JP2002086891A - メッシュ状シートの印刷方法 - Google Patents
メッシュ状シートの印刷方法Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 多数の小孔を穿設したメッシュ状シートに、
インクジェットプリンターを用いて印刷する技術を提供
する。 【解決手段】 メッシュ状シートの印刷する面と反対側
の面(裏面)に、和紙、洋紙、不織布、合成紙、プラス
チックフイルムなどの裏紙を介挿させ、インクジェット
プリンターで印刷する。裏紙は、メッシュ状シートの裏
面に粘着剤で仮止めしてもよい。
インクジェットプリンターを用いて印刷する技術を提供
する。 【解決手段】 メッシュ状シートの印刷する面と反対側
の面(裏面)に、和紙、洋紙、不織布、合成紙、プラス
チックフイルムなどの裏紙を介挿させ、インクジェット
プリンターで印刷する。裏紙は、メッシュ状シートの裏
面に粘着剤で仮止めしてもよい。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、メッシュ状シートを垂
れ幕や横断幕等の広告用幕、看板、スクリーンやフラッ
グ等に使用するために、その表面或いは表裏両面に、文
字や図形、絵等の図柄を表出するための改良された方法
に関する。
れ幕や横断幕等の広告用幕、看板、スクリーンやフラッ
グ等に使用するために、その表面或いは表裏両面に、文
字や図形、絵等の図柄を表出するための改良された方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、樹脂製のメッシュ状シートに図柄
を表出することはあまり行われていない。これは、この
種メッシュ状シートが主として建築工事現場の覆いに用
いられるもので、図柄としては、精々工事会社名や「危
険」、「あぶない」、「安全」等の注意書きに限られて
いたことによる。この場合には、型紙とハンドスプレー
されあればこと足りる。
を表出することはあまり行われていない。これは、この
種メッシュ状シートが主として建築工事現場の覆いに用
いられるもので、図柄としては、精々工事会社名や「危
険」、「あぶない」、「安全」等の注意書きに限られて
いたことによる。この場合には、型紙とハンドスプレー
されあればこと足りる。
【0003】ところで、最近この樹脂製メッシュ状シー
トを広告媒体や美観表現手段等に使用する技術が開発さ
れてきている(例えば、特開平8−190355、特開
平8−263005)。これらの技術を具現化するのに
は、縦型の吹き付け装置が用いられていた。即ち、この
場合用いられている樹脂製のメッシュ状シート3とは、
図6に示すようにネット状(蚊帳状)に製織した芯材3
1に塩化ビニールなどの樹脂32を含浸塗布したもので
あり、かなり厚み(1〜2mm程度)がある。そのた
め、通常の版を用いる印刷機では凸部にインクは乗るが
凹んだメッシュ部内壁部分にはインクが回り込まず、不
完全な印刷しかできないことによる。
トを広告媒体や美観表現手段等に使用する技術が開発さ
れてきている(例えば、特開平8−190355、特開
平8−263005)。これらの技術を具現化するのに
は、縦型の吹き付け装置が用いられていた。即ち、この
場合用いられている樹脂製のメッシュ状シート3とは、
図6に示すようにネット状(蚊帳状)に製織した芯材3
1に塩化ビニールなどの樹脂32を含浸塗布したもので
あり、かなり厚み(1〜2mm程度)がある。そのた
め、通常の版を用いる印刷機では凸部にインクは乗るが
凹んだメッシュ部内壁部分にはインクが回り込まず、不
完全な印刷しかできないことによる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、縦型の吹き
付け装置は、元来建物壁面やシャッターなど広い範囲に
図柄を施すために開発されたもので、コンピュータで制
御はされるが処理速度や模様のきめ細かさがもう一つで
あった。
付け装置は、元来建物壁面やシャッターなど広い範囲に
図柄を施すために開発されたもので、コンピュータで制
御はされるが処理速度や模様のきめ細かさがもう一つで
あった。
【0005】そこで本発明者は、樹脂製のメッシュ状シ
ートの印刷手段(図柄の表出手段)として、最近普及が
著しいインクジェット式の印刷機(プリンター)の利用
に思い至り、種々研究を行なった。
