JP2002083497A - 半導体集積回路 - Google Patents
半導体集積回路Info
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Abstract
に応じた電圧を増幅出力する際にオフセット電圧の影響
を低減可能な半導体集積回路を提供する。 【解決手段】 本発明は、フリップフロップを構成する
PMOSトランジスタおよびNMOSトランジスタと、NMOSトラ
ンジスタのソース端子を接地端子に接続するか否かを切
り替えるNMOSトランジスタと、フリップフロップにビッ
ト線の電圧を取り込むか否かを切り替えるPMOSトランジ
スタと、NMOSトランジスタのゲート端子とビット線との
間に接続されたPMOSトランジスタと、NMOSトランジスタ
のゲート端子とビット線との間に接続されたPMOSトラン
ジスタとを備えている。フリップフロップのオフセット
電圧に応じてビット線の電圧を調整するため、フリップ
フロップのオフセット電圧の影響を受けることなく、ビ
ット線の電位差に応じた電圧を出力できる。
Description
(例えば、ビット線)の電位差に応じた電圧を出力する
半導体集積回路に関し、SRAM(Static Random Acces
s Memory)等のセンスアンプ回路などに用いられる回路
を対象とする。
らビット線を介して読み出したデータをセンスアンプで
増幅してから出力する。
る。図示のセンスアンプは、ビット線対の電位差に応じ
た電圧をラッチするPMOSトランジスタQ1,Q2および
NMOSトランジスタQ3,Q4からなるフリップフロップ
と、NMOSトランジスタQ3,Q4のソース端子を接地電
圧に設定するか否かを切り替えるNMOSトランジスタQ5
と、ビット線BL,BLBの電圧をフリップフロップに
取り込むか否かを切り替えるPMOSトランジスタQ6,Q
7と、イコライズ用のPMOSトランジスタQ8と、プリチ
ャージ用のPMOSトランジスタQ9,Q10とを備えてい
る。
り、ビット線対BL,BLBの微小な電位差がフリップ
フロップにより増幅されてSA,SAB端子(ノード
S,SB)から出力される。
OSトランジスタQ8,Q9,Q10がオンしている間は、
フリップフロップはラッチ動作を行わず、ノードS,S
Bはともにハイレベルにプリチャージされる。プリチャ
ージを行っている間は、フリップフロップに貫通電流が
流れないように、NMOSトランジスタQ5はオフされる。
タQ1〜Q4は、必ずしも特性が同じではなく、しきい
値がばらつくことが多い。仮に、PMOSトランジスタQ1
とNMOSトランジスタQ4のしきい値が浅くて、NMOSトラ
ンジスタQ2とPMOSトランジスタQ3のしきい値が深い
場合には、フリップフロップのノードSはハイレベル
に、ノードSBはローレベルになりやすくなる。
BLBの電圧より低くても、両ビット線の電位差が小さ
い場合には、フリップフロップはビット線BL,BLB
の電位関係とは逆の関係の電圧を出力するおそれがあ
る。一般に、フリップフロップが正しいデータを出力す
るのに必要な最小のビット線対の電位差はオフセット電
圧と呼ばれている。
ット電圧は、主に、センスアンプを構成するトランジス
タのしきい値電圧のばらつきによって決まる。また、配
線抵抗や容量などの寄生容量のばらつきやレイアウトの
非対称性の影響も受ける。通常、センスアンプのオフセ
ット電圧は約50mVである。
合のオフセット電圧の影響について説明する。ビット線
対BL,BLBの容量は約1pFであり、ワード線により
選択されたセルは約100μAの電流にて、電源電圧VDD
にプリチャージされたビット線対のうち一方の電荷を引
き抜く。これにより、ビット線対に微小な電位差が現
れ、この電位差をセンスアンプで増幅する。このとき、
センスアンプのオフセット電圧が50mVであるとすると、
ビット線対に50mVの電位差が現れるには、(1)式に示
すように、0.5nsの時間が必要である。
時間であり、メモリの高速化を図るには、センスアンプ
のオフセット電圧を低減することが非常に重要である。
ものであり、その目的は、第1および第2のデータ線の
電位差に応じた電圧を増幅出力する際にオフセット電圧
の影響を低減させることができる半導体集積回路を提供
することにある。
ために、本発明は、半導体集積回路は、対になる二つの
入力ノードと、前記二つの入力ノードに入力される信号
差に応じた増幅信号を出力する二つの出力ノードと、外
部制御信号に応じて電流パスを遮断可能な少なくとも一
つの切替回路と、を備え、前記切替回路は、増幅すべき
信号が前記入力ノードに入力される前に前記半導体集積
回路の入力オフセット電圧を検出するために特定の状態
に切り替えられ、前記増幅信号は、前記半導体集積回路
の入力オフセット電圧が補正された状態で前記二つの出
力ノードから出力される。
が接続され一方のドレイン端子が他方のドレイン端子に
接続された第1および第2のトランジスタと、ゲート端
子同士が接続され一方のドレイン端子が他方のドレイン
端子に接続された第3および第4のトランジスタと、前
記第1および第2のトランジスタの各ドレイン端子の接
続点と第1のデータ線との間に接続された第5のトラン
ジスタと、前記第3および第4のトランジスタの各ドレ
イン端子の接続点と第2のデータ線との間に接続された
第6のトランジスタと、前記半導体集積回路の入力オフ
セット電圧を相殺すべく、前記第5および第6のトラン
ジスタをオンさせる前に前記第1および第2のデータ線
の少なくとも一方にオフセット電圧を供給するオフセッ
ト供給回路と、を備え、前記第1および第2のトランジ
スタの各ドレイン端子の接続点と前記第3および第4の
トランジスタの各ゲート端子とは互いに接続され、か
つ、前記第1および第2のトランジスタの各ゲート端子
と前記第3および第4のトランジスタの各ドレイン端子
の接続点とは互いに接続される。
が接続され一方のドレイン端子が他方のドレイン端子に
接続された第1および第2のトランジスタと、ゲート端
子同士が接続され一方のドレイン端子が他方のドレイン
端子に接続された第3および第4のトランジスタと、前
