JP2002086810A - 記録方法及び記録装置 - Google Patents

記録方法及び記録装置

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JP2002086810A
JP2002086810A JP2000282445A JP2000282445A JP2002086810A JP 2002086810 A JP2002086810 A JP 2002086810A JP 2000282445 A JP2000282445 A JP 2000282445A JP 2000282445 A JP2000282445 A JP 2000282445A JP 2002086810 A JP2002086810 A JP 2002086810A
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Keiichi Ikeda
恵一 池田
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    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
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    • G06T3/40Scaling of whole images or parts thereof, e.g. expanding or contracting
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  • Ink Jet (AREA)
  • Record Information Processing For Printing (AREA)
  • Color, Gradation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 安価にかつ高速に補間処理を行なって高品位
な画像を記録することのできる記録装置及び記録方法を
提供することである。 【解決手段】 ホストなど外部から入力された複数の色
成分データの色成分各々(例えば、YMCBk)が視覚
に与える特性を考慮して、これら複数の色成分記録デー
タ各々に異なる補間方法(例えば、Y成分にはニアレス
トネイバー法、CとM成分にはキュービックコンボルー
ジョン法、Bk成分にはバイリニア法)を用いて、複数
の色成分記録データ各々を補間する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は記録方法及び記録装
置に関し、特に、インクジェット方式を採用した記録方
法及び記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の、例えば、インクジェットカラー
プリンタなどの一般的なカラープリンタは記録動作をホ
ストコンピュータから送られてくる記録データに基づい
て実行することで記録紙などの記録媒体上にカラー記録
を行うように構成されている。
【0003】実際にインクジェットプリンタで記録を行
うためには、多値のカラー画像データをインク色である
ブラック(Bk)、シアン(C)、マゼンダ(M)、イ
エロ(Y)の各色成分に分解し、それぞれに対してγ処
理、色処理、記録媒体のサイズに合わせた拡大/縮小処
理、記録するためのドットパターンに展開するための2
値化処理等の一連のデータ処理を行い記録データに変換
する必要がある。近年、これらの処理に関してはホスト
コンピュータ側のプリンタドライバで行うものが主流と
なり、これによりプリンタ本体のコストダウンを実現し
ている。
【0004】しかし、ポスター等の大判出力が可能な大
判プリンタや高速記録が要求される特殊用途向きのプリ
ンタにおいては上記のデータ処理を高速に行うために、
プリンタ本体内で処理するように構成されているものが
多い。従って、これらのプリンタにおいては上記のデー
タ処理はASIC(Application Specific Integrated
Circuit:特定用途向けIC)を用いて処理の一部をハ
ードウェア化すると共に、DSP(Digital Signal Pro
cessor)やRISC(Reduced Instruction Set Comput
er)を用いてソフトウェアを実行して処理を行うもの
と、ハードウェアによって補間処理回路を構成し、補間
倍率等をソフトウェアで切り替えるだけで補間処理の殆
どをハードウェアで行うものとがある。
【0005】ここで、上記データ処理のうち画像の拡大
/縮小処理方法として、単純に画素を補間する補間方法
が従来より採用されてきた。代表的な補間方法として
は、ニアレストネイバー(nearest neighbor)、バイリ
ニア(bilinear)、キュービックコンボルージョン(cu
bic convolution)が知られている。これら補間法は、
サンプリング定理に基づいたsinc関数{sinc
(X)=(X)/X}による補間を基本概念とした方法
であり、演算上の負荷を軽減するためにsinc関数を
近似した補間関数を原画像のサンプル点に対して畳み込
むことによって、原画像のサンプル点の間を補間し、画
素数を増減している。
【0006】ニアレストネイバー法は補間関数として矩
形関数を用い、最も近いサンプルの値を出力の補間値と
する方法であり、極めて簡単なロジック演算で実現で
き、ハードウェアでこれを実現する場合でも単純なハー
ドロジック回路で構成できる。バイリニア法は補間関数
としてトライアングル関数を用い、出力画素位置近傍の
サンプル画像における4画素について重み付け平均値を
用いて線形内挿される値を補間値とする方法であり、こ
れに関しても比較的小さい演算規模で実施可能である。
キュービックコンボルージョン法は補間関数として3次
元関数を用い、出力画素位置近傍の16点のサンプル画
