JP2002084252A - Ofdm変調装置、ofdm復調装置及びofdm送受信システム - Google Patents

Ofdm変調装置、ofdm復調装置及びofdm送受信システム

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JP2002084252A
JP2002084252A JP2000272238A JP2000272238A JP2002084252A JP 2002084252 A JP2002084252 A JP 2002084252A JP 2000272238 A JP2000272238 A JP 2000272238A JP 2000272238 A JP2000272238 A JP 2000272238A JP 2002084252 A JP2002084252 A JP 2002084252A
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signal
circuit
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Yoshikazu Miyato
良和 宮戸
Yasunari Ikeda
康成 池田
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 OFDM変調方式で映像や音声並びにそれら
に付随する情報を無線送信する場合には、これらの情報
を第3者に受信されるのを、簡易に防止する。 【解決手段】 無線中継システム1は、ワイヤレスカメ
ラ11と、受信中継局12とから構成されている。ワイ
ヤレスカメラ11からは、OFDM変調方式により、受
信中継局12へ無線送信される。ワイヤレスカメラ11
及び受信中継局12は、トランスポートストリームを伝
送路符号化/復号する際に、エネルギー拡散処理を行
う。このエネルギー拡散処理に用いられるPRBSの種
(初期値)は、外部から変更可能とされており、ユーザ
が任意にその値を設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、直交周波数分割多
重化伝送 (OFDM: Orthogonal Frequency Division
Multiplexing)変調方式によるデジタル放送や放送中
継装置等に適用されるOFDM変調装置、OFDM復調
装置及びOFDM送受信システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、デジタル信号を伝送する方式とし
て、直交周波数分割多重方式(OFDM : Orthogonal
Frequency Division Multiplexing)とよばれる変調方
式が提案されている。このOFDM変調方式は、伝送帯
域内に多数の直交する副搬送波(サブキャリア)を設
け、それぞれのサブキャリアの振幅及び位相にデータを
割り当て、PSK(Phase Shift Keying)やQAM(Qu
adrature Amplitude Modulation)によりデジタル変調
する方式である。このOFDM変調方式は、多数のサブ
キャリアで伝送帯域を分割するため、サブキャリア1波
あたりの帯域は狭くなり変調速度は遅くなるが、トータ
ルの伝送速度は、従来の変調方式と変わらないという特
徴を有している。また、このOFDM変調方式は、多数
のサブキャリアが並列に伝送されるためにシンボル速度
が遅くなるという特徴を有している。そのためこのOF
DM変調方式は、シンボルの時間長に対する相対的なマ
ルチパスの時間長を短くすることができ、マルチパス妨
害を受けにくくなる。また、OFDM変調方式は複数の
サブキャリアに対してデータの割り当てが行われること
から、変調時には逆フーリエ変換を行うIFFT(Inve
rse Fast Fourier Transform)演算回路、復調時にはフ
ーリエ変換を行うFFT(Fast Fourier Transform)演
算回路を用いることにより、送受信回路を構成すること
ができるという特徴を有している。
【0003】以上のような特徴からOFDM変調方式
は、マルチパス妨害の影響を強く受ける地上波デジタル
放送および通信に適用することが広く検討されている。
【0004】このようなOFDM変調方式を採用した地
上デジタル放送としては、例えばDVB−T (Digital
Video Broadcasting-Terrestrial)やISDB−T(I
ntegrated Services Digital Broadcasting-Terrestria
l)といった規格が提案されている。
【0005】OFDM変調方式による送信信号は、図7
に示すようにOFDMシンボルと呼ばれるシンボル単位
で伝送される。このOFDMシンボルは送信時にIFF
Tが行われる信号期間である有効シンボルと、この有効
シンボルの後半の一部分の波形がそのまま複写されたガ
ードインターバルとから構成されている。このガードイ
ンターバルは、OFDMシンボルの前半部分に設けられ
ている。例えばDVB−T規格(2Kモード)において
は、有効シンボル内に2048本のサブキャリアが含ま
れており、そのサブキャリア間隔は4.14kHzとな
る。また有効シンボル内の2048本のサブキャリアの
うち、1705本のサブキャリアにデータが変調されて
いる。またガードインターバルは有効シンボルの1/4
の時間長の信号とされている。
【0006】まず、従来のOFDM変調装置について説
明をする。
【0007】従来のOFDM変調装置101は、図8に
示すように、MUXアダプテーション/エネルギー拡散
回路102と、リード・ソロモン符号化器103と、畳
み込みインターリーブ回路104と、畳み込み符号化器
105と、ビット/シンボルインターリーブ回路106
と、マッピング回路107と、フレームアダプテーショ
ン回路108と、IFFT回路109と、ガードインタ
ーバル付加回路110と、D/A変換器111と、フロ
ントエンド112と、アンテナ113と、TPS生成回
路114とを備えて構成されている。
【0008】このOFDM変調装置101には、前段の
MPEGエンコーダにより映像や音声信号を圧縮、多重
化されたMPEG2トランスポートストリーム(Transp
ortStream)が、入力される。このトランスポートスト
リームは、OFDM変調装置101のMUXアダプテー
ション/エネルギー拡散回路102に供給される。
【0009】MUXアダプテーション/エネルギー拡散
回路102は、TSパケットの先頭の1バイトの同期バ
イト47hを、8個のTSパケットごとにビット反転
し、B8hとする。このとき同時にエネルギー拡散を行