記第1および第2のトランジスタの各ドレイン端子の接
続点と第1のデータ線との間に接続された第5のトラン
ジスタと、前記第3および第4のトランジスタの各ドレ
イン端子の接続点と第2のデータ線との間に接続された
第6のトランジスタと、前記第1および第2のトランジ
スタの各ゲート端子と前記第1のデータ線との間に接続
された第7のトランジスタと、前記第3および第4のト
ランジスタの各ゲート端子と前記第2のデータ線との間
に接続された第8のトランジスタと、を備え、前記第1
および第2のトランジスタの各ドレイン端子の接続点と
前記第3および第4のトランジスタの各ゲート端子とは
互いに接続され、かつ、前記第1および第2のトランジ
スタの各ゲート端子と前記第3および第4のトランジス
タの各ドレイン端子の接続点とは互いに接続される。
子が他方のドレイン端子に接続された第1および第2の
トランジスタと、一方のソース端子が他方のドレイン端
子に接続された第3および第4のトランジスタと、前記
第2および第4のトランジスタのソース端子と第1の電
圧端子との間に接続された第5のトランジスタと、前記
第1および第3のトランジスタのドレイン端子と第2の
電圧端子との間に接続された第6のトランジスタと、前
記第1および3のトランジスタのドレイン端子と第1の
電圧端子との間に接続された第7のトランジスタと、前
記第2および第4のトランジスタのソース端子と第2の
電圧端子との間に接続された第8のトランジスタと、を
備え、前記第1および第4のトランジスタのゲート端子
には第1のデータ線が接続され、前記第2および第3の
トランジスタのゲート端子には第2のデータ線が接続さ
れる。
入力ノードと、前記二つの入力ノードに入力される信号
差に応じた増幅信号を出力する二つの出力ノードと、前
記入力ノードから前記出力ノードまでの信号経路の少な
くとも一組の対になる内部ノードと、外部から入力され
る信号を保持するラッチ回路と、を備えた半導体集積回
路において、前記入力ノード、前記内部ノードまたは前
記出力ノードのいずれかに接続され、前記ラッチ回路に
保持されたデータに応じて制御される入力オフセット調
整回路を備える。
が接続され一方のドレイン端子が他方のドレイン端子に
接続された第1および第2のトランジスタと、ゲート端
子同士が接続され一方のドレイン端子が他方のドレイン
端子に接続された第3および第4のトランジスタと、前
記第1および第2のトランジスタの両ドレイン端子の接
続点と第1のデータ線との間に接続された第5のトラン
ジスタと、前記第3および第4のトランジスタの両ドレ
イン端子の接続点と第2のデータ線との間に接続された
第6のトランジスタと、前記第1および第2のトランジ
スタの両ゲート端子のローレベル電圧をより強くまたは
より弱く保持可能な第1の電圧設定回路と、前記第3お
よび第4のトランジスタの両ゲート端子のローレベル電
圧をより強く(より弱く)保持可能な第2の電圧設定回
路と、を備え、前記第1および第2のトランジスタの両
ドレイン端子の接続点と前記第3および第4のトランジ
スタの各ゲート端子とは互いに接続され、かつ、前記第
1および第2のトランジスタの各ゲート端子と前記第3
および第4のトランジスタの両ドレイン端子の接続点と
は互いに接続される。
が接続され一方のドレイン端子が他方のドレイン端子に
接続された第1および第2のトランジスタと、ゲート端
子同士が接続され一方のドレイン端子が他方のドレイン
端子に接続された第3および第4のトランジスタと、前
記第1および第2のトランジスタの両ドレイン端子の接
続点と第1のデータ線との間に接続された第5のトラン
ジスタと、前記第3および第4のトランジスタの両ドレ
イン端子の接続点と第2のデータ線との間に接続された
第6のトランジスタと、前記第1および第2のトランジ
スタの両ゲート端子のハイレベル電圧をより強く(より
弱く)保持可能な第1の電圧設定回路と、前記第3およ
び第4のトランジスタの両ゲート端子のハイレベル電圧
をより強く(より弱く)保持可能な第2の電圧設定回路
と、を備え、前記第1および第2のトランジスタの両ド
レイン端子の接続点と前記第3および第4のトランジス
タの各ゲート端子とは互いに接続され、かつ、前記第1
および第2のトランジスタの各ゲート端子と前記第3お
よび第4のトランジスタの両ドレイン端子の接続点とは
互いに接続される。
路について、図面を参照しながら具体的に説明する。以
下では、半導体集積回路の一例として、SRAMの内部に設
けられるセンスアンプについて主に説明する。
導体集積回路の第1の実施形態の回路図である。図1の
半導体集積回路は、図15の回路と比べて、センスアン
プのオフセット電圧を相殺するためのPMOSトランジスタ
Q11,Q12を設けた点に特徴がある。PMOSトランジスタ
Q11,Q12以外は、図12の回路と同様であり、フリッ
プフロップを構成するPMOSトランジスタQ1,Q2およ
びNMOSトランジスタQ3,Q4と、NMOSトランジスタQ
3,Q4のソース端子を接地端子に接続するか否かを切
り替えるNMOSトランジスタQ5と、上記のフリップフロ
ップにビット線BL,BLBの電圧を取り込むか否かを
切り替えるPMOSトランジスタQ6,Q7と、イコライズ
用のPMOSトランジスタQ8と、プリチャージ用のトラン
ジスタQ9,Q10とを備えている。
プ内のノードSBとビット線BLとの間に接続され、PM
OSトランジスタQ12は、フリップフロップ内のノードS
とビット線BLBとの間に接続されている。PMOSトラン
ジスタQ11,Q12はTRANS2信号に応じてオン・オフし、
PMOSトランジスタQ6,Q7はTRANS1信号に応じてオン
・オフする。
各信号のタイミング図であり、ビット線BL,BLB、
PMOSトランジスタQ6,Q7のゲート端子に供給される
TRANS1信号と、PMOSトランジスタQ11,Q12のゲート端
子に供給されるTRANS2信号と、PMOSトランジスタQ8,
Q9,Q10のゲート端子に供給されるEQ信号と、NMOS
トランジスタQ5のゲート端子に供給されるENN信号
との各タイミングを示している。これら信号は、例え
ば、図1に示すオフセット制御回路10から出力され
