JP2002085335A - 内視鏡用可撓管 - Google Patents

内視鏡用可撓管

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JP2002085335A
JP2002085335A JP2000275553A JP2000275553A JP2002085335A JP 2002085335 A JP2002085335 A JP 2002085335A JP 2000275553 A JP2000275553 A JP 2000275553A JP 2000275553 A JP2000275553 A JP 2000275553A JP 2002085335 A JP2002085335 A JP 2002085335A
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tube
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endoscope according
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JP2000275553A
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English (en)
Inventor
Tadashi Kasai
忠志 葛西
Kikuo Iwasaka
喜久男 岩坂
Keiji Kunii
圭史 國井
Sukenao Abe
祐尚 阿部
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Pentax Corp
Original Assignee
Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】管腔への挿入がし易い内視鏡用可撓管を提供す
ること。 【解決手段】挿入部可撓管1Aは、螺旋管21と、螺旋
管21の外周を被覆する網状管22と、網状管の外周を
被覆する外皮3とで構成されている。外皮3は、その周
方向に、変性部32と、非変性部33とを有している。
変性部32および非変性部33は、互いに組成または物
性の異なる材料で構成されている。変性部32は、外皮
3のほぼ全長にわたって、連続的、直線的に形成されて
いる。外皮3は、多色成形法によって成形されたもので
あるのが好ましい。変性部32と非変性部33とは、互
いに色彩の異なるものであるのが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内視鏡用可撓管に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】内視鏡検査では、内視鏡用可撓管は、例
えば、胃、十二指腸、小腸あるいは大腸といった体腔の
深部まで、湾曲しながら挿入される。このため、内視鏡
の挿入部可撓管は、可撓性(柔軟性)の外皮を有するこ
とにより、挿入操作のし易さの向上を図り患者の負担を
軽減させている。従来の内視鏡用可撓管は、螺旋管の外
周を網状管で被覆した管状の芯材に、周方向に均一な組
成・物性を有する外皮が、周方向に一様の厚さで被覆さ
れた構成となっていた。この場合、外皮は、周方向に均
一な組成・物性を有し、周方向に厚さが一様であるた
め、内視鏡用可撓管は、各方向への曲がり易さ(湾曲
性)に差がなかった。
【0003】ところで、十二指腸、小腸、大腸といった
体腔は、特定の方向に湾曲している。このため、体腔へ
の挿入時には、体腔の形状に応じた湾曲性を有すること
が望まれていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、管腔
への挿入がし易い内視鏡用可撓管を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような目的は、下記
(1)〜(14)の本発明により達成される。
【0006】(1) 中空部を有する芯材と、該芯材の
外周に被覆された外皮とを有する内視鏡用可撓管であっ
て、前記外皮の長手方向の少なくとも一部において、前
記外皮の周方向の一部が、前記外皮の周方向の他の部位
とは組成または物性の異なる変性部となっていることを
特徴とする内視鏡用可撓管。これにより、管腔への挿入
がし易い内視鏡用可撓管を提供することができる。
【0007】(2) 前記外皮は、押出成形により形成
されたものである上記(1)に記載の内視鏡用可撓管。
これにより、内視鏡用可撓管の弾力性および耐久性がさ
らに向上する。
【0008】(3) 前記変性部は、前記外皮のほぼ全
長にわたって、連続的に形成されたものである上記
(1)または(2)に記載の内視鏡用可撓管。これによ
り、長い管腔などへの挿入のし易さがさらに向上する。
【0009】(4) 前記変性部は、前記外皮の長手方
向に沿って、断続的に形成されたものである上記(1)
ないし(3)のいずれかに記載の内視鏡用可撓管。これ
により、管腔への挿入のし易さがさらに向上する。
【0010】(5) 前記変性部は、前記外皮の長手方
向に沿って、直線的に形成されたものである上記(1)
ないし(4)のいずれかに記載の内視鏡用可撓管。これ
により、一方向に湾曲した管腔等への挿入のし易さがさ
らに向上する。
【0011】(6) 前記外皮は、その長手方向の少な
