JP2002084414A - 画像処理方法及び装置及びプログラム並びに記憶媒体 - Google Patents

画像処理方法及び装置及びプログラム並びに記憶媒体

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JP2002084414A
JP2002084414A JP2001193443A JP2001193443A JP2002084414A JP 2002084414 A JP2002084414 A JP 2002084414A JP 2001193443 A JP2001193443 A JP 2001193443A JP 2001193443 A JP2001193443 A JP 2001193443A JP 2002084414 A JP2002084414 A JP 2002084414A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像を回転・反転処理するための回路規模を
最小限に抑え、装置全体の動作クロック周波数を高めて
高速動作させることが容易で、回路の拡張性や流用性に
も優れた画像処理方法及び装置及びプログラム並びに記
憶媒体を提供する。 【解決手段】 規則的な二進数の数値信号をクロック信
号に同期して逐次的に生成して出力するカウンタ901
12と、該カウンタの出力信号を入力信号とし該入力信
号の各ビットの順番を入れ替えた信号を生成して出力す
るビット交換器90111と、該ビット交換器のビット
順番入れ替え動作を制御するCPU903と、画像デー
タを記憶するメモリ9012とを有し、該メモリに記憶
されている画像データを前記カウンタの逐次動作に同期
し且つ前記ビット交換器により生成された出力信号を出
力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファクシミリ(F
AX)や複写機等に適用される画像処理方法及び装置及
びプログラム並びに記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ファクシミリや複写機等で扱わ
れる画像は、定まった大きさと形状を持っている。その
形状は、縦方向か横方向に長い長方形である。
【0003】現在の小型のファクシミリには、縦長の向
きに画像を処理するものが多く、また、大型の複写機に
は、横長の向きに画像を処理するものが多い。
【0004】そのため、ファクシミリ送信機能付きの大
型複写機の中には、横長の方向に原稿を読み取った場合
にも、その画像を縦長の向きになるように90度または
270度の画像回転処理を行ってからファクシミリ送信
するものがある。
【0005】同様に、ファクシミリ受信時に90度また
は270度の画像回転処理を行って、出力される画像の
向きを、普通に複写機能を使用した場合に出力される画
像の向きと同じになるようにするものがある。
【0006】また、送信する画像の向きが規定されてい
る画像サーバ等の接続機器に対して画像データを送信す
るために、90度や270度または180度の画像回転
処理を行ったり、出力される画像の向きを合わせたいと
いうユーザの要望に対応するため、90度や270度ま
たは180度の画像回転処理を行う画像読取装置があ
る。
【0007】また、透明な印刷用紙への画像印刷を行う
際等に、裏側からみた場合に正しい画像となるように、
画像の左右または上下を反転した鏡像画像を印刷できる
ように、画像の左右または上下反転機能を持つ装置があ
る。
【0008】従来の上述したような画像の90度や27
0度または180度の画像回転処理や、画像の左右また
は上下反転処理といった要望に応えるために、縦方向と
横方向の双方向から読み書き可能な専用のメモリアレイ
やシフトレジスタを用意して、データ書き込み時とデー
タ読み取り時の向きを変えることで、画像回転処理や画
像反転処理を実現する画像処理装置があった。
【0009】しかしながら、専用のメモリアレイやシフ
トレジスタを使用した場合、それを実現するためのメモ
リ回路全体が画像回転や画像反転専用の複雑なものとな
るため、回路規模が大きくなり、実現のためのコストが
高くなる。また、高速動作可能な動作クロック周波数の
限界が低くなり、更に、回路全体が専用設計となってし
まうために、回路の拡張や流用が困難となるという欠点
があった。
【0010】また、画像を表す画素データを一度内部メ
モリ装置に格納してから、それを読み出すという手順
で、画像の回転・反転処理を実現させているが、画像を
構成する画素データの全てを一度に処理せずに、画像全
体を構成画素数の小さいブロックに分割し、その小さい
画像データブロック毎に回転・反転処理を行うものも知
られている。
【0011】そして、更に回転・反転処理を施した全て
の画像データブロックの位置を並べ替えることで、画像
全体の回転・反転処理を実現するために、画像回転・反
転処理装置とは別に、外付け回路やソフトウエアでブロ
ック単位の並べ替え処理を行っている。
【0012】このような構成を採用する、つまり、画像
全体を一度に回転・反転処理しない理由は、ファクシミ
リや複写機において扱われる画像は、A4サイズやレタ
ーサイズの大きさの原稿を200dpiや600dpi
の解像度で読み取ったものであり、画像を構成する画素
の総数は非常に大きいものとなるために、この画像全体
を一度にメモリアレイやシフトレジスタ、或いは汎用の
メモリ装置に格納して画像回転・反転処理を行うには、
大量のメモリ容量が必要になり、現実的ではないからで
ある。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、画像回
転・反転処理機能とは別に、外付け回路でブロック単位
の並べ替え処理を行う機能や、ソフトウエアでブロック
単位の並べ替え処理を行う機能を有する構成では、処理
速度や並列動作において問題がある。
【0014】何故ならば、ブロック単位の並べ替え処理
を行う場合には、画像全体を格納できるページ記憶装置
上で、ブロック単位での読み出しと書き込みを全ブロッ
ク数回繰り返して実行する必要があり、全ブロック数回
繰り返して実行することにより、最低でも画像全体を読
み出す時間分及び書き込み時間分の処理時間が画像回転
・反転処理に必要な時間とは別に余計にかかってしまう
からである。
【0015】また、上記の構成の画像回転・反転処理
は、処理単位が画像全体となるために、複数の画像に対
しての画像回転・反転処理要求があった場合にも、それ
らの処理を並列に同時に実行することも、実行中の画像
処理を一時停止させることもできず、ただ実行中の画像
処理が終了するのを待つことになるので、後から要求の
あった方の画像を優先させて処理するといった優先度処
理等を行うことも不可能であった。
【0016】また、1つの画像に対して必ず1つの画像
回転・反転処理機能が割り当てられるため、画像回転・
反転処理機能の数を増やす等しても、それらは1つの画
像に対しては並列処理できず、高速に処理を完了するこ
とができなかった。
【0017】本発明は上述した従来技術の欠点を除去す
るためになされたものであり、その第1の目的とすると
ころは、画像を回転・反転処理するための回路規模を最
小限に抑えることができ、また、装置全体の動作クロッ
ク周波数を高めて高速動作させることが容易であり、更
に、回路の拡張性や流用性にも優れた画像処理方法及び
装置及びプログラム並びに記憶媒体を提供することにあ
る。
【0018】また、本発明の第2の目的とするところ
は、画像回転・反転処理に必要な処理時間を短縮できる
と共に、並列動作も同時に実現することができ、しかも
高速画像回転・反転処理に対しての拡張性を持つことが
可能な画像処理方法及び装置及びプログラム並びに記憶
媒体を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】上述した第1の目的を達
成するため本発明の請求項1に記載の画像処理方法は、
規則的な二進数の数値信号をクロック信号に同期して逐
次的に生成して出力する数値信号生成工程と、前記数値
信号生成工程の出力信号を入力信号とし該入力信号の各
ビットの順番を入れ替えた信号またはビットを反転した
信号を生成して出力するビット交換工程と、前記ビット
交換工程のビット順番入れ替え動作またはビット反転動
作を制御する制御工程とを有し、メモリに画素データに
分割されて1次元的に並べて記憶されている画像データ
を前記数値信号生成工程の逐次動作に同期して、そして
前記ビット交換工程により生成された出力信号をアドレ
ス信号として読み出して出力することにより、元画像に
対して回転または反転処理を行うことを特徴とする。
【0020】また、上述した第1の目的を達成するため
本発明の請求項2に記載の画像処理方法は、請求項1に
記載の画像処理方法において、入力した二次元の画像を
画素データの集まりで表現し、全ての画素データを一次
元的に並べ、クロック信号に同期してメモリへ転送する
ことを特徴とする。
【0021】また、上述した第1の目的を達成するため
本発明の請求項3に記載の画像処理方法は、請求項1に
記載の画像処理方法において、前記ビット変換工程は、
複数通りのビットの交換ができ、回転の角度または反転
の種類に応じて、その中から1つを選択して出力するこ
とを特徴とする。
【0022】また、上述した第1の目的を達成するため
本発明の請求項4に記載の画像処理装置は、規則的な二
進数の数値信号をクロック信号に同期して逐次的に生成
して出力する数値信号生成手段と、前記数値信号生成手
段の出力信号を入力信号とし該入力信号の各ビットの順
番を入れ替えた信号またはビットを反転した信号を生成
して出力するビット交換手段と、前記ビット交換手段の
ビット順番入れ替え動作またはビット反転動作を制御す
る制御手段と、 画像データを記憶する記憶手段とを有
し、前記記憶手段に画素データに分割されて1次元的に
並べて記憶されている画像データを前記数値信号生成手
段の逐次動作に同期して、そして前記ビット交換手段に
より生成された出力信号をアドレス信号として読み出し
て出力することにより、前記元画像に対して回転または
反転処理を行うことを特徴とする。
【0023】また、上述した第1の目的を達成するため
本発明の請求項5に記載の画像処理装置は、請求項4に
