JP2002086710A - 音響プリンタの駆動回路及び音響プリンタ - Google Patents

音響プリンタの駆動回路及び音響プリンタ

Info

Publication number
JP2002086710A
JP2002086710A JP2000278420A JP2000278420A JP2002086710A JP 2002086710 A JP2002086710 A JP 2002086710A JP 2000278420 A JP2000278420 A JP 2000278420A JP 2000278420 A JP2000278420 A JP 2000278420A JP 2002086710 A JP2002086710 A JP 2002086710A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piezoelectric element
ink
circuit
frequency
inductance
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000278420A
Other languages
English (en)
Inventor
Kunihiro Takahashi
邦廣 高橋
Yoshinao Kondo
義尚 近藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2000278420A priority Critical patent/JP2002086710A/ja
Publication of JP2002086710A publication Critical patent/JP2002086710A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 十分な吐出効率を維持することができかつ圧
電素子の自己共振周波数に依存することなく所定の寸法
に調整されたインク液滴を生成する。 【解決手段】 圧電素子7にインダクタンス9を並列に
接続することで、TANK回路として機能するように構
成し、このTANK回路前段に調整用インダクタンス1
0を直列に挿入する。この調整用インダクタンス10に
より、圧電素子7の音響等価的な直列共振周波数が調整
され、その結果、十分な吐出効率が維持され、かつ圧電
素子の自己共振周波数に依存しない所定の寸法に調整さ
れたインク液滴が生成される。これにより、並列共振の
同調周波数を所望の粒径に対応する周波数で圧電素子か
ら放射する超音波強度を効率的に放射させることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音響プリンタの駆
動回路及び音響プリンタにかかり、特に、液体インクを
用いて画像を記録する機構に音響変換機(トランスデュ
ーサ)を用いて圧電素子に交流信号を供給し液体インク
を吐出する音響プリンタの駆動回路及び音響プリンタに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、インク液を小さな粒状(所
謂、インク液滴)として記録媒体上に飛翔させることに
よりドットを形成して画像を記録する装置として、音響
プリンタが実用化されている。この液滴を記録媒体上に
飛翔させる装置に音響変換機(トランスデューサ)の作
動を利用した音響プリンタが知られている。
【0003】一例としては、特開平5−278218号
公報(米国特許第5191354号)に記載の技術があ
る。音響変換機(トランスデューサ)を用いた音響プリ
ンタは、適当な励起周波数で液体インクの自由表面に周
期的な摂動を生じさせる。この振動圧の振幅が臨界の立
ち上がり振幅レベル以上であれは、液体インクの自由表
面上に1またはそれ以上の定在表面張力波が生成され、
記録媒体上に液滴が飛翔される。このような摂動を生じ
させるため、トランスデューサがドライバに接続されて
駆動される。
【0004】また、特開平8−187853号公報(米
国特許第5589864号)には、RF信号により駆動
される圧電デバイスをトランスデューサとして用いる技
術が開示されている。この技術では、圧電デバイスにP
INダイオード又はバラクタが直列に接続され、バラク
タの場合にはそのインピーダンスを変化させることによ
り、RF信号をオン及びオフに切り替えてインク射出を
制御している。
【0005】このような音響プリンタの具体的な構成を
図11及び図12に示した。図11は、音響プリンタの
制御構成の一例であり、図12は、音響プリンタの外観
の一例を示したものである。図11に示すように、画像
情報源100から出力された画像信号は、制御回路10
4に入力され、記録ヘッド(プリントヘッドH)106
の所定のイジェクタをオン/オフする信号に変換され
る。また、RF信号発生回路102から出力されたRF
信号も、制御回路104に入力され、オン状態のイジェ
クタに供給される。これによって、液体インクの自由表
面上に1またはそれ以上の定在表面張力波が生成され、
記録媒体P上にインク液滴が飛翔される。
【0006】音響プリンタでは、図12に示すように、
記録媒体Pに対して、キャリッジ上に設けられたプリン
トヘッドHは、相対的に主走査方向に等速度で移動しな
がら1バンド画像を形成し、相対的に主走査方向と交差