素とsinc関数と畳み込み演算から内挿される値を補
間値とする方法であり、演算規模が比較的大きくなり、
ハードウェアでこれを実現するためにはかなり大きな規
模の回路を必要とする。
【0007】これらの補間方法の内、一般にニアレスト
ネイバー法に比べバイリニア法の方が良い画質が得ら
れ、キュービックコンボルージョン法では更に画質の良
いものが得られる。そのため、プリンタ本体側に記録紙
などの記録媒体に合わせた拡大/縮小処理機能を内蔵し
たプリンタにおいては、画質に優れるキュービックコン
ボルージョン法が一般的に採用されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
例では、各記録色に対して、同一の固定的な補間処理方
法しかプリンタ側には備えられていないため、もしキュ
ービックコンボルージョン法を用いた拡大/縮小処理機
能を内蔵したプリンタでは、複数の記録色に対応して同
一の補間回路を複数備えるか、一つの補間回路を記録色
毎に切り替えて補間処理を行っている。
【0009】前者の場合、処理時間の観点からは記録色
毎に並列処理が可能であるため高速に補間処理を行うこ
とができるが、回路規模が大きくなり、コストが大きく
なるという問題がある。これに対して、後者の場合、1
つの補間回路を複数の記録色の処理で共有するため、コ
スト的には前者の数分の1で実現可能であるが、1つの
補間回路を色毎に時系列で使用するため、処理時間が多
くかかりそれにより記録時間自体が長くなってしまうと
いう問題がある。
【0010】また、これらの補間処理をソフトウェアを
実行して処理する場合においても、各記録色に関してキ
ュービックコンボルージョン法を用いて補間処理を行う
には多くの処理時間がかかり前述の一つの補間回路を記
録色毎に切り替えて補間処理を行う場合以上に記録時間
自体が長くなってしまうという問題がある。
【0011】本発明は上記従来例に鑑みてなされたもの
で、安価にかつ高速に補間処理を行なって高品位な画像
を記録することのできる記録装置及び記録方法を提供す
ることを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の記録方法は以下のような工程からなる。
【0013】即ち、外部から入力された複数の色成分記
録データに基づいて記録を行う記録方法であって、前記
複数の色成分各々が視覚に与える特性を考慮して、前記
複数の色成分記録データ各々に異なる補間方法を設定す
る設定工程と、前記設定工程において設定された補間方
法を用いて、前記複数の色成分記録データ各々を補間す
る補間工程と、前記補間工程において補間された複数の
色成分記録データを用いて記録を行う記録工程とを有す
ることを特徴とする記録方法を備える。
【0014】また他の発明によれば、外部から入力され
た複数の色成分記録データに基づき、記録ヘッドを駆動
して記録を行う記録装置であって、前記複数の色成分各
々が視覚に与える特性を考慮して、前記複数の色成分記
録データ各々に異なる補間方法を設定する設定手段と、
前記設定手段によって設定された補間方法を用いて、前
記複数の色成分記録データ各々を補間する補間手段と、
前記補間手段によって補間された複数の色成分記録デー
タを用いて前記記録ヘッドを駆動して記録を行う記録手
段とを有することを特徴とする記録装置を備える。
【0015】ここで、前記複数の色成分記録データは、
イエロ成分の記録データ、マゼンタ成分の記録データ、
シアン成分の記録データを含み、さらに、ブラック成分
の記録データを含んでも良い。この場合、前記設定手段
は、マゼンタ成分の記録データ、及びシアン成分の記録
データの補間にはキュービックコンボルージョン法を用
い、イエロ成分の記録データの補間にはニアレストネイ
バー法を用いると良く、さらに、ブラック成分の記録デ
ータの補間にはバイリニア法を用いると良い。また、複
数の色成分記録データとして、レッド成分の記録デー
タ、グリーン成分の記録データ、ブルー成分の記録デー
タを含んでも良い。
【0016】なお、前記記録ヘッドは、インクを吐出し
て記録を行うインクジェット記録ヘッドであることが好
ましく、特に、そのインクジェット記録ヘッドに熱エネ
ルギーを利用してインクを吐出するために、インクに与
える熱エネルギーを発生するための電気熱変換体を備え
ている構成が好ましい。
【0017】この場合、インクジェット記録ヘッドにお
いて用いるインクは同一の色に対して濃度の異なる複数
の濃淡インクを用いても良く、特に、これら複数の濃淡
インクは、シアン成分とマゼンタ成分の記録データに対
して用いられることが望ましい。このような場合、前記
設定手段は、複数の色成分各々が視覚に与える特性を考
慮して、複数の色成分記録データ各々のみならず、さら
に同一色成分に用いられる複数の濃淡インク各々に異な
る補間方法を設定することが好ましい。
【0018】以上の構成により本発明は、外部から入力
された複数の色成分データの色成分各々が視覚に与える
特性を考慮して、これら複数の色成分記録データ各々に
異なる補間方法を用いて、複数の色成分記録データ各々
を補間するよう動作する。
【0019】
【発明の実施の形態】以下添付図面を参照して本発明の
好適な実施形態について詳細に説明する。
【0020】まず、以下の説明するいくつかの実施形態
において共通に用いられるインクジェットカラープリン
タについて説明する。
【0021】図1は本発明の共通実施形態として用いら
れるインクジェット方式を採用したカラープリンタの主
要部を示す斜視図である。
【0022】図1に示すカラープリンタによって、プラ
テン106上の記録紙105に記録を行う場合、まず、
キャリッジモータ103を駆動し、駆動ベルト109に
より4つの記録ヘッド120〜123を搭載したキャリ
ッジ102をホームポジションセンサ108の位置まで
移動する。次に、キャリッジ102を矢印A方向に往路
移動させながら、所定の位置よりブラック(Bk)、シ
アン(C)、マゼンダ(M)、イエロ(Y)のインクを