記載の画像処理装置において、入力した二次元の画像を
画素データの集まりで表現し、全ての画素データを一次
元的に並べ、クロック信号に同期してメモリへ転送する
ことを特徴とする。
【0024】また、上述した第1の目的を達成するため
本発明の請求項6に記載の画像処理装置は、請求項4に
記載の画像処理装置において、前記ビット交換手段は、
複数通りのビットの交換ができ、回転の角度または反転
の種類に応じて、その中から1つを選択して出力するこ
とを特徴とする。
【0025】また、上述した第1の目的を達成するため
本発明の請求項7に記載の画像処理方法は、規則的な二
進数の数値信号をクロック信号に同期して逐次的に生成
して出力する数値信号生成工程と、前記数値信号生成工
程の出力信号を入力信号とし該入力信号の各ビットの順
番を入れ替えた信号またはビットを反転した信号を生成
して出力するビット交換工程と、前記ビット交換工程の
ビット順番入れ替え動作またはビット反転動作を制御す
る制御工程とを有し、前記数値信号生成工程の逐次動作
に同期して、そして前記ビット交換工程により生成され
た出力信号をアドレス信号としてメモリに画像データを
書き込み、メモリに書き込まれている画像データを所定
の順序のアドレスで読み出すことにより、元画像に対し
て回転または反転処理を行うことを特徴とする。
【0026】また、上述した第1の目的を達成するため
本発明の請求項8に記載の画像処理装置は、規則的な二
進数の数値信号をクロック信号に同期して逐次的に生成
して出力する数値信号生成手段と、前記数値信号生成手
段の出力信号を入力信号とし該入力信号の各ビットの順
番を入れ替えた信号またはビットを反転した信号を生成
して出力するビット交換手段と、前記ビット交換手段の
ビット順番入れ替え動作またはビット反転動作を制御す
る制御手段と、画像データを記憶する記憶手段とを有
し、前記数値信号生成手段の逐次動作に同期して、そし
て前記ビット交換手段により生成された出力信号をアド
レス信号としてメモリに画像データを書き込み、メモリ
に書き込まれている画像データを所定の順序のアドレス
で読み出すことにより元画像に対して回転または反転処
理を行うことを特徴とする。
【0027】また、上述した第1の目的を達成するため
本発明の請求項9に記載のプログラムは、画像処理装置
を制御するためのコンピュータ読み取り可能なプログラ
ムであって、規則的な二進数の数値信号をクロック信号
に同期して逐次的に生成して出力する数値信号生成工程
と、前記数値信号生成工程の出力信号を入力信号とし該
入力信号の各ビットの順番を入れ替えた信号またはビッ
トを反転した信号を生成して出力するビット交換工程
と、前記ビット交換工程のビット順番入れ替え動作また
はビット反転動作を制御する制御工程とをコンピュータ
に実行させるためのプログラムコードから成り、メモリ
に画素データに分割されて1次元的に並べて記憶されて
いる画像データを前記数値信号生成工程の逐次動作に同
期して、そして前記ビット交換工程により生成された出
力信号をアドレス信号として読み出して出力することに
より、元画像に対して回転または反転処理を行うことを
特徴とする。
【0028】また、上述した第1の目的を達成するため
本発明の請求項10に記載のプログラムは、画像処理装
置を制御するためのコンピュータ読み取り可能なプログ
ラムであって、規則的な二進数の数値信号をクロック信
号に同期して逐次的に生成して出力する数値信号生成工
程と、前記数値信号生成工程の出力信号を入力信号とし
該入力信号の各ビットの順番を入れ替えた信号またはビ
ットを反転した信号を生成して出力するビット交換工程
と、前記ビット交換工程のビット順番入れ替え動作また
はビット反転動作を制御する制御工程とをコンピュータ
に実行させるためのプログラムコードから成り、前記数
値信号生成工程の逐次動作に同期して、そして前記ビッ
ト交換工程により生成された出力信号をアドレス信号と
してメモリに画像データを書き込み、メモリに書き込ま
れている画像データを所定の順序のアドレスで読み出す
ことにより、元画像に対して回転または反転処理を行う
ことを特徴とする。
【0029】また、上述した第2の目的を達成するため
本発明の請求項11に記載の画像処理方法は、ブロック
画像及びそのブロック画像の位置情報を入力する入力工
程と、入力したブロック画像をブロック単位で回転また
は反転処理して出力する画像回転・反転処理工程と、入
力したブロック画像の位置情報を回転または反転処理後
の画像の位置情報に変換処理する変換工程とを有し、前
記変換工程による変換処理は、前記画像回転・反転処理
工程による画像回転・反転処理内容に対応した処理であ
り、当該ブロック画像が位置する処理前の画像全体に対
する位置情報を前記画像回転・反転処理工程による画像
回転・反転処理後の画像全体に対する位置情報に変換
し、変換された位置情報を回転または反転処理されたブ
ロック画像に付加して出力することを特徴とする。
【0030】また、上述した第2の目的を達成するため
本発明の請求項12に記載の画像処理装置は、ブロック
画像及びそのブロック画像の位置情報を入力する入力手
段と、入力したブロック画像をブロック単位で回転また
は反転処理して出力する画像回転・反転処理手段と、入
力したブロック画像の位置情報を回転または反転処理後
の画像の位置情報に変換処理する変換手段とを有し、前
記変換手段による変換処理は、前記画像回転・反転処理
手段による画像回転・反転処理内容に対応した処理であ
り、当該ブロック画像が位置する処理前の画像全体に対
する位置情報を前記画像回転・反転処理手段による画像
回転・反転処理後の画像全体に対する位置情報に変換
し、変換された位置情報を回転または反転処理されたブ
ロック画像に付加して出力することを特徴とする。
【0031】また、上述した第2の目的を達成するため
本発明の請求項13に記載のプログラムは、画像処理装
置を制御するためのコンピュータ読み取り可能なプログ
ラムであって、ブロック画像及びそのブロック画像の位
置情報を入力する入力工程と、入力したブロック画像を
ブロック単位で回転または反転処理して出力する画像回
転・反転処理工程と、入力したブロック画像の位置情報
を回転または反転処理後の画像の位置情報に変換処理す
る変換工程とをコンピュータに実行させるためのプログ
ラムコードから成り、前記変換工程による変換処理は、
前記画像回転・反転処理工程による画像回転・反転処理
内容に対応した処理であり、当該ブロック画像が位置す
る処理前の画像全体に対する位置情報を前記画像回転・
反転処理工程による画像回転・反転処理後の画像全体に
対する位置情報に変換し、変換された位置情報を回転ま
たは反転処理されたブロック画像に付加して出力するこ
とを特徴とする。
【0032】更に、上述した第1及び第2の目的を達成
するため本発明の請求項14に記載の記憶媒体は、請求
項9,10,13に記載のプログラムを格納したことを
特徴とする。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施の形態を図
面に基づき説明する。
【0034】<第1の実施の形態>まず、本発明の第1
の実施の形態を、図1乃至図17を用いて説明する。
【0035】図1は、本実施の形態に係る画像処理装置
のシステム構成を示すブロック図である。同図におい
て、1はリーダ部で、原稿の画像を読み取り、その読み
取った原稿画像に応じた画像データを、後述するプリン
タ部2及び画像入出力制御部3へ出力する。2はプリン
タ部で、リーダ部1及び画像入出力制御部3からの画像
データに応じた画像を記録紙(印刷用紙)上に記録す
る。3は画像入出力制御部で、リーダ部1に接続されて
おり、ファクシミリ部4、ファイル部5、コンピュータ
・インターフェース部6、フォーマッタ部7、イメージ
メモリ部8及びコア部9等からなる。
【0036】ファクシミリ部4は、電話回線10を介し
て受信した圧縮画像データを伸長して、該伸長された画
像データをコア部9へ転送し、また、このコア部9から
転送された画像データを圧縮して、該圧縮された画像デ
ータを、電話回線10を介して送信するものである。フ
ァクシミリ部4にはハードディスク11が接続されてお
り、受信した圧縮画像データをハードディスク11に一
時的に保存することができる。
【0037】ファイル部5には光磁気ディスク・ドライ
ブユニット12が接続されており、このファイル部5
は、コア部9から転送された画像データを圧縮して、該
圧縮された画像データを検索するためのキーワードと共
に光磁気ディスク・ドライブユニット12にセットされ
た光磁気ディスクに記憶させる。また、ファイル部5
は、コア部9を介して転送されたキーワードに基づいて
前記光磁気ディスクに記憶されている圧縮画像データを
検索し、該検索された圧縮画像データを読み出して伸長
し、該伸長された画像データをコア部9へ転送する。
【0038】コンピュータ・インターフェース部6は、
パーソナルコンピュータ(PC)またはワークステーシ
ョン(WS)13とコア部9との間のインターフェース
である。
【0039】フォーマッタ部7は、PC/WS13から
転送された画像を表すコードデータを入力し、プリンタ
部2で記録できる画像データに展開するものである。
【0040】イメージメモリ部8は、PC/WS13か
ら転送されたデータを一時的に記憶するものである。
【0041】コア部9は、リーダ部1、ファクシミリ部
4、ファイル部5、コンピュータ・インターフェース部
6、フォーマッタ部7及びイメージメモリ部8のそれぞ
れの間のデータの流れを制御するものである。
【0042】図2は、リーダ部1及びプリンタ部2の構
成を示す縦断面図である。同図において、リーダ部1の
原稿給送装置101は、原稿を最終頁から順に1枚ずつ
プラテンガラス102上へ給送し、原稿の読み取り動作
終了後、プラテンガラス102上の原稿を排出するもの
である。
【0043】原稿がプラテンガラス102上に搬送され
ると、ランプ103を点灯し、スキャナユニット104
の移動を開始させて、原稿を露光走査する。このときの
原稿からの反射光は、ミラー105,106,107及
びレンズ108によってCCDイメージセンサ(以下、
CCDと記述する)109へ導かれる。このように走査
された原稿の画像は、CCD109によって読み取られ
る。CCD109から出力される画像データは、所定の