る。
Q9,Q10がオンし、フリップフロップ内のノードS,
SBはハイレベルにプリチャージされる。
8,Q9,Q10がオフしてNMOSトランジスタQ5がオン
する。これにより、フリップフロップ内のノードS,S
Bは、トランジスタQ1〜Q4のしきい値電圧のばらつ
き等によって決まる電圧になる。具体的には、フリップ
フロップは、双安定状態になるため、ノードS,SBの
一方はハイレベル電圧に、他方はローレベル電圧にな
る。
になるかを決定する要因は、フリップフロップを構成す
る各トランジスタQ1〜Q4のしきい値電圧のばらつき
や、配線抵抗や容量などの寄生素子の特性のばらつき
や、素子レイアウトの非対称性などが考えられる。
がオフしてPMOSトランジスタQ11,Q12がオンする。こ
れにより、ビット線BLBの電位はノードSの電位の影響を
受け、ビット線BLはノードSBの電位の影響を受ける。例
えば、時刻t2の直前に、ノードSがノードSBよりも
電圧が高かったとする。この場合、時刻t2になると、
ノードSに接続されるビット線BLBがビット線BLよ
りも電圧が高くなるように制御される。
タQ11,Q12がオフしてPMOSトランジスタQ6,Q7が
オンする。これにより、ビット線BLはノードSと短絡
され、ビット線BLBはノードSBと短絡される。ま
た、時刻t3以降、ビット線BL,BLBには、メモリ
セルから読み出したデータが供給される。
ードSBよりも電圧が高かったとすると、時刻t2〜t
3の間は、ビット線BLがビット線BLBよりも電圧が
低くなるように制御されるため、時刻t3以降、ノード
Sの電圧は下げられる。これにより、オフセット電圧を
相殺することができる。
t2と同様に、再度オフセット電圧の検出が行われる。
線対BL,BLBの電位差をセンスする前に、フリップ
フロップのオフセット電圧を検出し、オフセット電圧に
応じてビット線BL,BLBの電圧を調整してからセン
ス動作を行うため、オフセット電圧を相殺することがで
き、フリップフロップのオフセット電圧の影響を受けず
にビット線対BL,BLBの電位差を増幅することがで
きる。このため、ビット線BL,BLBの電位差が十分
に小さくても、その電位差に応じた電圧をフリップフロ
ップから確実に出力でき、感度のよいセンスアンプが得
られる。
ット線対の電位差をセンスする前とセンス期間中で、回
路(回路動作上フリップフロップとは呼べないので回路
にしました。以下同じ)に供給する電源電圧の方向を逆
にすることにより、オフセット電圧を相殺するものであ
る。
の実施形態の回路図である。図3の半導体集積回路は、
回路を構成するNMOSトランジスタQ21〜Q24と、NMOSト
ランジスタQ21,Q23のドレイン端子と接地端子との間
に接続されたNMOSトランジスタQ25と、NMOSトランジス
タQ21,Q23のドレイン端子と電源端子との間に接続さ
れたPMOSトランジスタQ26と、NMOSトランジスタQ22,
Q24のソース端子と電源端子との間に接続されたPMOSト
ランジスタQ27と、NMOSトランジスタQ22,Q24のソー
ス端子と接地端子との間に接続されたNMOSトランジスタ
Q28と、回路内のノードSの論理に応じてオン・オフす
るNMOSトランジスタQ29と、このトランジスタQ29のド
レイン端子と電源端子との間に接続されたPMOSトランジ
スタQ30と、回路内のノードSBの論理に応じてオン・
オフするNMOSトランジスタQ31と、このトランジスタQ
31のドレイン端子と電源端子との間に接続されたPMOSト
ランジスタQ32とを備えている。
スタとプリチャージ用のトランジスタを省略している
が、これらトランジスタを設けてもよい。
にはビット線BLが接続され、NMOSトランジスタQ23,
Q24のゲート端子にはビット線BLBが接続されてい
る。
各信号のタイミング図であり、ビット線BL,BLB、
PMOSトランジスタQ26のゲート端子に入力されるENup信
号、NMOSトランジスタQ25のゲート端子に入力されるEN
un信号、NMOSトランジスタQ28のゲート端子に入力され
るENln信号、およびPMOSトランジスタQ27のゲート端子
に入力されるENlp信号のタイミングを示している。これ
ら信号は、例えば、図3に示すオフセット制御回路10
から出力される。
Q27がオンしてNMOSトランジスタQ21,Q23が共通にQ2
5と接続されているノードAが接地電位になり、NMOSトラ
ンジスタQ22,Q24が共通にQ27と接続されているノー
ドBが電源電位VDDになる。また、回路内のNMOSトラン
ジスタQ21〜Q24はすべてオンするため、回路内のノー
ドSは(VDD/2+ΔV)に、ノードSBは(VDD/2
+ΔV’)になる。ここで、ΔVおよびΔV’は、NMOS
トランジスタのしきい値電圧のばらつき等により決まる
電圧であり、|ΔV−ΔV’|はオフセット電圧である。
給されなくなり、ノードS,SBには、時刻t12の直前
の電圧が保持される。
逆向きに回路に電源電圧と接地電圧が供給される。具体
的には、トランジスタQ26,Q28がオンして、ノードA
の電位は電源電位になり、ノードBの電位は接地電位に
なる。
12とは逆方向に電圧を印加することにより、ノードS,
SBのオフセット電圧|ΔV−ΔV’|を相殺することが
できる。
たデータがビット線BL,BLBに供給されるため、オ
フセット電圧を相殺した状態で、ビット線BL,BLB
の電位差をセンスすることができる。
動作を行う前に、センス動作中とは逆方向にフリップフ
ロップに電源電圧と接地電圧を供給するため、センスア
ンプのオフセット電圧を相殺した状態でセンス動作を行
うことができ、感度のよいセンスアンプが得られる。
ンス動作前にセンス動作中とは逆方向に回路に電源電圧
と接地電圧を供給する点では第2の実施形態と共通する
が、回路構成が第2の実施形態と異なっている。
の実施形態の回路図である。図5の半導体集積回路は、
回路を構成するNMOSトランジスタQ41〜Q44と、NMOSト
ランジスタQ41,Q43の接続ノードCに接地電圧を供給
するか否かを切り替えるNMOSトランジスタQ45と、NMOS