する副走査方向にステップ移動した後、つぎの1バンド
画像を形成する。これらの過程を繰り返しながら、記録
媒体Pに所望の画像が記録される。
【0007】音響プリンタは、圧電素子で発生させた超
音波を音響レンズで集束させることにより、インク液滴
を吐出する。一般に、圧電素子の2つの電極で挟まれた
圧電体の厚みで定まる自己共振周波数に等しい周波数の
RF信号が圧電素子に印加されると、圧電素子の超音波
発生効率が最大になるので、インク液滴の吐出効率は最
大になる。このように、インク液滴の吐出効率を最大に
するため、自己共振周波数として所定値を得るべく圧電
体の厚みを精度よく設定する必要がある。
【0008】ところが、圧電体は、その製造上、厚みが
公差範囲内でばらつく。すなわち、圧電体は、スパッタ
リング等の処理が施される時間に応じた厚さで形成さ
れ、その処理により、得られる厚さがばらつくことにな
る。圧電体の自己共振周波数は圧電体の厚みで定まるた
め、圧電体の厚さがばらつくことで、一定の周波数のR
F信号に対して圧電素子の自己共振周波数がずれること
になる。この自己共振周波数のずれによって、インク液
滴の吐出効率にばらつきが生じる。また、温度変化など
の外乱によりインクの状態が変化しても、インク液滴の
吐出効率にばらつきが生じる。
【0009】このような、インク液滴の吐出効率を安定
化させる技術の一例として、圧電素子の自己共振周波数
よりも駆動回路の共振周波数を高くする技術が提案され
ている(特開平9−248906号公報)。また、同様
の技術として、集束超音波の周波数を時間的に変化させ
る技術が提案されている(特開平8−254446号公
報)。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ように駆動回路の共振周波数を高くしたり集束超音波の
周波数を時間的に変化させたりする技術では、所望の寸
法を有するインク液滴を生成できない。すなわち、近
年、高速記録を実現すべく、大きさを調整したインク液
滴、例えば比較的大きな径を有するインク液滴を得る目
的において、圧電素子に印加するRF信号の周波数を、
圧電素子の自己共振周波数の公差範囲から大きく逸脱さ
せる場合があり、この場合には、インク液滴を生成でき
ない。すなわち、高速記録時には、ドット(画素やピク
セル)を構成するインク液滴の大きさを大きくすること
で、飛翔させるドットの数を減少させることが想定され
る。従って、圧電素子の自己共振周波数の公差範囲内で
形成されるインク液滴の大きさに比較して、より大きな
インク液滴を得る必要がある。このため、自己共振周波
数より小さな周波数、すなわち駆動回路の共振周波数を
低くしなければならない。
【0011】また、インク液滴の吐出効率を安定化させ
るために、駆動回路の共振周波数を高くしたり集束超音
波の周波数を変化させたりする技術における圧電素子の
駆動モードは、何れも高出力のRFアンプが必要である
ので、コスト高および装置の大型化を招く。
【0012】このようなRF信号を制御するものとし
て、本出願人は、交流信号電源を用いることなく圧電素
子に交流信号を発生させる技術を提案している(特願平
11−72211号)。この技術では、圧電素子と並列
に接続したインダクタンスにより、並列共振回路を構成
し、スイッチング手段により、圧電素子に電荷蓄積手段
からの電荷エネルギーと共振回路に基づくエネルギーと
を交互に供給して、インクの吐出を行うTANK(タン
ク)回路を含んだ駆動回路を提案している。すなわち、
圧電素子による自己共振と共振回路によるエネルギーと
を切り換えてエネルギー供給している。
【0013】具体的には、圧電素子は、コンデンサに、
インダクタンスと、コンデンサ及び抵抗からなる直列共
振回路とを並列に接続した等価回路で表すことができる
ことは周知である。この直列共振回路に並列に接続され
たコンデンサとインダクタンスとはTANK回路とよば
れる並列共振回路を形成している。このTANK回路
は、エネルギを一旦蓄えた後、交流信号の供給が遮断さ
れると、コンデンサとインダクタンスとの間で、所定周
波数(=(1/(2・π・√(Cd・Ld))で、エネ
ルギ(電力)が移動(振動)する。従って、コンデンサ
とインダクタンスとの間でエネルギ減衰振動するので、
この振動により抵抗に電力が供給され(即ち、交流信号
が供給され)、圧電素子が振動し、超音波が発生する。
即ち、TANK回路に蓄えられたエネルギが超音波発生
に利用され、駆動回路から駆動電流を供給しなくても、
TANK回路に蓄えられたエネルギにより、圧電素子を
振動させ、超音波を発生させることができる。
【0014】このようなTANK回路を用いると、駆動
回路は小型でコストも安くなる。TANK回路の共振周
波数は、圧電素子の静電容量に依存するので、適当なイ
ンダクタにより、所望のRF信号の周波数に等しくなる
ように、TANK回路の共振周波数が調整される。
【0015】しかしながら、TANK回路を含んだ駆動
回路において、超音波の発生効率が大きく変動すること
がある。図13は、共振周波数が調整されたTANK回
路における駆動波形の一例を示したものであり、図13
(A)に駆動回路の出力波形を、図13(B)に圧電素
子の音響等価抵抗における伝達波形を、示した。ここで
は、圧電素子の自己共振周波数は150MHzであり、
TANK回路の共振周波数は85MHzに調整されてい
