JP2002085127A - 携帯電話保持具 - Google Patents

携帯電話保持具

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JP2002085127A
JP2002085127A JP2000279681A JP2000279681A JP2002085127A JP 2002085127 A JP2002085127 A JP 2002085127A JP 2000279681 A JP2000279681 A JP 2000279681A JP 2000279681 A JP2000279681 A JP 2000279681A JP 2002085127 A JP2002085127 A JP 2002085127A
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JP
Japan
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mobile phone
plate
locking
hooking
fixing member
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Withdrawn
Application number
JP2000279681A
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English (en)
Inventor
Toshishige Matsuda
敏成 松田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Publication of JP2002085127A publication Critical patent/JP2002085127A/ja
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A45HAND OR TRAVELLING ARTICLES
    • A45CPURSES; LUGGAGE; HAND CARRIED BAGS
    • A45C11/00Receptacles for purposes not provided for in groups A45C1/00-A45C9/00
    • A45C2011/002Receptacles for purposes not provided for in groups A45C1/00-A45C9/00 for portable handheld communication devices, e.g. mobile phone, pager, beeper, PDA, smart phone
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A45HAND OR TRAVELLING ARTICLES
    • A45FTRAVELLING OR CAMP EQUIPMENT: SACKS OR PACKS CARRIED ON THE BODY
    • A45F2200/00Details not otherwise provided for in A45F
    • A45F2200/05Holder or carrier for specific articles
    • A45F2200/0516Portable handheld communication devices, e.g. mobile phone, pager, beeper, PDA, smart phone
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A45HAND OR TRAVELLING ARTICLES
    • A45FTRAVELLING OR CAMP EQUIPMENT: SACKS OR PACKS CARRIED ON THE BODY
    • A45F5/00Holders or carriers for hand articles; Holders or carriers for use while travelling or camping
    • A45F5/02Fastening articles to the garment

Landscapes

  • Purses, Travelling Bags, Baskets, Or Suitcases (AREA)
