JP2002084497A - デジタルビデオレコーディング装置及び方法 - Google Patents

デジタルビデオレコーディング装置及び方法

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JP2002084497A
JP2002084497A JP2001193660A JP2001193660A JP2002084497A JP 2002084497 A JP2002084497 A JP 2002084497A JP 2001193660 A JP2001193660 A JP 2001193660A JP 2001193660 A JP2001193660 A JP 2001193660A JP 2002084497 A JP2002084497 A JP 2002084497A
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徳夫 中谷
Hideki Fukuda
秀樹 福田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 CMカット、及び著作権保護機能などにおい
て、余分な音声、及び映像を再生時に再生しないように
し、しかもその処理負荷が小さいデジタルビデオレコー
ディング装置及び方法を提供する。 【解決手段】 デジタルビデオレコーディング装置は、
ビデオデータと共に入力される信号の属性変化を検出
し、検出した位置を示す再生制御情報を生成し、記録媒
体に記録する。また、記録媒体に記録された再生制御情
報が示す位置までのビデオデータを読み出し、再生す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音声信号、及び映
像信号を、デジタル方式により記録媒体に記録するデジ
タルビデオレコーディング装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、デジタルビデオレコーディング装
置は、CMカット録画機能等において、録画処理から停
止処理に移行するまでの間に、タイムラグがあり、その
間も音声、及び映像を記録する。以下、放送番組(以
下、プログラムと呼称する)を録画、再生するデジタル
ビデオレコーディング装置について説明する。
【0003】図25は、デジタルビデオレコーディング
装置の機能ブロック図である。同図にみられるように、
デジタルビデオレコーディング装置10は、ユーザーイ
ンタフェース部11、入力部12、出力部13、検出部
14、エンコーダ部15、デコーダ部16、格納部1
7、及びシステム制御部18とから構成される。ユーザ
ーインタフェース部11は、ユーザーから、録画、再生
などの要求を受け付け、受け付けた要求をシステム制御
部18に送る。具体的には、操作キーなどの入力デバイ
ス、表示パネルなどの出力デバイスなどである。
【0004】入力部12は、アンテナ端子及びチューナ
(図外)や音声映像入力端子などの外部入力端子を介し
て入力された入力信号に含まれる音声信号、及び映像信
号(以下、オーディオビデオ信号と呼称する)などを、
A/Dコンバータにより、フレームデータ(フィールド
データ)に変換する。そして、変換したフレームデータ
(フィールドデータ)をエンコーダ部15に送る。
【0005】出力部13は、デコーダ部16から送られ
たフレームデータ(フィールドデータ)を、D/Aコン
バータにより、オーディオビデオ信号に変換する。そし
て、変換したオーディオビデオ信号を音声映像出力端子
などの外部出力端子を介してモニタ(図外)に出力す
る。検出部14は、入力部12に入力された入力信号に
含まれるオーディオモード信号を監視する。そして、オ
ーディオモード信号の属性が変化すると、システム制御
部に、属性が変化したことを通知する。
【0006】ここで、オーディオモード信号とは、音声
がモノラル音声であるか、ステレオ音声であるかを識別
する信号を指す。そして、オーディオモード信号の属性
が変化するとは、音声がモノラル音声からステレオ音声
に、またはステレオ音声からモノラル音声に切り替わる
ことを指す。エンコーダ部15は、システム制御部18
からエンコード開始命令を受けた場合には、エンコード
処理を開始する。また、エンコード停止命令を受けた場
合には、エンコード処理を停止する。
【0007】ここで、エンコード処理とは、入力部12
から送られるフレームデータ(フィールドデータ)を符
号化することにより、MPEG(Moving Picture Exper
ts Group)のプログラム・ストリーム形式のデータ(以
下、Video Object、またはVOBと呼称す
る)を生成する処理を指す。なお、エンコーダ部15
は、生成したVOBを格納部17に送る。
【0008】デコーダ部16は、システム制御部18か
らデコード開始命令を受けた場合には、デコード処理を
開始する。また、システム制御部18からデコード停止
命令を受けた場合には、デコード処理を停止する。ここ
で、デコード処理とは、格納部17から送られるVOB
を復号することにより、フレームデータ(フィールドデ
ータ)に戻す処理を指す。なお、デコーダ部16は、戻
したフレームデータ(フィールドデータ)を出力部13
に送る。
【0009】格納部17は、システム制御部18から書
き込み命令を受けた場合には、エンコーダ部15から送
られたVOBを記録媒体に書き込む。また、システム制
御部18から読み込み命令を受けた場合には、記録媒体
からVOBを読み出す。なお、格納部17は、読み出し
たVOBをデコーダ部16に送る。ここで、記録媒体と
は、DVD−RAM(Digital Versatile Disk Random
Access Memory)、HD(Hard Disk)などを指す。
【0010】なお、DVD−RAMは、物理フォーマッ
トにZCLV(Zone Constant Linear Velocity)を用
い、論理フォーマットにUDF(Universal Disk Forma
t)を用いている。システム制御部18は、エンコーダ
部15、デコーダ部16、格納部17を制御する。具体
的には、エンコーダ部15に対しては、エンコード開始
命令、またはエンコード停止命令を出し、エンコード処
理を制御する。デコーダ部16に対しては、デコード開
始命令、またはデコード停止命令を出し、デコード処理
を制御する。格納部17に対しては、書き込み命令、読
み出し命令を出し、VOBの読み書きを制御する。
【0011】さらに、システム制御部18は、ユーザー
インタフェース部11から録画開始の要求を受けた場合
には、録画処理を実行する。また、ユーザーインタフェ
ース部11から再生開始の要求を受けた場合には、再生
処理を実行する。ここで、録画処理とは、エンコーダ部
15にエンコード開始命令を出し、エンコーダ部15に
エンコード処理をさせ、格納部17に書き込み命令を出
し、エンコード処理により生成されたVOBを格納部1
7に書き込ませることを指す。
【0012】ここで、再生処理とは、格納部17に読み
込み命令を出し、格納部17に格納されているVOBを
読み込ませ、デコーダ部16にデコード開始命令を出
し、読み込まれたVOBをデコーダ部16にデコード処
理させることを指す。なお、システム制御部18は、具
体的には、マイコン、RAM,ROMなどのハードウェ
アと、システム制御プログラムなどのソフトウェアによ
り実現される機能である。
【0013】(タイムラグの発生過程)以上のように構
成されたデジタルビデオレコーディング装置10におい
て、CMカット録画を例に、タイムラグの発生過程を説
明する。なお、CMカット録画の処理は、本編からCM
に移行する際に、入力信号に含まれるオーディオモード
信号の属性がモノラルからステレオに切り替わり、CM
から本編に移行する際に、ステレオからモノラルに切り
替わる特性を利用している。
【0014】(CMカット録画)図26は、CMカット
録画の処理におけるシーケンスを示す図である。同図に
みられるように、検出部14は、入力部12に入力され
た入力信号に含まれるオーディオモード信号を監視し、
オーディオモード信号の属性がモノラルからステレオへ
の切り替わりを検出する(ステップS21)。なお、検
出部14は、継続して、入力信号のオーディオモード信
号を監視する。
【0015】ここで、検出する際に、0.5フレーム
(16msec)の時間を要する。そして、本編からCMに番
組が移行したと判定し(ステップS22)、CM開始を
システム制御部18に通知する(ステップS23)。こ
こで、判定する際に、1フレーム(32msec)の時間を要
する。これは、切り替わりを検出してから、ステレオと
確定するまでに、1フレーム分のオーディオモード信号
の属性を監視するためである。
【0016】システム制御部18は、検出部14からC
M開始の通知を受けて(ステップS24)、エンコーダ
部15にエンコード停止命令を出す(ステップS2
5)。ここで、通知を受けてからエンコード停止命令を
出すまでに、0.5フレーム(16msec)の時間を要す
る。エンコーダ部15は、システム制御部18からエン
コード停止命令を受けて(ステップS26)、エンコー
ド処理を停止する(ステップS27)。
【0017】ここで、エンコード停止命令を受けてから
エンコード処理を停止するまでに、3フレーム(96mse
c)の時間を要する。これは、オーディオをミュートす
るまでに3フレーム分の時間を要するためである。以
上、録画を停止するまでのシーケンスである。続いて、
録画を再開するまでのシーケンスについて説明する。
【0018】検出部14は、オーディオモード信号の属
性がステレオからモノラルへの切り替りを検出する(ス
テップS28)。ここで、検出する際に、0.5フレー
ム(16msec)の時間を要する。そして、CMから本編に
番組が移行したと判定し(ステップS29)、CM終了
をシステム制御部18に通知する(ステップS30)。
【0019】ここで、判定する際に、1フレーム(32ms
ec)の時間を要する。これは、切り替わりを検出してか
ら、モノラルと確定するまでに、1フレーム分のオーデ
ィオモード信号の属性を監視するためである。システム
制御部18は、検出部14からCM終了の通知を受けて
(ステップS31)、エンコーダ部15にエンコード開
始命令を出す(ステップS32)。
【0020】ここで、通知を受けてからエンコード開始
命令を出すまでに、0.5フレーム(16msec)の時間を
要する。エンコーダ部15は、システム制御部18から
エンコード開始命令を受けて(ステップS33)、エン
コード処理を再開する(ステップS34)。以上のよう
に、デジタルビデオレコーディング装置10は、録画を
停止するまでに5フレーム、録画を再開するまでに2フ
レームのタイムラグがある。そして、録画を停止するま
での間、5フレーム分の音声、及び映像が記録される。
【0021】なお、タイムラグは、ビデオレコーディン
グ装置のメーカ、機種、処理内容により異なることは言
うまでもない。なお、著作権保護機能の場合には、CM
カット録画の場合と比べて、検出部14は、コピープロ
テクト信号の属性を監視し、コピープロテクト信号の属
性がコピーフリーからコピー禁止の切り替わりを検出す
る点が異なる。そして、オーディオモード信号の属性の
切り替わりの検出よりも、さらにコピープロテクト信号
の属性の切り替わりの検出の方が時間を要する。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
ように、CMカット録画の処理が施され録画されたプロ
グラムを再生すると、録画時において、記録された5フ
レーム分のCMは再生されるという問題がある。即ち、
デジタルビデオレコーディング装置に固有のタイムラグ
により、CMカット録画、及び著作権保護機能におい
て、ユーザーが再生を望まない数フレーム分の音声、及
び映像が再生されるという問題がある。
【0023】また、アナログビデオテープレコーダ(以
下、VTRと呼称する)におけるCMカット録画におい
ては、録画停止時に上記のタイムラグに相当する時間だ
けテープを巻き戻して録画再開時に上書き(消去)する
ことによりタイムラグに相当するビデオ信号を記録しな
い技術がある。これをデジタルビデオレコーディング装
置に適用してタイムラグに相当するVOBの末端部分を
削除することも考えられるが、末端部分の削除は処理負
荷が大きく容易に実現できないという問題がある。なぜ
なら、VOBは、I、P、Bピクチャが混在するGOP
単位に記録されており、末端部分を削除するには、デコ
ーダ部16により末端部分を含むGOPをフレームデー
タ(フィールドデータ)に復号し、エンコーダ部15に
より末端部分のフレームデータ(フィールドデータ)を
削除し、再度符号化し、システム制御部18によりこれ
らを制御するという重い処理負荷が発生するからであ
る。もし、カット時間が短かければ、録画再開までに処
理が間に合わずリアルタイムに実現できない場合もあり
得る。
【0024】本発明は、上記問題に鑑みて、CMカッ
ト、及び著作権保護機能などにおいて、余分な音声、及
び映像を再生時に再生しないようにし、しかもその処理
負荷が小さいデジタルビデオレコーディング装置及び方
法を提供することを目的とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】本発明に係わるビデオデ
ータ記録装置は、入力されるビデオデータの属性変化を
検出する検出手段と、ビデオデータを記録媒体に記録す
る記録手段と、記録手段により記録されたビデオデータ
の属性変化の検出位置を示す再生制御情報を生成する生
成手段と、前記再生制御情報を記録媒体に記録するよう
記録手段を制御する制御手段とを備える。
【0026】さらに、前記検出手段は、入力されるビデ
オデータが第1属性から第2属性へ変化したこと、及び
第2属性から第1属性への変化したことを検出する、こ
こで、第1属性及び第2属性は(a)、(b)の何れか
である。 (a)第1属性は音声データがステレオ、モノラル、多
重音声であることの中の1つであり、第2属性は音声デ
ータがそれらの中の他の1つである。
【0027】(b)第1属性はビデオデータに付加され
たコピープロテクト信号がコピー許可を示し、及び第2
属性はコピープロテクト信号がコピー禁止を示す。ここ
で、前記再生制御情報は、ビデオデータ再生装置に対し
てビデオデータにおける再生開始点と再生終了点とを指
示し、さらに、前記生成手段は、検出手段による第1属
性から第2属性への属性変化の検出位置を再生終了点と
して再生制御情報を生成する。
【0028】加えて、前記ビデオデータ記録装置は、検
出手段による属性変化の検出に要する時間と検出されて
から記録手段が停止するまで要する時間とを含む遅延時
間を表す遅延データを保持する保持手段を備えるとして
もよい。ここで、前記記録手段は、検出手段により第1
属性から第2属性への属性変化が検出されたとき、ビデ
オデータの記録を停止し、前記生成手段は、記録手段に
より停止されたビデオデータの先頭を再生開始点、当該
ビデオデータの末尾の時刻から、保持手段に保持された
遅延データが表す遅延時間を減じた時刻を再生終了点と
する。
【0029】さらに、前記記録手段は、検出手段により
第2属性から第1属性への属性変化が検出されたとき、
新たなビデオデータの記録を開始するとしてもよい。ま
た、前記ビデオデータ記録装置は、検出手段による属性
変化の検出に要する時間を含む遅延時間を表す遅延デー
タを保持する保持手段を備えるとしてもよい。
【0030】ここで、前記記録手段は、検出手段により
属性変化が検出されたとき、ビデオデータの記録を継続
し、前記生成手段は、ビデオデータの先頭又は第2属性
から第1属性への属性変化の検出点を再生開始点とし、
検出手段により属性変化が検出されたとき、前記遅延デ
ータが示す遅延時間前の時点のビデオデータ上の記録位
置を再生終了点とする。
【0031】本発明に係わるビデオデータ再生装置は記
録媒体から再生制御情報及びビデオデータを読み出す読
み出し手段と、読み出されたビデオデータを再生する再
生手段と、読み出し手段に読み出された再生制御情報に
従って、ビデオデータの先頭から、ビデオデータにおけ
る属性変化の位置までを読み出すよう読み出し手段を制
御する制御手段とを備える。
【0032】ここで、再生制御情報はビデオデータにお
ける属性変化の位置を示す。さらに、前記属性変化は、
ビデオデータにおいて第1属性から第2属性への変化で
あり、第1属性及び第2属性は(a)、(b)の何れか
である。 (a)第1属性は音声データがステレオ、モノラル、多
重音声であることの中の1つであり、第2属性は音声デ
ータがそれらの中の他の1つである。
【0033】(b)第1属性はコピー許可を示し、第2
属性はコピー禁止を示す。本発明に係わるビデオデータ
記録装置において、ビデオデータを記録する記録媒体
は、前記ビデオデータにおける属性変化の位置を示す再
生制御情報を記録している。前記属性変化は、ビデオデ
ータにおいて第1属性から第2属性への変化であり、第
1属性及び第2属性は(a)、(b)の何れかである。
【0034】(a)第1属性は音声データがステレオ、
モノラル、多重音声であることの中の1つであり、第2
属性は音声データがそれらの中の他の1つである。 (b)第1属性はコピー許可を示し、第2属性はコピー
禁止を示す。本発明に係わるビデオデータ記録方法は、
入力されるビデオデータを順次記録媒体に記録する第1
記録ステップと、入力されるビデオデータの属性変化を
検出する検出ステップと、記録ステップに記録されたビ
デオデータの属性変化の検出位置を示す再生制御情報を
生成する生成ステップと、前記再生制御情報をビデオデ
ータに対応させて記録媒体に記録する第2記録ステップ
とを含む。
【0035】本発明に係わるビデオデータ再生方法は、
記録媒体から再生制御情報を読み出す再生制御情報はビ
デオデータにおける属性変化の位置を示す第1読み出し
ステップと、読み出された再生制御情報に従って、ビデ
オデータの先頭から、ビデオデータにおける属性変化の
位置までを再生区間として特定する特定ステップと、特