う際に用いられる疑似乱数系列(PRBS)発生用のシ
フトレジスタを、8個のTSパケット毎に、所定の種で
初期化する。DVB−T方式では、PRBSの系列は
(x15+x14+1)であり、種は009Ahである。M
UXアダプテーション/エネルギー拡散回路102は、
TSパケットの同期バイト(1バイト)を除いたデータ
とPRBSとの排他論理和の演算を行うことによって、
エネルギー拡散処理を行う。エネルギー拡散がされたデ
ータ系列は、リード・ソロモン符号化器103に供給さ
れる。
【0010】リード・ソロモン符号化器103は、入力
されたデータ系列に対してリード・ソロモン符号化処理
を行い、TSパケットごとに16バイトのパリティを付
加する。パリティが付加されたデータ系列は、畳み込み
インターリーブ回路104に供給される。
【0011】畳み込みインターリーブ回路104は、入
力されたデータ系列に対して畳み込みインタリーブ処理
を行う。畳み込みインタリーブ回路104は、例えば、
図9に示すように、遅延量がそれぞれ異なる遅延素子が
設けられた12のブランチを有しており、入力・出力と
も同じブランチを選択し、1バイトごと同時に0,1,
2,3,4,・・・・10,11,0,1,2・・・と
いったようにブランチを順次切り替えていく。そして、
1バイトの入力に対して、1バイトの出力を行い、畳み
込みインタリーブを行う。畳み込みインタリーブがされ
たデータ系列は、畳み込み符号化器105に供給され
る。
【0012】畳み込み符号化器105は、例えばG1=
171(Octal)及びG2=133(Octal)
の2つの符号化器により畳み込み符号化を行い、1ビッ
トの入力に対して、2ビットの符号化出力を行う。さら
に、パンクチャッド処理を行う場合には、この2ビット
の符号化出力に対してパンクチャリング処理を行う。畳
み込み符号化がされたデータ系列は、ビット/シンボル
インターリーブ回路106に供給される。
【0013】ビット/シンボルインターリーブ回路10
6は、OFDMシンボル内の周波数のインターリーブと
マッピング点に割り当てるビット内のインターリーブを
行う。インタリーブがされたデータ系列は、マッピング
回路107に供給される。
【0014】マッピング回路107は、変調方式に応じ
た符号長(例えば64QAMの場合には6ビットの符号
長)でデータ系列を分割し、それぞれ所定のマッピング
点に割り当てる。このようにデータ系列をマッピング点
に割り当てることにより、I,Q成分からなる2次元情
報が出力される。2次元情報とされたデータ系列は、フ
レームアダプテーション回路108に供給される。
【0015】フレームアダプテーション回路108は、
マッピングされた2次元情報に加えて、TPS生成回路
114から供給される所定のパイロット信号や伝送路多
重制御信号(TSP: Transmission Parameter Signall
ing)及びヌル信号を挿入し、いわゆるOFDMフレー
ム構成処理を行う。OFDMフレーム構成がされたデー
タ系列は、IFFT回路109に供給される。
【0016】IFFT回路109は、I,Qの2048
組のデータを1OFDMシンボルとし、一括してIFF
T演算を行う。IFFT演算がされたデータ系列は、1
有効シンボル毎に、ガードインターバル付加回路110
に供給される。
【0017】ガードインターバル付加回路110は、I
FFT回路109から出力された有効シンボルの信号の
後半1/4の信号波形を複写して有効シンボルの先頭に
付加し、有効シンボルにガードインターバルを付加す
る。ガードインターバルが付加されたデータは、D/A
変換器111に供給される。
【0018】D/A変換器111は、デジタル信号をア
ナログ信号に変換し、フロントエンド112に供給す
る。
【0019】フロントエンド112は、D/A変換され
た信号をRF帯域へ周波数アップコンバートを行い、ア
ンテナ113を介して空中に放射する。
【0020】つぎに、従来のOFDM復調装置について
説明をする。
【0021】従来のOFDM復調装置131は、図10
に示すように、アンテナ132と、チューナ133と、
A/D変換器134と、デジタル直交復調回路135
と、FFT演算回路136と、狭帯域fc誤差算出(F
AFC)回路137と、広帯域fc誤差算出回路138
と、数値コントロール発振(NCO)回路139と、イ
コライザ140と、デマッピング回路141と、TPS
(Transmission Parameter Signalling)復調回路14
2と、ビット/シンボルデインタリーブ回路143と、
ビタビ復号回路144と、畳み込みデインターリーブ回
路145と、リード・ソロモン復号回路146と、MU
Xアダプテーション/エネルギー逆拡散回路147とを
備えている。
【0022】放送局から放送されたデジタルテレビジョ
ン放送の放送波は、OFDM復調装置131のアンテナ
132により受信され、RF信号としてチューナ133
に供給される。
【0023】チューナ133は、アンテナ132により
受信されたRF信号を周波数変換して、IF信号を出力
する。出力されたIF信号は、A/D変換器134に供
給される。
【0024】A/D変換器134は、IF信号をデジタ
ル化する。デジタル化されたIF信号は、デジタル直交
復調回路135に供給される。なお、A/D変換器13
4は、DVB−T規格(2Kモード)においては、OF
DM時間領域信号の有効シンボルを例えば4096サン
プル、ガードインターバルを例えば1024サンプルで
サンプリングされるような2倍のクロックで量子化す
る。
【0025】デジタル直交復調回路135は、所定の周
波数(キャリア周波数)のキャリア信号を用いて、デジ
タル化されたIF信号を直交復調し、ベースバンドのO
FDM信号を出力する。このデジタル直交復調回路13
5から出力されるベースバンドのOFDM信号は、FF
T演算される前のいわゆる時間領域の信号である。この
ことから、以下デジタル直交復調後でFFT演算される
前のベースバンド信号を、OFDM時間領域信号と呼
ぶ。このOFDM時間領域信号は、直交復調された結
果、実軸成分(Iチャネル信号)と、虚軸成分(Qチャ
ネル信号)とを含んだ複素信号となる。
【0026】デジタル直交復調回路135により出力さ
れるOFDM時間領域信号は、FFT演算回路136及
び狭帯域fc誤差算出回路137に供給される。
【0027】FFT演算回路136は、OFDM時間領
域信号に対してFFT演算を行い、各サブキャリアに直
交変調されているデータを抽出して出力する。このFF
T演算回路136から出力される信号は、FFTされた
後のいわゆる周波数領域の信号である。このことから、