  • Telephone Set Structure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 腰に装着した携帯電話の着脱を容易に行うこ
とができ、腰掛ける、屈む等の動作によっても邪魔にな
らず、構成する部品が少ないので、製造に要する工程及
びコストを低減し、廃棄及び再利用に要する工程及びコ
ストを低減することができる携帯電話保持具を提供する
ことを目的とする。 【解決手段】 携帯電話が固定される携帯電話固定部材
と、掛止突起部を有した掛止部材と、切り込み部が形成
された中央板と、中央板に配設されたバンド部と、中央
板に配設された掛止部挿入部を有する膨出板と、切り込
み部の端部に突設された抜け止め突起部と、を備えた構
成を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話を使用者
のベルト等に脱着自在に係止して携帯することができる
とともに、必要に応じて携帯電話のみを簡単に取り外せ
るようにした携帯電話保持具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯電話を携帯する場合、鞄等の
中に収容して携帯するのが一般的であるが、使用する際
に鞄の中から携帯電話を取り出して使用しなければなら
ず、煩雑である。
【0003】このような問題に対応するために、電話機
本体又は電話機収納ケース等に取り付けて、ベルト等に
装着し腰部付近で携帯できるようにした携帯電話保持具
が用いられている。
【0004】しかしながら、上記従来の保持具は、ベル
トに係止するために備えられている係止具が電話機本体
又は電話機収納ケース等に対して回動が不可能な構造で
あるので、電話機を縦にベルトに係止して携帯する場
合、使用者が椅子に腰掛けたり、屈んだりすると電話機
の下部が腿等に接触するため、椅子に腰掛けたり、屈ん
だりする際には、その度に電話機を携帯電話保持具ごと
ベルトから取り外さなければならず、煩雑であった。
【0005】このような問題を解決するために、米国特
許第5201858号明細書(以下、イ号明細書と呼
ぶ)に「一方の対象物に固定され、受け入れ部を有する
雌型部材と、他方の対象物に固定される雄型部材と、雄
型部材に配設される軸部を備えそれを軸として回動し解
除位置において外れるように形成されたヘッド部と、ヘ
ッド部をロック位置においてロックし、受け入れ部から
外れることを防ぐつめ手段と、つめ手段においてロック
位置に偏らせるための偏向手段と、を備えた保持具」が
開示されている。
【0006】また、米国特許第5850954号明細書
(以下、ロ号明細書と呼ぶ)には、「外周端部にプレス
部分と上端部に形成されくさび形の側面を両側に有した
くさび部分とを備え、携帯電話又はその電話ケースに配
設される保持ボタンと、ベルトに装着するためのクリッ
プ部を有し、央部にT字形状の孔を有したホルダー部
と、T字形状の孔に挿着され、後部にばね部材が配設さ
れ、正面の上部表面が滑らかに形成され、保持ボタンの
くさび部分が係合される取手部分を備えるスナップボル
トと、を備えた携帯電話保持具」が開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術は、以下のような課題を有していた。
【0008】(1)イ号明細書に記載の保持具は、ヘッ
ド部を受け入れ部から外し、対象物同士を分離させる際
に、雄型部材に固定された対象物を雌型部材に固定され
た対象物に対して回動させるが、外すことができる解除
位置がある所定角度に限定されているため、対象物同士
を分離させるためには、正確に所定角度まで回動させな
ければならず、使用性に欠けるという課題を有してい
た。
【0009】(2)イ号明細書に記載の保持具は、偏向
手段としてのばね等、または、つめ手段等に多くの部品
を必要とするため、製造に要する工程及びコストが増加
し生産性に欠けるという課題を有していた。
【0010】(3)イ号明細書に記載の保持具は、偏向
手段としてのばね等、または、つめ手段等に多くの部品
が必要であり、これらが複数の素材により構成されてい
るため、廃棄又は再利用する際には分解し選別しなけれ
ばならず廃棄性及び再利用性に欠けるという課題を有し
ていた。
【0011】(4)ロ号明細書に記載の携帯電話保持具
は、スナップボルトがホルダー部の孔に挿着され後部に
ばね部材が配設されているので、使用時に孔にスナップ
ボルトが引っ掛かる、または、長期使用によるばね部材
の弾性力の低下等により、スナップボルトがホルダー部
に陥没したまま突起しないという不具合が生じ、使用性
に欠けるという課題を有していた。
【0012】(5)ロ号明細書に記載の携帯電話保持具
は、スナップボルトがホルダー部から独立して配設さ
