JP2002087658A - ウエブロールの自動交換ヘッド - Google Patents

ウエブロールの自動交換ヘッド

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JP2002087658A
JP2002087658A JP2000272625A JP2000272625A JP2002087658A JP 2002087658 A JP2002087658 A JP 2002087658A JP 2000272625 A JP2000272625 A JP 2000272625A JP 2000272625 A JP2000272625 A JP 2000272625A JP 2002087658 A JP2002087658 A JP 2002087658A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ウエブロールの交換作業を迅速かつ確実に行
うことができるウエブロールの自動交換ヘッドを提供す
る。 【解決手段】 ウエブロールとして巻紙ロールの自動交
換ヘッドはヘッド本体2と、ヘッド本体2に設けられ、
新品巻紙ロールRnのコアCに進入して新品巻紙ロール
Rnを保持するインナチャック10と、ヘッド本体2に
設けられ、使用済巻紙ロールRoを外側から挟持するア
ウタチャック40とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ウエブロールとし
ての巻紙ロールを消費しながらシガレットを製造する巻
上機等の消費装置に対し、そのウエブロールの自動交換
に好適した自動交換ヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】巻上機の高速化に伴い、巻紙ロールの消
費速度も一段と速くなり、巻紙ロールの交換頻度が増加
する傾向にある。従来、巻上機に対する巻紙ロールの交
換、すなわち、巻上機から使用済巻紙ロールの取外し、
この後、新品巻紙ロールを補給位置から取出して巻上機
に装着する一連の交換は手作業により行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した交換作業に携
わるオペレータの労力を軽減するため、巻紙ロールの自
動交換が望まれており、このためにはロボットの使用が
考えられる。しかしながら、通常のロボットはそのアー
ムの先端に1つのハンドしか備えていないため、巻上機
からの使用済巻紙ロールの取外しや巻上機への新品巻紙
ロールの装着を、巻上機に対する別々のアクセスプロセ
スにて行う必要があり、巻紙ロールの迅速な交換は不能
である。
【0004】本発明は上述の事情に基づいてなされたも
ので、その目的はロボットのハンドに代えて、上述した
一連の交換作業を迅速且つ確実に行うことができるウエ
ブロールの自動交換ヘッドを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1に係る本発明のウエブロールの自動交換ヘ
ッドは、ロボットアームの先端に取付けられたヘッド本
体と、このヘッド本体に設けられ、補給位置にある新品
ウエブロールのコア内に進入してコアに内側から係合
し、新品ウエブロールを保持可能なインナチャックと、
ヘッド本体に設けられ、消費装置の使用済ウエブロール
を外側から挟持可能なアウタチャックとを備えている。
【0006】上述の自動交換ヘッドは、交換作業時、先
ず補給位置にある新品ウエブロールをそのインナチャッ
クにより取出し、新品ウエブロールを保持した状態で消
費装置にアクセスし、そして、そのアウタチャックを使
用して消費装置から使用済ウエブロールを取外し、この
直後に、インナチャックに保持した新品ウエブロールを
消費装置に装着する。
【0007】請求項2に係る本発明の自動交換ヘッド
は、ヘッド本体にインナチャックの外側を囲んで設けら
れ、新品ウエブロールがインナチャックに保持されたと
き、その新品ウエブロールの片面を吸着する背板を更に
備えている。この場合、新品ウエブロールが補給位置位