それぞれ記録ヘッド120、121、122、123か
ら吐出することで画像記録を行う。
【0023】所定の長さ分の画像記録を終えたら、キャ
リッジ102を停止し、逆に矢印B方向に復路移動を開
始し、キャリッジ102をホームポジションセンサ10
8の位置まで復帰させる。この復路走査の間、搬送モー
タ107により搬送ローラ101を駆動すること記録ヘ
ッド120〜123で記録した長さ分だけ記録紙105
を矢印C方向に紙送りする。
【0024】上記動作を繰り返すことでカラー画像の記
録が完成されることになる。
【0025】なお、図1において、100は給紙第2ロ
ーラ、111は紙検知センサをそれぞれ示している。
【0026】図2は、図1に示すインクジェット方式に
従うカラープリンタの制御構成を示すブロック図であ
る。
【0027】図2において、10がカラープリンタ全体
の制御を行う制御部、14はホストコンピュータ(不図
示、以下、ホストという)と接続するI/F(インタフ
ェース)部である。I/F部14を介してホストからコ
マンド及び記録を行う記録データが送られ、そのコマン
ドに応じてカラープリンタが動作し記録データの紙面上
への記録を行う。一般的に、I/F部14としてセント
ロニクス及びSCSIインタフェースが多く用いられる
が、USBやIEEE1394規格のインタフェースで
も良い。
【0028】11はI/F部14を介してホストから送
られてくる記録データ(多値画像データ)に関してγ補
正、色処理、拡大/縮小処理、2値化等を行う、例え
ば、メモリ、ASIC及びDSP、RISCチップ等で
構成される画像処理部である。画像処理部11の詳細な
構成及び機能は後で詳しく説明する。画像処理部11に
おける処理の最終段でドットパターンに展開された記録
データはメモリ部16に一旦蓄積される。
【0029】メモリ部16は記録ヘッド120〜123
が主走査方向(キャリッジ移動方向)に1回スキャンし
て記録を行うために必要な1バンド分以上の記録データ
を格納できる容量をもつメモリから構成されている。従
って、もし記録ヘッドの副走査方向(記録紙の搬送方
向)のインク吐出ノズルの数が“128”で、主走査方
向に1回スキャンで記録できる最大ドット数が8kドッ
トであれば、128(ノズル)×8k(ドット)×4
(色)=4M(ビット)のメモリ容量を持つことにな
る。
【0030】また、メモリ部16への記録データの書き
込み/読み出しは画像処理部11に備えられたDSP或
いはRISCチップの制御の下にメモリコントローラ1
5により行われ、メモリ部16に対してアドレス信号及
び書き込み/読み出しタイミング信号が生成される。ま
た、メモリ部16からの記録データの読み出しは、ヘッ
ドコントローラ17からの読み出し信号に同期してヘッ
ドコントローラ17に出力される。ヘッドコントローラ
17はヘッド部18でのインク吐出のタイミング信号や
ヒートパルスを制御部10からの制御に基づいて生成す
る。
【0031】ヘッド部18は各色インクに対応する記録
ヘッド120〜123からなり、制御部10及びヘッド
コントローラ17により記録ヘッド120〜123のイ
ンク吐出ノズルに備えられたヒータを加熱してインク吐
出することで記録紙上への画像記録を行う。
【0032】記録ヘッド120〜123は実際には、図
1に示すように、メカ駆動部13の一部を構成するキャ
リッジ102に取り付けられている。メカ駆動部13は
図1に示すような構成をしているが、さらに図示しない
構成要素として、記録用紙の給紙部、排紙部、記録ヘッ
ドのインク詰まりを回復するための回復ユニットなどが
設けられている。
【0033】さらに、図2において、12は給紙、排
紙、用紙選択等の指示を行うボタンや制御部10の制御
によりカラープリンタの状態表示を行うLEDランプな
どが設けられている操作パネルである。
【0034】この共通実施形態においては、カラープリ
ンタ全体の制御を画像処理部11、制御部10で分担し
て制御する構成になっており、主にI/F部14から入
力されたコマンドの処理や記録データを処理してこれを
メモリ部16への格納するまでの処理に関しては画像処
理部11で行い、その後のヘッドコントローラ17及び
メカ駆動部13を制御して記録動作を実行する部分なら
びに操作パネル12の制御を制御部10で行うようにな
っている。
【0035】そのため、画像処理部11と制御部10は
定期的に通信を行い、制御情報のやり取りを行うように
構成されている。
【0036】画像処理部11の構成としては以下に示す
実施形態で説明するように、いくつかの実施形態があ
る。以下、画像処理部11の詳細な構成とその処理につ
いて詳しく説明する。
【0037】[第1の実施形態]図3は第1の実施形態
に従う画像処理部11の内部構成を示すブロック図であ
る。図3において各ブロックはソフトウェアを実行する
か、或いは、ハードウェア回路によって処理されるが、
いずれにしても各ブロックがそれぞれ順次処理されるよ
うに構成されている。
【0038】まず、処理全体を制御する画像処理制御部
300があり、画像処理制御部300がI/F部14か
らのコマンドの解釈やメモリコントローラ15の制御及
び制御部19とのやり取りを実際に行う。また、I/F
部に14を通してホストから入力される記録データは通
常R(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)若しく
はY、M、Cの各色成分データであり、これら各色成分
データに関して入力γ補正301においてスキャナ特性
などを考慮したγ補正をし、γ値の統一する。そして、
以降の処理を人間の視覚特性に近い色特性で処理するた
めに、次に対数変換処理302を行い、記録データを対
数に変換する。
【0039】その後、記録データを実際に記録を行うイ
ンク色であるBk、C、M、Yの各色成分に分解するた
めにUCR(Under Color Removal:下色除去)をUC
R処理のブロック303で行う。この段階までで記録デ