定された再生区間に対応するビデオデータを記録媒体か
ら読み出す第2読み出しステップと、読み出されたビデ
オデータを再生する再生ステップとを含む。
【0036】本発明に係わるプログラムを記録したコン
ピュータ読み取り可能な記録媒体は、ビデオ記録媒体に
ビデオデータを記録するプログラムを記録したプログラ
ム記録媒体であって、前記プログラム記録媒体は、入力
されるビデオデータの属性変化を検出する検出部と、ビ
デオデータをビデオ記録媒体に記録する記録部とを備え
るビデオデータ記録装置内のコンピュータに読み取り可
能であり、前記プログラムは、記録部に記録されたビデ
オデータについて、検出部により検出された属性変化の
検出位置を示す再生制御情報を生成する生成プログラム
セグメトンと、前記再生制御情報をビデオデータに対応
させてビデオ記録媒体に記録するよう記録部を制御する
制御プログラムセグメントとを含むプログラムを記録し
ている。
【0037】本発明に係わるプログラムを記録したコン
ピュータ読み取り可能な記録媒体は、ビデオ記録媒体に
記録されたビデオデータを再生するプログラムを記録し
たプログラム記録媒体であって、前記プログラム記録媒
体は、ビデオ記録媒体からビデオデータを読み出す読み
出し部を備えるビデオデータ再生装置内のコンピュータ
に読み取り可能であり、前記プログラムは、読み出し部
においてビデオ記録媒体から再生制御情報を読み出させ
る第1読み出しステップと、読み出された再生制御情報
に従って、ビデオデータの先頭から、ビデオデータにお
ける属性変化の位置までを再生区間として特定する特定
ステップと、特定された再生区間に対応するビデオデー
タをビデオ記録媒体から読み出す第2読み出しステップ
と、読み出されたビデオデータを再生する再生ステップ
とを含むプログラムを記録し、前期再生制御情報はビデ
オデータにおける属性変化の位置を示す。
【0038】本発明に係わるプログラムは、入力される
ビデオデータの属性変化を検出する検出部と、ビデオデ
ータをビデオ記録媒体に記録する記録部とを備えるビデ
オデータ記録装置内のコンピュータにより実行可能なプ
ログラムであり、前記プログラムは、記録部に記録され
たビデオデータについて、検出部により検出された属性
変化の検出位置を示す再生制御情報を生成する生成プロ
グラムセグメントと、前記再生制御情報をビデオデータ
に対応させてビデオ記録媒体に記録するよう記録部を制
御する制御プログラムセグメントとを含む。
【0039】本発明に係わるプログラムは、ビデオ記録
媒体からビデオデータを読み出す読み出し部を備えるビ
デオデータ再生装置内のコンピュータに実行可能なプロ
グラムであって、前記プログラムは、読み出し部におい
てビデオ記録媒体から再生制御情報を読み出させる、再
生制御情報はビデオデータにおける属性変化の位置を示
す第1読み出しステップと、読み出された再生制御情報
に従って、ビデオデータの先頭から、ビデオデータにお
ける属性変化の位置までを再生区間として特定する特定
ステップと、特定された再生区間に対応するビデオデー
タをビデオ記録媒体から読み出す第2読み出しステップ
と、読み出されたビデオデータを再生する再生ステップ
とを含む。
【0040】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係わるデジタルビ
デオレコーディング装置について、図面を参照しながら
説明する。 (実施の形態1)図1は、本発明に係わるデジタルビデ
オレコーディング装置を含むオーディオビジュアルシス
テムの概要図である。
【0041】同図にみられるように、オーディオビジュ
アルシステム(以下、AVシステムと呼称する)100
は、アンテナ101、モニタ102、リモートコントロ
ーラ103、及びデジタルビデオレコーディング装置1
04とから構成される。アンテナ101は、放送局から
送出された放送番組(以下、プログラムと呼称する)を
受信し、受信したプログラムをモニタ102、及びデジ
タルビデオレコーディング装置104に送る。なお、放
送番組は、アナログ方式により放送されているとし、音
声信号、映像信号、オーディオモード信号、及びコピー
プロテクト信号などを含む。
【0042】ここで、オーディオモード信号とは、音声
がモノラル音声であるか、ステレオ音声であるかを示す
信号を指す。ここで、コピープロテクト信号とは、プロ
グラムがコピー可能であるか、コピー禁止であるかを示
す信号を指す。モニタ102は、アンテナ101により
受信されたプログラム、及びデジタルレコーディング装
置104から出力された音声信号、及び映像信号(以
下、オーディオビデオ信号と総称する)を表示する。
【0043】リモートコントローラ103は、操作キ
ー、表示パネルを備え、操作キーなどを介してユーザー
から受け付けた要求を、モニタ102、及びデジタルビ
デオレコーディング装置104に送る。また、モニタ1
02、及びデジタルビデオレコーディング装置104か
らの応答を、表示パネルなどを介してユーザーに通知す
る。
【0044】デジタルレコーディング装置104は、ア
ンテナ101により受信されたプログラムを、デジタル
方式において記録媒体に記録する。また、記録媒体に記
録されているプログラムを、オーディオビデオ信号とし
てモニタ102に出力する。以下、記録媒体に記録する
ことを録画するとし、モニタ102に出力することを再
生するとする。
【0045】ここで、記録媒体とは、DVD−RAM
(Digital Versatile Disk Random Access Memory)、
HD(Hard Disk)などを指す。なお、DVD−RAM
は、物理フォーマットにZCLV(Zone Constant Line
ar Velocity)を用い、論理フォーマットにUDF(Uni
versal Disk Format)を用いている。
【0046】さらに、デジタルビデオレコーディング装
置104は、CMカット録画機能、及び著作権保護機能
などを備えている。ここで、CMカット録画機能とは、
録画中に放送されたCMが再生されないように、プログ
ラムを録画する機能を指す。ここで、著作権保護機能と
は、録画中に放送された著作権保護映像が再生されない
ように、プログラムを録画する機能を指す。
【0047】なお、CMカット録画機能、及び著作権保
護機能における録画方法として、カットモード、スキッ
プモード(または第2スッキプモード)、及びセパレー
トモードなどがあり、録画方法をユーザーが選択するこ
とが可能である。ここで、カットモードとは、プログラ
ムの録画において、CM区間、または著作権保護区間
は、録画を停止して、録画しない録画方法を指す。
【0048】ここで、スキップモード(または第2スキ
ップモード)とは、プログラムの録画において、CM区
間、または著作権保護区間は、CM、または著作権保護
であることを示す情報を記録し、継続して録画する録画
方法を指す。ここで、セパレートモードでは、プログラ
ムの録画において、CM区間、または著作権保護区間
は、別に分けて録画する録画方法を指す。
【0049】なお、著作権保護機能については、CMカ
ット録画機能と比べて、発生する遅延時間は異なるが、
発生の過程において、オーディオモード信号の代わりに
コピープロテクト信号を利用する点が異なる以外、CM
カット録画機能と同様により、説明を省略する。 (デジタルビデオレコーディング装置の構成)図2は、
デジタルビデオレコーディング装置104の機能ブロッ
クを示す図である。
【0050】同図にみられるように、デジタルビデオレ
コーディング装置104は、ユーザーインタフェース部
201、入力部202、出力部203、検出部204、
エンコーダ部205、デコーダ部206、格納部20
7、及びシステム制御部208とから構成される。ユー
ザーインタフェース部201は、操作キーなどの入力デ
バイス、表示パネルなどの出力デバイスなどを備え、ユ
ーザーから、録画開始、再生開始などの要求を受け付
け、受け付けた要求をシステム制御部208に送る。ま
た、リモートコントローラ103からも要求を受け付
け、モニタ102にも受け付けた要求を表示する機能を
備えている。
【0051】入力部202は、アンテナ端子及びチュー
ナ(図外)や音声映像入力端子などの外部入力端子を介
して入力されたオーディオビデオ信号などを、A/Dコ
ンバータにより、フレームデータに変換する。そして、
変換したフレームデータをエンコーダ部205に送る。
出力部203は、デコーダ部206から送られたフレー
ムデータを、D/Aコンバータにより、オーディオビデ
オ信号に変換する。そして、変換したオーディオビデオ
信号を音声映像出力端子などの外部出力端子を介してモ
ニタ102に出力する。
【0052】検出部204は、入力部202に入力され
たプログラムに含まれるオーディオモード信号を監視す
る。そして、オーディオモード信号が変化すると、シス
テム制御部208に、CM開始、またはCM終了を通知
する。ここで、オーディオモード信号が変化するとは、
音声がモノラル音声からステレオ音声に切り替わること
(CM開始)、またはステレオ音声からモノラル音声に
切り替わること(CM終了)を指す。
【0053】また、検出部204は、入力部202に入
力された入力信号に含まれるコピープロテクト信号を監
視する。そして、コピープロテクト信号が変化すると、
システム制御部208に、プロテクト開始、またはプロ
テクト終了を通知する。ここで、コピープロテクト信号
が変化するとは、プログラムがコピー可能からコピー禁
止に切り替わること(プロテクト開始)、またはコピー
禁止からコピー可能に切り替わること(プロテクト終
了)を指す。
【0054】エンコーダ部205は、システム制御部2
08からエンコード開始命令を受けた場合には、エンコ
ード処理を開始する。また、エンコード停止命令を受け
た場合には、エンコード処理を停止する。ここで、エン
コード処理とは、入力部202から送られるフレームデ
ータを受け取り、受け取ったフレームデータを符号化
し、MPEG(Moving Picture Experts Group)におけ
るプログラム・ストリーム形式のデータ(以下、Video
Object、またはVOBと呼称する)を生成する処理を指
す。
【0055】また、エンコーダ部205は、VOBを構
成するVOBUを生成する度に、生成したVOBUに関
するVOBU情報をシステム制御部208に送り、生成
したVOBUを、格納部207に送る。そして、システ
ム制御部208からエンコード停止命令を受けるまで、
繰り返しエンコード処理を実行する。ここで、VOBU
とは、VOBを構成する単位であり、MPEGビデオ規
格において定義されているGOP(Group of Picture
s)を少なくとも1つは含み、固定サイズ(2Kバイ
ト)のパック列から構成されるデータを指す。なお、パ
ックには、ビデオデータを含むビデオパック(以下、V
_PCKと表記する)、オーディオデータを含むオーデ
ィオパック(以下、A_PCKと表記する)等があり、
A_PCK、及びV_PCKは、VOBU内において、
誤差1秒以内に同期(インターリーブ)される。
【0056】ここで、VOBU情報とは、VOBU内ビ
デオフレーム再生開始時刻(VOBU_S_PTM)、VOBUの
先頭から数えて最初のIピクチャーのサイズ(Referenc
e_Picture_Size)、VOBUのサイズ(VOBU_Size)、
再生時間(PB_Time)、アスペクト比、オーディオモー
ド、オーディオストリーム数などを含む情報を指す。ま
た、エンコーダ部205は、タイムコード取得要求を受
けると、次にエンコードするフレームデータに該当する
タイムコードを要求先に通知する機能を備えている。
【0057】デコーダ部206は、システム制御部20
8からデコード開始命令を受けた場合には、デコード処
理を開始する。また、システム制御部208からデコー
ド停止命令を受けた場合には、デコード処理を停止す
る。ここで、デコード処理とは、格納部207から送ら
れたVOBUを受け取り、受け取ったVOBUからフレ
ームデータを復元する処理を指す。
【0058】また、デコーダ部206は、復元したフレ
ームデータを出力部203に送る。そして、システム制
御部208からデコード停止命令を受けるまで、繰り返
しデコード処理を実行する。格納部207は、記録媒
体、バッファ、及び読み込み書き込み制御プログラムな
どから構成される。そして、システム制御部208から
の命令に応じて、管理情報、及びVOBUの読み込み書
き込み処理を実行する。具体的には、システム制御部2
08から、VOBU書き込み命令を受けた場合には、後
述のVOBU書き込み処理を実行する。VOBU読み込
み命令を受けた場合には、後述のVOBU読み込み処理
を実行する。管理情報書き込み命令を受けた場合には、
後述の管理情報書き込み処理を実行する。管理情報読み
込み命令を受けた場合には、後述の管理情報読み込み処
理を実行する。
【0059】ここで、VOBU書き込み処理とは、エン
コーダ部205から送られたVOBUを受け取り、受け
取ったVOBUをバッファに格納する。そして、バッフ
ァに格納しているVOBUを記録媒体に書き込み、バッ
ファをクリアする処理を指す。ここで、VOBU読み込
み処理とは、記録媒体に書き込まれたVOBUを読み込
み、読み込んだVOBUをバッファに格納する。そし
て、バッファに格納されたVOBUをデコーダ部206
に送り、バッファをクリアする処理を指す。
【0060】ここで、管理情報書き込み処理とは、シス
テム制御部208から送られた管理情報を受け取り、受
け取った管理情報を管理情報ファイルとして記録媒体に
格納する処理を指す。ここで、管理情報読み込み処理と
は、管理情報ファイルに格納されている管理情報を読み
込み、読み込んだ再生制御情をシステム制御部208に
送る処理を指す。なお、管理情報ファイルが記録媒体に
格納されていない場合には、読み込みエラーをシステム
制御部208に通知する。
【0061】ここで、管理情報とは、録画中に受け取っ
たVOBU情報から算出される再生制御情報を含み、録
画終了とともに管理情報ファイルとして記録媒体に格納
される。そして、再生時には、システム制御部208に
おいて参照され、記録媒体に格納されているVOBU
(またはVOB)の再生を制御する情報を指す。ここ
で、再生制御情報は、記録したVOBを再生する際に、
VOBにおける再生区間を指示する区間情報などを含
む。
【0062】システム制御部208は、マイクロプロセ
ッサ、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read
Only Memory)、タイマーなどのハードウェアと、RO
Mに格納されているシステム制御プログラムなどのソフ
トウェアから構成される。そして、ユーザーインタフェ
ース部201からの要求や、検出部204からの通知な
どを受けて、エンコーダ部205、デコーダ部206、
格納部207などを制御する。具体的には、エンコーダ
部205に対しては、エンコード開始命令、またはエン
コード停止命令を出し、エンコード処理を制御する。デ
コーダ部206に対しては、デコード開始命令、または
デコード停止命令を出し、デコード処理を制御する。格
納部207に対しては、VOBU書き込み命令、または
VOBU読み込み命令を出し、VOBU読み込み処理、
またはVOBU書き込み処理を制御する。
【0063】さらに、システム制御部208は、ユーザ
ーインタフェース部201から録画開始の要求を受けた
場合には、後述の録画処理を実行する。また、ユーザー
インタフェース部201から再生開始の要求を受けた場
合には、後述の再生処理を実行する。ここで、録画処理
とは、エンコーダ部205にエンコード開始命令を出
し、エンコーダ部205にエンコード処理をさせ、格納
部207にVOBU書き込み命令を出し、格納部207
にVOBU書き込み処理をさせることを指す。
【0064】ここで、再生処理とは、格納部207に読
み込み命令を出し、格納部207にVOBU読み込み処
理をさせ、デコーダ部206にデコード開始命令を出
し、デコーダ部206にデコード処理をさせることを指
す。また、システム制御部208は、エンコーダ部20
5においてVOBを構成するVOBUが生成される度
に、エンコーダ部205から送られるVOBU情報を受
け取り、後述の管理情報を更新する。具体的には、シス
テム制御部208は、エンコーダ部205にエンコード
開始命令を出し、格納部207に管理情報読み込み命令
を出す。続いて、格納部207から送られる管理情報を
受け取り、受け取った管理情報をRAMに格納し、エン
コーダ部205からVOBU情報が送られる度に、送ら
れるVOBU情報に基づいて、RAMに格納している管
理情報を更新する。そして、エンコーダ部205にエン
コード停止命令を出して、エンコーダ部205から送ら
れる最後のVOBU情報を受け取り、受け取った最後の
VOBU情報に基づいて、RAMに格納している管理情
報を更新し、更新した管理情報を以って、RAMに格納
している管理情報を管理情報ファイルとして記録媒体に
格納する。
【0065】(管理情報)ここで、エンコーダ部205
において生成されたVOBU(またはVOB)を管理す
る際に、システム制御部208において参照、更新され
る管理情報について説明する。図3は、一例として、管
理情報のデータ構造を示す図である。
【0066】同図にみられるように、管理情報300
は、VOB情報テーブル301、及びプログラムチェイ
ン情報テーブル302などを含む。 (VOB情報テーブル)VOB情報テーブル301は、
VOB情報(以下、VOBIと呼称する)の数(VOBI_N
s)が格納されるフィールド311、及びフィールド3
11に示された数のVOBIとを含む。
【0067】各VOBIは、VOBの種別(VOB_Typ
e)、再生開始時刻(VOB_S_PTM)、再生終了時刻(VOB_
E_PTM)などを含む。 (プログラムチェイン情報テーブル)プログラムチェイ
ン情報テーブル302は、プログラムチェイン情報(以
下、PGCIと呼称する)の数(PGCI_Ns)が格納され
るフィールド321、及びフィールド321に示された
数のPGCIとから構成される。
