開口した構成となっている。そして、分離
室25の上端に燃料出口27が開口している。
【0018】一方、エンジン7の冷却水を循環させる冷
却水通路28が本体11に設けられている。この冷却水
通路28は主に予熱室12を加熱するように形成される
が、分離室25や調圧室14も良好に加熱することがで
きるように配置することが好ましい。
【0019】ボンベ1に充填されている高圧液状の液化
ガスは液化ガス通路3を通り燃料入口13から予熱室1
2に入ってエンジン冷却水と熱交換することにより加熱
されて気化ガスとなる。調圧室14が設定圧力よりも低
い圧力になると入口弁21が開弁し、予熱室12で作ら
れた気化ガスが導通路24より調圧室14に流入する。
調圧室14が設定圧力よりも高い圧力になると入口弁2
1が閉弁して気化ガスの流入を停止する。このことによ
り、所定の一定正圧に圧力調整された気化ガスが連通路
26を通って分離室25に入り、燃料出口27から気化
ガス通路4を通って燃料噴射弁5に送られる。
【0020】エンジン7が始動するときや暖機未完状態
のときは、エンジン冷却水が液化ガスを加熱して完全な
気化ガスとすることができる温度に達していないことが
多い。エンジン冷却水の温度が低く予熱室12で充分な
熱交換を行なうことができないと、上部に溜った気化ガ
スが調圧室14に流入する際に液体のままの液化ガスも
入口弁21を通過する。高圧の液化ガスはこれよりも低
圧の調圧室14に流入すると減圧によって気化するが、
調圧室14は30KPa程度の圧力であるため完全に気
化することが困難であり、液化ガスが未気化のまま調圧
室14に入ることを避けられない場合が多い。
【0021】本実施の形態では連通路26の調圧室14
への開口を上部の入口弁21から離れた底に近い個所に
設け、入口弁21から噴出状態で流入する液化ガスが飛
散しても連通路26に入りにくい配置としていること、
液化ガスが連通路26に入っても上方へ延びて連行され
にくい形状としていること、液化ガスが分離室25に連
行されることがあっても底部に溜るようにしているこ
と、から暖機未完状態であっても通常運転時には気化ガ
スのみを燃料噴射弁5に送ることができるように配慮し
ている。
【0022】エンジン7が通常運転から減速運転を行な
うと、一般的には燃料を全量カットまたは一定割合で一
部カットするように燃料噴射弁5を制御し、未燃焼成分
の排出による排気の悪化やアフタバーンの発生を防止す
るようにしている。しかし、液化ガスを所定正圧の気化
ガスに調整して噴射させることによりエンジン7に供給
する、という本発明のシステムにおいては、圧力調整器
10でエンジン冷却水の熱による気化作用が常時行なわ
れているので、暖機未完状態で通常運転から減速運転に
移行したときも調圧室14更には分離室25に入ってい
る液体の液化ガスは気化を続け、しかも気化の度合いは
エンジン冷却水の温度に大きく依存する。
【0023】このため、燃料を一定割合で一部カットす
る、という減速対策は減速運転時に空燃費を一定に保つ
ように制御するので、通常運転に戻るときに気化ガスを
大量に噴射する事態を確実に防止することができない。
【0024】本発明の第一の手段では、暖機未完状態で
減速運転を行なうとき、調圧室14の気化ガスから可燃
混合気を作る流量範囲内の気化ガスをエンジン冷却水の
温度に応じて燃料噴射弁5より噴射させるようにしてい
る。
【0025】この噴射制御のためのエンジン冷却水の温
度は、ラジエータ内の温度であってもよいが、圧力調整
器10で熱交換を終わったときの温度とするのが適切で
あり、熱交換後の温度を検出することによって調圧室1
4の気化ガスの温度、従って圧力を正確に知ることがで
きる。本実施の形態では、エンジン7のラジエータと圧
力調整器10の冷却水通路28とを接続した循環管路2
9の圧力調整器10の出口に近い個所に温度センサ31
を設置している。温度センサ31は可能であれば冷却水