れ、スナップボルトの後部に配設されるばね等の多くの
部品を必要とするため、製造に要する工程及びコストが
増加し、生産性に欠けるという課題を有していた。
【0013】(6)ロ号明細書に記載の携帯電話保持具
は、スナップボルトがホルダー部から独立して配設さ
れ、スナップボルトの後部に配設されるばね等の多くの
部品が必要であり、これらが複数の素材により構成され
ているため、廃棄又は再利用する際には分解し選別しな
ければならず廃棄性及び再利用性に欠けるという課題を
有していた。
【0014】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、腰に装着した携帯電話の着脱を容易に行うことがで
き、腰掛ける、屈む等の動作によっても邪魔にならず、
構成する部品の数が少ないので、製造に要する工程及び
コストを低減し、廃棄及び再利用に要する工程及びコス
トを低減することができる携帯電話保持具を提供するこ
とを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の携帯電話保持具は、一方の面に携帯電話が固
定される携帯電話固定部材と、前記携帯電話固定部材の
前記携帯電話が固定される面の他方の面に柱状部材を介
して突設される掛止部材と、前記掛止部材の、前記携帯
電話固定部材に固定された前記携帯電話の下方側に突設
された掛止突起部と、中央部に切り込み部が形成された
中央板と、前記中央板の一方の面に配設されたバンド部
と、前記中央板のバンド部が配設された面の他方の面に
膨出して配設され、上部側が開口して形成され前記掛止
部材が挿脱自在に挿入される掛止部材挿入部を有する膨
出板と、前記膨出板が配設された側の前記中央板の前記
切り込み部の端部に突設された抜け止め突起部と、を備
えた構成を有している。
【0016】この構成により、腰に装着した携帯電話の
着脱を容易に行うことができ、腰掛ける、屈む等の動作
によっても邪魔にならず、構成する部品の数が少ないの
で、製造に要する工程及びコストを低減し、廃棄及び再
利用に要する工程及びコストを低減することができる携
帯電話保持具を提供することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の携帯電
話保持具は、一方の面に携帯電話が固定される携帯電話
固定部材と、携帯電話固定部材の携帯電話が固定される
面の他方の面に柱状部材を介して突設される掛止部材
と、掛止部材の、携帯電話固定部材に固定された携帯電
話の下方側に突設された掛止突起部と、中央部に切り込
み部が形成された中央板と、中央板の一方の面に配設さ
れたバンド部と、中央板のバンド部が配設された面の他
方の面に膨出して配設され、上部側が開口して形成され
掛止部材が挿脱自在に挿入される掛止部材挿入部を有す
る膨出板と、膨出板が配設された側の中央板の切り込み
部の端部に突設された抜け止め突起部と、を備えた構成
を有している。
【0018】この構成により、以下のような作用を有す
る。
【0019】(1)中央板に形成される切り込み部の端
部に、中央板に対して陥没するように形成された抜け止
め突起部を備えているので、掛止部材を掛止部材挿入部
に挿入できる方向が1方向に限られず、中央板に対面し
ていればどのような角度からでも挿入し掛止することが
できる。
【0020】(2)掛止部材を掛止部材挿入部に挿入す
ることにより掛止部材の下方向及び左右方向への移動を
拘束することができ、抜け止め突起部により掛止部材の
上方向への移動を拘束することができるので、掛止部材
の移動を拘束することができ、掛止部材を掛止部材挿入
部に挿入し、確実に掛止することができる。
【0021】(3)掛止部材を掛止部材挿入部に挿入す
ることにより、掛止部材の下方向及び左右方向への移動
を拘束することができ、抜け止め突起部により、掛止部
材の上方向への移動を拘束することができるので、掛止
部材を掛止部材挿入部に挿入して回動自在に掛止するこ
とができる。
【0022】(4)掛止突起部を備えた掛止部材を回動
させることにより、掛止突起部が抜け止め突起部に係合
して抜け止め突起部を中央板に対して陥没させ、抜け止
め突起部による上方向への移動の拘束を解くことがで
き、掛止部材を掛止部材挿入部から外すことができる。
【0023】(5)抜け止め突起部が中央板に形成され
た切り込みの内部に、中央板に対して陥没するように形
成されているので、抜け止め突起部を形成するために必
要な部品の数が少なく、製造に要する工程及びコストを
低減することができる。
【0024】(6)抜け止め突起部が中央板に形成され
た切り込みの内部に、中央板に対して陥没するように形
成されているので、抜け止め突起部を形成するために必