【0068】ここで、プログラムチェインとは、VOB
の再生区間(任意の部分区間または全区間)を示すセル
を複数再生する際に、再生する順序を示す。各PGCI
は、セル情報(以下、CellIと呼称する)の数(Ce
llI_Ns)が格納されるフィールド331、及びフィール
ド331に示された数のCellIとから構成される。
【0069】各CellIは、フィールド341、フィ
ールド342、フィールド343、フィールド344、
さらに、エントリポイント情報テーブル345を含む。
ここで、エントリポイントとは、セル情報により示され
た再生区間内において、ユーザー、またはシステム制御
部により指定された場所(フレーム、時刻など)を示す
情報を指す。
【0070】フィールド341には、セルに対応するV
OBの情報へのポインタ(VOBI_SRPN)が格納される。
フィールド342には、セパレートモードにおいて、”
TRUE”、”FALSE”のいずれかの値とする未再生区間フ
ラグ(RESERVED)が格納される。ここで、未再生区間フ
ラグとは、未再生の対象となる区間であるかないかを示
すフラグであり、”FALSE”の場合には未再生の対象で
ない区間を示し、”TRUE”の場合には未再生の対象であ
る区間を示す。
【0071】フィールド343には、セルの再生開始時
刻(Cell_S_PTM)が格納される。フィールド344に
は、セルの再生終了時刻(Cell_E_PTM)が格納される。
エントリポイント情報テーブル345は、エントリポイ
ント情報(以下、EPIと呼称する)の数(EPI_Ns)が
格納されるフィールド351、及びフィールド351に
示された数のEPIから構成される。
【0072】各EPIは、フィールド361、フィール
ド362などを含む。フィールド361には、エントリ
ポイントの種別(EPI_Type)が格納される。フィールド
362には、ユーザー、またはシステム制御部208に
より指定された時刻(EPI_PTM)が格納される。また、
各EPIは、フィールド361に格納される種別によっ
ては、さらに、テキストデータ(PRM_TXTI)を格納する
ことができるフィールド363を含む。
【0073】そして、再生制御情報は、管理情報300
におけるCellIに含まれる。 (デジタルビデオレコーディング装置の動作)以上のよ
うに構成されたデジタルビデオレコーディング装置10
4について、その動作を説明する。一例として、”録画
開始→CM開始→CM終了→録画終了”によりプログラ
ムが録画された場合におけるCMカット録画機能を説明
する。
【0074】以下、”録画開始→CM開始”を第1録画
区間とし、”CM終了→録画終了”を第2録画区間と
し、”CM開始→CM終了”をCM区間とする。そし
て、検出部204は、プログラムが第1録画区間からC
M区間に移行する際に、オーディオモード信号がモノラ
ル音声からステレオ音声に切り替わる特性を利用して、
CM開始と判定し、CM区間から第2録画区間に移行す
る際に、オーディオモード信号がステレオ音声からモノ
ラル音声に切り替わる特性を利用して、CM終了と判定
したとする。
【0075】なお、話を簡潔にするために、記録媒体に
は、他のプログラムは格納されていないとする。 (カットモード時のCMカット録画機能)以下、実施の
形態1においては、予めユーザーによりカットモードが
選択されているとして、デジタルビデオレコーディング
装置104が備えるCMカット録画機能(カットモー
ド)について説明する。
【0076】(CM開始時のシステム制御部208にお
ける処理)図4は、実施の形態1におけるCM開始時の
システム制御部208の処理のフローチャートを示す図
である。同図にみられるように、システム制御部208
は、検出部204からCM開始の通知を受けて(ステッ
プS401)、エンコーダ部205にエンコード停止命
令を出す(ステップS402)。続いて、エンコーダ部
205から送られたVOBU情報を受け取り(ステップ
S403)、格納部207にVOBU書き込み命令を出
す(ステップS404)。また、受け取ったVOBU情
報に基づいて、管理情報を更新する(ステップS40
5)。そして、更新した管理情報に第1種補正処理を施
し(ステップS406)、第1種補正処理が施された管
理情報を格納部207に送り(ステップS407)、さ
らに、管理情報書き込み命令を出す(ステップS40
8)。
【0077】ここで、第1種補正処理とは、(EXP-1)
に示すように、セル情報に含まれるセル再生終了時刻
(Cell_E_PTM)からタイムラグ(Time_Lag)を減算し、
セル再生終了時刻(Cell_E_PTM)を再更新する処理を指
す。 (EXP-1) Cell_E_PTM = Cell_E_PTM - Time_Lag ここで、タイムラグ(Time_Lag)とは、検出部204
が、オーディオモード信号を監視して、CM開始(また
はCM終了)を検出してから、エンコーダ部205が、
システム制御部208からエンコード停止命令を受け
て、エンコード処理を停止するまでに要する時間を指
す。
【0078】(カットモード時のCMカット録画機能の
動作例)図5は、一例として、カットモード時のCMカ
ット録画処理のシーケンスを示す図である。同図にみら
れるように、上から順に、アンテナを介して受信された
オーディオビデオ信号、及びオーディオモード信号を示
し、続いて、デジタルビデオレコーディング装置104
の各構成要素を示している。
【0079】なお、オーディオビデオ信号は、フレーム
データとして表示している。以下、第1録画区間におい
て生成されたVOBをVOB#1とし、第2録画区間に
おいて生成されたVOBをVOB#2とする。 (録画開始)ユーザーインタフェース部201は、ユー
ザーから録画開始要求を受け付け、受け付けた録画開始
要求をシステム制御部208に送る(ステップS50
1)。
【0080】システム制御部208は、ユーザーインタ
フェース部201から送られた録画開始要求を受けて、
エンコーダ部205にエンコード開始命令を出し(ステ
ップS502)、格納部207に管理情報読み込み命令
を出す(ステップS503)。エンコーダ部205は、
システム制御部208からエンコード開始命令を受け
て、エンコード処理を開始し、新規のVOBを生成する
(ステップS504)。そして、システム制御部208
からエンコード停止命令を受けるまで、新規のVOBを
構成するVOBUを生成し、生成したVOBUを格納部
207に送り、生成したVOBUに関するVOBU情報
をシステム制御部208に送る(ステップS505)。
【0081】格納部207は、システム制御部208か
ら管理情報読み込み命令を受けて、管理情報読み込み処
理を実行し、読み込みエラーをシステム制御部208に
通知する(ステップS506)。システム制御部208
は、格納部207からの読み込みエラーを受けて、新規
に管理情報を作成し、作成した管理情報をRAMに格納
する(ステップS507)。そして、エンコーダ部20
5から送られたVOBU情報を受け取る度に、格納部2
07にVOBU書き込み命令を出す(ステップS50
8)。また、受け取ったVOBU情報に基づいて、管理
情報を更新する(ステップS509)。
【0082】格納部207は、システム制御部208か
らVOBU書き込み命令を受ける度に、VOBU書き込
み処理を実行し、エンコーダ部205から送られたVO
BUを記録媒体に格納する(ステップS510)。 (CM開始)検出部204は、オーディオモード信号を
監視し、CM開始を検出し(ステップS511)、さら
に、CM開始の検出から1フレーム分(32msec)のオー
ディオモード信号を監視し(ステップS512)、ステ
レオ音声が継続することを確定してから、システム制御
部208にCM開始を通知する(ステップS513)。
【0083】システム制御部208は、検出部204か
らCM開始の通知を受けて、エンコーダ部205にエン
コード停止命令を出す(ステップS514)。エンコー
ダ部205は、システム制御部208からエンコード停
止命令を受けて、エンコード処理を停止する。そして、
生成したVOBUを格納部207に送り、生成したVO
BUに関するVOBU情報をシステム制御部208に送
る(ステップS515)。
【0084】システム制御部208は、エンコーダ部2
05から送られたVOBU情報を受け取り、格納部20
7にVOBU書き込み命令を出す(ステップS51
6)。そして、受け取ったVOBU情報に基づいて、管
理情報を更新する。そして、更新した管理情報に第1種
補正処理を施し、第1種補正処理が施された管理情報を
格納部207に送り、さらに、管理情報書き込み命令を
出す(ステップS517)。
【0085】格納部207は、システム制御部208か
らVOBU書き込み命令を受けて、VOBU書き込み処
理を実行し、エンコーダ部205から送られたVOBU
を記録媒体に格納する(ステップS518)。また、シ
ステム制御部208から送られた管理情報を受け取り、
さらに、管理情報書き込み命令を受けて、管理情報書き
込み処理を実行し、受け取った管理情報を管理情報ファ
イルに格納する(ステップS519)。
【0086】以上、第1録画区間において生成されたV
OBUによりVOB#1が構成される。 (CM終了)検出部204は、オーディオモード信号を
監視し、CM終了を検出し(ステップS521)、さら
に、CM終了の検出から1フレーム分(32msec)のオー
ディオモード信号を監視し(ステップS522)、モノ
ラル音声が継続することを確定してから、システム制御
部208にCM終了を通知する(ステップS523)。
【0087】システム制御部208は、検出部204か
らCM終了の通知を受けて、エンコーダ部205にエン
コード開始命令を出す(ステップS524)。エンコー
ダ部205は、システム制御部208からエンコード開
始命令を受けて、エンコード処理を開始し、新規のVO
Bを生成する(ステップS525)。そして、システム
制御部208からエンコード停止命令を受けるまで、新
規のVOBを構成するVOBUを生成し、生成したVO
BUを格納部207に送り、生成したVOBUに関する
VOBU情報をシステム制御部208に送る(ステップ
S526)。
【0088】システム制御部208は、エンコーダ部2
05から送られたVOBU情報を受け取る度に、格納部
207にVOBU書き込み命令を出す(ステップS52
7)。また、受け取ったVOBU情報に基づいて、管理
情報を更新する(ステップS528)。格納部207
は、システム制御部208からVOBU書き込み命令を
受ける度に、VOBU書き込み処理を実行し、エンコー
ダ部205から送られたVOBUを記録媒体に格納する
(ステップS529)。
【0089】(録画終了)ユーザーインタフェース部2
01は、ユーザーから録画停止要求を受け付け、受け付
けた録画停止要求をシステム制御部208に送る(ステ
ップS531)。システム制御部208は、ユーザーイ
ンタフェース部201から送られた録画停止要求を受け
て、エンコーダ部205にエンコード停止命令を出す
(ステップS532)。
【0090】エンコーダ部205は、システム制御部2
08からエンコード停止命令を受けて、エンコード処理
を停止する。そして、生成したVOBUを格納部207
に送り、生成したVOBUに関するVOBU情報をシス
テム制御部208に送る(ステップS533)。システ
ム制御部208は、エンコーダ部205から送られたV
OBU情報を受け取り、格納部207にVOBU書き込
み命令を出す(ステップS534)。また、受け取った
VOBU情報に基づいて、管理情報を更新する(ステッ
プS535)。そして、更新した管理情報を格納部20
7に送り、さらに、管理情報書き込み命令を出す(ステ
ップS536)。
【0091】格納部207は、システム制御部208か
らVOBU書き込み命令を受けて、VOBU書き込み処
理を実行し、エンコーダ部205から送られたVOBU
を記録媒体に格納する(ステップS537)。また、シ
ステム制御部208から送られた管理情報を受け取り、
さらに、管理情報書き込み命令を受けて、管理情報書き
込み処理を実行し、受け取った管理情報を管理情報ファ
イルとして記録媒体に格納する(ステップS538)。
【0092】以上、第2録画区間において生成されたV
OBUによりVOB#2が構成される。 (管理情報の具体例)図6は、一例として、カットモー
ド時のCMカット録画処理のシーケンスにおいて、シス
テム制御部208により作成された管理情報のデータを
示す図である。
【0093】同図にみられるように、管理情報600
は、VOBIテーブル601、PGCIテーブル602
とを含む。VOBIテーブル601は、フィールド61
1、テーブル612、及びテーブル613とから構成さ
れる。フィールド611には、VOBIテーブル601
に格納されているVOBI数である”2”が格納されて
いる。
【0094】テーブル612には、VOB#1に関する
VOBIである”VOBI#1”が格納されている。テ
ーブル613には、VOB#2に関するVOBIであ
る”VOBI#2”が格納されている。PGCIテーブ
ル602は、フィールド621、及びテーブル622と
から構成される。
【0095】フィールド621には、PGCIテーブル
602に格納されているPGCI数である”1”が格納
されている。テーブル622には、1回の録画動作にお
いて生成されたPGCIである”PGCI#1”が格納
されている。さらに、テーブル622は、フィールド6
31、テーブル632、及びテーブル633とから構成
される。
【0096】フィールド631には、テーブル622に
格納されているCellI数である”2”が格納されて
いる。テーブル632には、VOB#1に対応するCe
llIである”CellI#1”が格納されている。テ
ーブル633には、VOB#2に対応するCellIで
ある”CellI#2”が格納されている。
【0097】さらに、テーブル632は、フィールド6
41、フィールド643、フィールド644とを含む。
フィールド641には、VOBI#1のサーチポインタ
(参照番号)である”#1”が格納されている。フィー
ルド643には、セル再生開始時刻である”T1”が格
納されている。
【0098】フィールド644には、セル再生終了時刻
である”T2”が格納されている。また、テーブル63
3は、フィールド646、フィールド648、フィール
ド649とを含む。フィールド646には、VOBI#
2のサーチポインタ(参照番号)である”#2”が格納
されている。
【0099】フィールド648には、セル再生開始時刻
である”T5”が格納されている。フィールド649に
は、セル再生終了時刻である”T6”が格納されてい
る。そして、管理情報600に含まれる再生制御情報と
は、フィールド644に格納されている情報を指す。 (再生処理)続いて、CMカット録画処理(カットモー
ド)により録画されたプログラムの再生について説明す
る。
【0100】図7は、一例として、カットモード時の再
生処理のシーケンスを示す図である。同図にみられるよ
うに、上から順に、再生されるフレームデータ、及びオ
ーディオモード信号、続いて、デジタルビデオレコーデ
ィング装置104の各要素を示している。
【0101】(再生開始)ユーザーインタフェース部2
01は、ユーザーから再生開始要求を受け付け、受け付
けた再生開始要求をシステム制御部208に送る(ステ
ップS701)。システム制御部208は、ユーザーイ
ンタフェース部201から送られた再生開始要求を受け
て、格納部207に管理情報読み込み命令を出す(ステ
ップS702)。
【0102】格納部207は、システム制御部208か
ら管理情報読み込み命令を受けて、管理情報読み込み処
理を実行し、管理情報ファイルとして記録媒体に格納し
ている管理情報をシステム制御部208に送る(ステッ
プS703)。システム制御部208は、格納部207
から送られた管理情報を受け取り、受け取った管理情報
をRAMに格納する(ステップS704)。
【0103】(第1録画区間)続いて、システム制御部
208は、RAMに格納している管理情報からPGCI
#1のCellI#1におけるセル再生開始時刻(”T
1”)、及びセル再生終了時刻(”T2”)とを抽出
し、抽出したセル再生開始時刻(”T1”)、及びセル
再生終了時刻(”T2”)とに基づいて、格納部207
にVOBU読み込み命令を出し、デコーダ部206にデ
コード開始命令を出す(ステップS711)。
【0104】以下、セル再生開始時刻(”T1”)から
セル再生終了時刻(”T2”)まで、録画された順に、
格納部207にVOBU読み込み命令を出し、記録媒体
に格納しているVOB#1を構成するVOBUを読み込
ませ、デコーダ部206にデコード開始命令を出し、読
み込ませたVOBUをデコード処理させる。そして、デ
コーダ部206にセル再生終了時刻(”T2”)に対応
するVOBUをデコード処理させる頃合を計り、デコー
ド停止命令を出す(ステップS712)。
【0105】格納部207は、システム制御部208か
らVOBU読み込み命令を受けて、VOBU読み込み処
理を実行し、セル再生開始時刻(”T1”)からセル再
生終了時刻(”T2”)まで、録画された順に、記録媒
体に格納しているVOB#1を構成するVOBUを読み
込み、読み込んだVOBUをデコーダ部206に送る
(ステップS713)。
【0106】デコーダ部206は、システム制御部20
8からデコード開始命令を受けて、デコード処理を開始
し、格納部207から送られたVOBUをフレームデー
タに復号する(ステップS714)。そして、システム
制御部208からデコーダ停止命令を受けるまで、格納
部207から送られてくるVOBUをフレームデータに
復号し、復号したフレームデータを出力部203に送る
(ステップS715)。
【0107】なお、デコーダ部206は、デコード処理
において復号されたフレームデータのうち、セル再生終
了時刻(”T2”)に対応するフレームデータまでを出
力部203に送る。 (第2録画区間)続いて、システム制御部208は、R
AMに格納している管理情報からPGCI#1のCel
lI#2におけるセル再生開始時刻(”T5”)、及び