ートの印刷手段(図柄の表出手段)として、最近普及が
著しいインクジェット式の印刷機(プリンター)の利用
に思い至り、種々研究を行なった。
【0006】このインクジェット式プリンターは、前記
縦型の吹き付け装置と異なり小幅もの(精々2〜3m幅
程度)を対象とするが、最近ではインクや機器の性能が
向上して数百〜数千dpiと言う極めて微細な印刷が可
能になり、グラビア印刷と見紛うばかりのものもある。
縦型の吹き付け装置と異なり小幅もの(精々2〜3m幅
程度)を対象とするが、最近ではインクや機器の性能が
向上して数百〜数千dpiと言う極めて微細な印刷が可
能になり、グラビア印刷と見紛うばかりのものもある。
【0007】ところが、インクジェット式プリンターで
メッシュ状シートを印刷すると、図7に示すように、噴
射されたインクの一部がメッシュの目を通過して、プリ
ンターのガイド板(印刷する部分の支持部)を汚染す
る。この場合印刷物は移動するので、汚染された支持部
を通過する際にに印刷物の裏面を汚す。また、ガイド板
には位置センサーなどが組み込まれていることがある
が、この汚染により各種センサーの検出部が隠蔽され、
制御不能に陥れるなどの問題が続発した。これは、イン
クジェット式プリンターがメッシュ状シートのように小
さな孔が開いたシートの存在を全く予想していなかった
ことによる。尚、従来の縦型吹き付け装置では、樹脂製
のメッシュ状シートを空間に支持したり、壁面やコンパ
ネなどに適宜の距離をおいて固定し、或いは裏面側から
ファンで空気を吸い取るなど、いずれも固定された状態
で、正面側から吹き付けを行なっていた。そのため、シ
ートの裏面を汚すことも無かったし、シートの裏側に気
を遣う必要も全くなかった。
メッシュ状シートを印刷すると、図7に示すように、噴
射されたインクの一部がメッシュの目を通過して、プリ
ンターのガイド板(印刷する部分の支持部)を汚染す
る。この場合印刷物は移動するので、汚染された支持部
を通過する際にに印刷物の裏面を汚す。また、ガイド板
には位置センサーなどが組み込まれていることがある
が、この汚染により各種センサーの検出部が隠蔽され、
制御不能に陥れるなどの問題が続発した。これは、イン
クジェット式プリンターがメッシュ状シートのように小
さな孔が開いたシートの存在を全く予想していなかった
ことによる。尚、従来の縦型吹き付け装置では、樹脂製
のメッシュ状シートを空間に支持したり、壁面やコンパ
ネなどに適宜の距離をおいて固定し、或いは裏面側から
ファンで空気を吸い取るなど、いずれも固定された状態
で、正面側から吹き付けを行なっていた。そのため、シ
ートの裏面を汚すことも無かったし、シートの裏側に気
を遣う必要も全くなかった。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者は、印刷機の構
造に変更を加えることなく、印刷対象物であるメッシュ
状シートに手を加えることにより、この問題に対処しょ
うとして種々研究した結果、本発明を完成させたもので
ある。そして、その特徴とするところは、メッシュ状シ
ート印刷面と反対側の面(裏面)に、洋紙、和紙、不織
布、合成紙、プラスチックフイルムなどの裏紙を介挿さ
せるものである。
造に変更を加えることなく、印刷対象物であるメッシュ
状シートに手を加えることにより、この問題に対処しょ
うとして種々研究した結果、本発明を完成させたもので
ある。そして、その特徴とするところは、メッシュ状シ
ート印刷面と反対側の面(裏面)に、洋紙、和紙、不織
布、合成紙、プラスチックフイルムなどの裏紙を介挿さ
せるものである。
【0009】なおここで言う「メッシュ状シート」と
は、前述した樹脂製のもの(ネット状(蚊帳状)に製織
した芯材に塩化ビニールなどの樹脂を含浸塗布した厚手
のもの)に限らず、紙やフイルム、シートなどのシート
体に多数の小孔を穿設した各種の印刷素材も含まれる。
また、メッシュ状ではないが目の粗い布地の場合も、そ
の目の隙間からインクが裏面側に漏れる可能性がある。
そのようなことが生じる目の粗い布地も、本発明のメッ
シュ状シートに含めることができる。尚、メッシュ状シ
ートの表裏面は、図柄を印刷する側を「表面」、その反
対側を「裏面」と呼ぶ。尚、両面に印刷する場合もある
が、その場合には、現に印刷しようとする面を表面とす
る。
は、前述した樹脂製のもの(ネット状(蚊帳状)に製織
