JP2002085794A - 遊技機主要構成品搭載現況管理システム及び遊技機主要構成品搭載現況管理方法 - Google Patents

遊技機主要構成品搭載現況管理システム及び遊技機主要構成品搭載現況管理方法

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JP2002085794A
JP2002085794A JP2000286330A JP2000286330A JP2002085794A JP 2002085794 A JP2002085794 A JP 2002085794A JP 2000286330 A JP2000286330 A JP 2000286330A JP 2000286330 A JP2000286330 A JP 2000286330A JP 2002085794 A JP2002085794 A JP 2002085794A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技店等においてどの遊技機にどの主要構成
品が搭載されているかの状況を正確に把握でき、その主
要構成品の不正交換発見等に威力を発揮する遊技機主要
構成品搭載現況管理システムを提供する。 【解決手段】 遊技用演算処理装置(200)に書き込
まれたチップIDを読み取るチップID読み取り手段
(248)、前記遊技用演算処理装置を実装した遊技制
御基板(101b)を収納する遊技制御基板収納ボック
ス(101a)に表示されたユニットID(101e)
を読み取るユニットID読み取り手段(245、24
6)、前記チップID読み取り手段によって読み取られ
たチップIDと前記ユニットID読み取り手段によって
読み取られたユニットIDとを関連付けて記憶する記憶
手段(249)を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技機主要構成品
搭載現況管理システム及び遊技機主要構成品搭載現況管
理方法に関する。詳しくは、パチンコ遊技機等の射幸心
を煽るおそれのある遊技機に搭載して用いられる遊技用
演算処理装置、または、その遊技用演算処理装置と一体
的に交換可能な遊技制御基板ないしは遊技制御ユニット
などの主要構成品の搭載現況(遊技店等においてどの遊
技機にどの主要構成品が搭載されているかの状況)を正
確に把握し、たとえば、その主要構成品の不正交換発見
に威力を発揮するとともに、遊技機の商品管理、中古機
市場での流通管理、廃棄処理ルートの管理、不正に流用
された廃棄部品の出所追跡などにも応用できる遊技機主
要構成品搭載現況管理システム及び遊技機主要構成品搭
載現況管理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】パチンコ遊技機等のように、射幸心を煽
るおそれのある遊技機を市場に投入するに際は、所定の
法律等(例えば、風俗営業等の規則及び業務の適正化等
に関する法律等)に則した性能基準を満たしているかの
検査を第三者機関で受け、所定の基準(例えば、「遊技
機の認定及び型式の検定等に関する規則」に定められ基
準)を充足している場合に限り、販売許可を取得し、市
場への投入が可能になっており、遊技店では上記のよう
な所定の基準を満たした遊技機を設置してはじめて営業
が可能になる。
【0003】一方、上記の検査を受けた遊技機であって
も、遊技店に設置された後の遊技機の中には不正に改造
された遊技機の存在が指摘されており、社会問題ともな
っているが、今日では遊技機製造業者の努力もあって、
稚拙な不正行為(例えば、磁石などを使った行為)は相
当少なくなってきているものの、技術力と組織力を背景
にした犯罪者集団による不正行為、例えば、遊技機の遊
技制御を管理する遊技制御基板に備えられているプログ
ラムROM(遊技プログラムが格納されたROM)の改
造ROM(大当りが出現しやすいように改造したもの;
裏ROMともいう)を製作し、その改造ROMを正規の
プログラムROMと交換するといった行為は、完全に一
掃されていないのが実情である。
【0004】かかる背景を踏まえ、プログラムROMを
CPUや周辺回路と一緒に1チップ化してROM交換を
行えないようにした遊技用チップの提案が行われてお
り、これによれば、プログラムROMが単独で基板上に
存在しないために、裏ROMを製造したり交換したりす
ることが物理的に不可能になるという不正防止効果が得
られる。しかしながら、このように1チップ化した遊技
用チップであっても、完全に不正が行えないとの断言は
できない。例えば、1チップ化したCPU自体をそっく
り真似て偽造(不正な遊技プログラムを内蔵)された場
合、その偽造チップを遊技制御基板に取り付けるという
行為は可能だからである。
【0005】そこで、上記1チップ化した遊技用演算処
理装置のそれぞれに、チップ固有の識別情報(チップI
D)を書き込み、このチップIDを遊技機の外部から読
み出して確認できるようにした改良技術が提案されてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記の改良技術によれ
ば、遊技店に納入した遊技機のチップIDを記録して
おき、事後、適宜に当該遊技機の遊技用演算処理装置
からチップIDを読み出して、記録しておいたチップ
IDと照合をとることにより、偽造チップであるか否か
の判定(遊技用演算処理装置の真贋判定)を行うことが
可能である。
【0007】しかしながら、上記の改良技術にあって
は、これらの〜についてのシステムが確立されてい
なかったため、遊技用演算処理装置に書き込まれたチッ
プIDの活用が難しく、上記の不正行為、すなわち、偽
造チップの遊技制御基板への取り付け行為を、遊技店等
のユーザレベルで容易に見抜くことができないという問
題点があった。
【0008】そこで、本発明は、遊技店等においてどの
遊技機にどの主要構成品が搭載されているかの状況を正
確に把握でき、その主要構成品の不正交換発見等に威力
を発揮する遊技機主要構成品搭載現況管理システムの提
供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
遊技用演算処理装置に書き込まれたチップIDを読み取
るチップID読み取り手段と、前記遊技用演算処理装置
を実装した遊技制御基板を収納する遊技制御基板収納ボ
ックスに表示されたユニットIDを読み取るユニットI
D読み取り手段と、前記チップID読み取り手段によっ
て読み取られたチップIDと前記ユニットID読み取り
手段によって読み取られたユニットIDとを関連付けて
記憶する記憶手段と、を備えたことを特徴とする。
【0010】請求項2記載の発明は、遊技用演算処理装
置に書き込まれたチップIDを読み取るチップID読み
取り手段と、前記遊技用演算処理装置を実装した遊技制
御基板を収納する遊技制御基板収納ボックスに表示され
たユニットIDを読み取るユニットID読み取り手段
と、前記チップID読み取り手段によって読み取られた
チップIDと前記ユニットID読み取り手段によって読
み取られたユニットIDとを関連付けて記憶する記憶手
段と、前記記憶手段の記憶内容の外部アクセスを許容す
るアクセス許容手段と、を備えたことを特徴とする。
【0011】請求項3記載の発明は、請求項1または請
求項2いずれかに記載の発明において、前記記憶手段
は、前記遊技用演算処理装置の製造番号またはシリアル
番号もしくはパッケージIDを前記チップIDまたはユ
ニットIDのいずれか一方もしくはその両方に関連付け
て記憶することを特徴とする。請求項4記載の発明は、