セル再生終了時刻(”T6”)とを抽出し、抽出したセ
ル再生開始時刻(”T5”)、及びセル再生終了時
刻(”T6”)とに基づいて、格納部207にVOBU
読み込み命令を出し、デコーダ部206にデコード開始
命令を出す(ステップS721)。
【0108】以下、セル再生開始時刻(”T5”)から
セル再生終了時刻(”T6”)まで、録画された順に、
格納部207にVOBU読み込み命令を出し、記録媒体
に格納しているVOB#2を構成するVOBUを読み込
ませ、デコーダ部206にデコード開始命令を出し、読
み込ませたVOBUをデコード処理させる。そして、デ
コーダ部206にセル再生終了時刻(”T6”)に対応
するVOBUをデコード処理させる頃合を計り、デコー
ド停止命令を出す(ステップS722)。
【0109】格納部207は、システム制御部208か
らVOBU読み込み命令を受けて、VOBU読み込み処
理を実行し、セル再生開始時刻(”T5”)からセル再
生終了時刻(”T6”)まで録画された順に、記録媒体
に格納しているVOB#2を構成するVOBUを読み込
み、読み込んだVOBUをデコーダ部206に送る(ス
テップS723)。
【0110】デコーダ部206は、システム制御部20
8からデコード開始命令を受けて、デコード処理を開始
し、格納部207から送られたVOBUをフレームデー
タに復号する(ステップS724)。そして、システム
制御部208からデコーダ停止命令を受けるまで、格納
部207から送られてくるVOBUをフレームデータに
復号し、復号したフレームデータを出力部203に送る
(ステップS725)。
【0111】なお、デコーダ部206は、デコード処理
において復号されたフレームデータのうち、セル再生終
了時刻(”T6”)に対応するフレームデータまでを出
力部203に送る。以上、カットモードにおける再生処
理が、セル再生開始時刻からセル再生終了時刻までの区
間を再生の対象とするために、録画時の第1種補正処理
により、第1録画区間の再生において、セル再生終了時
刻(”T2”)までが再生され、完全にCMが再生され
なくなる。 (実施の形態2) (スキップモード時のCMカット録画機能)以下、実施
の形態2においては、予めユーザーによりスキップモー
ドが選択されているとして、デジタルビデオレコーディ
ング装置104が備えるCMカット録画機能(スキップ
モード)について説明する。
【0112】なお、実施の形態1におけるCMカット録
画機能(カットモード)と、同じ処理は、図中において
同じ符号を付し、異なる処理を中心に、実施の形態2に
おけるCMカット録画機能を説明する。 (CM開始時のシステム制御部208における処理)図
8は、実施の形態2におけるCM開始時のシステム制御
部208の処理のフローチャートを示す図である。
【0113】同図にみられるように、システム制御部2
08は、検出部204からCM開始の通知を受けて(ス
テップS401)、エンコーダ部205にタイムコード
取得要求を送る(ステップS802)。続いて、エンコ
ーダ部205から送られたタイムコードを受け取り(ス
テップS803)、受け取ったタイムコードに第2種補
正処理を施す(ステップS804)。そして、第2種補
正処理が施されたタイムコード、及びCM開始を示すテ
キスト情報とからなるCM開始情報を作成し(ステップ
S805)、作成したCM開始情報を、EPIとして管
理情報に追加する(ステップS806)。
【0114】ここで、第2種補正処理とは、タイムラグ
(Time_Lag)、及びエンコード処理時間(Encode_Tim
e)とにより、以下の(EXP-2)に基づいて、受け取った
タイムコード(Time_Code)を再更新する処理を指す。 (EXP-2) Time_Code = Time_Code + Encode_Time - Tim
e_Lag ここで、タイムラグとは、検出部204がCM開始(ま
たはCM終了)を検出してから、エンコーダ部205が
CM開始(またはCM終了)の通知を受けるまでに要す
る時間を指す。
【0115】ここで、エンコード処理時間とは、エンコ
ーダ部205において、入力されたフレームデータを、
エンコード処理により、VOBUを構成するピクチャを
生成するまでに要する時間を指す。なお、システム制御
部208は、CM開始時の処理と同様に、CM終了時の
処理においても、第2種補正処理が施されたタイムコー
ド、及びCM終了を示すテキスト情報とからなるCM終
了情報を作成し、作成したCM終了情報を管理情報(E
PI)に追加する。
【0116】(スキップモード時のCMカット録画機能
の動作例)図9は、一例として、スキップモード時のC
Mカット録画処理のシーケンスを示す図である。同図に
みられるように、上から順に、アンテナ101を介して
受信されたオーディオビデオ信号、及びオーディオモー
ド信号、エンコーダ部205においてエンコード処理さ
れるフレームデータを示し、続いて、デジタルビデオレ
コーディング装置104の各構成要素を示す。
【0117】なお、オーディオビデオ信号は、フレーム
データとして表示している。以下、第1録画区間、CM
区間、及び第2録画区間を通して生成されたVOBをV
OB#1とする。 (録画開始)実施の形態2における録画開始時のシーケ
ンスは、実施の形態1において示したステップS501
〜S510までのシーケンスと同様により、説明を省略
する。
【0118】(CM開始)実施の形態2におけるCM開
始時のシーケンスは、実施の形態1において示したS5
11〜S513までのシーケンスに、ステップS514
〜S519までのシーケンスに代わり、以下のステップ
S914〜S916までのシーケンスになる点が異な
る。なお、実施の形態1において示したステップS51
1〜S513までについては、説明を省略する。
【0119】システム制御部208は、検出部204か
らCM開始の通知を受けて、エンコーダ部205にタイ
ムコード取得要求を送る(ステップS914)。エンコ
ーダ部205は、システム制御部208から送られたタ
イムコード取得要求を受けて、次にエンコードするフレ
ームデータに該当するタイムコードをシステム制御部2
08に送る(ステップS915)。
【0120】システム制御部208は、エンコーダ部2
05から送られたタイムコードを受け取り、受け取った
タイムコードに第2種補正処理を施し、第2種補正処理
が施されたタイムコード、及びCM開始を示すテキスト
情報とからなるCM開始情報を作成し、作成したCM開
始情報を、管理情報(EPI)に追加する(ステップS
916)。
【0121】(CM終了)実施の形態2におけるCM終
了時のシーケンスは、実施の形態1において示したステ
ップS521〜S523までのシーケンスに、ステップ
S524〜S529までのシーケンスに代わりに、以下
のステップS924〜S926までのシーケンスになる
点が異なる。なお、実施の形態1において示したステッ
プS521〜S523までについては、説明を省略す
る。
【0122】システム制御部208は、検出部204か
らCM終了の通知を受けて、エンコーダ部205にタイ
ムコード取得要求を送る(ステップS924)。エンコ
ーダ部205は、システム制御部208から送られたタ
イムコード取得要求を受けて、次にエンコードするフレ
ームデータに該当するタイムコードをシステム制御部2
08に送る(ステップS925)。
【0123】システム制御部208は、エンコーダ部2
05から送られたタイムコードを受け取り、受け取った
タイムコードに第2種補正処理を施し、第2種補正処理
が施されたタイムコード、及びCM終了を示すテキスト
情報とからなるCM終了情報を作成し、作成したCM終
了情報を管理情報(EPI)に追加する(ステップS9
26)。
【0124】(録画終了)実施の形態2における録画終
了時のシーケンスは、実施の形態1において示したステ
ップS531〜S538までのシーケンスと同様によ
り、説明を省略する。 (管理情報の具体例)図10は、一例として、スキップ
モード時のCMカット録画処理のシーケンスにおいて、
システム制御部208により作成された管理情報のデー
タを示す図である。
【0125】同図にみられるように、管理情報1000
は、VOBIテーブル1001、PGCIテーブル10
02とを含む。VOBIテーブル1001は、フィール
ド1011、及びテーブル1012とから構成される。
フィールド1011には、VOBIテーブル1001に
格納されているVOBI数である”1”が格納されてい
る。
【0126】テーブル1012には、VOB#1に関す
るVOBIである”VOBI#1”が格納されている。
PGCIテーブル1002は、フィールド1021、及
びテーブル1022とから構成される。フィールド10
21には、PGCIテーブル1002に格納されている
PGCI数である”1”が格納されている。
【0127】テーブル1022には、1回の録画動作に
おいて生成されたPGCIである”PGCI#1”が格
納されている。さらに、テーブル1022は、フィール
ド1031、及びテーブル1032とから構成される。
フィールド1031には、テーブル1022に格納され
ているCellI数である”1”が格納されている。
【0128】テーブル1032には、VOB#1に対応
するCellIである”CellI#1”が格納されて
いる。さらに、テーブル1032は、フィールド104
1、フィールド1043、フィールド1044、さら
に、テーブル1045を含む。フィールド1041に
は、VOBI#1のサーチポインタ(参照番号)であ
る”#1”が格納されている。
【0129】フィールド1043には、セル再生開始時
刻である”T1”が格納されている。フィールド104
4には、セル再生終了時刻である”T6”が格納されて
いる。テーブル1045には、EPIテーブルが格納さ
れている。
【0130】EPIテーブル1045は、フィールド1
051、レコード1052、及びレコード1053とか
ら構成される。フィールド1051には、EPIテーブ
ル1045に格納されているEPIの数である”2”が
格納されている。レコード1052には、CM開始情報
が格納されたEPIである”EPI#1”が格納されて
いる。
【0131】レコード1053には、CM終了情報が格
納されたEPIである”EPI#2”が格納されてい
る。さらに、レコード1052は、フィールド106
1、フィールド1062,及びフィールド1063とか
ら構成される。フィールド1061には、EPIの種別
である”TYPE B”が格納されている。
【0132】フィールド1062には、CM開始時刻で
ある”T2”が格納されている。フィールド1063に
は、CM開始を示すテキスト情報である”CM IN”
が格納されている。また、レコード1053は、フィー
ルド1066、フィールド1067,及びフィールド1
068とから構成される。
【0133】フィールド1066には、EPIの種別で
ある”TYPE B”が格納されている。フィールド1
067には、CM終了時刻である”T4”が格納されて
いる。フィールド1068には、CM終了を示すテキス
ト情報である”CM OUT”が格納されている。
【0134】そして、管理情報1000に含まれる再生
制御情報とは、レコード1052、及び1053とに格
納されている情報を指す。 (再生処理)続いて、CMカット録画処理(スキップモ
ード)により録画されたプログラムの再生について説明
する。
【0135】図11は、一例として、スキップモード時
の再生処理のシーケンスを示す図である。同図にみられ
るように、上から順に、再生されるフレームデータ、及
びオーディオモード信号、続いて、デジタルビデオレコ
ーディング装置104の各要素を示している。
【0136】(再生開始)実施の形態2における再生開
始時のシーケンスは、実施の形態1において示したステ
ップS701〜S704までのシーケンスと同様によ
り、説明を省略する。 (第1録画区間)続いて、システム制御部208は、R
AMに格納している管理情報からPGCI#1のCel
lI#1におけるセル再生開始時刻(”T1”)、及び
EPI#1のCM開始時刻(”T2”)とを抽出し、抽
出したセル再生開始時刻(”T1”)、及びCM開始時
刻(”T2”)とに基づいて、格納部207にVOBU
読み込み命令を出し、デコーダ部206にデコード開始
命令を出す(ステップS1111)。
【0137】以下、セル再生開始時刻(”T1”)から
CM開始時刻(”T2”)まで、録画された順に、格納
部207にVOBU読み込み命令を出し、記録媒体に格
納しているVOB#1を構成するVOBUを読み込ま
せ、デコーダ部206にデコード開始命令を出し、読み
込ませたVOBUをデコード処理させる。そして、デコ
ーダ部206にCM終了時刻(”T2”)に対応するV
OBUをデコード処理させる頃合を計り、デコード停止
命令を出す(ステップS1112)。
【0138】格納部207は、システム制御部208か
らVOBU読み込み命令を受けて、VOBU読み込み処
理を実行し、セル再生開始時刻(”T1”)からCM開
始時刻(”T2”)まで、録画された順に、記録媒体に
格納しているVOB#1を構成するVOBUを読み込
み、読み込んだVOBUをデコーダ部206に送る(ス
テップS1113)。
【0139】デコーダ部206は、システム制御部20
8からデコード開始命令を受けて、デコード処理を開始
し、格納部207から送られたVOBUをフレームデー
タに復号する(ステップS1114)。そして、システ
ム制御部208からデコーダ停止命令を受けるまで、格
納部207から送られてくるVOBUをフレームデータ
に復号し、復号したフレームデータを出力部203に送
る(ステップS1115)。
【0140】なお、デコーダ部206は、デコード処理
において復号されたフレームデータのうち、CM開始時
刻(”T2”)に対応するフレームデータまでを出力部
203に送る。 (第2録画区間)続いて、システム制御部208は、R
AMに格納している管理情報からPGCI#1のCel
lI#2におけるEPI#2のCM終了時刻(”T
5”)、及びセル再生終了時刻(”T6”)とを抽出
し、抽出したCM終了時刻(”T4”)、及びセル再生
終了時刻(”T6”)とに基づいて、格納部207にV
OBU読み込み命令を出し、デコーダ部206にデコー
ド開始命令を出す(ステップS1121)。
【0141】以下、CM終了時刻(”T5”)からセル
再生終了時刻(”T6”)まで、録画された順に、格納
部207にVOBU読み込み命令を出し、記録媒体に格
納しているVOB#1を構成するVOBUを読み込ま
せ、デコーダ部206にデコード開始命令を出し、読み
込ませたVOBUをデコード処理させる。そして、デコ
ーダ部206にセル再生終了時刻(”T6”)に対応す
るVOBUをデコード処理させる頃合を計り、デコード
停止命令を出す(ステップS1122)。
【0142】格納部207は、システム制御部208か
らVOBU読み込み命令を受けて、VOBU読み込み処
理を実行し、CM終了時刻(”T4”)からセル再生終
了時刻(”T6”)まで、録画された順に、記録媒体に
格納しているVOB#1を構成するVOBUを読み込
み、読み込んだVOBUをデコーダ部206に送る(ス
テップS1123)。
【0143】以下、実施の形態1において示したステッ
プS724〜S725までのシーケンスと同様により、
説明を省略する。以上、スキップモードにおける再生
が、セル再生開始時刻からCM開始時刻(またはCM終
了時刻からセル再生終了時刻)までの区間を再生の対象
とするために、録画時の第2種補正処理により、第1録
画区間の再生において、CM開始時刻(”T2”)まで
が再生され、完全にCMが再生されなくなる。 (実施の形態3) (セパレートモード時のCMカット録画機能)以下、実
施の形態3においては、予めユーザーによりセパレート
モードが選択されているとして、デジタルビデオレコー
ディング装置104が備えるCMカット録画機能(セパ
レートモード)について説明する。
【0144】なお、実施の形態1におけるCMカット録
画機能(カットモード)と、同じ処理は、図中において
同じ符号を付し、異なる処理を中心に、実施の形態3に
おけるCMカット録画機能を説明する。 (CM開始時のシステム制御部208における処理)図
12は、実施の形態3におけるCM開始時のシステム制
御部208の処理のフローチャートを示す図である。
【0145】同図にみられるように、実施の形態1にお
いて示したステップS401〜S408までの処理に、
さらに、以下のステップS1201〜S1203までが
追加される点が異なる。システム制御部208は、エン
コーダ部205にエンコード開始命令を出し(ステップ
S1201)、エンコーダ部205から送られたVOB
U情報を受け取り(ステップS1202)、受け取った
VOBU情報に基づいて、管理情報を更新する。この
際、”TRUE”とする未再生区間フラグを管理情報(Ce
llI)に追加する(ステップS1203)。
【0146】(セパレートモード時のCMカット録画機
能の動作例)図13は、一例として、セパレートモード
時のCMカット録画処理のシーケンスを示す図である。
同図にみられるように、上から順に、アンテナを介して
受信したフレームデータ、及びオーディオモード信号を
示し、続いて、デジタルビデオレコーディング装置10
4の各構成要素を示す。
【0147】以下、第1録画区間において生成されたV
OBをVOB#1とし、CM区間において生成されたV
OBをVOB#2とし、第2録画区間において生成され
たVOBをVOB#3とする。 (録画開始)実施の形態3における録画開始時のシーケ
ンスは、ステップS508の前に、以下のステップS1
301のシーケンスが追加される点が異なる。それ以外
は、実施の形態1において示したステップS501〜S
510までのシーケンスと同様により、説明を省略す
る。
【0148】システム制御部208は、エンコーダ部2
05から送られた最初のVOBU情報を受け取って、”
FALSE”とする未再生区間フラグを管理情報に追加する
(ステップS1301)。 (CM開始)実施の形態3におけるCM開始時のシーケ
ンスは、実施の形態1において示したステップS511