以下、FFT演算後の信号をOFDM周波数領域信号と
呼ぶ。
【0028】FFT演算回路136は、1つのOFDM
シンボルから有効シンボル長の範囲(例えば2048サ
ンプル)の信号を抜き出し、すなわち、1つのOFDM
シンボルからガードインターバル分の範囲を除き、抜き
出した2048サンプルのOFDM時間領域信号に対し
てFFT演算を行う。具体的にその演算開始位置は、O
FDMシンボルの境界(図7中Aの位置)から、ガード
インターバルの終了位置(図7中Bの位置)までの間の
いずれかの位置となる。この演算範囲のことをFFTウ
ィンドウと呼ぶ。
【0029】このようにFFT演算回路136から出力
されたOFDM周波数領域信号は、OFDM時間領域信
号と同様に、実軸成分(Iチャネル信号)と、虚軸成分
(Qチャネル信号)とからなる複素信号となっている。
OFDM周波数領域信号は、広帯域fc誤差算出回路1
38及びイコライザ140に供給される。
【0030】狭帯域fc誤差算出回路137は、OFD
M時間領域信号に含まれるキャリア周波数誤差を算出す
る。具体的に、狭帯域fc誤差算出回路137は、サブ
キャリアの周波数間隔(4.14kHz)の±1/2以
下の精度の狭帯域キャリア周波数誤差を算出する。キャ
リア周波数誤差は、チューナ133の局部発振器から出
力される基準周波数のずれ等により生じるOFDM時間
領域信号の中心周波数位置の誤差であり、この誤差が大
きくなると出力されるデータの誤り率が増大する。狭帯
域fc誤差算出回路137により求められた狭帯域キャ
リア周波数誤差は、NCO139に供給される。
【0031】広帯域fc誤差算出回路138は、OFD
M時間領域信号に含まれるキャリア周波数誤差を算出す
る。具体的に、広帯域fc誤差算出回路138は、サブ
キャリアの周波数(例えば4.14kHz)間隔精度の
広帯域キャリア周波数誤差を算出する。この広帯域fc
誤差算出回路138は、コンティニュアルパイロット信
号(CP信号)を参照して、このCP信号が本来のCP
信号の挿入位置からどの程度シフトしているのかを算出
して、このシフト量を求めている。広帯域fc誤差算出
回路138により求められた広帯域キャリア周波数誤差
は、NCO139に供給される。
【0032】NCO139は、狭帯域fc誤差算出回路
137により算出されたサブキャリア周波数間隔の±1
/2精度の狭帯域キャリア周波数誤差と、広帯域fc誤
差算出回路138により算出されたサブキャリア周波数
間隔精度の広帯域キャリア周波数誤差とを加算し、加算
して得られたキャリア周波数誤差に応じて周波数が増減
するキャリア周波数誤差補正信号を出力する。このキャ
リア周波数誤差補正信号は、複素信号であり、デジタル
直交復調回路135に供給される。このキャリア周波数
誤差補正信号は、キャリア周波数誤差補正信号に基づき
キャリア周波数fcを補正しながら、デジタル直交復調
をする。
【0033】イコライザ140は、スキャッタードパイ
ロット信号(SP信号)を用いて、OFDM周波数領域
信号の位相等化および振幅等化を行う。位相等化および
振幅等化がされたOFDM周波数領域信号は、デマッピ
ング回路141とTPS復調回路142に供給される。
【0034】TPS復調回路142は、所定の周波数成
分に割り当てられたTPS信号を分離しその信号から符
号化率、変調方式およびガードインターバル長等の情報
を復調する。
【0035】デマッピング回路141は、イコライザ1
40により振幅等化および位相等化されたOFDM周波
数領域信号を、その変調方式に応じてデマッピングを行
ってデータの復号をする。デマッピングされたデータ
は、ビット/シンボルデインターリブ回路143に供給
される。
【0036】ビット/シンボルデインターリーブ回路1
43は、変調装置で行ったビットインターリーブ及びシ
ンボルインターリーブの逆操作を行う。ビット及びシン
ボルインタリーブがされたデータは、ビタビ復号回路1
44に供給される。
【0037】ビタビ復号回路144は、ビタビアルゴリ
ズムを用いた最尤復号を行う。最尤復号がされたデータ
は、畳み込みデインターリーブ回路145に供給され
る。
【0038】畳み込みデインターリーブ回路145は、
変調装置で行った畳み込みインターリーブ回路の逆操作
を行う。畳み込みデインタリーブされたデータは、リー
ド・ソロモン復号回路146に供給される。
【0039】リード・ソロモン復号回路146は、変調
装置により付加された16バイトのパリティに基づき、
リード・ソロモン符号を復号し、誤りがあればそれを訂
正する。リード・ソロモン復号がされたデータは、MU
Xアダプテーション/エネルギー逆拡散回路147に供
給される。
【0040】MUXアダプテーション/エネルギー逆拡
散回路147は、TSパケットの先頭の1バイトの同期
バイトが47hであればそのまま、B8hであればビッ
ト反転を行い47hに修正する。このとき、MUXアダ
プテーション/エネルギー逆拡散回路147は、このと
き同時にエネルギー拡散を行う際に用いられる疑似乱数
系列(PRBS)発生用のシフトレジスタを、TSパケ
ット毎に、所定の種で初期化する。DVB−T方式で
は、PRBSの系列は(x15+x14+1)であり、種は
009Ahである。MUXアダプテーション/エネルギ
ー逆拡散回路147は、TSパケットの同期バイト(1
バイト)を除いたデータとPRBSとの排他論理和の演
算を行うことによって、エネルギー逆拡散処理を行う。
エネルギー逆拡散がされたデータ系列は、トランスポー
トストリームとして、例えば後段のMPEG2デコーダ
等に供給される。
【0041】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来より、
報道番組、スポーツ番組、各種イベント番組等のテレビ
ジョン放送の中継現場の撮影用として、ワイヤレスカメ
ラが用いられている。このようなワイヤレスカメラは、
カメラにより撮像された映像信号や音声信号が地上波無
線により中継車等の基地局に送信されるため、従来のよ
うなケーブル接続していた場合と比較して、ケーブル敷
設や撤去の手間が省け、さらに、カメラアングルや撮影
位置の自由度が広くなり、撮影現場でのカメラの機動性
が向上する。
【0042】さらに近年では、このようなワイヤレスカ
メラの伝送方式として、映像信号や音声信号をデジタル
化して、変調方式にデジタル変調方式が用いられるよう
になってきている。
【0043】しかしながら、このようなテレビジョン中
継現場では、複数の放送局によりそれぞれ独自に中継放
送が行われる場合がある。このような場合、無線送信を
行うと、中継放送をしている当該関係者だけではなく、
他の放送関係者等の第三者に、その素材映像や音声並び