請求項1または請求項2いずれかに記載の発明におい
て、前記ユニットID読み取り手段は、記号化されたユ
ニットIDを読み取って有意文字列のユニットIDに再
生することを特徴とする。請求項5記載の発明は、請求
項4記載の発明において、前記記号化されたユニットI
Dは、バーコード方式のユニットIDであることを特徴
とする。請求項6記載の発明は、請求項4記載の発明に
おいて、前記記号化されたユニットIDは、特殊な光線
を照射することによって読み取ることができるステルス
方式のユニットIDであることを特徴とする。
【0012】請求項7記載の発明は、ユニークなチップ
IDが内部に書き込まれた遊技用演算処理装置を実装し
た遊技制御基板を遊技制御基板収納ボックスに収納する
際又は収納した後、前記遊技制御基板収納ボックスに、
前記チップIDと一対一の関係にある基板管理番号を印
刷した基板管理シールを貼り付ける工程と、ユニークな
情報を含む識別票を印刷し又は当該識別票を印刷したシ
ールを貼り付ける工程と、前記二つの工程を経た後、前
記基板管理番号及び識別票情報を読み取る工程と、当該
読み取られた識別票情報を仲立ちとして前記基板管理番
号と前記チップIDとの対応関係を把握する工程と、を
含むことを特徴とする。請求項8記載の発明は、請求項
7記載の発明において、前記識別票は、バーコード方式
の識別票であることを特徴とする。請求項9記載の発明
は、請求項7又は請求項8いずれかに記載の発明におい
て、前記識別票は、ステルス方式の識別票であることを
特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、例
えば、パチンコ遊技機を例にして、図面を参照しながら
説明する。
【0014】<パチンコ遊技機の外観構成>図1は、遊
技装置10の正面構成図である。遊技装置10は、パチ
ンコ遊技機(以下「遊技機」と省略する。)11と、こ
の遊技機11に併設される球貸機12とにより構成され
ている。球貸機12は、赤外線受光窓13やプリペイド
カードの挿入口14およびプリペイドカードの未使用金
額や不正状態を表示するための表示窓15などを有し、
プリペイドカードの残高範囲内で遊技機11へ球貸しを
行う。
【0015】遊技機11は、額縁状の前面枠16および
前面ガラスを支持する金枠17ならびに遊技領域が形成
された遊技盤18を有すると共に、その下に中間パネル
19や操作パネル20などを有している。中間パネル1
9には賞球や貸球を受けるための上皿21が取り付けら
れており、操作パネル20には球発射用の操作ハンドル
22、球貯留皿23および灰皿24などが取り付けられ
ている。なお、上皿21には上皿21の球を球貯留皿2
3に移すために両者を接続する通路を開閉するための開
閉レバー21a、プリペイドカードの未使用金額を表示
する残高表示器21b、球貸機12に対して所定数量の
球貸を要求する際に操作される球貸スイッチ21c、球
貸可能状態を表示する球貸可能表示器21dおよびプリ
ペイドカードの返却(球貸機12からの排出)を要求す
る際に操作される返却スイッチ21eなどが設けられて
おり、球貯留皿23には貯留球を外部下方に抜くための
球抜きレバー23aが設けられている。
【0016】遊技盤18には前面の略円形領域をガイド
レール25で取り囲んだ遊技領域が形成されており、こ
の遊技領域には、複数の識別情報(いわゆる特別図柄;
以下「特図」という)を複数列で変動表示する特図表示
装置26、大入賞口を有する特別変動入賞装置27、特
図始動口28、複数の一般入賞口29、風車と呼ばれる
複数の打球方向変換部材30、左右のサイドランプ3
1、アウト穴32などが備えられているほか、特図表示
装置26の上部に複数の一般入賞口29の一つが配置さ
れ、その下に特図の始動記憶数を表示するための4個の
特図始動記憶表示器33が設けられている。さらに、上
述の各入賞口、すなわち、特図始動口28、一般入賞口
29および特別変動入賞装置27には図示しない入賞ス
イッチが設けられており、各入賞口への入賞球を検出す
る。なお、遊技盤18の遊技領域には図示を略している
が天釘やヨロイ釘などと呼ばれる多数の障害釘が設けら
れていると共に、その他の各種装飾ランプやLEDなど
も設けられている。
【0017】図2は、遊技装置10の裏機構を示す図で
ある。遊技機11の裏面に向かって左側には遊技制御ユ
ニット101が設けられており、その下側には音制御ユ
ニット102と排出制御ユニット103が設けられ、さ
らにその下側には発射機構ユニット104と発射制御ユ
ニット105が設けられている。また、裏機構の中央部
付近には装飾制御ユニット106と表示制御ユニット1
07が設けられており、その下側には電源供給ユニット
108が設けられている。これらのユニットはいずれも
中身が透けて見えるケース内に、各々の制御機能を実現
するための制御基板を実装してユニット化したものであ
るが、特に役物遊技に必要な各種制御を行う遊技制御ユ
ニット101については、一般にそのユニット全体を指
して“基板”と呼ぶことが多いので、本明細書において
も単に“基板”と略称する場合は、遊技制御ユニット1
01の全体を指すものとする。
【0018】遊技機11の裏機構の上部付近から右側端
部付近を経由して下部付近に至る経路上には、貯留タン
ク109、横方向の誘導路110、屈曲接続ユニット1
11、排出ユニット112、縦方向の誘導路113、入
賞球集合棚(他の部材に隠れて見えない)、入賞球流下
樋(同様に見えない)および球排出口114が順番に設
けられている。貯留タンク109は排出される前の球を
予め貯留しておくもので、この貯留タンク109の球数
不足は不図示の補給センサによって検出され、不足のと
きは遊技店の島設備から球が補給されるようになってい
る。貯留タンク109に貯留された球は誘導路110と
屈曲接続ユニット111によって排出ユニット112に
導かれ、排出ユニット112は導かれた球を所定の球排
出指令信号(排出制御ユニット103からの信号)に従
って遊技機11の前面に設けられた上皿21へと排出す
る。
【0019】排出ユニット112は例えば2条の排出通
路を有し、各通路に設けられた不図示のソレノイドを上
記球排出指令信号に従って駆動して賞球用の球排出と球
貸し用の球排出を行い、且つ、各通路から排出された排
出球を不図示のセンサで検出して排出制御ユニット10
3に通知するとともに、さらに、賞球用の球排出数(賞
球払い出し数)を専用のセンサ112eで検出して遊技
制御ユニット101に通知する。
【0020】遊技盤18の各入賞口に入った球(入賞
球)ならびにアウト穴32に入った球(アウト球)は、
遊技盤18の裏面に設けられた不図示の入賞球集合棚に
集められ、同じく不図示の入賞球流下樋を介して球排出
口114から遊技店の島設備に戻されるようになってお
り、同様に、排出ユニット112の上流側に待機中の球
も遊技店の営業終了時等に不図示の球抜きソレノイドを
駆動することによって球排出口114から島設備に戻さ
れるようになっている。なお、排出ユニット112の上
流側に待機球が有るかどうかは、屈曲接続ユニット11
1の内部に設けられた半端センサ111aによって検出
されるようになっている。
【0021】117は基枠体(遊技枠ともいう)であ
る。この基枠体117は合成樹脂製の一体成型品で形成
されており、遊技機11の前面枠16の裏側に固定され
た金属フレーム119に着脱可能に取り付けられてい
る。そして、この基枠体117に上記各構成品のうちの
いくつかの構成品、すなわち、排出制御ユニット10
3、発射機構ユニット104、発射制御ユニット10