くとも一部において、可撓性が周方向に沿って変化する
ものである上記(1)ないし(5)のいずれかに記載の
内視鏡用可撓管。これにより、管腔への挿入のし易さが
向上する。
【0012】(7) 前記外皮は、多色成形法によって
成形されたものである上記(1)ないし(6)のいずれ
かに記載の内視鏡用可撓管。これにより、内視鏡用可撓
管の生産性が向上する。
【0013】(8) 前記変性部の少なくとも一部は、
前記外皮の外表面に露出する上記(1)ないし(7)の
いずれかに記載の内視鏡用可撓管。
【0014】これにより、内視鏡用可撓管の曲がり易い
方向等を容易に判断することが可能となり、管腔への挿
入のし易さがさらに向上する。
【0015】(9) 前記変性部は、前記外皮の外表面
に露出しない上記(1)ないし(8)のいずれかに記載
の内視鏡用可撓管。これにより、耐薬品性などが向上す
る。
【0016】(10) 前記外皮は、その長手方向の少
なくとも一部において、外表面の色彩が周方向に沿って
変化するものである上記(1)ないし(9)のいずれか
に記載の内視鏡用可撓管。
【0017】これにより、内視鏡用可撓管の曲がり易い
方向等を容易に判断することが可能となり、管腔への挿
入のし易さがさらに向上する。
【0018】(11) 前記外皮は、その周方向に沿っ
て厚さがほぼ一定である上記(1)ないし(10)のい
ずれかに記載の内視鏡用可撓管。これにより、体腔への
挿入時における患者の負担を小さくすることができる。
【0019】(12) 前記外皮は、その周方向に沿っ
て厚さが変化する上記(1)ないし(10)のいずれか
に記載の内視鏡用可撓管。これにより、内視鏡用可撓管
の耐久性が向上する。
【0020】(13) 前記外皮は、内層と外層とを有
する積層体で構成された部分を有し、前記外層の周方向
の一部が前記内層の構成材料で置換されている上記
(1)ないし(12)のいずれかに記載の内視鏡用可撓
管。
【0021】これにより、内視鏡用可撓管の湾曲の指向
性と耐久性とを両立することができる。
【0022】(14) 前記外皮は、内層と外層とを有
する積層体で構成された部分を有し、前記内層の周方向
の一部が前記外層の構成材料で置換されている上記
(1)ないし(13)のいずれかに記載の内視鏡用可撓
管。
【0023】これにより、内視鏡用可撓管の湾曲の指向
性と耐薬品性とを両立することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の内視鏡用可撓管の
好適な実施形態について、添付図面を参照しつつ説明す
る。
【0025】まず、本発明の内視鏡用可撓管を有する内
視鏡の全体構成の一例について説明する。
【0026】図1は、本発明の内視鏡用可撓管を適用し
た挿入部可撓管を有する電子内視鏡(電子スコープ)を
示す全体図である。以下、図1中、上側を「基端」、下
側を「先端」として説明する。
【0027】図1に示すように、電子内視鏡10は、可
撓性(柔軟性)を有する長尺物の挿入部可撓管1Aと、
挿入部可撓管1Aの先端部に設けられた湾曲部5と、挿
入部可撓管1Aの基端部に設けられ、術者が把持して電
子内視鏡10全体を操作する操作部6と、操作部6に接
続された接続部可撓管7と、接続部可撓管7の先端側に
設けられた光源差込部8とで構成されている。
【0028】挿入部可撓管1Aは、生体の管腔内に挿入
して使用される。また、操作部6には、その側面に操作
ノブ61、62が設置されている。この操作ノブ61、
62を操作すると、挿入部可撓管1A内に配設されたワ
イヤー(図示せず)が牽引されて、湾曲部5が4方向に
湾曲し、その方向を変えることができる。
【0029】湾曲部5の先端部には、観察部位における
被写体像を撮像する図示しない撮像素子(CCD)が設
けられ、また、光源差込部8の先端部に、画像信号用コ
ネクタ82が設けられている。この画像信号用コネクタ
82は、光源装置に接続され、さらに、光源装置は、ケ
ーブルを介してモニタ装置(図示せず)に接続されてい
る。
【0030】光源差込部8の先端部には、光源用コネク
タ81が設置され、この光源用コネクタ81が光源装置
(図示せず)に接続されている。光源装置から発せられ
た光は、光源用コネクタ81、および、光源差込部8
内、接続部可撓管7内、操作部6内、挿入部可撓管1A
内および湾曲部5内に連続して配設された光ファイバー
束によるライトガイド(図示せず)を通り、湾曲部5の
先端部より観察部位に照射され、照明する。
【0031】前記照明光により照明された観察部位から
の反射光(被写体像)は、撮像素子で撮像される。撮像
素子では、撮像された被写体像に応じた画像信号が出力
される。
【0032】この画像信号は、湾曲部5内、挿入部可撓
管1A内、操作部6内および接続部可撓管7内に連続し
て配設され、画像素子と画像信号用コネクタ82とを接
続する画像信号ケーブル(図示せず)を介して、光源差
込部8に伝達される。
【0033】そして、光源差込部8内および光源装置内
で所定の処理(例えば、信号処理、画像処理等)がなさ
れ、その後、モニタ装置に入力される。モニタ装置で
は、撮像素子で撮像された画像(電子画像)、すなわち
動画の内視鏡モニタ画像が表示される。
【0034】以上、本発明の内視鏡用可撓管を適用した
挿入部可撓管1Aを有する電子内視鏡10の全体構成に
ついて説明したが、本発明の内視鏡用可撓管は、ファイ
バー内視鏡の可撓管にも適用することができることは、
