JP2002083751A - 半導体ウェハ/チップの標識構造 - Google Patents

半導体ウェハ/チップの標識構造

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JP2002083751A
JP2002083751A JP2000273228A JP2000273228A JP2002083751A JP 2002083751 A JP2002083751 A JP 2002083751A JP 2000273228 A JP2000273228 A JP 2000273228A JP 2000273228 A JP2000273228 A JP 2000273228A JP 2002083751 A JP2002083751 A JP 2002083751A
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pad
pads
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sign
insulating film
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Takashi Kanao
剛史 金尾
Shigehisa Yamamoto
茂久 山本
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Renesas Semiconductor Engineering Corp
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Renesas Semiconductor Engineering Corp
Mitsubishi Electric Corp
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    • H01L2223/00Details relating to semiconductor or other solid state devices covered by the group H01L23/00
    • H01L2223/544Marks applied to semiconductor devices or parts
    • H01L2223/54493Peripheral marks on wafers, e.g. orientation flats, notches, lot number

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 不良デバイスの発生を伴うことなく、正確に
文字標識を認識することが可能な標識構造を得る。 【解決手段】 チップ2が形成されていないウェハ1の
周縁部には、文字標識が付された標識形成領域が設けら
れており、単位標識形成部3には、アルミニウム等から
成る9個のパッド6a〜6iが形成されている。これら
のパッドは、シリコン基板4上に形成された層間絶縁膜
5の上面上に形成されている。互いに隣接するパッド6
n間には、数字である文字標識の形状に対応して、アル
ミニウム等から成る金属配線が形成されている。例えば
数字「1」を表示する場合、パッド6bとパッド6eと
の間には金属配線7beが、パッド6eとパッド6hと
の間には金属配線7ehが、それぞれ形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は半導体ウェハ/チ
ップの標識構造に関し、特に、製造番号や管理番号等が
付されたウェハやチップの構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ウェハには、生産管理を行うために、製
造番号や管理番号等の文字標識(数字やアルファベッ
ト)が付されることがある。従来は、レーザ光の照射に
よって半導体基板の主面の周縁部に上記標識を刻字し、
各種半導体製造プロセスを経た後にウェハの表面に現れ
るレーザ刻字跡を光学的に観察して、OCR(Optical
Character Recognition)処理にて文字情報として認識
するのが一般的であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来の標識構造によると、CMP(Chemical MechanicalP
olishing)等によるウェハ表面の平坦化工程等の影響に
