JP2002086917A - 記録材料 - Google Patents

記録材料

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JP2002086917A
JP2002086917A JP2000278056A JP2000278056A JP2002086917A JP 2002086917 A JP2002086917 A JP 2002086917A JP 2000278056 A JP2000278056 A JP 2000278056A JP 2000278056 A JP2000278056 A JP 2000278056A JP 2002086917 A JP2002086917 A JP 2002086917A
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JP2000278056A
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Shinichiro Serizawa
慎一郎 芹澤
Yasuhiro Ogata
安弘 緒方
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像部の平坦性が良好で、かつ光沢度の良好
な高画質の画像を形成し得る記録材料を提供すること。 【解決手段】 支持体上に熱および/または圧力の供与
によって発色可能な記録層を有する記録材料であって、
前記支持体と前記記録層との間に、けん化度が30mo
l%〜90mol%であるポリビニルアルコールを含有
する層を少なくとも一層有することを特徴とする記録材
料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録材料に関し、
詳しくは、サーマルヘッド等によって記録可能な記録材
料に関する。
【0002】
【従来の技術】サーマルヘッド等によって熱を供与し画
像を記録する感熱記録材料は、その記録装置が簡便であ
り、信頼性が高く、また、メンテナンスが不要である等
の利点が多いことから、近年めざましく発展している。
上記記録材料は、支持体上に発色成分として、例えば電
子供与性染料前駆体と電子受容性化合物とを、またはジ
アゾニウム塩化合物とカプラーとを含有する記録層を有
し、上記発色成分の、熱の供与によって進行する発色反
応を利用して画像を記録するものである。感熱方式の記
録方法では、該熱の供与によって画像が形成されるた
め、画像記録時における記録材料の表面温度は高温にな
る。また、サーマルヘッド等の接触型の記録手段を用い
た場合は、画像記録の際に記録材料が加圧される。この
際、供与された熱によって記録層中の水蒸気、空気が膨
張し、それらが支持体の被覆層表面等にまで移動する
と、該被覆層上で膨張して空隙を生じ、いわゆるブリス
ターを発生させてしまう。このブリスターの発生は、光
沢度等記録画像の画質を低下させる原因となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記ブリスターの発生
を抑制する方法としては、ガス水蒸気の透過性の低い
層、例えばいわゆる下塗り層を支持体と記録層との間に
形成する方法がある。該下塗り層には、ポリビニルアル
コール等の水溶性樹脂をバインダーとして含有するもの
が好ましい。さらに、上記ポリビニルアルコールを含有
した下塗り層を支持体上に形成する際、塗布後にその塗
布層の表面がレベリングによって平坦になることから、
まず、ポリビニルアルコールを水に溶解した後、さらに
メタノール等を添加して調製した下塗り層用塗布液を使
用する方法を用いるのが好ましい。しかしながら、完全
けん化のポリビニルアルコールは、メタノールに溶解し
にくく、また、けん化度の低いポリビニールは水に溶解
しにくいため、下塗り層表面の平坦性の確保や、塗布液
を調製することが困難となるといった問題がある。
【0004】本発明は、上記問題を解決し、記録時のブ
リスターの発生を抑制し、画像部の平坦性が良好で、か
つ光沢度の良好な高画質の画像を形成し得る記録材料を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段は、以下の通りである。
【0006】<1> 支持体上に熱および/または圧力
の供与によって発色可能な記録層を有する記録材料であ
って、前記支持体と前記記録層との間に、けん化度が3
0mol%〜90mol%であるポリビニルアルコール
を含有する層を少なくとも一層有することを特徴とする
記録材料である。
【0007】<2> 前記ポリビニルアルコールは、重
合度が1000以下であることを特徴とする<1>の記
録材料である。
【0008】<3> 前記ポリビニルアルコールは、カ
チオン性ポリビニルアルコールであることを特徴とする
<1>または<2>の記録材料である。 <4> 前記ポリビニルアルコールを含有する層は、さ
らに水膨潤性合成雲母を含有し、前記ポリビニールアル
コール(x)と前記水膨潤性合成雲母(y)との質量比
率(x/y)が、1.5〜20であることを特徴とする
請求項1〜3のいずれかに記載の記録材料である。
【0009】なお、本明細書において「〜」はその前後
に記載される数値をそれぞれ最小値および最大値として
含む範囲を示す。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に、本発明について詳細に説
明する。
【0011】《記録材料》本発明の記録材料は、支持体
上に熱および/または圧力の供与によって発色可能な記
録層を有する記録材料であって、上記支持体と上記記録
層との間に、けん化度が30mol%〜90mol%で
あるポリビニルアルコールを含有する層を少なくとも一
層有することを特徴とする。本発明の記録材料は、上記
けん化度が30mol%〜90mol%であるポリビニ
ルアルコールを含有する層を有することで、いわゆるブ
リスターの発生を抑制し、画像部の平坦性が良好で、光
沢度が良好な高画質の画像を形成することができる。こ
のポリビニルアルコールを含有する層は、支持体と記録
層との間に形成されることが必要であり、支持体上に形
成される、いわゆる下塗り層として形成されることが好
ましい。また、上記ポリビニルアルコールを含有する層
は、少なくとも1層形成されることが必要であり、2層
以上形成されていてもよい。以下に、上記ポリビニルア
ルコールを含有する層を下塗り層と称して説明するが、
これに限定されず、該層は、例えば記録層と記録層との
間に形成されていてもよい。
【0012】(下塗り層)本発明にかかる下塗り層は、
けん化度が30mol%〜90mol%であるポリビニ
ルアルコール(以下、「PVA」という場合がある。)を
含有する。上記下塗り層用の塗布液を調製する場合、上
述の通り、まずポリビニルアルコールを水若しくは水/
メタノール混合溶媒に溶解して、さらに水/メタノール
の混合溶媒を添加して調製するのが好ましい。しかし、
PVAが完全けん化(けん化度98mol%以上)されて
いるとメタノールに溶解しにくいため、下塗り層の表面
に凹凸が発生しやすくなってしまう。また、けん化度が
あまりに低いと、PVAが水に溶解しにくくなり、塗布
液の調製が困難となる。
【0013】〔ポリビニルアルコール〕本発明にかかる
PVAとしては、けん化度が30mol%〜90mol
%であり、50mol%〜90mol%が好ましい。上
記けん化度が90mol%であると水および水/メタノ
ール混合溶媒との凝集物の発生がない。また、けん化度
が30mol%未満だと、上述の通りPVAが、水に溶
解しにくいため塗布液の調製および塗布が困難となる。
さらに、下塗り層としての被膜性で劣り、ガス透過性が
上がるためブリスターの発生を効果的に抑制できない。
けん化度が90mol%を超えると、上述の通り、PV
Aがメタノールに溶解しにくくなるため下塗り層表面の
平坦性が悪くなる。
【0014】上記PVAとしては、公知のPVAを用い
ることができるが、良好な塗布面上を得るためには溶媒
のメタノールまたは水/メタノール混合溶媒等との相溶
性がよいPVAが好ましい。このようなPVAの市販品
としては、SMR−8M、SMR−10L、SMR−1
0M、SMR−10H、SMR−20H、SMR−30
H(以上、信越化学工業(株)製)、PVA−203、
PVA−205、PVA−403、PVA−405、L
−8、L−9、PVA−505、KL−504、KL−
506、C−506、LM−20(以上、(株)クラレ
製)、ゴーセノールKP−06、ゴーセノールKP−0
8、ゴーセノールNK−05、ゴーセノールKL−0
5、ゴーセファイマーK、ゴーセランL(以上、日本合
成化学工業(株)製)が挙げられる。
【0015】また、上記PVAとしては、カチオン基を
PVAに含有させたカチオン性ポリビニルアルコールが
好ましい。カチオン性PVAの製造方法としては、特公