5、貯留タンク109、誘導路110、屈曲接続ユニッ
ト111、排出ユニット112、誘導路113、入賞球
集合棚(不図示)、入賞球流下樋(不図示)および球排
出口114などが着脱可能に取り付けられていると共
に、球貸し機接続ユニット121やセンサケーブル接続
ユニット122および遊技店用第1ケーブル接続ユニッ
ト123なども着脱可能に取り付けられている。
【0022】金属フレーム119には遊技盤収納部12
0が形成されており、この遊技盤収納部120には遊技
盤18が着脱可能に取り付けられている。そして、遊技
盤18の裏側には上記各構成品のうち基枠体117に取
り付けられた構成品以外のもの、すなわち、遊技制御ユ
ニット101、音制御ユニット102、装飾制御ユニッ
ト106、表示制御ユニット107および電源供給ユニ
ット108などが着脱可能に取り付けられているととも
に、遊技店用第2ケーブル接続ユニット124や検査用
ケーブル接続ユニット125なども着脱可能に取り付け
られている。
【0023】<遊技制御ユニット101の内部ブロック
構成とその動作>図3は、遊技制御ユニット101の電
気的構成を示すブロック図である。遊技制御ユニット1
01は、パチンコ遊技等に必要な役物制御を行うアミュ
ーズメントチップ(遊技用演算処理装置200)と、高
精度な発振周波数を分周して所定のクロック信号CLK
を発生する発振器131と、各種センサ信号を入力する
入力インターフェース133と、各種駆動信号を出力す
る出力インターフェース134と、外部の情報管理装置
(例えば球貸機12や後述の検査端末101g;図6
(b)参照)との間のデータ接続を行う外部通信端子1
38とを含んで構成されている。
【0024】入力インターフェース133は、遊技盤1
8に設けられた各入賞センサ、すなわち、特図始動スイ
ッチ139や入賞スイッチ140、継続スイッチ141
およびカウントスイッチ142からの信号を選択的に取
り込んで遊技用演算処理装置200の外部バスインター
フェース204(図4参照)に入力するものであり、そ
の選択動作は遊技用演算処理装置200からのチップセ
レクト信号CS0〜CS7(図4参照)に従って行われ
る。なお、入賞スイッチ140を表す矩形状図形の中に
記載した“1〜n”は、この入賞スイッチ140がn個
設けられていることを表している。但し、nは一般入賞
口の数である。
【0025】出力インターフェース134は、遊技用演
算処理装置200の外部バスインターフェース204
(図4参照)から取り出された信号を、例えば、外部情
報端子143(図4の遊技店用第1ケーブル接続ユニッ
ト123および第2ケーブル接続ユニット124ならび
に検査用ケーブル接続ユニット125に相当)を介して
遊技店コンピュータ(不図示)に出力したり、また、大
入賞口ソレノイド144や、表示制御ユニット107、
排出制御ユニット103、装飾制御ユニット106およ
び音制御ユニット102などに選択的に出力したりする
ものであり、その選択動作は入力インターフェース13
3と同様に遊技用演算処理装置200からのチップセレ
クト信号CS0〜CS7(図4参照)に従って行われ
る。
【0026】<遊技用演算チップの内部ブロック構成と
その動作>図4は、遊技用演算処理装置200の内部構
成を示すブロック図である。遊技用演算処理装置200
は共通の半導体基板上に所要の電子回路を集積してワン
チップ化し、パッケージングして製造されたアミューズ
メントチップである。なお、遊技用演算処理装置200
は単に「遊技用演算チップ」または「遊技用チップ」と
呼ばれることもある。
【0027】図示の遊技用演算処理装置200は、特に
限定しないが、遊技制御を行う遊技ブロック200A
と、情報管理を行う管理ブロック200Bとに区分され
ており、各ブロックごとに以下に説明する様々な構成要
素を実装する。まず、遊技ブロック200Aは、CPU
コア201やプログラムROM202およびユーザーワ
ークRAM203といった構成要素を含むとともに、外
部バスインターフェース204、クロックジェネレータ
205、リセットコントローラ206、アドレスデコー
ダ207、入出力制御回路208、乱数生成回路20
9、ユーザー定期リセット発生回路210およびアトリ
ビュートレジスタ211などの構成要素を含み、さら
に、これらの構成要素間を接続するためのCPUバス2
12を含む。
【0028】CPUコア201は、図示は略すが、各種
のレジスタ群、算術・論理演算ユニット(ALU:Arit
hmetic and Logic Unit)、命令レジスタ(IR:Inst
ruction Register)、デコーダ、プログラムカウンタ
(PC:Program Counter)、スタックポインタ(S
P:Stack Pointer)、これらを結ぶデータバス、アド
レスバスおよび各種の制御部などをコア内に含み、例え
ば、Z80アーキテクチャなどの汎用CPUコアが用い
られる。プログラムROM202は、データの書き込み
回数が1回だけの不揮発性半導体メモリ(例えば、ワン
タイムPROM)であり、その記憶内容は遊技プログラ
ムおよびチェックコードなどである。なお、チェックコ
ードとは遊技プログラムを所定の符号化アルゴリズムで
符号化する際に生成されるデータのことである。ユーザ
ーワークRAM203は、CPUコア201の主記憶に
相当し、例えば、SRAM等の高速半導体デバイスで構
成され、遊技ブロック200Aにおける遊技プログラム
に基づく処理を実行する際にワークエリア(作業領域)
として用いられる。
【0029】外部バスインターフェース204は、図3
の入力インターフェース133や出力インターフェース
134との間で、複数ビット(例えば、16ビット)の
外部アドレス信号A0〜A15、複数ビット(例えば、
8ビット)の外部データ信号D0〜D7、メモリリクエ
スト信号MREQ、入出力リクエスト信号IORQ、メ
モリ書込み信号WR、メモリ読み出し信号RDおよびモ
ード信号MODEなどの信号インターフェース処理を行
うものである。
【0030】例えば、MODE信号をアクティブにした
状態で、外部アドレス信号A0〜A15を順次にインク
リメントしながら、外部データ信号D0〜D7を外から
加えると、プログラムROM202への書き込みモード
となって遊技機のメーカあるいは第三者機関による遊技
プログラムの書き込みが可能になる。但し、プログラム
ROM202への遊技プログラムの書き込みが終了する
と、後述のハードウェアパラメータROM214(図で
はハードウェアを“HW”と略記している)の所定領域
に書込終了コードが記録されるようになっており、ハー
ドウェアパラメータROM214に書込終了コードが記
録されている場合には、プログラムROM202への遊
技プログラムの書き込みができないようになっている。
【0031】また、MREQ信号またはIOREQ信号
をアクティブにした状態でWR信号をアクティブにする
と、所定の外部I/Oに外部データ信号D0〜D7を書
き込むことができ、RD信号をアクティブにすると、所
定の外部I/Oから外部データ信号D0〜D7を取り込
むことができるようになっている。なお、所定の外部I
/Oとは、図3の入力インターフェース133の各ポー
トまたは出力インターフェース134の各ポートのう
ち、チップセレクト信号CS0〜CS7の状態とWR信
号またはRD信号の状態に応じて選択される一つの要素
のことである。
【0032】クロックジェネレータ205は外部(図3
の発振器131)からのクロック信号CLKを基に内部
クロック信号iCLKを発生してCPUコア201やユ