した芯材に塩化ビニールなどの樹脂を含浸塗布した厚手
のもの)に限らず、紙やフイルム、シートなどのシート
体に多数の小孔を穿設した各種の印刷素材も含まれる。
また、メッシュ状ではないが目の粗い布地の場合も、そ
の目の隙間からインクが裏面側に漏れる可能性がある。
そのようなことが生じる目の粗い布地も、本発明のメッ
シュ状シートに含めることができる。尚、メッシュ状シ
ートの表裏面は、図柄を印刷する側を「表面」、その反
対側を「裏面」と呼ぶ。尚、両面に印刷する場合もある
が、その場合には、現に印刷しようとする面を表面とす
る。
【0010】また、本発明でメッシュ状シート体とは、
上記メッシュ状シートに裏紙を粘着等により一体化した
ものを言う。
上記メッシュ状シートに裏紙を粘着等により一体化した
ものを言う。
【0011】裏紙は、インクがメッシュ孔を通過するの
を防止できれば何でもよいが、特に水性インクの場合に
は、インクを吸収し易い和紙や不織布がより好ましい。
油性インクの場合には、合成紙やプラスチックフイルム
でもよい。尚、裏紙のメッシュ状シートへの取付は、ず
れが生じないように、粘着剤などで仮止めしておくとよ
い。ずれが生じると、シート裏面や印刷機器を汚染する
ことになり、好ましくない。メッシュ状シートが大きい
幅でしかも長尺物の場合には、裏紙の貼付けも大変な手
間と労力を要する。そこで、このような場合には、自動
巻取り機に類似した構造の裏紙張り付け装置を用いると
効率よく作業が行なえる。メッシュ状シートが紙やフイ
ルムなどの場合、この粘着剤はあまり強力なものを用い
ると剥離時にシートを破損するおそれがあるので、シー
トの種類や強度に合わせて適宜選択するとよい。
を防止できれば何でもよいが、特に水性インクの場合に
は、インクを吸収し易い和紙や不織布がより好ましい。
油性インクの場合には、合成紙やプラスチックフイルム
でもよい。尚、裏紙のメッシュ状シートへの取付は、ず
れが生じないように、粘着剤などで仮止めしておくとよ
い。ずれが生じると、シート裏面や印刷機器を汚染する
ことになり、好ましくない。メッシュ状シートが大きい
幅でしかも長尺物の場合には、裏紙の貼付けも大変な手
間と労力を要する。そこで、このような場合には、自動
巻取り機に類似した構造の裏紙張り付け装置を用いると
効率よく作業が行なえる。メッシュ状シートが紙やフイ
ルムなどの場合、この粘着剤はあまり強力なものを用い
ると剥離時にシートを破損するおそれがあるので、シー
トの種類や強度に合わせて適宜選択するとよい。
【0012】本発明方法は、印刷手段としてインクジェ
ットプリンターを念頭に置いているが、手吹きや従来の
大型の縦型式吹き付け装置の場合にも使用できるもので
ある。例えば、現在のインクジェット式プリンターには
無い色(白色や蛍光色)を、手吹きでマスキングして追
加する場合などにも利用できる。また、樹脂製のメッシ
ュ状シートは元々樹脂に着色してあるので、その上から
に部分的な図柄を印刷するようにしてもよい。このよう
に、部分的に印刷する場合、裏紙は、全面に限らず、そ
の部分のみを裏打ちしてもよい。また、吹き付け装置と
しては、液体インクの代わりに粉体や溶融プラスチック
などを噴射するものも将来開発されれば、使用可能であ
る。インクは、水性でも油性でもよい。
ットプリンターを念頭に置いているが、手吹きや従来の
大型の縦型式吹き付け装置の場合にも使用できるもので
ある。例えば、現在のインクジェット式プリンターには
無い色(白色や蛍光色)を、手吹きでマスキングして追
加する場合などにも利用できる。また、樹脂製のメッシ
ュ状シートは元々樹脂に着色してあるので、その上から
に部分的な図柄を印刷するようにしてもよい。このよう
に、部分的に印刷する場合、裏紙は、全面に限らず、そ
の部分のみを裏打ちしてもよい。また、吹き付け装置と
しては、液体インクの代わりに粉体や溶融プラスチック
などを噴射するものも将来開発されれば、使用可能であ
る。インクは、水性でも油性でもよい。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、本発明方法を図面に基づい
て更に詳細に説明する。
て更に詳細に説明する。
【0014】図1は、本発明方法に使用するインクジェ
ット式プリンターの印刷ゾーン1の一例を示す概略縦段
面図である。この印刷ゾーン1では、印刷ヘッド11が