トランジスタQ42,Q44が共通に接続されているノード
Aに接地電圧を供給するか否かを切り替えるNMOSトラン
ジスタQ46と、ノードAに電源電圧を供給するか否かを
切り替えるPMOSトランジスタQ47と、PMOSトランジスタ
Q48,Q49と、PMOSトランジスタQ48,Q49のソース端
子に電源電圧を供給するか否かを切り替えるPMOSトラン
ジスタQ50と、回路内のノードSの論理に応じてオン・
オフするNMOSトランジスタQ51と、このトランジスタQ
51のドレイン端子と電源端子との間に接続されたPMOSト
ランジスタQ52と、回路内のノードSBの論理に応じて
オン・オフするNMOSトランジスタQ53と、このトランジ
スタQ53のドレイン端子と電源端子との間に接続された
PMOSトランジスタQ54とを備えている。
トランジスタQ41のゲート端子と接続され、PMOSトラン
ジスタQ48の端子はNMOSトランジスタQ41の端子と接続
されている。PMOSトランジスタQ49のゲート端子はNMOS
トランジスタQ43のゲート端子と接続され、PMOSトラン
ジスタQ49の端子はNMOSトランジスタQ43の端子と接続
されている。
各信号のタイミング図であり、ビット線BL,BLB、
PMOSトランジスタQ50のゲート端子に入力されるENup信
号、NMOSトランジスタQ45のゲート端子に入力されるEN
un信号、NMOSトランジスタQ46のゲート端子に入力され
るENln信号、およびPMOSトランジスタQ47のゲート端子
に入力されるENlp信号のタイミングを示している。これ
ら信号は、例えば、図5に示すオフセット制御回路10
から出力される。
45とPMOSトランジスタQ47がオンし、フリップフロップ
内のNMOSトランジスタQ41,Q43が接続されるノードC
が接地電圧になるとともに、ノードAが電源電圧にな
る。
ベルであるため、NMOSトランジスタQ42,Q44はオンす
る。結局、回路内のノードS,SBの電位差は、NMOSト
ランジスタQ41〜Q44のしきい値電圧のばらつき等によ
って決まるオフセット電圧になる。
47とNMOSトランジスタQ45,Q46がオフするため、ノー
ドS,SBは上述したオフセット電圧を保持する。
47とNMOSトランジスタQ45がオフして、NMOSトランジス
タQ46とPMOSトランジスタQ50がオンする。これによ
り、ノードBには電源電圧VDDが、ノードAには接地電圧
が供給される。
〜t22とは逆方向に、トランジスタQ42,Q44,Q48,
Q49で構成される回路に電源電圧と接地電圧が供給され
るため、ノードS,SBのオフセット電圧分を相殺する
ことができる。この状態で、ビット線BL,BLBにメ
モリセルから読み出したデータが供給され、オフセット
電圧の影響を受けることなく、センス動作を行うことが
できる。
施形態と異なり、センス前とセンス動作中で、回路を構
成する一部のトランジスタを変更している。すなわち、
センス前はトランジスタQ41〜Q44で回路を構成し、セ
ンス動作中はトランジスタQ43,Q44,Q48,Q49で回
路を構成している。このような場合でも、第2の実施形
態と同様に、センス前とセンス動作中でフリップフロッ
プに供給する電源電圧を互いに逆にすることにより、セ
ンスアンプのオフセット電圧を相殺することができる。
ンス動作前に検出したセンスアンプのオフセット電圧情
報をオフセット保持回路にて保持するようにしたもので
ある。
の実施形態の回路図である。図7の半導体集積回路は、
図1と同様の構成のセンスアンプ部1と、センスアンプ
部1で検出したオフセット電圧情報を保持するオフセッ
ト保持回路2と、検出されたオフセット電圧情報をオフ
セット保持回路2に保持するか否かを切り替える切替回
路3とを有する。
フロップを構成するPMOSトランジスタQ61,Q62および
NMOSトランジスタQ63,Q64と、PMOSトランジスタQ6
1,Q62のソース端子に電源電圧VDDを供給するか否か
を切り替えるPMOSトランジスタQ65と、NMOSトランジス
タQ63,Q64のソース端子を接地電圧にするか否かを切
り替えるNMOSトランジスタQ66と、フリップフロップで
保持したオフセット電圧をビット線BL,BLBに供給
するか否かを切り替えるPMOSトランジスタQ11,Q12と
を有する。
各信号のタイミング図であり、ビット線BL,BLB、
PMOSトランジスタQ8〜Q10のゲート端子に入力される
EQ信号、NMOSトランジスタQ5のゲート端子に入力さ
れるENN信号、PMOSトランジスタQ6,Q11のゲート
端子に入力されるTRANS1信号、切替回路3内のNMOSトラ
ンジスタのゲート端子に入力されるNTRA信号、切替回路
3内のPMOSトランジスタのゲート端子に入力されるPTRA
信号、NMOSトランジスタQ66のゲート端子に入力される
EDN信号、PMOSトランジスタQ65のゲート端子に入力
されるEDP信号の各タイミング波形を示している。こ
れら信号は、例えば、図7に示すオフセット制御回路1
0から出力される。
のトランジスタQ1〜Q4のしきい値電圧のばらつき等
により、ノードS,SBの一方はハイレベル電圧に、他
方はローレベル電圧になる。
t34のときに、切替回路3を介してオフセット保持回路
2に供給されて保持される。
6,Q7,Q11,Q12がオンし、ビット線BL,BLB
の電位はオフセット保持回路2に保持されたオフセット
電圧情報で補正される。すなわち、センスアンプ部1の
オフセット電圧が相殺されるようにビット線BL,BL
Bの電圧が補正される。したがって、時刻t35以降、セ
ンス動作が行われるが、センスアンプ部1のオフセット
電圧の影響を受けることなく、センス動作を行うことが
できる。
れたオフセット電圧情報をオフセット保持回路2で保持
するため、一度オフセット電圧情報の検出を行えば、そ
の検出結果を何度でも再利用でき、オフセット電圧情報
の検出を行う回数を削減することができる。
保持回路2と切替回路3を追加した例を示したが、図3
や図5に示す回路に図7と同様のオフセット保持回路2
と切替回路3を追加してもよい。
フセット電圧情報の保持をヒューズを用いて行うもので