にそれに付随した情報を受信される恐れがある。
【0044】本発明はこのような状況を鑑みてなされた
ものであり、OFDM変調方式で映像や音声並びにそれ
らに付随する情報を無線送信する場合には、これらの情
報を第3者に受信されるのを、簡易に防止することがで
きるOFDM変調装置、OFDM変調装置及びOFDM
送受信システムを提供することを目的とする。
【0045】
【課題を解決するための手段】本発明にかかるOFDM
変調装置は、デジタルデータ系列を直交周波数分割多重
(OFDM)変調するOFDM変調装置であって、デジ
タルデータ系列を疑似乱数系列によりエネルギー拡散す
るエネルギー拡散手段と、上記疑似乱数系列の初期値を
可変する初期値設定手段とを備えることを特徴とする。
【0046】このOFDM変調装置では、例えば外部入
力等に応じて、エネルギー拡散するために用いられる疑
似乱数系列の初期値を可変する。
【0047】本発明にかかるOFDM復調装置は、直交
周波数分割多重(OFDM)信号からデジタルデータ系
列を復調するOFDM復調装置であって、復調されたデ
ジタルデータ系列を疑似乱数系列によりエネルギー逆拡
散するエネルギー逆拡散手段と、上記疑似乱数系列の初
期値を外部入力に応じて可変する初期値設定手段とを備
えることを特徴とする。
【0048】このOFDM復調装置では、例えば外部入
力等に応じて、エネルギー拡散するために用いられる疑
似乱数系列の初期値を可変する。
【0049】本発明にかかるOFDM送受信システム
は、直交周波数分割多重(OFDM)信号の無線送信を
行うOFDM送受信システムであって、デジタルデータ
系列を疑似乱数系列によりエネルギー拡散するエネルギ
ー拡散手段と、上記疑似乱数系列の初期値を可変する初
期値設定手段と、エネルギ逆拡散されたデジタルデータ
系列を直交周波数分割多重(OFDM)変調する変調手
段と、OFDM変調されて生成されたOFDM信号を無
線送信する送信手段とを有する送信装置と、上記送信装
置により無線送信されたOFDM信号を受信する受信手
段と、受信されたOFDM信号を直交周波数分割多重
(OFDM)復調する変復調手段と、復調されたデジタ
ルデータ系列を疑似乱数系列によりエネルギー逆拡散す
るエネルギー逆拡散手段と、上記疑似乱数系列の初期値
を可変する初期値設定手段とを有する受信装置とを備
え、上記疑似乱数系列の初期値は、送信装置と受信装置
とで同一の値が設定されることを特徴とする。
【0050】このOFDM送受信システムでは、例えば
外部入力等に応じて、送信装置及び受信装置がエネルギ
ー拡散するために用いる疑似乱数系列の初期値を可変す
る。
【0051】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態とし
て、例えば、報道番組、スポーツ番組、イベント番組等
のテレビジョン放送の中継現場の撮影等に用いられる地
上デジタル無線中継システム(以下、無線中継システム
と称する。)について説明をする。
【0052】図1に、本発明の実施の形態の無線中継シ
ステムの構成図を示す。
【0053】無線中継システム1は、図1に示すよう
に、被写体の撮影を行うワイヤレスカメラ11と、ワイ
ヤレスカメラ11からの送信信号を受信する受信中継局
12とを備えて構成されている。
【0054】この無線中継システム1は、例えば、報道
番組、スポーツ番組、イベント番組等のテレビジョン放
送の中継現場の撮影等に用いられ、ワイヤレスカメラ1
1により撮影された素材映像の映像信号等を、受信中継
局12へ地上波無線送信するシステムである。この無線
中継システム1では、カメラと中継局とを接続するケー
ブル等によりカメラアングルや撮影位置が拘束されず、
撮影現場でのカメラの機動性が向上したシステムであ
る。
【0055】この無線中継システム1では、ワイヤレス
カメラ11から無線中継局12への無線送信信号とし
て、MPEG2Systemsに規定されたトランスポートス
トリームを採用し、さらに、変調方式として、OFDM
(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)変調
方式を採用している。このように映像素材をデジタル化
したトランスポートストリームとすることによって、ア
ナログ方式で映像素材を送信する場合に比べて、S/N
劣化の少ない高品質な画像や音声を伝送することが可能
となる。また、OFDM変調方式は、移動受信に伴う電
界強度の変動による画質劣化が少なく、また、マルチパ
ス妨害による影響が少ない。そのため、OFDM変調方
式を採用することによって、高品質な画像や音声を伝送
することが可能となる。
【0056】また、この無線中継システム1では、ワイ
ヤレスカメラ11のOFDM変調処理時に行われるエネ
ルギー拡散処理に用いられる疑似乱数系列(PRBS)
種(初期値)、並びに、受信中継局12のOFDM復調
処理時に行われるエネルギー逆拡散処理に用いられる疑
似乱数系列(PRBS)の種(初期値)を、それぞれ外
部から任意の値に設定することが可能となっている。こ
の無線中継システム1では、例えば中継の開始前に、ワ
イヤレスカメラ11と受信中継局12との間で予め同一
の種(初期値)を設定しておくようにする。
【0057】つぎに、ワイヤレスカメラ11の構成につ
いて図2を参照して説明をする。
【0058】ワイヤレスカメラ11は、図2に示すよう
に、撮像部21と、MPEG2エンコーダ22と、OF
DM変調部23と、周波数変換部24と、高周波増幅部
25と、送信アンテナ26とを備えて構成されている。
【0059】撮像部21は、撮像光学系、CCDイメー
ジセンサ、A/D変換器、カメラ信号処理部等により構
成されている。撮像部21では、CCDイメージセンサ
によって電気信号とされた撮像信号を、アナログ/デジ
タル変換処理やタイミング処理等を行い、デジタルビデ
オ信号に変換するモジュールである。撮像部21から出
力されたデジタルビデオ信号は、MPEG2エンコーダ
22に供給される。
【0060】MPEG2エンコーダ22は、撮像部21
から供給されたデジタルビデオ信号(図中V信号)、マ
イクロフォン等により集音された後デジタル化されたデ
ジタル音声信号(図中A信号)、所定のデータ信号(図
中D信号)が入力され、これらをMPEG2方式に従い
圧縮符号化する。そして、これらの各圧縮データを多重
化して、MPEG2Systemsに規定されたトランスポー
トストリームを生成する。このトランスポートストリー
ムは、188バイトの固定長のトランスポートパケット
(TSパケット)から構成され、このTSパケットのペ
イロード部分にビデオ、オーディオ、データ等が記述さ
れる。MPEG2エンコーダ22により生成されたトラ