置から消費装置へ移送される際、背板は新品ウエブロー
ルを吸着した状態にあり、インナチャックは新品ウエブ
ロールを安定して保持する。
【0008】請求項3に係る本発明の自動交換ヘッド
は、インナチャックの軸線方向に背板を往復駆動する駆
動手段を更に備えている。この場合、自動交換ヘッドか
ら消費装置に新品ウエブロールを装着するとき、背板は
インナチャックの係合が解除された後、新品ウエブロー
ルを消費装置に向けて押出す。請求項4に係る本発明の
自動交換ヘッドは、ヘッド本体に補給位置にある新品ウ
エブロールを走査するための少なくとも1個の反射型の
光電センサを更に備えている。光電センサは、ロボット
アームによる自動交換ヘッドの移動に伴い、補給位置に
ある新品ウエブロールを走査し、新品ウエブロールの中
心位置や高さに関する情報を収集するために使用され
る。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は、シガレットを製造する巻
上機に適用され、ウエブロールとしての巻紙ロールの自
動交換ヘッドを示す。自動交換ヘッドはヘッド本体2を
備え、このヘッド本体2は多関節ロボットのロボットア
ームの先端4に取付けられている。なお、ロボットアー
ムは巻上機と後述する新品巻紙ロールの補給位置との間
を移動可能である。
【0010】ヘッド本体2はアーム側ベース6とチャッ
ク側ベース8とからなり、これらベース6,8は互いに
直交した状態で連結され、一体的なアングル部材を構成
している。ヘッド本体2はその一方のアーム側ベース6
がロボットアームの先端4に連結され、ロボットアーム
4の先端4とともに図1中1点鎖線Xで示す先端4の軸
線回りに回転可能であり、そして、矢印Yで示す上下方
向に首振り運動可能である。
【0011】図1に示す状態では、ヘッド本体2の他方
のチャック側ベース8は鉛直姿勢にあり、このチャック
側ベース8にインナチャック10が設けられている。イ
ンナチャック10は三方エアチャックからなり、その略
円筒状のチャック本体12がチャック側ベース8に固定
して支持されている。より詳しくは、チャック本体12
はそのチャック爪側の先端部がチャック側ベース8の外
面から側方に突出し、その先端には3つのインナチャッ
ク爪14が備えられている。これらインナチャック爪1
4はチャック本体12の径方向に互い連動して往復動
し、拡縮する。インナチャック爪14の拡縮のため、チ
ャック本体12にはインナチャック爪14を往復動させ
るエアシリンダやリンク機構等が内蔵されている。
【0012】今、図1に示す状態にあるとき、インナチ
ャック10のインナチャック爪14は新品巻紙ロールR
nのコアC内に進入し、そして拡開した状態、つまり、
コアCの内周面に係合した閉位置にあって、インナチャ
ック10は新品巻紙ロールRnを保持している。更に、
インナチャック10には背板16が備えられている。こ
の背板16は新品巻紙ロールRnよりも僅かに小径の円
形形状をなす。背板16はインナチャック10を外側か
ら同心的に囲み、インナチャック10の軸線方向への移
動が許容されている。すなわち、図2から明かなように
背板16の中央にはセンタ孔18が形成され、このセン
タ孔18はインナチャック10の外形形状に対応した形
状を有する。
【0013】背板16の前面16aにはその外周縁に沿
ってリング状の外側シールパッド20が張り付けられて
いるともに、その内周部にはセンタ孔18を囲むように
してリング状の内側シールパッド22が張り付けられて
いる。更に、背板16の前面16aには、外側及び内側
シールパッド20,22間に3つの中間パッド24が張
り付けられている。これら中間パッド24は背板16の
周方向に等間隔を存して径方向に延び、外側及び内側シ
ールパッド20,22との間には所定間隔がそれぞれ確
保されている。なお、外側及び内側シールパッド20,
22の厚み及び硬度は同一であるが、しかしながら、中
間パッド24の厚みはシールパッド20,22に比べて
若干薄いが、しかしながら、その硬度はシールパッド2
0,22よりも高い。