昭62−34242号公報等に記載されている方法を用
いることができ、具体的には、酢酸ビニルと(メタ)アク
リルアミド−ブロピル−トリメチルアンモニウムクロリ
ド等の4級アンモニウ塩含有の単量体とを塊状、溶液、
懸濁、乳化等の公知の重合方法によって共重合して得ら
れるポリ酢酸ビニルに、水酸化ナトリウムのメタノール
溶液を添加してけん化した後、乾燥する方法、または酢
酸ビニルとジメチルアミノエチル(メタ)アクリルアミ
ド等のアミノ基含有の単量体とを共重合した後、塩化メ
チル等公知の4級化剤を添加してアミノ基を4級化した
後、乾燥する方法等を用いることができる。また、上記
カチオン性PVAの分子内に存在するカチオン基の含有
率は構成単位で0.01〜20mol%、好ましくは
0.03〜10mol%、さらに好ましくは0.05〜
5mol%である。分子内に存在するカチオン基の含有
率が構成単位で0.01mol%未満となると分子をカ
チオン化する効果が低下する。一方、分子内に存在する
カチオン基の含有率が構成単位で20mol%を越えて
もそれ以上性能に差が現れなく、生産コストが高くな
る。
【0016】上記カチオン性PVAとしては、例えば、
ビニルエステルと以下の一般式(1)によって示される
単量体とが共重合したPVAが好ましい。該共重合の製
造方法としては、特公昭62−34242号公報に記載
されている製造方法を用いることができる。ただし、本
発明はこれに限定されない。
【化1】 (一般式(1)中、R1,R2およびR3は、それぞれ独
立して低級アルキル基を示す。また、R1,R2およびR
3は置換されていてもよい。nは2〜6の整数を示
す。)
【0017】上記ビニルエステルとしては、酢酸ビニ
ル、プロピオン酸ビニル、ギ酸ビニル等が挙げられ、特
に酢酸ビニルが好ましい。上記一般式(1)中、R1
2およびR3は、それぞれ独立して炭素数1〜6の低級
アルキル基を表わし、メチル基、エチル基またはプロピ
ル基が好ましく、メチル基が特に好ましい。また、
1,R2およびR3は置換されていてもよい。置換基を
有する低級アルキル基としては、メチロール基、アミノ
アルキル基等が挙げられる。また、一般式(1)中、n
は2〜6の整数を示し、好ましくは、n=3である。
【0018】上記カチオン性PVAの市販品としては、
C−118、C−506、C−318(以上、(株)ク
ラレ製)、ゴーセファイマーC−670、ゴーセファイ
マーC−820、ゴーセファイマーK−200、ゴーセ
ファイマーK−210(以上、日本合成化学工業(株)
製)が挙げられ、この中でもC−506、ゴーセファイ
マーC−670、ゴーセファイマーK−210が好まし
い。
【0019】上記PVAの重合度は、1000以下が好
ましく、800以下がさらに好ましく、500以下が特
に好ましい。重合度が1000を越えると塗布液の粘度
が向上し、該塗布液の塗布が困難となり、さらに塗布面
上の平坦性が低下する。また、上記重合度は100以上
が好ましく、300以上がさらに好ましい。上記重合度
が100未満だと、下塗り層の接着性が低下する。ここ
で、PVAの重合度は、該PVAを再酢化して得たポリ
酢酸ビニルのアセトン溶液の粘度から求められた粘度平
均重合度である。
【0020】上記下塗り層溶塗布液の溶媒としては、メ
タノール、エタノール、イソプロピルアルコール等と水
等との混合溶媒を挙げることができ、水/メタノール混
合溶媒等のメタノール混合溶媒が良好な塗布面状を得る
ことができることから好ましい。なお、上記下塗り層
は、本発明の効果に影響を与えない範囲で、界面活性
剤、PVA以外の水溶性樹脂等を含んでいてもよい。
【0021】〔水膨潤性合成雲母〕上記下塗り層は、さ
らに層状の無機化合物を含有することが好ましい。該層
状の無機化合物としては、膨潤性無機層状化合物が好ま
しく、これらの化合物としては、例えば、ベントナイ
ト、ヘクトライト、サポナイト、ビーデライト、ノント
ロナイト、スチブンサイト、バイデライト、モンモリナ
イト等の膨潤性粘度鉱物類、膨潤性合成雲母、膨潤性合
成スメクタイト等が挙げられる。これらの膨潤性無機層
状化合物は10〜15オングストロームの厚さの単位結
晶格子層からなる積層構造を有し、格子内金属原子置換
が他の粘土鉱物よりも著しく大きい。その結果、格子層
は正荷電不足を生じ、それを補償するために層間にNa
+、Ca2 +、Mg2+等の陽イオンを吸着している。これ
らの層間に介在している陽イオンは交換性陽イオンと呼
ばれ、いろいろな陽イオンと交換する。特に層間の陽イ
オンがLi+、Na+等の場合、イオン半径が小さいた
め、層状結晶格子間の結合が弱く、水により大きく膨潤
する。その状態でシェアーをかけると容易に劈開し、水
中で安定したゾルを形成する。ベントナイト及び膨潤性
合成雲母はその傾向が強く本発明の目的には好ましい。
特に膨潤性合成雲母が好ましい。
【0022】本発明に用いる膨潤性合成雲母としては、
NaテトラシックマイカNaMg2. 5(Si410)F2
Na、Liテニオライト(NaLi)Mg2(Si
410)F2Na、またはLiヘクトライト(NaLi)
/3Mg2/3Li1/3Si410)F2等が挙げられる。
【0023】本発明において好ましく用いられる膨潤性
合成雲母のサイズは厚さが1〜50nm、面サイズが1
〜20μmである。拡散制御のためには、厚さは薄けれ
ば薄いほど良く、平面サイズは塗布面の平滑性及び透明
性を悪化しない範囲で大きいほど良い。従ってアスペク
ト比は100以上、好ましくは200以上、特に好まし
くは500以上である。
【0024】〔質量比率〕上記下塗り層に含有されるP
VA(x)と水膨潤性合成雲母(y)との質量比率(x
/y)は、1.5〜20の範囲であることが好ましく、
2〜15の範囲であることがさらに好ましく、2〜10
の範囲であることが特に好ましい。上記質量比率が20
を越えると、下塗り層のガス透過抑制効果が低下し、ま
た1.5未満であると、塗布膜強度が低下する。また、
上記PVAの塗布量は、1m2当たり、0.5g以上が
好ましく、0.8g以上がさらに好ましい。上記塗布量
が1m2当たり0.5g未満であると十分なガス透過抑
制効果を発揮できない。また、上記塗布量の上限として
は、1m2当たり2.0g以下が好ましく、1.5g以
下であることがさらに好ましい。上記塗布量が1m2
たり、2.0gを越えると、熱吸収性が上がりサーマル
ヘッドから供与される熱を吸収してしまうため、記録材
料の感度およびDmax、特にシアンのDmaxが低下する。
上記水膨潤性合成雲母の塗布量は、酸素透過抑制として
0.20g/m2以上が好ましく、上記PVAの塗布量
と上記PVAとの質量比率とから導きだせるものが好ま
しい。
【0025】上記下塗り層の膜厚は、0.5μm〜2.
5μmが好ましく、0.5μm〜2.0μmがさらに好
ましい。上記膜厚が、0.5μm未満だとガス透過抑制
効果が十分でなく、2.5μmを越えるとサーマルヘッ
ドからの熱を吸収しやすくなり、Dmaxが低下し、塗
膜の均一性が劣るため、画質の低下をまねく。
【0026】(支持体)本発明の記録材料に用いる支持
体としては、原紙、合成紙等の紙支持体、およびプラス
チックフイルム支持体等、種々のものを使用することが
できる。紙支持体に使用される原紙は、針葉樹、広葉樹
等から選ばれる天然パルプを主原料に、必要に応じ、ク
レー、タルク、炭酸カルシウム、尿素樹脂微粒子等の填
料、ロジン、アルキルケテンダイマー、高級脂肪酸、エ
ポキシ化脂肪酸アミド、パラフィンワックス、アルケニ
ルコハク酸等のサイズ剤、でんぷん、ポリアミドポリア
ミンエピクロルヒドリン、ポリアクリルアミド等の紙力
増強剤、硫酸バンド、カチオン性ポリマー等の定着剤等
を添加したものを用いることができる。また、界面活性
剤等の柔軟剤を添加してもよい。さらに、紙支持体とし
て、上記天然パルプに代えて合成パルプを使用した合成
紙を使用してもよく、天然パルプと合成パルプを任意の
比率に混合したものを使用してもよい。中でも、短繊維
で平滑性が高くなる広葉樹パルプを用いるのが好まし
い。使用するパルプ材の水度は、200〜500ml
(C.S.F)であるのが好ましく、300〜400m
lであるのがさらに好ましい。
【0027】上記紙支持体は、その他の成分を含有して
いてもよい。その他の成分としては、サイズ剤、柔軟化
剤、紙力剤、定着剤が挙げられる。上記サイズ剤として
は、ロジン、パラフインワックス、高級脂肪酸塩、アル
ケニルコハク酸塩、脂肪酸無水物、スチレン無水マレイ
ン酸共重合物、アルキルケテンダイマー、エポキシ化脂
肪酸アミド等が挙げられる。上記柔軟化剤としては、無
水マレイン酸共重合物とポリアルキレンポリアミンとの
反応物、高級脂肪酸の4級アンモニウム塩等が挙げられ
る。紙力剤としては、ポリアクリルアミド、スターチ、
ポリビニルアルコール、メラミンホルムアルデヒド縮合
物、ゼラチン等が挙げられる。上記定着剤としては、硫
酸バンド、ポリアミドポリアミンエピクロルヒドリン等