ンスポートストリームは、OFDM変調部23に供給さ
れる。
【0061】OFDM変調部23は、入力されたトラン
スポートストリームに対して、エネルギー拡散処理、R
Sエンコード処理、畳み込みインタリーブ処理、内符号
符号化処理、ビットインタリーブ処理、シンボルイーン
タリーブ処理、変調方式に応じたマッピング処理、所定
のパイロット信号の挿入やヌル信号の挿入等のOFDM
フレーム構成処理等といった、所定の伝送路符号化処理
を行う。さらに、OFDM変調部23は、伝送路符号化
したデータストリームに対して、例えばIQ信号が20
48組のデータを1シンボルとしてIFFT(Inverse
Fast Fourier Transform)処理を行って時間領域のOF
DM信号に変換する直交変換処理、1有効シンボルの後
半部分をシンボル前半部分にコピーすることにより時間
領域のOFDM信号にガードインターバルを付加するガ
ードインターバル付加処理、ガードインターバルが付加
された時間領域のOFDM信号を直交変調して中間周波
数帯のIF信号を生成する直交変調処理等といった、O
FDM変調処理を行う。このOFDM変調部23の構成
については、後にさらに詳細に説明をする。このOFD
M変調部23から出力されるIF信号は、周波数変換部
24に供給される。
【0062】周波数変換部24は、IF信号の搬送波周
波数をアップコンバートして、空中に放射するためのR
F信号に変換する。RF信号は、高周波増幅部25に供
給される。
【0063】高周波増幅部25は、RF信号を高周波増
幅し、送信アンテナ26から空中に放射する。
【0064】そして、このような構成のワイヤレスカメ
ラ11から送信された信号は、受信中継局12に受信さ
れることとなる。
【0065】ワイヤレスカメラ11では、以上のような
構成により、撮像した素材映像をトランスポートストリ
ームに符号化し、さらに、このトランスポートストリー
ムをOFDM変調して、受信中継局12へ地上無線送信
をすることができる。
【0066】つぎに、受信中継局12について図3を参
照して説明をする。
【0067】受信中継局12は、送信アンテナ31と、
高周波増幅部32と、高周波増幅部33と、OFDM復
調部34とを備えて構成されている。
【0068】送信アンテナ31は、ワイヤレスカメラ1
1から送信された送信波を受信して、高周波増幅部32
に供給する。
【0069】高周波増幅部32は、送信アンテナ31に
より受信されたRF信号を高周波増幅する。高周波増幅
されたRF信号は、高周波増幅部33に供給される。
【0070】周波数変換部25は、高周波増幅されたR
F信号を、所定の搬送波周波数のIF信号にダウンコン
バートする。周波数変換されたIF信号は、IFケーブ
ル15を介して受信部16のOFDM復調部34に供給
される。
【0071】OFDM復調部34は、入力されたIF信
号に対して、チャンネル選択処理、直交復調処理を行
う。さらに、OFDM復調部34は、FFTウィンドウ
同期処理やシンボルタイミング同期等の各種同期処理を
行いながら、有効シンボル毎にFFT(Fast Fourier T
ransform)処理を行って周波数領域のOFDM信号に変
換する直交変換処理、波形等化処理、デマッピング処理
等といった、OFDM復調処理を行い、伝送データの復
調を行う。さらに、OFDM復調部34は、復調された
伝送データに対して、シンボルデインタリーブ処理、ビ
ットデインタリーブ処理、内符号復号処理、畳み込みデ
インタリーブ処理、RSデコード処理、エネルギー逆拡
散処理等の伝送路復号処理を行い、伝送データの復号処
理を行う。このようにOFDM復調/伝送復号処理を行
うことにより、ワイヤレスカメラ11から送信されたト
ランスポートストリームが出力されるなお、このOFD
M復調部34の構成については後にさらに詳細に説明を
する。
【0072】このOFDM復調部34から出力されたト
ランスポートストリームは、さらに図示しない伝送路変
調装置及び送信装置によって放送局へ送信され、情報の
加工、視聴者への配信等がされる。
【0073】受信中継局12は、以上のような構成によ
り、ワイヤレスカメラ11から地上無線送信された信号
を受信して、トランスポートストリームを出力する。
【0074】つぎに、ワイヤレスカメラ11内のOFD
M変調部23について図4参照してさらに詳細に説明を
する。
【0075】OFDM変調部23は、図4に示すよう
に、MUXアダプテーション/エネルギー拡散回路42
と、リード・ソロモン符号化器43と、畳み込みインタ
ーリーブ回路44と、畳み込み符号化器45と、ビット
/シンボルインターリーブ回路46と、マッピング回路
47と、フレームアダプテーション回路48と、IFF
T回路49と、ガードインターバル付加回路50と、直
交変調回路51と、D/A変換器52と、TPS生成回
路53とを備えて構成されている。
【0076】このOFDM変調部23には、前段のMP
EGエンコーダ22により映像や音声信号を圧縮、多重
化されたMPEG2トランスポートストリームが入力さ
れる。このトランスポートストリームは、OFDM変調
部23のMUXアダプテーション/エネルギー拡散回路
42に供給される。
【0077】MUXアダプテーション/エネルギー拡散
回路42は、TSパケットの先頭の1バイトの同期バイ
ト47hを、8個のTSパケットごとにビット反転し、
B8hとする。このとき同時にエネルギー拡散を行う際
に用いられる疑似乱数系列(PRBS)発生用のシフト
レジスタを、8個のTSパケット毎に、所定の種で初期
化する。MUXアダプテーション/エネルギー拡散回路
42は、TSパケットの同期バイト(1バイト)を除い
たデータとPRBSとの排他論理和の演算を行うことに
よって、エネルギー拡散処理を行う。
【0078】MUXアダプテーション/エネルギー拡散
回路42は、図5に示すようなエネルギー拡散処理回路
により、エネルギー拡散を行う。DVB−T規格で用い
られるエネルギー拡散処理のための疑似乱数系列は、1
5次M系列のX15+X14+1で表される。ここでは、こ
のDVB−T規格に従ってエネルギ拡散処理が行われる
場合を例にとっているが、他の系列であってもよい。
【0079】エネルギー逆拡散回路は、図5に示すよう
に、15段シフトレジスタ61と、第1のEX−OR回
路62と、第2のEX−OR回路63と、初期値レジス
タ64とを有している。
【0080】15段シフトレジスタ61は、1ビットの
データを格納するレジスタが15段シリアルに接続され
た構成となっている。この15段シフトレジスト61
は、入力データ1ビット分に対応したクロックが入力さ
れ、1クロックサイクル毎に、下位ビットから上位ビッ
トにデータを1ビットずつ転送していく。最下位ビット