る。図13(A)に示すように、波高値で出力Vxとな
ると共に1つの周期fxで最大最小となる、駆動回路の
出力波形に対して、図13(B)に示すように、出力V
xに比較してかなり小さな出力Vy(<<Vx)でかつ
1つの周期fyで極大極小値を複数有する、圧電素子の
音響等価抵抗における伝達波形となる。従って、駆動回
路の出力波形に対して、音響等価抵抗での伝達波形は、
周波数成分が異なると共に、出力振幅が小さくなる。す
なわち、超音波の発生効率が低いことになる。従って、
所望の寸法を有するインク液滴を生成することが困難で
ある。
【0016】このため、圧電素子の自己共振周波数を低
くするために、圧電体の厚みを厚く製造することが考え
られるが、所望の厚みになる圧電体を得るのには所要時
間が膨大となり、コスト高になる。すなわち、圧電体
は、スパッタリング等の処理が施される時間に応じた厚
さで形成される。このスパッタリング等の処理は、1μ
mの厚さを形成するのに数時間を必要とし、圧電体の厚
さを厚くして調整するためにはスパッタリング等の処理
時間を膨大に設定しなければならない。
【0017】本発明は、上記事実を考慮して、小型でか
つ低コストであると共に、十分な吐出効率を維持するこ
とができかつ圧電素子の自己共振周波数に依存すること
なく所定の寸法に調整されたインク液滴を生成すること
が可能な、音響プリンタの駆動回路及び音響プリンタを
得ることが目的である。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、交流信号を供給することにより圧電素子で
発生した超音波をインク液面に集束させてインク液滴を
吐出して画像を形成する音響プリンタの駆動回路におい
て、前記圧電素子と並列に接続されたインダクタと、前
記圧電素子と前記交流信号との接続を制御することによ
って前記圧電素子の駆動による前記インク液滴の吐出を
開始させる制御手段と、前記インダクタと前記制御手段
との間に直列に接続された調整用インダクタと、を備え
たことを特徴とする。
【0019】音響プリンタは、液体インクと音響的に接
続された圧電素子に交流信号を供給してインク液滴の吐
出を行う。すなわち、圧電素子で発生した超音波をイン
ク液面に集束させることにより、インク液滴を吐出させ
る。その音響プリンタの駆動回路は、圧電素子に並列に
接続されたインダクタと圧電素子とにより共振回路が構
成される。交流信号が圧電素子に供給されると、この共
振回路にエネルギが蓄積される。制御手段は、圧電素子
と交流信号との接続を制御する。そして、制御手段は、
接続の制御によりインク液滴の吐出を開始させる。すな
わち、接続のときには交流信号が圧電素子に供給され
る。このとき、共振回路にエネルギが蓄積される。一
方、非接続のときには共振回路に蓄積されたエネルギが
圧電素子に供給される。つまり、圧電素子には上記交流
信号又は共振回路に基づくエネルギが交互に供給され、
インク液面が振動し、インク液滴の吐出が開始される。
【0020】圧電素子が自己共振周波数以外の周波数で
駆動されると、駆動する駆動周波数及び同調周波数が自
己共振周波数から外れるに従って、圧電素子から放射す
る超音波強度が著しく低下する。本発明では、インダク
タと制御手段との間には、調整用インダクタが直列に接
続されている。これによって、並列共振の同調周波数を
飛翔するインク液滴の所望の粒径に対応する周波数とす
れば、自己共振周波数を形成する成分に対し、直列に挿
入したインダクタにより、自己共振周波数を等価的に変
更できる。従って、圧電素子から放射される超音波強度
を効率的に放射できる。これによって、圧電素子側に調
整用インダクタを直列に挿入することで、圧電素子の自
己共振周波数に依存しない、所定の寸法に調整されたイ
ンク液滴を吐出することができる。
【0021】前記交流信号は、インク液滴による単位ド
ットを形成するための画像信号に基づいて形成すること
ができる。画像を形成する場合、単一な大きさのインク
液滴の飛翔によるドットで画像形成するのに比べ、その
大きさを変更して画像形成することで、画像形成の効率
向上を図ることができる。このため、交流信号を、イン
ク液滴による単位ドットを形成するための画像信号に基
づいて形成するようにすれば、画像形成の効率、例え
ば、画質の変更を伴って画像形成することができる。例
えば、画像形成時の、予め定めた大きさのドットを単位
ドットとし、単位ドットで形成される画像を通常の画像
とする。この場合、画像信号により形成される画像は、
通常の画像である。単位ドットより大きなドットで画像
を形成すれば、より高速な画像形成が可能である。従っ
て、交流信号を、単位ドットを形成するための画像信号
に基づいて、例えば大きいドットを形成するようにすれ
ば、画像形成の効率、例えば、画質の変更を伴って画像
形成することができる。すなわち、圧電素子の自己共振
周波数に依存しない、所定の寸法に調整されたインク液
滴を吐出することができるので、交流信号を調整するこ
とで、インク液滴により形成されるドットを調整でき
る。
【0022】前記圧電素子の自己共振周波数は、前記圧
電素子と前記インダクタとからなる共振回路の共振周波
数の略2倍に設定することが好ましい。本発明によれ
ば、インダクタと制御手段との間に調整用インダクタを
直列に接続する。この直列に挿入したインダクタによ