が挙げられる。その他、染料、螢光染料、帯電防止剤等
を必要に応じ添加することができる。
【0028】上記プラスチック支持体としては、ポリエ
チレンフィルム(高密度でも低密度でも良い)、ポリプ
ロピレンフィルム、アセテートフィルム、ポリ塩化ビニ
ルフィルム、ポリ塩化ビニリデンフィルム、ポリスチレ
ンフィルム、ポリエステルフィルム、ポリカーボネート
フィルム、ナイロンフィルム、ポリブチレンフィルム、
ポリウレタンフィルム、アクリル系フィルム等の公知の
フィルム等が挙げられる。
【0029】本発明の記録材料の支持体としては、原紙
の両面をポリオレフィン層で被覆してなる支持体が好ま
しい。原紙の両面をポリオレフィン層で被覆してなる支
持体を用いると、支持体の表面平滑性が向上し、画像濃
度に起因して発生する画像部の厚みの高低差、いわゆる
ブリスターをさらに軽減できるので好ましい。上記原紙
を被覆するポリオレフィン樹脂としては、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、4−メチルペンテン−1樹脂、ポ
リブテン−1樹脂等が挙げられる。
【0030】上記ポリオレフィン層はラミネート処理に
よって原紙の両面に形成することができる。上記ラミネ
ート処理は、例えば、加工技術研究会編「新ラミネート
加工便覧」に記載されたような公知の方法から適宜選択
して採用することができ、いわゆるドライラミネーショ
ン、無溶剤型ドライラミネーション、ホットメルトラミ
ネーション等の方法を採用することができる。例えば、
ドライラミネーションによって上記ポリオレフィン層を
形成する場合は、ポリオレフィン樹脂フィルムの片面
に、接着剤を塗布して、所望により乾燥し、原紙の表面
に熱圧着することによって、形成することができる。上
記接着剤としては、溶剤型のビニル系樹脂、アクリル系
樹脂、ポリアミド系樹脂、エポキシ系樹脂、ゴム系樹
脂、ウレタン樹脂等が挙げられる。また、原紙の表面お
よび/または裏面にコロナ放電処理を施し、ポリオレフ
ィン層との密着性を向上させてもよい。
【0031】(記録層)本発明の記録材料は、熱および
/または圧力の供与によって発色し得る記録層を有す
る。多色画像形成用の記録材料とする場合は、熱および
/または圧力の供与によって相互に異なる色相に発色し
得る記録層を2以上有する。特に、多色用の記録材料で
は、各々の記録層に供与するエネルギーに高低の差をも
たせて、所望の色に発色させるため、高印字エネルギー
の印画時にブリスターの発生が顕著となるが、本発明の
記録材料は、本発明にかかる上記下塗り層のガス透過性
抑制によってブリスターの発生を抑制することができ、
多色画像の画質を良好に維持することができる。
【0032】多色用の記録材料として、例えば、シア
ン、マゼンタ、イエローに各々発色する記録層を形成す
ることによって、フルカラーの画像を形成し得る記録材
料とすることができる。多色用の記録材料については、
特開平11−34495号公報第36欄〜第38欄に記
載の構成例および記録方法を本発明の記録材料に適用す
ることができる。
【0033】上記記録層は、常温・常圧状態では無色
で、熱および/または圧力の供与により発色反応する発
色成分を含有するのが好ましい。上記発色成分として
は、下記(ア)〜(ツ)の組み合わせが挙げられる。 (ア)電子供与性染料前駆体と電子受容性化合物との組
合せ。 (イ)ジアゾ化合物とカップリング成分(以下、「カプ
ラー化合物」という場合がある。)との組合せ。 (ウ)ベヘン酸銀、ステアリン酸銀等の有機酸金属塩
と、プロトカテキン酸、スピロインダン、ハイドロキノ
ン等の還元剤との組合せ。 (エ)ステアリン酸第二鉄、ミリスチン酸第二鉄等の長
鎖脂肪酸鉄塩と、タンニン酸、没食子酸、サリチル酸ア
ンモニウム等のフェノール類との組合せ。 (オ)酢酸、ステアリン酸、パルミチン酸等のニッケ
ル、コバルト、鉛、銅、鉄、水銀、銀塩のような有機酸
重金属塩と、硫化カルシウム、硫化ストロンチウム、硫
化カリウム等のアルカリ金属またはアルカリ土類金属硫
化物との組合せ、又は上記有機酸重金属塩と、s−ジフ
ェニルカルバジド、ジフェニルカルバゾン等の有機キレ
ート剤との組合せ。
【0034】(カ)銀、鉛、水銀、ナトリウム等の硫酸
塩等の重金属硫酸塩と、ナトリウムテトラチオネート、
チオ硫酸ソーダ、チオ尿素等の硫黄化合物との組合せ。 (キ)ステアリン酸第二鉄等の脂肪族第二鉄塩と、3,
4−ヒドロキシテトラフェニルメタン等の芳香族ポリヒ
ドロキシ化合物との組合せ。 (ク)シュウ酸銀、シュウ酸水銀等の有機酸金属塩と、
ポリヒドロキシアルコール、グリセリン、グリコール等
の有機ポリヒドロキシ化合物との組合せ。 (ケ)ペラルゴン酸第二鉄、ラウリン酸第二鉄等の脂肪
酸第二鉄塩と、チオセシルカルバミドやイソチオセシル
カルバミド誘導体との組合せ。 (コ)カプロン酸鉛、ペラルゴン酸鉛、ベヘン酸鉛等の
有機酸鉛塩と、エチレンチオ尿素、N−ドデシルチオ尿
素等のチオ尿素誘導体との組合せ。
【0035】(サ)ステアリン酸第二鉄、ステアリン酸
銅等の高級脂肪族重金属塩とジアルキルジチオカルバミ
ン酸亜鉛との組合せ。 (シ)レゾルシンとニトロソ化合物との組合せのような
オキサジン染料を形成するもの。 (ス)ホルマザン化合物と還元剤および/または金属塩
との組合せ。 (セ)保護された色素(又はロイコ色素)プレカーサと
脱保護剤との組合せ。 (ソ)酸化型発色剤と酸化剤との組合せ。 (タ)フタロニトリル類とジイミノイソインドリン類と
の組合せ。(フタロシアニンが生成する組合せ。) (チ)イソシアナート類とジイミノイソインドリン類と
の組合せ(着色顔料が生成する組合せ)。 (ツ)顔料プレカーサーと酸または塩基との組合せ(顔
料が形成する組合せ)。
【0036】上記発色成分としては、(ア)電子供与性
染料前駆体と電子受容性化合物との組合せ、および
(イ)ジアゾ化合物とカップリング成分との組合せが好
ましい。
【0037】〔電子供与性染料前駆体〕上記(ア)の組
み合わせに用いられる電子供与性染料前駆体としては、
フタリド系化合物、フルオラン系化合物、フェノチアジ
ン系化合物、インドリルフタリド系化合物、ロイコオー
ラミン系化合物、ローダミンラクタム系化合物、トリフ
ェニルメタン系化合物、トリアゼン系化合物、スピロピ
ラン系化合物、ピリジン系、ピラジン系化合物、フルオ
レン系化合物等の各種化合物を挙げることができる。
【0038】上記フタリド系化合物としては、例えば、
米国再発行特許第23,024号明細書、米国特許第
3,491,111号明細書、同第3,491,112
号明細書、同第3,491,116号明細書および同第
3,509,174号明細書に記載の化合物が挙げら
れ、具体的には、3,3−ビス(p−ジメチルアミノフ
ェニル)−6−ジメチルアミノフタリド、3,3−ビス
(p−ジメチルアミノフェニル)フタリド、3−(p−
ジメチルアミノフェニル)−3−(1,3−ジメチルイ
ンドール−3−イル)フタリド、3−(p−ジメチルア
ミノフェニル)−3−(2−メチルインドール−3−イ
ル)フタリド等が挙げられる。
【0039】上記フルオラン系化合物としては、例え
ば、米国特許第3,624,107号明細書、同第3,
627,787号明細書、同第3,641,011号明
細書、同第3,462,828号明細書、同第3,68
1,390号明細書、同第3,920,510号明細
書、同第3959,571号明細書に記載の化合物が挙
げられ、具体的には、2−(ジペンジルアミノ)フルオ
ラン、2−アニリノ−3−メチル−6−ジエチルアミノ
フルオラン、2−アニリノ−3−メチル−6−ジブチル
アミノフルオラン、2−アニリノ−3−メチル−6−N
−エチル−N−イソアミルアミノフルオラン、2−アニ
リノ−3−メチル−6−N−メチル−N−シクロヘキシ
ルアミノフルオラン、2−アニリノ−3−クロル−6−
ジエチルアミノフルオラン、2−アニリノ−3−メチル
−6−N−エチル−N−イソプチルアミノフルオラン、
2−アニリノ−6−ジブチルアミノフルオラン、2−ア
ニリノ−3−メチル−6−N−メチル−N−テトラヒド
ロフルフリルアミノフルオラン、2−アニリノ−3−メ
チル−6−ビペリジノアミノフルオラン、2−(o−ク
ロロアニリノ)−6−ジエチルアミノフルオラン、2−
(3,4−ジクロルアニリノ)−6−ジエチルアミノフ
ルオラン等が挙げられる。
【0040】上記チアジン系化合物としては、例えば、
ベンゾイルロイコンメチレンブルー、p−ニトロベンジ
ルロイコメチレンブルー等が挙げられる。
【0041】上記ロイコオーラミン系化合物としては、
例えば、4,4’−ビス−ジメチルアミノベンズヒドリ
ンベンジルエーテル、N−ハロフェニル−ロイコオーラ
ミン、N−2,4,5−トリクロロフェニルロイコオー
ラミン等が挙げられる。
【0042】上記ローダミンラクタム系化合物として
は、ローダミン−B−アニリノラクタム、ローダミン−
(p−ニトリノ)ラクタム等が挙げられる。
【0043】上記スピロピラン系化合物としては、例え