要な部品の数が少なく、廃棄やリサイクルする際の分解
及び選別が容易で、廃棄やリサイクルに要する工程及び
コストを低減することができる。
【0025】ここで、携帯電話固定部材に携帯電話を固
定する方法としては、携帯電話固定部材の表面を携帯電
話に密着する形状又は様々な形状の携帯電話に密着する
ような軟性部材を用いて形成し、接着剤又は両面テープ
等で接着し固定する、または、携帯電話固定部材の表面
に突起部を形成して、携帯電話の側部の溝又は凹部等に
嵌合させて固定する等が用いられる。
【0026】本発明の請求項2に記載の発明は、請求項
1に記載の携帯電話保持具であって、携帯電話固定部材
が携帯電話の側面に係止するための係止部を備えた構成
を有している。
【0027】この構成により、請求項1の作用に加え、
以下のような作用を有する。
【0028】(1)携帯電話固定部材が係止部を備えて
いるので、携帯電話に接着剤を使用することなく、係止
することで確実に固定することができ、また、携帯電話
から携帯電話固定部材を自由に何度でも取り外すことが
可能である。
【0029】ここで、携帯電話固定部材に携帯電話を係
止して固定する方法としては、携帯電話固定部材の側端
部を携帯電話Xの背面及び側面に密着するように湾曲さ
せ、湾曲させた両側端部に対向するように2乃至複数の
突起部を突設し、携帯電話に設けられている凹部に嵌合
させて係止して固定する、または、携帯電話固定部材の
側端部を湾曲させて、湾曲させた両側端部によって両側
から挟み込むように携帯電話を嵌合させて係止し固定す
る等が用いられる。
【0030】以下に本発明の一実施の形態について説明
する。
【0031】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1における携帯電話保持具の斜視図である。
【0032】図中、1は本実施の形態における携帯電話
保持具、2は一方の面に携帯電話X(後述)が係止され
た携帯電話固定部材、2a、2bは携帯電話固定部材2
の携帯電話Xが固定される面の側端部に対向して突設さ
れた携帯電話係止部、3は携帯電話固定部材2の、携帯
電話X(後述)が固定された面の反対側の面に突設され
た掛止部材、4は掛止部材3の、携帯電話固定部材2に
固定された携帯電話X(後述)の下方側に突設された掛
止突起部、5は携帯電話固定部材2と掛止部材3との間
隙によって形成された掛止溝、6は略矩形状に形成され
た中央板、7は中央板6の一方の面に膨出して形成され
た膨出板、8は膨出板7の上端部側を開口して形成され
た掛止部材挿入部、9は中央板6の、膨出板7が形成さ
れた側の反対側の面に形成されたバンド部、10は中央
板6の中央部に、その端部が上方となるように略U字形
状の切り込みを入れて形成された切り込み部、11は膨
出板7が形成された側の、切り込み部10の端部に突設
された抜け止め突起部、11aは抜け止め突起部11
の、切り込み部10の端部側に形成された傾斜部、Xは
被保持物である携帯電話である。
【0033】ここで、携帯電話固定部材2はその側端部
を携帯電話Xの背面及び側面に密着するように湾曲させ
て形成されており、湾曲させた両側端部に携帯電話係止
部2a、2bが対向して突設されている。
【0034】携帯電話係止部2a、2bは携帯電話Xの
側面部に設けられている凹部に嵌合するような形状、大
きさで形成され、嵌合することにより携帯電話Xを携帯
電話固定部材2に固定する。
【0035】掛止部材3は、携帯電話固定部材2と掛止
部材3を接続している柱状の部材とともに携帯電話固定
部材2に一体成形されており、これらの素材としては、
フェノール樹脂、ボリスチレン等の合成樹脂、鉄、アル
ミニウム等の金属、又はセラミック、繊維強化プラスチ
ック等の複合材料等が考えられるが、携帯電話を保持す
るための強度を有するものであり、かつ、軽量であるこ
と、さらに、製造に要するコストを考慮すると、フェノ
ール樹脂、ボリスチレン、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン等の合成樹脂で形成されることが好ましい。また、掛
止部材3の形状としては、円形平板状であって、その外
周部に掛止突起部4が突設又は一部径を大きくして掛止
突起部4を形成した形状等とする。
【0036】掛止突起部4は、掛止部材3の外周壁面に
突出して設けられる、または、掛止部材3の径を一部大
きくして形成される。携帯電話Xが携帯電話固定部材2
に係止された時、携帯電話Xの下方側に突起するよう
に、掛止突起部4は掛止部材3に形成される。
【0037】中央板6は、正面視略矩形状の平板状で、
その一方の面には膨出板7が一体成形され、その他方の