処理が施された後、プリンタ部2及び画像入出力制御部
3のコア部9へ転送される。
【0044】プリンタ部2のレーザードライバー201
は、レーザー発光部201aを駆動するものであり、リ
ーダ部1から出力された画像データに応じたレーザー光
をレーザー発光部201aに発光させる。このレーザー
光は感光ドラム202に照射され、該感光ドラム202
にはレーザー光に応じた潜像が形成される。この感光ド
ラム202の潜像の部分には現像器203によって現像
剤が付着される。そして、レーザー光の照射開始と同期
したタイミングで、上段給紙カセット204及び下段給
紙カセット205のいずれかから記録紙を給紙して転写
部206へ搬送し、感光ドラム202に付着された現像
剤を記録紙に転写する。現像剤が転写された記録紙は定
着部207へ搬送され、該定着部207の熱と圧力によ
り現像剤は記録紙に定着される。定着部207を通過し
た記録紙は排出ローラ208によって排出され、ソータ
211は排出された記録紙をそれぞれのビン212に収
納して記録紙の仕分けを行う。
【0045】尚、ソータ211は、仕分けが設定されて
いない場合は最上部のビン212に記録紙を収納する。
また、両面記録が設定されている場合は、排出ローラ2
08のところまで記録紙を搬送した後、排出ローラ20
8の回転方向を逆転させ、フラッパ209によって再給
紙搬走路210へ導く。また、多重記録が設定されてい
る場合は、記録紙を排出ローラ208まで搬送しないよ
うにフラッパ209によって再給紙搬走路210へ導
く。再給紙搬走路210へ導かれた記録紙は、上述した
タイミングで転写部206へ搬送される。
【0046】図3は、リーダ部1の内部構成を示すブロ
ック図である。同図において、109はCCD(撮像素
子)、110はA/D変換・シェーディング補正部(以
下、A/D・SH部と記述する)、111は画像処理
部、112はインターフェース(I/F)、113はC
PU(中央処理装置)、114は操作部、115はメモ
リである。
【0047】図3において、CCD109から出力され
た画像データは、A/D・SH部110でアナログ/デ
ジタル変換処理が行われると共に、シェーディング補正
処理が行われる。A/D・SH部110によって処理さ
れた画像データは、画像処理部111を介してプリンタ
部2へ転送されると共に、インターフェース(I/F)
112を介して画像入出力制御部3のコア部9へ転送さ
れる。
【0048】CPU(中央処理装置)113は、操作部
114で設定された設定内容に応じて画像処理部111
及びインターフェース112を制御する。例えば、操作
部114でトリミング処理を行って複写を行う複写モー
ドが設定されている場合は、画像処理部111でトリミ
ング処理を行わせてプリンタ部2へ転送させる。また、
操作部114でファクシミリ送信モードが設定されてい
る場合は、インターフェース112から画像データと設
定されたモードに応じた制御コマンドをコア部9へ転送
させる。
【0049】このようなCPU113の制御プログラム
はメモリ115に格納されており、CPU113はメモ
リ115内の制御プログラムを参照しながら制御を行
う。また、メモリ115は、CPU113の作業領域と
しても使われる。
【0050】図4は、コア部9の内部構成を示すブロッ
ク図である。同図において、900はインターフェース
(I/F)、901はデータ処理部、902はインター
フェース(I/F)、903はCPU(中央処理装
置)、904はメモリである。
【0051】図4において、リーダ部1からの画像デー
タはデータ処理部901へ転送されると共に、リーダ部
1からの制御コマンドはCPU(中央処理装置)903
へ転送される。データ処理部901は、画像の回転処理
や変倍処理等の画像処理を行うものである。リーダ部1
からデータ処理部901へ転送された画像データは、リ
ーダ部1から転送された制御コマンドに応じて、インタ
ーフェース(I/F)900を介してファクシミリ部
4、ファイル部5、コンピュータ・インターフェース部
6へ送られる。また、コンピュータ・インターフェース
部6を介して入力された画像を表すコードデータは、デ
ータ処理部901に転送された後、フォーマッタ部7へ
転送されて画像データに展開される。該展開された画像
データは、データ処理部901へ転送された後、ファク
シミリ部4やプリンタ部2へ転送される。
【0052】ファクシミリ部4からの画像データは、デ
ータ処理部901へ転送された後、プリンタ部2やファ
イル部5、コンピュータ・インターフェース部6へ転送
される。また、ファイル部5からの画像データは、デー
タ処理部901へ転送された後、プリンタ部2やファク
シミリ部4、コンピュータ・インターフェース部6へ転
送される。
【0053】CPU903は、メモリ904に記憶され
ている制御プログラム及びリーダ部1から転送された制
御コマンドに従って上述したような制御を行う。また、
メモリ904は、CPU903の作業領域としても使わ
れる。このように、コア部9を中心に原稿画像の読み取
り、画像のプリント、画像の送受信、画像の保存、PC
/WS13からのデータの入出力等の機能を複合させた
処理を行うことが可能である。
【0054】図5は、データ処理部901の内部構成を
示すブロック図である。同図において、9010は変倍
処理部、9011は画像回転・反転処理部、9012は
メモリ、9013は画像バス、9014はアドレスバ
ス、9015はデータバスである。
【0055】図5において、リーダ部1からの画像デー
タは、インターフェース902を介してデータ処理部9
01へ転送される。また、ファクシミリ部4、ファイル
部5、フォーマッタ部7及びイメージメモリ部8からの
画像データは、インターフェース900を介してデータ
処理部901へ転送される。
【0056】画像バス9013は共用伝送路となってお
り、CPU903の制御により画像変倍処理を行う場合
には、画像データは画像変倍処理部9010に、また、
画像回転・反転処理を行う場合には、画像データは画像
回転・反転処理部9011へ転送される。画像変倍処理
部9010では画像の変倍処理が行われ、画像回転・反
転処理部9011では画像の回転・反転処理が行われ
る。画像回転・反転処理部9011にはメモリ9012
が接続されており、画像の回転・反転処理を実行時、画
像データはメモリ9012に一時保存される。
【0057】図6は、画像回転・反転処理部9011の
内部構成を示すブロック図である。同図において、90
110は回転・反転モードメモリ、90111はビット
交換器、90112はカウンタ、90113は画像バス
・インターフェース(I/F)である。
【0058】図6において、画像バス9013からの画
像データは、画像バス・インターフェース90113を
介してデータバス9015に転送される。昇順の2進数
を出力するカウンタ90112の出力は、ビット交換器
90111を介してアドレスバス9014に出力され、
メモリ9012の書き込み及び読み出しアドレスを制御
する。尚、カウンタ90112は、あるクロック信号に
同期して規則的な2進数の数値信号を逐次的に生成して
出力する。ビット交換器90111は、入力されたビッ
トデータの順番を入れ替えて出力するビット並び変換器
であり、入力ビットデータを各ビット単位で並べ替える
機能と、各ビットデータの値をビット反転する機能を持
っており、回転・反転モードメモリ90110によって
制御される。回転・反転モードメモリ90110は、そ
の内容をCPU903によって書き換え/読み出し可能
なレジスタによって構成され、画像回転・反転処理部9
011の動作を決定する部分である。
【0059】以下、データ処理部901において、画像
回転と画像反転の処理を行う手順を説明する。
【0060】画像回転・反転処理を実行する場合、CP
U903の制御により、イメージメモリ部8に保存され
ている画像データは、インターフェース900、画像バ
ス9013を介して転送され、画像回転・反転処理部9
011へ入力される。このとき、画像データは画像バス
9013の転送クロックに同期して1画素毎に転送され
て入力される。そして、画像回転・反転処理部9011
は、受信した画像データをメモリ9012に保存する。
ここで、このメモリ9012は、アドレスバス9014
とデータバス9015によって制御される汎用のものを
使用している。
【0061】予めCPU903によって設定された規定
のサイズの画像データを受信し終ってから、画像回転・
反転処理部9011は、メモリ9012に保存されてい
る画像データを1画素毎に読み出し始める。ここで、メ
モリ9012へのアドレスバス9014の制御によって
画素データを読み出す順番は、書き込んだときの順番と
変えている。この制御により、画像回転・反転処理を実
現している。例えば、書き込んだときと全く逆の順番で
読み出せば180度回転した画像が得られ、また、書き
込んだときと全く同じ順番で読み出せば0度回転した
(回転・反転処理無しの)画像が得られるが、この詳細
については後述する。
【0062】読み出された画像データは、画像バス90
13、インターフェース900を介して転送され、ファ
クシミリ部4、ファイル部5、イメージメモリ部8等の
出力先へ転送される。
【0063】図7は、16画素四方の画像データについ
て、全ての画素に一意の番号を振った図である。同図
中、小さな正方形が16画素四方の画像を構成する各画
素に対応する。1画素の画像データは、それぞれ8ビッ
トのデータであるとする。
【0064】以下、この16画素四方の画素ブロックを
回転する場合について説明する。
【0065】ここで、画像バス9013での画像が画素
に分解されて1画素ずつ転送されるときの画素の順番に
関する規則は次の通りであるとする。
【0066】まだ、転送していない画素の中で最も上に
ある画素群の中で最も左にある画素を転送する。つま
り、図7に示す番号順に転送する。従って、画像データ
は、画像回転・反転処理部9011には図7に示す番号
順に画素データが入力され、また、画像回転・反転処理
部9011からは図7に示す番号順に画素データが出力
される。
【0067】つまり、本発明の第1の実施の形態に係る
画像処理装置において、画像は画素データの単位でクロ
ックに同期して1画素ずつ転送されるので、画像は画像