り、自己共振周波数を等価的に変更できる。この場合
に、圧電素子の自己共振周波数を共振回路の共振周波数
の略2倍に設定、すなわち共振回路の共振周波数の略1
/2倍に自己共振周波数を設定すれば、圧電素子の圧電
体の厚さを増大することなく、圧電素子の自己共振周波
数を低くすることができ、短時間で形成できる汎用的な
圧電素子を用いることができる。
【0023】前記音響プリンタの駆動回路を、音響プリ
ンタに備えることで、十分な吐出効率が維持され、かつ
圧電素子の自己共振周波数に依存しない所定の寸法に調
整されたインク液滴を生成して、画像形成可能な音響プ
リンタを提供できる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態の一例を詳細に説明する。本実施の形態は、イ
ンク液滴の寸法を任意に調整可能な音響プリンタの駆動
回路に、本発明を適用したものである。
【0025】(画像形成装置)図4は、本発明の音響プ
リンタの駆動回路が適用可能な多色用の画像形成装置の
一構造例を概略的に断面図で示した。
【0026】画像形成装置40は、マゼンタ(M)、シ
アン(C)、イエロー(Y)、ブラック(Bk)の着色
粒子が格納されている4つの記録ヘッド42を搭載して
いる。4つの記録ヘッドは液体4Aを格納している貯蔵
部44に連通していて、適宜、液体4Aが供給されるよ
うになっている。各々の記録ヘッド42は、着色粒子供
給部、粒子薄膜形成部、および圧力発生部とを備えてい
る。各々の記録ヘッド42は、各色の着色粒子を表面に
付帯した液滴を、画像信号に応じて、用紙トレイ46か
ら搬送部48によって搬送されてくる紙等の記録媒体P
に向けて吐出させる。吐出された液滴は、記録媒体Pの
所望の位置に付着し、多色の画像を記録媒体P上に形成
する。
【0027】記録媒体は、搬送部50によって搬送さ
れ、定着部52に内臓されている押圧ロールと約150
℃に加熱されている加熱ロールのニップ部を通過する。
この際、押圧ロールおよび加熱ロールによって加熱・加
圧され、画像は記録媒体Pに強固に固定される。
【0028】定着部52は前記構成に限定されず、例え
ば、加熱ロール以外にも加熱定着方式の定着部として
は、加熱パッドとフィルム状部材で構成した定着部や、
強い光源などを非接触で近接配置させた定着部等を使用
することができる。また、使用する着色粒子の特性に合
わせ、これを記録媒体に強固に付着させるために有効な
ものを適宜選択することができ、例えば定着剤を含んだ
カプセルタイプの着色粒子を使用する場合は、圧力ロー
ルを配置し、圧力によってカプセルを破壊して定着させ
る方法を利用することもできる。
【0029】(インク吐出部)前記記録ヘッド42は、
多色の画像を記録媒体P上に形成するために記録媒体P
に向けて液滴を吐出させるインク吐出装置を含んで構成
されている。図1には、本発明の実施の形態であるイン
ク吐出装置のインク吐出部20と駆動回路30の模式図
を示した。
【0030】図1に示すように、本実施の形態に係るイ
ンク吐出装置のインク吐出部20は、側壁部3により囲
まれた内部が液体インクに満たされたインク室4となっ
ており、かつ、上部にインク吐出部位1を有するインク
保持部(ヘッド)2を備えている。インク保持部2の下
部には、上部電極6と下部電極8とにより挟まれた、イ
ンクと音響的に接続された圧電素子7が配置されてい
る。インク室4内の上部電極6の上部には、圧電素子7
により発生した超音波をインク吐出部位1に集束させる
フレネルレンズ5が配置されている。なお、本実施の形
態に係るインク吐出装置は、音響プリンタに備えられて
おり、インク吐出部位1のインク吐出方向には、記録媒
体Pが配置される。
【0031】本実施の形態では、上部電極6と下部電極
8とに、圧電素子7と並列に、かつ、圧電素子7及び本
発明の制御手段としての圧電素子駆動回路12に最接近
した位置に、本発明のインダクタとしてのインダクタン
ス9が接続されている。また、下部電極8には、本発明
の調整用インダクタとしての調整用インダクタンス10
(以下の説明では、直列インダクタンスLssともい
う)を介して、RF−AMPにより構成された圧電素子
駆動回路12の一方の出力端が接続され、上部電極6に
は圧電素子駆動回路12の他方の出力端が接続されてい
る。
【0032】図2には、駆動回路30(圧電素子駆動回
路12)から圧電素子までの等価回路を示した。図2に
示すように、圧電素子7は、コンデンサCdに、音響等
価ステイフネスLs(以下、インダクタンスLsとい
う)、音響等価容量Cs(以下、コンデンサCsとい
う)、及び音響等価抵抗Rs(以下、抵抗Rsという)
の直列共振回路13が並列に接続された等価回路で表す
ことができる。コンデンサCdとインダクタンスLdと
はTANK回路とよばれる並列共振回路(以下、TAN
K回路14という)を形成する。このTANK回路14
は、エネルギを一旦蓄えた後、交流信号の供給が絶たれ
ると、コンデンサCdとインダクタンスLdとの間で、
所定周波数(=(1/(2・π・√(Cd・Ld))
で、エネルギ(電力)が移動(振動)する。
【0033】ここで、コンデンサCdとインダクタンス
Ldで決まる共振周波数を駆動回路12からの交流信号
の周波数と等しくなるように設定した場合、インダクタ
ンスLs、コンデンサCs、及び抵抗Rsの制限要素が