ーザー定期リセット発生回路210などの各ブロックに
供給する。リセットコントローラ206はCPUコア2
01のリセット端子に加えるCPUリセット信号CPU
_RSTを発生するものであり、このCPUリセット信
号CPU_RSTは、電源投入時に外部(図3の電源供
給ユニット108)から入力するパワーオンリセット信
号PWR_RSTに同期し、さらに、電源投入後にユー
ザー定期リセット発生回路210から周期的に入力する
ユーザー定期リセット信号USR_RSTにも同期す
る。アドレスデコーダ207はCPUバス212のアド
レスバスの情報をデコードし、そのデコード結果に応じ
たI/Oリソース選択用の内部信号を発生する。
【0033】入出力制御回路208はアドレスデコーダ
207からのI/Oリソース選択用内部信号に基づいて
チップセレクト信号CS0〜CS7のアクティブ/イン
アクティブ状態をコントロールし、図3の入力インター
フェース133のポートの一つ、または、出力インター
フェース134のポートの一つ、もしくは、サウンドジ
ェネレータ135を選択する。乱数生成回路209は、
遊技の実行過程において遊技価値(例えば、大当り)を
付加するか否か等に係わる乱数(乱数は、大当たりの決
定や停止時の図柄の決定等に使用)を生成するもので、
例えば、一様性乱数を生成する数学的手法(例えば、合
同法あるいはM系列法等)を利用する。ユーザー定期リ
セット発生回路210は、CPUコア201に対するユ
ーザー定期リセット信号USR_RSTを発生するもの
で、その発生間隔(ユーザー定期リセット間隔)は、ア
トリビュートレジスタ211に設定された値で決められ
る。
【0034】アトリビュートレジスタ211は、ユーザ
ー定期リセット間隔などのハードウェアパラメータ設定
値を保持するもので、アトリビュートレジスタ211の
出力ポートは少なくともユーザー定期リセット発生回路
210に接続され、入力ポートは管理バス221を介し
て管理ブロック200Bに接続されている。アトリビュ
ートレジスタ211へのユーザー定期リセット間隔設定
値の書き込みは、管理バス221を介して管理ブロック
200Bから行われるようになっており、その設定タイ
ミングは、遊技用演算処理装置200のシステムリセッ
ト(パワーオンリセットと同義語)時である。
【0035】CPUバス212は、図示は略すがデータ
バス、アドレスバスおよびコントロールバスを含み、C
PUコア201と周辺回路、すなわち、プログラムRO
M202、ユーザーワークRAM203、外部バスイン
ターフェース204、クロックジェネレータ205、リ
セットコントローラ206、アドレスデコーダ207お
よび乱数生成回路209との間を接続するとともに、管
理ブロック200Bの一部の構成要素(ブートROM2
13、ハードウェアパラメータROM214およびバス
モニタ回路216)にも接続されている。
【0036】次に、遊技用演算処理装置200における
情報管理を行う管理ブロック200Bの構成を説明す
る。管理ブロック200Bは、ブートROM213、ハ
ードウェアパラメータROM214、管理用ワークRA
M215、バスモニタ回路216、セキュリティメモリ
217、IDプロパティRAM218、制御回路21
9、外部通信制御回路220および管理バス221を含
むとともに、遊技ブロック200Aから延びるCPUバ
ス212の一部を含んで構成されており、CPUバス2
12は、ブートROM213、ハードウェアパラメータ
ROM214およびバスモニタ回路216に接続されて
いる。
【0037】ブートROM213はブートプログラムや
管理ブロックの自己診断プログラムを格納しており、遊
技用演算処理装置200のシステムリセット時(正確に
は、システムリセット直後に実行される管理ブロック2
00Bの初期化処理の正常完了後に)、このブートプロ
グラムが立ち上がって、遊技プログラムの正当性判定処
理を行い、遊技プログラムの正当性が確認(言い換えれ
ば改竄された遊技プログラムでないことが確認)された
場合に遊技プログラムのスタートアドレス(CPUコア
201のアドレス空間内における所定アドレス;一般に
当該アドレス空間の先頭番地0000h;実際にはCP
Uコア201のプログラムカウンタの値を0に戻す)に
処理を渡すようになっている。
【0038】ハードウェアパラメータROM214は所
定の書込終了コードを格納するとともに、システムリセ
ット時に遊技ブロック200Aのアトリビュートレジス
タ211などにセットするためのハードウェアパラメー
タ設定情報を格納している。書込終了コードとは、先に
も述べたとおり、プログラムROM202に遊技プログ
ラムを書き込んだことを明示する情報である。また、ハ
ードウェアパラメータ設定情報とは、CPUコア201
の動作速度(いわゆるクロックスピード)、プログラム
ROM202やユーザーワークRAM203の使用アド
レス範囲(アドレス上下限値)、チップセレクト信号C
S0〜CS7の使用用途(入力用/出力用)およびユー
ザー定期リセット間隔の設定値などである。
【0039】これらのハードウェアパラメータは、遊技
用演算処理装置200のシステムリセット時にCPUバ
ス212、バスモニタ回路216を介して管理ブロック
200Bの制御回路219に読み込まれ、遊技制御に必
要なハードウェアパラメータ設定値として各部にセット
されるようになっており、例えば、ユーザー定期リセッ
ト間隔の設定値は、管理バス221を介して遊技ブロッ
ク200Aのアトリビュートレジスタ211にセットさ
れるようになっている。
【0040】管理用ワークRAM215は、バスモニタ
回路216を介して読み込まれた遊技ブロック200A
の情報(プログラムROM202の記憶内容やユーザー
ワークRAM203の記憶内容など)を一時的に保持す
るための記憶領域である。バスモニタ回路216は、C
PUバス212の状態監視を行い、CPUバス212が
CPUコア201によって使用されていないとき(例え
ば、遊技用演算処理装置200のシステムリセット期間
やユーザーワークRAM203のリフレッシュ期間)
に、必要に応じてCPUバス212を介して遊技ブロッ
ク200AのプログラムROM202やユーザーワーク
RAM203などをアクセスし、所要のデータ(遊技プ
ログラムやユーザーワークRAM203の内容など)を
管理ブロック200Bに取り込む。
【0041】セキュリティメモリ217は、遊技用演算
処理装置200の個体識別情報、すなわち、あらかじめ
チップメーカ(その遊技用演算処理装置200の製造
者)によって割り当てられたユニークな“チップID”
(少なくとも遊技用演算処理装置200の全製造個体の
中でユニークなチップIDであること)を書き換え不能
な状態で格納しており、さらに、このチップIDに加え
て、遊技種別コード、ランクコード、メーカコード、機
種コードおよび検査番号などの情報を書き換え不能に格
納している。なお、遊技種別コードとはパチンコ機や回
胴式遊技機等を区別するための情報であり、例えば、パ
チンコ機の場合は“P”、回胴式遊技機の場合は“G”
を表す情報である。また、ランクコードとは遊技機の機
種ランクコード(第1種、第2種、第3種または他種を
区別するためのコード)を表す情報であり、メーカコー
ドとは当該遊技機またはアミューズメントチップの製造
者を識別するためのメーカID(またはメーカ番号)を
表す情報であり、機種コードとはメーカが設定する当該
遊技機の製品コードを表す情報であり、検査番号(また
は検定コード)とは第三者機関による検査に合格した遊
技機に付与される番号を表す情報である。