言うまでもない。
【0035】次に、本発明の内視鏡用可撓管を適用した
挿入部可撓管の第1実施形態について説明する。
【0036】図2は、本発明の内視鏡用可撓管を適用し
た挿入部可撓管の第1実施形態を示す半縦断面図であ
る。図3は、図2に示す挿入部可撓管の縦断面図であ
る。図4は、図2に示す挿入部可撓管の横断面図であ
る。以下、図2、3中の左側を「先端」、右側を「基
端」として説明する(後述する図5、8、10、12、
14、16についても同様)。また、図2〜図4中の上
側を「正面側」、下側を「背面側」として説明する(後
述する図5、6、7、8、9、10、11、12、1
3、14、15、16、17についても同様)。なお、
図3、4については、突出部31の図示を省略する(後
述する図5、6、7、8、9、10、11、12、1
3、14、15についても同様)。
【0037】図2に示すように、挿入部可撓管1Aは、
芯材2と、その外周を被覆する外皮3とを有している。
また、挿入部可撓管1Aには、内部に、例えば、光ファ
イバー、電線ケーブル、ケーブルまたはチューブ類等の
内蔵物等(図中省略)を配置、挿通することができる空
間24が設けられている。
【0038】芯材2は、螺旋管21と、螺旋管21の外
周を被覆する網状管(編組体)22とで構成され、全体
としてチューブ状の長尺物として形成されている。この
芯材2は、挿入部可撓管1Aを補強する効果を有する。
特に、螺旋管21と網状管22を組合わせたことによ
り、挿入部可撓管1Aは、十分な機械的強度を確保でき
る。
【0039】螺旋管21は、帯状材を均一な径で螺旋状
に間隔25をあけて巻いて形成されたものである。帯状
材を構成する材料としては、例えば、ステンレス等の鉄
系合金、銅系合金等が好ましく用いられる。
【0040】網状管22は、金属製または非金属製の細
線23を複数並べたものを編組して形成されている。細
線23を構成する金属製の材料としては、例えば、ステ
ンレス等の鉄系合金、銅系合金等が挙げられる。また、
非金属性の材料としては、例えば、高融点樹脂、カーボ
ンファイバー、ガラス繊維等が挙げられる。また、網状
管22を形成する細線23のうち少なくとも1本に合成
樹脂の被覆(図示せず)が施されていてもよい。
【0041】網状管22を形成する細線23のうちの少
なくとも1本に合成樹脂の被覆が施されている場合、こ
の被覆された樹脂(被覆層)は、外皮3の構成材料(少
なくとも外皮3の内周面を構成する材料)との相溶性に
優れた材料であるのが好ましい。これにより、細線23
の被覆層と外皮3とが十分強く結合し、外皮3と芯材2
との密着性が向上する。このため、外皮3と芯材2との
密着状態は、挿入部可撓管1Aが湾曲した場合において
も維持される。また、外皮3と芯材2との結合力が強い
ので、挿入部可撓管1Aは、繰り返し使用しても外皮3
と芯材2とが剥離しにくい。したがって、挿入部可撓管
1Aは、耐久性に優れる。
【0042】網状管22の外周には、編組された細線2
3の編み目により隙間26が形成されている。この隙間
26は、螺旋管21の外周と重なる位置では凹部とな
り、螺旋管21の間隔25と重なる位置では空間24に
連通する孔となって、芯材2の外周に多数の孔および凹
部を形成している。芯材2の外周には、外皮3が被覆さ
れている。
【0043】外皮3は、通常、柔軟性(可撓性)を有す
る材料で構成される。このような外皮3は、体液等が内
視鏡内部に侵入するのを防止するとともに挿入部可撓管
1Aの管腔内への挿入のし易さ(挿入性)を向上する効
果を有する。外皮3の構成材料としては、例えば、ポリ
塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン
−酢酸ビニル共重合体等のポリオレフィン系樹脂、ポリ
アミド系樹脂、ポリエチレンテレフタレート(PE
T)、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル系
樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリ
テトラフルオロエチレン、エチレン−テトラフルオロエ
チレン共重合体等のフッ素系樹脂、ポリイミド系樹脂等
の各種可撓性を有する樹脂や、ポリウレタン系エラスト
マー、ポリエステル系エラストマー、ポリオレフィン系
エラストマー、ポリアミド系エラストマー、ポリスチレ
ン系エラストマー、フッ素系エラストマー、シリコーン
ゴム、エチレンプロピレンゴム、ラテックスゴム等の各
種エラストマーのうちの、1種または2種以上を組み合
わせて用いることができる。
【0044】また、外皮3の構成材料中には、必要に応
じて任意に添加物が配合されてもよい。添加物として
は、例えば、可塑剤、無機フィラー、顔料、各種安定剤
(酸化防止剤、光安定剤、帯電防止剤、ブロッキング防
止剤、潤滑剤)、X線造影剤等が挙げられる。外皮3
は、その内周部が芯材2と密着している。
【0045】外皮3の内周面には、内周側に向かって突
出する多数の突出部(アンカー)31が外皮3から連続
して形成されている。各突出部31は、芯材2の外周に
形成された多数の孔および凹部内にそれぞれ進入してい
る。前記凹部内に進入した突出部31の先端は、螺旋管
21の外周に達するまで形成されている。前記孔内に進
入した突出部31は、より長く形成され、その先端が螺