ある。
の実施形態の回路図である。図9の回路は、図1と同様
の回路に、オフセット調整回路4を追加した構成になっ
ている。
a,5bと、PMOSトランジスタQ71〜Q74と、NMOSトラ
ンジスタQ75,Q76とを有する。
サC1と、インバータIV1,IV2からなるラッチ回路
と、電源端子と接地端子間に直列接続されたヒューズF
1およびコンデンサC2とを有する。
ンデンサC3と、インバータIV3,IV4からなるラッチ
回路と、電源端子と接地端子間に直列接続されたヒュー
ズF2およびコンデンサC4とを有する。
Q71のゲート端子に入力され、電圧切替部5bの出力は
NMOSトランジスタQ75,Q76のゲート端子に入力され
る。PMOSトランジスタQ72,Q73のゲート端子にはTRAN
S1信号が入力される。
F2を切らない状態では、ラッチ回路の左側端子はハイ
レベルに、右側端子はローレベルになる。ヒューズF
1,F2を切ると、ラッチ回路の左側端子はローレベル
に、右側端子はハイレベルになる。
より高い状態をセンスする(1読みと呼ぶ)マージンを
増やしたい場合には、電圧切替部5aのみヒューズF1
を切断する。このときパワーオン後は、電圧切替部5a
の出力端子はローレベルになり、PMOSトランジスタQ71
がオンする。このとき、電圧切替部5bの左側出力端子
はローレベル、右側出力端子はハイレベルである。した
がって、TRANS1信号がローレベルになると、ビット線B
Lの電圧はビット線BLBより高くなるように制御され
る。この結果1読みのマージンが向上する。
状態をセンスする(0読みと呼ぶ)マージンを増やした
い場合には、電圧切替部5a,5bの両ヒューズF1,
F2を切断する。このときパワーオン後は、電圧切替部
5aの出力端子はローレベルになり、電圧切替部5bの
左側出力端子はハイレベルに、右側出力端子はローレベ
ルになる。したがって、TRANS1信号がローレベルになる
と、ビット線BLの電圧はビット線BLBより低くなる
ように制御される。この結果0読みのマージンが向上す
る。
ズF1,F2を切断するか否かによりビット線BL,B
LBの電圧を補正することができるため、いったん電源
を切った後に電源を再投入しても、オフセット調整をや
り直す必要はなくなる。
整を行ってもよい。例えば、不揮発性のメモリにオフセ
ット調整用のデータを格納しておき、そのデータを読み
出してオフセット調整を行ってもよい。
5の実施形態の変形であり、センスアンプの出力端子の
電圧レベルを直接調整することにより、オフセット電圧
の調整を行うものである。
6の実施形態の回路図、図11は図10の回路の動作タ
イミング図である。図10の回路は、上述した第1〜第
5の実施形態の回路と異なり、オフセット電圧を検出す
る機能を持たない。オフセット電圧の検出は、例えば不
図示のテスタ等を用いて行われる。
ト端子がそれぞれトランジスタQ3のドレイン端子およ
びゲート端子に接続されたトランジスタQ81と、トラン
ジスタQ81のソース端子と接地端子との間に並列接続さ
れたトランジスタQ82,Q83と、ドレイン端子およびゲ
ート端子がそれぞれトランジスタQ4のドレイン端子お
よびゲート端子に接続されたトランジスタQ84と、トラ
ンジスタQ84のソース端子と接地端子との間に並列接続
されたトランジスタQ85,Q86と、トランジスタQ83の
ゲート端子に接続されたインバータIV1,IV2およびコ
ンデンサC1と、インバータIV1,IV2の他端に接続さ
れたヒューズF1およびコンデンサC2と、トランジス
タQ85のゲート端子に接続されたインバータIV3,IV4
およびコンデンサC3と、インバータIV3,IV4の他端
に接続されたヒューズF2およびコンデンサC4とを有
する。
ルになると、トランジスタQ6,Q7がともにオンす
る。トランジスタQ6,Q7がオンの間に、ビット線B
L,BLBを介してデータがフリップフロップに取り込
まれ、時刻t42でEN信号がローレベルになると、フリ
ップフロップに取り込まれたデータがラッチされる。
した結果、1読みのマージンを増やす必要があることが
わかると、ヒューズF2を切断する。これにより、パワ
ーオン後は、ヒューズF2とコンデンサC4との接続点
はローレベルになり、トランジスタQ85はオンする。ノ
ードSBの電位が下がる方向に制御され、ビット線BLB
のローレベル電圧がより簡単にセンスされる。その結
果、1読みのマージンが増える。
ジンを増やす必要があることがわかると、ヒューズF1
を切断する。これにより、パワーオン後は、ヒューズF
1とコンデンサ2との接続点はローレベルになり、トラ
ンジスタQ83はオンする。ノードSの電位が下がる方向
に制御され、ビット線BLのローレベル電圧がより簡単
にセンスされる。その結果、0読みのマージンが増え
る。
2を切断しない通常の状態では、トランジスタQ83はオ
フしている。このため、通常の状態での消費電力の削減
が図れる。その一方で、データをセンスするのに多少時
間がかかってしまう。
しない状態でトランジスタQ83,Q85がオンしている場
合の回路図である。図12の場合、ヒューズF1,F2
を切断していない通常の状態で、迅速にセンスできる
が、消費電力は増える。図12のヒューズF1またはF
2を切断すると、トランジスタQ83またはQ85がオフす
る。したがって、ノードS,SBのローレベルへの遷移は遅
くなる。
Q82,Q83,Q85,Q86はNMOSであるが、PMOSで構成し
てもよい。この場合の図10に対応する回路図は図13
のようになり、図12に対応する回路図は図14のよう
になる。
サC2との接続関係が図10とは逆になっている。図1
3の場合、ヒューズF1を切断すると、トランジスタQ
83がオンし、1読みのマージンがあがる。また、ヒュー
ズF2を切断すると、トランジスタQ85がオンし、0読
みのマージンがあがる。
ンデンサC2との接続関係が図12と逆になっている。
図14の場合、ヒューズF1を切断すると、トランジス
タQ83がオフし、0読みのマージンがあがる。また、ヒ
ューズF2を切断すると、トランジスタQ85がオンし、
1読みのマージンがあがる。