【0014】したがって、図1に示すように新品巻紙ロ
ールRnがインナチャック10に保持されている状態
で、背板16が外側及び内側シールパッド20,22を
介して新品巻紙ロールRnの片面に押付けられると、こ
れら外側及び内側シールパッド20,22はその弾性変
形を伴い中間パッド24とともに新品巻紙ロールRnの
片面に密着し、これにより、新品巻紙ロールRnと背板
16との間に密閉室26(図2参照)が形成される。
【0015】そして、図2に示されるように背板16の
外周部には連通孔28が形成され、この連通孔28は背
板16の後面に設けた接続管30及びホース32を介し
てサクション給排源に接続されている(図1参照)。サ
クション給排源は前述した密閉室26に所定のサクショ
ンを供給する一方、密閉室26を大気に開放させること
ができる。したがって、密閉室26が形成された状態
で、この密閉室26にサクションが供給されると、背板
16は新品巻紙ロールRnを吸着することができる。
【0016】また、背板16の後面には3本のガイドロ
ッド33が設けられている。これらガイドロッド33は
インナチャック10を囲む同心円上に等間隔を存して配
置され、軸受を介してチャック側ベース8を摺動自在に
貫通し、可動プレート34に連結されている。可動プレ
ート34はチャック側ベース8と平行であり、チャック
側ベース8とは反対側の面に進退シリンダ35が固定さ
れている。進退シリンダ35はインナチャック10と同
軸上に位置付けられ、そのピストンロッド36は可動プ
レート34を貫通し、フローティングジョイント37を
介してチャック側ベース8に連結されている。
【0017】進退シリンダ35のピストンロッド36が
伸縮されると、この伸縮は可動プレート34及びガイド
ロッド33を介して背板16の往復運動に変換され、こ
れにより、背板16はインナチャック10に対し、その
軸線方向に移動する。したがって、インナチャック10
のチャック爪14は背板16から相対的に突没可能であ
る。
【0018】一方、ヘッド本体2のベース6にはベース
8とは反対側の縁にブラケット38を介してアウタチャ
ック40が取付けられている。このアウタチャック40
もまたエアチャックからなり、図3に示されるように互
いに対向する一対のアウタチャック爪42を有し、その
チャック本体44はアウタチャック爪42を互いに連動
して接離させるためのエアシリンダを内蔵する。
【0019】なお、前述したインナチャック10、進退
シリンダ36及びアウタチャック40のための空圧回路
は省略されている。更に、図1に示されていように背板
16の外周部には2個の孔が形成されており、これら孔
から光ファイバ46がそれぞれ延びている。より詳しく
は、光ファイバ46はその先端が背板16の対応する孔
にコネクタを介して気密に装着され、そして、他端は反
射型の光電センサ50,51にそれぞれ光学的に接続さ
れている。後述するように各光電センサ50,51はそ
の光ファイバ46の先端から対象物に向けて光を出射す
るとともに対象物から反射光を受取り、そして、その反
射光レベルに基づく検出信号を図4に示すコントローラ
52に供給する。
【0020】コントローラ52はマイクロコンピュータ
からなり、前述したインナチャック10,アウタチャッ
ク40,サクション給排源54,伸縮シリンダ35及び
ロボットアーム56に制御信号を出力し、これらの作動
を制御して巻紙ロールの交換作業を実行する。より詳し
くは、巻紙ロールの交換作業にあたり、コントローラ5
2はロボットアーム56により自動交換ヘッドを、巻上
機の近傍に予め規定されている巻紙ロールの補給位置ま
で移動させる。図5に示されるように補給位置には例え
ば運搬車58が配置され、運搬車58には新品巻紙ロー
ルRnが平積みの状態で多段積みされている。
【0021】自動交換ヘッドが運搬車58の上方に達す
ると、コントローラ52は自動交換ヘッドの姿勢を変更
させ、そのインナチャック10を下向きにさせる。この
場合、背板16は水平姿勢となり、前述した光電センサ
46の先端が運搬者58上にて多段積み状態にある新品