旋管21の間隔25に入り込んでいる。
【0046】このように突出部31が形成されているこ
とにより、突出部31が芯材2の外周に形成された多数
の孔および凹部に係合するので、アンカー効果が生じ、
芯材2に対し外皮3が確実に固定される。このため、外
皮3と芯材2との密着状態は、挿入部可撓管1Aが湾曲
した場合においても維持される。また、外皮3と芯材2
との結合力が強いので、挿入部可撓管1Aは、繰り返し
使用しても外皮3と芯材2とが剥離しにくい。したがっ
て、挿入部可撓管1Aは、耐久性に優れる。
【0047】特に、細線23に外皮3の構成材料(少な
くとも外皮3の内周面を構成する材料)との相溶性に優
れた合成樹脂の被覆が施されている場合においては、こ
れらの効果が相乗的に作用することにより、挿入部可撓
管1Aの耐久性は、さらに優れたものとなる。
【0048】外皮3の周方向の正面側には、外皮3の周
方向の他の部位とは組成または物性の異なる変性部32
が設けられている。すなわち、図4に示すように、外皮
3は、その周方向に変性部32と、変性部32とは組成
または物性の異なる非変性部33とを有している。ここ
で言う「物性」としては、例えば、剛性(柔軟性)、硬
度、耐薬品性、色彩等が挙げられる。
【0049】変性部の構成材料としては、前述した外皮
の構成材料の中から選択可能であり、さらに必要に応じ
て任意に添加物等を配合してもよい。
【0050】このように、外皮3の周方向に沿って、外
皮3の組成または物性が変化することにより、挿入部可
撓管1Aに種々の機能を与えることができる。例えば、
変性部32の構成材料として、非変性部33の構成材料
より柔軟性の高い材料を用いることにより、挿入部可撓
管1Aは、正面側(変性部32の設けられた方向)に曲
がり易いものとなる。また、変性部32の構成材料とし
て、非変性部33の構成材料より柔軟性の低い材料を用
いることにより、挿入部可撓管1Aは、正面側には曲が
り難いものとなる。
【0051】この変性部32は、外皮3の全長にわたっ
て連続的に形成されている。したがって、変性部32の
構成材料として、非変性部33の構成材料より柔軟性の
高い材料を用いた場合、挿入部可撓管1Aは、その全長
にわたって、正面側(変性部32の設けられた方向)に
は曲がり易いものとなる。このため、挿入部可撓管1A
は、U字状の管腔等に挿入する際に、その管腔に対する
追従性が向上し、挿入性が向上する。その結果、内視鏡
の挿入の操作性および安全性が向上する。
【0052】また、変性部32は、外皮3の外表面に露
出している。このため、変性部32の色彩と、非変性部
33の色彩とを異なるものとした場合、変性部32は、
挿入部可撓管1Aの湾曲のし易い方向等を示すマーカー
として機能することもできる。その結果、内視鏡の挿入
の操作性および安全性がさらに向上する。
【0053】また、変性部32、非変性部33の組成
は、長手方向に沿って一定であっても、一定でなくても
よい。
【0054】また、図示の構成では、変性部32は、外
皮3の全長にわたって形成されているが、外皮3の長手
方向の少なくとも一部に形成されていればよい。
【0055】外皮3の厚さ(突出部31の部分を除
く。)は、特に限定されないが、0.15〜0.9mm
であるのが好ましく、0.3〜0.8mmであるのがよ
り好ましい。
【0056】外皮3の厚さが前記下限値未満であると、
外皮3の機械的強度が低下するため、内視鏡用可撓管の
耐久性が低下し、繰り返し使用することにより、その内
部に体液等の液体が侵入する可能性がある。
【0057】一方、外皮3の厚さが前記上限値を超える
と、挿入部可撓管1Aの可撓性が低下する場合がある。
【0058】外皮3の厚さは、芯材2の周方向に沿って
ほぼ一定である。これにより、体腔に挿入部可撓管1A
を挿入する際の患者の負担を小さくすることができる。
【0059】また、図示の構成では、外皮3の厚さは、
長手方向に沿って一定であるが、長手方向に沿って変化
するものであってもよい。
【0060】次に、本発明の内視鏡用可撓管を適用した
挿入部可撓管の第2実施形態について、前記第1実施形
態との相違点を中心に説明する。なお、前記第1実施形
態と同様の事項については、その説明を省略する。
【0061】図5は、本発明の内視鏡用可撓管を適用し
た挿入部可撓管の第2実施形態を示す縦断面図である。
図6は、図5中のA−A線断面図である。図7は、図5
中のB−B線断面図である。
【0062】図5〜図7に示すように、第2実施形態の
挿入部可撓管1Bでは、変性部32が、外皮3の周方向
の正面側に、外皮3の長手方向に沿って断続的に形成さ
れている。
【0063】このように、変性部32が外皮3の長手方
向に沿って断続的に形成されることにより、外皮3の物
性を、外皮3の長手方向に沿って断続的に変化させるこ
とができる。例えば、変性部32の構成材料として、非
変性部33の構成材料より柔軟性の高い材料を用いた場
合、外皮3は、その長手方向に沿って、断続的に曲がり
易い部位(変性部32が設けられた部位)を有するもの
となる。その結果、挿入部可撓管1Bは、多角的に(曲
率の大小をもって)湾曲し易いものとなる。このよう
に、挿入部可撓管1Bが多角的に湾曲し易いものである
と、挿入部可撓管1Bを体腔に挿入する際、体腔の内壁
との摩擦力が小さくなる。また、体腔の接触面積が小さ
くなるので、患者の受ける圧迫感が軽減され、患者の負
担を小さくすることができる。したがって、挿入部可撓
