JP2002088705A - 覆工板 - Google Patents

覆工板

Info

Publication number
JP2002088705A
JP2002088705A JP2000286020A JP2000286020A JP2002088705A JP 2002088705 A JP2002088705 A JP 2002088705A JP 2000286020 A JP2000286020 A JP 2000286020A JP 2000286020 A JP2000286020 A JP 2000286020A JP 2002088705 A JP2002088705 A JP 2002088705A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
lining
side direction
lining board
lining plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000286020A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinsuke Satou
進助 佐藤
Ryuichi Fukui
龍一 福井
Teruo Yanai
輝雄 矢内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
OHMORI CO Ltd
Original Assignee
OHMORI CO Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by OHMORI CO Ltd filed Critical OHMORI CO Ltd
Priority to JP2000286020A priority Critical patent/JP2002088705A/ja
Publication of JP2002088705A publication Critical patent/JP2002088705A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 軽量で取り扱いやすく、通行量に応じて選択
できる覆工板を提供することである。 【構成】 覆工板1は、所定の大きさの1枚の薄い(9
mm)表層板2と、中空の角パイプ(6.0mm × 150mm×80
mm)から成り、表層板2の裏面に配設された表層板2の
長辺方向に延びる縦肋材3と、表層板2の長辺方向両の
縦肋材3の両端開口部を覆って短辺方向に延びるL字型
材5を配設し、縦肋材3の両端開口を閉塞する。縦肋材
3は、2本の中空の角パイプ(例えば、6.0mm × 150mm
×80mm)31、32を接合させて形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、地面に溝を掘削し
て道路等に下水管等を埋設する、或いは補修工事等の際
に、工事の途中に開口した溝を覆って通行の安全を確保
する覆工板に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、道路等に下水管等を埋設する、或
いは下水管の補修工事等において、地面に溝を掘削する
ものであるが、工事が1日で完了しないことが多く、夜
間等の工事休止中は安全のために、溝の上部開口を覆工
板で覆い、歩行者等の転落を防止することが行われてい
る。
【0003】例えば、図7及び図8に示すように、舗装
層(アスファルト等)aを土層bの上面に設けた舗装路
において、下水管等の埋設または補修工事の際、下部溝
cと、下部溝cの上方に底部で連通し、下部溝cの上端
に段差を形成する下部溝cより幅が広く且つ浅い上部溝
dを掘削し、下部溝cの内部下方に管(例えば、下水
管、上水管等)が配置される。下部溝cの両側壁及び端
部の壁面に沿って矢板fを打ち込み、作業空間を確保す
る。矢板fの上端の下部溝b内側に断面コ字形の内側桁
受hと、下部溝b外側に断面L字形の外側桁受jとを設
け、所定の間隔をもってH型鋼材から成り、下部溝c横
切って受桁kを配設し、受桁kの両端を両桁受h,jで
支持する。受桁kの上に覆工板mを載置して覆工作業を
終了するものである。覆工板mは、図9乃至図10に示
すように、複数のH型材qを長手方向に並べて接合して
形成された覆工板mの下面に断面L字形の板材を複数枚
(例えば、4枚)設置し、L字形材の縦片部を下方に突
設させて位置決め片pとし、位置決め片pを受桁kに係
合させて位置決め、固定する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の覆工板においては、位置決め片を下面に突設させて
いるため、使用しないとき(輸送時を含む)に、個々の
覆工板の厚さが位置決め片の高さと覆工板の板厚との和
であるから、個々の覆工板の厚さが大きくなり、取扱が
困難になるとともに枚数を多く積み重ねることができ
ず、輸送時や保管時のスペース効率が悪くなるという問
題があった。また、H型材等の厚い(例えば、19mm
厚)鋼板を用いるために、重量が嵩んで、取扱が容易で
はなく、作業しにくいという問題があった。さらに、覆
工板が基本的に一種類しか無いために、通行量が小さ
い、或いは歩行者のみの通行路における工事の覆工時に
も厚く、重い覆工板を用いなくてはならず、作業効率が
低下するという問題があった。
【0005】本発明の目的は、上記問題点を解決し、軽
量で取り扱いやすく、通行量に応じて選択できる覆工板
を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の覆工板は、請求項1において、少なくとも所
定の大きさの矩形鋼板から成る表層板と、表層板の裏
に、少なくとも2本の中空の角パイプを接合して成り、
表層板の長辺方向に延びる縦肋材を所定の間隔で配設す
ることにより、覆工板の裏面即ち設置面が平坦になって
載置し易くなるととともに、敷設したときの地面に対す
る安定を確保することができる。また、覆工板の軽量化
を促進し、敷設工事を容易にすることができる。さら
に、溝が無い場合に、未舗装地域に並べることで、臨時
通路或いは簡易歩道とすることができる。請求項2にお
いて、覆工板の長辺方向両端に沿って、短辺方向に延び
るL字型材を配設し、縦肋材の両端開口を覆うことによ
り、縦肋材の端部開口から土砂が流入することを防ぎ、
重量の増大化並びに腐食の発生を防止することができ
る。請求項3において、覆工板の厚さを10cmとするこ
とにより、覆工板の軽量化を促進し、取扱を容易にして
敷設工事を容易にすることができる。請求項4におい
て、少なくとも所定の大きさの矩形鋼板から成表層板
と、表裏表層板の浦に中空の角パイプから成り、表層板
の短辺方向に延びる横肋材を所定間隔で設けることによ
り、簡単な構成で歩行者、軽車輛などの通行に十分な剛
性を確保することができる。さらに、溝が無い場合に、
未舗装地域に並べることで、臨時通路或いは簡易歩道を
確保することができる。さらに、溝が無い場合に、未舗
装地域に並べることで、臨時通路を確保することができ
る。請求項5において、表層板の短辺方向に延びる横肋
材の間隔を、略横肋材の幅と等しくすることにより、軽
量の通行に十分な剛性を確保することができる。請求項