存在するので、上記エネルギの移動の際にエネルギが減
少(減衰振動)する。この減衰振動は、Cd、Ls、C
s、Rsの各値により定まる。そして、容量比(=Cd
/Cs)が1以上でありかつLs、Cs、及びRsの直
列共振回路13の尖鋭度Q=(1/(2πfCs・R
s)が1以上であれば、1周期以上減衰振動する。
【0034】このように、コンデンサCdとインダクタ
ンスLdとの間でエネルギ減衰振動するので、この振動
により抵抗Rsに電力が供給され(すなわち、交流信号
が供給され)、圧電素子7が振動し、超音波が発生す
る。すなわち、TANK回路14に蓄えられたエネルギ
が超音波発生に利用される。よって、圧電素子駆動回路
12から駆動電流を供給しなくても、TANK回路14
に蓄えられたエネルギにより、圧電素子7を振動させ、
超音波を発生させることができる。従って、圧電素子駆
動回路12からの駆動電流の供給及び遮断を制御し、圧
電素子駆動回路12からの電力とTANK回路14から
の電力と交互に切り換えて、圧電素子7に供給し、コン
デンサCdとインダクタンスLdとの間でエネルギ減衰
振動を利用して、消費電力を削減できる。
【0035】図3には、圧電素子駆動回路12の構成例
を示した。また、図3では、圧電素子7と、圧電素子駆
動回路12、インダクタンス9及び調整用インダクタン
ス10とを分離可能にするための接続端子17、18が
設けられている。圧電素子駆動回路12は、コントロー
ラ11、RF信号発生部15、及び画像信号の入力部1
6(以下、画像信号16という)を備えている。
【0036】本実施の形態では、調整用インダクタンス
10が圧電素子7に直列に(具体的には、下部電極8と
圧電素子駆動回路12との間に直列に)接続されてい
る。すなわち、圧電素子駆動回路12には、同調用固定
のためのインダクタンスLdが並列に接続されている。
インダクタンスLdの一端は接地され、他端は圧電素子
駆動回路12に接続されている。圧電素子駆動回路12
は、コントローラ11を備えており、このコントローラ
11は液滴を吐出させるための画像信号16によりオン
信号を出力する。また、コントローラにはRF信号発生
部15が接続され、コントローラ11は画像信号16に
よるオン信号のときにRF信号を出力する。
【0037】圧電素子駆動回路12は、トランジスタT
rを備えている。トランジスタTrのコレクタはインダ
クタンスLdの他端に接続され、エミッタは、コンデン
サC2を介して接地されかつ負電源(−V)に接続され
ている。この負電源(−V)は、抵抗R1を介してトラ
ンジスタTrのベースに接続されている。また、抵抗R
1のトランジスタTrのベース側は、抵抗R2を介して
接地されると共に、コンデンサC1を介してコントロー
ラ11に接続されている。
【0038】次に、調整用インダクタンス10の選択に
ついて説明する。一般的に、自己共振周波数である圧電
素子7の音響等価的な直列共振周波数fsは、次式で与
えられる。
【0039】 fs=1/{2π√(Ls・Cs)} −−−(1) この直列共振周波数fsは、調整用インダクタンス10
である直列インダクタンスLssによって、次式で与え
られるfs'に調整される。
【0040】 fs'=1/[2π√{(Ls+Lss)Cs}] −−−(2) また、TANK回路14の並列共振周波数fpは、次式
で与えられる。
【0041】 fp=1/{2π√(Ld・Cd)} −−−(3) ここで、圧電素子駆動回路12から出力されたRF信号
の周波数はTANK回路14の共振周波数fpに等しい
ので、(2)式と(3)式が互いに等しくなるように、
直列インダクタンスLssを選択する。例えば、容量比
が20である圧電素子7に対しては、次式を満足する直
列インダクタンスLssを選択する。
【0042】 Lss=20・Ld−Ls −−−(4) このように、TANK回路14の前段に直列に調整用イ
ンダクタンス10(直列インダクタンスLss)を挿入
することで、圧電素子7の音響等価的な直列共振周波数
fsを調整できる。これによって、十分な吐出効率が維
持され、かつ圧電素子の自己共振周波数に依存しない所
定の寸法に調整されたインク液滴を生成することができ
る。
【0043】次に、圧電素子の自己共振周波数に依存し
ない所定の寸法に調整されたインク液滴を生成すること
ができる点について詳細に説明する。すなわち、並列共
振回路と直列共振回路の複同調回路の応答特性について
説明する。本実施の形態では、圧電素子7の等価回路の
一部である、インダクタンスLs、コンデンサCs及び
抵抗Rsの直列共振回路13と、圧電素子7の等価回路
の一部であるコンデンサCd及び並列に接続されたイン
ダクタンスLdとからなるTANK回路14として機能
する並列共振回路と、の複同調回路の応答特性について
説明する。
【0044】図5(A)に示す一般的な圧電素子7の等
価回路で考えると、直列共振回路13の自己共振周波数
fsと、タンク回路14の並列共振周波数fpとを、一
致させたときの伝達特性が最大となる。この結果、図5
(B)に示すように、所定周波数fo=1/{2π√
(Ls・Cs)}を中心として略線対称に山形となる応
答特性となる。
【0045】この場合に、自己共振周波数fsと、並列
共振周波数fpとが一致しないと、応答特性は、何れか
の方向へ偏る。すなわち、図5(C)に示すように、f
p<fsの場合には所定周波数foより小さい周波数で