管1Bの挿入の操作性が向上する。
【0064】また、変性部32が外皮3の長手方向に沿
って断続的に形成されているため、変性部32の色彩と
非変性部33の色彩とを異なるものとした場合には、次
のような効果も得られる。すなわち、挿入部可撓管1B
の管腔への挿入時において、変性部32は、挿入部可撓
管1Bの管腔内へ挿入した部分の長さを判断するための
マーカー(目盛り)として機能することもできる。その
結果、内視鏡の挿入の操作性および安全性がさらに向上
する。
【0065】また、変性部32は、外周側(外皮3の外
表面に露出する側)にのみ形成されており、その内周側
(芯材2に接触する側)には、非変性部33が設けられ
ている。このため、変性部32の構成材料が、芯材2と
の密着性に劣るものであっても、非変性部33の構成材
料として、芯材2との密着性に優れたものを用いること
により、外皮3全体としての芯材2に対する密着性は、
高いものとなる。その結果、挿入部可撓管1Bは、耐久
性に優れたものとなる。
【0066】次に、本発明の内視鏡用可撓管を適用した
挿入部可撓管の第3実施形態について、前記第1、第2
実施形態との相違点を中心に説明する。なお、前記第
1、第2実施形態と同様の事項については、その説明を
省略する。
【0067】図8は、本発明の内視鏡用可撓管を適用し
た挿入部可撓管の第3実施形態を示す縦断面図である。
図9は、図8に示す挿入部可撓管の横断面図である。
【0068】図8、図9に示すように、第3実施形態の
挿入部可撓管1Cでは、芯材2の外周に、その周方向に
沿って、ほぼ均一な厚さの非変性部33が形成されてお
り、さらに、正面側の非変性部33の外周には変性部3
2が形成されている。このため、外皮3の厚さは、正面
側で厚くなっている。したがって、挿入部可撓管1C
は、正面側には湾曲し難い。
【0069】ところで、従来の挿入部可撓管では、周方
向に沿って外皮の厚さが一定であった。このため、挿入
部可撓管を湾曲させた場合、湾曲部の外側の外皮が伸長
し、その厚さは薄くなる。このようにして外皮の厚さが
薄くなった湾曲部の外側では、体液等との接触により局
部的な外皮の劣化が起こり易かった。このような局部的
な劣化が起こると、内視鏡全体としての劣化が少ないに
も関わらず、内視鏡としての使用が不能になることがあ
った。
【0070】これに対し、挿入部可撓管1Cでは、湾曲
時には、外皮3の厚さが厚い正面側(変性部32が設け
られている側)が伸長し易い。このため、部分的に外皮
の厚さが極端に薄くなることが防止される。したがっ
て、外皮の局部的な劣化が起こりにくく、結果として、
内視鏡の耐久性が向上する。
【0071】また、このように、湾曲時においても、外
皮の厚さが部分的に極端に薄くなることが防止されるた
め、挿入部可撓管1Cの柔軟性、クッション性が部分的
に極端に低下することが防止される。このため、医療用
に用いた場合、体腔内の組織に対する刺激が少なく、患
者の負担が軽減される。
【0072】次に、本発明の内視鏡用可撓管を適用した
挿入部可撓管の第4実施形態について、前記第1〜第3
実施形態との相違点を中心に説明する。なお、前記第1
〜第3実施形態と同様の事項については、その説明を省
略する。
【0073】図10は、本発明の内視鏡用可撓管を適用
した挿入部可撓管の第4実施形態を示す縦断面図であ
る。図11は、図10に示す挿入部可撓管の横断面図で
ある。
【0074】図10、図11に示すように、第4実施形
態の挿入部可撓管1Dでは、外皮3の周方向の正面側お
よび背面側に、それぞれ変性部32、36が形成されて
いる。変性部32および変性部36は、互いに、組成ま
たは物性の異なるものであってもよいし、組成および物
性が同一のものであってもよい。
【0075】このように、変性部は、外皮の周方向の2
方向以上に形成されていてもよい。これにより、例え
ば、内視鏡用可撓管の湾曲の指向性をさらに向上させた
りすることができる。例えば、変性部32、36の構成
材料を非変性部33の構成材料より柔軟性の高いものと
することにより、挿入部可撓管1Dを正面側および背面
側に湾曲し易いものとすることができる。また、変性部
32の構成材料として、非変性部33の構成材料より柔
軟性の高い材料を用い、変性部36の構成材料として、
非変性部33の構成材料より柔軟性の低い材料を用いる
ことにより、挿入部可撓管1Dを正面側には特に曲がり
易く、背面側には特に曲がり難いものとすることができ
る。
【0076】また、変性部32、36は、内周側(芯材
2に接触する側)にのみ形成されており、その外周側
(外皮3の外表面に露出する側)には、非変性部33が
設けられている。すなわち、外皮3は、その外表面が非
変性部33のみで構成されており、変性部と非変性部と
の境界が外皮の外表面に存在しない。このように、変性
部と非変性部との境界が外皮3の外表面に存在しないた
め、外皮3の耐薬品性は、比較的高いものとなる。ま
た、変性部32、36が外皮3の外表面に露出していな
いため、変性部32、36の構成材料として、耐薬品性
が比較的低いものを用いることが可能となり、構成材料
の選択の幅が広がる。
【0077】また、図示の構成では、変性部32および
変性部36は、互いに対向する位置に設けられている
が、変性部32と変性部36との位置関係は、これに限
定されない。また、変性部は、外皮の周方向の3方向以
上に形成されていてもよい。