線BL,BLBの電圧を調整するためのヒューズF1,
F2を設け、テスタ等を用いて検出されたオフセット電
圧が小さくなるようにオフセット調整を行うため、製造
工程等で個別にオフセット調整を行うことができ、製造
歩留まりの向上が図れる。
れば、検出された入力オフセット電圧を補正した状態
で、二つの入力ノードに入力される信号差に応じた増幅
信号を出力するため、増幅信号が入力オフセット電圧の
影響を受けなくなる。
第4のトランジスタのしきい値電圧のばらつき等による
オフセット電圧を検出し、このオフセット電圧が相殺さ
れるように第1および第2のデータ線の電圧を補正する
ため、第1および第2のデータ線の電位差に応じた電圧
を増幅出力する際にオフセット電圧の影響を低減させる
ことができる。
の回路図。
イミング図。
の回路図。
イミング図。
の回路図。
イミング図。
の回路図。
イミング図。
の回路図。
態の回路図。
ンジスタQ83がオンしている例を示す回路図。
示す回路図。
示す回路図。
Claims (22)
- 【請求項1】対になる二つの入力ノードと、 前記二つの入力ノードに入力される信号差に応じた増幅
信号を出力する二つの出力ノードと、 外部制御信号に応じて電流パスを遮断可能な少なくとも
一つの切替回路と、を備え、 前記切替回路は、増幅すべき信号が前記入力ノードに入
力される前に前記半導体集積回路の入力オフセット電圧
を検出するために特定の状態に切り替えられ、 前記増幅信号は、前記半導体集積回路の入力オフセット
電圧が補正された状態で前記二つの出力ノードから出力
されることを特徴とする半導体集積回路。 - 【請求項2】ゲート端子同士が接続され一方のドレイン
端子が他方のドレイン端子に接続された第1および第2
のトランジスタと、 ゲート端子同士が接続され一方のドレイン端子が他方の
ドレイン端子に接続された第3および第4のトランジス
タと、 前記第1および第2のトランジスタの各ドレイン端子の
接続点と第1のデータ線との間に接続された第5のトラ
ンジスタと、 前記第3および第4のトランジスタの各ドレイン端子の
接続点と第2のデータ線との間に接続された第6のトラ
ンジスタと、 前記半導体集積回路の入力オフセット電圧を相殺すべ
く、前記第5および第6のトランジスタをオンさせる前
に前記第1および第2のデータ線の少なくとも一方にオ
フセット電圧を供給するオフセット供給回路と、を備
え、 前記第1および第2のトランジスタの各ドレイン端子の
接続点と前記第3および第4のトランジスタの各ゲート
端子とは互いに接続され、かつ、前記第1および第2の
トランジスタの各ゲート端子と前記第3および第4のト
ランジスタの各ドレイン端子の接続点とは互いに接続さ
れることを特徴とする半導体集積回路。 - 【請求項3】ゲート端子同士が接続され一方のドレイン
端子が他方のドレイン端子に接続された第1および第2
のトランジスタと、 ゲート端子同士が接続され一方のドレイン端子が他方の
ドレイン端子に接続された第3および第4のトランジス
タと、 前記第1および第2のトランジスタの各ドレイン端子の
接続点と第1のデータ線との間に接続された第5のトラ
ンジスタと、 前記第3および第4のトランジスタの各ドレイン端子の
接続点と第2のデータ線との間に接続された第6のトラ
ンジスタと、 前記第1および第2のトランジスタの各ゲート端子と前
記第1のデータ線との間に接続された第7のトランジス
タと、 前記第3および第4のトランジスタの各ゲート端子と前
記第2のデータ線との間に接続された第8のトランジス
タと、を備え、 前記第1および第2のトランジスタの各ドレイン端子の
接続点と前記第3および第4のトランジスタの各ゲート
端子とは互いに接続され、かつ、前記第1および第2の
トランジスタの各ゲート端子と前記第3および第4のト
ランジスタの各ドレイン端子の接続点とは互いに接続さ
れることを特徴とする半導体集積回路。 - 【請求項4】前記第7および第8のトランジスタをオフ
させた状態で検出された前記入力オフセット電圧が相殺
されるように、前記第7および第8のトランジスタをオ
ンさせて前記第1および第2のデータ線の少なくとも一
方にオフセット電圧を供給し、その後に前記第5および
第6のトランジスタをオンさせるオフセット制御回路を
備えることを特徴とする請求項3に記載の半導体集積回
路。 - 【請求項5】前記第7および第8のトランジスタをオフ
させた状態で検出された前記入力オフセット電圧を保持
するオフセット保持回路と、 前記オフセット保持回路に保持された電圧に基づいて、
前記第1および第2のデータ線の少なくとも一方にオフ
セット電圧を供給し、その後に前記第5および第6のト
ランジスタをオンさせるオフセット制御回路と、を備え
ることを特徴とする請求項3に記載の半導体集積回路。 - 【請求項6】一方のソース端子が他方のドレイン端子に
接続された第1および第2のトランジスタと、 一方のソース端子が他方のドレイン端子に接続された第
3および第4のトランジスタと、 第1および第2のデータ線に有効なデータを供給する場
合と供給しない場合とで、前記第1および第3のトラン
ジスタのドレイン端子に供給する電圧と、前記第2およ
び第4のトランジスタのソース端子に供給する電圧とを
入れ替える電圧供給回路と、を備え、 前記第1および第4のトランジスタのゲート端子には第
1のデータ線が接続され、 前記第2および第3のトランジスタのゲート端子には第
2のデータ線が接続され、 前記第1〜第4のトランジスタは、所定のタイミングに
て、前記第1および第2のデータ線のデータをレベルシ
フトすることを特徴とする半導体集積回路。 - 【請求項7】一方のソース端子が他方のドレイン端子に
接続された第1および第2のトランジスタと、 一方のソース端子が他方のドレイン端子に接続された第
3および第4のトランジスタと、 前記第2および第4のトランジスタのソース端子と第1
の電圧端子との間に接続された第5のトランジスタと、 前記第1および第3のトランジスタのドレイン端子と第
2の電圧端子との間に接続された第6のトランジスタ
と、 前記第1および3のトランジスタのドレイン端子と第1