よって、ウェハ表面におけるレーザ刻字跡が薄くなり、
その結果、OCR処理において文字の誤認識等が発生し
やすいという問題があった。
【0004】このような場合、標識を刻字するために半
導体基板に照射するレーザ光の強度を上げて、より深く
刻字を行うことも対策の一つとして考えられるが、その
反面、削られた基板が異物として刻字部周辺に付着し、
半導体デバイスの不良の発生原因となるため、根本的な
対策とはならない。
【0005】本発明はかかる問題を解決するために成さ
れたものであり、不良デバイスの発生を伴うことなく、
正確に文字標識を認識することが可能な半導体ウェハ/
チップの標識構造を得ることを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明のうち請求項1
に記載の半導体ウェハ/チップの標識構造は、半導体基
板の主面上に形成された絶縁膜と、絶縁膜の主面上に形
成された導電性の複数のパッドと、文字である標識の形
状に対応して複数のパッド間を選択的に接続する第1の
導体とを備えるものである。
【0007】また、この発明のうち請求項2に記載の半
導体ウェハ/チップの標識構造は、請求項1に記載の半
導体ウェハ/チップの標識構造であって、半導体基板
と、複数のパッドのうちの特定のパッドとを接続する第
2の導体をさらに備えることを特徴とするものである。
【0008】また、この発明のうち請求項3に記載の半
導体ウェハ/チップの標識構造は、請求項1又は2に記
載の半導体ウェハ/チップの標識構造であって、複数の
パッドは、3行×3列の行列状に形成された9個のパッ
ドであることを特徴とするものである。
【0009】また、この発明のうち請求項4に記載の半
導体ウェハ/チップの標識構造は、半導体基板の主面上
に形成された絶縁膜と、文字である標識の形状に対応し
て絶縁膜の主面上に形成された第1の導体と、第1の導
体と半導体基板とを接続する第2の導体とを備えるもの
である。
【0010】また、この発明のうち請求項5に記載の半
導体ウェハ/チップの標識構造は、請求項1〜4のいず
れか一つに記載の半導体ウェハ/チップの標識構造であ
って、第1の導体は、絶縁膜の主面上に形成された金属
配線であることを特徴とするものである。
【0011】また、この発明のうち請求項6に記載の半
導体ウェハ/チップの標識構造は、半導体基板の主面上
に形成された絶縁膜と、絶縁膜の主面上に形成された導
電性の複数のパッドと、文字である標識の形状に対応し
て半導体基板の主面内に形成された不純物導入領域と、
複数のパッドのうち不純物導入領域と平面視上重なるパ
ッドと、不純物導入領域とを接続する導体とを備えるも
のである。
【0012】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は、本発明の
実施の形態1に係る標識構造を備える、ウェハの構造を
示す上面図である。ウェハ1には、複数のチップ2が行
列状に並んで配置されている。チップ2が形成されてい
ないウェハ1の周縁部には、製造番号や管理番号等の文
字標識(数字やアルファベット。本実施の形態1では数
字を想定している。)が付された標識形成領域が設けら
れている。標識形成領域は、複数の単位標識形成部3が
並んで構成されている。各単位標識形成部3には、上記
文字標識が、それぞれ1文字ずつ付されている。例えば
図1に示した例では、14個の単位標識形成部3が設け
られており、14文字の標識を付すことが可能である。
【0013】図2は、一つの単位標識形成部3を拡大し
て示す上面図であり、図3は、図2に示したラインX1
−X1に沿った位置に関する断面構造を示す断面図であ
る。図2を参照して、単位標識形成部3には、アルミニ
ウム等から成る9個の導電性のパッド6a〜6iが形成
されている。パッド6a〜6c、パッド6d〜6f、パ
ッド6g〜6iはそれぞれ同一の行に属し、パッド6
a,6d,6g、パッド6b,6e,6h、パッド6
c,6f,6iはそれぞれ同一の列に属する。本明細書
においては、パッド6a〜6iを総称して表す場合、
「パッド6n」と表記する。図3を参照して、ウェハ1
は、シリコン基板4と、シリコン基板4の上面上に形成
された、シリコン酸化膜等から成る層間絶縁膜5とを備
えている。パッド6nは、層間絶縁膜5の上面上に形成
されている。
【0014】互いに隣接するパッド6n間には、数字で
ある文字標識の形状に対応して、アルミニウム等から成
る金属配線が形成されている。図4は、数字「0」を表
示する単位標識形成部3の構造を示す上面図である。パ