【0042】IDプロパティRAM218は、セキュリ
ティメモリ217の記憶内容のうち少なくともチップI
Dをコピーして揮発的に記憶するとともに、ブート処理
の中で行われる遊技プログラムの正当性判定処理の結果
情報を記憶し、且つ、その記憶内容を電源オンの期間中
保持する。なお、上記情報記憶のタイミングは、遊技用
演算処理装置200のシステムリセット時であり、例え
ば、システムリセット直後に管理ブロック200Bで実
行される初期化処理の中で情報記憶が行われる。
【0043】制御回路219は所定のシーケンスを実行
して、管理ブロック200Bの動作を制御するもので、
例えば、システムリセット時に(正確にはシステムリセ
ット直後に管理ブロック200Bで実行される初期化処
理で)セキュリティメモリ217に保持されているチッ
プIDをIDプロパティRAM218にコピーして記憶
させたり、遊技中にバスモニタ回路216を介してCP
Uコア201のバス解放期間を検出し、同期間中に遊技
ブロック200AのプログラムROM202の内容(特
に遊技プログラム)やユーザーワークRAM203の内
容を読み出して管理用ワークRAM215に書き込んだ
りするほか、球貸機12やその他の検査装置(例えば、
後述の検査端末101g;図6(b)参照)からの情報
要求指令に応答して管理用ワークRAM201の記憶内
容やIDプロパティRAM218の記憶内容(特にチッ
プIDや遊技プログラムの正当性判定結果情報)を外部
に転送するために、外部通信制御回路220の不図示の
通信バッファに設定したりする。
【0044】外部通信制御回路220は外部通信端子1
38(図3参照)を介して行われる球貸機12やその他
の検査装置(例えば、後述の検査端末101g;図6
(b)参照)と遊技用演算処理装置200との間の通信
を制御するもので、例えば、後述の検査端末101gか
らの管理情報要求に応答して、不図示の通信バッファの
内容、すなわち、管理用ワークRAM215の記憶内容
やIDプロパティRAM218の記憶内容(特にチップ
IDや遊技プログラムの正当性判定結果情報)を読み出
し、その読み出した情報を要求元の検査端末101gに
送信するという制御を行ったりする。
【0045】<遊技用演算処理装置200の状態遷移>
図5は、遊技用演算処理装置200の動作状態遷移図で
ある。図において、230〜233は状態、234〜2
43は遷移線である。まず、電源投入によってシステム
リセットが発生(遷移線234)すると、管理ブロック
200Bで初期化処理を実行し(状態230)、その結
果がNG(遷移線235)であれば、所要の警報等を発
生して待機状態に移行し、OK(遷移線236、23
7)であれば、管理ブロック200Bをアイドル状態
(遷移線238:管理情報要求の待ち受け状態)にする
とともに、ブートROM213に格納されているブート
プログラムをCPUコア201で実行する(状態23
2)。
【0046】そして、ブート結果がNG(遷移線24
1)であれば、所要の警報等を発生して待機状態に移行
し、OK(遷移線242)であれば、ブートリセット
(遊技プログラムのスタートアドレス発生)を発生して
プログラムROM202に格納されている遊技プログラ
ムをCPUコア201で実行し(状態233)、以降、
ユーザー定期リセット信号USR_RSTが発生(遷移
線243)する度に遊技プログラムを繰り返す。
【0047】ここで、状態231に入力する遷移線23
9は、球貸機12や後述の検査端末101gからの管理
情報要求を表し、状態231から出力する遷移線240
は、要求元(球貸機12や後述の検査端末101g)へ
の管理情報応答を表す。例えば、後述の検査端末101
gからの管理情報要求であれば、遊技プログラムの正当
性判定結果情報とチップIDを管理情報応答として要求
元(検査端末101g)に返送する。
【0048】<遊技制御ユニット101の外観構成とそ
のチップIDの読み出し>図6は、遊技制御ユニット1
01の外観構成を示す図である。遊技制御ユニット10
1は、透明なケース101a(「遊技制御基板収納ボッ
クス」ともいう。)で覆われた遊技制御基板101bの
端子形成部分101cをケース101aから引き出した
状態で組み立てられている。ケース101aは、遊技制
御基板101bを収納した状態で透明な裏板(図示略)
により閉鎖されているが、この閉鎖は特殊な“かしめ機
構”により数回だけ解除(ケース101aを開けて遊技
制御基板101bに手を触れることができる状態にする
こと)することが可能になっており、かつ、その“かし
め機構”は閉鎖解除の度に所定の破壊状態を示す破壊表
示部分をn個備え(nの数は上記許容された解除回数に
対応する)ており、破壊箇所の数を調べることによっ
て、ケース101aを何回開けたか即座に目視確認でき
るようになっている。
【0049】また、端子形成部分101cには、遊技機
12の各部に接続するための端子群が設けられているほ
か、検査端子101dが設けられており、この検査端子
101dに、専用ケーブル101fを介して所定の検査
端末101gを接続することにより、たとえば、検査端
末101gのディスプレイ101hに遊技用演算処理装
置200のチップIDを読み出して確認できるようにな
っている。
【0050】ケース101aのよく見える面には、遊技
制御ユニット101の固有識別情報(又は識別票情報)
であるユニットIDを印刷したラベル101eが貼付
(貼付面はケース101aの表面でもよいが内面の方が
ユニットIDの不正書き換え等を防止できるので好まし
い)されており、このユニットIDは、例えば、遊技制
御ユニット101の組み立て時にメーカによって割り当
てられたユニークな値を持っている。ユニットIDは、
その遊技制御ユニット101に実装された遊技用演算処
理装置200のチップIDとの対応関係がとられてお
り、且つ、その対応関係情報が当該メーカによって厳重
に記録管理されている(後述)。
【0051】例えば、ある遊技制御ユニット101に貼
付されたラベル101eに“UNT12345”という
ユニットIDが印刷されていたとし、さらに、当該遊技
制御ユニット101に実装された遊技用演算処理装置2
00のチップIDを“CHP12345”とすると、こ
れらの対応関係(“UNT12345”←→ “CHP
12345”)は当該メーカによって記録管理されてお
り、もし、遊技店で読み出されたチップIDとユニット
IDとの対応関係が上記記録管理されているものと異な
っていた場合に、遊技用演算処理装置200または遊技
制御基板101bが不正交換された可能性のあることを
知ることができるようになっている。
【0052】<遊技機メーカにおける情報管理の仕組み
>図7は、遊技機メーカにおけるチップIDとユニット
IDの対応関係情報の収集管理システムを示す概念図で
ある。図示のシステムは発明の要旨に記載の「遊技機主
要構成品搭載現況管理システム」に相当する。この遊技
機主要構成品搭載現況管理システム244(以下、単に
「管理システム244」という。)は、センサ245、
ユニットID読み取り部246、パーソナルコンピュー
タ247、チップID読み取り部248、データベース
249及び情報問い合わせ応答部250などで構成され
ている。
【0053】各部の機能を説明すると、センサ245
は、遊技制御ユニット101のケース101aに貼付さ
れたラベル101eの印刷面を光学的またはその他の非
接触技術で読み取り、その読み取り画像をユニットID
読み取り部246に出力するものであり、ユニットID
読み取り部246は、センサ245の読み取り画像から
文字列を抽出して、その抽出文字列(図示の例では“U