レール12に沿って横移動し、ノズル13からインク1
4を噴射(或いは吐射)する。印刷素材A(本発明の場
合はメッシュ状シート)は、駆動ローラ15と加圧ロー
ラ16に挟まれてガイド板17上に供給され、ここでイ
ンク14が噴射されて印刷が行なわれる。符号18は、
ガイド板17に組み込まれたセンサ、符号19はガイド
ローラ、符号20は印刷物を支持する支持板、符号21
は印刷物巻取りローラである。印刷物巻取りローラ21
は、使用しなくてもよい。
ット式プリンターの印刷ゾーン1の一例を示す概略縦段
面図である。この印刷ゾーン1では、印刷ヘッド11が
レール12に沿って横移動し、ノズル13からインク1
4を噴射(或いは吐射)する。印刷素材A(本発明の場
合はメッシュ状シート)は、駆動ローラ15と加圧ロー
ラ16に挟まれてガイド板17上に供給され、ここでイ
ンク14が噴射されて印刷が行なわれる。符号18は、
ガイド板17に組み込まれたセンサ、符号19はガイド
ローラ、符号20は印刷物を支持する支持板、符号21
は印刷物巻取りローラである。印刷物巻取りローラ21
は、使用しなくてもよい。
【0015】尚、駆動ローラ15と加圧ローラ16の間
隔は、印刷機の種類によって様々であるが、本発明の対
象となるメッシュ状シートは厚みが1〜2mm程度であ
るので、3mm程度は必要である。この間隔は、加圧ロ
ーラ16の上下動で調整できる。
隔は、印刷機の種類によって様々であるが、本発明の対
象となるメッシュ状シートは厚みが1〜2mm程度であ
るので、3mm程度は必要である。この間隔は、加圧ロ
ーラ16の上下動で調整できる。
【0016】図2は、本発明に使用するメッシュ状シー
ト体2の一例を示す。このメッシュ状シート体2は、樹
脂製のメッシュ状シート3の裏面側3bに、裏紙4を粘
着剤層41で貼付けた状態の一例を示す部分斜視図であ
る。そして、樹脂製のメッシュ状シート3の表面3a
に、前記した印刷ヘッド13からインク14が噴射さ
れ、印刷が行なわれる。尚、この粘着剤層41は粘着力
が弱すぎるとシート3から剥がれ易いが、余りに強すぎ
ると印刷終了後の裏紙4の剥離に手間がかかる。樹脂製
のメッシュ状シート3の樹脂の種類等を勘案して適度な
粘着力のものを選べばよい。また図2のように、粘着剤
層41の代わりに或いは併用して、樹脂製のメッシュ状
シート3と裏紙4を側縁部同士、粘着テープ5を用いて
貼り合わすようにしてもよい。
ト体2の一例を示す。このメッシュ状シート体2は、樹
脂製のメッシュ状シート3の裏面側3bに、裏紙4を粘
着剤層41で貼付けた状態の一例を示す部分斜視図であ
る。そして、樹脂製のメッシュ状シート3の表面3a
に、前記した印刷ヘッド13からインク14が噴射さ
れ、印刷が行なわれる。尚、この粘着剤層41は粘着力
が弱すぎるとシート3から剥がれ易いが、余りに強すぎ
ると印刷終了後の裏紙4の剥離に手間がかかる。樹脂製
のメッシュ状シート3の樹脂の種類等を勘案して適度な
粘着力のものを選べばよい。また図2のように、粘着剤
層41の代わりに或いは併用して、樹脂製のメッシュ状
シート3と裏紙4を側縁部同士、粘着テープ5を用いて
貼り合わすようにしてもよい。
【0017】尚、本例の樹脂製メッシュ状シート3は、
図6において部分拡大して示すように、ネット状(蚊帳
状)に製織したポリエステル繊維製芯材31に、塩化ビ
ニール樹脂32を含浸コートした厚手のものである。ま
た最近では、塩素系樹脂を避ける意味から、オレフイン
やナイロンなどの樹脂でコーテイングしたものも出始め
ている。寸法的な一例を示すと、この繊維製芯材21の
幅は1〜 1.3mmで、樹脂コートしたもののネット孔は
0.5 〜4.0 mm四方程度、コーテイングしたネットの線
条の幅は0.5 〜4.0 mm程度、全体の厚みは0.5〜1.5
mmである。
図6において部分拡大して示すように、ネット状(蚊帳
状)に製織したポリエステル繊維製芯材31に、塩化ビ
ニール樹脂32を含浸コートした厚手のものである。ま
た最近では、塩素系樹脂を避ける意味から、オレフイン
やナイロンなどの樹脂でコーテイングしたものも出始め
ている。寸法的な一例を示すと、この繊維製芯材21の
幅は1〜 1.3mmで、樹脂コートしたもののネット孔は
0.5 〜4.0 mm四方程度、コーテイングしたネットの線
条の幅は0.5 〜4.0 mm程度、全体の厚みは0.5〜1.5