巻紙ロールRnのうち、最上位の新品巻紙ロールRnのと
対向することになる。
【0022】このような状態にて、コントローラ52は
一方の光電センサ50を働かせ、その光ファイバ46の
先端から最上位の新品巻紙ロールRnに向けて光を出射
しながら、ロボットアーム56を介して自動交換ヘッド
を高速で下降させる。そして、コントローラ52は光フ
ァイバ46および光電センサ50を介して最上位の新品
巻紙ロールRnからの反射光レベルに対応した検出信号
の供給を受け、その反射光レベルが所定値に達したと
き、自動交換ヘッドの下降を停止させる。この後、自動
交換ヘッドは一旦上昇してから再度低速で下降され、こ
の際、コントローラ52は光ファイバ46及び他方の光
電センサ51を介して最上位の新品巻紙ロールRnから
の反射光レベルに対応した検出信号に基づき、自動交換
ヘッドの背板16と最上位の新品巻紙ロールRnの間に
所定の間隔を確保し、この間隔と自動交換ヘッド(背板
16)の座標位置から最上位の新品巻紙ロールRnの高
さ位置を測定する。
【0023】すなわち、一方の光電センサ50はその検
出距離に比較的大きな幅を有し、最上位の新品巻紙ロー
ルRnの大まかなな高さ位置を検出するセンサであり、
これに対し、他方の光電センサ51はその検出距離の幅
が小さく、最上位の新品巻紙ロールRnの高さ位置を正
確に検出するセンサである。この後、コントローラ52
は高精度な光電センサ51を働かせ、その光ファイバ4
6の先端から最上位の新品巻紙ロールRnに向けて光を
出射しながら、ロボットアーム56により自動交換ヘッ
ドを水平方向に移動させる。そして、コントローラ52
は光電センサ51からの検出信号に基づき、最上位の新
品巻紙ロールRnの外周位置を異なる位置で3カ所検出
し、そして、検出した3カ所の外周位置から最上位の新
品巻紙ロールRnの中心位置を演算して特定する。
【0024】より詳しくは、自動交換ヘッドは最上位に
あるの新品巻紙ロールRnの上方を図6中に示す走査ラ
インSに沿って移動し、これにより、コントローラ52
は新品巻紙ロールRnにおける外周上の3点の外周位置
P1,P2,P3を検出し、そして、これら3点の外周位
置からP1,P2,P3から最上位の新品巻紙ロールRn
の中心位置を特定する。
【0025】なお、新品巻紙ロールRnの中心位置を特
定するにあたっては、光電センサ51により、新品巻紙
ロールRnにおけるコアCの内周位置を3カ所検出し、
これら検出した内周位置から新品巻紙ロールRnの中心
位置を特定することも可能である。上述したように自動
交換ヘッドは、最上位にある新品巻紙ロールRnの高さ
位置を2つの光電センサ50,51を利用して検出する
ので、その検出を正確且つ迅速に行うことができる。な
お、最上位にある新品巻紙ロールRnの高さ位置及び中
心位置の検出は背板16からインナチャック10のチャ
ック爪14を引っ込めた状態で行われ、その検出の完了
後、図3に示されるようにチャック爪14は背板16か
ら突出状態に戻される。
【0026】この後、コントローラ52は、検出して得
た最上位の新品巻紙ロールRnの中心位置に基づきロボ
ットアーム56を介して自動交換ヘッド、つまり、その
インナチャック10をその巻紙ロールRnと同軸上に位
置付け、その軸線を巻紙ロールRnの中心位置に一致さ
せる。この後、コントローラ52は自動交換ヘッドを前
記間隔に基づいて下降させ、インナチャック10のイン
ナチャック爪14をその新品巻紙ロールRnのコアC内
に進入させ、そして、背板16をその外側及び内側シー
ルパッド20,22を介して最上位にある新品巻紙ロー
ルRnの上面に密着させる。この後、コントローラ52
はインナチャック爪14を拡開させ、インナチャック1
0に最上位の新品巻紙ロールRnを保持させると同時
に、前述したサクション給排源54を作動させ、新品巻
紙ロールRnと背板16との間に形成された密閉室26
にサクションを供給し、背板16に新品巻紙ロールRn
を吸着させる。
【0027】この状態で、コントローラ52は新品巻紙
ロールRnとともに自動交換ヘッドを上昇させ、運搬車