〜S519までのシーケンスに、さらに、以下のステッ
プS1311〜S1316までのシーケンスが追加され
る点が異なる。なお、実施の形態1において示したステ
ップS511〜S519までについては、説明を省略す
る。
【0149】システム制御部208は、エンコーダ部2
05にエンコード開始命令を出す(ステップS131
1)。エンコーダ部205は、システム制御部208か
らエンコード開始命令を受けて、エンコード処理を開始
し、新規のVOBを生成する(ステップS1312)。
そして、システム制御部208からエンコード停止命令
を受けるまで、新規のVOBを構成するVOBUを生成
し、生成したVOBUを格納部207に送り、生成した
VOBUに関するVOBU情報をシステム制御部208
に送る(ステップS1313)。
【0150】システム制御部208は、エンコーダ部2
05から送られたVOBU情報を受け取り、”TRUE”と
する未再生区間フラグを管理情報のセル情報に追加する
(ステップS1314)。そして、エンコーダ部205
から送られたVOBU情報を受け取る度に、格納部20
7にVOBU書き込み命令を出す(ステップS131
5)。また、受け取ったVOBU情報に基づいて、管理
情報を更新する(ステップS1316)。
【0151】(CM終了)実施の形態3におけるCM終
了時のシーケンスは、ステップS524のシーケンスの
前に、以下のステップS1321〜S1327までのシ
ーケンスが追加される点が異なる。システム制御部20
8は、検出部204からCM終了の通知を受けて、エン
コーダ部205にエンコード停止命令を出す(ステップ
S1321)。
【0152】エンコーダ部205は、システム制御部2
08からエンコード停止命令を受けて、エンコード処理
を停止する。そして、生成したVOBUを格納部207
に送り、生成したVOBUに関するVOBU情報をシス
テム制御部208に送る(ステップS1322)。シス
テム制御部208は、エンコーダ部205から送られた
VOBU情報を受け取り、格納部207にVOBU書き
込み命令を出す(ステップS1323)。また、受け取
ったVOBU情報に基づいて、管理情報を更新する(ス
テップS1324)。そして、更新した管理情報を格納
部207に送り、格納部207に管理情報書き込み命令
を出す(ステップS1325)。
【0153】格納部207は、システム制御部208か
らVOBU書き込み命令を受けて、VOBU書き込み処
理を実行し、エンコーダ部205から送られたVOBU
を記録媒体に格納する(ステップS1326)。また、
システム制御部208から送られた管理情報を受け取
り、システム制御部208から管理情報書き込み命令を
受けて、管理情報書き込み処理を実行し、受け取った管
理情報を管理情報ファイルとして記録媒体に格納する
(ステップS1327)。
【0154】さらに、ステップS527のシーケンスの
前に、以下のステップ1328のシーケンスが追加され
る点が異なる。それ以外は、実施の形態1において示し
たステップS521〜S529までのシーケンスと同様
により、説明を省略する。システム制御部208は、エ
ンコーダ部205から送られた最初のVOBU情報を受
け取って、”FALSE”とする未再生区間フラグを管理情
報に追加する(ステップS1328)。
【0155】(録画終了)実施の形態3における録画終
了時のシーケンスは、実施の形態1において示したステ
ップS531〜S538までのシーケンスと同様によ
り、説明を省略する。 (管理情報の具体例)図14は、一例として、セパレー
トモード時のCMカット録画処理のシーケンスにおい
て、システム制御部208により作成された管理情報の
データを示す図である。
【0156】同図にみられるように、管理情報1400
は、VOBIテーブル1401、PGCIテーブル14
02とを含む。VOBIテーブル1401は、フィール
ド1411、テーブル1412、テーブル1413、及
びテーブル1414とから構成される。フィールド14
11には、VOBIテーブル1401に格納されている
VOBI数である”3”が格納されている。
【0157】テーブル1412には、VOB#1に関す
るVOBIである”VOBI#1”が格納されている。
テーブル1413には、VOB#2に関するVOBIで
ある”VOBI#2”が格納されている。テーブル14
14には、VOB#3に関するVOBIである”VOB
I#3”が格納されている。
【0158】PGCIテーブル1402は、フィールド
1421、及びテーブル1422とから構成される。フ
ィールド1421には、PGCIテーブル1402に格
納されているPGCI数である”1”が格納されてい
る。テーブル1422には、1回の録画動作において生
成されたPGCIである”PGCI#1”が格納されて
いる。
【0159】さらに、テーブル1422は、フィールド
1431、テーブル1432、テーブル1433、及び
テーブル1434とから構成される。フィールド143
1には、テーブル1422に格納されているCellI
である”3”が格納されている。テーブル1432に
は、VOB#1に対応するCellIである”Cell
I#1”が格納されている。
【0160】テーブル1433には、VOB#2に対応
するCellIである”CellI#2”が格納されて
いる。テーブル1434には、VOB#3に対応するC
ellIである”CellI#3”が格納されている。
さらに、テーブル1432は、フィールド1441、フ
ィールド1442,フィールド1443、フィールド1
444とを含む。
【0161】フィールド1441には、VOBI#1の
サーチポインタ(参照番号)である”#1”が格納され
ている。フィールド1442には、再生区間であること
を示す”FALSE”が格納されている。フィールド144
3には、セル再生開始時刻である”T1”が格納されて
いる。
【0162】フィールド1444には、セル再生終了時
刻である”T2”が格納されている。テーブル1433
は、フィールド1451、フィールド1452、フィー
ルド1453、フィールド1454とを含む。フィール
ド1451には、VOBI#2のサーチポインタ(参照
番号)である”#2”が格納されている。
【0163】フィールド1452には、未再生区間であ
ることを示す”TRUE”が格納されている。フィールド1
453には、セル再生開始時刻である”T3”が格納さ
れている。フィールド1454には、セル再生終了時刻
である”T5”が格納されている。
【0164】テーブル1434は、フィールド146
1、フィールド1462、フィールド1463、フィー
ルド1464とを含む。フィールド1461には、VO
BI#3のサーチポインタ(参照番号)である”#3”
が格納されている。フィールド1462には、再生区間
であることを示す”FALSE”が格納されている。
【0165】フィールド1463には、セル再生開始時
刻である”T5”が格納されている。フィールド146
4には、セル再生終了時刻である”T6”が格納されて
いる。そして、管理情報1400に含まれる再生制御情
報とは、フィールド1442、1444、1453、及
び1462とに格納されている情報を指す。
【0166】(再生処理)続いて、CMカット録画処理
(セパレートモード)により録画されたプログラムの再
生について説明する。図15は、一例として、セパレー
トモード時の再生処理のシーケンスを示す図である。
【0167】同図にみられるように、上から順に、再生
されるフレームデータ、及びオーディオモード信号、続
いて、デジタルビデオレコーディング装置104の各要
素を示している。 (再生開始)実施の形態3における再生開始時のシーケ
ンスは、実施の形態1において示したステップS701
〜S704までのシーケンスと同様により、説明を省略
する。
【0168】(第1録画区間)続いて、システム制御部
208は、RAMに格納している管理情報から、PGC
I#1のCellI#1の未再生区間フラグ、セル再生
開始時刻T1,及びセル再生終了時刻T2とを抽出し、
抽出した未再生区間フラグを判定する(ステップS15
05)。判定の結果、抽出した未再生区間フラグが”FA
LSE”であれば、抽出したセル再生開始時刻T1、及び
セル終了時刻T2とに基づいて、格納部207にVOB
U読み込み命令を出し、デコーダ部206にデコード開
始命令を出す(ステップS1506)。
【0169】以下、実施の形態1において示したステッ
プS706〜S709までのシーケンスと同様により、
説明を省略する。 (CM区間)続いて、システム制御部208は、RAM
に格納している管理情報からPGCI#1のCellI
#2における未再生区間フラグ、セル再生開始時刻(”
T3”)、及びセル再生終了時刻(”T5”)とを抽出
し、抽出した未再生区間フラグを判定する(ステップS
1510)。判定の結果、未再生区間フラグが”TRUE”
であることにより、VOB#2の再生を飛ばし、次のV
OB#3の再生処理に移る。
【0170】(第2録画区間)続いて、システム制御部
208は、RAMに格納している管理情報からPGCI
#1のCellI#3における未再生区間フラグ、セル
再生開始時刻(”T5”)、及びセル再生終了時刻(”
T6”)とを抽出し、抽出した未再生区間フラグを判定
する(ステップS1511)。判定の結果、抽出した未
再生区間フラグが”FALSE”であることにより、抽出し
たセル再生開始時刻(”T5”)、及びセル再生終了時
刻(”T6”)とに基づいて、格納部207にVOBU
読み込み命令を出し、デコーダ部206にデコード開始
命令を出す(ステップS1512)。
【0171】以下、セル再生開始時刻(”T5”)から
セル再生終了時刻(”T6”)まで、録画された順に、
格納部207にVOBU読み込み命令を出し、記録媒体
に格納しているVOB#3を構成するVOBUを読み込
ませ、デコーダ部206にデコード開始命令を出し、読
み込ませたVOBUをデコード処理させる。そして、デ
コーダ部206にセル再生終了時刻(”T6”)に対応
するVOBUをデコード処理をさせる頃合を計り、デコ
ード停止命令を出す(ステップS1514)。
【0172】格納部207は、システム制御部208か
らVOBU読み込み命令を受けて、VOBU読み込み処
理を実行し、セル開始時刻(”T5”)からセル再生終
了時刻(”T6”)まで、録画された順に、記録媒体に
格納しているVOB#3を構成するVOBUを読み込
み、読み込んだVOBUをデコーダ部206に送る(ス
テップS1515)。
【0173】以下、実施の形態1において示したステッ
プS712〜S713までのシーケンスと同様により、
説明を省略する。以上、セパレートモードにおける再生
が、未再生区間フラグが”FALSE”であり、セル再生開
始時刻からセル再生終了時刻までの区間を再生の対象と
するために、録画時の第1種補正処理により、第1録画
区間の再生において、セル再生終了時刻(”T2”)ま
でが再生される。また、CM区間において、未再生区間
フラグが”TRUE”であり、再生されないことになり、完
全にCMが再生されなくなる。 (実施の形態4) (第2スキップモード時のCMカット録画機能)以下、
実施の形態4においては、予めユーザーにより第2スキ
ップモードが選択されているとして、デジタルビデオレ
コーディング装置104が備えるCMカット録画機能
(第2スキップモード)について説明する。
【0174】なお、実施の形態2におけるCMカット録
画機能(スキップモード)と、同じ処理は、図中におい
て同じ符号を付し、異なる処理を中心に、実施の形態4
におけるCMカット録画機能を説明する。また、再生時
の処理については、CM開始時刻、及びCM終了時刻と
が異なるだけで、実施の形態2において示した再生処理
と同様により、説明を省略する。
【0175】(CM開始時のシステム制御部208の処
理)図16は、実施の形態4におけるCM開始時のシス
テム制御部208の処理のフローチャートを示す図であ
る。同図にみられるように、システム制御部208は、
検出部204からCM開始の通知を受けて(ステップS
401)、エンコーダ部205から送られてくるVOB
U情報を受け取り(ステップS1602)、受け取った
VOBU情報に基づいて、CM開始の通知を受けてから
受け取ったVOBUの開始時刻を算出する(ステップS
1603)。そして、算出したVOBUの開始時刻とC
M開始を示すテキスト情報とからなるCM開始情報を作
成し(ステップS1604)、作成したCM開始情報
を、EPIとして管理情報に追加する(ステップS80
6)。
【0176】なお、システム制御部208は、CM開始
時の処理と同様に、CM終了時の処理においても、算出
したVOBUの開始時刻とCM終了を示すテキスト情報
とからなるCM終了情報を作成し、作成したCM終了情
報を、EPIとして管理情報に追加する。 (第2スキップモード時のCMカット録画機能の動作
例)図17は、一例として、第2スキップモード時のC
Mカット録画処理のシーケンスを示す図である。
【0177】同図にみられるように、上から順に、アン
テナを介して受信したフレームデータ、及びオーディオ
モード信号、エンコード処理されるフレームデータを示
し、続いて、デジタルビデオレコーディング装置104
の各構成要素を示す。 (録画開始)実施の形態4における録画開始時のシーケ
ンスは、実施の形態2において示したステップS501
〜S510までのシーケンスと同様により、説明を省略
する。
【0178】(CM開始)実施の形態4におけるCM開
始時のシーケンスは、実施の形態2において示したステ
ップS914〜S916までのシーケンスに代わり、以
下のステップS1714〜S1715までのシーケンス
になる点が異なる。システム制御部208は、検出部2
04からCM開始の通知を受けて、エンコーダ部205
から送られてくるVOBU情報を受け取り(ステップS
1714)、受け取ったVOBU情報に基づいて、CM
開始の通知を受けてから受け取ったVOBUの開始時刻
を算出する。そして、算出したVOBUの開始時刻、及
びCM開始を示すテキスト情報とからなるCM開始情報
を作成し、作成したCM開始情報を、EPIとして管理
情報に追加する(ステップS1715)。
【0179】(CM終了)実施の形態4におけるCM終
了時のシーケンスは、実施の形態2において示したステ
ップS924〜S926までのシーケンスに代わり、以
下のステップS1724〜S1725までのシーケンス
になる点が異なる。システム制御部208は、検出部2
04からCM終了の通知を受けて、エンコーダ部205
から送られてくるVOBU情報を受け取り(ステップS
1724)、受け取ったVOBU情報に基づいて、CM
終了の通知を受けてから受け取ったVOBUの開始時刻
を算出する。そして、算出したVOBUの開始時刻、及
びCM終了を示すテキスト情報とからなるCM終了情報
を作成し、作成したCM終了情報を、EPIとして管理
情報に追加する(ステップS1725)。
【0180】(録画終了)実施の形態4における録画終
了時のシーケンスは、実施の形態2において示したステ
ップS531〜S538までのシーケンスと同様によ
り、説明を省略する。 (管理情報の具体例)図18は、一例として、第2スキ
ップモード時のCMカット録画処理のシーケンスにおい
て、システム制御部208により作成された管理情報の
データを示す図である。
【0181】同図にみられるように、管理情報1800
は、VOBIテーブル1801、PGCIテーブル18
02とを含む。VOBIテーブル1801は、フィール
ド1811、及びテーブル1812とから構成される。
フィールド1811には、VOBIテーブル1801に
格納されているVOBI数である”1”が格納されてい
る。
【0182】テーブル1812には、VOB#1に関す
るVOBIである”VOBI#1”が格納されている。
PGCIテーブル1802は、フィールド1821、及
びテーブル1822とから構成される。フィールド18
21には、PGCIテーブル1802に格納されている
PGCI数である”1”が格納されている。
【0183】テーブル1822には、1回の録画動作に
おいて生成されたPGCIである”PGCI#1”が格
納されている。さらに、テーブル1822は、フィール
ド1831、及びテーブル1832とから構成される。
フィールド1831には、テーブル1822に格納され
ているCellI数である”1”が格納されている。
【0184】テーブル1832には、VOB#1に対応
するCellIである”CellI#1”が格納されて
いる。さらに、テーブル1832は、フィールド184
1、フィールド1843、フィールド1844、さら
に、テーブル1845を含む。フィールド1841に
は、VOBI#1のサーチポインタ(参照番号)であ
る”#1”が格納されている。
【0185】フィールド1843には、セル再生開始時
刻である”T1”が格納されている。フィールド184
4には、セル再生終了時刻である”T6”が格納されて
いる。テーブル1845には、EPIテーブルが格納さ
れている。
【0186】EPIテーブル1845は、フィールド1
851、レコード1852、及びレコード1853とか
ら構成される。フィールド1851には、EPIテーブ
ル1845に格納されているEPIの数である”2”が
格納されている。レコード1852には、CM開始情報
が格納されたEPIである”EPI#1”が格納されて
いる。
【0187】レコード1853には、CM終了情報が格
納されたEPIである”EPI#2”が格納されてい
る。さらに、レコード1852は、フィールド186
1、フィールド1862,及びフィールド1863とか
ら構成される。フィールド1861には、EPIの種別
である”タイプB”が格納されている。
【0188】フィールド1862には、CM開始の通知
を受けてから受け取ったVOBUの開始時刻である”T
a”が格納されている。フィールド1863には、CM
開始を示すテキスト情報である”CM IN”が格納さ
れている。また、レコード1853は、フィールド18
66、フィールド1867,及びフィールド1868と
から構成される。
【0189】フィールド1866には、EPIの種別で