ッド6aとパッド6bとの間には金属配線7abが、パ
ッド6bとパッド6cとの間には金属配線7bcが、パ
ッド6aとパッド6dとの間には金属配線7adが、パ
ッド6cとパッド6fとの間には金属配線7cfが、パ
ッド6dとパッド6gとの間には金属配線7dgが、パ
ッド6fとパッド6iとの間には金属配線7fiが、パ
ッド6gとパッド6hとの間には金属配線7ghが、パ
ッド6hとパッド6iとの間には金属配線7hiが、そ
れぞれ形成されている。なお、本明細書においては、金
属配線7ab,7bc,・・・を総称して表す場合、「金
属配線7pq」と表記する。
【0015】図5は、数字「1」を表示する単位標識形
成部3の構造を示す上面図である。パッド6bとパッド
6eとの間には金属配線7beが、パッド6eとパッド
6hとの間には金属配線7ehが、それぞれ形成されて
いる。
【0016】図6は、数字「2」を表示する単位標識形
成部3の構造を示す上面図である。パッド6bとパッド
6cとの間には金属配線7bcが、パッド6cとパッド
6fとの間には金属配線7cfが、パッド6dとパッド
6eとの間には金属配線7deが、パッド6eとパッド
6fとの間には金属配線7efが、パッド6dとパッド
6gとの間には金属配線7dgが、パッド6gとパッド
6hとの間には金属配線7ghが、パッド6hとパッド
6iとの間には金属配線7hiが、それぞれ形成されて
いる。
【0017】図7は、数字「3」を表示する単位標識形
成部3の構造を示す上面図である。パッド6aとパッド
6bとの間には金属配線7abが、パッド6bとパッド
6cとの間には金属配線7bcが、パッド6cとパッド
6fとの間には金属配線7cfが、パッド6eとパッド
6fとの間には金属配線7efが、パッド6fとパッド
6iとの間には金属配線7fiが、パッド6gとパッド
6hとの間には金属配線7ghが、パッド6hとパッド
6iとの間には金属配線7hiが、それぞれ形成されて
いる。
【0018】図8は、数字「4」を表示する単位標識形
成部3の構造を示す上面図である。パッド6aとパッド
6dとの間には金属配線7adが、パッド6bとパッド
6eとの間には金属配線7beが、パッド6dとパッド
6eとの間には金属配線7deが、パッド6eとパッド
6fとの間には金属配線7efが、パッド6eとパッド
6hとの間には金属配線7ehが、それぞれ形成されて
いる。
【0019】図9は、数字「5」を表示する単位標識形
成部3の構造を示す上面図である。パッド6aとパッド
6bとの間には金属配線7abが、パッド6aとパッド
6dとの間には金属配線7adが、パッド6dとパッド
6eとの間には金属配線7deが、パッド6eとパッド
6fとの間には金属配線7efが、パッド6fとパッド
6iとの間には金属配線7fiが、パッド6gとパッド
6hとの間には金属配線7ghが、パッド6hとパッド
6iとの間には金属配線7hiが、それぞれ形成されて
いる。
【0020】図10は、数字「6」を表示する単位標識
形成部3の構造を示す上面図である。パッド6aとパッ
ド6dとの間には金属配線7adが、パッド6dとパッ
ド6eとの間には金属配線7deが、パッド6eとパッ
ド6fとの間には金属配線7efが、パッド6dとパッ
ド6gとの間には金属配線7dgが、パッド6fとパッ
ド6iとの間には金属配線7fiが、パッド6gとパッ
ド6hとの間には金属配線7ghが、パッド6hとパッ
ド6iとの間には金属配線7hiが、それぞれ形成され
ている。
【0021】図11は、数字「7」を表示する単位標識
形成部3の構造を示す上面図である。パッド6aとパッ
ド6bとの間には金属配線7abが、パッド6bとパッ
ド6cとの間には金属配線7bcが、パッド6cとパッ
ド6fとの間には金属配線7cfが、パッド6eとパッ
ド6fとの間には金属配線7efが、パッド6eとパッ
ド6hとの間には金属配線7ehが、それぞれ形成され
ている。
【0022】図12は、数字「8」を表示する単位標識
形成部3の構造を示す上面図である。パッド6aとパッ
ド6bとの間には金属配線7abが、パッド6bとパッ
ド6cとの間には金属配線7bcが、パッド6aとパッ
ド6dとの間には金属配線7adが、パッド6cとパッ
ド6fとの間には金属配線7cfが、パッド6dとパッ
ド6eとの間には金属配線7deが、パッド6eとパッ
ド6fとの間には金属配線7efが、パッド6dとパッ
ド6gとの間には金属配線7dgが、パッド6fとパッ
ド6iとの間には金属配線7fiが、パッド6gとパッ
ド6hとの間には金属配線7ghが、パッド6hとパッ