ータは実際の記録色であるBk、C、M、Yの各色成分
データに変換される。
【0040】そして、UCR処理303によって生成さ
れたBk、C、M、Yの各色成分の画像データに関し
て、インク及び記録紙の色特性に合わせた色処理を色処
理304で行う。この色処理として一般的に知られてい
るのがマスキング処理であり、これは記録を行うインク
の不正色成分を除去し、出来るだけ忠実に色再現を行う
ための処理である。
【0041】その後更に、プリンタ固有のγ値を補正
し、記録される濃度が入力データとして等しくなるよう
(濃度リニア)、出力γ補正305で更にγ補正を行
う。
【0042】以上、ブロック301〜305の処理はデ
ータ変換処理であるため、各処理をまとめてROM等の
テーブル変換処理で実現することが可能である。また、
処理順番に関しても、例えば、色処理304の後にUC
R処理303を行うようにすることも可能である。その
場合には、演算上の色数等が異なり、処理時間若しくは
テーブルのサイズが変わってくることになる。
【0043】次に行う処理は補間処理であり、この実施
形態ではBk、C、M、Y各色成分データに関して夫
々、以下の補間処理方法を用いて補間を行うように構成
されている。
【0044】 Bkデータ:バイリニア法 Cデータ :キュービックコンボルージョン法 Mデータ :キュービックコンボルージョン法 Yデータ :ニアレストネイバー法 この実施形態では、上記のように、ニアレストネイバー
法、バイリニア法、及びキュービックコンボルージョン
法の3種類の補間処理を備えており、補間処理C、M、
Y、Bk306〜309は上述の各補間方法に対応して
いる。
【0045】補間処理C、M、Y、Bk306〜309
はハードウェアで実行する場合には、夫々の方法に適合
した4つの補正回路によって並列的に実行され、ソフト
ウェアで実行する場合には、DSPやRISCプロセッ
サによって夫々の方法を組込んだプログラムが実行され
る。
【0046】これらの補間処理はごく一般的であり、従
来例でもふれたので処理の細かい説明に関してはここで
は述べないが、実際の人間の視覚に影響が大きい色ほど
処理効率の良い補間方法を割り当て、視覚への影響の小
さいYデータに関しては視覚差が小さいために処理の簡
単な補間方式を割り当てる。
【0047】その後、カラープリンタで出力できるよう
に多値画像データに対して中間調処理310を行う。も
し、プリンタが2値(インク吐出有り/無し)しか表現
できないものであれば、一般に良く知られているディザ
法、ブルーノイズ法、ED(誤差拡散)法等により2値
画像に変換される。
【0048】以上の処理により、記録データが生成され
記録紙上への記録が行われる。
【0049】従って以上説明した実施形態に従えば、実
際の人間の視覚に影響が大きい色成分(C成分、M成
分)ほど画質の良い補間方法(キュービックコンボルー
ジョン)を割り当て、視覚への影響の小さい色成分(Y
成分)に関しては視覚差が小さいために処理の簡単な補
間方法(ニアレストネイバー)を割り当て補間処理をす
るので、記録画像の画質から見て各色成分に最適な補間
を行うことができる。
【0050】そして、各色成分毎に最適な補間方法を用
いているので、ハードウェアの補間回路であれば、従来
のように、処理の複雑な、或いは、回路構成が複雑で大
規模な回路を全ての色成分に適用することがないので、
コスト削減を図ることができる。具体的に言えば、Y成
分の補間には回路規模の小さなニアレストネイバー法を
適用し、C、M成分には高画質を実現できるキュービッ
クコンボルージョンを用いている。また、各色成分に対
応した補間処理を並列的に行なうので、高速に補間が実
行され、これによってトータルな記録速度の向上を図る
ことができる。
【0051】また、ソフトウェアによって補間処理を実
現する構成においても、例えば、Y成分に対してニアレ
ストネイバー法を用いることで、プロセッサの処理負荷
が軽減し、これにより高速な補間処理を実現することが
できる。
【0052】なお、この実施形態においてはニアレスト
ネイバー、バイリニア、キュービックコンボルージョン
法の3種類の補間方法を例として説明したが、本発明は
これによって限定されるものではなく、本発明の特徴は
視覚に与える記録色毎の特性により補間方法を変えるこ
とであるので、例えば、ブレンドスプライン、平均値の
直線補間法等他の方法を各色データの補間処理方法とし
て用いても良い。
【0053】[第2の実施形態]第1の実施形態では、
記録インク色であるBk、C、M、Yの4つの色データ
に関して、色成分により同じ補間方法ではなく、色の視
覚に対して与える特性に応じて補間方法を変える構成に
ついて説明したが、ここでは、色処理後に得られる3つ
色信号C、M、Yに関して補間処理を行う場合について
説明する。
【0054】図4はこの実施形態に従う画像処理部11
の詳細な構成を示すブロック図である。図4における各
ブロックは図3に示した各ブロックと同様な処理を行
う。従って、第1実施形態と共通の構成要素には同じ参
照番号を付し、その説明は省略する。
【0055】入力γ補正と対数変換処理の後に、色処理
403では記録データに関してインク及び紙の色特性に
合わせた色処理を行う。色処理403はC、M、Yの色
成分に関してインクの不正色成分を除去し、できるだけ
忠実に色再現を行うための処理である。そして、各色デ
ータに関して夫々、補間処理C、M、Y404〜406
を行う。この実施形態では、C、M、Y各色データに関
して夫々、以下の補間処理方法で補間を行うように構成
されている。
【0056】 Cデータ:キュービックコンボルージョン Mデータ:キュービックコンボルージョン Yデータ:ニアレストネイバー 補間処理C、M、Y404〜406はハードウェアで実
行する場合には、夫々の方法に適合した3つの補正回路
によって並列的に実行され、ソフトウェアで実行する場
合には、DSPやRISCプロセッサによって夫々の方