6において、覆工板の厚さを5cmとすることにより、覆
工板の軽量化を促進し、取扱を容易にして敷設工事を容
易にすることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】路面を掘削して行う工事中に溝を
覆う覆工板において、少なくとも所定の大きさの矩形鋼
板から成る表層板と、表層板の裏に中空の角パイプから
成り、表層板の長辺方向に延びる縦肋材を設け、縦肋材
に直交する横肋材を縦肋材の下面に設けるものである。
【0008】
【実施例】図1乃至図3を参照して、本発明の第1実施
例である覆工板を説明する。覆工板1は、所定の大きさ
(例えば、2996mm× 997mm)の1枚の薄い(例えば、9
mm)矩形鋼板から成る表層板2と、中空の角パイプ(例
えば、6.0mm × 150mm×80mm)から成り、表層板2の裏
面に配設された表層板2の長辺方向に延びる縦肋材3
と、表層板2の長辺方向両端即ち縦肋材3の両端開口部
を覆って短辺方向に延びるL字型材5を配設し、縦肋材
3の両端開口を閉塞する。
【0009】L字型材5は、一方の側壁5Aの長さを覆
工板1の厚さ(例えば、100mm)に等しく形成する
か、或いはそれから表層板1の厚さ(9mm)を減じた長
さに形成し、他方の側壁5Bは所定の長さに形成し、縦
肋材3の下面に溶接等で接合する。縦肋材3は、2本の
中空の角パイプ(例えば、6.0mm × 150mm×80mm)31、
32を接合させて形成されている。
【0010】縦肋材3の下面に、短辺方向に延びる細い
(例えば、32mm×32mm)角パイプから成る補助連結部材
4を配設する。なお、縦肋材3は、2本の中空角パイプ
を接合していれば良いものであるが、3本以上の中空角
パイプを接合しても良いものであり、要求される剛性に
応じて選択できる。補助連結部材4は、縦肋材3の水平
方向の移動を防止し、安定させるものである。
【0011】この構成によると、2本の角パイプを接合
して縦肋材とすることにより、剛性を著しく向上させる
ことができるから、大型トラック等の重車輛以外の軽車
輛の通孔を可能にすることができる。また、L字型材で
縦肋材の両端開口を閉塞することにより、縦肋材内への
土砂の流入を防ぐことができ、腐食等の不都合の発生を
防止できるとともに、縦肋材の固定及び位置決めを確実
に行うことができる。また、補助連結部材は位置決めが
主目的であるから、細い角パイプで良いものである。ま
た、素材として薄い(例えば、9mm)鋼板を用いている
から、覆工板が軽量に作成することができ、設置作業が
容易になる。
【0012】図4乃至図6を参照して、本発明の第2実
施例を説明する。覆工板10は、所定の大きさ(例え
ば、3000mm×1500mm)の1枚の薄い(例えば、9mm)矩
形鋼板から成る表層板11と、その裏面に一定の間隔で
配設接合された中空の角パイプ(例えば、6.0mm × 150
mm×80mm)から成り、表層板11の短辺方向に延びる横
肋材13と、該横肋材13の端部開口を覆うように、横
肋材13の両端部を覆って横肋材13と直交する方向
(即ち表層板11の長辺側端方向)に延びるL字型材1
2とを備えている。
【0013】L字型材12は、一方の側壁12Aの長さ
を覆工板10の厚さ(例えば、48mm)に等しく形成す
るか、或いはそれから表層板11の厚さ(9mm)を減じ
た長さに形成し、他方の側壁12Bは所定の長さに形成
し、横肋材13の下面に溶接等で接合する。
【0014】表層板11の四隅の横肋材13から外れた
位置に貫通孔14が穿設され、該貫通孔14にフック等
を掛ける、或いはケーブルを通して容易に吊り上げ移動
させることができるとともに、覆工板10を敷設した後
に、手摺りの支柱を嵌装して手摺りを形成することがで
きる。また、横肋材の間隔を、略横肋材の幅と等しくす
ることにより、歩行者等の通行に十分な剛性を確保する
ことができる。
【0015】また、L字型材で縦肋材の両端開口を閉塞
することにより、縦肋材内への土砂の流入を防ぐことが
でき、腐食等の不都合の発生を防止できるとともに、縦
肋材の固定及び位置決めを確実に行うことができる。ま
た、歩行者等の通行方向に直交する方向(即ち表層板の
短辺方向)に延びる横肋材が配置されているから、歩行
者並びに軽車輛の通行には十分な強度を確保できるとと
もに、軽量化を促進し、敷設作業を容易にすることがで
きる。さらに、表層板の短辺方向に延びる横肋材の間隔
を、略横肋材の幅と等しくすることにより、十分な剛性
を確保できる。
【0016】
【発明の効果】本発明は、上述のとおり構成されている
から次に述べる効果を奏する。請求項1において、少な
くとも所定の大きさの矩形鋼板から成る表層板と、表層
板の裏に、少なくとも2本の中空の角パイプを接合して
成り、表層板の長辺方向に延びる縦肋材を所定の間隔で
配設することにより、覆工板の裏面即ち設置面が平坦に
なって載置し易くなるととともに、敷設したときの地面
に対する安定を確保することができる。また、覆工板の
軽量化を促進し、敷設工事を容易にすることができる。
さらに、溝が無い場合に、未舗装地域に並べることで、
臨時通路或いは簡易歩道とすることができる。請求項2
において、覆工板の長辺方向両端に沿って、短辺方向に
延びるL字型材を配設し、縦肋材の両端開口を覆うこと
により、縦肋材の端部開口から土砂が流入することを防
ぎ、重量の増大化並びに腐食の発生を防止することがで
きる。請求項3において、覆工板の厚さを10cmとする
ことにより、覆工板の軽量化を促進し、取扱を容易にし
て敷設工事を容易にすることができる。請求項4におい
て、少なくとも所定の大きさの矩形鋼板から成表層板
と、表裏表層板の浦に中空の角パイプから成り、表層板
の短辺方向に延びる横肋材を所定間隔で設けることによ
り、簡単な構成で歩行者、軽車輛などの通行に十分な剛
性を確保することができる。さらに、溝が無い場合に、
未舗装地域に並べることで、臨時通路或いは簡易歩道を
確保することができる。さらに、溝が無い場合に、未舗
装地域に並べることで、臨時通路を確保することができ
る。請求項5において、表層板の短辺方向に延びる横肋
材の間隔を、略横肋材の幅と等しくすることにより、軽
量の通行に十分な剛性を確保することができる。請求項
6において、覆工板の厚さを5cmとすることにより、覆
工板の軽量化を促進し、取扱を容易にして敷設工事を容
易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例である覆工板の下面図であ
る。
【図2】同じく正面図である。
【図3】同じく側面図である。
【図4】本発明の第2実施例である覆工板の下面図であ
る。
【図5】同じく正面図である。
【図6】同じく側面図である。
【図7】従来の覆工方法の説明図である。
【図8】同じく従来の覆工方法の説明図である。
【図9】従来の覆工板の平面図である。
【図10】従来の覆工板の側面図である。
【符号の説明】
1,10 覆工板 2,11 表層板 3 縦肋材 4 補助連結部材 5,12 L字形型材 13 横肋材 14 貫通孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 矢内 輝雄 茨城県東茨城郡小川町大字川戸字伏沼1544 −2 株式会社大盛工業茨城工場内 Fターム(参考) 2D051 AF11 DA12