ド6iとの間には金属配線7hiが、それぞれ形成され
ている。
【0023】図13は、数字「9」を表示する単位標識
形成部3の構造を示す上面図である。パッド6aとパッ
ド6bとの間には金属配線7abが、パッド6bとパッ
ド6cとの間には金属配線7bcが、パッド6aとパッ
ド6dとの間には金属配線7adが、パッド6cとパッ
ド6fとの間には金属配線7cfが、パッド6dとパッ
ド6eとの間には金属配線7deが、パッド6eとパッ
ド6fとの間には金属配線7efが、パッド6fとパッ
ド6iとの間には金属配線7fiが、それぞれ形成され
ている。
【0024】図14は、標識を読み出す方法を説明する
ための模式図である。ここでは、一例として数字「7」
を表示する単位標識形成部3を想定している。読み出し
装置は、直流電源等の電源8と、電流計等の電流検出部
9と、アルミニウム等から成る共通配線10、枝配線1
1s〜11u、配線11eと、スイッチ12a〜12i
と、プローブ針13a〜13iとを有している。電源の
正極は電流検出部9に接続されており、負極は接地され
ている。電流検出部9は共通配線10に接続されてお
り、共通配線10は枝配線11s〜11uにそれぞれ接
続されている。
【0025】プローブ針13a〜13cはパッド6a〜
6cにそれぞれ当接しており、またプローブ針13a〜
13cは、スイッチ12a〜12cを介して枝配線11
sにそれぞれ接続されている。プローブ針13d,13
fはパッド6d,6fにそれぞれ当接しており、またプ
ローブ針13d,13fは、スイッチ12d,12fを
介して枝配線11tにそれぞれ接続されている。プロー
ブ針13g〜13iはパッド6g〜6iにそれぞれ当接
しており、またプローブ針13g〜13iは、スイッチ
12g〜12iを介して枝配線11uにそれぞれ接続さ
れている。プローブ針13eは、パッド配列の中央に位
置するパッド6eに当接しており、またプローブ針13
eは、一端が接地された配線11eの他端に接続されて
いる。
【0026】図14に示した構成において、スイッチ1
2a〜12iを一つずつ順番に導通状態にする。例えば
スイッチ12aを導通状態にすると、電源8から共通配
線10、枝配線11s、スイッチ12a、プローブ針1
3a、パッド6a、金属配線7ab、パッド6b、金属
配線7bc、パッド6c、金属配線7cf、パッド6
f、金属配線7ef、パッド6e、及びプローブ針13
eをこの順に介して配線11eに電流が流れる。そし
て、この電流(電流が流れるという事実)は電流検出部
9によって検出される。同様にスイッチ12b,12
c,12f,12hをそれぞれ導通状態にすると、電流
検出部9は、電流が流れるという事実を検出する。
【0027】一方、スイッチ12d,12g,12iを
それぞれ導通状態にしても、パッド6d,6g,6iは
パッド6eと電気的に接続されていないため、この場合
は電源8から配線11eに電流は流れない。従って、電
流検出部9は、電流が流れないという事実を検出する。
【0028】このように、スイッチ12a,12b,1
2c,12f,12hをそれぞれ導通状態にしたときに
は電流が流れ、スイッチ12d,12g,12iをそれ
ぞれ導通状態にしたときには電流が流れなかった場合
は、その単位標識形成部3に形成されている標識は数字
の「7」であると認識する。
【0029】図15は、電流検出部9による検出結果
と、数字「0」〜「9」との対応関係を示す図である。
図15においては、電流が流れたという事実を記号
「○」で、電流が流れなかったという事実を記号「×」
で表している。例えば、いずれのスイッチ12a〜12
iを導通状態にしても電流が流れなかった場合は、その
標識は数字の「0」であると認識し、スイッチ12b,
12hを導通状態にしたときは電流が流れ、他のスイッ
チ12a,12c〜12g,12iを導通状態にしたと
きは電流が流れなかった場合は、その標識は数字の
「1」であると認識する。
【0030】ここで、電流が流れたという事実を2進数
の「1」、電流が流れなかったという事実を2進数の
「0」で表した8ビットのディジタルデータを作成し、
各ディジタルデータと標識とを対応させて管理してもよ
い。この場合、例えばディジタルデータ「011111
11」は数字の「2」に、ディジタルデータ「1110
1111」は数字の「3」に、それぞれ対応する。
【0031】なお、以上の説明では、読み出し時に配線
11eを介して接地電位を与えるパッド(以下「共通パ
ッド」と称する)としてパッド6eを割り当てる場合に