通路28の出口部分に設置されることもある。
【0026】この温度センサ31が検知した温度が高い
ときは、調圧室14での液化ガスの気化度合いが大き
く、従って気化ガスの圧力上昇が大きいものと判断し、
高濃度の可燃混合気をエンジン7に供給するように燃料
噴射弁5を制御して圧力上昇分の気化ガスを燃焼消費さ
せる。温度センサ31が検知した温度が低いときは、調
圧室14での液化ガスの気化度合いが小さく、従って気
化ガスの圧力上昇が小さいものと判断し、低濃度の可燃
混合気をエンジン7に供給するように燃料噴射弁5を制
御する。
【0027】このことにより、減速運転を行なっている
間に調圧室14内の気化ガス圧力が大幅に上昇し、通常
運転に戻るとき気化ガスを大量に噴射したり燃料噴射弁
5を作動不能にする、という不都合を解消することがで
きる。また、可燃混合気をエンジン7に供給することに
より、未燃焼成分を排出して排気を悪化させる、という
問題がなくなる。更に、調圧室14の圧力上昇が抑制さ
れることにより、本発明の実施の形態におけるダイヤフ
ラム16や入口弁21に無理な力が働いて早期劣化、破
損を招く、という不都合が回避される。
【0028】本発明の第二の手段では、暖機未完状態で
減速運転を行なうとき、調圧室14の気化ガスから可燃
混合気を作る流量範囲内の気化ガスを調圧室14の気化
ガスの温度に応じて燃料噴射弁5より噴射させるように
している。
【0029】この噴射制御のための気化ガスの温度は、
本実施の形態では気化ガス通路4の燃料出口27に近い
個所に設置した温度センサ32によって検知させてお
り、温度が高いときは調圧室14での液化ガスの気化度
合いが大きく、温度が低いときは気化度合いが小さいも
のと判断して前者の場合には高濃度の、後者の場合は低
濃度の可燃混合気をエンジン7に供給するように燃料噴
射弁5を制御する。
【0030】本発明の第三の手段では、暖機未完状態で
減速運転を行なうとき、調圧室14の気化ガスから不燃
混合気を作る流量範囲内の気化ガスを調圧室14の気化
ガスの圧力に応じて燃料噴射弁5より噴射させるように
している。
【0031】この噴射制御のための気化ガスの圧力は、
本実施の形態では気化ガス通路4の燃料出口27に近い
個所に設置した圧力センサ33によって検知させてお
り、この圧力センサ33は調圧室14の気化ガスの圧力
を直接検知してその値が高いときは調圧室14での液化
ガスの気化度合いが大きく、低いときは気化度合いが小
さいものと判断して前者の場合は高濃度の、後者の場合
は低濃度の可燃混合気をエンジン7に供給するように燃
料噴射弁5を制御する。
【0032】これら第二、第三の手段によっても、減速
運転を行なっている間に調圧室14の気化ガス圧力が上
昇することを抑制し、また減速運転中に未燃焼成分を排
出しない、という第一の手段と同様の効果が得られる。
殊に第三の手段は気化ガス圧力を直接検知しているた
め、簡単なシステムで適確な噴射制御を行なうことがで
きる。また、これらにおける温度センサ32,圧力セン
サ33は可能であれば調圧室14または分離室25に設
置されることもある。
【0033】本発明の第四の手段では、暖機未完状態で
減速運転を行なうとき、調圧室14の気化ガスから可燃
混合気を作る流量範囲内の気化ガスをエンジン冷却水の
温度、調圧室14の気化ガスの温度、調圧室14の気化
ガスの圧力の内で少なくとも二つの値に応じて燃料噴射
弁5より噴射させるようにしている。
【0034】この噴射制御のための三つの値は、本実施
の形態では先に述べた温度センサ31,32,圧力セン
サ33によって検知させており、これらの内で少なくと
も二つの値に応じて燃料噴射弁5を制御することによっ
て減速運転時における可燃混合気の供給と調圧室14の
圧力上昇抑制とをより適確に行なうことができる。
【0035】
【発明の効果】以上のように、本発明によると減速運転
時に調圧室内の液化ガスの気化が進行しても、これを可