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも所定の大きさの矩形鋼板から
    成る表層板と、表層板の裏に、少なくとも2本の中空の
    角パイプを接合して成り、表層板の長辺方向に延びる縦
    肋材を所定の間隔で配設することを特徴とする覆工板。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の覆工板において、覆工板
    の長辺方向両端に短辺方向に延びるL字型材を配設し、
    縦肋材の両端開口を覆うことを特徴とする覆工板。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の覆工板において、
    覆工板の厚さを10cmとすることを特徴とする覆工板。
  4. 【請求項4】 少なくとも所定の大きさの矩形鋼板から
    成る表裏2枚の表層板と、表裏2枚の表層板の間に中空
    の角パイプから成り、表層板の短辺方向に延びる横肋材
    を所定間隔で設けることを特徴とする覆工板。
  5. 【請求項5】 請求項4の覆工板において、表層板の短
    辺方向に延びる横肋材の間隔を、略横肋材の幅と等しく
    することを特徴とする覆工板。
  6. 【請求項6】 請求項4又は5記載の覆工板において、
    覆工板の厚さを5cmとすることを特徴とする覆工板。
JP2000286020A 2000-09-20 2000-09-20 覆工板 Pending JP2002088705A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000286020A JP2002088705A (ja) 2000-09-20 2000-09-20 覆工板