【0078】次に、本発明の内視鏡用可撓管を適用した
挿入部可撓管の第5実施形態について、前記第1〜第4
実施形態との相違点を中心に説明する。なお、前記第1
〜第4実施形態と同様の事項については、その説明を省
略する。
【0079】図12は、本発明の内視鏡用可撓管を適用
した挿入部可撓管の第5実施形態を示す縦断面図であ
る。図13は、図12に示す挿入部可撓管の横断面図で
ある。
【0080】図12、図13に示すように、第5実施形
態の挿入部可撓管1Eでは、外皮3は、内層37と外層
38とで構成されている。内層37および外層38は、
互いに組成または物性の異なる材料で構成されている。
例えば、内層37が柔軟性の高い材料で構成され、外層
38が柔軟性の低い材料で構成されたものとすることが
できる。
【0081】また、外皮3の正面側においては、外層3
8の一部が内層37の構成材料で置換されている。この
ため、外層38が内層37に置換された部位は、変性部
32であり、外皮3の周方向のその他の部位(内層37
と外層38とが積層された部位)とは物性が異なる。す
なわち、内層37が柔軟性の高い材料で構成され、外層
38が柔軟性の低い材料で構成されている場合、挿入部
可撓管1Eは、内層37と外層38とが積層された部位
(非変性部)の方向に比べ、変性部32を有する正面側
に曲がり易いものとなる。
【0082】また、外皮3の内周側には、その全周にわ
たって、内層37が形成されている。このため、外層3
8の構成材料が、芯材2との密着性に劣るものであって
も、内層37の構成材料として、芯材2との密着性に優
れたものを用いることにより、外皮3全体としての芯材
2に対する密着性は、高いものとなる。その結果、挿入
部可撓管1Eは、耐久性に優れたものとなる。
【0083】したがって、挿入部可撓管1Eは、湾曲の
指向性と耐久性とを両立することができる。
【0084】次に、本発明の内視鏡用可撓管を適用した
挿入部可撓管の第6実施形態について、前記第1〜第5
実施形態との相違点を中心に説明する。なお、前記第1
〜第5実施形態と同様の事項については、その説明を省
略する。
【0085】図14は、本発明の内視鏡用可撓管を適用
した挿入部可撓管の第6実施形態を示す縦断面図であ
る。図15は、図14に示す挿入部可撓管の横断面図で
ある。
【0086】図14、図15に示すように、第6実施形
態の挿入部可撓管1Fでは、外皮3は、内層37と外層
38とで構成されている。内層37および外層38は、
互いに組成または物性の異なる材料で構成されている。
例えば、外層38が柔軟性の高い材料で構成され、内層
37が柔軟性の低い材料で構成されたものとすることが
できる。
【0087】また、外皮3の正面側においては、内層3
7の一部が外層38の構成材料で置換されている。この
ため、内層37が外層38に置換された部位は、変性部
32であり、外皮3の周方向のその他の部位(内層37
と外層38とが積層された部位)とは物性が異なる。す
なわち、外層38が柔軟性の高い材料で構成され、内層
37が柔軟性の低い材料で構成されている場合、挿入部
可撓管1Fは、内層37と外層38とが積層された部位
(非変性部)の方向に比べ、変性部32を有する正面側
に曲がり易いものとなる。
【0088】また、外皮3の外周側には、その全周にわ
たって、外層38が形成されている。このため、内層3
7の構成材料が、耐薬品性に劣るものであっても、外層
38の構成材料として、耐薬品性に優れたものを用いる
ことにより、挿入部可撓管1Fとしての耐薬品性は、優
れたものとなる。
【0089】したがって、挿入部可撓管1Fは、湾曲の
指向性と耐薬品性とを両立することができる。
【0090】次に、本発明の内視鏡用可撓管の製造方法
について説明する。ここでは、前述した第1実施形態の
挿入部可撓管1Aの製造方法の一例について代表的に説
明する。
【0091】まず、芯材2を作製する。芯材2は、例え
ば、螺旋管21の外周に網状管22(編組体)を被覆す
ることにより作製することができる。螺旋管21の外周
への網状管22(編組体)の被覆は、いかなる方法で行
ってもよいが、中心軸が直線状の芯金9に、螺旋管21
を巻回した状態で行うのが好ましい。これにより、螺旋
管21の形状が安定し、網状管(編組体)22の被覆を
容易に行うことができる。
【0092】次に、このようにして得られた芯材2の外
周に外皮3を被覆する。外皮3の被覆は、ダイスヘッド
を備えた押出成形機を用いた2色成形法により行うこと
ができる。
【0093】図16は、押出成形により、芯材に外皮を
被覆している押出成形機のダイスヘッドの部分の縦断面
図である。図17は、図16中のA−A線断面図であ
る。
【0094】図16に示すように、押出成形機のダイス
ヘッド4は、ダイス41とニップル42とを有してい
る。ダイスヘッド4には、基端から先端に貫通する円形
断面の通路43が形成されている。また、ダイスヘッド
4の基端側には、ガイド47が設けられている。ガイド
47は、芯材2の外周に外皮3を被覆する際の芯材の位
置を規定する機能を有する。
【0095】まず、芯金9に巻回した芯材2を、通路4
3内に挿通し、ガイド47で固定する。このとき、ガイ
ド47は、ダイス41のダイス口46における芯材2の
中心が、ダイス41のダイス口46の中心と一致した状
態になるように固定する。
【0096】その後、芯金9に巻回した芯材2を、図示