バス上に転送されるとき、時間軸に沿った一次元の画素
データ列となる。また、画像が画素単位で一次元のアド
レス空間を持つメモリ上に格納されるときには、アドレ
ス軸に沿った一次元の画素データ列となる。
【0068】従って、図7に示す画像データは、クロッ
クに同期して、0,1,2,3,4,5,……,25
4,255、といった順に1画素ずつ転送される一次元
の画素データ列として扱われる。また、同様に、メモリ
に格納するときに図7に示す画像データは、0,1,
2,3,4,5,……,254,255、といった順に
1画素ずつ1アドレスに対応させて順に格納される。
【0069】尚、この二次元の画像データを一次元の画
素列として表現するという手法は一般的に行われること
であり、表記上便利であるので、以後、便宜的に、図7
に示すような二次元画像を表す図を用いて転送時の一次
元画素データ列をも表すこととする。また、同様に、図
7に示すような二次元画像を表す図を用いてメモリ格納
時の一次元画素データ列をも表すこととする。このとき
の一次元の画素順は、前述の通り、図7における番号の
順、つまり、0,1,2,3,……,255、であると
する。二次元の画像データを表す図をもって、一次元の
画素データ列をも表すものとして以後の説明を進める。
【0070】画像回転・反転処理部9011は、その動
作段階として、画像データ入力段階及び画像データ出力
段階の2段階を持つ。画像データ入力段階においては、
上述したように画像データは、画像バス9013を介し
て画像回転・反転処理部9011に1画素毎に入力され
る。また、画像データ出力段階においては、上述したよ
うに画像データは、画像回転・反転処理部9011から
画像バス9013を介して出力される。
【0071】これら2つの動作段階について、画像回転
・反転処理部9011の構成を示すブロック図である図
6を参照しながら説明する。
【0072】画像データ入力段階において、画像回転・
反転処理部9011は、図7に示す順番で次々に入力さ
れる画素データを、メモリ9012に書き込んでいく。
このときの書き込みアドレスには、各画素データに対し
て一意となるように、図7に示した画素番号のアドレス
を使用する。具体的には、ビット交換器90111での
ビット入れ替えをスルーにして、カウンタ90112の
出力と全く同じものをアドレスバス9014に出力し
て、メモリ9012に画素データの書き込みを行うよう
にする。全ての画素データの転送が終了し、全ての画素
データのメモリ9012への書き込みが終了すると、画
像回転・反転処理部9011は、その動作段階を画像デ
ータ出力段階に移す。
【0073】画像データ出力段階において、画像回転・
反転処理部9011は、メモリ9012に保存されてい
る画像データを次々と読み出し、画像バス9013を介
して1画素毎に転送していく。このときのメモリ901
2からの読み出し及び画像バス9013への転送の順番
は、画像データに施す回転処理の種類と反転処理の有無
によって次のように制御する。
【0074】反時計回り90度の画像回転処理を施す場
合には、図8の16画素四方のブロック画像データで示
す順番、つまり、15,31,47,63,79,9
5,111,127,143,159,175,19
1,207,223,239,255,14,30,4
6,…208,224,240という順番で読み出して
転送する。
【0075】同様に、反時計回り180度の画像回転処
理を施す場合には図9に示す順番で、また、反時計回り
270度の画像回転処理を施す場合には図10に示す順
番で、また、画像反転処理を施す場合には図11に示す
順番で、また、画像反転処理を施してから反時計回り9
0度の画像回転処理を施す場合には図12に示す順番
で、また、画像反転処理を施してから反時計回り180
度の画像回転処理を施す場合には図13に示す順番で、
また、画像反転処理を施してから反時計回り270度の
画像回転処理を施す場合には図14に示す順番で、それ
ぞれ読み出して転送する。
【0076】本実施の形態は、この読み出す順番のアド
レス信号をカウンタ90112からの信号のビットの位
置変換により、簡単に形成できることを特徴としてい
る。
【0077】具体的には、ビット交換器90111でビ
ットの入れ替えをそれぞれ図15の一覧表で示すように
制御して、上述したそれぞれの順番のアドレスをアドレ
スバス9014に出力し、メモリ9012からそれぞれ
所望の順番で画素データを読み出し、画像バス・インタ
ーフェース90113を介して画像バス9013へ転送
する。
【0078】尚、図15において、C(i)はカウンタ
90112の出力信号、即ちビット交換器90111へ
の入力信号のiビット目を表し、A(i)はビット交換
器90111の出力信号、即ちアドレスバス9014へ
の出力信号のiビット目を表す。また、記号“A(i)
<=C(i)”は、出力信号A(i)として入力信号C
(i)を選択して出力することを示し、記号“A(i)
<=notC(i)”は、出力信号A(i)として入力
信号C(i)をビット反転した信号を選択して出力する
ことを示す。
【0079】次に、ビット交換器90111の動作例を
挙げる。
【0080】図16は、反時計回り90度の画像回転処
理を施すための前述した順序のアドレス生成を実現する
ビット交換器90111でのビットの入れ替え内容を表
す図であり、同図において、右列の値は、左列の各カウ
ンタ値に対するビット交換器90111の出力値であ
る。前述の通り、カウンタ90112は、クロックに同
期して昇順に1ずつ加算した2進数を出力し、その値は
ビット交換器90111に対して入力され、ビット交換
器90111は、所定のビット入れ替え内容に則して、
その入力された値の各ビットを入れ替えて出力する。反
時計回りに90度の回転処理を施す場合には、ビット入
れ替え内容は前述の通り、入力された8ビットの値の上
位4ビットを各ビット反転したものを出力する値の下位
4ビットにし、入力された8ビットの値の下位4ビット
を出力する値の上位4ビットにして出力するという入れ
替え内容となる。このビット入れ替えにより、図16で
示す通り、カウンタ値0、つまり2進数で000000
00に対して15、つまり2進数で00001111、
カウンタ値1、つまり2進数で00000001に対し
て31、つまり2進数で00011111、カウンタ値
2、つまり2進数で00000010に対して47、つ
まり2進数で00101111といった値がビット交換
器90111から出力されることとなり、結果として、
0から255までクロックに同期して昇順にカウントア
ップされるカウンタ値に対して、15、31、47、6
3、……、224、240といったクロックに同期した
所望のアドレス列が生成されることになる。このアドレ
ス列に同期して、メモリ9012から画素データを順次
読み出すことにより、反時計回りに90度の画像の回転
を行うことができる。
【0081】次に、ビット交換器90111の内部構成
を、図17を用いて説明する。図17は、ビット交換器
の内部構成を示す模式図である。カウンタ90112か
らの8ビットの値は、ビット交換器90111の内部で
8つのビット交換装置に入力される。ここで、それぞれ
のビット交換装置では、反時計回り90度画像回転、反
時計回り180度画像回転、反時計回り270度画像回
転、画像反転(不図示)、画像反転後反時計回り90度
画像回転(不図示)、画像反転後反時計回り180度画
像回転(不図示)、画像反転後反時計回り270度画像
回転(不図示)、スルー、といった8種類の画像変換処
理に対応したビット交換処理を行う。尚、不図示のビッ
ト変換装置については、図15のビット入れ替え内容に
基づき容易に設計可能である。各ビット交換装置からの
出力は、セレクタに入力される。そして、回転・反転モ
ードメモリ90110からの制御信号によって、所望の
画像回転・反転処理を実現するビット交換装置の出力信
号が選択されて、メモリ9012のアドレス入力信号と
して出力される。
【0082】以上の回転または反転処理の説明は、16
×16画素の1つのブロックについてのものであった
が、以上の処理を複数のブロックに対して実行すること
で、画像全体の回転または反転処理が可能となるが、こ
れに関しては、後述する第2の実施の形態で更に詳細に
説明する。
【0083】以上のように、第1の実施の形態に係る画
像処理装置は、二次元の画像を画素データの集まりで表
現し、全ての画素データを一次元的に並べ、クロック信
号に同期して転送する系において、規則的な二進数の数
値信号をクロック信号に同期して逐次的に生成するカウ
ンタ90112と、該カウンタ90112のカウンタ出
力信号を入力信号とし且つ該入力信号の各ビットの順番
を入れ替えた信号を生成して出力するビット交換器90
111と、該ビット交換器90111の出力信号をアド
レス入力信号として該アドレス入力信号の制御により指
定した領域だけ読み書き可能なメモリ9012とを有
し、汎用のカウンタ90112と汎用のメモリ9012
と単純なビット交換器90111とを組み合わせて動作
させることで、画像の回転・反転処理が実現できるため
に、回路規模を必要最小限に抑えることができる。ま
た、汎用の回路と非常に単純な回路との組み合わせであ
るために、装置全体の動作クロック周波数を高めて高速
動作させることが容易である。更に、画像の最小単位で
ある画素を表現するビット数が大きくなった場合にも、
記憶するためのメモリ以外の部分の回路を変更する必要
がない単純な構成のため、回路の拡張性や流用性にも優
れている。
【0084】尚、第1の実施の形態では、予め決められ
た順序のアドレスでメモリ9012へ画素データを記憶
し、メモリ9012からの読み出しのアドレスとして、
ビット交換機90111により交換されたアドレスを用
いることで、画像の回転または反転を行う例を説明した
が、この場合とは逆に、ビット交換機90111により
交換されたアドレスでメモリ9012へ画素データを記
憶し、メモリ9012からの読み出しのアドレスとし
て、予め決められた順序のアドレスを用いるようにして
も、画像の回転または反転を行うことができる。
【0085】<第2の実施の形態>次に、本発明の第2
の実施の形態を、図18乃至図22を用いて説明する。
【0086】上述した 第1の実施の形態では、1つの