ついて説明したが、共通パッド以外の全てのパッドに順
番に電圧を印加した場合に、電流が流れるか否かのパタ
ーンが各パッド間で異なる任意のパッドを、共通パッド
として割り当てることができる。例えば上記の例では、
パッド6eの他に、パッド6b,6f,6hを共通パッ
ドとして割り当てることができる。
【0032】このように本実施の形態1に係る標識構造
によれば、共通パッド12eを接地した状態で、残りの
パッド12a〜12d,12f〜12iに順番に電圧を
印加することにより、どのパッドに電圧を印加した場合
に電流が流れるかによって、文字である標識の形状を電
気的に認識することができる。
【0033】また、パッド6n及び金属配線7pqはい
ずれも層間絶縁膜5上に形成されているため、光学顕微
鏡等を用いた光学的観察によっても、標識の形状を認識
することが可能となる。
【0034】実施の形態2.図16は、本発明の実施の
形態2に係る標識構造に関して、一つの単位標識形成部
3を拡大して示す上面図であり、図17は、図16に示
したラインX2−X2に沿った位置に関する断面構造を
示す断面図である。ここでは、一例として数字「7」を
表示する単位標識形成部3を想定している。図16,1
7を参照して、共通パッド6eは、層間絶縁膜5内に形
成されたコンタクトプラグ14を介して、シリコン基板
4に電気的に接続されている。コンタクトプラグ14
は、共通パッド6eが形成されている部分の層間絶縁膜
5の上面から、シリコン基板4の上面に達して形成され
たコンタクトホール15と、該コンタクトホール15内
を充填する導体プラグ16とを有している。本実施の形
態2に係る標識構造のその他の構造は、上記実施の形態
1に係る標識構造と同様である。
【0035】このように本実施の形態2に係る標識構造
によれば、共通パッド6eとシリコン基板4とが、コン
タクトプラグ14を介して互いに電気的に接続されてい
る。従って、かかる標識構造が形成されたウェハ1をS
EM(Scanning Electron Microscope)等のステージ
(GNDに接続されている)上に載置し、電子ビームに
よって標識形成領域を走査することにより、標識の形状
を認識することができる。即ち、シリコン基板4に電気
的に接続されたパッド6nや配線7pqは、電子ビーム
の照射によって帯電しないため、SEM像においては黒
い像として現れ、この白黒のコントラストによって標識
の形状を認識することができる。
【0036】実施の形態3.図18は、本発明の実施の
形態3に係る標識構造に関して、一つの単位標識形成部
3を拡大して示す上面図であり、図19は、図18に示
したラインX3−X3に沿った位置に関する断面構造を
示す断面図である。ここでは、一例として数字「7」を
表示する単位標識形成部3を想定している。図18,1
9を参照して、層間絶縁膜5上には、文字(本実施の形
態3では、数字やアルファベット等の任意の文字を想定
している。)である標識の形状に対応したパターンを有
する金属膜17が形成されている。金属膜17は、層間
絶縁膜5内に形成されたコンタクトプラグ18を介し
て、シリコン基板4に電気的に接続されている。コンタ
クトプラグ18は、層間絶縁膜5の上面からシリコン基
板4の上面に達して形成されたコンタクトホール19
と、該コンタクトホール19内を充填する導体プラグ2
0とを有している。
【0037】このように本実施の形態3に係る標識構造
によれば、層間絶縁膜5上に、標識の文字形状に対応し
たパターンを有する金属膜17が形成されている。その
ため、光学顕微鏡等を用いた光学的観察によって、標識
の形状を認識することができる。
【0038】しかも、金属配線17とシリコン基板4と
は、コンタクトプラグ18を介して互いに電気的に接続
されている。そのため、上記実施の形態2に係る標識構
造と同様に、SEM等による観察によっても、標識の形
状を認識することが可能である。
【0039】実施の形態4.図20は、本発明の実施の
形態4に係る標識構造に関して、一つの単位標識形成部
3を拡大して示す上面図であり、図21は、図20に示
したラインX4−X4に沿った位置に関する断面構造を
示す断面図である。ここでは、一例として数字「7」を
表示する単位標識形成部3を想定している。図20,2
1を参照して、本実施の形態4に係る標識構造は、上記
実施の形態1に係る標識構造を基礎として、層間絶縁膜
5の上面上に形成された金属配線7pqの代わりに、文
字標識の形状に対応する一体の不純物導入領域21を、
シリコン基板4の上面内に形成したものである。不純物