NT12345”)を当該遊技制御ユニット101のユ
ニットIDとしてパーソナルコンピュータ247に出力
するものである。
【0054】一方、チップID読み取り部248は、前
述(図6参照)の検査端末101gと同様に、遊技制御
ユニット101の検査端子101dに接続して用いられ
るものであり、当該遊技制御ユニット101の遊技制御
基板101bに実装された遊技用演算処理装置200の
チップIDを読み出し、読み取ったチップIDをパーソ
ナルコンピュータ247に出力するものである。
【0055】パーソナルコンピュータ247は、ユニッ
トID読み取り部246とチップID読み取り部248
からの二つの読み取り情報(ユニットID及びチップI
D)を互いに関連付けしてデータベース249に格納す
る。データベース249は、これらの関連付けられた情
報(ユニットID及びチップID)を同一のデータレコ
ードに格納するための複数のレコードからなるデータベ
ーステーブル249aを有し、データベーステーブル2
49aの各レコードには、遊技制御ユニット101の製
品ごとの関連付け情報(ユニットIDとチップID)が
個別読み出し可能に格納されている。
【0056】また、データベース249は、情報問い合
わせ応答部250を介して外部(たとえば遊技店等)か
らのアクセスが可能になっており、任意のユニットID
とチップIDの問い合わせに応答して、データベーステ
ーブル249aを検索し、その検索結果を問い合わせ元
に返送できるようになっている。たとえば、図示の例で
は、データベーステーブル249aの同一レコードに
“CHP12345”と“UNT12345”が格納さ
れているため、その組み合わせの問い合わせに対しては
「OK」(組み合わせあり)を返し、また、その組み合
わせ以外の問い合わせに対しては「NG」(組み合わせ
なし)を返すことができる。したがって、特に、NG応
答の場合に、遊技店等でその問い合わせの元となった遊
技機の主要構成品の不正組み合わせを知ることができ、
所要の対策を講じて損害等の未然防止を図ることができ
る。
【0057】すなわち、図8に示すように、遊技店等で
前述の検査端末101gを用いてチップID(“CHP
12345”)を読み出すとともに、ユニットID
(“UNT12345”)を目視確認し、これらの情報
を管理システム244に問い合わせると、情報管理シス
テム244は、データベース249のデータベーステー
ブル249aを検索して該当する情報対(“UNT12
345”←→ “CHP12345”)の有無を調べ
(300)、該当する情報対が格納されていない場合は
遊技用演算処理装置200(または遊技制御基板101
bもしくは遊技制御ユニット101)の不正交換の可能
性を示唆するNG応答を問い合わせ元に返す(301の
“NG”)一方、該当する情報対が格納されている場合
はその可能性がないことことを問い合わせ元に返す(3
01の“OK”)。これにより、問い合わせ元の遊技店
等はこれらの応答(OK/NG)に基づいて、不正可能
性台の使用禁止等の対策(302)や正常台を営業に使
用する(303)等の適切な処置を講じることができ
る。
【0058】このように、本実施の形態によれば、遊技
機製造段階のチップIDとユニットIDとの情報対を簡
単に収集してデータベース249に蓄積記録することが
でき、しかも、遊技店等への納入後はその情報対を容易
にデータベース249に問い合わせることができる。し
たがって、遊技用演算処理装置200に書き込まれたチ
ップIDを有効活用し、遊技店等への納入後における遊
技機11の主要構成品、すなわち、遊技用演算処理装置
200またはその遊技用演算処理装置200と一体的に
交換可能な遊技制御基板101bないしは遊技制御ユニ
ット101の搭載現況を確実に把握して、これら主要構
成品の不正交換防止対策を効果的に講じることができる
という格別のメリットが得られる。
【0059】本発明の思想は、以上の実施の形態に限定
されることなく、様々な変形例を含むことはもちろんで
ある。 <パッケージIDの併用>たとえば、上記の情報対は、
チップIDとユニットIDとの関係のみならず、図9に
示すように、遊技用演算処理装置200のパッケージI
D(便宜的に“PKG12345”)を印刷したシール
304を遊技用演算処理装置200の表面に貼り付け、
このパッケージIDと遊技用演算処理装置200に書き
込まれたチップIDとを関連付けてもよい。あるいは、
パッケージIDとユニットIDとを関連付けてもよい。
パッケージIDもユニットIDと同様に発明の要旨に記
載の識別票に相当する。
【0060】なお、パッケージIDはシールへの印刷の
みならず、遊技用演算処理装置200の表面への直接的
印刷ないしは刻印でもよい。通常はパッケージIDを用
いて遊技用演算処理装置200の固体識別を行い、特別
な場合(不正の疑いを持った場合など)にのみチップI
Dを読み出してパッケージIDやユニットIDとの対応
関係を調べることができる。したがって、最も保全を要
するチップIDの読み取り(取り扱い)を必要最小限に
して、チップIDの予期しない漏洩を防止することがで
きる。または、上記のパッケージIDの代わりに、遊技
用演算処理装置200の表面に印刷または刻印されるユ
ニーク情報を利用することも可能である。一般に遊技用
演算処理装置200のような半導体集積装置では、製造
番号やシリアル番号などのユニーク情報をパッケージ表
面に印刷しまたは刻印して出荷されるからである。
【0061】また、シール304は、いわゆる封印型の
シールであってもよい。図10は、封印型シール305
の一例を示す図である。図において、遊技制御ユニット
101に収容された遊技制御基板101bには遊技用演
算処理装置200が実装されており、この遊技用演算処
理装置200に貼付された封印型シール305の両端は
遊技制御基板101bの表面にも貼付され、遊技用演算
処理装置200を遊技制御基板101bから取り外す際
に、その取り外し時の外力によって封印型シール305
が破られるようになっている。したがって、封印型シー
ル305に破損箇所がある場合、または、封印型シール
306が失われている場合、遊技用演算処理装置200
が取り外されたことを知ることができ、たとえば、不正
交換が行われた可能性があることを知ることができる。
【0062】また、封印型シール305は印刷等によっ
てパッケージIDを直読可能に表示するものに限定され
ない。たとえば、パッケージIDを電子的または物理的
に記録し、電波や磁気などによって外部読み出しできる
ように構成したものであってもよい。封印型シール30
5と同様に、遊技用演算処理装置200を取り外す際
に、その記録情報の読み出しができないような仕組み、
たとえば、物理的な破壊になっていればよい。
【0063】<ユニットIDの秘匿>実施の形態では、
ユニットIDを印刷したシール101eを遊技制御ユニ
ット101の表面または内面に貼り付けており、ユニッ
トIDは目視確認できるようになっているが、セキュリ
ティの観点からは、このユニットIDの存在を秘匿化し
または直読できなくすることが望ましい。例えば、図1
1(a)に示すように、遊技制御ユニット101のケー
ス101aの表面または内面にバーコードによって記号
化されたユニットID印刷部306を設けてもよい。少
なくとも、バーコードの仕組みを知らなければユニット
IDを読み取ることができない。あるいは、図11
(b)に示すように、特殊な光線を当てなければ見えな
いような、いわゆるステルスバーコード方式のユニット
ID印刷部307を設けてもよい。ユニットIDの存在