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000286020A JP2002088705A (ja) 2000-09-20 2000-09-20 覆工板

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002088705A true JP2002088705A (ja) 2002-03-27

Family

ID=18769996

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000286020A Pending JP2002088705A (ja) 2000-09-20 2000-09-20 覆工板

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002088705A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101751496B1 (ko) 경량의 복공판과 받침대를 매개로 한 개착식 흙막이 가시설 및 이 시공 공법
JP2016061021A (ja) 路面用排水部材及び路面用排水部材を敷設する方法
US5482408A (en) Embankment formed by preformed collaborating assemblable elements, in particular for road or railway constructions, and process
JP2013040467A (ja) 縁石併用型防護柵の支柱基礎ブロック
KR101026836B1 (ko) 복공판 패널을 이용한 개착식 터파기 구조 및 개착식 터파기 시공방법
KR20050005877A (ko) 가설용 흙막이 및 그 설치방법
KR102475707B1 (ko) 모듈형 보도 블럭로 및 그 시공방법
JP2002088705A (ja) 覆工板
JP3131502U (ja) 覆工作業用山留板
JP3857124B2 (ja) 路面覆工施工法及びこれに使用する覆工板
JP3328626B2 (ja) 仮設ガードレール部品
JP3120150B1 (ja) 路面覆工方法
KR100779608B1 (ko) 프리캐스트 콘크리트 옹벽블록
KR102153783B1 (ko) 자립식 말뚝 벽체를 이용한 합벽식 지하도로
JP3071772U (ja) 覆工作業用山留板
JPH0439336Y2 (ja)
KR100392849B1 (ko) 강재격자 전면틀을 이용한 보강토 옹벽의 수직평강재이음구조
JP3450294B2 (ja) 覆工板の支持構造及び覆工方法
JP2584443Y2 (ja) 覆工板
CN220414786U (zh) 狭窄空间基坑内侧施工平台结构
KR200383451Y1 (ko) 프리스트레스트 콘크리트 널말뚝을 이용한 입체교차로시설구조
KR101954113B1 (ko) 옹벽 구조물 및 그 시공방법
JP3593752B2 (ja) 急斜面地における擁壁構造及び築造平坦地構造又は築造道路構造
KR101830627B1 (ko) 토목 공사용 지하 흙막이벽
JP2001159102A (ja) 覆工板