しない移送手段により、基端から先端に向かって長手方
向(図16中の矢印A方向)に移動させる。このとき、
ガイド47の機能により、ダイス41のダイス口46に
おける芯材2の中心と、ダイス41のダイス口46の中
心との相対的な位置関係が維持される。
【0097】ダイスヘッド4の内部には、ダイス41と
ニップル42とによって、外皮材料通路44、外皮材料
通路45が形成されている。外皮材料通路44および外
皮材料通路45の先端は、通路43内に開口しており、
円形のダイス口46(開口部)を形成している。
【0098】外皮材料通路44には、ホッパー(図示せ
ず)に投入された変性部32の構成材料である外皮材料
34が、シリンダ(図示せず)内のスクリュー(図示せ
ず)によって順次送り込まれる(図16中の矢印B
部)。同様に、外皮材料通路45には、ホッパー(図示
せず)に投入された非変性部33の構成材料である外皮
材料35が、シリンダ(図示せず)内のスクリュー(図
示せず)によって順次送り込まれる(図16中の矢印C
部)。送り込まれた外皮材料34、35は、それぞれ外
皮材料通路44、45を通って、ダイス口46から押し
出され、長手方向に移動する芯材2の外周に順次被覆さ
れる。
【0099】このようにして外皮3の被覆を行うことに
より、外皮3は、その周方向に沿って非変性部33と変
性部32とを有するものとなる。
【0100】また、このとき、外皮3は、芯材2(網状
管22および螺旋管21)の少なくとも一部を埋め込む
ように被覆されるのが好ましい。これにより、次のよう
な効果が得られる。 ・外皮3と芯材2との間の結合力が強くなり、外皮3が
芯材2から剥離(分離)しにくいものとなる。 ・外皮3の耐久性が向上し、亀裂等を生じにくいものと
なる。 ・強度等の性能を維持しつつ、挿入部可撓管1Aの外径
を細径化(または、内径を拡大化)することができる。
【0101】また、外皮3の被覆後、必要に応じて熱処
理等を施してもよい。このような熱処理により、外皮3
の性質を改善し、例えば、挿入部可撓管1Aに耐熱性向
上等の効果を与えることができる。
【0102】以上、第1実施形態の挿入部可撓管1Aに
ついて説明したが、第2〜第6実施形態の挿入部可撓管
についても、押出成形機のダイスヘッドの形状を変更し
たり、各外皮材料(変性部の構成材料および非変性部の
構成材料)の押出圧力などを適宜調整することなどによ
り、挿入部可撓管1Aと同様に、多色成形法により製造
することができる。
【0103】以上、本発明の内視鏡用可撓管およびその
製造方法を添付図面に示す好適な実施形態に基づいて説
明したが、本発明は、これらに限定されるものではな
い。
【0104】例えば、外皮は、3層以上を積層したもの
(積層体)であってもよい。このような外皮の各層は、
互いに組成または物性の異なる材料で構成することがで
きる。これにより、外皮の各層の特性を併有することが
でき、内視鏡用可撓管に必要とされる各種の性能を同時
に優れたものとすることができる。また、外皮の周方向
の一部において、積層体を構成する少なくとも1層を他
の1層の構成材料で置換することにより、変性部を形成
してもよい。
【0105】また、外皮は、その全長に渡ってこのよう
な積層体で構成されたものでもよいし、長手方向の一部
についてこのような積層体を有するものであってもよ
い。
【0106】また、変性部は、外皮の長手方向に沿って
直線的に形成されたものでなくてもよい。例えば、変性
部は、芯材の中心軸を中心とする螺旋状に形成されたも
の、蛇行しているもの等であってもよい。このようなパ
ターンの変性部を有する内視鏡用可撓管は、例えば、以
下のようにして製造することができる。
【0107】すなわち、図16に示すようなダイスヘッ
ド4を備えた押出成形機を用いて、芯材2の外周に外皮
3を被覆する際、芯材2が長手方向に移動するのに伴
い、芯材2の軸を中心にして、芯材2を回転させること
等により、芯材2の軸を中心とした螺旋状の変性部32
を形成することができる。
【0108】また、本発明の内視鏡用可撓管は、例え
ば、光源装置に接続される接続部可撓管にも適用でき
る。
【0109】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、内
視鏡用可撓管の湾曲に指向性を与えることができるた
め、内視鏡用可撓管の挿入性が向上する。その結果、内
視鏡としての操作性も向上する。
【0110】また、内視鏡用可撓管を挿入する管腔の形
状に応じて、変性部の形成パターンを適宜選択すること
により、さらに挿入性が向上する。
【0111】また、変性部を外皮の外表面に露出させ、
変性部の色彩と、非変性部の色彩とを異なるものとする
ことにより、内視鏡用可撓管の湾曲し易い方向を示すマ
ーカーとしても機能させることができる。
【0112】また、このような変性部を内視鏡用可撓管
の長手方向に沿って断続的に形成することにより、内視
鏡用可撓管を管腔に挿入する際に、管腔内への挿入され
た部分の長さを判断するためのマーカー(目盛り)とし
ても機能させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の内視鏡用可撓管を適用した挿入部可撓
管を有する電子内視鏡を示す全体図である。
【図2】本発明の内視鏡用可撓管を適用した挿入部可撓
管の第1実施形態を示す半縦断面図である。
【図3】本発明の内視鏡用可撓管を適用した挿入部可撓