そのものを秘匿化することができる。
【0064】<チップIDを内蔵しない通常の遊技用演
算処理装置への適用>また、本発明は、チップIDを内
蔵しない(または内蔵してもそのチップIDを外部に読
み出すための手段を備えない)通常の遊技用演算処理装
置に対しても適用可能である。遊技用演算処理装置のパ
ッケージID(または製造番号やシリアル番号などのユ
ニーク情報)と、その遊技用演算処理装置を収納する遊
技制御基板収納ボックスのユニットIDとを関連付ける
ことにより、この関連付け情報を用いて、少なくとも遊
技用演算処理装置と、その遊技用演算処理装置を収納す
る遊技制御ユニットとの対応関係を簡易的に管理するこ
とができるからである。
【0065】<チップメーカ、基板メーカ及び遊技機メ
ーカの作業分担例>図12は、遊技用演算処理装置20
0を製造するチップメーカ、当該遊技用演算処理装置2
00を遊技制御基板101bに実装しケース101aで
覆って遊技制御ユニット101を組み立てる基板メー
カ、及び、遊技制御ユニット101を遊技盤18に取り
付けて遊技機11を組み立てる遊技機メーカの間におけ
る作業分担例を示す概念図である。
【0066】この図において、チップメーカは、遊技用
演算処理装置200(図では“遊技用チップ”と略称し
ている。)を製造し(400)、その遊技用演算処理装
置200にあらかじめ第三者機関等で発行されたユニー
クなチップIDを書き込む(401)。
【0067】基板メーカは、チップメーカからチップI
Dが書き込まれた遊技用演算処理装置200を受け取る
と、まず、遊技用演算処理装置200を遊技制御基板1
01bに実装する(402)。そして、その遊技制御基
板101bを通電状態にすると共に、遊技制御基板10
1bの検査端子101dに検査端末101gを接続して
チップIDを読み出した後(403)、その遊技制御基
板101bをケース101aで覆って遊技制御ユニット
101を組み立てる(404)。
【0068】一方、基板メーカは、第三者機関等から基
板管理シール(このシールには遊技用演算処理装置20
0に書き込まれたチップIDと一対一に対応する基板管
理番号が印刷されている。“開封履歴シール”と呼ばれ
ることもある。)を受領すると共に(405)、識別票
としてのステルスバーコード(ユニークな情報を含むバ
ーコードデータである。バーコードデータの生成場所は
基板メーカに限定されない。)の生成を行い(40
6)、このステルスバーコードと上記で読み出されたチ
ップIDとの関連付け(第1の関連付け)を行ってその
関連付け情報(チップID←→ステルスバーコード)を
出力すると共に(407)、組立が終わった遊技制御ユ
ニット101のケース101aに基板管理シールの貼り
付け(408)とステルスバーコードの印刷又はシール
張り付け(409)を行う。なお、識別票は、バーコー
ド方式のものに限らない。要は識別のためのデータをコ
ード化したものであればよく、たとえば、二次元バーコ
ードやQRコードなどであってもよい。
【0069】遊技機メーカは、基板管理シールの張り付
けとステルスバーコードの印刷(又はシール張り付け)
が行われた遊技制御ユニット101を受け取り、その他
の構成品と共に遊技盤18に取り付けて遊技機11を組
み立てるが、その組立に際し、基板管理シールの情報
(基板管理番号)とステルスバーコードの情報(ユニー
ク情報)との読み取り(410、411)を行い、且
つ、これら二つの読み取り情報の関連付け(第2の関連
付け)を行う(412)。
【0070】ここで、遊技機メーカには、遊技制御ユニ
ット101と一緒に上記の第1の関連付け情報(チップ
ID←→ステルスバーコード情報)が基板メーカから渡
されており、結局、遊技機メーカは、一つの遊技制御ユ
ニット101について、第1の関連付け情報と第2の関
連付け情報の二つの情報を把握収集することとなる。し
たがって、第1の関連付け情報は、当該一つの遊技制御
ユニット101に関するチップIDとステルスバーコー
ド情報の情報対を含み、且つ、第2の関連付け情報は、
当該一つの遊技制御ユニット101に関する基板管理番
号とステルスバーコード情報の情報対を含むから、要す
るに、遊技機メーカにおいては、第1及び第2の関連付
け情報の双方を参照することにより、ステルスバーコー
ド情報を仲立ちとして、基板管理番号とチップIDとの
一対一の対応関係を把握する(基板管理番号←→ステル
スバーコード←→チップID)ことができ、その結果、
遊技制御ユニット101からいちいちチップIDを読み
出す必要がないという作業工程の簡素化に結びつく格別
なメリットを得ることができる。
【0071】すなわち、基板管理番号とチップIDとは
第三者機関等において一対一の関係になければならない
ものと規定されており、遊技機メーカはこの関係を把握
して管理しなければならないが、基板メーカから納入さ
れた遊技制御ユニット101からチップID読み出すた
めには、少なくとも、遊技制御ユニット101を通電状
態にした上で、検査端末101dと検査端末101gと
を接続しなければならず、手間がかかるために、遊技機
11の組み立て作業の効率化を阻害する要因となるが、
図示のようにすれば、遊技制御ユニット101のケース
aに張り付け又は印刷された基板管理番号とステルスバ
ーコードとを読みとるだけでよくなり、かかる読み取り
作業は、OCR(光学的文字読み取り)装置やバーコー
ド端末を利用して簡単且つ速やかに行うことができるの
で、上記のような不都合はなく、遊技機11の組み立て
作業を大幅に効率化できるという格別有益な効果が得ら
れるのである。なお、遊技制御ユニット101への基板
管理シールの張り付け、及び、ステルスバーコードの印
刷(又はシール張り付け)は、遊技制御ユニット101
の同一面に対して行うことが望ましい。上記の読み取り
作業を簡素化できるからである。
【0072】上記の管理番号(基板管理シールに印刷さ
れた情報)やバーコード情報(ステルスバーコードの情
報)は、遊技制御ユニット101の個体識別にも利用で
きるものであるから、前述のユニットIDの一形態とい
うことができるものである。したがって、これらの管理
番号やバーコード情報の一方又は両方もまた、発明の要
旨に記載のユニットIDに相当するものである。
【0073】なお、図12の例では、基板管理シールの
遊技制御ユニット101への張り付けを基板メーカで行
っているが、これに限らず、例えば、遊技機メーカで行
うようにしてもよい。また、ステルスバーコードの生成
を基板メーカで行っているが、これも、例えば、ラベル
メーカ等の第三者が生成するようにしてもよい。
【0074】本発明の実施の形態は、上記のような実施
の形態に限らず、以下に述べるような各種の変形実施が
可能である。本発明は実施の形態のような例のパチンコ
遊技機に限らず、他の遊技機であってもよいことはいう
までもない。例えば、他の機種タイプのパチンコ機、ア
レンジボール機、雀球遊技機等にも適用することができ
る。さらに、今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
【0075】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、遊技用演
算処理装置に書き込まれたチップIDと、その遊技用演
算処理装置を実装した遊技制御基板を収納する遊技制御
基板収納ボックスに表示されたユニットIDとが記憶手
段に記憶される。したがって、記憶手段の記憶情報を用
いて、遊技用演算処理装置と遊技制御基板収納ボックス
との対応関係を容易に調べることができ、遊技店等にお