法を組込んだプログラムが実行される。
【0057】この実施形態では、上記のように、ニアレ
ストネイバー及びキュービックコンボルージョンの2種
類の補間処理を備えており、補間処理C、M、Y404
〜406は上述の各補間方法に対応している。なお、こ
の実施形態でも、第1の実施形態と同様にブレンドスプ
ライン、平均値の直線補間法等他の方式を各色データの
補間処理方法として用いても良い。
【0058】次に、実際に記録を行うインク色であるB
k、C、M、Yの各色成分に分解するために下色除去を
UCR処理407で行う。この段階までで記録データは
実際の記録色であるBk、C、M、Yの各色データに変
換される。その後、更にプリンタ固有のγ値を補正し、
記録される濃度が入力データと等しくなるよう(濃度リ
ニア)、出力γ補正408で更にγ補正を行う。
【0059】そして、このようにして生成されたBk、
C、M、Yの各画像データに関して、第1実施形態と同
様に中間調処理を行う。
【0060】以上説明した実施形態に従えば、UCR処
理がなされる前のCMY3つの濃度成分のデータに対し
て補間処理を行なうので、第1の実施形態に比べて補間
処理が3つで良く、処理を簡単することができ、また、
装置構成もより単純化し、コスト削減に貢献できる。
【0061】[第3の実施形態]第1及び第2の実施形
態においては、記録インク色であるBk、C、M、Yの
4つの色データ及び色処理後のC、M、Yの3色データ
に関して、色により同じ補間方法ではなく、色の視覚に
対して与える特性に応じて補間方法を変える構成につい
て説明したが、ここでは、ホストから送られてくる原色
データであるR、G、B成分データ、及び原色データに
対して補色変換を行った3つ色信号C、M、Y濃度成分
に関して補間処理を行う場合の処理について説明する。
【0062】図5はこの実施形態に従う画像処理部11
の詳細な構成を示すブロック図である。図5における各
ブロックは図3及び図4に示した各ブロックと同様な処
理を行う。従って、第1及び第2実施形態と共通の構成
要素には同じ参照番号を付し、その説明は省略する。
【0063】この実施形態における対数変換処理302
では、さらに、ホストから送られてきた原画像データで
あるR、G、Bの各色信号をそれぞれ補色であるC、
M、Y成分に変換する。そして、CMY各色データに関
して夫々、補間処理C、M、Y503〜505を行う。
この実施形態では、CMY各色データに関して夫々、第
2の実施形態と同様な補間処理方法で並列的に補間を行
うように構成されている。しかしながら、この実施形態
でも、第1及び第2の実施形態と同様にブレンドスプラ
イン、平均値の直線補間法等他の方式を各色データの補
間処理方法として用いても良い。
【0064】次に、実際に記録を行うインク色であるB
k、C、M、Yの各色成分に分解するために下色除去を
UCR処理506で行う。この段階までで、記録データ
は実際の記録色であるBk、C、M、Yの各色データに
変換される。
【0065】その後に、記録データに関してインク及び
記録紙の色特性に合わせた色処理を色処理507で行
う。第1及び第2実施形態と同様に色処理507はB
k、C、M、Yの色成分に関してインクの不正色成分を
除去し、できるだけ忠実に色再現を行うための処理であ
る。その後、更にプリンタ固有のγ値を補正し、記録さ
れる濃度が入力データと等しくなるよう(濃度リニ
ア)、出力γ補正508で更にγ補正を行う。
【0066】最後に、このようにして生成されたBk、
C、M、Yの各画像データに関して、第1及び第2実施
形態と同様に中間調処理を行う。
【0067】従って以上説明した実施形態に従えば、R
GBデータを対数変換して補色変換した直後のデータに
対して補間処理を行なうことができる。
【0068】なお、この実施形態ではRGBデータに関
して補色変換を行った後に補間処理を行う例について説
明したが、原色データであるRGBデータに関して夫
々、色成分に最適な補間方法を用いて補間を行い、その
後に補色変換を行うようにしても良い。
【0069】[第4の実施形態]第1〜3の実施形態に
おいては、記録インク色であるBk、C、M、Yの4つ
の色成分データ、及びC、M、Y成分の濃度データ、そ
して原色であるR、G、Bデータに関して、色成分によ
り同じ補間方法ではなく、各色成分の視覚に対して与え
る特性に応じて補間方法を変える構成について説明した
が、実際の記録において同一色成分でも濃淡数種類のイ
ンクを用いて記録を行う場合には、濃淡それぞれのイン
クに対応する記録データに関しても視覚特性に応じて補
間処理方法を変えるように構成してもよい。
【0070】その場合には、図1に示す記録ヘッドは濃
淡インクを含め記録色分の数に対応した数の記録ヘッド
が必要となることは言うまでもない。ここでは、C成分
とM成分の記録データに関し、夫々濃淡2種類のインク
で記録を行うとした場合における補間処理について説明
する。
【0071】図6はこの実施形態に従う画像処理部11
の詳細な構成を示すブロック図である。図6における各
ブロックは図3〜図5に示した各ブロックと同様な処理
を行う。従って、第1〜第3実施形態と共通の構成要素
には同じ参照番号を付し、その説明は省略する。
【0072】入力γ補正、対数変換、及びUCR処理の
後、色処理604は記録データに関して使用インクであ
るBk、Ck(C濃)、Cu(C淡)、Mk(M濃)、
Mu(M淡)、Yの各インク及び記録紙の色特性に合わ
せた色処理を行い、6色分の記録データの生成を行う。
そして、色処理604で生成された各色データに関して
補間処理Bk〜Y605〜610で補間処理が行われ
る。この実施形態では、Bk、Ck、Cu、Mk、M
u、Y各色データに関してそれぞれ以下の補間処理方法
で補間を行うように構成されている。
【0073】 Bkデータ:バイリニア Ckデータ:キュービックコンボルージョン Cuデータ:バイリニア Mkデータ:キュービックコンボルージョン Muデータ:バイリニア Yデータ :ニアレストネイバー 補間処理Bk〜Y605〜610はハードウェアで実行