最大となる偏った応答特性となり、fp>fsの場合に
は所定周波数foより大きい周波数で最大となる偏った
応答特性となる。
【0046】本実施の形態では、TANK回路14の前
段に直列に調整用インダクタンス10(直列インダクタ
ンスLss)を挿入している(図6(A)参照)。これ
によって、図6(B)に示すように、その応答特性は、
3つの周波数で同調するようになる(Triple Tune)。
この追加された周波数fssは、上記(2)式で表され
る周波数fssであり、その新規に追加された周波数で
ピークを有することとなる。
【0047】これによって、本来、自己共振周波数fs
であるfo=1/{2π√(Ls・Cs)}に支配され
ることがない、周波数による駆動が可能となる。これに
よって、吐出効率を維持でき、かつ圧電素子の自己共振
周波数に依存しない周波数によるインク液滴の吐出によ
り所定の寸法に調整されたインク液滴を生成することが
できる。
【0048】図7は、直列インダクタンスが挿入された
場合のTANK回路における駆動波形を示したものであ
る。図7(A)は、圧電素子の駆動回路12の出力波形
を示し、図7(B)は、圧電素子7の音響等価抵抗にお
ける伝達波形を示している。図7における動作環境は、
従来の駆動波形で示した図13と同じ条作、すなわち、
圧電素子7の自己共振周波数は150MHzであり、T
ANK回路14の共振周波数は85MHzに調整されて
いる。
【0049】図7(A)に示すように、駆動回路12の
出力は、その出力が開始された時点Daから、最小値と
最大値の間で振幅を繰り返し、最小値が−30V近傍の
略一定値で、最大値が+20V〜+70V近傍まで徐々
に増大する特性を有している。波高値は出力Vaで、中
心位置がずれた特性となる乱れた波形になっている。一
方、音響等価抵抗における伝達波形は、図7(B)に示
すように、音響等価抵抗における伝達が開始された時点
Dbから、略0の電圧を中心として、略一致する最小値
と最大値の間で振幅を繰り返し、±30V近傍の略一定
値である、波高値の特性を有している。このように、本
実施の形態では、圧電素子7の音響等価抵抗における伝
達波形は、出力振幅が十分大きく、正極性及び負極性に
共に略均等に振動する伝達特性になる。
【0050】ここで、図7を図13と比較すると、圧電
素子駆動回路12の出力波形は乱れているものの、圧電
素子7の音響等価抵抗における伝達波形は、周波数成分
は85MHzで、かつ出力振幅も十分大きい。従って、
所望の周波数fpを有するRF信号により、吐出効率が
十分維持された該周波数fpで決まる寸法のインク液滴
が所定のインク吐出口から吐出する。すなわち、超音波
の発生効率が大きい状態で維持されたまま、所望の寸法
を有するインク液滴を生成することが可能になる。これ
は、インク液滴の寸法が、もはや圧電素子の自己共振周
波数に依存せず、任意に調整可能なことに相当する。
【0051】このように、本実施の形態では、TANK
回路14の前段に直列に調整用インダクタンス10(直
列インダクタンスLss)を挿入することで、圧電素子
7の音響等価的な直列共振周波数fsを調整できる。す
なわち、圧電素子の音響等価的な直列共振周波数と、圧
電素子の自己共振周波数とを、異ならせることができ
る。従って、インク液滴の寸法は、圧電素子の自己共振
周波数に依存せず、任意に調整することができる。これ
によって、高速記録を可能とする音響プリンタに対し
て、製造コストの高い大径インク液滴生成用のみなら
ず、製造コストの低い微小インク液滴生成用のプリント
ヘッドを用いても、周波数を調整するのみで、大径イン
ク液滴を安定に生成する、小型かつ低コストな駆動回路
が提供することができる。
【0052】図8には本発明の実施の形態の音響プリン
タの駆動回路が適用可能な記録ヘッド(プリントヘッ
ド)Hの一例を模式図で示した。記録ヘッドHは、圧電
素子7を含んだインク吐出部20が筐体21に設けら
れ、そのインク吐出部20には、インク供給口24が連
通している。このインク供給口24にはインクを充填可
能なインクタンク25が接続可能であり、インクタンク
25内部のインクがインク供給口24を介してインク吐
出部20へ供給される。インク吐出部20には、調整用
インダクタンス10を介してケーブル22が接続されて
いる。このケーブルは、RF信号の供給元に接続され
る。
【0053】調整用インダクタンス10は、記録ヘッド
Hの各々の圧電素子に設けられる。すなわち、図9に示
すように、複数個の調整用インダクタンス10がケーブ
ル22の先端付近に直列に設けられており、記録ヘッド
Hの各々の圧電素子に対応して実装される。図8及び図
9の例では、記録ヘッドHの交換を必要としないパーマ
ネント型に適用されることが好ましい。このようにする
ことで、調整用インダクタンスは圧電素子の直近に実装
されるので、RF信号の伝送損失は最小になり、インク
液滴の吐出効率を大きく維持できる。
【0054】図10は、調整用インダクタンス10を駆
動回路側に設けた例を示したものである。この例では、
圧電素子駆動回路12の基板上または近傍に調整用イン
ダクタンス10を挿入する。すなわち、ケーブル22
は、単に圧電素子駆動回路12と、インク吐出部20と
を接続するのみの接続線で構成し、圧電素子駆動回路1
2側に調整用インダクタンス10を設ける。これは、使