ある”タイプB”が格納されている。フィールド186
7には、CM終了の通知を受けてから受け取ったVOB
Uの開始時刻である”Tb”が格納されている。フィー
ルド1868には、CM終了を示すテキスト情報であ
る”CM OUT”が格納されている。
【0190】そして、管理情報1800に含まれる再生
制御情報とは、レコード1852、及び1853とに格
納されている情報を指す。 (実施の形態5)以下、実施の形態2におけるデジタル
レビデオコーディング装置と異なる構成要素を中心に、
実施の形態5におけるデジタルビデオレコーディング装
置を説明する。
【0191】(デジタルビデオレコーディング装置10
4と異なる構成)図19は、実施の形態5におけるデジ
タルビデオレコーディング装置の機能ブロックを示す図
である。同図にみられるように、デジタルビデオレコー
ディング装置114は、デジタルビデオレコーディング
装置104と比べて、検出部204、エンコーダ部20
5、及びシステム制御部208との代わりに、検出部1
904、エンコーダ部1905、及びシステム制御部1
908とを備える点が異なる。
【0192】検出部1904は、検出部204と比べ
て、システム制御部208の代わりに、エンコーダ部1
905に、CM開始(またはCM終了)を通知する点が
異なる。エンコーダ部1905は、エンコーダ部205
と比べて、検出部1904からCM開始(またはCM終
了)の通知を受け、次にエンコードするフレームデータ
のタイムコードからCM開始時刻(またはCM終了時
刻)を算出し、算出したCM開始時刻(またはCM終了
時刻)、及びCM開始(またはCM終了)を示すテキス
ト情報とからなるCM開始情報(またはCM終了情報)
を作成し、作成したCM開始情報(CM終了情報)をV
OBU情報に追加する点が異なる。
【0193】ここで、CM開始時刻(CM_S_PTM)とは、
タイムコード(Time_code)、エンコード処理時間(Enc
ode_Time)、及びタイムラグ(Time_Lag)とから、以下
の(EXP-3)に基づいて算出される時刻を指す。 (EXP-3) CM_S_PTM = Time_Code + Encode_Time - Ti
me_Lag ここで、タイムラグとは、検出部1904がCM開始
(またはCM終了)を検出してから、エンコーダ部19
05がCM開始(またはCM終了)の通知を受けるまで
に要する時間を指す。
【0194】ここで、エンコード処理時間とは、入力さ
れたフレームデータを、エンコード処理により、VOB
Uを構成するピクチャを生成するまでに要する時間を指
す。なお、CM終了時刻(CM_E_PTM)についても、CM
開始時刻(CM_S_PTM)と同様に、(EXP-4)に基づいて
算出される。 (EXP-4) CM_E_PTM = Time_Code + Encode_Time - Ti
me_Lag システム制御部1908は、システム制御部208と比
べて、エンコーダ部1905から送られたVOBU情報
に含まれるCM開始情報(またはCM終了情報)を、E
PIとして管理情報に追加する点が異なる。
【0195】(デジタルビデオレコーディング装置11
4の動作)以上のように構成されたデジタルビデオレコ
ーディング装置114について、その動作を説明する。 (スキップモード時のCMカット録画機能)以下、実施
の形態5においては、予めユーザーによりスキップモー
ドが選択されているとして、デジタルビデオレコーディ
ング装置114が備えるCMカット録画機能(スキップ
モード)について説明する。
【0196】なお、実施の形態1におけるCMカット録
画機能(カットモード)と、同じ処理は、図中において
同じ符号を付し、異なる処理を中心に、実施の形態5に
おけるCMカット録画機能を説明する。 (CM開始時のエンコーダ部1905における処理)図
20は、実施の形態5におけるCM開始時のエンコーダ
部1905の処理のフローチャートを示す図である。
【0197】同図にみられるように、エンコーダ部19
05は、検出部204からCM開始の通知を受けて(ス
テップS2001)、次にエンコードするフレームデー
タのタイムコードから、(EXP-3)に基づいてCM開始
時刻を算出し(ステップS2002)、算出したCM開
始時刻、及びCM開始を示すテキスト情報とからなるC
M開始情報を作成し(ステップS2003)、作成した
CM開始情報を、VOBU情報に追加する(ステップS
2004)。
【0198】なお、エンコーダ部1905は、CM開始
時の処理と同様に、CM終了時の処理においても、(EX
P-4)に基づいて算出されるCM終了時刻、及びCM終
了を示すテキスト情報とからなるCM終了情報を作成
し、作成したCM終了情報を、VOBU情報に追加す
る。 (スキップモード時のCMカット録画機能の動作例)図
21は、一例として、スキップモード時のCMカット録
画機能の処理のシーケンスを示す図である。
【0199】同図にみられるように、上から順に、アン
テナを介して受信したフレームデータ、及びオーディオ
モード信号、エンコード処理されるフレームデータを示
し、続いて、デジタルビデオレコーディング装置114
の各構成要素を示す。以下、第1録画区間、CM区間、
及び第2録画区間を通して生成されたVOBをVOB#
1とする。
【0200】(録画開始)実施の形態5における録画開
始時のシーケンスは、実施の形態1において示したステ
ップS501〜S510までのシーケンスと同様によ
り、説明を省略する。 (CM開始)実施の形態5におけるCM開始時のシーケ
ンスは、実施の形態1において示したステップS513
〜S517までのシーケンスに代わり、以下のステップ
S2113〜S2116までのシーケンスになる点が異
なる。なお、実施の形態1において示したステップS5
11〜S512までについては、説明を省略する。
【0201】検出部1904は、ステレオ音声が継続す
ることを確定してから、エンコーダ部1908にCM開
始を通知する(ステップS2113)。エンコーダ部1
905は、検出部1904からCM開始の通知を受け
て、次にエンコードするフレームデータのタイムコード
から、(EXP-3)に基づいてCM開始時刻を算出する。
そして、算出したCM開始時刻、及びCM開始を示すテ
キスト情報とからなるCM開始情報を作成し、作成した
CM開始情報を、VOBU情報に追加する(ステップS
2114)。
【0202】システム制御部1908は、エンコーダ部
1905から送られたVOBU情報(CM開始情報を含
むVOBU情報)を受け取り、格納部207にVOBU
書き込み命令を出す(ステップS2115)。また、受
け取ったVOBU情報に基づいて、管理情報を更新す
る。その際に、VOBU情報に含まれるCM開始情報を
EPIとして、制御情報に追加する。そして、更新した
管理情報を格納部207に送り、さらに、管理情報書き
込み命令を出す(ステップS2116)。
【0203】以下、実施の形態1において示したステッ
プS518〜S519と同様により、説明を省略する。 (CM終了)実施の形態5におけるCM終了時のシーケ
ンスは、実施の形態1において示したステップS523
〜S527までのシーケンスに代わり、以下のステップ
S2123〜S2126までのシーケンスになる点が異
なる。なお、実施の形態1において示したステップS5
21〜S522までについては、説明を省略する。
【0204】検出部1904は、モノラル音声が継続す
ることを確定してから、エンコーダ部1908にCM終
了を通知する(ステップS2123)。エンコーダ部1
905は、検出部1904からCM終了の通知を受け
て、次にエンコードするフレームデータのタイムコード
から、(EXP-4)に基づいてCM終了時刻を算出する。
そして、算出したCM終了時刻、及びCM終了を示すテ
キスト情報とからなるCM終了情報を作成し、作成した
CM終了情報を、VOBU情報に追加する(ステップS
2124)。
【0205】システム制御部1908は、エンコーダ部
1905から送られたVOBU情報(CM終了情報を含
むVOBU情報)を受け取り、格納部207にVOBU
書き込み命令を出す(ステップS2125)。また、受
け取ったVOBU情報に基づいて、管理情報を更新す
る。その際に、VOBU情報に含まれるCM終了情報を
EPIとして、制御情報に追加する。そして、更新した
管理情報を格納部207に送り、さらに、管理情報書き
込み命令を出す(ステップS2126)。
【0206】以下、実施の形態1において示したステッ
プS528〜S529と同様により、説明を省略する。 (録画終了)実施の形態5における録画終了時のシーケ
ンスは、実施の形態1において示したステップS531
〜S538までのシーケンスと同様により、説明を省略
する。
【0207】なお、スキップモード時のCMカット録画
処理のシーケンスにおいて、システム制御部1908に
より作成された管理情報は、実施の形態2において示し
た管理情報1000と同様により、説明を省略する。ま
た、再生時の処理については、実施の形態2において示
した再生処理と同様により、説明を省略する。 (実施の形態6)以下、実施の形態5におけるデジタル
レビデオコーディング装置と異なる構成要素を中心に、
実施の形態6におけるデジタルビデオレコーディング装
置を説明する。
【0208】(デジタルビデオレコーディング装置11
4と異なる構成)図22は、実施の形態6におけるデジ
タルビデオレコーディング装置の機能ブロックを示す図
である。同図にみられるように、デジタルビデオレコー
ディング装置124は、デジタルビデオレコーディング
装置114と比べて、エンコーダ部1905、及びシス
テム制御部1908との代わりに、エンコーダ部220
5、及びシステム制御部2208とを備える点が異な
る。
【0209】エンコーダ部2205は、エンコーダ部1
905と比べて、検出部1904からCM開始(または
CM終了)の通知を受け、CM開始情報(またはCM終
了情報)の代わりに、”TRUE”(または”FALSE”)と
するCMフラグをVOBU情報に追加する点が異なる。
ここで、CMフラグは、エンコーダ部2205が、CM
終了の通知を受けるまで、”TRUE”であり、CM終了の
通知を受けると、”FALSE”になる。同様に、CM終了
の通知を受けるまで、”FALSE”であり、CM終了の通
知を受けると、”TRUE”になる。
【0210】システム制御部2208は、システム制御
部1908と比べて、受け取ったVOBU情報に含まれ
るCMフラグが”FALSE”から”TRUE”へ(または”TRU
E”から”FALSE”へ)切り替わると、VOBUの開始時
刻を算出する。そして、算出したVOBUの開始時刻、
及びCM開始(またはCM終了)を示すテキスト情報と
からなるCM開始情報(またはCM終了情報)を作成
し、作成したCM開始情報(CM終了情報)を、EPI
として管理情報に追加する点が異なる。
【0211】(デジタルビデオレコーディング装置12
4の動作)以上のように構成されたデジタルビデオレコ
ーディング装置124について、その動作を説明する。 (スキップモード時のCMカット録画機能)以下、実施
の形態6においては、予めユーザーによりスキップモー
ドが選択されているとして、デジタルビデオレコーディ
ング装置124が備えるCMカット録画機能(スキップ
モード)について説明する。
【0212】なお、実施の形態5におけるCMカット録
画機能(スキップモード)と、同じ処理は、図中におい
て同じ符号を付し、異なる処理を中心に、実施の形態6
におけるCMカット録画機能を説明する。 (CM開始時のシステム制御部2208における処理)
図23は、実施の形態6におけるCM開始時のシステム
制御部2208の処理のフローチャートを示す図であ
る。
【0213】同図にみられるように、システム制御部2
208は、VOBUが生成される度に、エンコーダ部2
205から送られてくるVOBU情報を受け取り(ステ
ップS2301)、受け取ったVOBU情報に含まれる
CMフラグを抽出し(ステップS2302)、抽出した
CMフラグと参照フラグとが同じでないかを判定する
(ステップS2303)。
【0214】判定の結果、抽出したCMフラグと参照フ
ラグとが同じでない場合には、受け取ったVOBU情報
に基づいて、VOBUの開始時刻を算出し(ステップS
2304)、算出したVOBUの開始時刻、及びCM開
始を示すテキスト情報とからなるCM開始情報を作成し
(ステップS2305)、作成したCM開始情報を、E
PIとして管理情報に追加する(ステップS230
6)。そして、参照フラグの値を抽出したフラグの値に
更新する(ステップS2307)。
【0215】なお、システム制御部2208は、CM開
始時の処理と同様に、CM終了時の処理においても、算
出されるCM終了時刻、及びCM終了を示すテキスト情
報とからなるCM終了情報を作成し、作成したCM終了
情報を、EPIとして管理情報に追加する。 (スキップモード時のCMカット録画機能の動作例)図
24は、一例として、スキップモード時のCMカット録
画機能の処理のシーケンスを示す図である。
【0216】同図にみられるように、上から順に、アン
テナを介して受信したフレームデータ、及びオーディオ
モード信号、エンコード処理されるフレームデータを示
し、続いて、デジタルビデオレコーディング装置124
の各構成要素を示す。以下、第1録画区間、CM区間、
及び第2録画区間を通して生成されたVOBをVOB#
1とする。
【0217】(録画開始)実施の形態6における録画開
始時のシーケンスは、実施の形態1において示したステ
ップS501〜S510までのシーケンスと同様によ
り、説明を省略する。 (CM開始)実施の形態6におけるCM開始時のシーケ
ンスは、実施の形態5において示したステップS211
4〜S2116までのシーケンスに代わり、以下のステ
ップS2414〜S2416までのシーケンスになる点
が異なる。
【0218】エンコーダ部2205は、検出部1904
からCM開始の通知を受けて、”TRUE”とするCMフラ
グをVOBU情報に追加する(ステップS2414)。
システム制御部2208は、エンコーダ部2205から
送られたVOBU情報(CMフラグを含むVOBU情
報)を受け取り、格納部207にVOBU書き込み命令
を出す(ステップS2415)。また、受け取ったVO
BU情報に含まれるCMフラグを抽出し、抽出したCM
フラグと参照フラグとが同じでないかを判定する。
【0219】判定の結果、抽出したCMフラグと参照フ
ラグが同じでない場合には、受け取ったVOBU情報に
基づいて、VOBUの開始時刻を算出する。算出したV
OBUの開始時刻とCM開始を示すテキスト情報とから
なるCM開始情報を作成し、作成したCM開始情報を、
EPIとして管理情報に追加する。そして、参照フラグ
を抽出したフラグに更新する(ステップS2416)。
【0220】(CM終了)実施の形態6におけるCM終
了時のシーケンスは、実施の形態5において示したステ
ップS2124〜S2126までのシーケンスに代わ
り、以下のステップS2424〜S2426までのシー
ケンスになる点が異なる。エンコーダ部2205は、検
出部1904からCM終了の通知を受けて、”FALSE”
とするCMフラグをVOBU情報に追加する(ステップ
S2424)。
【0221】システム制御部2208は、エンコーダ部
2205から送られたVOBU情報(CMフラグを含む
VOBU情報)を受け取り、格納部207にVOBU書
き込み命令を出す(ステップS2425)。また、受け
取ったVOBU情報に含まれるCMフラグを抽出し、抽
出したCMフラグと参照フラグとが同じでないかを判定
する。
【0222】判定の結果、抽出したCMフラグと参照フ
ラグが同じでない場合には、受け取ったVOBU情報に
基づいて、VOBUの開始時刻を算出する。続いて、算
出したVOBUの開始時刻とCM終了を示すテキスト情
報とからなるCM終了情報を作成し、作成したCM終了
情報を、EPIとして管理情報に追加し、参照フラグを
抽出したフラグに更新する(ステップS2426)。 (録画終了)実施の形態6における録画終了時のシーケ
ンスは、実施の形態1において示したステップS531
〜S538までのシーケンスと同様により、説明を省略
する。
【0223】なお、スキップモード時のCMカット録画
処理のシーケンスにおいて、システム制御部2208に
より作成された管理情報は、実施の形態4において示し
た管理情報1800と同様により、説明を省略する。ま
た、再生時の処理については、実施の形態2において示
した再生処理と同様により、説明を省略する。 (その他)なお、システム制御プログラムを、光学記録
媒体(例えば、CD−ROMなど)、磁気記録媒体(例
えば、ハードディスクなど)、光磁気記録媒体(例え
ば、MOなど)、半導体メモリ(例えば、ROMなど)
などのコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して
おき、他のコンピュータにおいて実行するとしてもよ
い。また、ネットワークを介して接続されているコンピ
ュータなどの一般のハードウェア上に設けられたハード
ディスクなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体に
記録しておき、ネットワークなどの伝送路を経由して読
み取った他のコンピュータにおいて実行するとしてもよ
い。
【0224】なお、実施の形態3において、各区間ごと
にVOBを生成するとしたが、第1録画区間、CM区
間、第2録画区間を通して1つのVOBを生成するとし
てもよい。そして、その場合においても、第1録画区間
をCellI#1とし、CM区間をCell#2、第2
録画区間をCellI#3とする。なお、検出部は、オ
ーディオモード信号、及びコピープロテクト信号以外
に、スクランブル信号を監視し、スクランブルされた映
像を録画しても、再生させなくするとしてもよい。
【0225】なお、CM開始情報として、CM開始を示
すテキスト情報としたが、CM開始を示すフラグ(CM
か本編かを示すフラグ)としてもよい。同様に、CM終
了情報として、CM終了を示すテキスト情報としたが、
CM終了を示すフラグ(CMか本編かを示すフラグ)と