導入領域21と平面視上重なるパッド6n(図20に示
した例では、パッド6a〜6c,6e,6f,6h)
は、層間絶縁膜5内に形成されたコンタクトプラグ22
を介して、不純物導入領域21に接続されている。本実
施の形態4に係る標識構造のその他の構造は、上記実施
の形態1に係る標識構造と同様である。
【0040】図20,21に示した構造は、標識の形状
に応じた開口パターンを有するフォトレジストをシリコ
ン基板4上に形成し、かかるフォトレジストを注入マス
クに用いて、シリコン基板4とは導電型が異なるイオン
をシリコン基板4の上面内にイオン注入し、その後、フ
ォトレジストを除去した後に、層間絶縁膜5及びパッド
6nを形成することによって得られる。
【0041】このように本実施の形態4に係る標識構造
によれば、上記実施の形態1に係る標識構造において層
間絶縁膜5の上面上に形成された金属配線7pqの代わ
りに、シリコン基板4の上面内に不純物導入領域21を
形成した。従って、層間絶縁膜5上には、標識の形状に
対応した金属配線7pqのような立体的パターンが形成
されないため、標識の電気的認識を可能としつつ、光学
的観察による認識を不可能とすることができる。これ
は、一般的に公開したくない情報を標識内に形成する場
合に特に有意義である。
【0042】なお、以上の説明では上記実施の形態1に
係る標識構造を基礎として本実施の形態4に係る発明を
適用する場合について説明したが、上記実施の形態2,
3に係る標識構造を基礎として、本実施の形態4に係る
発明を適用することも可能である。上記実施の形態2に
係る標識構造を基礎とした場合は、標識の電気的認識及
びSEM観察による認識を可能としつつ、光学的観察に
よる認識を不可能とすることができ、上記実施の形態3
に係る標識構造を基礎とした場合は、SEM観察による
標識の認識を可能としつつ、光学的観察による認識を不
可能とすることができる。
【0043】なお、上記実施の形態1〜4では、ウェハ
1の周縁部に標識を形成する場合について説明したが、
各チップ2ごとに標識を形成してもよい。これにより、
ウェハが個々のチップにダイシングされた後も各チップ
上に標識が残るため、生産管理の向上性を高めることが
できる。
【0044】
【発明の効果】この発明のうち請求項1に係るものによ
れば、複数のパッドのうちの一つを接地した状態で、残
りのパッドに順番に電圧を印加することにより、どのパ
ッドに電圧を印加した場合に電流が流れるかによって、
文字である標識の形状を電気的に認識することができ
る。
【0045】また、この発明のうち請求項2に係るもの
によれば、複数のパッドのうち、第1の導体や他のパッ
ドによって特定のパッドと電気的に接続されたパッド
は、第2の導体を介して半導体基板に電気的に接続され
ている。そのため、半導体基板を接地した状態での電子
顕微鏡による観察によっても、標識の形状を認識するこ
とが可能となる。
【0046】また、この発明のうち請求項3に係るもの
によれば、第1の導体によって隣接パッド間を適切に接
続することにより、「0」〜「9」までの数字を単位標
識として採用することができる。
【0047】また、この発明のうち請求項4に係るもの
によれば、第1の導体は、第2の導体を介して半導体基
板に電気的に接続されている。そのため、半導体基板を
接地した状態での電子顕微鏡による観察によって、文字
である標識の形状を認識することができる。
【0048】また、この発明のうち請求項5に係るもの
によれば、光学顕微鏡等を用いた光学的観察によって
も、標識の形状を認識することが可能となる。
【0049】また、この発明のうち請求項6に係るもの
によれば、標識の形状が立体的形状として絶縁膜の主面
上に現れないため、光学的観察による標識の認識を不可
能とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1に係る標識構造を備え
る、ウェハの構造を示す上面図である。
【図2】 本発明の実施の形態1に関して、一つの単位
標識形成部を拡大して示す上面図である。
【図3】 図2に示したラインX1−X1に沿った位置
に関する断面構造を示す断面図である。
【図4】 本発明の実施の形態1に関して、数字「0」
を表示する単位標識形成部の構造を示す上面図である。
【図5】 本発明の実施の形態1に関して、数字「1」
を表示する単位標識形成部の構造を示す上面図である。
【図6】 本発明の実施の形態1に関して、数字「2」
を表示する単位標識形成部の構造を示す上面図である。