い捨て型など記録ヘッドの交換が想定される場合に適用
することが好適である。この場合、調整用インダクタン
スの接続端子の直近に挿入されるから、図8及び図9と
比較し、RF信号の伝送損失は大きくなるが、記録ヘッ
ドHに調整用インダクタンスを設ける必要がないので、
記録ヘッドHの交換時のコスト低下を図ることができ
る。
【0055】なお、本実施の形態は、高周波数の交流電
流を供給する圧電素子駆動回路を用いたが、本発明はこ
れに限定されず、スイッチング回路を用いてスイッチン
グにより高周波数の交流電流を供給する回路を用いても
よい。
【0056】また、上記実施の形態は、圧電素子により
発生した超音波をインク吐出部に集束させるためにフレ
ネルレンズを用いたが、本発明はこれに限定されず、超
音波の位相を制御して超音波をインク吐出部に集束させ
るようにしもよい。
【0057】更に、上記実施の形態は、インク吐出装置
を、圧電素子により発生した超音波をインク吐出部に集
束させる音響インクプリンタに適用した例を説明した
が、本発明はこれに限定されず、圧電素子により発生し
た超音波をインク吐出部に集束させない音響インクプリ
ンタや、ノズル板を設けた音響インクプリンタに適用し
てもよい。更に、インク保持部(ヘッド)を1つ備えた
例を説明したが、本発明はこれに限定されず、同時に複
数の圧電素子を励振する場合やカラー化に対応すべく複
数の印字ヘッドを有する場合にも同様に適用することが
できる。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、圧
電素子と並列に接続されたインダクタとインク液滴の吐
出を開始させる制御手段との間に調整用インダクタを直
列に接続したので、圧電素子の音響等価的な直列共振周
波数と、圧電素子の自己共振周波数とを、異ならせるこ
とができ、インク液滴の大きさについて、圧電素子の自
己共振周波数に依存せず任意に調整でき、インク液滴の
大きさに拘わらずインク液滴を安定的に生成させること
ができる、という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態にかかり、インク吐出装
置の圧電素子及び駆動回路の周辺回路を示した概念構成
図である。
【図2】 本発明が適用可能な駆動回路30から圧電素
子までの等価回路を示す線図である。
【図3】 本発明が適用可能な圧電素子駆動回路12の
概略構成を示すブロック図である。
【図4】 本発明が適用可能な多色用の画像形成装置の
一例の構造を示す概略断面図である。
【図5】 圧電素子の等価回路について、直列共振回路
の自己共振周波数fsと、タンク回路の並列共振周波数
fpとの応答特性に関する説明図である。
【図6】 圧電素子の等価回路について、タンク回路の
前段に帳絵師インダクタンスを挿入した場合において、
直列共振回路の自己共振周波数fsと、タンク回路の並
列共振周波数fpとの応答特性に関する説明図である。
【図7】 直列インダクタンスが挿入された場合のTA
NK回路における駆動波形を示し、(A)は圧電素子駆
動回路12の出力波形、(B)は圧電素子7の音響等価
抵抗における伝達波形を示している。
【図8】 本発明の実施の形態の音響プリンタの駆動回
路が適用可能な記録ヘッド(プリントヘッド)Hの一例
を示す模式図である。
【図9】 直列インダクタンスを備えたケーブルを示す
イメージ図である。
【図10】 調整用インダクタンスを駆動回路側に設け
た一例を示すブロック図である。
【図11】 従来の音響プリンタの具体的な制御構成を
示すブロック図である。
【図12】 音響プリンタの具体的な概念構成を示す外
観図である。
【図13】 従来のTANK回路における駆動波形の一
例を示したものであり、(A)は駆動回路の出力波形、
(B)は圧電素子の音響等価抵抗における伝達波形を示
した。
【符号の説明】
1 インク吐出部位 2 インク保持部 3 側壁部 4 インク室 5 フレネルレンズ 6 上部電極 7 圧電素子 8 下部電極 9 インダクタンス 10 調整用インダクタンス 11 コントローラ 12 圧電素子駆動回路 13 直列共振回路 14 タンク回路 15 信号発生部 16 画像信号 20 インク吐出部 22 ケーブル 40 画像形成装置 42 記録ヘッド Cd コンデンサ Cs コンデンサ Ld インダクタンス Ls インダクタンス Lss 直列インダクタンス Rs 抵抗 fp 並列共振周波数 fs 直列共振周波数(自己共振周波数) fss 周波数

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流信号を供給することにより圧電素子
    で発生した超音波をインク液面に集束させてインク液滴
    を吐出して画像を形成する音響プリンタの駆動回路にお
    いて、 前記圧電素子と並列に接続されたインダクタと、 前記圧電素子と前記交流信号との接続を制御することに
    よって前記圧電素子の駆動による前記インク液滴の吐出
    を開始させる制御手段と、 前記インダクタと前記制御手段との間に直列に接続され
    た調整用インダクタと、を備えたことを特徴とする音響
    プリンタの駆動回路。
  2. 【請求項2】 前記交流信号は、インク液滴による単位
    ドットを形成するための画像信号に基づいて形成される