ブロックの画像の回転または反転について説明したが、
本実施の形態では、更に、複数ブロックからなる1画面
の画像の回転または反転処理を行うに際し、複数のブロ
ックのそれそれのブロックの回転または反転前後の位置
情報を考慮した形態である。
【0087】本実施の形態では、処理前のブロック画像
に付加されている画像全体における位置情報を処理後の
画像全体における位置情報に変換し、回転または反転処
理したブロックのデータに変換された位置情報を付加し
て出力する。位置情報の付加されたデータは、一旦イメ
ージメモリ部8に格納される。
【0088】イメージメモリ部8からは、変換後の位置
情報に基づきブロック画像を順次出力する。これによ
り、例えば、出力先のプリンタは、画像全体を回転また
は反転した画像を出力することができる。
【0089】本実施の形態に係る画像処理装置の基本的
な構成は、上述した第1の実施の形態の図1〜図5と同
一構成であるため、その部分に関しての説明は省略す
る。
【0090】本実施の形態も、上述した第1の実施の形
態と同様に二次元の画像を画素データの集まりで表現
し、全ての画素データを一次元的に並べ、クロック信号
に同期して画素データを転送する形態である。
【0091】また、本実施の形態の説明のために用いる
図面において、上述した第1の実施の形態と同一の構成
要素には同一符号を付し、その詳細説明を省略する。
【0092】図18は、図5の画像回転・反転処理部9
011の内部構成を示すブロック図である。同図におい
て、90110は回転・反転モードメモリ、90111
はビット交換器、90112はカウンタ、90113は
画像バス・インターフェース(I/F)90114はブ
ロック位置情報変換部である。
【0093】図6において、まず、元画像の画像回転・
反転処理部9011への入力時のデータの流れは次の通
りである。
【0094】画像バス9013から画像回転・反転処理
部9011に対して入力される画像データ及び画像デー
タに付加されている位置情報のうち、画像データは、画
像バス・インターフェース90113を介してデータバ
ス9015に転送される。また、画像バス9013から
画像回転・反転処理部9011に対して入力されるブロ
ック位置情報は、画像バス・インターフェース9011
3を介してブロック位置情報変換部90114に転送さ
れる。
【0095】次に、画像回転・反転処理後の画像データ
の流れは次の通りである。
【0096】メモリ9012から読み出されデータバス
9015から画像回転・反転処理部9011に対して入
力される画像データは、画像バス・インターフェース9
0113を介して画像バス9013へ転送される。ブロ
ック位置情報変換部90114が出力するブロック位置
情報は画像データに付加され、画像バス・インターフェ
ース90113を介して画像バス9013へ転送され
る。
【0097】次に、画像回転・反転処理時における各部
の動作は次の通りである。
【0098】昇順の2進数を出力するカウンタ9011
2の出力は、ビット交換器90111を介してアドレス
バス9014に出力され、メモリ9012の書き込み及
び読み出しアドレスを制御する。ビット交換器9011
1は、入力されたビットデータの順番を入れ替えて出力
するビット並び変換器であり、入力ビットデータを各ビ
ット単位で並べ替える機能と、各ビットデータの値をビ
ット反転する機能を持っており、回転・反転モードメモ
リ90110によって制御される。回転・反転モードメ
モリ90110は、その内容をCPU903によって書
き換え/読み出し可能なレジスタにより構成され、画像
回転・反転処理部9011の動作を決定する部分であ
る。
【0099】ブロック位置情報変換部90114は、回
転・反転モードメモリ90110によって制御され、画
像バス・インターフェース90113を介して転送され
るブロック位置情報を変換処理し、該変換処理後のブロ
ック位置情報を、画像バスを介して画像バス9013へ
転送する。
【0100】上述した第1の実施の形態でも用いたが、
図7は、1つのブロックの模式図である。本実施の形態
においては、水平方向16画素、垂直方向16がその画
像領域を1つのブロックとして扱う。図7における小さ
な正方形がブロックを構成する各画素に対応し、それぞ
れに一意の画素番号を振ってある。画像バス9013を
介してブロック画像を転送する場合には、この画素番号
の小さい順に転送が行われる。尚、画像バス9013で
の転送の詳細については後述する。
【0101】図19は、画像を複数のブロックに分割し
て扱う場合の模式図である。
【0102】以下、画像データをブロックに分割して扱
う方式について説明する。
【0103】イメージメモリ部8に格納されている画像
データは、CPU903の制御によって16画素四方の
ブロックに分割して扱われ、ブロック毎の処理が行われ
る。各ブロックは、CPU903によって一意の番号組
(X,Y)で管理され、この番号組が、そのブロックの
画像の中での位置情報となる。X,Yは、それぞれ水平
方向の左からのブロック番号、垂直方向の上からのブロ
ック番号を0基点表現で表す。この管理方式で画像を複
数のブロックに分割した場合のブロック分割図上に各ブ
ロックの持つ位置情報を表記したものが図19である。
【0104】図19で示す例は、画像が水平方向10ブ
ロック、垂直方向8ブロックに分割される大きさ、つま
り、水平方向160画素、垂直方向128画素の場合で
ある。尚、この例の場合、水平方向のブロック数は1
0、垂直方向のブロック数は8である。
【0105】プリント動作やFAX送信動作等の画像出
力時には、CPU903の制御により、イメージメモリ
部8に格納された画像ブロックを1つずつ読み出して画
像出力先に対して出力するが、このとき必ず位置情報
(0,0)のブロックを先頭に、(1,0)、(2,
0)、……、というように位置情報番号の順番に読み出
し・出力を行う構成となっている。
【0106】従って、各ブロックの位置情報を書き換え
てブロックの順番を変えておいてからプリント動作等の
画像出力動作を行うことで、メモリ内の任意の場所に格
納されているブロックを順番に出力することが可能であ
る。つまり、予め、回転・反転処理後の位置情報となる
ように各ブロックの位置情報を書き換えておくことで、
プリンタやFAX等の装置に対して、画像回転・反転処
理された順番にブロック画像を出力することが実現でき
る。
【0107】これにより、各ブロックの位置情報を書き
換える処理及び各ブロック内部の画像を回転・反転する
処理という各ブロックに対する2種類の処理を、ページ
内の全てのブロックに対して実行することで、ページ画
像全体の画像回転・反転処理を実現することができる。
【0108】図20は、画像バス9013でブロックデ
ータを転送する場合の信号波形を示す図である。画像
は、画像バスクロックに同期してブロック単位で転送さ
れる。ブロックデータの先頭には、そのブロックの位置
情報が付加される。
【0109】図20において、A,Bと記載された画像
バスデータがこの位置情報である。
【0110】以下、画像回転・反転処理の実行手順に沿
って画像バス転送手順を説明する。
【0111】まず、画像回転・反転処理を行う元のブロ
ックデータが画像バス9013を介して画像バス・イン
ターフェース90113に入力され、1ブロック全ての
画素データの転送が終了した後に、画像回転・反転処理
されたブロックデータが、その内容を、画像バス・イン
ターフェース90113を介して画像バス9013に対
して出力される。
【0112】この入力の段階においては、まず、画像バ
ス9013から画像バス・インターフェース90113
に対して画像バス転送開始信号が送られる。それと同時
に画像バスデータとしてブロックの位置情報、ブロック
を構成する画素データが連続して転送される。
【0113】また、出力の段階においては、まず、画像
バス・インターフェース90113が画像バス9013
に対して転送の要求信号、画像バス転送要求信号を出力
する。それを受けた画像バス9013は、画像バス転送
許可信号を出力するので、画像バス・インターフェース
90113は、その出力を受けて画像バス転送開始信号
を出力し、ブロックの位置情報、ブロックを構成する画
素データを連続して出力して転送する。
【0114】図20における画像バスデータ「A」はブ
ロックの元の位置情報、画像バスデータ「B」はブロッ
クの画像回転・反転処理後の位置情報、「0」〜「25
5」の数値は各画素データをそれぞれ表している。
【0115】図20における出力の画素並びは、反時計
回り方向に90度画像回転処理を施した場合のものであ
るが、この並びや他の画像回転・反転処理については後
述する。
【0116】以下、データ処理部901において画像回
転と画像反転の処理を行う手順について説明する。
【0117】画像回転・反転処理を実行する場合、CP
U903は、全てのブロックに対してそれぞれ画像回転
・反転処理のジョブを発生させ、ブロック位置情報の番
号順或いは順不同に全てのブロックの処理を実行する。
また、画像回転・反転処理の単位はブロックであり、各
ブロックの処理は単独で行われる。
【0118】第1の実施の形態でも詳細に述べたが、以
下、1つのブロックに対する画像回転・反転処理の手順
を説明する。
【0119】CPU903は、処理するブロックの位置
情報をインターフェース900に渡し、ブロックデータ
生成を要求する。インターフェース900は、ブロック
位置情報に対する画素データをイメージメモリ部8から
読み出し、ブロック位置情報と合わせてブロックデータ
を生成し、画像バス9013を介して画像回転・反転処
理部9011に転送する。このときの画像バス信号波形
は、図20の前半に示すものである。
【0120】そして、画像回転・反転処理部9011に
入力されたブロック位置情報は、画像バス・インターフ
ェース90113を介してブロック位置情報変換部90
114に転送される。また、画像回転・反転処理部90
11に入力されたブロック画像データは、画像バス・イ
ンターフェース90113を介してメモリ9012に保
存される。ここで、このメモリ9012は、アドレスバ
ス9014とデータバス9015とによって制御される
汎用のものを使用している。
【0121】1ブロック分、つまり256画素分の画像
データを受信し終ってから、画像回転・反転処理部90