58からその新品巻紙ロールRnを取出し、そして、巻
上機に向けて移送させる。このような新品巻紙ロールR
nの取出し及び移送に関し、新品巻紙ロールRnはイン
ナチャック10による係合保持に加え、背板16による
吸着保持をも受けているの、その取出し及び移送を確実
且つ安定して行うことができる。
【0028】自動交換ヘッドが巻上機側の交換すべき使
用済巻紙ロールの近傍に到達すると、コントローラ52
は自動交換ヘッドの姿勢を変更し、その開状態にあるア
ウタチャック40を使用済巻紙ロールに対向させ、そし
て、自動交換ヘッドを使用済巻紙ロールに向けて前進さ
せる。この結果、使用済巻紙ロールの外側にアウタチャ
ック40が位置付けられ、そして、巻上機側にて使用済
巻紙ロールを装着している装着軸のインナチャックが開
かれる。この後、コントローラ52はアウタチャック4
0を閉じ、そのアウタチャック爪42間に使用済巻紙ロ
ールを挟持させ、そして、自動交換ヘッドを後退させる
ことで、使用済巻紙ロールを巻上機側の装着軸から取外
す。なお、使用済巻紙ロールはそのコアに巻紙が僅かに
残されたものである。
【0029】そして、コントローラ52は再び自動交換
ヘッドの姿勢を変更し、インナチャック10及び背板1
6により保持されている新品巻紙ロールRnを巻上機側
の装着軸と対向させ、その軸線を巻上機の装着軸と同軸
上に位置付ける。図1はこの状態を示し、図1中、参照
符号60,62は巻上機の装着軸及びそのインナチャッ
ク、そして、参照符号Roはアウタチャック40に挟持
された使用済巻紙ロールを示す。
【0030】上述の説明から既に明かなように自動交換
ヘッドは新品巻紙ロールRnのためのインナチャック1
0に加えて、使用済巻紙ロールRoのためのアウタチャ
ック40を備えているので、これら新品巻紙ロールRn
及び使用済巻紙ロールRoを同時に保持でき、これによ
り、使用済巻紙ロールRoの取外しプロセスの後、自動
交換ヘッドの姿勢を変更するだけで、新品巻紙ロールR
nの装着プロセンスに直ちに移行できる。
【0031】この後、コントローラ52は新品巻紙ロー
ルRnを伴って自動交換ヘッドを前進させ、インナチャ
ック10が巻上機の装着軸60の端面と接するような状
態まで、新品巻紙ロールRnを装着軸60に近接させ
る。この状態で、コントローラ52はインナチャック1
0による新品巻紙ロールRnの保持を解除すると同時
に、前述した進退シリンダ35のピストンロッド36を
収縮させて背板16とともに新品巻紙ロールRnをイン
ナチャック10から押出し、図1中2点鎖線で示される
ように空の装着軸60に嵌合させる。そして、巻上機側
では装着軸60のインナチャック62が拡開され、新品
巻紙ロールRnは装着軸60に完全に装着される。
【0032】この後、コントローラ52は新品巻紙ロー
ルRnと背板16との間の密閉室26内へのサクション
の供給を停止すると同時に、密閉室26を大気に開放
し、背板16による新品巻紙ロールRnの吸着を解除
し、そして、進退シリンダ35のピストンロッド36を
伸長させて、新品巻紙ロールRnから背板16を離間さ
せ、背板16をその休止位置に戻す。
【0033】このようにして巻紙ロールの交換作業が完
了すると、コントローラ52は使用済巻紙ロールRoと
ともに自動交換ヘッドをその処理セクションまで移送
し、処理セクションにて使用済巻紙ロールRoが処理さ
れる。具体的には、処理セクションにて、使用済巻紙ロ
ールRoはそのコアCから残存巻紙が分離される。この
後、コントローラ52は次の交換作業に備え、自動交換
ヘッドを所定の待機位置まで移送し、待機位置にて待機
させる。
【0034】本発明は上述の一実施形態に制約されるも
のではなく種々の変形が可能である。例えば、インナチ
ャック10やアウタチャック40等の具体的な構成は適
宜変更可能であり、そして、光電センサは1個のみを使
用するだけでも、最上位にある新品巻紙ロールRnの高
さ位置やその中心位置を検出可能である。また、新品巻
紙ロールRnの補給位置には運搬車58に代えて、多段
積み状態の新品巻紙ロールRnを載置するパレット等が