    ことを特徴とする請求項1記載の音響プリンタの駆動回
    路。
  3. 【請求項3】 前記圧電素子の自己共振周波数は、前記
    圧電素子と前記インダクタとからなる共振回路の共振周
    波数の略2倍であることを特徴とする請求項1記載の音
    響プリンタの駆動回路。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3の何れか1項に記
    載の音響プリンタの駆動回路を備えた音響プリンタ。
JP2000278420A 2000-09-13 2000-09-13 音響プリンタの駆動回路及び音響プリンタ Pending JP2002086710A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000278420A JP2002086710A (ja) 2000-09-13 2000-09-13 音響プリンタの駆動回路及び音響プリンタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000278420A JP2002086710A (ja) 2000-09-13 2000-09-13 音響プリンタの駆動回路及び音響プリンタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002086710A true JP2002086710A (ja) 2002-03-26

Family

ID=18763589

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000278420A Pending JP2002086710A (ja) 2000-09-13 2000-09-13 音響プリンタの駆動回路及び音響プリンタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002086710A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6443547B1 (en) Driving device for inkjet recording apparatus and inkjet recording apparatus using the same
JP2842320B2 (ja) 液滴噴射装置および液滴噴射方法
US5552809A (en) Method for driving ink jet recording head and apparatus therefor
EP0099683B1 (en) Control system for ink jet printing element
US6350003B1 (en) Ink droplet ejecting method and apparatus
JP3356202B2 (ja) インクジェット記録装置
JP2010158893A (ja) インクジェットヘッドの駆動方法
JPH05278218A (ja) インクジェットプリンタ
JP2008114486A (ja) 液体噴射装置、及び、その制御方法
JP2718939B2 (ja) 複数色一体型液体噴射記録ヘッド
JP2002086710A (ja) 音響プリンタの駆動回路及び音響プリンタ
US6805420B2 (en) Drive unit for liquid ejection head and liquid ejection apparatus provided with such unit
JP2003175600A (ja) インクジェット式記録装置
JPH0538809A (ja) インクジエツトヘツド
JP3663963B2 (ja) インクプリンタ、インクプリンタの駆動方法及びインク射出方法
JPH07178907A (ja) インクジェット式記録ヘッドの駆動装置及び駆動方法
JPH04299149A (ja) インクジェットヘッド
JP4686387B2 (ja) インクジェットヘッド、インクジェット吐出装置、インクジェット記録装置及びインクジェット吐出方法
JPH01238950A (ja) インクジェット記録装置
JPH11115171A (ja) インクジェット式記録装置
JPH03155953A (ja) インクジェットヘッド
JPH03155948A (ja) インクジェットヘッド
JP3329354B2 (ja) インクジェット式記録ヘッドの駆動回路及び駆動方法
JPH09226111A (ja) 記録方法および記録装置
JPH02303849A (ja) インクジェットヘッド

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20040621

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060119

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20060131

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Effective date: 20060530

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02