ば、米国特許第3,971,808号明細書に記載の化
合物が挙げられ、具体的には、3−メチル−スピロ−ジ
ナフトピラン、3−エチル−スピロ−ジナフトピラン
3,3’−ジクロロ−スピロ−ジナフトピラン、3−ベ
ンジルスピロ−ジナフトピラン、3−メチル−ナフト−
(3−メトキシ−ベンゾ)スピロピラン、3−プロピル
−スピロ−ジベンゾピラン等が挙げられる。
【0044】上記ピリジン系、および上記ピラジン系化
合物類としては、例えば、米国特許第3,775,42
4号明細書、同第3,853,869号明細書、同第
4,246,318号明細書に記載の化合物が挙げられ
る。
【0045】上記フルオレン系化合物としては、例え
ば、特願昭61−240989号明細書等に記載の化合
物が挙げられる。
【0046】シアン、マゼンタ、イエローを発色する色
素前駆体としては、米国特許第4,800,149号明
細書等に記載の各色素前駆体を使用することができる。
さらに、イエロー発色色素用電子供与性染料前駆体とし
ては、米国特許第4,800,148号明細書等に記載
の染料前駆体も使用することができ、シアン発色色素用
電子供与性染料前駆体としては、特開平63−5354
2号公報等に記載の染料前駆体も使用することができ
る。
【0047】〔電子受容性化合物〕上記(ア)の組み合
わせに用いられる電子受容性化合物としては、フェノー
ル誘導体、サリチル酸誘導体、芳香族カルボン酸の金属
塩、酸性白土、ペントナイト、ノボラック樹脂、金属処
理ノボラック樹脂、金属錯体等の従来公知の電子受容性
化合物が挙げられる。具体的には、特公昭40−930
9号公報、特公昭45−14039号公報、特開昭52
−140483号公報、特開昭48−51510号公
報、特開昭57−210886号公報、特開昭58−8
7089号公報、特開昭59−11286号公報、特開
昭60−176795号公報、特開昭61−95988
号公報等に記載されている。
【0048】上記のうち、例えば、フェノール誘導体と
しては、2,2’−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プ
ロパン、4−t−ブチルフェノール、4−フェニルフェ
ノール、4−ヒドロキシジフェノキシド、1,1’−ビ
ス(3−クロロ−4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキ
サン、1,1’−ビス(4−ヒドロキシフェニル)シク
ロヘキサン、1,1’−ビス(3−クロロ−4−ヒドロ
キシフェニル)−2−エチルブタン、4,4’−sec
−イソオクチリデンジフェノール、4,4’−sec−
ブチリデンジフェノール、4−tert−オクチルフェ
ノール、4−p−メチルフェニルフェノール、4,4’
−メチルシクロヘキシリデンフェノール、4,4’−イ
ソペンチリデンフェノール、p−ヒドロキシ安息香酸ベ
ンジル等を挙げることができる。
【0049】上記サリチル酸誘導体としては、4−ペン
タデシルサリチル酸、3,5−ジ(α−メチルベンジ
ル)サリチル酸、3,5−ジ(tert−オクチル)サ
リチル酸、5−オクタデシルサリチル酸、5−α−(p
−α−メチルベンジルフェニル)エチルサリチル酸、3
−α−メチルベンジル−5−tert−オクチルサリチ
ル酸、5−テトラデシルサリチル酸、4−ヘキシルオキ
シサリチル酸、4−シクロヘキシルオキシサリチル酸、
4−デシルオキシサリチル酸、4−ドデシルオキシサリ
チル酸、4−ペンタデシルオキシサリチル酸、4−オク
タデシルオキシサリチル酸等、及びこれらの亜鉛、アル
ミニウム、カルシウム、銅、鉛塩等を挙げることができ
る。
【0050】発色成分として、電子供与性染料前駆体と
電子受容性化合物との組み合わせを使用する場合、上記
電子供与性染料前駆体は、記録層中に0.1〜5g/m
2含有させることが好ましく、0.1〜1g/m2含有さ
せることがさらに好ましい。また、上記電子受容性化合
物は、使用する電子供与性無色染料1質量部に対して、
0.5〜20質量部使用することが好ましく、3〜10
質量部使用することがさらに好ましい。0.5質量部未
満では、十分な発色濃度を得ることができず、20質量
部を超えると、感度が低下したり、塗布適性が劣化する
ことになり好ましくない。
【0051】〔ジアゾ化合物〕上記(イ)の組み合わせ
に使用可能なジアゾ化合物としては、下記式で表される
化合物を用いるのが好ましい。 Ar−N2 +・Y- 上記式中、Arは芳香族環基を表し、Y-は酸アニオン
を表す。
【0052】上記式において、Arは、置換または無置
換のアリール基を表す。置換基としては、アルキル基、
アルコキシ基、アルキルチオ基、アリール基、アリール
オキシ基、アリールチオ基、アシル基、アルコキシカル
ボニル基、カルバモイル基、カルボアミド基、スルホニ
ル基、スルファモイル基、スルホンアミド基、ウレイド
基、ハロゲン基、アミノ基、ヘテロ環基、等が挙げら
れ、これら置換基は、更に置換されていてもよい。
【0053】また、上記アリール基としては、炭素原子
数6〜30のアリール基が好ましく、例えば、フェニル
基、2−メチルフェニル基、2−クロロフェニル基、2
−メトキシフェニル基、2−ブトキシフェニル基、2−
(2−エチルヘキシルオキシ)フェニル基、2−オクチ
ルオキシフェニル基、3−(2,4−ジ−t−ペンチル
フェノキシエトキシ)フェニル基、4−クロロフェニル
基、2,5−ジクロロフェニル基、2,4,6−トリメ
チルフェニル基、3−クロロフェニル基、3−メチルフ
ェニル基、3−メトキシフェニル基、3−ブトキシフェ
ニル基、3−シアノフェニル基、3−(2−エチルヘキ
シルオキシ)フェニル基、3,4−ジクロロフェニル
基、3,5−ジクロロフェニル基、3,4−ジメトキシ
フェニル基、
【0054】3−(ジブチルアミノカルボニルメトキ
シ)フェニル基、4−シアノフェニル基、4−メチルフ
ェニル基、4−メトキシフェニル基、4−ブトキシフェ
ニル基、4−(2−エチルヘキシルオキシ)フェニル
基、4−ベンジルフェニル基、4−アミノスルホニルフ
ェニル基、4−N,N−ジブチルアミノスルホニルフェ
ニル基、4−エトキシカルボニルフェニル基、4−(2
−エチルヘキシルカルボニル)フェニル基、4−フルオ
ロフェニル基、3−アセチルフェニル基、2−アセチル
アミノフェニル基、4−(4−クロロフェニルチオ)フ
ェニル基、4−(4−メチルフェニル)チオ−2,5−
ブトキシフェニル基、4−(N−ベンジル−N−メチル
アミノ)−2−ドデシルオキシカルボニルフェニル基、
等が挙げられる。また、これらの基は、さらに、アルキ
ルオキシ基、アルキルチオ基、置換フェニル基、シアノ
基、置換アミノ基、ハロゲン原子、ヘテロ環基等により
置換されていてもよい。
【0055】上記発色成分として好適に使用し得るジア
ゾ化合物としては、特開平07−276808号公報の
第44段落欄〜第49段落欄に例示されるジアゾ化合物
が挙げられる。
【0056】上記ジアゾ化合物の最大吸収波長λ
maxは、450nm以下であるのが好ましく、290〜
440nmであるのがさらに好ましい。また、ジアゾ化
合物は、炭素原子数が12以上で、水に対する溶解度が
1%以下で、かつ酢酸エチルに対する溶解度が5%以上
であることが望ましい。なお、本発明において、ジアゾ
化合物は、単独で用いてもよいし、さらに色相調整等の
目的に応じて、2種以上を併用することもできる。
【0057】〔カプラー化合物〕上記(イ)の組み合わ
せに用いられるカプラー化合物は、塩基性雰囲気および
/または中性雰囲気で組み合わせて用いられるジアゾ化
合物とカップリングして色素を形成するものであり、色
相調整等種々目的に応じて、複数種を併用することが可
能である。上記カプラー化合物としては、カルボニル基
の隣にメチレン基を有するいわゆる活性メチレン化合
物、フェノール誘導体、ナフトール誘導体等のカプラー
を用いるのが好ましい。具体的には、レゾルシン、フロ
ログルシン、2,3−ジヒドロキシナフタレン、2,3
−ジヒドロキシナフタレン−6−スルホン酸ナトリウ
ム、1−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸モルホリノプロピ
ルアミド、2−ヒドロキシ−3−ナフタレンスルホン酸
ナトリウム、2−ヒドロキシ−3−ナフタレンスルホン
酸アニリド、2−ヒドロキシ−3−ナフタレンスルホン
酸モルホリノプロピルアミド、2−ヒドロキシ−3−ナ
フタレンスルホン酸−2−エチルヘキシルオキシプロピ
ルアミド、2−ヒドロキシ−3−ナフタレンスルホン酸
−2−エチルヘキシルアミド、5−アセトアミド−1−
ナフトール、
【0058】1−ヒドロキシ−8−アセトアミドナフタ
レン−3,6−ジスルホン酸ナトリウム、1−ヒドロキ
シ−8−アセトアミドナフタレン−3,6−ジスルホン
酸ジアニリド、1,5−ジヒドロキシナフタレン、2−
ヒドロキシ−3−ナフトエ酸モルホリノプロピルアミ