11は、メモリ9012に保存されている画像データを
1画素毎に読み出し始める。ここで、メモリ9012へ
のアドレスバス9014の制御によって画素データを読
み出す順番は、書き込んだときの順番と変えている。こ
の制御により画像回転・反転処理を実現している。例え
ば、書き込んだときと全く逆の順番で読み出せば180
度回転した画像が得られ、また、書き込んだときと全く
同じ順番で読み出せば0度回転した(回転・反転処理無
しの)画像が得られるが、その詳細については後述す
る。
【0122】読み出された画像データは、ブロック位置
情報変換部90114で変換処理された新しいブロック
位置情報の後に続けて、画像バス9015を介してイン
ターフェース900へ転送される。このときの画像バス
信号波形は、図20の後半に示すものである。
【0123】そして、インターフェース900は、ブロ
ックの持つ位置情報を解釈し、対応するイメージメモリ
領域にブロック画素データの書き込みを行う。
【0124】次に、画像回転・反転処理を実現するメモ
リ9012のアクセス手法について詳細に説明する。
【0125】画像回転・反転処理部9011は、その動
作段階として、画像データ入力段階及び画像データ出力
段階の2段階を持つ。
【0126】画像データ入力段階においては、上述した
ように画像データは、画像バス9013を介して画像回
転・反転処理部9011に1画素毎に入力される。ま
た、画像データ出力段階においては、上述したように画
像データは、画像回転・反転処理部9011から画像バ
ス9013を介して出力される。
【0127】これら2つの動作段階について、画像回転
・反転処理部9011の構成を示すブロック図である図
18を参照しながら説明する。
【0128】画像データ入力段階において、画像回転・
反転処理部9011は、図7に示す順番で次々に入力さ
れる画素データをメモリ9012に書き込んでいく。こ
のときの書き込みアドレスには、各画素データに対して
一意となるように、図7に示した画素番号のアドレスを
使用する。具体的には、ビット交換器90111でのビ
ット入れ替えをスルーにして、カウンタ90112の出
力と全く同じものをアドレスバス9014に出力して、
メモリ9012に画素データの書き込みを行うようにす
る。全ての画素データの転送が終了し、全ての画素デー
タのメモリ9012への書き込みが終了すると、画像回
転・反転処理部9011は、その動作段階を画像データ
出力段階に移す。
【0129】画像データ出力段階において、画像回転・
反転処理部9011は、メモリ9012に保存されてい
る画像データを次々と読み出し、画像バス9013を介
して1画素毎に転送していく。このときのメモリ901
2からの読み出し及び画像バス9013への転送の順番
は、画像データに施す回転処理の種類と反転処理の有無
によって次のように制御する。
【0130】反時計回り90度の画像回転処理を施す場
合には図8の16画素四方のブロック画像データで示す
順番、つまり、15,31,47,63,79,95,
111,127,143,159,175,191,2
07,223,239,255,14,30,46,…
208,224,240という順番で読み出して転送す
る。
【0131】同様に、反時計回り180度の画像回転処
理を施す場合には図9に示す順番で、また、反時計回り
270度の画像回転処理を施す場合には図10に示す順
番で、また、画像反転処理を施す場合には図11に示す
順番で、また、画像反転処理を施してから反時計回り9
0度の画像回転処理を施す場合には図12に示す順番
で、また、画像反転処理を施してから反時計回り180
度の画像回転処理を施す場合には図13に示す順番で、
また、画像反転処理を施してから反時計回り270度の
画像回転処理を施す場合には図14に示す順番でそれぞ
れ読み出して転送する。
【0132】具体的には、ビット交換器90111でビ
ットの入れ替えをそれぞれ図15の一覧表で示すように
制御して、上述したそれぞれの順番のアドレスをアドレ
スバス9014に出力し、メモリ9012からそれぞれ
所望の順番で画素データを読み出し、画像バス・インタ
ーフェース90113を介して画像バス9013へ転送
する。
【0133】尚、図15の説明は、上述した第1の実施
の形態でも詳細に説明したので、省略する。また、ビッ
ト交換機90111の構成も、図17に示した通りであ
るので、その説明は省略する。
【0134】次に、ブロック位置情報の変換手順につい
て詳細に説明する。
【0135】画像データ入力段階の最初に画像バス90
13から転送される元のブロック位置情報は、画像バス
・インターフェース90113を介してブロック位置情
報変換部90114へ転送される。そして、画像データ
入力段階の残りの画像バス9013からブロック画像デ
ータが画像バス・インターフェース90113を介して
上述したようにメモリ9012に書き込んでいる間に、
ブロック位置情報変換部90114では、新しいブロッ
ク位置情報の生成を行い、画像データの出力段階の最初
には、新しいブロック位置情報を画像バス・インターフ
ェース90113を介して画像バス9013へ転送でき
るようにする。尚、ブロック位置情報の変換は、画像回
転・反転処理の種類に対応した制御を行う。
【0136】図21は、画像回転・反転処理の種類に対
するブロック位置情報の変換方法の一覧表である。これ
らの変換は、図21に示すように加算器とビット反転回
路とにより構成することができるので、ブロック位置情
報変換部90114は、画像回転・反転処理の内容に対
応して動作するセレクタ回路を用いて簡単に実現でき
る。
【0137】また、これらの変換に必要となる2つの
数、画像全体を構成する水平方向のブロック数及び垂直
方向のブロック数は、CPU903の制御によって回転
・反転モードメモリ90110内部のレジスタに予め書
き込んでおき、変換処理に利用する。これらのブロック
数とは、画像回転・反転処理を施す前の元画像を構成す
るブロックの水平方向及び垂直方向のブロック数のこと
であり、例えば、図19に示す元画像の場合、それぞれ
10及び8である。
【0138】図22は、図19で示した水平方向10ブ
ロック、垂直方向8ブロックに分割された画像画像を反
時計回り90度回転処理した場合の模式図で、各ブロッ
クがそれぞれ持っていた位置情報(X,Y)が変換され
た結果を示している。
【0139】例えば、図19における左上のブロックの
持つ位置情報(0,0)は、反時計回り90度回転によ
る位置情報変換処理によって(0,9)に、その隣のブ
ロックの持つ位置情報(1,0)は(0,8)に変換さ
れることがわかる。
【0140】次に、位置情報の変換に関して詳細に説明
する。
【0141】図21に示す変換式において、Xは元画像
の各ブロックが持つ位置情報の水平方向番号を表し、Y
は元画像の各ブロックが持つ位置情報の垂直方向番号を
表す。更に、X’は回転・反転変換後画像の各ブロック
が持つ位置情報の水平方向番号を表し、Y’は回転・反
転変換後画像の各ブロックが持つ位置情報の垂直方向番
号を表す。尚、水平方向番号X及び垂直方向番号Yは、
図19で示した各ブロックが持つ位置情報(X,Y)に
対応し、0から始まる整数である。また、XXは元画像
の水平方向の総ブロック数を表し、YYは元画像の垂直
方向の総ブロック数を表す。図19で示した画像を例に
とると、XXは10であり、YYは8である。
【0142】図21に示す変換式は数式で表現してあ
り、矢印(<=)の右辺の値を計算処理した結果を左辺
の値とするという意味である。つまり、例えば、反時計
回り90度画像回転の場合には、X’←Y及びY’←X
X−1−Xであるので、ブロック位置情報が(X,Y)
であるブロックを反時計回り90度画像回転した場合の
変換後のブロック位置情報を(Y,XX−1−X)にす
ることを示している。
【0143】これを具体的に説明すると、例えば、図1
9の画像を反時計回り90度画像回転処理をする場合に
は、図19の左上のブロックの持つ位置情報(0,0)
をこの変換式に代入して(0,10−1−0)を得、こ
れを計算した結果(0,9)を画像回転処理後のこのブ
ロックが持つ位置情報とすることになる。また、その隣
のブロックに関しては、このブロックが持つ位置情報
(1,0)をこの変換式に代入して(0,10−1−
1)を得、これを計算した結果(0,8)を変換後のブ
ロックの持つ位置情報とすることになる。
【0144】図21に示す構成回路は、回路記号とその
接続線で表現してある。これは、左側から入力された信
号、X,Y,XX及びYYを信号処理して右側に出力す
る信号X’及びY’を生成する回路構成を示したもので
ある。
【0145】また、図21に示す回路記号は、一般的に
よく用いられるバッファ、インバータ(ビット反転回
路)及びアダー(加算器)である。尚、ここでのバッフ
ァは8ビット入力・8ビット出力のもので、入力された
信号をそのまま出力するものであり、また、インバータ
は8ビット入力・8ビット出力のもので、入力された信
号の各ビットを反転して出力するものであり、また、ア
ダーは8ビット入力2系統・8ビット出力のもので、入
力された2系統の信号を正の数として演算を行い且つ加
算して8ビットを超える桁上がり情報は捨てて8ビット
のみを出力するものである。つまり、例えば、反時計回
り90度画像回転の場合には、信号Yをそのまま信号
X’として出力し、また、信号Xの各ビットをビット反
転した信号と信号XXとの加算結果の信号をY’として
出力することを示している。
【0146】これを具体的に説明すると、例えば、図1
9の画像を反時計回り90度画像回転処理をする場合に
は、図19の左上のブロックの持つ位置情報(X,Y)
=(0,0)、水平方向のブロック総数XX=10及び
垂直方向のブロック総数YY=8をこの構成回路に入力
して、出力信号として回転処理後の位置情報(X’,
Y’)を得ることになる。ここで、Yは0であるので、
8ビットの信号Yは2進数で表現すると0000000
0となり、Xは0であるので、8ビットの信号Xは2進
数で表現すると00000000となり、XXは10で
あるので、8ビットの信号XXは00001010とな
り、YYは8なので、8ビットの信号YYは2進数で表
現すると00001000となる。従って、信号X’に
は信号Yをそのまま出力した00000000が出力さ