する場合には、夫々の方法に適合した6つの補正回路に
よって並列的に実行され、ソフトウェアで実行する場合
には、DSPやRISCプロセッサによって夫々の方法
を組込んだプログラムが実行される。
【0074】なお、この実施形態でも、第1〜第3の実
施形態と同様に、ブレンドスプライン、平均値の直線補
間法等他の方法を各色データの補間処理方法として用い
ても良い。
【0075】図6における、出力γ補正611及び中間
調処理612に関しては色数が異なるだけで、第1の実
施形態と同様の処理が行われる。
【0076】従って以上説明した実施形態に従えば、同
じ色成分のデータを複数の濃淡が異なるインクを用いて
記録する場合でも、その色成分とインクの数に対応した
記録データを生成し、その記録データ夫々に視覚特性を
考慮した最適な補間方法を用いた補間処理を行うことが
できる。特に、視覚的に影響のない淡インクに対応する
記録データに関してはバイリニア法を採用することで補
間回路規模を小さくしたり、プロセッサによる処理負荷
を軽減することができる。
【0077】なお、以上の実施形態において、記録ヘッ
ドから吐出される液滴はインクであるとして説明し、さ
らにインクタンクに収容される液体はインクであるとし
て説明したが、その収容物はインクに限定されるもので
はない。例えば、記録画像の定着性や耐水性を高めた
り、その画像品質を高めたりするために記録媒体に対し
て吐出される処理液のようなものがインクタンクに収容
されていても良い。
【0078】以上の実施形態は、特にインクジェット記
録方式の中でも、インク吐出を行わせるために利用され
るエネルギーとして熱エネルギーを発生する手段(例え
ば電気熱変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エネルギ
ーによりインクの状態変化を生起させる方式を用いるこ
とにより記録の高密度化、高精細化が達成できる。
【0079】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式はいわゆるオンデマンド
型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能である
が、特に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)
が保持されているシートや液路に対応して配置されてい
る電気熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越
える急速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号
を印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギー
を発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさ
せて、結果的にこの駆動信号に1対1で対応した液体
(インク)内の気泡を形成できるので有効である。この
気泡の成長、収縮により吐出用開口を介して液体(イン
ク)を吐出させて、少なくとも1つの滴を形成する。こ
の駆動信号をパルス形状をすると、即時適切に気泡の成
長収縮が行われるので、特に応答性に優れた液体(イン
ク)の吐出が達成でき、より好ましい。
【0080】このパルス形状の駆動信号としては、米国
特許第4463359号明細書、同第4345262号
明細書に記載されているようなものが適している。な
お、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許
第4313124号明細書に記載されている条件を採用
すると、さらに優れた記録を行うことができる。
【0081】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組み合わせ構成(直線状液流路または直角液流路)の
他に熱作用面が屈曲する領域に配置されている構成を開
示する米国特許第4558333号明細書、米国特許第
4459600号明細書を用いた構成も本発明に含まれ
るものである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、
共通するスロットを電気熱変換体の吐出部とする構成を
開示する特開昭59−123670号公報や熱エネルギ
ーの圧力波を吸収する開口を吐出部に対応させる構成を
開示する特開昭59−138461号公報に基づいた構
成としても良い。
【0082】さらに、記録装置が記録できる最大記録媒
体の幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドとしては、上述した明細書に開示されているよう
な複数記録ヘッドの組み合わせによってその長さを満た
す構成や、一体的に形成された1個の記録ヘッドとして
の構成のいずれでもよい。
【0083】加えて、上記の実施形態で説明した記録ヘ
ッド自体に一体的にインクタンクが設けられたカートリ
ッジタイプの記録ヘッドのみならず、装置本体に装着さ
れることで、装置本体との電気的な接続や装置本体から
のインクの供給が可能になる交換自在のチップタイプの
記録ヘッドを用いてもよい。
【0084】また、以上説明した記録装置の構成に、記
録ヘッドに対する回復手段、予備的な手段等を付加する
ことは記録動作を一層安定にできるので好ましいもので
ある。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに対して
のキャッピング手段、クリーニング手段、加圧あるいは
吸引手段、電気熱変換体あるいはこれとは別の加熱素子
あるいはこれらの組み合わせによる予備加熱手段などが
ある。また、記録とは別の吐出を行う予備吐出モードを
備えることも安定した記録を行うために有効である。
【0085】さらに、記録装置の記録モードとしては黒