mmである。
【0018】ところで、従来の方法によりメッシュ状シ
ート3にインクジェットプリンターで印刷すると、図7
に示すように、ノズル13から噴射されたインク14
は、枠体33の上面やメッシュ孔34の側面に付着し
て、シート面上のインク層14Aを形成する。ととも
に、メッシュ孔34を通過して、その下側にあるガイド
板17の表面に付着して、ガイド板面上のインク層14
Bとなる。ところが、このインク14Bは乾燥するまで
に、メッシュ状シート3の裏面に付着して汚染するし、
ガイド板17に組み込まれたセンサ18の検出部が隠蔽
される。
ート3にインクジェットプリンターで印刷すると、図7
に示すように、ノズル13から噴射されたインク14
は、枠体33の上面やメッシュ孔34の側面に付着し
て、シート面上のインク層14Aを形成する。ととも
に、メッシュ孔34を通過して、その下側にあるガイド
板17の表面に付着して、ガイド板面上のインク層14
Bとなる。ところが、このインク14Bは乾燥するまで
に、メッシュ状シート3の裏面に付着して汚染するし、
ガイド板17に組み込まれたセンサ18の検出部が隠蔽
される。
【0019】これに対し、本発明方法では、図3に示す
ように、メッシュ孔34を通過したインクは、裏紙4に
吸収されて止まり、裏紙面上のインク層14Cとなる。
従って、その下側にあるガイド板17の表面に付着する
ことは完全に防がれる。そして、このインク層14C
は、メッシュ状シート3から剥離した裏紙4の上に、印
刷模様に従った文字や図柄を表出する。
ように、メッシュ孔34を通過したインクは、裏紙4に
吸収されて止まり、裏紙面上のインク層14Cとなる。
従って、その下側にあるガイド板17の表面に付着する
ことは完全に防がれる。そして、このインク層14C
は、メッシュ状シート3から剥離した裏紙4の上に、印
刷模様に従った文字や図柄を表出する。
【0020】本発明のメッシュ状シート体2は、メッシ
ュ状シート3の裏面に裏紙4を適宜貼付ければよいが、
広幅で長尺物の場合にはこの貼付は手間が掛かるし、綺
麗な仕上げは難しい。そこで、例えば図5に示すような
裏紙取付装置6を用いると良い。この裏紙取付装置6
は、基台の下部で支持ローラ61により支持したメッシ
ュ状シート体2と基台の中程で支持した裏紙4とを、ガ
イドロール62で重ね、基台上部の圧着ロール63で圧
着して一体化するものである。そして、この一体化した
メッシュ状シート3をオンライン或いはオフラインで、
インクジェットプリンターへ供給する。
ュ状シート3の裏面に裏紙4を適宜貼付ければよいが、
広幅で長尺物の場合にはこの貼付は手間が掛かるし、綺
麗な仕上げは難しい。そこで、例えば図5に示すような
裏紙取付装置6を用いると良い。この裏紙取付装置6
は、基台の下部で支持ローラ61により支持したメッシ
ュ状シート体2と基台の中程で支持した裏紙4とを、ガ
イドロール62で重ね、基台上部の圧着ロール63で圧
着して一体化するものである。そして、この一体化した
メッシュ状シート3をオンライン或いはオフラインで、
インクジェットプリンターへ供給する。
【0021】
【発明の効果】以上詳細に説明した通り、本発明方法
は、インクジェットプリンターなどの吹き付け装置を用
いて、多孔のメッシュ状シートに印刷する場合に、裏紙
をメッシュ状シートの裏面に介挿させるものである。ま
た、裏紙をメッシュ状シートの裏面に粘着して一体化し
たものを使用するものである。
は、インクジェットプリンターなどの吹き付け装置を用
いて、多孔のメッシュ状シートに印刷する場合に、裏紙
をメッシュ状シートの裏面に介挿させるものである。ま
た、裏紙をメッシュ状シートの裏面に粘着して一体化し
たものを使用するものである。
【0022】従って、従来印刷物の裏面や印刷機器を汚
染するために不可能であると言われたインクジェットプ
リンターを用いて、各種のメッシュ状シートの印刷が可
能になった。そのため、特殊な吹き付け印刷装置を使用
しなくても、手軽にメッシュ状シートの印刷ができ、印
刷の応用範囲を広げることが可能になった。
染するために不可能であると言われたインクジェットプ
リンターを用いて、各種のメッシュ状シートの印刷が可
能になった。そのため、特殊な吹き付け印刷装置を使用
しなくても、手軽にメッシュ状シートの印刷ができ、印
刷の応用範囲を広げることが可能になった。
