JP2002086154A - 排水消毒処理システム - Google Patents

排水消毒処理システム

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JP2002086154A
JP2002086154A JP2000280085A JP2000280085A JP2002086154A JP 2002086154 A JP2002086154 A JP 2002086154A JP 2000280085 A JP2000280085 A JP 2000280085A JP 2000280085 A JP2000280085 A JP 2000280085A JP 2002086154 A JP2002086154 A JP 2002086154A
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JP
Japan
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tank
water
stirring
wastewater
waste water
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Application number
JP2000280085A
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English (en)
Inventor
Takeshi Matsuura
剛 松浦
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Airtech Japan Ltd
Original Assignee
Airtech Japan Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 病原菌等の有害な細菌が混入する恐れのある
排水を適正な濃度に管理された消毒液により完全に消毒
し一般下水への排水を可能にし、且つ、これら一連の処
理を自動で行うことができる排水消毒処理システムを提
供する。 【解決手段】 排水を貯溜するタンク2と、該タンク2
内の規定水量(31,32)を検知する検知手段3と、
タンク内に前記規定水量に応じた規定量の消毒剤を注入
する薬剤注入手段4と、薬剤注入時にタンク内を攪拌す
る攪拌手段5と、所定時間の攪拌後にタンク内の水を全
量若しくは所定低水位になるまでタンク外に排水する強
制排水手段6とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、病原菌等の有害な
細菌が混入する恐れのある排水を完全に消毒し一般下水
へ排水可能にする排水消毒処理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、病院等では施設全体の排水を一括
して処理する排水処理設備,浄化槽等を備えているが、
排水の量も多く、その内容も多様であるため、消毒を行
うにしても排水中の消毒液の濃度を適正に管理し、完全
に消毒することは困難であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、解剖室,感染
症治療室,病理細菌検査室等、危険な感染症の病原菌が
排水に混入する可能性の有る部所において完全な消毒を
行った後に他の一般的な排水と共に排水することで、低
コストで安全性の高い排水処理システムを構築できる点
に着目し、本発明に想到した。
【0004】即ち、本発明は、病原菌等の有害な細菌が
混入する恐れのある排水を適正な濃度に管理された消毒
液により完全に消毒し一般下水への排水を可能にし、且
つ、これら一連の処理を自動で行うことができる排水消
毒処理システムを提供することを目的としてなされたも
のである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の排水消毒処理システムは、排水を貯溜するタ
ンクと、該タンク内の規定水量を検知する検知手段と、
タンク内に前記規定水量に応じた規定量の消毒剤を注入
する薬剤注入手段と、薬剤注入時にタンク内を攪拌する
攪拌手段と、所定時間の攪拌後にタンク内の水を全量若
しくは所定低水位になるまでタンク外に排水する強制排
水手段とを備えた。
【0006】
【発明の実施の形態】図1に、本発明実施形態の排水消
毒処理システム1の概略を示す。図において、本発明の
排水消毒処理システム1は、排水を一時的に貯溜し消毒
処理を行うための処理タンク2、該処理タンク2内の規
定水位を検知するための検知手段3,処理タンク2内に
消毒薬剤を注入する薬剤注入手段4,処理タンク2内を
攪拌する攪拌手段5,処理タンク2内の水を排出する強
制排水手段6、及び、それらの制御手段7より構成され
ている。
【0007】処理タンク2は、解剖室等,病原菌が排水
に混入する恐れがある部所で局所的な消毒処理に適した
1〜3m3程度の排水を収容し得る比較的小規模なもの
を用いる。処理タンク2は、地中に埋設され、地表に露
出したタンク上部にはメンテナンスホール8,9が設け
られている。10は処理タンク2に流入する排水管であ
る。
【0008】検知手段3は、高水位(1000l)及び低水
位(500 l)の2つの規定水位に対応し、これらの水位
を検知するフロートセンサ31,32からなり、制御手
段7に接続されている。
【0009】尚、検知手段3は仕様により、3箇所以上
のフロートセンサを設けたり、単一のフロートセンサの
みを用いても良い。また、単一のフロートセンサの検出
地点を物理的に変化させるようにしたり、静電容量形レ
ベルセンサ等、浮力以外の他の作動原理によるセンサ
(スイッチ)を用いることもできる。
【0010】薬剤注入手段4は、消毒薬剤を貯溜する薬
液タンク41及び、該薬液タンク41内の薬液を所定の
流量で処理タンク2に注入する薬剤注入ポンプ42から
なり、制御手段7に付設されたタイマTにより作動時間
t1を制御されることで、作動時間に応じた規定量の薬
液を処理タンク2内に注入可能である。
【0011】攪拌手段5は、攪拌ブロワ51及びその送
気管52により処理タンク2内に外気を吹込み、気泡を