いてどの遊技機にどの主要構成品が搭載されているかの
状況を正確に把握することができる。
【0076】請求項2記載の発明によれば、遊技用演算
処理装置に書き込まれたチップIDと、その遊技用演算
処理装置を実装した遊技制御基板を収納する遊技制御基
板収納ボックスに表示されたユニットIDとが記憶手段
に記憶されるとともに、この記憶情報への外部アクセス
が可能に構成される。したがって、記憶手段の記憶情報
にアクセスして、遊技用演算処理装置と遊技制御基板収
納ボックスとの対応関係を容易に調べることができ、遊
技店等においてどの遊技機にどの主要構成品が搭載され
ているかの状況を正確に把握することができる。
【0077】請求項3記載の発明によれば、上記のチッ
プIDやユニットIDに加え、さらに、遊技用演算処理
装置の製造番号またはシリアル番号もしくはパッケージ
IDが前記憶手段に記憶される。したがって、これらの
追加記憶情報とチップIDとの対応関係または同追加情
報とユニットIDとの対応関係を調べることによって
も、遊技機にどの主要構成品が搭載されているかの状況
を把握することができる。請求項4または請求項5記載
の発明によれば、記号化されたユニットIDを読み取る
ことができ、ユニットIDを直読困難にしてセキュリテ
ィ性の向上を図ることができる。請求項6記載の発明に
よれば、ユニットIDそのものの存在を秘匿化でき、よ
り一層のセキュリティ性向上を図ることができる。
【0078】請求項7記載の発明によれば、基板管理番
号とバーコード情報とを、例えば、OCRやバーコード
端末などで簡単に読み取ることができ、且つ、その読み
取り情報から、基板管理番号とチップIDとの対応関係
を把握することができる。したがって、いちいち遊技用
演算処理装置からチップIDを読み取ることなく、上記
対応関係を把握することができ、例えば、遊技機メーカ
の組立工程の簡素化を図ることができる。請求項8記載
の発明によれば、識別票の人為的読み取りを困難にで
き、セキュリティの確保を図ることができる。請求項9
記載の発明によれば、識別票の存在を秘匿化でき、より
一層のセキュリティ性向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】遊技装置10の正面構成図である。
【図2】遊技装置10の裏機構を示す図である。
【図3】遊技制御ユニット101の電気的構成を示すブ
ロック図である。
【図4】遊技用演算処理装置200の内部構成を示すブ
ロック図である。
【図5】遊技用演算処理装置200の動作状態遷移図で
ある。
【図6】遊技制御ユニット101の外観構成を示す図で
ある。
【図7】遊技機メーカにおけるチップIDとユニットI
Dの対応関係情報の収集管理システムを示す概念図であ
る。
【図8】遊技用演算処理装置200または遊技制御基板
101bの不正交換判定のタイムチャートである。
【図9】パッケージIDを印刷したシール304を遊技
用演算処理装置200の表面に貼り付けた状態図であ
る。
【図10】封印型シール305の一例を示す図である。
【図11】遊技制御ユニットのケース101aに設けら
れたバーコード方式のユニットID印刷部306の一例
図である。
【図12】チップメーカ及び基板メーカ並びに遊技機メ
ーカの間における作業分担例を示す概念図である。
【符号の説明】
101a ケース(遊技制御基板収納ボックス) 101b 遊技制御基板 200 遊技用演算処理装置 244 遊技機主要構成品搭載現況管理システム 245 センサ(ユニットID読み取り手段) 246 ユニットID読み取り部(ユニットID読み取
り手段) 248 チップID読み取り部(チップID読み取り手
段) 249 データベース(記憶手段) 250 情報問い合わせ応答部(アクセス許容手段)

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技用演算処理装置に書き込まれたチッ
    プIDを読み取るチップID読み取り手段と、 前記遊技用演算処理装置を実装した遊技制御基板を収納
    する遊技制御基板収納ボックスに表示されたユニットI
    Dを読み取るユニットID読み取り手段と、 前記チップID読み取り手段によって読み取られたチッ
    プIDと前記ユニットID読み取り手段によって読み取
    られたユニットIDとを関連付けて記憶する記憶手段
    と、 を備えたことを特徴とする遊技機主要構成品搭載現況管
    理システム。
  2. 【請求項2】 遊技用演算処理装置に書き込まれたチッ
    プIDを読み取るチップID読み取り手段と、 前記遊技用演算処理装置を実装した遊技制御基板を収納
    する遊技制御基板収納ボックスに表示されたユニットI
    Dを読み取るユニットID読み取り手段と、 前記チップID読み取り手段によって読み取られたチッ
    プIDと前記ユニットID読み取り手段によって読み取
    られたユニットIDとを関連付けて記憶する記憶手段
    と、 前記記憶手段の記憶内容の外部アクセスを許容するアク
    セス許容手段と、 を備えたことを特徴とする遊技機主要構成品搭載現況管
    理システム。
  3. 【請求項3】 前記記憶手段は、前記遊技用演算処理装
    置の製造番号またはシリアル番号もしくはパッケージI
    Dを前記チップIDまたはユニットIDのいずれか一方
    もしくはその両方に関連付けて記憶することを特徴とす
    る請求項1または請求項2いずれかに記載の遊技機主要
    構成品搭載現況管理システム。
  4. 【請求項4】 前記ユニットID読み取り手段は、記号
    化されたユニットIDを読み取って有意文字列のユニッ
    トIDに再生することを特徴とする請求項1または請求
    項2いずれかに記載の遊技機主要構成品搭載現況管理シ
    ステム。
  5. 【請求項5】 前記記号化されたユニットIDは、バー
    コード方式のユニットIDであることを特徴とする請求
    項4記載の遊技機主要構成品搭載現況管理システム。
  6. 【請求項6】 前記記号化されたユニットIDは、特殊
    な光線を照射することによって読み取ることができるス
    テルス方式のユニットIDであることを特徴とする請求
    項4記載の遊技機主要構成品搭載現況管理システム。
  7. 【請求項7】 ユニークなチップIDが内部に書き込ま
    れた遊技用演算処理装置を実装した遊技制御基板を遊技
    制御基板収納ボックスに収納する際又は収納した後、 前記遊技制御基板収納ボックスに、 前記チップIDと一対一の関係にある基板管理番号を印
    刷した基板管理シールを貼り付ける工程と、 ユニークな情報を含む識別票を印刷し又は当該識別票を
    印刷したシールを貼り付ける工程と、 前記二つの工程を経た後、 前記基板管理番号及び識別票情報を読み取る工程と、 当該読み取られた識別票情報を仲立ちとして前記基板管
    理番号と前記チップIDとの対応関係を把握する工程
    と、 を含むことを特徴とする遊技機主要構成品搭載現況管理
    方法。
  8. 【請求項8】 前記識別票は、バーコード方式の識別票
    であることを特徴とする請求項7記載の遊技機主要構成
    品搭載現況管理方法。
  9. 【請求項9】 前記識別票は、ステルス方式の識別票で
    あることを特徴とする請求項7又は請求項8いずれかに
    記載の遊技機主要構成品搭載現況管理方法。
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