配置されていてもよい。
【0035】更に、本発明の自動交換ヘッドは、巻上機
の巻紙ロールの交換に限らず、シガレットにフィルタを
接続するフィルタアタッチメントのチップペーパロール
の交換にも同様にして適用可能である。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に係る本発
明のウエブロールの自動交換ヘッドによれば、そのヘッ
ド本体にインナチャック及びアウタチャックの両方を備
えているので、使用済ウエブロールの取外しから新品ウ
エブロールの装着までの一連の交換作業を迅速に行うこ
とができる。
【0037】請求項2に係る本発明の自動交換ヘッドに
よれば、新品ウエブロールを背板により吸着するように
したので、新品ウエブロールの取出しや移送を確実かつ
安定して行うことができる。請求項3に係る本発明の自
動交換ヘッドによれば、背板が往復動可能であるから、
背板により新品ウエブロールをインナチャックから押出
し、その消費装置に確実に装着することができる。
【0038】請求項4に係る本発明の自動交換ヘッドは
少なくとも1個の光電センサを備えることで、自動交換
ヘッドの移動を利用し、補給位置にある新品ウエブロー
ルの位置情報を正確に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態の巻紙ロールの自動交換ヘッドを示
した側面図である。
【図2】図1の自動交換ヘッドにおける背板の前面図で
ある。
【図3】図1の自動交換ヘッドの下面図である。
【図4】自動交換ヘッドのブロック構成図である。
【図5】新品巻紙ロールの補給位置を示した図である。
【図6】補給位置にて、最上位の新品巻紙ロールの高さ
位置及びその中心を光電センサを使用して検出する手順
の一例を示した図である。
【符号の説明】
2 ヘッド本体 10 インナチャック 14 インナチャック爪 16 背板 20 外側シールパッド 22 内側シールパッド 36 進退シリンダ(駆動手段) 40 アウタチャック 42 アウタチャック爪 56 ロボットアーム

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウエブロールの消費装置から使用済ウエ
    ブロールを取外し、この後、前記消費装置に新品ウエブ
    ロールを装着するウエブロールの自動交換ロボットにお
    いて、 ロボットアームの先端に取付けられたヘッド本体と、 前記ヘッド本体に設けられ、補給位置にある新品ウエブ
    ロールのコア内に進入して前記コアに内側から係合し、
    前記新品ウエブロールを保持可能なインナチャックと、 前記ヘッド本体に設けられ、前記消費装置の使用済ウエ
    ブロールを外側から挟持可能なアウタチャックとを具備
    したことを特徴とするウエブロールの自動交換ヘッド。
  2. 【請求項2】 前記ヘッド本体に前記インナチャックの
    外側を囲んで設けられ、前記新品ウエブロールが前記イ
    ンナチャックに保持されたとき、前記新品ウエブロール
    の片面を吸着する背板を更に備えることを特徴とする請
    求項1に記載のウエブロールの自動交換ヘッド。
  3. 【請求項3】 前記背板を前記インナチャックの軸線方
    向に往復駆動する駆動手段を更に備えることを特徴とす
    る請求項2に記載のウエブロールの自動交換ヘッド。
  4. 【請求項4】 前記ヘッド本体に、前記補給位置にある
    新品ウエブロールを走査するための少なくとも1つの反
    射型の光電センサを更に備えたことを特徴とする請求項
    1〜3の何れかに記載のウエブロールの自動交換ヘッ
    ド。
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JP7481890B2 (ja) 2020-04-28 2024-05-13 株式会社フジシール シートロールの取出装置及び取出方法

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