発生させて攪拌するものであり、制御手段7に付設され
たタイマTにより所定時間t2作動する。尚、攪拌手段
5は、インペラを用いたもの等であっても良い。
【0012】強制排水手段6は、処理タンク2の内底部
に設置され排水ポンプ61、及び排水管62からなり、
排水管62は一般下水の排水溝11に達している。
【0013】消毒に用いる薬剤は、特に限定されるもの
ではないが、次亜塩素酸ナトリウムを用いる。次亜塩素
酸ナトリウムの濃度及び消毒時間に関し、社団法人日本
病理学会では、0.5%濃度で10〜30分消毒、
0.01〜0.1%濃度で60分消毒するように規定し
ている。そこで安全性を考慮して、0.1〜0.5%濃
度となるように次亜塩素酸ナトリウムを注入し、60分
間攪拌しながら消毒するようにした。これにより、60
分間の消毒処理中に新たに排水が流入し、消毒液の濃度
が低下した場合にも上記の基準を充分に満足させるこ
とができる。
【0014】次に、上記実施形態に基づき排水消毒処理
システム1の動作について図2と共に説明する。
【0015】先ず、制御装置7の図示しない操作盤によ
り排水の消毒処理を行う規定水位を高水位(31),低
水位(32)のいずれかに設定する。例えば排水が多く
処理能力を優先する場合は高水位を選択し、一方、排水
の頻度、量が一定しないような場合は、処理タンク2内
に長期間排水が滞溜するのを防止するために低水位を選
択する。上記いずれかの水位を選択すれば、以後連続自
動運転となる。ここでは高水位を選択したものとする。
【0016】処理タンク2に排水管10より排水が流入
し、タンク内の水位が上記選択した規定水位(高水位)
に達すれば、該規定水位に対応したフロートセンサ31
がこれを検知し、薬剤注入ポンプ42が作動状態とな
り、処理タンク2内に消毒薬液を一定の流量で注入す
る。そして、タイマTにより設定時間t1の経過後に薬
剤注入ポンプ42が停止することで、処理タンク2内に
は規定量の消毒薬液が注入されることになる。
【0017】一方、上記薬剤注入ポンプ42の作動と並
行して攪拌ブロワ51が作動状態となり、処理タンク2
内に空気を吹き込み、該タンク内の排水と消毒液とを攪
拌し消毒する。
【0018】設定時間t2の経過後、攪拌ブロワ51が
停止し、次いで排水ポンプ61が作動状態となり、排水
管62を通じて処理タンク2内の消毒済みの排水を一般
下水の排水溝11に排出する。そして、処理タンク2内
の水位が最低水位に達すると排水ポンプ61が停止し、
再び処理タンク2内に排水管10より流入する排水が貯
溜される。
【0019】また、上述した連続自動運転の他に、1回
の消毒処理を強制的に行うこともでき、その場合、操作
盤からのスイッチ操作により、処理タンク2内の水位に
拘らず薬剤注入ポンプ42、攪拌ブロワ51の作動から
排水ポンプ61の停止までを行う。連続自動運転中に、
排水消毒処理システム1の運転間隔が開いてしまったよ
うな場合や、処理タンク2内の水量に拘らず定期的に消
毒処理を実施する場合に便利である。
【0020】
【発明の効果】本発明の排水処理システムは、上述の通
り、排水を貯溜するタンクと、該タンク内の規定水量を
検知する検知手段と、タンク内に前記規定水量に応じた
規定量の消毒剤を注入する薬剤注入手段と、薬剤注入時
にタンク内を攪拌する攪拌手段と、所定時間の攪拌後に
タンク内の水を全量若しくは所定低水位になるまでタン
ク外に排水する強制排水手段とを備えたので、病原菌等
の有害な細菌が混入する恐れのある排水を一時的に貯溜
し、完全に消毒した後、一般下水に排出することが可能
となり、排水経路からの上記病原菌等による二次的な感
染を確実に防止でき、且つ、上記一連の消毒処理を連続
自動運転により確実に行え有利である。
【0021】また、本発明の排水消毒処理システムは、
小規模なシステムに適しているため、上記有害な細菌が
排水に混入する可能性の有る特定部所に、局所的に配置
することで、安全性の高い排水処理システムを低コスト
で構成できると共に、既存の施設への追加導入も容易且
つ低コストで行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施形態の排水消毒処理システムの概略
を示す図である。
【図2】本発明実施形態の排水消毒処理システムの動作
を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 排水消毒処理システム 2 処理タンク 3 検知手段 4 薬剤注入手段 5 攪拌手段 6 強制排水手段 7 制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) E03C 1/12 E03C 1/12 Z E03F 5/18 E03F 5/18

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排水を貯溜するタンクと、該タンク内の
    規定水量を検知する検知手段と、タンク内に前記規定水
    量に応じた規定量の消毒剤を注入する薬剤注入手段と、
    薬剤注入時にタンク内を攪拌する攪拌手段と、所定時間
    の攪拌後にタンク内の水を全量若しくは所定低水位にな
    るまでタンク外に排水する強制排水手段とを備えたこと
    を特徴とする排水消毒処理システム。
JP2000280085A 2000-09-14 2000-09-14 排水消毒処理システム Pending JP2002086154A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012086648A (ja) * 2010-10-18 2012-05-10 Kanoya Diesel Kiki:Kk 車両の消毒装置
CN102561468A (zh) * 2010-12-31 2012-07-11 吕常洪 智能节水器
CN111472412A (zh) * 2020-04-17 2020-07-31 杭州崔测科技有限公司 一种利用地热能的家庭用水再循环装置
KR102500623B1 (ko) * 2022-11-11 2023-02-16 박상철 감염폐수 처리 시스템

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