の電圧端子との間に接続された第7のトランジスタと、 前記第2および第4のトランジスタのソース端子と第2
の電圧端子との間に接続された第8のトランジスタと、
を備え、 前記第1および第4のトランジスタのゲート端子には第
1のデータ線が接続され、 前記第2および第3のトランジスタのゲート端子には第
2のデータ線が接続されることを特徴とする半導体集積
回路。 - 【請求項8】前記第7および第8のトランジスタをオフ
させた状態で、前記第1、第2、第3、第4、第5およ
び第6のトランジスタをオンさせた後、前記第5および
第6のトランジスタをオフさせた状態で、前記第7およ
び第8のトランジスタをオンさせるオン・オフ制御回路
を備えることを特徴とする請求項6に記載の半導体集積
回路。 - 【請求項9】前記第1、第2、第3、第4、第5および
第6のトランジスタをオンさせた後、前記第7および第
8のトランジスタをオンさせる前までに、前記第1およ
び第2のトランジスタのドレイン端子およびソース端子
の接続点の電圧と、前記第3および第4のトランジスタ
のドレイン端子およびソース端子の接続点の電圧とを保
持するオフセット保持回路と、 前記オフセット保持回路に保持された電圧に基づいて、
前記第1および第2のデータ線の少なくとも一方にオフ
セット電圧を供給し、その後に前記第7および第8のト
ランジスタをオンさせるオフセット制御回路と、を備え
ることを特徴とする請求項8に記載の半導体集積回路。 - 【請求項10】一方のソース端子が他方のドレイン端子
に接続された第1および第2のトランジスタと、 一方のソース端子が他方のドレイン端子に接続された第
3および第4のトランジスタと、 前記第2および第4のトランジスタのソース端子と第1
の電圧端子との間に接続された第5のトランジスタと、 前記第1および第3のトランジスタのドレイン端子と第
2の電圧端子との間に接続された第6のトランジスタ
と、 前記第2および第4のトランジスタのソース端子と前記
第2の電圧端子との間に接続された第7のトランジスタ
と、 ゲート端子が前記第1のトランジスタのゲート端子に接
続され、ドレイン端子が前記第1のトランジスタのソー
ス端子と前記第3のトランジスタのゲート端子とに接続
された第8のトランジスタと、 ゲート端子が前記第3のトランジスタのゲート端子に接
続され、ドレイン端子が前記第3のトランジスタのソー
ス端子と前記第1のトランジスタのゲート端子とに接続
された第9のトランジスタと、 前記第8および第9のトランジスタのソース端子と前記
第1の電圧端子との間に接続された第10のトランジス
タと、を備え、 前記第2のトランジスタのゲート端子に第1のデータ線
が接続され、前記第4のトランジスタのゲート端子に第
2のデータ線が接続されることを特徴とする半導体集積
回路。 - 【請求項11】前記第7および第10のトランジスタを
オフさせた状態で、前記第5および第6のトランジスタ
をオンさせた後、前記第5および第6のトランジスタを
オフさせた状態で、前記第7および第10のトランジス
タをオンさせるオン・オフ制御回路を備えることを特徴
とする請求項10に記載の半導体集積回路。 - 【請求項12】前記第5および第6のトランジスタをオ
ンさせてから、前記第7および第10のトランジスタを
オンさせる前までに、前記第1および第2のトランジス
タのドレイン端子およびソース端子の接続点の電圧と、
前記第3および第4のトランジスタのドレイン端子およ
びソース端子の接続点の電圧とを保持するオフセット保
持回路と、 前記オフセット保持回路に保持された電圧に基づいて、
前記第1および第2のデータ線の少なくとも一方にオフ
セット電圧を供給し、その後に前記第7および第8のト
ランジスタをオンさせるオフセット制御回路と、を備え
ることを特徴とする請求項10に記載の半導体集積回
路。 - 【請求項13】前記オフセット保持回路は、フリップフ
ロップ、不揮発性の半導体メモリ、およびヒューズのい
ずれかで構成されることを特徴とする請求項6に記載の
半導体集積回路。 - 【請求項14】前記オフセット保持回路は、フリップフ
ロップ、不揮発性の半導体メモリ、およびヒューズのい
ずれかで構成されることを特徴とする請求項9に記載の
半導体集積回路。 - 【請求項15】前記オフセット保持回路は、フリップフ
ロップ、不揮発性の半導体メモリ、およびヒューズのい
ずれかで構成されることを特徴とする請求項12に記載
の半導体集積回路。 - 【請求項16】対になる二つの入力ノードと、 前記二つの入力ノードに入力される信号差に応じた増幅
信号を出力する二つの出力ノードと、 前記入力ノードから前記出力ノードまでの信号経路の少
なくとも一組の対になる内部ノードと、 外部から入力される信号を保持するラッチ回路と、を備
えた半導体集積回路において、 前記入力ノード、前記内部ノードまたは前記出力ノード
のいずれかに接続され、前記ラッチ回路に保持されたデ
ータに応じて制御される入力オフセット調整回路を備え
ることを特徴とする半導体集積回路。 - 【請求項17】ゲート端子同士が接続され一方のドレイ
ン端子が他方のドレイン端子に接続された第1および第
2のトランジスタと、 ゲート端子同士が接続され一方のドレイン端子が他方の
ドレイン端子に接続された第3および第4のトランジス
タと、 前記第1および第2のトランジスタの両ドレイン端子の
接続点と第1のデータ線との間に接続された第5のトラ
ンジスタと、 前記第3および第4のトランジスタの両ドレイン端子の
接続点と第2のデータ線との間に接続された第6のトラ
ンジスタと、 前記第1および第2のトランジスタの両ゲート端子のロ
ーレベル電圧をより強く(より弱く)保持可能な第1の
電圧設定回路と、 前記第3および第4のトランジスタの両ゲート端子のロ
ーレベル電圧をより強く(より弱く)保持可能な第2の
電圧設定回路と、を備え、 前記第1および第2のトランジスタの両ドレイン端子の
接続点と前記第3および第4のトランジスタの各ゲート
端子とは互いに接続され、かつ、前記第1および第2の
トランジスタの各ゲート端子と前記第3および第4のト
ランジスタの両ドレイン端子の接続点とは互いに接続さ