ド、2−ヒドロキシ−3−ナフトエ酸オクチルアミド、
2−ヒドロキシ−3−ナフトエ酸アニリド、5,5−ジ
メチル−1,3−シクロヘキサンジオン、1,3−シク
ロペンタンジオン、5−(2−n−テトラデシルオキシ
フェニル)−1,3−シクロヘキサンジオン、5−フェ
ニル−4−メトキシカルボニル−1,3−シクロヘキサ
ンジオン、5−(2,5−ジ−n−オクチルオキシフェ
ニル)−1,3−シクロヘキサンジオン、N,N’−ジ
シクロヘキシルバルビツール酸、N,N’−ジ−n−ド
デシルバルビツール酸、
【0059】N−n−オクチル−N’−n−オクタデシ
ルバルビツール酸、N−フェニル−N’−(2,5−ジ
−n−オクチルオキシフェニル)バルビツール酸、N,
N’−ビス(オクタデシルオキシカルボニルメチル)バ
ルビツール酸、1−フェニル−3−メチル−5−ピラゾ
ロン、1−(2,4,6−トリクロロフェニル)−3−
アニリノ−5−ピラゾロン、1−(2,4,6−トリク
ロロフェニル)−3−ベンズアミド−5−ピラゾロン、
6−ヒドロキシ−4−メチル−3−シアノ−1−(2−
エチルヘキシル)−2−ピリドン、2,4−ビス−(ベ
ンゾイルアセトアミド)トルエン、1,3−ビス−(ピ
バロイルアセトアミドメチル)ベンゼン、ベンゾイルア
セトニトリル、テノイルアセトニトリル、アセトアセト
アニリド、ベンゾイルアセトアニリド、ピバロイルアセ
トアニリド、2−クロロ−5−(N−n−ブチルスルフ
ァモイル)−1−ピバロイルアセトアミドベンゼン、1
−(2−エチルヘキシルオキシプロピル)−3−シアノ
−4−メチル−6−ヒドロキシ−1,2−ジヒドロピリ
ジン−2−オン、1−(ドデシルオキシプロピル)−3
−アセチル−4−メチル−6−ヒドロキシ−1,2−ジ
ヒドロピリジン−2−オン、1−(4−n−オクチルオ
キシフェニル)−3−tert−ブチル−5−アミノピ
ラゾール等が挙げられる。
【0060】上記カプラー化合物の詳細は、特開平4−
201483号公報、特開平7−223367号公報、
特開平7−223368号公報、特開平7−32366
0号公報、特開平5−278608号公報、特開平5−
297024号公報、特開平6−18669号公報、特
開平6−18670号公報、特開平7−316280号
公報、特開平9−216468号公報、特開平9−21
6469号公報、特開平9−319025号公報、特開
平10−035113号公報、特開平10−19380
1号公報、特開平10−264532号公報等に記載さ
れたものも参照できる。
【0061】上記発色成分としてジアゾ化合物とカプラ
ー化合物との組み合わせを使用する場合、上記ジアゾ化
合物は、記録層中に0.02〜5.0g/m2含有させ
ることが好ましく、0.05〜3.0g/m2含有させ
ることがさらに好ましい。上記含有量が、0.02g/
2 未満では、十分な発色濃度を得ることができず、
5.0g/m2 を超えると、塗布液の塗布適性が劣化す
るため好ましくない。また、上記カプラー化合物は、ジ
アゾ化合物1質量部に対し、0.5〜20質量部用いる
ことが好ましく、1〜10質量部用いることがさらに好
ましい。0.5質量部未満では、十分な発色性を得るこ
とができず、20質量部を超えると、塗布適性が劣化す
ることになり好ましくない。
【0062】上記カプラー化合物(所望により添加され
るその他の成分とともに)は、水溶性高分子を添加し
て、サンドミル等により固体分散して用いることもでき
るが、適当な乳化助剤とともに乳化し、乳化物として用
いることもできる。ここで、固体分散または乳化する方
法としては、特に限定されるものではなく、従来公知の
方法を利用することができる。これらの方法の詳細につ
いては、特開昭59−190886号公報、特開平2−
141279号公報、特開平7−17145号公報に記
載されている。
【0063】−有機塩基− ジアゾ化合物とカプラーとのカップリング反応を促進す
る目的で、第3級アミン類、ピペリジン類、ピペラジン
類、アミジン類、フォルムアミジン類、ピリジン類、グ
アニジン類、モルホリン類等の有機塩基を用いることが
好ましい。これらの有機塩基としては、例えば、N,
N’−ビス(3−フェノキシ−2−ヒドロキシプロピ
ル)ピペラジン、N,N’−ビス〔3−(p−メチルフ
ェノキシ)−2−ヒドロキシプロピル〕ピペラジン、
N,N’−ビス〔3−(p−メトキシフェノキシ)−2
−ヒドロキシプロピル〕ピペラジン、N,N’−ビス
(3−フェニルチオ−2−ヒドロキシプロピル)ピペラ
ジン、N,N’−ビス〔3−(β−ナフトキシ)−2−
ヒドロキシプロピル〕ピペラジン、N−3−(β−ナフ
トキシ)−2−ヒドロキシプロピル−N’−メチルピペ
ラジン、
【0064】1,4−ビス{〔3−(N−メチルピペラ
ジノ)−2−ヒドロキシ〕プロピルオキシ}ベンゼンな
どのピペラジン類、N−〔3−(β−ナフトキシ)−2
−ヒドロキシ〕プロピルモルホリン、1,4−ビス
〔(3−モルホリノ−2−ヒドロキシ)プロピルオキ
シ〕ベンゼン、1,3−ビス〔(3−モルホリノ−2−
ヒドロキシ)プロピルオキシ〕ベンゼンなどのモルホリ
ン類、N−(3−フェノキシ−2−ヒドロキシプロピ
ル)ピペリジン、N−ドデシルピペリジンなどのピペリ
ジン類、トリフェニルグアニジン、トリシクロヘキシル
グアニジン、ジシクロヘキシルフェニルグアニジン、4
−ヒドロキシ安息香酸2−N−メチル−N−ベンジルア
ミノエチルエステル、4−ヒドロキシ安息香酸2−N,
N−ジ−n−ブチルアミノエチルエステル、4−(3−
N,N−ジブチルアミノプロポキシ)ベンゼンスルホン
アミド、4−(2−N,N−ジブチルアミノエトキシカ
ルボニル)フェノキシ酢酸アミド等が挙げられる。これ
らの有機塩基は、単独で用いてよいし、2種以上併用し
て用いてもよい。
【0065】上述した有機塩基は、特開昭57−123
086号公報、特開昭60−49991号公報、特開昭
60−94381号公報、特願平7−228731号公
報、特願平7−235157号公報、特願平7−235
158号公報等に記載されている。
【0066】上記有機塩基の使用量は、特に限定される
ものではないが、ジアゾ化合物1モルに対して、1〜3
0モルの範囲で使用することが好ましい。
【0067】−発色助剤− さらに、発色反応を促進させる目的で、発色助剤を加え
ることもできる。上記発色助剤としては、フェノール誘
導体、ナフトール誘導体、アルコキシ置換ベンゼン類、
アルコキシ置換ナフタレン類、ヒドロキシ化合物、カル
ボン酸アミド化合物、スルホンアミド化合物等が挙げら
れる。
【0068】〔バインダー〕上記記録層は、上記発色成
分とともにバインダーを含有していてもよい。上記バイ
ンダーとしては、水溶性のものが一般的であり、ポリビ
ニルアルコール、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロ
キシプロピルセルロース、エチレン−無水マレイン酸共
重合体、スチレン−無水マレイン酸共重合体、イソブチ
レン−無水マレイン酸共重合体、ポリアクリル酸、デン
プン誘導体カゼイン、ゼラチン等が挙げられる。また、
これらのバインダーに耐水性を付与する目的で耐水化剤
(ゲル化剤、架橋剤)を加えたり、疎水性ポリマーのエ
マルション、具体的には、スチレン−ブタジエンゴムラ
テツクス、アクリル樹脂エマルション等を加えることも
できる。尚、バインダーは記録層中に乾燥質量で10〜
30質量%で含有させるのが好ましい。
【0069】〔その他〕上記記録層には、更に消泡剤、
螢光染料、着色染料、無機顔料、ワックス類、高級脂肪
酸アミド、金属石ケン、紫外線吸収剤、酸化防止剤、ラ
テックス系バインダー等を必要に応じて添加させること
ができる。また、感熱記録材料、感圧記録材料に使用さ
れている各種添加剤を、記録層あるいはその他の層に含
有させることも有効である。上記各種添加剤について
は、特開昭60−125470号公報、特開昭60−1
25471号公報、特開昭60−125472号公報、
特開昭60−287485号公報、特開昭60−287
486号公報、特開昭60−287487号公報、特開
昭62−146680号公報、特開昭60−28748
8号公報、特開昭62−282885号公報、特開昭6
3−89877号公報、特開昭63−88380号公
報、特開昭63−088381号公報、特開平01−2
39282号公報、特開平04−291685号公報、
特開平04−291684号公報、特開平05−188
687号公報、特開平05−188686号公報、特開
平05−110490号公報、特開平05−11084
37号公報、特開平05−170361号公報、特開昭
63−203372号公報、特開昭63−224989
号公報、特開昭63−267594号公報、特開昭63
−182484号公報、特開昭60−107384号公
報、特開昭60−107383号公報、特開昭61−1
60287号公報、特開昭61−185483号公報、
特開昭61−211079号公報、特開昭63−251