色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘッ
ドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによってで
も良いが、異なる色の複色カラー、または混色によるフ
ルカラーの少なくとも1つを備えた装置とすることもで
きる。
【0086】以上説明した実施の形態においては、イン
クが液体であることを前提として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであっても、室温で軟化も
しくは液化するものを用いても良く、あるいはインクジ
ェット方式ではインク自体を30°C以上70°C以下
の範囲内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範
囲にあるように温度制御するものが一般的であるから、
使用記録信号付与時にインクが液状をなすものであれば
よい。
【0087】加えて、積極的に熱エネルギーによる昇温
をインクの固形状態から液体状態への状態変化のエネル
ギーとして使用せしめることで積極的に防止するため、
またはインクの蒸発を防止するため、放置状態で固化し
加熱によって液化するインクを用いても良い。いずれに
しても熱エネルギーの記録信号に応じた付与によってイ
ンクが液化し、液状インクが吐出されるものや、記録媒
体に到達する時点では既に固化し始めるもの等のよう
な、熱エネルギーの付与によって初めて液化する性質の
インクを使用する場合も本発明は適用可能である。この
ような場合インクは、特開昭54−56847号公報あ
るいは特開昭60−71260号公報に記載されるよう
な、多孔質シート凹部または貫通孔に液状または固形物
として保持された状態で、電気熱変換体に対して対向す
るような形態としてもよい。本発明においては、上述し
た各インクに対して最も有効なものは、上述した膜沸騰
方式を実行するものである。
【0088】さらに加えて、本発明に係る記録装置の形
態としては、コンピュータ等の情報処理機器の画像出力
端末として一体または別体に設けられるものの他、リー
ダ等と組み合わせた複写装置、さらには送受信機能を有
するファクシミリ装置の形態を取るものであっても良
い。
【0089】なお、本発明は、複数の機器(例えばホス
トコンピュータ、インタフェース機器、リーダ、プリン
タなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの
機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置
など)に適用してもよい。
【0090】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるい
は装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュ
ータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納された
プログラムコードを読み出し実行することによっても、
達成されることは言うまでもない。この場合、記憶媒体
から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施
形態の機能を実現することになり、そのプログラムコー
ドを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実
行することにより、前述した実施形態の機能が実現され
るだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、
コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステ
ム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
【0091】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示
に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備
わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
【0092】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、外
部から入力された複数の色成分データの色成分各々が視
覚に与える特性を考慮して、これら複数の色成分記録デ
ータ各々に異なる補間方法を用いて、複数の色成分記録
データ各々を補間するので、従来のように全ての色成分
に対して高価な補間回路や負荷の高い補間処理を適用す
る必要がなく、高画質の画像記録を高速にかつ廉価に実
現することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の共通実施形態として用いられるインク
ジェット方式を採用したカラープリンタの主要部を示す
斜視図である。
【図2】図1に示すインクジェット方式に従うカラープ
リンタの制御構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の第1の実施形態に従う画像処理部11
の詳細な構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の第2の実施形態に従う画像処理部11
の詳細な構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の第3の実施形態に従う画像処理部11
の詳細な構成を示すブロック図である。
【図6】本発明の第4の実施形態に従う画像処理部11