してもよい。
【0226】
【発明の効果】本発明に係わるビデオデータ記録装置
は、入力されるビデオデータの属性変化を検出する検出
手段と、ビデオデータを記録媒体に記録する記録手段
と、記録手段により記録されたビデオデータの属性変化
の検出位置を示す再生制御情報を生成する生成手段と、
前記再生制御情報を記録媒体に記録するよう記録手段を
制御する制御手段とを備える。
【0227】これによって、ビデオデータ記録装置は、
ビデオデータと、検出位置を示す再生制御情報とを記録
媒体に記録し、ビデオデータ再生装置は、記録媒体に記
録された再生制御情報に基づいて、ビデオデータの属性
変化の検出位置までを再生し、ビデオデータに含まれる
不要部分を再生しないことが可能という効果がある。ま
た、ビデオデータ記録装置は、属性変化の検出ととも
に、デコード処理、及びエンコード処理を実行し、ビデ
オデータがら不要部分を削除せずとも、処理負荷をかけ
ずに、再生制御情報を生成するだけで、不要部分を再生
させなくすることが可能という効果がある。結果、録画
処理に及ぼす負荷を抑えつつ、リアルタイムに録画処理
を継続することが可能となる。
【0228】さらに、前記検出手段は、入力されるビデ
オデータが第1属性から第2属性へ変化したこと、及び
第2属性から第1属性への変化したことを検出する。こ
こで、第1属性及び第2属性は(a)、(b)の何れか
である。 (a)第1属性は音声データがステレオ、モノラル、多
重音声であることの中の1つであり、第2属性は音声デ
ータがそれらの中の他の1つである。
【0229】(b)第1属性はビデオデータに付加され
たコピープロテクト信号がコピー許可を示し、及び第2
属性はコピープロテクト信号がコピー禁止を示す。これ
によって、ビデオデータ記録装置は、(a)音声データ
の変化を検出することにより、入力されたビデオデータ
に含まれるCM開始位置を検出する。(b)コピープロ
テクト信号の変化を検出することにより、入力されるビ
デオデータに含まれる著作権保護対象映像を検出する。
そして、上記(a)、及び(b)の場合において、検出
した位置を再生制御情報として記録媒体に記録する。こ
れにより、ビデオデータ再生装置は、CMや著作権保護
対象映像などを再生しなくすることが可能となる。
【0230】ここで、前記再生制御情報は、ビデオデー
タ再生装置に対してビデオデータにおける再生開始点と
再生終了点とを指示し、さらに、前記生成手段は、検出
手段による第1属性から第2属性への属性変化の検出位
置を再生終了点として再生制御情報を生成する。これに
よって、ビデオデータ再生装置は、記録媒体に記録され
ている再生制御情報に基づいて、再生開始点から再生終
了点までのビデオデータを再生し、第1属性から第2属
性への属性変化の検出位置までを再生することが可能と
なる。
【0231】加えて、前記ビデオデータ記録装置は、検
出手段による属性変化の検出に要する時間と検出されて
から記録手段が停止するまで要する時間とを含む遅延時
間を表す遅延データを保持する保持手段をそなえる。こ
こで、前記記録手段は、検出手段により第1属性から第
2属性への属性変化が検出されたとき、ビデオデータの
記録を停止し、前記生成手段は、記録手段により停止さ
れたビデオデータの先頭を再生開始点、当該ビデオデー
タの末尾の時刻から、保持手段に保持された遅延データ
が表す遅延時間を減じた時刻を再生終了点とする。
【0232】これによって、ビデオデータ記録装置は、
再生終了点を検出した位置まで戻し、遅延時間の間録画
されたCMや著作権保護対象映像などを、再生時には、
ビデオデータ再生装置に再生させなくすることが可能と
なる。さらに、前記記録手段は、検出手段により第2属
性から第1属性への属性変化が検出されたとき、新たな
ビデオデータの記録を開始する。
【0233】これによって、ビデオデータ記録装置は、
属性変化を検出するごとに、ビデオデータを新規に記録
することにより、記録されたビデオデータ単位で、ビデ
オデータ再生装置に、再生させる、再生させないとする
ことが可能となる。また、前記ビデオデータ記録装置
は、検出手段による属性変化の検出に要する時間を含む
遅延時間を表す遅延データを保持する保持手段を備え
る。
【0234】ここで、前記記録手段は、検出手段により
属性変化が検出されたとき、ビデオデータの記録を継続
し、前記生成手段は、ビデオデータの先頭又は第2属性
から第1属性への属性変化の検出点を再生開始点とし、
検出手段により属性変化が検出されたとき、前記遅延デ
ータが示す遅延時間前の時点のビデオデータ上の記録位
置を再生終了点とする。
【0235】これによって、ビデオデータ記録装置は、
CMを削除せずとも、録画したCMの再生開始点、及び
再生終了点を検出した位置まで戻し、再生時には、録画
したCMや著作権保護対象映像などをビデオデータ再生
装置に再生させなくする(スキップさせる)ことが可能
となる。本発明に係わるビデオデータ再生装置は記録媒
体から再生制御情報及びビデオデータを読み出す読み出
し手段と、読み出されたビデオデータを再生する再生手
段と、読み出し手段に読み出された再生制御情報に従っ
て、ビデオデータの先頭から、ビデオデータにおける属
性変化の位置までを読み出すよう読み出し手段を制御す
る制御手段とを備える。
【0236】ここで、再生制御情報はビデオデータにお
ける属性変化の位置を示す。これによってビデオデータ
再生装置は、ビデオデータの属性変化の検出位置から、
再生するビデオデータの開始、及び終了の位置を特定
し、不要部分を再生しなくすることが可能という効果が
ある。さらに、前記属性変化は、ビデオデータにおいて
第1属性から第2属性への変化であり、第1属性及び第
2属性は(a)、(b)の何れかである。
【0237】(a)第1属性は音声データがステレオ、
モノラル、多重音声であることの中の1つであり、第2
属性は音声データがそれらの中の他の1つである。 (b)第1属性はコピー許可を示し、第2属性はコピー
禁止を示す。これによって、ビデオデータ再生装置は、
CMや著作権保護対象映像などを再生しなくすることが
可能となる。
【0238】本発明に係わるビデオデータ記録装置にお
いて、ビデオデータを記録する記録媒体は、前記ビデオ
データにおける属性変化の位置を示す再生制御情報を記
録している。前記属性変化は、ビデオデータにおいて第
1属性から第2属性への変化であり、第1属性及び第2
属性は(a)、(b)の何れかである。
【0239】(a)第1属性は音声データがステレオ、
モノラル、多重音声であることの中の1つであり、第2
属性は音声データがそれらの中の他の1つである。 (b)第1属性はコピー許可を示し、第2属性はコピー
禁止を示す。これによって、記録媒体を再生するビデオ
データ再生装置は、記録している再生制御情報から、C
Mや著作権保護対象映像などを再生しなくすることが可
能となる。
【0240】本発明に係わるビデオデータ記録方法は、
入力されるビデオデータを順次記録媒体に記録する第1
記録ステップと、入力されるビデオデータの属性変化を
検出する検出ステップと、記録ステップに記録されたビ
デオデータの属性変化の検出位置を示す再生制御情報を
生成する生成ステップと、前記再生制御情報をビデオデ
ータに対応させて記録媒体に記録する第2記録ステップ
とを含む。
【0241】これによって、ビデオデータ記録装置にお
いて、ビデオデータと、検出位置を示す再生制御情報と
を記録媒体に記録することにより、ビデオデータ再生装
置において、記録媒体に記録された再生制御情報に基づ
いて、ビデオデータの属性変化の検出位置までを再生
し、ビデオデータに含まれる不要部分を再生しないこと
が可能という効果がある。また、ビデオデータ記録装置
において、属性変化の検出とともに、デコード処理、及
びエンコード処理を実行し、ビデオデータがら不要部分
を削除せずとも、処理負荷をかけずに、再生制御情報を
生成するだけで、不要部分を再生させなくすることが可
能という効果がある。結果、録画処理に及ぼす負荷を抑
えつつ、リアルタイムに録画処理を継続することが可能
となる。
【0242】本発明に係わるビデオデータ再生方法は、
記録媒体から再生制御情報を読み出す再生制御情報はビ
デオデータにおける属性変化の位置を示す第1読み出し
ステップと、読み出された再生制御情報に従って、ビデ
オデータの先頭から、ビデオデータにおける属性変化の
位置までを再生区間として特定する特定ステップと、特
定された再生区間に対応するビデオデータを記録媒体か
ら読み出す第2読み出しステップと、読み出されたビデ
オデータを再生する再生ステップとを含む。
【0243】これによってビデオデータ再生装置におい
て、ビデオデータの属性変化の検出位置から、再生する
ビデオデータの開始、及び終了の位置を特定し、不要部
分を再生しなくすることが可能という効果がある。本発
明に係わる記録媒体は、ビデオ記録媒体にビデオデータ
を記録するプログラムを記録したプログラム記録媒体で
あって、前記プログラム記録媒体は、入力されるビデオ
データの属性変化を検出する検出部と、ビデオデータを
ビデオ記録媒体に記録する記録部とを備えるビデオデー
タ記録装置内のコンピュータに読み取り可能であり、前
記プログラムは、記録部に記録されたビデオデータにつ
いて、検出部により検出された属性変化の検出位置を示
す再生制御情報を生成する生成プログラムセグメトン
と、前記再生制御情報をビデオデータに対応させてビデ
オ記録媒体に記録するよう記録部を制御する制御プログ
ラムセグメントとを含む。
【0244】これによって、前記プログラム記録媒体に
記録されているプログラムを実行したビデオデータ記録
装置は、ビデオデータと、検出位置を示す再生制御情報
とを記録媒体に記録し、ビデオデータ再生装置は、記録
媒体に記録された再生制御情報に基づいて、ビデオデー
タの属性変化の検出位置までを再生し、ビデオデータに
含まれる不要部分を再生しないことが可能という効果が
ある。また、ビデオデータ記録装置は、属性変化の検出
とともに、デコード処理、及びエンコード処理を実行
し、ビデオデータがら不要部分を削除せずとも、処理負
荷をかけずに、再生制御情報を生成するだけで、不要部
分を再生させなくすることが可能という効果がある。結
果、録画処理に及ぼす負荷を抑えつつ、リアルタイムに
録画処理を継続することが可能となる。
【0245】本発明に係わる記録媒体は、ビデオ記録媒
体に記録されたビデオデータを再生するプログラムを記
録したプログラム記録媒体であって、前記プログラム記
録媒体は、ビデオ記録媒体からビデオデータを読み出す
読み出し部を備えるビデオデータ再生装置内のコンピュ
ータに読み取り可能であり、前記プログラムは、読み出
し部においてビデオ記録媒体から再生制御情報を読み出
させる、再生制御情報はビデオデータにおける属性変化
の位置を示す第1読み出しステップと、読み出された再
生制御情報に従って、ビデオデータの先頭から、ビデオ
データにおける属性変化の位置までを再生区間として特
定する特定ステップと、特定された再生区間に対応する
ビデオデータをビデオ記録媒体から読み出す第2読み出
しステップと、読み出されたビデオデータを再生する再
生ステップとを含む。
【0246】これによって、前記プログラム記録媒体に
記録されているプログラムを実行したビデオデータ再生
装置は、ビデオデータの属性変化の検出位置から、再生
するビデオデータの開始、及び終了の位置を特定し、不
要部分を再生しなくすることが可能という効果がある。
本発明に係わるプログラムは、入力されるビデオデータ
の属性変化を検出する検出部と、ビデオデータをビデオ
記録媒体に記録する記録部とを備えるビデオデータ記録
装置内のコンピュータにより実行可能なプログラムであ
り、前記プログラムは、記録部に記録されたビデオデー
タについて、検出部により検出された属性変化の検出位
置を示す再生制御情報を生成する生成プログラムセグメ
ントと、前記再生制御情報をビデオデータに対応させて
ビデオ記録媒体に記録するよう記録部を制御する制御プ
ログラムセグメントとを含む。
【0247】これによって、前記プログラムを実行した
ビデオデータ記録装置は、ビデオデータと、検出位置を
示す再生制御情報とを記録媒体に記録し、ビデオデータ
再生装置は、記録媒体に記録された再生制御情報に基づ
いて、ビデオデータの属性変化の検出位置までを再生
し、ビデオデータに含まれる不要部分を再生しないこと
が可能という効果がある。また、ビデオデータ記録装置
は、属性変化の検出とともに、デコード処理、及びエン
コード処理を実行し、ビデオデータがら不要部分を削除
せずとも、処理負荷をかけずに、再生制御情報を生成す
るだけで、不要部分を再生させなくすることが可能とい
う効果がある。結果、録画処理に及ぼす負荷を抑えつ
つ、リアルタイムに録画処理を継続することが可能とな
る。
【0248】本発明に係わるプログラムは、ビデオ記録
媒体からビデオデータを読み出す読み出し部を備えるビ
デオデータ再生装置内のコンピュータに実行可能なプロ
グラムであって、前記プログラムは、読み出し部におい
てビデオ記録媒体から再生制御情報を読み出させる、再
生制御情報はビデオデータにおける属性変化の位置を示
す第1読み出しステップと、読み出された再生制御情報
に従って、ビデオデータの先頭から、ビデオデータにお
ける属性変化の位置までを再生区間として特定する特定
ステップと、特定された再生区間に対応するビデオデー
タをビデオ記録媒体から読み出す第2読み出しステップ
と、読み出されたビデオデータを再生する再生ステップ
とを含む。
【0249】これによって、前記プログラムを実行した
ビデオデータ再生装置は、ビデオデータの属性変化の検
出位置から、再生するビデオデータの開始、及び終了の
位置を特定し、不要部分を再生しなくすることが可能と
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】デジタルビデオレコーディング装置の機能ブロ
ック図である。
【図2】CMカットの処理におけるシーケンスを示す図
である。
【図3】本発明に係わるデジタルビデオレコーディング
装置を含むオーディオビジュアルシステムの概要図であ
る。
【図4】デジタルビデオレコーディング装置の機能ブロ
ックを示す図である。
【図5】一例として、管理情報のデータ構造を示す図で
ある。
【図6】実施の形態1におけるCM開始時のシステム制
御部の処理のフローチャートを示す図である。
【図7】一例として、カットモード時のCMカット録画
処理のシーケンスを示す図である。
【図8】一例として、カットモード時のCMカット録画
処理のシーケンスにおいて、システム制御部により作成
された管理情報のデータを示す図である。
【図9】一例として、カットモード時の再生処理のシー
ケンスを示す図である。
【図10】実施の形態2におけるCM開始時のシステム
制御部の処理のフローチャートを示す図である。
【図11】一例として、スキップモード時のCMカット
録画処理のシーケンスを示す図である。
【図12】一例として、スキップモード時のCMカット
録画処理のシーケンスにおいて、システム制御部により
作成された管理情報のデータを示す図である。
【図13】一例として、スキップモード時の再生処理の
シーケンスを示す図である。
【図14】実施の形態3におけるCM開始時のシステム
制御部の処理のフローチャートを示す図である。
【図15】一例として、セパレートモード時のCMカッ
ト録画処理のシーケンスを示す図である。
【図16】一例として、セパレートモード時のCMカッ
ト録画処理のシーケンスにおいて、システム制御部によ
り作成された管理情報のデータを示す図である。
【図17】一例として、セパレートモード時の再生処理
のシーケンスを示す図である。
【図18】実施の形態4におけるCM開始時のシステム
制御部の処理のフローチャートを示す図である。
【図19】一例として、第2スキップモード時のCMカ
ット録画処理のシーケンスを示す図である。
【図20】一例として、第2スキップモード時のCMカ
ット録画処理のシーケンスにおいて、システム制御部に
より作成された管理情報のデータを示す図である。
【図21】実施の形態5におけるデジタルビデオレコー
ディング装置の機能ブロックを示す図である。
【図22】実施の形態5におけるCM開始時のエンコー
ダ部の処理のフローチャートを示す図である。
【図23】一例として、スキップモード時のCMカット
録画機能の処理のシーケンスを示す図である。
【図24】実施の形態6におけるデジタルビデオレコー
ディング装置の機能ブロックを示す図である。
【図25】実施の形態6におけるCM開始時のシステム
制御部の処理のフローチャートを示す図である。
【図26】一例として、スキップモード時のCMカット
録画機能の処理のシーケンスを示す図である。
【符号の説明】
100 AVシステム 101 アンテナ 102 モニタ 103 リモートコントローラ 104 デジタルビデオレコーディング装置 201 ユーザーインタフェース部 202 入力部 203 出力部 204 検出部 205 エンコーダ部 206 デコーダ部 207 格納部 208 システム制御部 300 管理情報 114 デジタルビデオレコーディング装置 1904 検出部 1905 エンコーダ部 1908 システム制御部 124 デジタルビデオレコーディング装置 2205 エンコーダ部 2208 システム制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/85 H04N 5/91 Z C (72)発明者 中村 和彦 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5C052 AA02 AB03 AB04 AC08 CC06 DD04 5C053 FA13 FA14 FA23 FA25 GB06 GB37 HA29 JA01 JA21 JA30 LA06 LA07 5D044 AB07 BC01 BC04 CC04 DE28 DE49 EF05 FG18 GK12 HH15 HL08 5D110 AA17 AA29 BB29 DA04 DB05 DC02 DC16 DE01 EA07