282号公報、特開昭63−051174号公報、特公
昭48−043294号公報、特公昭48−03321
2号公報等に記載の化合物が挙げられる。
【0070】〔マイクロカプセル〕記録層が熱および/
または圧力の供与によって発色するためには、上記発色
成分の発色反応に熱応答性および/または圧力応答性を
付与するのが好ましい。例えば、発色成分の一方を熱応
答性および/または圧応答性のマクロカプセルに内包す
ることによって、発色反応を熱応答性および/または圧
応答性にすることができる。発色成分をマイクロカプセ
ル化する方法としては、従来公知の方法を用いることが
できる。例えば、米国特許第2800457号明細書、
同28000458号明細書に記載の親水性壁形成材料
のコアセルベーションを利用した方法、米国特許第32
87154号明細書、英国特許第990443号明細
書、特公昭38−19574号公報、同42−446号
公報、同42−771号公報等に記載の界面重合法、米
国特許第3418250号明細書、同3660304号
明細書に記載のポリマー析出による方法、米国特許第3
796669号明細書に記載のイソシアネートポリオー
ル壁材料を用いる方法、米国特許第3914511号明
細書に記載のイソシアネート壁材料を用いる方法、米国
特許第4001140号明細書、同4087376号明
細書、同4089802号明細書に記載の尿素−ホルム
アルデヒド系、尿素ホルムアルデヒド−レゾルシノール
系壁形成材料を用いる方法、米国特許第4025455
号明細書に記載のメラミン−ホルムアルデヒド樹脂、ヒ
ドロキシブロビルセルロース等の壁形成材料を用いる方
法、特公昭36−9168号公報、特開昭51−907
9号公報に記載のモノマーの重合によるin situ
法、英国特許第952807号明細書、同965074
号明細書に記載の電解分散冷却法、米国特許第3111
407号明細書、英国特許第930422号明細書に記
載のスプレードライング法等が挙げられる。
【0071】上記発色成分をマイクロカプセル化する方
法としては、一方の発色成分(上記(ア)の組み合わせ
では電子供与性染料前駆体、上記(イ)の組み合わせで
はジアゾ化合物)をカプセルの芯となる疎水性の有機溶
媒に溶解または分散させ調製した油相を、水溶性高分子
を溶解した水相と混合し、ホモジナイザー等の手段によ
り乳化分散した後、加温することによってその油滴界面
で高分子形成反応を起こし、高分子物質のマイクロカプ
セル壁を形成させる界面重合法を採用することが好まし
い。この方法によれば、短時間内に均一な粒径のカプセ
ルを形成することができ、生保存性にすぐれた記録材料
とすることができる。
【0072】高分子を形成するリアクタントは、油滴内
部および/または油滴外部に添加される。高分子物質の
具体例としては、ポリウレタン、ポリウレア、ポリアミ
ド、ポリエステル、ポリカーボネート、尿素−ホルムア
ルデヒド樹脂、メラミン樹脂、ポリスチレン、スチレン
メタクリレート共重合体、スチレン−アクリレート共重
合体等が挙げられる。中でも、ポリウレタン、ポリウレ
ア、ポリアミド、ポリエステル、ポリカーボネートが好
ましく、ポリウレタン、ポリウレアが特に好ましい。上
記の高分子物質は、2種以上併用して用いることもでき
る。
【0073】上記水溶性高分子としては、例えば、ゼラ
チン、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコール等
が挙げられる。例えば、ポリウレタンをカプセル壁材と
して用いる場合には、多価イソシアネートおよびそれと
反応してカプセル壁を形成する第2物質(例えば、ポリ
オール、ポリアミン)を水溶性高分子水溶液(水相)ま
たはカプセル化すべき油性媒体(油相)中に混合し、こ
れらを乳化分散した後、加温することにより油滴界面で
高分子形成反応が生じ、マイクロカプセル壁を形成する
ことができる。尚、マイクロカプセルの粒径は0.1〜
1.0μmが好ましく、さらに好ましくは0.2〜0.
7μmである。
【0074】また、発色反応に熱応答性を付与する他の
方法としては、上記発色成分の一方(例えば、(ア)の
組み合わせでは受容性化合物、(イ)の組み合わせでは
カプラー化合物、以下「顕色剤」という場合がある)
に、低融点の熱可融性物質を混合し、共融物として記録
層中に添加する方法や、低融点化合物が顕色剤粒子の表
面に融着している状態として記録層に添加する方法が挙
げられる。上記低融点化合物として使用される材料とし
ては、ワックス類が挙げられ、ワックス類としては、パ
ラフインワックス、カルナバワックス、マイクロクリス
タリンワックス、ポリエチレンワックスの他高級脂肪酸
アミド例えば、ステアリン酸アミド、エチレンビスステ
アロアミド、高級脂肪酸エステル等が挙げられる。
【0075】〔形成方法〕上記記録層は、上記発色成
分、および所望により添加されるバインダー等のその他
の成分を溶解および/または分散してなる塗布液を、樹
脂皮膜層上に塗布し、乾燥することによって形成するこ
とができる。上記塗布液の塗布方法としては、ブレード
塗布法、エアナイフ塗布法、グラビア塗布法、ロールコ
ーテイング塗布法、スプレー塗布法、ディップ塗布法、
バー塗布法、エクストルージョン塗布法等の従来公知の
塗布方法が利用可能である。なお、記録層を形成する塗
布液の塗布量は限定されるものではないが、通常、乾燥
質量で3〜15g/m2が好ましく、4〜10g/m2
さらに好ましい。
【0076】本発明の記録材料には、所望によって、2
つの記録層間に中間層、記録層上に保護層および紫外線
(光透過率)調整層を設けることもできる。各層に含有
される材料、および各層の配置の例については、特開平
11−34495号公報の第39欄〜第60欄に記載の
材料や配置例が本発明の記録材料にも適用できる。ま
た、本発明の記録材料には、所望によって、支持体と記
録層との間に、支持体の変形を防止してブリスターの発
生を抑制する、例えば硬化剤等を含有した樹脂被膜層を
設けてもよい。
【0077】
〔実施例1〕
《記録材料の作製》 (下塗り層の形成)
【0078】〔下塗り層用塗布液の調製〕まず、ポリビ
ニルアルコール(部分けん化PVA、けん化度:87〜
89mol%、重合度:1000、商品名PVA−21
0、クラレ(株)社製)を20部、水80部を加え、9
0℃で攪拌溶解し、PVA溶液を得た。
【0079】別途、水膨潤性合成雲母(アスペクト比:
1000、商品名ソマシフME100、コープケミカル
社製)8部と水92部とを混合した後、ビスコミルで湿
式分散し、平均粒子径2.0μmの雲母分散液を得た。
この分散液に雲母濃度が5%となるように水を加え、均
一に混合して雲母分散液を得た。
【0080】ついで、上述の90℃の20%PVA溶液
100部に水10部およびメタノール510部(水/メ
タノール=60/40)を加え、40℃で十分攪拌混合
した後、上記5%雲母分散液を267部加え、十分攪拌
混合し、1.66%の界面活性剤4.8部を加えた。つ
いで、液温度を35℃〜40℃に保ち、硬膜剤を0.2
部加え、水/メタノールの比率が40/60の下塗り層
用塗布液(3.8%)を得た。
【0081】得られた下塗り層用塗布液をPVA塗布量
が0.75g/m2となるように調整しながら、上質紙
の両面にポリエステルフイルムをラミネートした印画紙
用支持体上に塗布し、下塗り層を設けた。その際、上記
水膨潤性合成雲母の塗布量は0.5g/m2であり、上
記PVAと上記雲母との質量比率は1.5であった。
【0082】(記録層の形成) 〔記録層用塗布液Aの調製〕 −電子供与性染料前駆体カプセル液の調製− 電子供与性染料前駆体としてクリスタルバイオレットラ
クトン3.0部を酢酸エチル20部に溶解し、さらに高
沸点溶媒であるアルキルナフタレンを20部添加し、加
熱して均一に混合した。カプセル壁剤として、キシリレ
ンジイソシアナート/トリメチロールプロパン付加物2
0部をこの溶液にさらに添加し、均一に攪拌し、電子供
与性染料前駆体溶液を得た。別途、ゼラチンの6%水溶
液54部を用意し、上記電子供与性染料前駆体溶液を添
加し、ホモジナイザーにて乳化分散した。得られた乳化
液に水68部を加え均一化した後、攪拌しながら50℃
に昇温し3時間カプセル化反応を行わせ目的の電子供与
性染料前駆体カプセル液を得た。カプセルの平均粒子径
は1.6μmであった。
【0083】−電子受容性化合物分散液の調製− 電子受容性化合物としてビスフェノールA30部をゼラ
チン4%水溶液150部中に加えてボールミルにて24
時間分散して、電子受容性化合物分散液を調製した。分
散液中の電子受容性化合物の平均粒子径は1.2μmで
あった。
【0084】−塗液の調製− ついで、上記電子供与性染料前駆体カプセル液および上
記電子受容性化合物分散液を、電子供与性染料前駆体/
電子受容性化合物の比率がl/2となるように混合し、
目的の記録層用塗布液Aを調製した。