れることを特徴とする半導体集積回路。 - 【請求項18】前記第1の電圧設定回路は、 前記第1および第2のトランジスタの両ゲート端子のロ
ーレベル電圧をより強く(より弱く)保持するか否かを
切り替える第1の切替回路と、 前記第1の切替回路の制御により前記第1および第2の
トランジスタの両ゲート端子のローレベル電圧をより強
く(より弱く)保持する場合に、前記第1および第2の
トランジスタの両ゲート端子とローレベル基準電圧端子
とのインピーダンスをより低く(より高く)設定する第
1のインピーダンス制御回路と、を有し前記第2の電圧
設定回路は、 前記第3および第4のトランジスタの両ゲート端子のロ
ーレベル電圧をより強く(より弱く)保持するか否かを
切り替える第2の切替回路と、 前記第2の切替回路の制御により前記第3および第4の
トランジスタの両ゲート端子のローレベル電圧をより強
く(より弱く)保持する場合に、前記第3および第4の
トランジスタの両ゲート端子とローレベル基準電圧端子
とのインピーダンスをより低く(より高く)設定する第
2のインピーダンス制御回路と、を有することを特徴と
する請求項17に記載の半導体集積回路。 - 【請求項19】前記第1のインピーダンス制御回路は、 前記第1および第2のトランジスタの両ドレイン端子の
接続点と前記ローレベル基準電圧端子との間に直列接続
された第7および第8のトランジスタと、 前記第7および第8のトランジスタの接続点と前記ロー
レベル基準電圧端子との間に接続された第9のトランジ
スタと、を有し、 前記第9のトランジスタは常にオン状態に設定され、 前記第7のトランジスタは、前記第1および第2のトラ
ンジスタのゲート電圧によりオン・オフ制御され、 前記第8のトランジスタは、前記第1の切替回路により
オン・オフ制御され、 前記第2のインピーダンス制御回路は、 前記第1および第2のトランジスタの両ドレイン端子の
接続点と前記ローレベル基準電圧端子との間に直列接続
された第10および第11のトランジスタと、 前記第10および第11のトランジスタの接続点と前記
ローレベル基準電圧端子との間に接続された第12のト
ランジスタと、を有し、 前記第12のトランジスタは常にオン状態に設定され、 前記第10のトランジスタは、前記第3および第4のト
ランジスタのゲート電圧によりオン・オフ制御され、 前記第12のトランジスタは、前記第2の切替回路によ
りオン・オフ制御されることを特徴とする請求項18に
記載の半導体集積回路。 - 【請求項20】ゲート端子同士が接続され一方のドレイ
ン端子が他方のドレイン端子に接続された第1および第
2のトランジスタと、 ゲート端子同士が接続され一方のドレイン端子が他方の
ドレイン端子に接続された第3および第4のトランジス
タと、 前記第1および第2のトランジスタの両ドレイン端子の
接続点と第1のデータ線との間に接続された第5のトラ
ンジスタと、 前記第3および第4のトランジスタの両ドレイン端子の
接続点と第2のデータ線との間に接続された第6のトラ
ンジスタと、 前記第1および第2のトランジスタの両ゲート端子のハ
イレベル電圧をより強く(より弱く)保持可能な第1の
電圧設定回路と、 前記第3および第4のトランジスタの両ゲート端子のハ
イレベル電圧をより強く(より弱く)保持可能な第2の
電圧設定回路と、を備え、 前記第1および第2のトランジスタの両ドレイン端子の
接続点と前記第3および第4のトランジスタの各ゲート
端子とは互いに接続され、かつ、前記第1および第2の
トランジスタの各ゲート端子と前記第3および第4のト
ランジスタの両ドレイン端子の接続点とは互いに接続さ
れることを特徴とする半導体集積回路。 - 【請求項21】前記第1の電圧設定回路は、 前記第1および第2のトランジスタの両ゲート端子のハ
イレベル電圧をより強く(より弱く)保持するか否かを
切り替える第1の切替回路と、 前記第1の切替回路の制御により前記第1および第2の
トランジスタの両ゲート端子のハイレベル電圧をより強
く(より弱く)保持する場合に、前記第1および第2の
トランジスタの両ゲート端子とハイレベル基準電圧端子
とのインピーダンスをより低く(より高く)設定する第
1のインピーダンス制御回路と、を有し前記第2の電圧
設定回路は、 前記第3および第4のトランジスタの両ゲート端子のハ
イレベル電圧をより強く(より弱く)保持するか否かを
切り替える第2の切替回路と、 前記第2の切替回路の制御により前記第3および第4の
トランジスタの両ゲート端子のハイレベル電圧をより強
く(より弱く)保持する場合に、前記第3および第4の
トランジスタの両ゲート端子とハイレベル基準電圧端子
とのインピーダンスをより低く(より高く)設定する第
2のインピーダンス制御回路と、を有することを特徴と
する請求項20に記載の半導体集積回路。 - 【請求項22】前記第1のインピーダンス制御回路は、 前記第1および第2のトランジスタの両ドレイン端子の
接続点と前記ハイレベル基準電圧端子との間に直列接続
された第7および第8のトランジスタと、 前記第7および第8のトランジスタの接続点と前記ハイ
レベル基準電圧端子との間に接続された第9のトランジ
スタと、を有し、 前記第9のトランジスタは常にオン状態に設定され、 前記第7のトランジスタは、前記第1および第2のトラ
ンジスタのゲート電圧によりオン・オフ制御され、 前記第8のトランジスタは、前記第1の切替回路により
オン・オフ制御され、 前記第2のインピーダンス制御回路は、 前記第1および第2のトランジスタの両ドレイン端子の
接続点と前記ハイレベル基準電圧端子との間に直列接続
された第10および第11のトランジスタと、 前記第10および第11のトランジスタの接続点と前記
ハイレベル基準電圧端子との間に接続された第12のト
ランジスタと、を有し、 前記第12のトランジスタは常にオン状態に設定され、 前記第10のトランジスタは、前記第3および第4のト
ランジスタのゲート電圧によりオン・オフ制御され、 前記第12のトランジスタは、前記第2の切替回路によ
りオン・オフ制御されることを特徴とする請求項21に
記載の半導体集積回路。
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