の詳細な構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 制御部 11 画像処理部 12 操作パネル 13 メカ駆動部 14 I/F部 15 メモリコントローラ 16 メモリ部 17 ヘッドコントローラ 18 ヘッド部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/60 H04N 1/40 D 5C077 1/46 1/46 Z 5C079 Fターム(参考) 2C056 EA11 EC76 ED07 EE03 EE09 FA03 2C087 AA15 AA18 AC07 BD06 BD31 BD35 BD36 2C187 AC08 GA09 2C262 AA02 AA24 AB13 AB20 DA11 DA15 EA04 EA10 5B057 CA01 CA08 CA12 CA16 CB01 CB08 CB12 CB16 CC01 CD06 CE17 CH01 5C077 LL17 LL18 LL19 MP08 PP20 PP33 PP38 PQ08 PQ12 RR19 TT05 5C079 HB03 KA12 KA15 LA28 LA31 NA01 NA11 NA25 PA03

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部から入力された複数の色成分記録デ
    ータに基づいて記録を行う記録方法であって、 前記複数の色成分各々が視覚に与える特性を考慮して、
    前記複数の色成分記録データ各々に異なる補間方法を設
    定する設定工程と、 前記設定工程において設定された補間方法を用いて、前
    記複数の色成分記録データ各々を補間する補間工程と、 前記補間工程において補間された複数の色成分記録デー
    タを用いて記録を行う記録工程とを有することを特徴と
    する記録方法。
  2. 【請求項2】 外部から入力された複数の色成分記録デ
    ータに基づき、記録ヘッドを駆動して記録を行う記録装
    置であって、 前記複数の色成分各々が視覚に与える特性を考慮して、
    前記複数の色成分記録データ各々に異なる補間方法を設
    定する設定手段と、 前記設定手段によって設定された補間方法を用いて、前
    記複数の色成分記録データ各々を補間する補間手段と、 前記補間手段によって補間された複数の色成分記録デー
    タを用いて前記記録ヘッドを駆動して記録を行う記録手
    段とを有することを特徴とする記録装置。
  3. 【請求項3】 前記複数の色成分記録データは、イエロ
    成分の記録データ、マゼンタ成分の記録データ、シアン
    成分の記録データを含むことを特徴とする請求項2に記
    載の記録装置。
  4. 【請求項4】 前記設定手段は、 前記マゼンタ成分の記録データ、及び前記シアン成分の
    記録データの補間にはキュービックコンボルージョン法
    を用い、 前記イエロ成分の記録データの補間にはニアレストネイ
    バー法を用いることを特徴とする請求項3に記載の記録
    装置。
  5. 【請求項5】 前記複数の色成分記録データはさらにブ
    ラック成分の記録データを含むことを特徴とする請求項
    4に記載の記録装置。
  6. 【請求項6】 前記ブラック成分の記録データの補間に
    はバイリニア法を用いることを特徴とする請求項5に記
    載の記録装置。
  7. 【請求項7】 前記複数の色成分記録データは、レッド
    成分の記録データ、グリーン成分の記録データ、ブルー
    成分の記録データを含むことを特徴とする請求項2に記
    載の記録装置。
  8. 【請求項8】 前記記録ヘッドは、インクを吐出して記
    録を行うインクジェット記録ヘッドであることを特徴と
    する請求項2に記載の記録装置。
  9. 【請求項9】 前記インクジェット記録ヘッドは、熱エ
    ネルギーを利用してインクを吐出するために、インクに
    与える熱エネルギーを発生するための電気熱変換体を備
    えていることを特徴とする請求項8に記載の記録装置。
  10. 【請求項10】 前記インクジェット記録ヘッドにおい
    て用いるインクは同一の色に対して濃度の異なる複数の
    濃淡インクを用いることを特徴とする請求項8に記載の
    記録装置。
  11. 【請求項11】 前記複数の濃淡インクは、シアン成分
    とマゼンタ成分の記録データに対して用いられることを
    特徴とする請求項10に記載の記録装置。
  12. 【請求項12】 前記設定手段は、前記複数の色成分各
    々が視覚に与える特性を考慮して、前記複数の色成分記
    録データ各々のみならず、さらに同一色成分に用いられ
    る複数の濃淡インク各々に異なる補間方法を設定するこ
    とを特徴とする請求項10に記載の記録装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1398955A2 (en) * 2002-09-04 2004-03-17 Eastman Kodak Company Resizing digital images for digital camera-printer systems

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1398955A2 (en) * 2002-09-04 2004-03-17 Eastman Kodak Company Resizing digital images for digital camera-printer systems
EP1398955A3 (en) * 2002-09-04 2005-01-19 Eastman Kodak Company Resizing digital images for digital camera-printer systems

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