【0085】〔記録層用塗布液Bの調製〕 −ジアゾニウム塩化合物カプセル液bの調製− ジアゾニウム塩化合物として4−(N−(2−(2,4
−ジ−tert−アミルフェノキシ)ブチリル)ピペラ
ジノベンゼンジアゾニウムヘキサフルオロフォスフェー
ト2.0部を、酢酸エチル20部に溶解し、さらに高佛
点溶媒であるアルキルナフタレンを20部添加し、加熱
して均一に混合した。カプセル壁剤として、キシリレン
ジイソシアナート/トリメチロールプロパン付加物15
部をこの溶液に更に添加し、均一に攪拌し、ジアゾニウ
ム塩化合物溶液を得た。別途、ゼラチンの6%水溶液5
4部を用意し、上記ジアゾニウム塩化合物溶液を添加
し、ホモジナイザーにて乳化分散した。得られた乳化液
に水68部を加え均一化した後、攪拌しながら40℃に
昇温し、3時間カプセル化反応を行わせ目的のジアゾニ
ウム塩化合物カプセル液bを得た。カプセルの平均粒径
は1.1μmであった。
【0086】−カプラー乳化液bの調製− カプラーとして1−(2’−オクチルフェニル)−3−
メチル−5−ピラゾロンを2部、1,2,3−トリフェ
ニルグアニジン2部、1,1−(p−ヒドロキシフェニ
ル)−2−エチルヘキサン2部、4,4’−(p−フェ
ニレンジイソプロピリデン)ジフェノール4部、2−エ
チルヘキシル−4−ヒドロキシベンゾエート4部、トリ
クレジルホスフェート0.3部、マレイン酸ジエチル
0.1部、70%ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウ
ムメタノール溶液1部を酢酸エチル10部中に溶解し、
この溶液を8%ゼラチン水溶液80部に添加しホモジナ
イザーで10分間乳化した後、酢酸エチルを除去して目
的のカプラー乳化液bを得た。
【0087】−塗液の調製− ついで、上記のジアゾニウム塩化合物カプセル液bおよ
び上記カプラー乳化液bをジアゾニウム塩化合物、カプ
ラーの比率が2/3となるように混合し、目的の記録層
用塗布液Bを調製した。
【0088】〔記録層用塗布液Cの調製〕 −ジアゾニウム塩化合物カプセル液cの調製− ジアゾニウム塩化合物として2,5−ジブトキシ−4−
トリルチオベンゼンジアゾニウムヘキサフルオロフォス
フェート3.0部を酢酸エチル20部に溶解し、さらに
高沸点溶媒であるアルキルナフタレンを20部添加し、
加熱して均一に混合した。カプセル壁剤として、キシリ
レンジイソシアナート/トリメチロールプロパン付加物
15部をこの溶液に更に添加し、均一に攪拌し、ジアゾ
ニウム塩化合物溶液得た。別途、ゼラチンの6%水溶液
54部を用意し、上記ジアゾニウム塩化合物溶液を添加
し、ホモジナイザーにて乳化分散した。得られた乳化液
に水68部を加え均一化した後、攪拌しながら40℃に
昇温し、3時間カプセル化反応を行わせ目的のジアゾニ
ウム塩化合物カプセル液cを得た。カプセルの平均粒径
は1.0μmであった。
【0089】−カプラー乳化液cの調製− カプラーとして2−クロロ−5−(3−(2,4−ジ−
tert−ペンチル)フェノキシプロピルアミノ)アセ
トアセトアニリド2部、1,2,3−トリフェニルグア
ニジン2部、1,l−(p−ヒドロキシフェニル)−2
−エチルヘキサン2部、4,4’−(p−フェニレンジ
イソプロピリデン)ジフェノール4部、2−エチルヘキ
シル−4−ヒドロキシベンゾエート4部、トリクレジル
ホスフェート0.3部、マレイン酸ジエチル0.1部、
70%ドテシルベンゼンスルホン酸カルシウムメタノー
ル溶液1部を酢酸エチル10部中に溶解し、この溶液を
8%ゼラチン水溶液80部に添加しホモジナイザーで1
0分間乳化した後、酢酸エチルを除去して目的のカプラ
ー乳化液cを得た。
【0090】−塗液の調製− ついで、上記のジアゾニウム塩化合物カプセル液cおよ
びカプラー乳化液cをジアゾニウム塩化合物/カプラー
の比率が4/5となるように混合し、目的の記録層用塗
布液Cを調製した。
【0091】〔光透過率調整層用塗布液の調製〕 −紫外線吸収剤前駆体カプセル液の調製− 酢酸エチル30部に、紫外線吸収剤前駆体として〔2−
アリル−6−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)
−4−t−オクチルフェニル〕ベンゼンスルホナート1
0部、2,5−ジ−t−オクチル−ハイドロキノン3
部、トリクレジルフォスフェート2部、α−メチルスチ
レンダイマー4部を溶解した。カプセル壁剤として、キ
シリレンジイソシアナート/トリメチロールプロパン付
加物20部をこの溶液にさらに添加し、均一に攪拌し、
紫外線吸収剤前駆体溶液を得た。別途、イタコン酸変性
ポリビニルアルコール8%水溶液200部を用意し、上
記紫外線吸収剤前駆体溶液を添加し、ホモジナイザーに
て乳化分散した。得られた乳化液に水120部を加え均
一化した後、攪拌しながら、40℃に昇温し、3時間カ
プセル化反応を行わせ目的の紫外線吸収剤前駆体カプセ
ル液を得た。カプセルの平均粒子径は0.3μmであっ
た。
【0092】−塗液の調製− 上記紫外線吸収剤前駆体カプセル液100部に、2%
〔4−ノニルフェノキシトリオキシエチレン〕ブチルス
ルホン酸ナトリウム水溶液10部を添加し、光透過率調
整層用塗布液を得た。
【0093】(中間層用塗布液の調製)10%ゼラチン
水溶液100部に、2%(4−ノニルフェノキシトリオ
キシエチレン)ブチルスルホン酸ナトリウム2部を添加
し中間層用塗布液を調製した。
【0094】(保護層用塗布液の調製)5.0%エチレ
ン変性ポリビニルアルコール水溶液61部に、20.5
%ステアリン酸亜鉛分散液(ハイドリンF115、中京
油脂社製)を2.0部添加し、2%(4−ノニルフェノ
キシトリオキシエチレン)ブチルスルホン酸ナトリウム
水溶液8.4部、フッ素系離型剤(ME−313、ダイ
キン社製)8.0部、小麦粉澱粉0.5部を添加し均一
に攪拌し、PVA液を調製した。別途、20%カオグロ
ス(白石工業社製)水溶液12.5部、10%ポリビニ
ルアルコール(PVA105、クラレ(株)社製)1.
25部、2%ドデシルスルホン酸ナトリウム水溶液0.
39部を混合し、ダイノミルにて分散し顔料液を調製し
た。上記PVA液80部に、上記顔料液4.4部を添加
して保護層用塗布液を得た。
【0095】〔記録層の形成〕上記下塗り層を形成した
印画紙用支持体上に、下層から記録層A、中間層、記録
層B、中間層、記録層C、光透過率調整層、保護層の順
に、60m/minの塗布速度で7層同時に連続塗布
し、30℃−30%及び40℃−30%の条件でそれぞ
れ乾燥して多色感熱記録材料を得た。固形分塗布量は記
録層A6.0g/m2、中間層3.0g/m2、記録層B
6.0g/m2、中間層3.0g/m2、記録層C5.0
g/m2、光透過率調整層3.0g/m2、保護層1.5
g/m2となるように塗布した。
【0096】[実施例2]実施例1における下塗り層に
含まれるPVAを、PVA−210からPVA−205
(カチオン性PVA、けん化度:86.5〜89.5m
ol%、重合度:500、クラレ(株)社製)に変更
し、上記PVAと上記水膨潤性合成雲母との質量比率を
20に変更した以外は、実施例1と同様にして感熱記録
材料を作製した。その際、上記PVAの塗布量を2.0
g/m2となるように調整し、上記水膨潤性合成雲母の
塗布量は0.1g/m2であった。
【0097】[実施例3]実施例1における下塗り層に
含まれるPVAを、PVA−210からSMR−10L
(けん化度:35mol%、重合度:240、信越化学
工業(株)社製)に変更し、上記PVAと上記水膨潤性
合成雲母との質量比率を4.0に変更し、下塗り層用塗
布液(5.2%)を得た以外は、実施例1と同様にして
感熱記録材料を作製した。その際、上記PVAの塗布量
を1.0g/m2となるように調整し、上記水膨潤性合
成雲母の塗布量は0.25g/m2であった。
【0098】[実施例4]実施例1における下塗り層に
含まれるPVAを、PVA−210からSMR−10M
(けん化度:65mol%、重合度:240、信越化学
工業(株)社製)に変更し、上記PVAと上記水膨潤性
合成雲母との質量比率を4.0に変更し、下塗層用塗布
液(5.2%)を得た以外は、実施例1と同様にして感
熱記録材料を作製した。その際、上記PVAの塗布量を
1.0g/m2となるように調整し、上記水膨潤性合成
雲母の塗布量は0.25g/m2であった。
【0099】[実施例5]実施例1における下塗り層に
含まれるPVAを、PVA−210からPVAC−50
6(カチオン性PVA、けん化度:74〜80mol
%、重合度:600、クラレ(株)社製)に変更し、上
記PVAと上記水膨潤性合成雲母との質量比率を5.0
に変更し、下塗り層用塗布液(5.5%)を得た以外
は、実施例1と同様にして感熱記録材料を作製した。そ
の際、上記PVAの塗布量を0.75g/m2となるよ
うに調整し、上記水膨潤性合成雲母の塗布量は0.15
g/m2であった。
【0100】[実施例6]実施例5における下塗り層に
含まれるPVAと水膨潤性合成雲母との質量比率を6.