れ、信号Y’には信号Xの各信号を反転した信号111
11111と信号XXとの加算結果100001001
の下位8ビット00001001が出力されることにな
る。つまり、位置情報(0,0)は、この回路によって
(0,9)に変換されることになる。
【0147】他の回転、反転の際の位置情報の変換手段
も、図21に示した回路により簡単に構成することがで
きる。
【0148】そして、複数の回路から、選択された回
転、反転処理に応じて、1つの回路を選択することで、
簡単に位置情報を変換することができる。
【0149】以上のように、本実施の形態に係る画像処
理装置は、二次元の画像を画素データの集まりで表現
し、全ての画素データを一次元的に並べ、クロック信号
に同期して転送する系において、画像を構成する画素デ
ータをm×nサイズ(但し、m及びnは自然数)に切り
出した画素データの集まりをブロックとし、画像をブロ
ック単位に分割して扱い、各ブロックに画素データの他
に、画像全体の中でそのブロックが位置する場所を示す
ブロック位置情報を持たせる画像分離方式を採用し、入
力されるブロック画像を回転・反転処理して出力する画
像回転・反転処理部9011及び入力される当該ブロッ
ク画像に対するブロック位置情報を変換処理して出力す
るブロック位置情報変換部90114を有し、このブロ
ック位置情報変換部90114での変換処理は、画像回
転・反転処理部9011での画像回転・反転処理内容に
対応した処理であり、当該ブロック画像が位置する画像
回転・反転処理前の画像全体を画像回転・反転処理後の
画像全体の中での当該ブロック画像が位置すべき位置情
報を出力することを特徴とするものである。
【0150】従って、本実施の形態に係る画像処理装置
によれば、ブロック画像を回転・反転処理すると同時
に、画像全体の中での当該ブロックの位置情報をも変更
することにより、メモリ9012に一度記憶させてから
再度読み出して正しい位置に書き込みし直すといった無
駄な手順を省くことが可能となり、画像回転・反転処理
に必要となる処理時間の短縮が図れる。また、並列動作
性も同時に実現することができる。つまり、ブロック毎
の処理が独立に実行できるため、複数の画像に対して画
像回転・反転処理の要求があった場合にも、それらの処
理を同時に起動してブロック単位で並列に実行すること
が可能となる。また、複数の画像回転・反転処理部を実
装した構成とすることで、複数のブロックの処理を並列
に実行して短時間で全ブロックの処理を終了させること
が可能となり、高速画像回転・反転処理に対しての拡張
性を持つことができるものである。
【0151】尚、上述した第1、第2の実施の形態に加
えて、本発明は前述した各実施の形態の機能を実現する
ソフトウエアのプログラムコードを記録した記憶媒体
を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは
装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)が記憶
媒体に格納されたプログラムコードを読出して実行する
ことにも適用できる。
【0152】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が、上述した各実施の形態の機能を実
現することになり、そのプログラムコード を記憶した
記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0153】また、プログラムコードを供給するための
記憶媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)デ
ィスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディス
ク、CD−ROM,CD−R、磁気テープ、不揮発性の
メモリカード、ROM等を用いることができる。
【0154】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、上述した各実施の形態
の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコード
の指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS
(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部ま
たは全部を行い、その処理によって、上述した各実施の
形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまで
もない。
【0155】更に、記憶媒体から読み出されたプログラ
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に
基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わ
るCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その
処理によって、上述した各実施の形態の機能が実現され
る場合も含まれることは言うまでもない。
【0156】
【発明の効果】以上のように本発明の請求項1乃至3,
7に記載の画像処理方法、請求項4乃至6,8に記載の
画像処理装置、請求項9,10に記載のプログラム及び
請求項14に記載の記憶媒体によれば、画像を回転・反
転処理するための回路規模を最小限に抑えることがで
き、また、装置全体の動作クロック周波数を高めて高速
動作させることが容易であり、更に、回路の拡張性や流
用性にも優れたものとなるという効果を奏する。
【0157】また、本発明の請求項11に記載の画像処
理方法、請求項12に記載の画像処理装置、請求項13
に記載のプログラム及び請求項14に記載の記憶媒体に
よれば、画像回転・反転処理に必要な処理時間を短縮で
きると共に、並列動作も同時に実現することができ、し
かも高速画像回転・反転処理に対しての拡張性を持つこ
とが可能となるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る画像処理装置
のシステム構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る画像処理装置
におけるリーダ部及びプリンタ部の構成を示す縦断面図
である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る画像処理装置
におけるリーダ部の内部構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係る画像処理装置
におけるコア部の内部構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態に係る画像処理装置
におけるデータ処理部の内部構成を示すブロック図であ
る。
【図6】本発明の第1の実施の形態に係る画像処理装置
における画像回転・反転処理部の内部構成を示すブロッ
ク図である。
【図7】本発明の第1の実施の形態に係る画像処理装置
における画像データを画素データに分割した模式図であ
る。
【図8】本発明の第1の実施の形態に係る画像処理装置
における画像データを反時計回りに90度回転した模式
図である。
【図9】本発明の第1の実施の形態に係る画像処理装置
における画像データを反時計回りに180度回転した模
式図である。
【図10】本発明の第1の実施の形態に係る画像処理装
置における画像データを反時計回りに270度回転した
模式図である。
【図11】本発明の第1の実施の形態に係る画像処理装
置における画像データを左右反転した模式図である。
【図12】本発明の第1の実施の形態に係る画像処理装
置における画像データを左右反転し、反時計回りに90
度回転した模式図である。
【図13】本発明の第1の実施の形態に係る画像処理装
置における画像データを左右反転し、反時計回りに18
0度回転した模式図である。
【図14】本発明の第1の実施の形態に係る画像処理装
置における画像データを左右反転し、反時計回りに27
0度回転した模式図である。
【図15】本発明の第1の実施の形態に係る画像処理装
置における画像回転・反転処理の種類に対するビット入
れ替え内容の一覧表である。
【図16】本発明の第1の実施の形態に係る画像処理装
置における画像データを反時計回りに90度回転するた
めのアドレス制御を実現するビット交換の表である。
【図17】本発明の第1の実施の形態に係る画像処理装
置におけるビット交換器の模式図である。
【図18】本発明の第2の実施の形態に係る画像処理装
置における画像回転・反転処理部の内部構成を示すブロ
ック図である。
【図19】本発明の第2の実施の形態に係る画像処理装
置における画像を複数に分割して扱う場合の模式図であ
る。
【図20】本発明の第2の実施の形態に係る画像処理装
置における画像バスでブロックデータを転送する場合の
信号波形図である。
【図21】本発明の第2の実施の形態に係る画像処理装
置における画像回転・反転処理の種類に対するブロック
位置情報の変換方法の一覧表である。
【図22】図19で示した水平方向10ブロック、垂直
方向8ブロックに分割された画像画像を反時計回り90
度回転処理した場合の模式図である。
【符号の説明】
1 リーダ部 2 プリンタ部 3 画像入出力制御部 4 ファクシミリ部 5 ファイル部 6 コンピュータ・インターフェース部 7 フォーマッタ部 8 イメージメモリ部 9 コア部 10 電話回線 11 ハードディスク 12 光磁気ディスク・ドライブユニット 13 パーソナルコンピュータまたはワークステー
ション(PC/WS) 101 原稿給送装置 102 プラテンガラス 103 ランプ 104 スキャナユニット 105 ミラー 106 ミラー 107 ミラー 108 レンズ 109 CCDイメージセンサ(CCD) 110 A/D変換・シェーディング補正部(A/D