燃混合気を作る流量範囲で燃料噴射弁から噴射させるこ
とにより、未燃焼成分を排出することなくエンジン内部
で燃焼消費して調圧室の気化ガス圧力の上昇を抑制し、
円滑に通常運転に戻すことができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す配置図。
【符号の説明】
1 ボンベ, 5 燃料噴射弁, 6 吸気管路, 7
エンジン, 10圧力調整器, 14 調圧室, 2
8 冷却水通路, 31,32 温度センサ, 33
圧力センサ,
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02B 43/00 F02B 43/00 A

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高圧液状の液化ガスを圧力調整器に導入
    してエンジン冷却水の熱により気化させるとともにこの
    気化ガスを調圧室に所定正圧で保有させ、前記調圧室の
    気化ガスを燃料噴射弁より吸気管路に噴射させエンジン
    に供給するにあたり、 エンジンが暖機未完状態で減速運転を行なうとき、前記
    調圧室の気化ガスから可燃混合気を作る流量範囲内の気
    化ガスをエンジン冷却水の温度に応じて前記燃料噴射弁
    より噴射させる、 ことを特徴とするエンジンの液化ガス供給方法。
  2. 【請求項2】 高圧液状の液化ガスを圧力調整器に導入
    してエンジン冷却水の熱により気化させるとともにこの
    気化ガスを調圧室に所定正圧で保有させ、前記調圧室の
    気化ガスを燃料噴射弁より吸気管路に噴射させエンジン
    に供給するにあたり、 エンジンが暖機未完状態で減速運転を行なうとき、前記
    調圧室の気化ガスから可燃混合気を作る流量範囲内の気
    化ガスを前記調圧室の気化ガスの温度に応じて前記燃料
    噴射弁より噴射させる、 ことを特徴とするエンジンの液化ガス供給方法。
  3. 【請求項3】 高圧液状の液化ガスを圧力調整器に導入
    してエンジン冷却水の熱により気化させるとともにこの
    気化ガスを調圧室に所定正圧で保有させ、前記調圧室の
    気化ガスを燃料噴射弁より吸気管路に噴射させエンジン
    に供給するにあたり、 エンジンが暖機未完状態で減速運転を行なうとき、前記
    調圧室の気化ガスから可燃混合気を作る流量範囲内の気
    化ガスを前記調圧室の気化ガスの圧力に応じて前記燃料
    噴射弁より噴射させる、 ことを特徴とするエンジンの液化ガス供給方法。
  4. 【請求項4】 高圧液状の液化ガスを圧力調整器に導入
    してエンジン冷却水の熱により気化させるとともにこの
    気化ガスを調圧室に所定正圧で保有させ、前記調圧室の
    気化ガスを燃料噴射弁より吸気管路に噴射させエンジン
    に供給するにあたり、 エンジンが暖機未完状態で減速運転を行なうとき、前記
    調圧室の気化ガスから可燃混合気を作る流量範囲内の気
    化ガスをエンジン冷却水の温度、前記調圧室の気化ガス
    の温度、前記調圧室の気化ガスの圧力の内で少なくとも
    二つの値に応じて前記燃料噴射弁より噴射させる、 ことを特徴とするエンジンの液化ガス供給方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007107442A (ja) * 2005-10-13 2007-04-26 Nikki Co Ltd ガス燃料供給装置
EP1980740A4 (en) * 2006-02-02 2016-01-06 Keihin Corp GAS SUPPLYING APPARATUS FOR GAS ENGINE

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