面にはバンド部9が一体成形される。中央板6及び膨出
板7及びバンド部9の素材としては、携帯電話固定部材
2及び掛止部材3と同一の素材を用いることが製造のた
めのコストを考慮すると好ましいが、中央板6に形成さ
れる切り込み部10は掛止部材3を挿入した時に弾性変
形することが必要であるので、切り込み部10の厚さ及
び形状及び大きさを考慮して適当なものを選択する必要
がある。
【0038】膨出板7は、上部を略U字形状に開口して
形成され、その周縁で中央板6に固定され、その央部で
膨出し中央板6の表面から離れ、掛止部材3を受け入れ
る掛止部材挿入部8を形成する。
【0039】バンド部9は、中央板6とともに側面視形
状がコ字形状となるように形成された板状部材であり、
中央板6とバンド部9とで挟むようにベルトY(後述)
を内部に挿通させて腰部付近に装着される。
【0040】切り込み部10は、中央板6の中央部に略
U字形状の切り込みを形成し、その端部に抜け止め突起
部11を設けて形成される。これにより、抜け止め突起
部11に中央板6に垂直方向の力が加わると、切り込み
部10は弾性変形して撓み、それにより抜け止め突起部
11は中央板6に対して陥没する。さらに垂直方向の力
が除かれると、切り込み部10は復元し中央板6に対し
て突起する。
【0041】抜け止め突起部11は掛止部材挿入部8が
形成された上部側、すなわち、切り込み部10の端部側
に傾斜部11aが形成されており、また、その両側部に
おいても傾斜した形状とする。
【0042】携帯電話Xを携帯電話固定部材2に固定す
るには、携帯電話固定部材2の掛止部材3が突設された
面の反対側の面に形成された携帯電話係止部2a、2b
を携帯電話Xの側面の凹部に嵌合させることにより、携
帯電話Xを携帯電話固定部材2に係止し固定する。
【0043】以上のように構成された本実施の形態の携
帯電話保持具について、図面を用いて以下その動作を説
明する。
【0044】図2は本発明の実施の形態1における携帯
電話保持具の装着時の要部正面図であり、図3は図2の
A−A線による矢視断面図であり、図4は本発明の実施
の形態1における携帯電話保持具の装着時の状態から1
80°回動させた時の要部正面図であり、図5は図4の
B−B線による矢視断面図である。
【0045】図中、1は本実施の形態における携帯電話
保持具、2は携帯電話固定部材、2a、2bは携帯電話
係止部、3は掛止部材、4は掛止突起部、5は掛止溝、
6は中央板、7は膨出板、8は掛止部材挿入部、9はバ
ンド部、10は切り込み部、11は抜け止め突起部、1
1aは傾斜部、Xは携帯電話であり、これらは図1と同
様のものであるので同一の符号を付して説明を省略す
る。
【0046】Yは使用者の腰部に巻かれ、バンド部9が
掛止されるベルトである。
【0047】なお、携帯電話Xは携帯電話係止部2a、
2bにより携帯電話固定部材2に固定され、掛止部材挿
入部8を有する膨出板7及び中央板6はバンド部9によ
りベルトYに掛止され腰部付近に装着されている。
【0048】まず、掛止部材3を掛止部材挿入部8に挿
入して、携帯電話Xを腰部付近において装着する動作に
ついて説明する。
【0049】掛止部材3を抜け止め突起部11に形成さ
れた傾斜部11aに沿わせて押し下げる。このとき、携
帯電話固定部材2において掛止部材3が突設された側が
中央板6及び膨出板7と対面する向きならばどのような
向きであっても掛止部材3を掛止部材挿入部8に挿入す
ることができる。すなわち、携帯電話Xを腰部付近に装
着する際に携帯電話Xの背面が使用者に対面していれ
ば、どのような角度からでも掛止でき、装着することが
できる。
【0050】掛止部材3を傾斜部11aに沿わせて押し
下げていくと、抜け止め突起部11に中央板6に垂直な
方向に力が加わり、切り込み部10は中央板6のバンド
部9が形成された側に撓む。これにより、抜け止め突起
部11は中央板6に対して陥没する。掛止部材3をさら
に押し下げると、掛止溝5に膨出板7が掛止部材挿入部
8の最下部において係合するとともに、掛止部材3は抜
け止め突起部11の下端部を通過し、撓んでいた切り込
み部10が弾性力により復元するので、これに伴って抜
け止め突起部11は中央板6に対して突起する。
【0051】なお、掛止部材3に形成された掛止突起部
4が掛止部材3の上部付近に位置しているとき、すなわ
ち、携帯電話Xを上下逆向きの状態で、掛止部材3を掛
止部材挿入部8に挿入し、掛止部材挿入部8の最下部に
おいて掛止溝5に膨出板7を係合させても、掛止突起部
4は掛止部材3から突起して形成されており、抜け止め
突起部11の下端部を通過しないので、このままでは掛
止が行われない。したがって、掛止部材挿入部8の最下
