JP2002088811A - 建設機械における運転室前部窓 - Google Patents

建設機械における運転室前部窓

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JP2002088811A
JP2002088811A JP2000279193A JP2000279193A JP2002088811A JP 2002088811 A JP2002088811 A JP 2002088811A JP 2000279193 A JP2000279193 A JP 2000279193A JP 2000279193 A JP2000279193 A JP 2000279193A JP 2002088811 A JP2002088811 A JP 2002088811A
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cab
window glass
glass
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JP2000279193A
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Makoto Sasaki
誠 佐々木
Masanori Sogawa
正典 十川
Masayuki Furukawa
正行 古川
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Komatsu Ltd
Takahashi Works Co Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
Takahashi Works Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 全体構成を簡素化して軽量で開閉操作を容易
にする建設機械における運転室前部窓を提供する。 【解決手段】 前部から天井部に引上げて格納できるよ
うにされる建設機械の運転室1の前部窓であって、ガイ
ドローラ15を備えて前面を平坦にされた左右一対の縦
部材11a,11bを所定の間隔に配して、その上下両
端部で操作ハンドル16a,16bを備えた横部材12
a,12bにより一体に結合されてなる窓枠13に、そ
の前記縦部材11a,11bの前面に窓ガラス18を接
着され、その窓ガラス18の下端部に沿ってシール片2
0を取付けた構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として油圧ショ
ベルなどの建設機械における運転室の前部窓構造に関す
るもので、詳しくは全体構造を簡素化して窓の開閉を容
易にするとともに、前方視界を広くできる構成にされた
建設機械における運転室前部窓に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、油圧ショベルなどの建設機械にお
ける運転室は、その前部に前面上部窓とその下側に前面
下部窓が設けられている。そして、その前面上部窓は、
そのガラス窓を両側のフロントピラーに付設されたレー
ルに沿って運転室の天井部に格納して前面を開放できる
ようにされている。
【0003】そのために前面上部窓は、開閉可能なよう
に、コ字断面の窓枠にガラス板を嵌めて四方を囲む構造
とされ、閉じた際に外部からの雨水や粉塵の侵入を防止
するために、その窓枠の周囲にゴムシールを取付ける構
造とされている。あるいは、図6に例示されるように、
所要寸法で断面コ字形にされた部材101で所要寸法に
枠組してなる窓枠100の前面に窓ガラス102を接着
剤で接着してなる構造とされている。なお、この場合、
窓枠100下端部には前面下部窓と接触して閉じるため
のシール部材105が窓枠下部片103に沿って取付ら
れている。このようなことから、この前面上部窓は重く
なって、その開閉動作を行なうのに労力を要するという
問題がある。
【0004】そして、前面上部窓の視界性を良くするこ
とを目的とする先行技術として、例えば特開平8−18
9182号公報に、前面窓ガラスの端面および背面側の
周縁に沿って覆うように窓枠を配置して、窓ガラスの前
面側の周縁を覆うとともに上記窓枠を着脱可能に嵌合す
る抑え金具を設けてなる構造の運転室前面ガラス窓が開
示され、窓ガラスと窓枠とを抑え金具を用いて相互に着
脱可能に連結するようにしたことでガラス窓の枠部分の
広がりを可及的に小さくして、その分だけオペレータの
視界を広くすることができる効果がある旨記載されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成の運転室の前面窓においても、窓ガラスの全周
縁に取付く窓枠と抑え金具とを必要とするので、このガ
ラス窓の重量が軽量化できないという問題点がある。し
たがって、前面上部窓を開く場合の操作力として大きな
力を加えないと窓を開く操作が行えず、不便である。ま
た、前面上部窓を閉じたときに前面下部窓との接合部に
おいて閉じ合わせるためにシール部材を取付けるための
枠部と抑え金具などの関係で、どうしてもこの上下両窓
の接合部に広い幅の視界を遮る部分が形成され、作業時
の視認性を阻害するという問題がある。