(LSB)のレジスタには、第1のEX−OR回路62
の出力がフィードバックして入力される。
【0081】また、15段シフトレジスタ61の各レジ
スタには、ロード端子が設けられている。このロード端
子にロードフラグがアサートされると、15段シフトレ
ジスタ61の各レジスタは、現在保持している値をクリ
アして、初期値レジスタ64に格納されている種(初期
値)をロードする。このロードタイミングは、TSパケ
ットの先頭の同期バイト(B8h)が検出されたタイミ
ングとなる。
【0082】第1のEX−OR回路62は、15段シフ
トレジスタの14ビット目及び15ビット目のデータを
EX−OR演算して、演算結果を出力する。この第1の
EX−OR回路62から出力される信号が、15次M系
列(X15+X14+1)の疑似乱数系列となる。
【0083】第2のEX−OR回路63は、第1のEX
−OR回路62から出力された疑似乱数系列と入力され
たデータ(トランスポートストリーム)とを1ビット毎
にEX−OR演算して出力する。
【0084】初期値レジスタ64は、各TSパケットの
先頭における疑似乱数系列の種(初期値:15ビット)
を格納している。
【0085】この初期値レジスタ64に格納される値
は、外部から任意に設定がされ、変更が可能となってい
る。従って、ユーザが任意にその値を変更することがで
きる。
【0086】ただし、この疑似乱数系列の種(初期値)
は、送信側(ワイヤレスカメラ11)と受信側(受信中
継局12)との間で、同一の値に設定しなければならな
い。すなわち、異なる値の種(初期値)を用いていた場
合には、送信側で拡散したデータを、受信側で復元する
ことができない。従って、この無線中継システム1のユ
ーザは、この疑似乱数系列の種(初期値)を適宜切り換
えて設定し、その値で当該関係者内で秘匿しておくよう
にすれば、第3者は、最終的な素材映像等を復元をする
ことはできない。
【0087】なお、ここでは、疑似乱数系列の次数とし
て15次を用いているが、それ以外の次数の疑似乱数系
列を用いてもよい。
【0088】このようにエネルギー拡散処理がされたデ
ータは、リード・ソロモン符号化器43に供給される。
【0089】リード・ソロモン符号化器43は、入力さ
れたデータ系列に対してリード・ソロモン符号化処理を
行い、TSパケットごとに16バイトのパリティを付加
する。パリティが付加されたデータ系列は、畳み込みイ
ンターリーブ回路44に供給される。
【0090】畳み込みインターリーブ回路44は、入力
されたデータ系列に対して畳み込みインタリーブ処理を
行う。畳み込みインタリーブ回路44は、例えば、図9
に示したように、遅延量がそれぞれ異なる遅延素子が設
けられた12のブランチを有しており、入力・出力とも
同じブランチを選択し、1バイトごと同時に0,1,
2,3,4,・・・・10,11,0,1,2・・・と
いったようにブランチを順次切り替えていく。そして、
1バイトの入力に対して、1バイトの出力を行い、畳み
込みインタリーブを行う。畳み込みインタリーブがされ
たデータ系列は、畳み込み符号化器45に供給される。
【0091】畳み込み符号化器45は、例えばG1=1
71(Octal)及びG2=133(Octal)の
2つの符号化器により畳み込み符号化を行い、1ビット
の入力に対して、2ビットの符号化出力を行う。さら
に、パンクチャッド処理を行う場合には、この2ビット
の符号化出力に対してパンクチャリング処理を行う。畳
み込み符号化がされたデータ系列は、ビット/シンボル
インターリーブ回路46に供給される。
【0092】ビット/シンボルインターリーブ回路46
は、OFDMシンボル内の周波数のインターリーブとマ
ッピング点に割り当てるビット内のインターリーブを行
う。インタリーブがされたデータ系列は、マッピング回
路47に供給される。
【0093】マッピング回路47は、変調方式に応じた
符号長(例えば64QAMの場合には6ビットの符号
長)でデータ系列を分割し、それぞれ所定のマッピング
点に割り当てる。このようにデータ系列をマッピング点
に割り当てることにより、I,Q成分からなる2次元情
報が出力される。2次元情報とされたデータ系列は、フ
レームアダプテーション回路48に供給される。
【0094】フレームアダプテーション回路48は、マ
ッピングされた2次元情報に加えて、TPS生成回路5
3から供給される所定のパイロット信号や伝送路多重制
御信号(TSP: Transmission Parameter Signallin
g)及びヌル信号を挿入し、いわゆるOFDMフレーム
構成処理を行う。OFDMフレーム構成がされたデータ
系列は、IFFT回路49に供給される。
【0095】IFFT回路49は、I,Qの2048組
のデータを1OFDMシンボルとし、一括してIFFT
演算を行う。IFFT演算がされたデータ系列は、1有
効シンボル毎に、ガードインターバル付加回路50に供
給される。
【0096】ガードインターバル付加回路50は、IF
FT回路49から出力された有効シンボルの信号の後半
1/4の信号波形を複写して有効シンボルの先頭に付加
し、有効シンボルにガードインターバルを付加する。ガ
ードインターバルが付加されたデータは、直交変換回路
52に供給される。
【0097】直交変調回路51は、I信号及びQ信号を
直交変調してIF信号を生成する。IF信号は、D/A
変換器52に供給される。
【0098】D/A変換器52は、デジタル信号をアナ
ログ信号に変換してアナログのIF信号を生成する。
【0099】このようにOFDM変調部23により生成
されたIF信号は、後段の周波数変換回路24へ供給さ
れる。
【0100】つぎに、受信中継局12内のOFDM復調
部34について図6を参照してさらに詳細に説明をす
る。
【0101】OFDM復調部34は、図6に示すよう
に、A/D変換器74と、デジタル直交復調回路75
と、FFT演算回路76と、狭帯域fc誤差算出(FA
FC)回路77と、広帯域fc誤差算出回路78と、数
値コントロール発振(NCO)回路79と、イコライザ
80と、デマッピング回路81と、TPS(Transmissi
onParameter Signalling)復調回路82と、ビット/シ
ンボルデインタリーブ回路83と、ビタビ復号回路84
と、畳み込みデインターリーブ回路85と、リード・ソ
ロモン復号回路86と、MUXアダプテーション/エネ
ルギー逆拡散回路87とを備えている。
【0102】このOFDM復調部34には、前段の周波
数変換部33により周波数変換されたIF信号が入力さ
れる。このIF信号は、OFDM復調部343のA/D
変換器74に供給される。
【0103】A/D変換器74は、IF信号をデジタル