【図7】 本発明の実施の形態1に関して、数字「3」
を表示する単位標識形成部の構造を示す上面図である。
【図8】 本発明の実施の形態1に関して、数字「4」
を表示する単位標識形成部の構造を示す上面図である。
【図9】 本発明の実施の形態1に関して、数字「5」
を表示する単位標識形成部の構造を示す上面図である。
【図10】 本発明の実施の形態1に関して、数字
「6」を表示する単位標識形成部の構造を示す上面図で
ある。
【図11】 本発明の実施の形態1に関して、数字
「7」を表示する単位標識形成部の構造を示す上面図で
ある。
【図12】 本発明の実施の形態1に関して、数字
「8」を表示する単位標識形成部の構造を示す上面図で
ある。
【図13】 本発明の実施の形態1に関して、数字
「9」を表示する単位標識形成部の構造を示す上面図で
ある。
【図14】 本発明の実施の形態1に関して、標識を読
み出す方法を説明するための模式図である。
【図15】 本発明の実施の形態1に関して、電流検出
部による検出結果と、数字「0」〜「9」との対応関係
を示す図である。
【図16】 本発明の実施の形態2に係る標識構造に関
して、一つの単位標識形成部を拡大して示す上面図であ
る。
【図17】 図16に示したラインX2−X2に沿った
位置に関する断面構造を示す断面図である。
【図18】 本発明の実施の形態3に係る標識構造に関
して、一つの単位標識形成部3を拡大して示す上面図で
ある。
【図19】 図18に示したラインX3−X3に沿った
位置に関する断面構造を示す断面図である。
【図20】 本発明の実施の形態4に係る標識構造に関
して、一つの単位標識形成部を拡大して示す上面図であ
る。
【図21】 図20に示したラインX4−X4に沿った
位置に関する断面構造を示す断面図である。
【符号の説明】
3 単位標識形成部、4 シリコン基板、5 層間絶縁
膜、6n パッド、7pq 金属配線、14,18,2
2 コンタクトプラグ、17 金属膜、21不純物導入
領域。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 茂久 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板の主面上に形成された絶縁膜
    と、 前記絶縁膜の主面上に形成された導電性の複数のパッド
    と、 文字である標識の形状に対応して前記複数のパッド間を
    選択的に接続する第1の導体とを備える、半導体ウェハ
    /チップの標識構造。
  2. 【請求項2】 前記半導体基板と、前記複数のパッドの
    うちの特定のパッドとを接続する第2の導体をさらに備
    える、請求項1に記載の半導体ウェハ/チップの標識構
    造。
  3. 【請求項3】 前記複数のパッドは、3行×3列の行列
    状に形成された9個のパッドである、請求項1又は2に
    記載の半導体ウェハ/チップの標識構造。
  4. 【請求項4】 半導体基板の主面上に形成された絶縁膜
    と、 文字である標識の形状に対応して前記絶縁膜の主面上に
    形成された第1の導体と、 前記第1の導体と前記半導体基板とを接続する第2の導
    体とを備える、半導体ウェハ/チップの標識構造。
  5. 【請求項5】 前記第1の導体は、前記絶縁膜の前記主
    面上に形成された金属配線である、請求項1〜4のいず
    れか一つに記載の半導体ウェハ/チップの標識構造。
  6. 【請求項6】 半導体基板の主面上に形成された絶縁膜
    と、 前記絶縁膜の主面上に形成された導電性の複数のパッド
    と、 文字である標識の形状に対応して前記半導体基板の前記
    主面内に形成された不純物導入領域と、 前記複数のパッドのうち前記不純物導入領域と平面視上
    重なるパッドと、前記不純物導入領域とを接続する導体
    とを備える半導体ウェハ/チップの標識構造。
JP2000273228A 2000-09-08 2000-09-08 半導体ウェハ/チップの標識構造 Pending JP2002083751A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004075267A1 (ja) * 2003-02-20 2004-09-02 Hitachi High-Technologies Corporation 半導体装置及び半導体製造管理システム

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