【0006】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたもので、全体構成を簡素化して軽量で開閉
操作を容易にする建設機械における運転室前部窓を提供
することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段および作用・効果】前述さ
れた目的を達成するために、本発明による建設機械にお
ける運転室前部窓は、前部から天井部に引上げて格納で
きるようにされる建設機械の運転室前部窓であって、ガ
イドローラを備えて前面を平坦にされた左右一対の縦部
材を所定の間隔に配して、その上下両端部で操作ハンド
ルを備えた横部材により一体に結合されてなる枠体に、
その前記縦部材の前面に窓ガラスを接着され、その窓ガ
ラスの下端部に沿ってシール片を取付けた構成であるこ
とを特徴とするものである。
【0008】本発明によれば、窓枠と窓ガラスとを嵌め
合せ構造にすることなく左右の縦部材前面に接着するこ
とで取付ける構成とされ、上下に配される横部材は前記
左右の縦部材の配置を補助する役目の部材として組合わ
されて、その横部材に開閉用の操作ハンドルを備えるよ
うにされ、全体として窓ガラスによる剛性を維持してい
る。そのために、前記横部材としては比較的軽量の部材
を使用して目的を達成することができる。そして、開閉
時には縦部材に付設されるガイドローラによって運転室
筐体側のガイドレールに沿って案内されて移動できる。
したがって、従来形式の窓枠に較べて軽量化することが
でき、軽量化によって取扱いを容易にすることができる
という効果を奏する。また、窓ガラスの下端縁に直接シ
ール片を取付ける構造にされたことから、前面上部窓を
閉じた際の上部窓と下部窓との境界部に形成される仕切
ラインの上下幅寸法を小さくしてオペレータの視界を良
好にすることができる。
【0009】前記縦部材の上下端を接続する横部材は、
パイプ材が用いられ、その一部を屈曲加工して開閉用の
操作ハンドルが形成されるのが好ましい。こうすると、
左右の縦部材を接続するにすぎない横部材の一部をハン
ドルとして利用できるので、より合理化できて前面上部
窓の軽量化に役立て得るという効果がある。また、コス
トの低減に役立つという利点も生じる。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明による建設機械にお
ける運転室前部窓の具体的な実施の形態につき、図面を
参照しつつ説明する。
【0011】図1に本発明にかかる建設機械における運
転室の前面窓部の取付態様を表わす断面図が示され、図
2に本実施例の前面上部窓の一部切欠き正面図が、図3
に図2におけるA−A視の一部省略拡大断面図が、図4
には図2における各要部の詳細図として、(a)に図2
のB部詳細図が、(b)に図2のC−C視拡大断面図
が、(c)に図2のD−D視拡大断面図が、また図5に
図2のE−E視拡大断面図が、それぞれ示されている。
【0012】本実施例の運転室前面窓は、図1に示され
るように、運転室1の前面に、運転室筐体2の左右フロ
ントピラー2aから天井部2bにかけて設けられるガイ
ドレール3に沿って開閉移動して天井部に格納できるよ
うにされた前面上部窓10と前面下部に固定して設けら
れた前面下部窓6とが配置されている。
【0013】前記前面上部窓10は、図2に示されるよ
うに、所要の間隔で平行して配される左右一対の縦部材
11a,11bと、これら縦部材11a,11bの上下
両端部で相互に接続する横部材12a,12bとによっ
て窓枠13が構成されている。そして、この窓枠13に
対して、その左右縦部材11a,11bの前面に所定寸
法の窓ガラス板18(以下、窓ガラス18という)が接
着剤19によって接着されて窓枠13と一体化されてい
る。
【0014】前記窓枠13の縦部材11a,11bは、
薄板を断面アングル形に屈曲形成されたもので、その前
面の平坦部分11cが窓ガラス取付面となるようにさ
れ、左右ともに上下両端部において外側面に支持軸ピン
14を定着され、これらの支持軸ピン14にガイドロー
ラ15がそれぞれ回転自在に取付けられている。なお、
そのガイドローラ15は前記運転室筐体2に付設されて
いるガイドレール3に嵌って案内移動できるようになっ
ている。
【0015】前記縦部材11a,11bを横方向に接続
する横部材12a,12bは、パイプ材で形成されて前
記縦部材11a,11bの前面に取付く窓ガラスと接触
しない状態で端部を縦部材11a(11b)の一部に設
けられた取付座部11dに溶接されており、図2に示さ
れるように、上下異なる位置で一方に片寄せて一部区間
を屈曲させて、その屈曲部分を操作ハンドル16a,1
6bにされている。そして、その下側の操作ハンドル1
6a部分は、図4(b)に示されるように、ほぼ45°
で斜め上向きに、また上側の操作ハンドル16b部分
は、図4(c)に示されるように、ほぼ45°で斜め下
向きに、それぞれ形成されている。
【0016】そして、前記窓枠13の前面に接着されて
取付く窓ガラス18の下端縁18aには、シール部材2
0がほぼ全長にわたり取付けられている。そのシール部
材20は、図5に示されるように、上半基部21を断面
コ字形にされて窓ガラス18の端縁18aに被嵌して装
着され、下半部22を中空で前面下部窓6の窓ガラス上
端と接触して雨水が侵入できないようにして密接シール
可能な柔軟弾性を有する形状にされた紐状のものであ