管の第1実施形態を示す縦断面図である。
【図4】図2に示す挿入部可撓管の横断面図である。
【図5】本発明の内視鏡用可撓管を適用した挿入部可撓
管の第2実施形態を示す縦断面図である。
【図6】図5中のA−A線断面図である。
【図7】図5中のB−B線断面図である。
【図8】本発明の内視鏡用可撓管を適用した挿入部可撓
管の第3実施形態を示す縦断面図である。
【図9】図8に示す挿入部可撓管の横断面図である。
【図10】本発明の内視鏡用可撓管を適用した挿入部可
撓管の第4実施形態を示す縦断面図である。
【図11】図10に示す挿入部可撓管の横断面図であ
る。
【図12】本発明の内視鏡用可撓管を適用した挿入部可
撓管の第5実施形態を示す縦断面図である。
【図13】図12に示す挿入部可撓管の横断面図であ
る。
【図14】本発明の内視鏡用可撓管を適用した挿入部可
撓管の第6実施形態を示す縦断面図である。
【図15】図14に示す挿入部可撓管の横断面図であ
る。
【図16】押出成形により、芯材に外皮を被覆する工程
を示す縦断面図である。
【図17】図16中のA−A線断面図である。
【符号の説明】
1A、1B、1C、1D、1E、1F 挿入部可撓管 2 芯材 21 螺旋管 22 網状管 23 細線 24 空間 25 間隔 26 隙間 3 外皮 31 突出部 32 変性部 33 非変性部 34 外皮材料 35 外皮材料 36 変性部 37 内層 38 外層 4 ダイスヘッド 41 ダイス 42 ニップル 43 通路 44 外皮材料通路 45 外皮材料通路 46 ダイス口 47 ガイド 5 湾曲部 6 操作部 61、62 操作ノブ 7 接続部可撓管 8 光源差込部 81 光源用コネクタ 82 画像信号用コネクタ 9 芯金 10 電子内視鏡
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 國井 圭史 東京都板橋区前野町2丁目36番9号 旭光 学工業株式会社内 (72)発明者 阿部 祐尚 東京都板橋区前野町2丁目36番9号 旭光 学工業株式会社内 Fターム(参考) 3H111 AA02 BA01 BA15 CB03 CB04 CB05 CB06 CB14 CB23 DA21 DA26 DB21 EA04 4C061 AA00 BB00 CC00 DD03 FF26 JJ03

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空部を有する芯材と、該芯材の外周に
    被覆された外皮とを有する内視鏡用可撓管であって、 前記外皮の長手方向の少なくとも一部において、前記外
    皮の周方向の一部が、前記外皮の周方向の他の部位とは
    組成または物性の異なる変性部となっていることを特徴
    とする内視鏡用可撓管。
  2. 【請求項2】 前記外皮は、押出成形により形成された
    ものである請求項1に記載の内視鏡用可撓管。
  3. 【請求項3】 前記変性部は、前記外皮のほぼ全長にわ
    たって、連続的に形成されたものである請求項1または
    2に記載の内視鏡用可撓管。
  4. 【請求項4】 前記変性部は、前記外皮の長手方向に沿
    って、断続的に形成されたものである請求項1ないし3
    のいずれかに記載の内視鏡用可撓管。
  5. 【請求項5】 前記変性部は、前記外皮の長手方向に沿
    って、直線的に形成されたものである請求項1ないし4
    のいずれかに記載の内視鏡用可撓管。
  6. 【請求項6】 前記外皮は、その長手方向の少なくとも
    一部において、可撓性が周方向に沿って変化するもので
    ある請求項1ないし5のいずれかに記載の内視鏡用可撓
    管。
  7. 【請求項7】 前記外皮は、多色成形法によって成形さ
    れたものである請求項1ないし6のいずれかに記載の内
    視鏡用可撓管。
  8. 【請求項8】 前記変性部の少なくとも一部は、前記外
    皮の外表面に露出する請求項1ないし7のいずれかに記
    載の内視鏡用可撓管。
  9. 【請求項9】 前記変性部は、前記外皮の外表面に露出
    しない請求項1ないし8のいずれかに記載の内視鏡用可
    撓管。
  10. 【請求項10】 前記外皮は、その長手方向の少なくと
    も一部において、外表面の色彩が周方向に沿って変化す
    るものである請求項1ないし9のいずれかに記載の内視
    鏡用可撓管。
  11. 【請求項11】 前記外皮は、その周方向に沿って厚さ
    がほぼ一定である請求項1ないし10のいずれかに記載
    の内視鏡用可撓管。
  12. 【請求項12】 前記外皮は、その周方向に沿って厚さ
    が変化する請求項1ないし10のいずれかに記載の内視
    鏡用可撓管。
  13. 【請求項13】 前記外皮は、内層と外層とを有する積
    層体で構成された部分を有し、前記外層の周方向の一部
    が前記内層の構成材料で置換されている請求項1ないし
    12のいずれかに記載の内視鏡用可撓管。
  14. 【請求項14】 前記外皮は、内層と外層とを有する積
    層体で構成された部分を有し、前記内層の周方向の一部
    が前記外層の構成材料で置換されている請求項1ないし
    13のいずれかに記載の内視鏡用可撓管。
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