化する。デジタル化されたIF信号は、デジタル直交復
調回路75に供給される。なお、A/D変換器74は、
DVB−T規格(2Kモード)に従って処理を行う場合
には、OFDM時間領域信号の有効シンボルを例えば4
096サンプル、ガードインターバルを例えば1024
サンプルでサンプリングされるような2倍のクロックで
量子化する。
【0104】デジタル直交復調回路75は、所定の周波
数(キャリア周波数)のキャリア信号を用いて、デジタ
ル化されたIF信号を直交復調し、ベースバンドのOF
DM信号を出力する。このデジタル直交復調回路75か
ら出力されるベースバンドのOFDM信号は、FFT演
算される前のいわゆる時間領域の信号である。このこと
から、以下デジタル直交復調後でFFT演算される前の
ベースバンド信号を、OFDM時間領域信号と呼ぶ。こ
のOFDM時間領域信号は、直交復調された結果、実軸
成分(Iチャネル信号)と、虚軸成分(Qチャネル信
号)とを含んだ複素信号となる。
【0105】デジタル直交復調回路75により出力され
るOFDM時間領域信号は、FFT演算回路76及び狭
帯域fc誤差算出回路77に供給される。
【0106】FFT演算回路76は、OFDM時間領域
信号に対してFFT演算を行い、各サブキャリアに直交
変調されているデータを抽出して出力する。このFFT
演算回路76から出力される信号は、FFTされた後の
いわゆる周波数領域の信号である。このことから、以
下、FFT演算後の信号をOFDM周波数領域信号と呼
ぶ。
【0107】FFT演算回路76は、1つのOFDMシ
ンボルから有効シンボル長の範囲(例えば2048サン
プル)の信号を抜き出し、すなわち、1つのOFDMシ
ンボルからガードインターバル分の範囲を除き、抜き出
した2048サンプルのOFDM時間領域信号に対して
FFT演算を行う。具体的にその演算開始位置は、OF
DMシンボルの境界(図7中Aの位置)から、ガードイ
ンターバルの終了位置(図7中Bの位置)までの間のい
ずれかの位置となる。この演算範囲のことをFFTウィ
ンドウと呼ぶ。
【0108】このようにFFT演算回路76から出力さ
れたOFDM周波数領域信号は、OFDM時間領域信号
と同様に、実軸成分(Iチャネル信号)と、虚軸成分
(Qチャネル信号)とからなる複素信号となっている。
OFDM周波数領域信号は、広帯域fc誤差算出回路7
8及びイコライザ80に供給される。
【0109】狭帯域fc誤差算出回路77は、OFDM
時間領域信号に含まれるキャリア周波数誤差を算出す
る。具体的に、狭帯域fc誤差算出回路77は、サブキ
ャリアの周波数間隔(4.14kHz)の±1/2以下
の精度の狭帯域キャリア周波数誤差を算出する。キャリ
ア周波数誤差は、チューナ73の局部発振器から出力さ
れる基準周波数のずれ等により生じるOFDM時間領域
信号の中心周波数位置の誤差であり、この誤差が大きく
なると出力されるデータの誤り率が増大する。狭帯域f
c誤差算出回路77により求められた狭帯域キャリア周
波数誤差は、NCO79に供給される。
【0110】広帯域fc誤差算出回路78は、OFDM
時間領域信号に含まれるキャリア周波数誤差を算出す
る。具体的に、広帯域fc誤差算出回路78は、サブキ
ャリアの周波数(例えば4.14kHz)間隔精度の広
帯域キャリア周波数誤差を算出する。この広帯域fc誤
差算出回路78は、コンティニュアルパイロット信号
(CP信号)を参照して、このCP信号が本来のCP信
号の挿入位置からどの程度シフトしているのかを算出し
て、このシフト量を求めている。広帯域fc誤差算出回
路78により求められた広帯域キャリア周波数誤差は、
NCO79に供給される。
【0111】NCO79は、狭帯域fc誤差算出回路7
7により算出されたサブキャリア周波数間隔の±1/2
精度の狭帯域キャリア周波数誤差と、広帯域fc誤差算
出回路78により算出されたサブキャリア周波数間隔精
度の広帯域キャリア周波数誤差とを加算し、加算して得
られたキャリア周波数誤差に応じて周波数が増減するキ
ャリア周波数誤差補正信号を出力する。このキャリア周
波数誤差補正信号は、複素信号であり、デジタル直交復
調回路75に供給される。このキャリア周波数誤差補正
信号は、キャリア周波数誤差補正信号に基づきキャリア
周波数fcを補正しながら、デジタル直交復調をする。
【0112】イコライザ80は、スキャッタードパイロ
ット信号(SP信号)を用いて、OFDM周波数領域信
号の位相等化および振幅等化を行う。位相等化および振
幅等化がされたOFDM周波数領域信号は、デマッピン
グ回路81とTPS復調回路82に供給される。
【0113】TPS復調回路82は、所定の周波数成分
に割り当てられたTPS信号を分離しその信号から符号
化率、変調方式およびガードインターバル長等の情報を
復調する。
【0114】デマッピング回路81は、イコライザ80
により振幅等化および位相等化されたOFDM周波数領
域信号を、その変調方式に応じてデマッピングを行って
データの復号する。デマッピングされたデータは、ビッ
ト/シンボルデインターリブ回路83に供給される。
【0115】ビット/シンボルデインターリーブ回路8
3は、ワイヤレスカメラ11側のOFDM変調部で行っ
たビットインターリーブ及びシンボルインターリーブの
逆操作を行う。ビット及びシンボルデインタリーブがさ
れたデータは、ビタビ復号回路84に供給される。
【0116】ビタビ復号回路84は、ビタビアルゴリズ
ムを用いた最尤復号を行う。最尤復号がされたデータ
は、畳み込みデインターリーブ回路85に供給される。
【0117】畳み込みデインターリーブ回路85は、ワ
イヤレスカメラ11側のOFDM変調部で行った畳み込
みインターリーブ回路の逆操作を行う。畳み込みデイン
タリーブされたデータは、リード・ソロモン復号回路8
6に供給される。
【0118】リード・ソロモン復号回路86は、ワイヤ
レスカメラ11側のOFDM変調部で付加された16バ
イトのパリティに基づき、リード・ソロモン符号を復号
し、誤りがあればそれを訂正する。リード・ソロモン復
号がされたデータは、MUXアダプテーション/エネル
ギー逆拡散回路87に供給される。
【0119】MUXアダプテーション/エネルギー逆拡
散回路87は、TSパケットの先頭の1バイトの同期バ
イトが47hであればそのまま、B8hであればビット
反転を行い47hに修正する。このとき、MUXアダプ
テーション/エネルギー逆拡散回路87は、このとき同
時にエネルギー拡散を行う際に用いられる疑似乱数系列
(PRBS)発生用のシフトレジスタを、TSパケット
毎に、所定の種で初期化する。MUXアダプテーション
/エネルギー逆拡散回路87は、TSパケットの同期バ
イト(1バイト)を除いたデータとPRBSとの排他論