る。なお、上半基部21は窓ガラス18に対する固着力
を維持できるように、内部に断面コ字形の金属補強片2
3が埋設されている。
【0017】このように構成される本実施例の前面上部
窓10は、左右一対の縦部材11a,11bとその上下
両端部において横幅方向に繋ぐ横部材12a,12bと
によって所定の外形寸法に枠組された窓枠13に対し
て、所定の外形寸法の窓ガラス18を前記左右の縦部材
11a,11bの前面平坦部分11cで接着剤19によ
って接着されて一体に構成されているので、その窓ガラ
ス18によって全体の剛性が保たれる。そして運転室筐
体2に対する保持と開閉動作は、窓枠13の左右縦部材
11a,11bが主体となり、横部材12a,12bは
窓ガラス18と一体化されるまでの枠構造を維持する役
目を果している。
【0018】そして、前面上部窓10として運転室1に
組込まれるに際しては、左右縦部材11a,11bの外
側面上下端部に付設される支持軸ピン14上のガイドロ
ーラ15を、その運転室筐体2に付設されるガイドレー
ル3にそれぞれ係合させて移動可能に支持される。な
お、運転室1に組込まれて前面に位置するときには、フ
ロントピラー2a部に取り付けられているガスケット
(図示省略する)と窓ガラス18の左右縁部の接触によ
ってシールされ、下端部は窓ガラス18に直接取付けら
れているシール部材20を、固定されている前面下部窓
6の窓ガラス上端部に接触させて外部と遮断される。
【0019】また、この前面上部窓10では前述の横部
材12a,12bにそれぞれその一部を利用して操作ハ
ンドル16a,16bが設けられているので、この前面
上部窓10を開閉動作するときに、それら操作ハンドル
16a,16bを手で持って移動させることができる。
そして、それら操作ハンドル16a,16bは、いずれ
も窓ガラス18の内面側から離れた位置にて屈曲形成さ
れているので、取扱いについては何等支障を来さない。
しかも、前述のように窓枠13の構造としてはその全体
構造を簡素化して構成されていることから、全体重量が
低減され、軽量化されているので窓の開閉操作が容易に
行えるという効果を奏するのである。
【0020】さらに、前面上部窓10の下端縁部は、窓
ガラス18に直接取付けられたシール部材20のみにな
り、下部の横部材16aは窓ガラス18から内側にやや
離れた状態で位置する状態にあることから運転者が下方
を視認する際の視界を遮る範囲が従来にものに較べて減
少され、その分視認性を向上させるのに役立つのであ
る。なお、前述の操作ハンドル16a,16bの配置に
ついては、運転者の作業時における視認性を阻害しない
ように位置付けられている。
【0021】上記説明の実施例においては、横部材の屈
曲形成によって操作ハンドルを設けたものについて記載
したが、必要に応じて直線的な横部材に別途形成された
操作ハンドルを取付けるようにすることもできる。ま
た、必要に応じて窓ガラスに直接ハンドルを取付けるよ
うにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明にかかる建設機械における運転
室の前面窓部の取付態様を表わす断面図である。
【図2】図2は、本実施例の前面上部窓の一部切欠き正
面図である。
【図3】図3は、図2におけるA−A視の一部省略拡大
断面図である。
【図4】図4は、図2における各要部の詳細図で、
(a)は図2のB部詳細図、(b)は図2のC−C視拡
大断面図、(c)は図2のD−D視拡大断面図である。
【図5】図5は、図2のE−E視拡大断面図である。
【図6】図6は、前面上部窓の従来例を表わす図であ
る。
【符号の説明】
1 運転室 2 運転室筐体 2a フロントピラー 3 ガイドレール 6 前面下部窓 10 前面上部窓 11a,11b 縦部材 12a,12b 横部材 13 窓枠 14 支持軸ピン 15 ガイドローラ 16a,16b 操作ハンドル 18 窓ガラス 19 接着剤 20 シール部材
フロントページの続き (72)発明者 十川 正典 大阪府枚方市上野3丁目1番1号 株式会 社小松製作所大阪工場内 (72)発明者 古川 正行 滋賀県蒲生郡竜王町薬師1166 株式会社タ カハシワークス滋賀工場内 Fターム(参考) 2D015 EA03 3D127 AA09 BB06 CB02 CC02 DE12 DE20 DF02 DF15

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前部から天井部に引上げて格納できるよ
    うにされる建設機械の運転室前部窓であって、ガイドロ
    ーラを備えて前面を平坦にされた左右一対の縦部材を所
    定の間隔に配して、その上下両端部で操作ハンドルを備
    えた横部材により一体に結合されてなる枠体に、その前
    記縦部材の前面に窓ガラスを接着され、その窓ガラスの
    下端部に沿ってシール片を取付けた構成であることを特
    徴とする建設機械における運転室前部窓。
  2. 【請求項2】 前記縦部材の上下端を接続する横部材
    は、パイプ材が用いられ、その一部を屈曲加工して開閉
    用の操作ハンドルが形成されている請求項1に記載の建
    設機械における運転室前部窓。
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