【図1】本発明方法に使用するインクジェット式プリン
ターの印刷ゾーンの一例を示す概略縦段面斜視図であ
る。
ターの印刷ゾーンの一例を示す概略縦段面斜視図であ
る。
【図2】本発明に使用するメッシュ状シート体の一例を
示す部分斜視図である。
示す部分斜視図である。
【図3】本発明方法による印刷ゾーンを模式的に示す拡
大段面図である。
大段面図である。
【図4】印刷済みの裏紙の一例を示す斜視図である。
【図5】裏紙取付装置の一例を示す概略縦断面図であ
る。
る。
【図6】樹脂製メッシュ状シートの一例を示す、一部拡
大した部分斜視図である。
大した部分斜視図である。
【図7】従来方法による印刷ゾーンを模式的に示す拡大
段面図である。
段面図である。
1 インクジェット式プリンターの印刷ゾーン 11 印刷ヘッド 12 レール 13 ノズル 14 インク 14A シート面上のインク層 14B ガイド板面上のインク層 14C 裏紙面上のインク層 A 印刷素材 15 駆動ローラ 16 加圧ローラ 17 ガイド板 18 センサ 19 ガイドローラ 20 支持板 21 印刷物巻取りローラ 2 メッシュ状シート体 3 樹脂製のメッシュ状シート 3b 表面側 3a 裏面側 31 芯材 32 樹脂 33 枠体 34 メッシュ孔 4 裏紙 41 粘着剤層 5 粘着テープ 6 裏紙取付装置 61 支持ローラ 62 ガイドロール 63 圧着ロール
Claims (2)
- 【請求項1】 メッシュ状シートに、インクジェットプ
リンターなどの吹き付け装置で印刷する場合において、
メッシュ状シートの印刷する面と反対側の面(裏面)
に、和紙、洋紙、不織布、合成紙、プラスチックフイル
ムなどの裏紙を介挿することを特徴とする、メッシュ状
シートの印刷方法。 - 【請求項2】 裏紙は、メッシュ状シートの裏面に粘着
剤で仮止めするものである、請求項1記載のメッシュ状
シートの印刷方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000280561A JP2002086891A (ja) | 2000-09-14 | 2000-09-14 | メッシュ状シートの印刷方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000280561A JP2002086891A (ja) | 2000-09-14 | 2000-09-14 | メッシュ状シートの印刷方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002086891A true JP2002086891A (ja) | 2002-03-26 |
Family
ID=18765376
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000280561A Pending JP2002086891A (ja) | 2000-09-14 | 2000-09-14 | メッシュ状シートの印刷方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002086891A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015047559A (ja) * | 2013-09-02 | 2015-03-16 | セノー株式会社 | 印刷方法 |
WO2016158441A1 (ja) * | 2015-04-01 | 2016-10-06 | 株式会社ミマキエンジニアリング | 印刷方法、印刷装置、及び印刷システム |
-
2000
- 2000-09-14 JP JP2000280561A patent/JP2002086891A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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WO2016158441A1 (ja) * | 2015-04-01 | 2016-10-06 | 株式会社ミマキエンジニアリング | 印刷方法、印刷装置、及び印刷システム |
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