0に変更し、下塗り層用塗布液(5.8%)を得た以外
は、実施例5と同様にして感熱記録材料を作製した。そ
の際、上記PVAの塗布量を1.5g/m 2となるよう
に調整し、上記水膨潤性合成雲母の塗布量は0.25g
/m2であった。
【0101】[比較例1]実施例1における下塗り層用
塗布液を下記の比較例1にかかる下塗り層用塗布液に変
更した以外は、実施例1と同様にして感熱記録材料を作
製した。その際、ゼラチンと水膨潤性合成雲母との質量
比率は、4.0であり、該ゼラチンの塗布量は1.0g
/m2となるように調整した。上記水膨潤性合成雲母の
塗布量は0.25g/m2であった。
【0102】〔比較例1にかかる下塗り層用塗布液の調
製〕まず、ゼラチン(重合度:約10000以上、商品
名:881ゼラチン、新田ゼラチン(株)社製)を40
部、水60部を加え、40℃で攪拌溶解し、ゼラチン溶
液を得た。
【0103】別途、水膨潤性合成雲母(アスペクト比:
1000、商品名ソマシフME100、コープケミカル
社製)8部と水92部とを混合した後、ビスコミルで湿
式分散し、平均粒子径2.0μmの雲母分散液を得た。
この分散液に雲母濃度が5%となるように水を加え、均
一に混合して雲母分散液を得た。
【0104】ついで、上述の40℃の40%のゼラチン
溶液100部に水31部およびメタノール463部を加
え、40℃で十分攪拌混合した後、上記雲母分散液5%
を200部加え、十分攪拌混合し、1.66%の界面活
性剤10部を加えた。ついで、液温度を38℃〜42℃
に保ち、ゼラチン硬膜剤を0.4部加え、比較例1にか
かる下塗り層用塗布液(6.3%)を得た。
【0105】[比較例2]実施例3における下塗り層に
含まれるPVAを、SMR−10LからSMR−8L
(けん化度:10mol%以下、重合度:180、信越
化学工業(株)社製)に変更し、上記PVAと上記水膨
潤性合成雲母との質量比率を4.0に変更した以外は、
実施例3と同様にして感熱記録材料を作製した。その
際、上記PVAの塗布量を1.0g/m2となるように
調整し、上記水膨潤性合成雲母の塗布量は0.25g/
2であった。
【0106】[比較例3]実施例3における下塗り層に
含まれるPVAを、SMR−10LからPVA−105
(けん化度:98〜99mol%、重合度:500、ク
ラレ(株)社製)に変更し、上記PVAと上記水膨潤性
合成雲母との質量比率を4.0に変更した以外は、実施
例3と同様にして感熱記録材料を作製した。その際、上
記PVAの塗布量を1.0g/m2となるように調整
し、上記水膨潤性合成雲母の塗布量は0.25g/m2
であった。
【0107】[比較例4]実施例3における下塗り層に
含まれるPVAを、SMR−10LからPVA−110
(けん化度:98〜99mol%、重合度:1000、
クラレ(株)社製)に変更し、上記PVAと上記水膨潤
性合成雲母との質量比率を4.0に変更した以外は、実
施例3と同様にして感熱記録材料を作製した。その際、
上記PVAの塗布量を1.0g/m2となるように調整
し、上記水膨潤性合成雲母の塗布量は0.25g/m2
であった。
【0108】[比較例5]実施例3における下塗り層に
含まれるPVAを、SMR−10LからPVA−117
(けん化度:98〜99mol%、重合度:1700、
クラレ(株)社製)に変更し、上記PVAと上記水膨潤
性合成雲母との質量比率を4.0に変更した以外は、実
施例3と同様にして感熱記録材料を作製した。その際、
上記PVAの塗布量を1.0g/m2となるように調整
し、上記水膨潤性合成雲母の塗布量は0.25g/m2
であった。
【0109】《評価》 (ブリスター評価)下記表1に示される条件を最高出力
とし、順次出力を下げ、各出力ごとに上記デジタルプリ
ンターを用いて比較サンプル(Thermo−Auto
chrome Paper RA5−G100、富士写
真フイルム(株)社製)に黒ベタを記録した。ついで、
各比較サンプルを切断し、該切断面を目視してブリスタ
ーの発生状態を測定した。最もブリスターの発生が多い
最高出力で記録された比較サンプルの面状レベルを1点
とし、全くブリスターの発生が認められなかった比較サ
ンプルの面状レベルを5点とした。全くブリスターの発
生が認められなかった比較サンプルの一番高い出力と最
高出力との中間における出力で記録された比較サンプル
の面状レベルを適宜2〜4点とした。3点以上の評価が
実用上問題のない面状レベルである。ついで、上述のブ
リスターテストで黒ベタが記録された実施例1〜6およ
び比較例1〜5の記録材料を切断し、該切断面を目視し
てブリスターの発生状態を測定し、上記比較サンプルと
比較して、最もブリスターの発生状態が近い比較サンプ
ルの面状レベルをそれぞれの評価とした。各記録材料の
評価を表2に示す。
【0110】
【表1】
【0111】(下塗り層用塗布用液の溶解性および分散
性の評価)実施例1〜6および比較例1〜5の下塗り層
用塗布液中のPVAまたはゼラチンおよび水膨潤性合成
雲母の溶解性および分散性を次のように評価した。ま
ず、ガラス板に下塗り層用塗布液を数ml滴下し、水膜
状になったところで該分散液中に凝集物や不溶解物があ
るかを測定し、以下の基準にしたがって評価した。各記
録材料の結果を表2に示す <基準> ○:凝集物および不溶解物が全くなかった。 ×:凝集物および不溶解物がみられた。
【0112】
【表2】
【0113】表2から、けん化度が、30mol%〜9
0mol%の範囲にあるPVAを用いた記録材料は、ブ
リスターの発生が抑制されていることがわかった。ま
た、けん化度が10mol以下のPVAを用いた比較例
2については、塗布液の調製時に凝固物が発生したた
め、塗布液を調製することができず、ブリスターの評価
ができなかった。
【0114】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の記録材料
は、支持体と記録層との間に、けん化度が30mol%
〜90mol%のポリビニルアルコールを含有する層を
少なくとも一層有するため、記録時におけるブリスター
の発生を抑制し、画像部の平坦性が良好で、かつ光沢度
が良好な高画質の画像を形成し得る記録材料を提供する
ことができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H026 AA07 CC05 DD17 DD32 DD57 2H085 AA07 CC05 DD01 DD32 FE07 4F100 AA00B AC10B AK21B AK41 AR00C AT00A BA03 BA04 BA05 BA07 BA10A BA10C CA13 CA13C CA18 DE04 DG10 EH46 GB90 HB31 JA07B JB10B JN08 JN21 JN28C YY00B

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体上に熱および/または圧力の供与
    によって発色可能な記録層を有する記録材料であって、
    前記支持体と前記記録層との間に、けん化度が30mo
    l%〜90mol%であるポリビニルアルコールを含有
    する層を少なくとも一層有することを特徴とする記録材
    料。
  2. 【請求項2】 前記ポリビニルアルコールは、重合度が
    1000以下であることを特徴とする請求項1に記載の
    記録材料。
  3. 【請求項3】 前記ポリビニルアルコールは、カチオン
    性ポリビニルアルコールであることを特徴とする請求項
    1または2に記載の記録材料。
  4. 【請求項4】 前記ポリビニルアルコールを含有する層
    は、さらに水膨潤性合成雲母を含有し、前記ポリビニー
    ルアルコール(x)と前記水膨潤性合成雲母(y)との
    質量比率(x/y)が、1.5〜20であることを特徴
    とする請求項1〜3のいずれかに記載の記録材料。
JP2000278056A 2000-09-08 2000-09-13 記録材料 Pending JP2002086917A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000278056A JP2002086917A (ja) 2000-09-13 2000-09-13 記録材料
US09/947,535 US6660689B2 (en) 2000-09-08 2001-09-07 Recording material

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6900159B2 (en) 2002-03-29 2005-05-31 Fuji Photo Film Co., Ltd. Recording material
JP2013180503A (ja) * 2012-03-02 2013-09-12 Nippon Paper Industries Co Ltd 感圧複写紙およびその製造方法

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