Claims (35)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力されるビデオデータの属性変化を検
    出する検出手段と、 ビデオデータを記録媒体に記録する記録手段と、 記録手段に記録されたビデオデータの属性変化の検出位
    置を示す再生制御情報を生成する生成手段と、 前記再生制御情報を記録媒体に記録するよう記録手段を
    制御する制御手段とを備えることを特徴とするビデオデ
    ータ記録装置。
  2. 【請求項2】 前記検出手段は、入力されるビデオデー
    タが第1属性から第2属性へ変化したこと、及び第2属
    性から第1属性への変化したことを検出し、 第1属性及び第2属性は、(a)、(b)の何れかであ
    り、 (a)第1属性は音声データがステレオ、モノラル、多
    重音声であることの中の1つであり、第2属性は音声デ
    ータがそれらの中の他の1つであり、 (b)第1属性はビデオデータに付加されたコピープロ
    テクト信号がコピー許可を示し、及び第2属性はコピー
    プロテクト信号がコピー禁止を示すことを特徴とする請
    求項1記載のビデオデータ記録装置。
  3. 【請求項3】 前記再生制御情報は、ビデオデータ再生
    装置に対してビデオデータにおける再生開始点と再生終
    了点とを指示し、 前記生成手段は、検出手段による第1属性から第2属性
    への属性変化の検出位置を再生終了点として再生制御情
    報を生成することを特徴とする請求項2記載のビデオデ
    ータ記録装置。
  4. 【請求項4】 検出手段による属性変化の検出に要する
    時間と検出されてから記録手段が停止するまで要する時
    間とを含む遅延時間を表す遅延データを保持する保持手
    段を備え、 前記記録手段は、検出手段により第1属性から第2属性
    への属性変化が検出されたとき、ビデオデータの記録を
    停止し、 前記生成手段は、記録手段により停止されたビデオデー
    タの先頭を再生開始点、当該ビデオデータの末尾の時刻
    から、保持手段に保持された遅延データが表す遅延時間
    を減じた時刻を再生終了点とすることを特徴とする請求
    項3記載のビデオデータ記録装置。
  5. 【請求項5】 前記記録手段は、検出手段により第2属
    性から第1属性への属性変化が検出されたとき、新たな
    ビデオデータの記録を開始することを特徴とする請求項
    4記載のビデオデータ記録装置。
  6. 【請求項6】 検出手段による属性変化の検出に要する
    時間を含む遅延時間を表す遅延データを保持する保持手
    段を備え、 前記記録手段は、検出手段により属性変化が検出された
    とき、ビデオデータの記録を継続し、 前記生成手段は、ビデオデータの先頭又は第2属性から
    第1属性への属性変化の検出点を再生開始点とし、検出
    手段により属性変化が検出されたとき、前記遅延データ
    が示す遅延時間前の時点のビデオデータ上の記録位置を
    再生終了点とすることを特徴とする請求項3記載のビデ
    オデータ記録装置。
  7. 【請求項7】 前記再生制御情報は、ビデオデータ再生
    装置に対してビデオデータにおける再生開始点と再生終
    了点とを指示する第1情報と、属性変化の検出位置を示
    す第2情報とを含むことを特徴とする請求項2記載のビ
    デオデータ記録装置。
  8. 【請求項8】 前記第2情報は、さらに、第2情報の示
    す検出位置の属性変化が第1属性から第2属性に変化し
    たこと又は第2属性から第1属性に変化したことを示す
    データを含むことを特徴とする請求項7記載のビデオデ
    ータ記録装置。
  9. 【請求項9】 記録媒体から再生制御情報及びビデオデ
    ータを読み出す読み出し手段と、 読み出されたビデオデータを再生する再生手段と、 読み出し手段に読み出された再生制御情報に従って、ビ
    デオデータの先頭から、ビデオデータにおける属性変化
    の位置までを読み出すよう読み出し手段を制御する制御
    手段とを備え、 前期再生制御情報はビデオデータにおける属性変化の位
    置を示すことを特徴とするビデオデータ再生装置。
  10. 【請求項10】 前記属性変化は、ビデオデータにおい
    て第1属性から第2属性への変化であり、 第1属性及び第2属性は(a)、(b)の何れかであ
    り、 (a)第1属性は音声データがステレオ、モノラル、多
    重音声であることの中の1つであり、第2属性は音声デ
    ータがそれらの中の他の1つであり、 (b)第1属性はコピー許可を示し、第2属性はコピー
    禁止を示すことを特徴とする請求項9記載のビデオデー
    タ再生装置。
  11. 【請求項11】 前記再生制御情報は、ビデオデータ再
    生装置に対してビデオデータにおける再生開始点と再生
    終了点とを指示し、 再生開始点はビデオデータ先頭又は第2属性から第1属
    性への属性変化の位置を示し、前記再生終了点は第1属
    性から第2属性への属性変化の位置を示し、 前記制御手段は、 ビデオデータにおける再生開始点から再生終了点までを
    読み出すよう読み出し手段を制御することを特徴とする
    請求項10記載のビデオデータ再生装置。
  12. 【請求項12】 前記再生制御情報は、ビデオデータ再
    生装置に対してビデオデータにおける再生開始点と再生
    終了点とを指示する第1情報と、属性変化の位置を示す
    第2情報とを含み、 前記制御手段は、ビデオデータにおける再生開始点か
    ら、第2情報が示す属性変化の位置までを読み出すよう
    読み出し手段を制御することを特徴とする請求項10記
    載のビデオデータ再生装置。
  13. 【請求項13】 前記第2情報は、 属性が変化した複数の位置を示し、さらに、第2情報の
    示す検出位置の属性変化が第1属性から第2属性に変化
    したこと又は第2属性から第1属性に変化したことを示
    すデータを含み、 前記制御手段は、さらに、前記データに基づいてビデオ
    データにおいて第2属性から第1属性に変化した位置か
    ら、第1属性から第2属性に変化した位置までを読み出
    すよう読み出し手段を制御することを特徴とする請求項
    12記載のビデオデータ再生装置。
  14. 【請求項14】 ビデオデータを記録する記録媒体であ
    って、 前記ビデオデータにおける属性変化の位置を示す再生制
    御情報とを含み、 前記属性変化は、ビデオデータにおいて第1属性から第
    2属性への変化であり、 第1属性及び第2属性は(a)、(b)の何れかであ
    り、 (a)第1属性は音声データがステレオ、モノラル、多
    重音声であることの中の1つであり、第2属性は音声デ
    ータがそれらの中の他の1つであり、 (b)第1属性はコピー許可を示し、第2属性はコピー
    禁止を示すことを特徴とする記録媒体。
  15. 【請求項15】 書き換え可能な光ディスクであること
    を特徴とする請求項14記載の記録媒体。
  16. 【請求項16】 前記再生制御情報は、ビデオデータ再
    生装置に対してビデオデータにおける再生開始点と再生
    終了点とを指示し、 再生開始点はビデオデータ先頭又は第2属性から第1属
    性への属性変化の位置を示し、前記再生終了点は第1属
    性から第2属性への属性変化の位置を示すことを特徴と
    する請求項14記載の記録媒体。
  17. 【請求項17】 前記再生制御情報は、ビデオデータ再
    生装置に対してビデオデータにおける再生開始点と再生
    終了点とを指示する第1情報と、属性変化の検出位置を
    示す第2情報とを含むことを特徴とする請求項14記載
    の記録媒体。
  18. 【請求項18】 前記第2情報は、さらに、第2情報の
    示す検出位置の属性変化が第1属性から第2属性に変化
    したこと又は第2属性から第1属性に変化したことを示
    すデータを含むことを特徴とする請求項17記載のビデ
    オデータ記録装置。
  19. 【請求項19】 入力されるビデオデータを順次記録媒
    体に記録する第1記録ステップと、 入力されるビデオデータの属性変化を検出する検出ステ
    ップと、 記録ステップに記録されたビデオデータの属性変化の検
    出位置を示す再生制御情報を生成する生成ステップと、 前記再生制御情報をビデオデータに対応させて記録媒体
    に記録する第2記録ステップとを含むことを特徴とする
    ビデオデータ記録方法。
  20. 【請求項20】 前記検出ステップは、入力されるビデ
    オデータが第1属性から第2属性への変化したこと、及
    び第2属性から第1属性への変化したことを検出する、 第1属性及び第2属性は(a)、(b)の何れかであ
    り、 (a)第1属性は音声データがステレオ、モノラル、多
    重音声であることの中の1つであり、第2属性は音声デ
    ータがそれらの中の他の1つであり、 (b)第1属性はビデオデータに付加されたコピープロ
    テクト信号がコピー許可を示し、及び第2属性はコピー
    プロテクト信号がコピー禁止を示すことを特徴とする請
    求項19記載のビデオデータ記録方法。
  21. 【請求項21】 前記再生制御情報は、ビデオデータ再
    生装置に対してビデオデータにおける再生開始点と再生
    終了点とを指示し、 前記生成ステップは、検出手段による第1属性から第2
    属性への属性変化の検出位置を再生終了点として再生制
    御情報を生成することを特徴とする請求項20記載のビ
    デオデータ記録方法。
  22. 【請求項22】 前記第1記録ステップは、検出手段に
    より第1属性から第2属性への属性変化が検出されたと
    き、ビデオデータの記録を停止し、 前記生成ステップは、記録停止されたビデオデータの先
    頭を再生開始点、当該ビデオデータの末尾の時刻から、
    保持手段に保持された遅延データが表す遅延時間を減じ
    た時刻を再生終了点とし、 遅延データは、検出ステップによる属性変化の検出に要
    する時間と検出されてから第1記録ステップにおける記
    録が停止するまで要する時間とを含む遅延時間を表すこ
    とを特徴とする請求項21記載のビデオデータ記録方
    法。
  23. 【請求項23】 前記第1記録ステップは、検出ステッ
    プにより第2属性から第1属性への属性変化が検出され
    たとき、新たなビデオデータの記録を開始することを特
    徴とする請求項22記載のビデオデータ記録方法。
  24. 【請求項24】 前記第1記録ステップは、検出ステッ
    プにより属性変化が検出されたとき、ビデオデータの記
    録を継続し、 前記生成ステップは、ビデオデータの先頭又は第2属性
    から第1属性への属性変化の検出点を再生開始点とし、
    検出手段により属性変化が検出されたとき、前記遅延デ
    ータが示す遅延時間前の時点のビデオデータ上の記録位
    置を再生終了点とし、 遅延データは、検出ステップによる属性変化の検出に要
    する時間を含む遅延時間を表すことを特徴とする請求項
    20記載のビデオデータ記録方法。
  25. 【請求項25】 前記再生制御情報は、ビデオデータ再
    生装置に対してビデオデータにおける再生開始点と再生
    終了点とを指示する第1情報と、属性変化の検出位置を
    示す第2情報とを含むことを特徴とする請求項19記載
    のビデオデータ記録方法。
  26. 【請求項26】 前記第2情報は、さらに、 第2情報の示す検出位置の属性変化が第1属性から第2
    属性に変化したこと又は第2属性から第1属性に変化し
    たことを示すデータを含むことを特徴とする請求項25
    記載のビデオデータ記録方法。
  27. 【請求項27】 記録媒体から再生制御情報を読み出す
    第1読み出しステップと、 読み出された再生制御情報に従って、ビデオデータの先
    頭から、ビデオデータにおける属性変化の位置までを再
    生区間として特定する特定ステップと、 特定された再生区間に対応するビデオデータを記録媒体
    から読み出す第2読み出しステップと、 読み出されたビデオデータを再生する再生ステップとを
    含み、 前期再生制御情報はビデオデータにおける属性変化の位
    置を示すことを特徴とするビデオデータ再生方法。
  28. 【請求項28】 前記属性変化は、ビデオデータにおい
    て第1属性から第2属性への変化であり、 第1属性及び第2属性は(a)、(b)の何れかであ
    り、 (a)第1属性は音声データがステレオ、モノラル、多
    重音声であることの中の1つであり、第2属性は音声デ
    ータがそれらの中の他の1つであり、 (b)第1属性はコピー許可を示し、第2属性はコピー
    禁止を示すことを特徴とする請求項27記載のビデオデ
    ータ再生方法。
  29. 【請求項29】 前記再生制御情報は、ビデオデータ再
    生装置に対してビデオデータにおける再生開始点と再生
    終了点とを指示し、 再生開始点はビデオデータ先頭又は第2属性から第1属
    性への属性変化の位置を示し、前記再生終了点は第1属
    性から第2属性への属性変化の位置を示し、 前記特定ステップは、ビデオデータにおける再生開始点
    から再生終了点までを再生区間として特定することを特
    徴とする請求項28記載のビデオデータ再生方法。
  30. 【請求項30】 前記再生制御情報は、ビデオデータ再
    生装置に対してビデオデータにおける再生開始点と再生
    終了点とを指示する第1情報と、属性変化の位置を示す
    第2情報とを含み、 前記特定ステップは、ビデオデータにおける再生開始点
    から、第2情報が示す属性変化の位置までを再生区間と
    して特定することを特徴とする請求項28記載のビデオ
    データ再生方法。
  31. 【請求項31】 前記第2情報は、属性が変化した複数
    の位置を示し、さらに、第2情報の示す検出位置の属性
    変化が第1属性から第2属性に変化したこと又は第2属
    性から第1属性に変化したことを示すデータを含み、 前記特定ステップは、さらに、前記データに基づいてビ
    デオデータにおいて第2属性から第1属性に変化した位
    置から、第1属性から第2属性に変化した位置までを再
    生区間として特定することを特徴とする請求項30記載
    のビデオデータ再生方法。
  32. 【請求項32】 ビデオ記録媒体にビデオデータを記録
    するプログラムを記録したプログラム記録媒体であっ
    て、前記プログラム記録媒体は、入力されるビデオデー
    タの属性変化を検出する検出部と、ビデオデータをビデ
    オ記録媒体に記録する記録部とを備えるビデオデータ記
    録装置内のコンピュータに読み取り可能であり、 記録部に記録されたビデオデータについて、検出部によ
    り検出された属性変化の検出位置を示す再生制御情報を
    生成する生成プログラムセグメントと、 前記再生制御情報をビデオデータに対応させてビデオ記
    録媒体に記録するよう記録部を制御する制御プログラム
    セグメントとを含むプログラムを記録していることを特
    徴とするプログラム記録媒体。
  33. 【請求項33】 ビデオ記録媒体に記録されたビデオデ
    ータを再生するプログラムを記録したプログラム記録媒
    体であって、前期プログラム記録媒体は、ビデオ記録媒
    体からビデオデータを読み出す読み出し部を備えるビデ
    オデータ再生装置内のコンピュータに読み取り可能であ
    り、 読み出し部においてビデオ記録媒体から再生制御情報を
    読み出させる第1読み出しステップと、 読み出された再生制御情報に従って、ビデオデータの先
    頭から、ビデオデータにおける属性変化の位置までを再
    生区間として特定する特定ステップと、 特定された再生区間に対応するビデオデータをビデオ記
    録媒体から読み出す第2読み出しステップと、 読み出されたビデオデータを再生する再生ステップとを
    含むプログラムを記録し、 前期再生制御情報はビデオデータにおける属性変化の位
    置を示すことを特徴とするプログラム記録媒体。
  34. 【請求項34】 入力されるビデオデータの属性変化を
    検出する検出部と、ビデオデータをビデオ記録媒体に記
    録する記録部とを備えるビデオデータ記録装置内のコン
    ピュータにより実行可能なプログラムであり、 前期プログラムは、 記録部に記録されたビデオデータについて、検出部によ
    り検出された属性変化の検出位置を示す再生制御情報を
    生成する生成プログラムセグメントと、 前記再生制御情報をビデオデータに対応させてビデオ記
    録媒体に記録するよう記録部を制御する制御プログラム
    セグメントとを含むことを特徴とするプログラム。
  35. 【請求項35】 ビデオ記録媒体からビデオデータを読
    み出す読み出し部を備えるビデオデータ再生装置内のコ
    ンピュータに実行可能なプログラムであって、 読み出し部においてビデオ記録媒体から再生制御情報を
    読み出させる第1読み出しステップと、 読み出された再生制御情報に従って、ビデオデータの先
    頭から、ビデオデータにおける属性変化の位置までを再
    生区間として特定する特定ステップと、 特定された再生区間に対応するビデオデータをビデオ記
    録媒体から読み出す第2読み出しステップと、 読み出されたビデオデータを再生する再生ステップとを
    含み、 前期再生制御情報はビデオデータにおける属性変化の位
    置を示すことを特徴とするプログラム。
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