部において掛止溝5に膨出板7を係合させたまま、掛止
部材3を右回り又は左回りに回動させ、掛止突起部4が
抜け止め突起部11に接触しない位置まで移動させれ
ば、掛止突起部4により撓んでいた切り込み部10が弾
性力により復元し、これに伴って抜け止め突起部11は
中央板6に対して突起する。
【0052】これにより、携帯電話固定部材2及び掛止
部材3は、下方向及び左右方向への移動を膨出板7によ
り拘束され、上方向への移動を抜け止め突起部11の下
端部により拘束され、掛止溝5に膨出板7が掛止部材挿
入部8の最下部付近において係合しているので、中央板
6に垂直な方向への移動も拘束される。このようにして
掛止部材3は掛止部材挿入部8に挿入され掛止されるの
で、携帯電話Xを腰部付近において回動自在に装着する
ことができる(図2、3参照)。
【0053】つぎに、掛止部材挿入部8に挿入され掛止
された掛止部材3を掛止部材挿入部8から抜いて、携帯
電話Xを腰部付近より外す動作について説明する。
【0054】上記のような動作により、掛止部材挿入部
8に挿入され掛止された掛止部材3により、携帯電話X
は所定の角度において回動自在に掛止される。これは、
掛止部材3に掛止突起部4が突設されているため、掛止
突起部4が抜け止め突起部11の側端部に係合して掛止
部材3の回動が制限されるため、掛止突起部4が抜け止
め突起部11に係合しない限り回動自在となるためであ
る。
【0055】携帯電話Xを外すためには、掛止部材3の
掛止突起部4が抜け止め突起部11に接触するまで携帯
電話Xを回動させる。この接触したときの角度が掛止部
材3が膨出板7に掛止された状態を維持したまま回動す
ることができる最大角であり、本実施の形態において
は、携帯電話Xが掛止され装着された、図2、3におけ
る携帯電話Xの位置から135°〜145°右回り又は
左回りに回動させた位置となる。なお、この角度は、掛
止突起部4及び抜け止め突起部11の大きさ及び形状を
変化させることにより任意の値を取ることができる。
【0056】さらに、同方向に回動させると、掛止突起
部4は抜け止め突起部11に乗り上げるようにして移動
し、それにともなって、切り込み部10は中央板6との
境界において中央板6のバンド部9が形成された側に撓
み、抜け止め突起部11は中央板6の表面に対して陥没
するため、掛止突起部4は抜け止め突起部11に全体が
乗り上げる。本実施の形態においては、図2、3におけ
る携帯電話Xの位置から180°回動させて掛止を解い
たが、これは、135°〜145°から180°までの
範囲であればよく、また、右回り、左回りどちらの方向
に回動させてもよい。
【0057】このようにして、掛止部材3の移動を拘束
していたもののうち、上方向への移動を拘束していた抜
け止め突起部11に掛止突起部4が乗り上げ、上方向へ
の拘束が解除されるので、携帯電話Xを上方向へ引き上
げることができる。それにより、掛止部材3を掛止部材
挿入部8から脱着し、掛止を解くことができる。すなわ
ち、携帯電話Xを腰部付近より外すことができる(図
4、5参照)。
【0058】以上のように本実施の形態の携帯電話保持
具は構成されているので、円形平板状の掛止部材3が中
央板6に対面していれば、どのような角度であっても掛
止部材3を掛止部材挿入部8へ挿入することができ、ま
た、掛止部材3が円形平板状に形成されその外周部に掛
止突起部4が突設されているので、掛止部材3を掛止部
材挿入部8に挿入して、回動自在に、かつ、確実に掛止
することができる。
【0059】また、抜け止め突起部11が中央板6に形
成される切り込み部10の端部に形成されており、携帯
電話Xを装着した際に携帯電話Xを回動させて、掛止部
材3に形成される掛止突起部4と抜け止め突起部11と
を係合させることで掛止を解き、携帯電話Xを簡単に外
すことができる。
【0060】また、抜け止め突起部11が中央板6に対
して自在に陥没、突起するように、中央板6に形成され
た切り込み部10の端部に形成されているので、必要な
部品の数が少なく、製造に要する工程及びコストを低減
することができ、さらに、分解して廃棄又はリサイクル
に要する工程及びコストを低減することができる。
【0061】なお、本実施の形態においては、バンド部
は中央板に一体成形されるとしたが、バンド部を側面視
形状がコ字状となる金属板によって形成し、この金属板
の一面を中央板に係合又は接着等して固定してもよい。
【0062】
【発明の効果】以上のように、本発明の携帯電話保持具
によれば、以下のような有利な効果が得られる。
【0063】本発明の請求項1に記載の発明によれば、 (1)中央板に形成される切り込み部の端部に、中央板
に対して陥没するように形成された抜け止め突起部を備