理和の演算を行うことによって、エネルギー逆拡散処理
を行う。
【0120】このMUXアダプテーション/エネルギー
逆拡散回路87は、上述したワイヤレスカメラ11側で
用いられるエネルギー拡散処理回路と同一の回路によ
り、処理を行う。
【0121】この逆拡散回路では、やはり15ビットの
シフトレジスタに与える種(初期値)が外部から任意に
設定され、変更が可能となっている。そして、疑似乱数
系列の種(初期値)が、送信側(ワイヤレスカメラ1
1)と受信側(受信中継局12)との間で、同一の値に
設定される。このように同一の値に設定することによっ
て、ワイヤレスカメラ11から送信された素材映像等を
復元をすることができる。
【0122】そして、エネルギー逆拡散がされたデータ
系列は、トランスポートストリームとして、例えば、放
送局等に供給される。
【0123】以上のように本発明の実施の形態の無線中
継システム1では、従来よりOFDM変調装置/復調装
置により用いられているエネルギー拡散処理回路/逆拡
散処理回路の種(初期値)を、任意に設定及び変更する
ことができるようにしている。そのため、この無線中継
システム1では、非常に簡易な構成により、その素材映
像や音声並びにそれに付随した情報を、無線送信をして
中継放送をしている当該関係者以外の第三者への秘匿性
を高めることができる。
【0124】なお、以上本発明の実施の形態として、放
送局用に用いられる移動中継システムについて説明した
が、本発明はこのような放送局用に限らず適用すること
ができる。例えば、セキュリティの監視用や家庭用等放
送局用に限らず適用することも可能であり、また、送信
側はカメラ装置に限らず、データを無線送信するもので
あればどのような装置であってもよい。
【0125】また、本発明の実施の形態では、送信側と
受信側とで同一の疑似乱数信号の種(初期値)を、ユー
ザが外部から設定するような構成を示したが、送信側か
らの送信信号に初期値情報を含めて伝送し、受信側がそ
の情報を用いて初期値を自動設定するようにしてもよ
い。例えば、OFDMフレーム構成する際に付加される
TPSに、初期値情報を含めて伝送してもよい。また、
この種(初期値)は、送信側或いは受信側のいずれか一
方から、なんらかの情報伝送手段(例えば電話等であっ
てもよい)を用いて設定するようにしてもよい。
【0126】
【発明の効果】本発明にかかるOFDM変調装置、OF
DM復調装置及びOFDM送受信システムでは、例えば
外部入力等に応じて、エネルギー拡散するために用いら
れる疑似乱数系列の初期値を可変する。そのため、本発
明では、非常に簡易な構成により、無線送信したその素
材映像や音声並びにそれに付随した情報を、第3者に取
得されることを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した無線中継システムのシステム
構成図である。
【図2】上記無線中継システムのワイヤレスカメラのブ
ロック構成図である。
【図3】上記無線中継システムの受信中継局のブロック
構成図である。
【図4】上記ワイヤレスカメラのOFDM変調部のブロ
ック構成図である。
【図5】上記OFDM変調部のエネルギー拡散回路の回
路図である。
【図6】上記受信中継局のOFDM復調部のブロック構
成図である。
【図7】OFDMシンボルの信号構造を説明するための
図である。
【図8】従来のOFDM変調装置のブロック構成図であ
る。
【図9】畳み込みインタリーブ回路の構成を説明するた
めの図である。
【図10】従来のOFDM復調装置のブロック構成図で
ある。
【符号の説明】
1 無線中継システム、11 ワイヤレスカメラ、12
受信中継局、23OFDM変調部、34 OFDM復
調部、42 MUXアダプテーション/エネルギ拡散
部、87 MUXアダプテーション/エネルギ逆拡散部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デジタルデータ系列を直交周波数分割多
    重(OFDM)変調するOFDM変調装置において、 デジタルデータ系列を疑似乱数系列によりエネルギー拡
    散するエネルギー拡散手段と、 上記疑似乱数系列の初期値を可変する初期値設定手段と
    を備えることを特徴とするOFDM変調装置。
  2. 【請求項2】 上記初期値設定手段により設定した上記
    疑似乱数系列の初期値を示す情報を伝送する伝送手段と
    を備えることを特徴とする請求項1記載のOFDM変調
    装置。
  3. 【請求項3】 直交周波数分割多重(OFDM)信号か
    らデジタルデータ系列を復調するOFDM復調装置にお
    いて、 復調されたデジタルデータ系列を疑似乱数系列によりエ
    ネルギー逆拡散するエネルギー逆拡散手段と、 上記疑似乱数系列の初期値を可変する初期値設定手段と
    を備えることを特徴とするOFDM復調装置。
  4. 【請求項4】 上記疑似乱数系列の初期値を示す情報が
    伝送され、その初期値を示す情報を復号する復号手段を
    備え、 上記初期値設定手段は、上記復号手段により復号された
    上記初期値を示す情報に基づき、上記疑似乱数系列の初
    期値を設定することを特徴とする請求項3記載のOFD
    M復調装置。
  5. 【請求項5】 直交周波数分割多重(OFDM)信号の
    無線送信を行うOFDM送受信システムにおいて、 デジタルデータ系列を疑似乱数系列によりエネルギー拡
    散するエネルギー拡散手段と、上記疑似乱数系列の初期
    値を可変する初期値設定手段と、エネルギ逆拡散された
    デジタルデータ系列を直交周波数分割多重(OFDM)
    変調する変調手段と、OFDM変調されて生成されたO
    FDM信号を無線送信する送信手段とを有する送信装置
    と、 上記送信装置により無線送信されたOFDM信号を受信
    する受信手段と、受信されたOFDM信号を直交周波数
    分割多重(OFDM)復調する変復調手段と、復調され
    たデジタルデータ系列を疑似乱数系列によりエネルギー
    逆拡散するエネルギー逆拡散手段と、上記疑似乱数系列
    の初期値を可変する初期値設定手段とを有する受信装置
    とを備え、 上記疑似乱数系列の初期値は、送信装置と受信装置とで
    同一の値が設定されることを特徴とするOFDM送受信
    システム。
  6. 【請求項6】 上記初期値は、送信装置と受信装置との
    間で伝送されることを特徴とする請求項5記載のOFD
    M送受信システム。
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