・SH部) 111 画像処理部 112 インターフェース(I/F) 113 CPU(中央処理装置) 114 操作部 115 メモリ 201 レーザードライバー 201a レーザー発光部 202 感光ドラム 203 現像器 204 上段給紙カセット 205 下段給紙カセット 206 転写部 207 定着部 208 排出ローラ 209 フラッパ 210 再給紙搬走路 211 ソータ 212 ビン 900 インターフェース(I/F) 901 データ処理部 902 インターフェース(I/F) 903 CPU(中央処理装置) 904 メモリ 9010 変倍処理部 9011 画像回転・反転処理部 9012 メモリ 9013 画像バス 9014 アドレスバス 9015 データバス 90110 回転・反転モードメモリ 90111 ビット交換器 90112 カウンタ 90113 画像バス・インターフェース(I/F) 90114 ブロック位置情報変換部

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 規則的な二進数の数値信号をクロック信
    号に同期して逐次的に生成して出力する数値信号生成工
    程と、 前記数値信号生成工程の出力信号を入力信号とし該入力
    信号の各ビットの順番を入れ替えた信号またはビットを
    反転した信号を生成して出力するビット交換工程と、 前記ビット交換工程のビット順番入れ替え動作またはビ
    ット反転動作を制御する制御工程とを有し、 メモリに画素データに分割されて1次元的に並べて記憶
    されている画像データを前記数値信号生成工程の逐次動
    作に同期して、そして前記ビット交換工程により生成さ
    れた出力信号をアドレス信号として読み出して出力する
    ことにより、元画像に対して回転または反転処理を行う
    ことを特徴とする画像処理方法。
  2. 【請求項2】 入力した二次元の画像を画素データの集
    まりで表現し、全ての画素データを一次元的に並べ、ク
    ロック信号に同期してメモリへ転送することを特徴とす
    る請求項1に記載の画像処理方法。
  3. 【請求項3】 前記ビット変換工程は、複数通りのビッ
    トの交換ができ、回転の角度または反転の種類に応じ
    て、その中から1つを選択して出力することを特徴とす
    る請求項1に記載の画像処理方法。
  4. 【請求項4】 規則的な二進数の数値信号をクロック信
    号に同期して逐次的に生成して出力する数値信号生成手
    段と、 前記数値信号生成手段の出力信号を入力信号とし該入力
    信号の各ビットの順番を入れ替えた信号またはビットを
    反転した信号を生成して出力するビット交換手段と、 前記ビット交換手段のビット順番入れ替え動作またはビ
    ット反転動作を制御する制御手段と、 画像データを記憶する記憶手段とを有し、 前記記憶手段に画素データに分割されて1次元的に並べ
    て記憶されている画像データを前記数値信号生成手段の
    逐次動作に同期して、そして前記ビット交換手段により
    生成された出力信号をアドレス信号として読み出して出
    力することにより、前記元画像に対して回転または反転
    処理を行うことを特徴とする画像処理装置。
  5. 【請求項5】 入力した二次元の画像を画素データの集
    まりで表現し、全ての画素データを一次元的に並べ、ク
    ロック信号に同期してメモリへ転送することを特徴とす
    る請求項4に記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】前記ビット交換手段は、複数通りのビット
    の交換ができ、回転の角度または反転の種類に応じて、
    その中から1つを選択して出力することを特徴とする請
    求項4に記載の画像処理装置。
  7. 【請求項7】 規則的な二進数の数値信号をクロック信
    号に同期して逐次的に生成して出力する数値信号生成工
    程と、 前記数値信号生成工程の出力信号を入力信号とし該入力
    信号の各ビットの順番を入れ替えた信号またはビットを
    反転した信号を生成して出力するビット交換工程と、 前記ビット交換工程のビット順番入れ替え動作またはビ
    ット反転動作を制御する制御工程とを有し、 前記数値信号生成工程の逐次動作に同期して、そして前
    記ビット交換工程により生成された出力信号をアドレス
    信号としてメモリに画像データを書き込み、メモリに書
    き込まれている画像データを所定の順序のアドレスで読
    み出すことにより、元画像に対して回転または反転処理
    を行うことを特徴とする画像処理方法。
  8. 【請求項8】 規則的な二進数の数値信号をクロック信
    号に同期して逐次的に生成して出力する数値信号生成手
    段と、 前記数値信号生成手段の出力信号を入力信号とし該入力
    信号の各ビットの順番を入れ替えた信号またはビットを
    反転した信号を生成して出力するビット交換手段と、 前記ビット交換手段のビット順番入れ替え動作またはビ
    ット反転動作を制御する制御手段と、 画像データを記憶する記憶手段とを有し、 前記数値信号生成手段の逐次動作に同期して、そして前
    記ビット交換手段により生成された出力信号をアドレス
    信号としてメモリに画像データを書き込み、メモリに書
    き込まれている画像データを所定の順序のアドレスで読
    み出すことにより、元画像に対して回転または反転処理
    を行うことを特徴とする画像処理装置。
  9. 【請求項9】 画像処理装置を制御するためのコンピュ
    ータ読み取り可能なプログラムであって、 規則的な二進数の数値信号をクロック信号に同期して逐
    次的に生成して出力する数値信号生成工程と、 前記数値信号生成工程の出力信号を入力信号とし該入力
    信号の各ビットの順番を入れ替えた信号またはビットを
    反転した信号を生成して出力するビット交換工程と、 前記ビット交換工程のビット順番入れ替え動作またはビ
    ット反転動作を制御する制御工程とをコンピュータに実
    行させるためのプログラムコードから成り、 メモリに画素データに分割されて1次元的に並べて記憶
    されている画像データを前記数値信号生成工程の逐次動
    作に同期して、そして前記ビット交換工程により生成さ
    れた出力信号をアドレス信号として読み出して出力する
    ことにより、元画像に対して回転または反転処理を行う
    ことを特徴とするプログラム。
  10. 【請求項10】 画像処理装置を制御するためのコンピ
    ュータ読み取り可能なプログラムであって、 規則的な二進数の数値信号をクロック信号に同期して逐
    次的に生成して出力する数値信号生成工程と、 前記数値信号生成工程の出力信号を入力信号とし該入力
    信号の各ビットの順番を入れ替えた信号またはビットを
    反転した信号を生成して出力するビット交換工程と、 前記ビット交換工程のビット順番入れ替え動作またはビ
    ット反転動作を制御する制御工程とをコンピュータに実
    行させるためのプログラムコードから成り、 前記数値信号生成工程の逐次動作に同期して、そして前
    記ビット交換工程により生成された出力信号をアドレス
    信号としてメモリに画像データを書き込み、メモリに書
    き込まれている画像データを所定の順序のアドレスで読
    み出すことにより、元画像に対して回転または反転処理
    を行うことを特徴とするプログラム。
  11. 【請求項11】 ブロック画像及びそのブロック画像の
    位置情報を入力する入力工程と、 入力したブロック画像をブロック単位で回転または反転
    処理して出力する画像回転・反転処理工程と、 入力したブロック画像の位置情報を回転または反転処理
    後の画像の位置情報に変換処理する変換工程とを有し、 前記変換工程による変換処理は、前記画像回転・反転処
    理工程による画像回転・反転処理内容に対応した処理で
    あり、当該ブロック画像が位置する処理前の画像全体に
    対する位置情報を前記画像回転・反転処理工程による画
    像回転・反転処理後の画像全体に対する位置情報に変換
    し、変換された位置情報を回転または反転処理されたブ
    ロック画像に付加して出力することを特徴とする画像処
    理方法。
  12. 【請求項12】 ブロック画像及びそのブロック画像の
    位置情報を入力する入力手段と、 入力したブロック画像をブロック単位で回転または反転
    処理して出力する画像回転・反転処理手段と、 入力したブロック画像の位置情報を回転または反転処理
    後の画像の位置情報に変換処理する変換手段とを有し、 前記変換手段による変換処理は、前記画像回転・反転処
    理工程による画像回転・反転処理内容に対応した処理で
    あり、当該ブロック画像が位置する処理前の画像全体に
    対する位置情報を前記画像回転・反転処理工程による画
    像回転・反転処理後の画像全体に対する位置情報に変換
    し、変換された位置情報を回転または反転処理されたブ
    ロック画像に付加して出力することを特徴とする画像処
    理装置。
  13. 【請求項13】 画像処理装置を制御するためのコンピ
    ュータ読み取り可能なプログラムであって、 ブロック画像及びそのブロック画像の位置情報を入力す
    る入力工程と、 入力したブロック画像をブロック単位で回転または反転
    処理して出力する画像回転・反転処理工程と、 入力したブロック画像の位置情報を回転または反転処理
    後の画像の位置情報に変換処理する変換工程とをコンピ
    ュータに実行させるためのプログラムコードから成り、 前記変換工程による変換処理は、前記画像回転・反転処
    理工程による画像回転・反転処理内容に対応した処理で
    あり、当該ブロック画像が位置する処理前の画像全体に
    対する位置情報を前記画像回転・反転処理工程による画
    像回転・反転処理後の画像全体に対する位置情報に変換
    し、変換された位置情報を回転または反転処理されたブ
    ロック画像に付加して出力することを特徴とするプログ
    ラム。
  14. 【請求項14】 請求項9,10,13に記載のプログ
    ラムを格納したことを特徴とする記憶媒体。
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