えているので、掛止部材を掛止部材挿入部に挿入できる
方向が1方向に限られず、中央板に対面していればどの
ような角度からでも挿入し掛止することができる利便性
に優れた携帯電話保持具を提供することができる。
【0064】(2)掛止部材を掛止部材挿入部に挿入す
ることにより掛止部材の下方向及び左右方向への移動を
拘束することができ、抜け止め突起部により掛止部材の
上方向への移動を拘束することができるので、掛止部材
の移動を拘束することができ、掛止部材を掛止部材挿入
部に挿入し、確実に掛止することができる使用性に優れ
た携帯電話保持具を提供することができる。
【0065】(3)掛止部材を掛止部材挿入部に挿入す
ることにより、掛止部材の下方向及び左右方向への移動
を拘束することができ、抜け止め突起部により、掛止部
材の上方向への移動を拘束することができるので、掛止
部材を掛止部材挿入部に挿入して回動自在に掛止するこ
とができる使用性に優れた携帯電話保持具を提供するこ
とができる。
【0066】(4)掛止突起部を備えた掛止部材を回動
させることにより、掛止突起部が抜け止め突起部に係合
して抜け止め突起部を中央板に対して陥没させ、抜け止
め突起部による上方向への移動の拘束を解くことがで
き、掛止部材を掛止部材挿入部から外すことができるの
で、装着時に携帯電話を回動させることにより容易に脱
着することができる使用性に優れた携帯電話保持具を提
供することができる。
【0067】(5)抜け止め突起部が中央板に形成され
た切り込みの内部に、中央板に対して陥没するように形
成されているので、抜け止め突起部を形成するために必
要な部品の数が少なく、製造に要する工程及びコストを
低減することができる生産性に優れた携帯電話保持具を
提供することができる。
【0068】(6)抜け止め突起部が中央板に形成され
た切り込みの内部に、中央板に対して陥没するように形
成されおり、抜け止め突起部を形成するために必要な部
品の数が少ないので、廃棄やリサイクルする際の分解及
び選別が容易で、廃棄やリサイクルに要する工程及びコ
ストを低減することができる廃棄性に優れた携帯電話保
持具を提供することができる。
【0069】本発明の請求項2に記載の発明によれば、
請求項1の効果に加え、以下のような効果を有する。
【0070】(1)携帯電話固定部材が係止部を有して
いるので、携帯電話に係止して確実に固定することがで
き、また、携帯電話から携帯電話固定部材を自由に何度
でも取り外すことが可能で使用性に優れた携帯電話保持
具を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における携帯電話保持具
の斜視図
【図2】本発明の実施の形態1における携帯電話保持具
の装着時の要部正面図
【図3】図2のA−A線による矢視断面図
【図4】本発明の実施の形態1における携帯電話保持具
の装着時の状態から180°回動させた時の要部正面図
【図5】図4のB−B線による矢視断面図
【符号の説明】
1 携帯電話保持具 2 携帯電話固定部材 2a、2b 携帯電話係止部 3 掛止部材 4 掛止突起部 5 掛止溝 6 中央板 7 膨出板 8 掛止部材挿入部 9 バンド部 10 切り込み部 11 抜け止め突起部 11a 傾斜部 X 携帯電話 Y ベルト

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一方の面に携帯電話が固定される携帯電話
    固定部材と、 前記携帯電話固定部材の前記携帯電話が固定される面の
    他方の面に柱状部材を介して突設される掛止部材と、 前記掛止部材の、前記携帯電話固定部材に固定された前
    記携帯電話の下方側に突設された掛止突起部と、 中央部に切り込み部が形成された中央板と、 前記中央板の一方の面に配設されたバンド部と、 前記中央板のバンド部が配設された面の他方の面に膨出
    して配設され、上部側が開口して形成され前記掛止部材
    が挿脱自在に挿入される掛止部材挿入部を有する膨出板
    と、 前記膨出板が配設された側の前記中央板の前記切り込み
    部の端部に突設された抜け止め突起部と、を備えたこと
    を特徴とする携帯電話保持具。
  2. 【請求項2】前記携帯電話固定部材の表面に、前記携帯
    電話を係止するための係止部が形成されていることを特
    徴とする請求項1に記載の携帯電話保持具。
JP2000279681A 2000-09-14 2000-09-14 携帯電話保持具 Withdrawn JP2002085127A (ja)

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