JP4109842B2 - 半導体集積回路 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、2本のデータ線(例えば、ビット線)の電位差に応じた電圧を出力する半導体集積回路に関し、SRAM(Static Random Access Memory)等のセンスアンプ回路などに用いられる回路を対象とする。
【0002】
【従来の技術】
SRAM等のメモリでは、メモリセルからビット線を介して読み出したデータをセンスアンプで増幅してから出力する。
【0003】
図15は従来のセンスアンプの回路図である。図示のセンスアンプは、ビット線対の電位差に応じた電圧をラッチするPMOSトランジスタQ1,Q2およびNMOSトランジスタQ3,Q4からなるフリップフロップと、NMOSトランジスタQ3,Q4のソース端子を接地電圧に設定するか否かを切り替えるNMOSトランジスタQ5と、ビット線BL,BLBの電圧をフリップフロップに取り込むか否かを切り替えるPMOSトランジスタQ6,Q7と、イコライズ用のPMOSトランジスタQ8と、プリチャージ用のPMOSトランジスタQ9,Q10とを備えている。
【0004】
NMOSトランジスタQ5をオンすることにより、ビット線対BL,BLBの微小な電位差がフリップフロップにより増幅されてSA,SAB端子(ノードS,SB)から出力される。
【0005】
また、イコライズ用とプリチャージ用のPMOSトランジスタQ8,Q9,Q10がオンしている間は、フリップフロップはラッチ動作を行わず、ノードS,SBはともにハイレベルにプリチャージされる。プリチャージを行っている間は、フリップフロップに貫通電流が流れないように、NMOSトランジスタQ5はオフされる。
【0006】
フリップフロップを構成する各トランジスタQ1〜Q4は、必ずしも特性が同じではなく、しきい値がばらつくことが多い。仮に、PMOSトランジスタQ1とNMOSトランジスタQ4のしきい値が浅くて、NMOSトランジスタQ2とPMOSトランジスタQ3のしきい値が深い場合には、フリップフロップのノードSはハイレベルに、ノードSBはローレベルになりやすくなる。
【0007】
このとき、ビット線BLの電圧がビット線BLBの電圧より低くても、両ビット線の電位差が小さい場合には、フリップフロップはビット線BL,BLBの電位関係とは逆の関係の電圧を出力するおそれがある。一般に、フリップフロップが正しいデータを出力するのに必要な最小のビット線対の電位差はオフセット電圧と呼ばれている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
センスアンプのオフセット電圧は、主に、センスアンプを構成するトランジスタのしきい値電圧のばらつきによって決まる。また、配線抵抗や容量などの寄生容量のばらつきやレイアウトの非対称性の影響も受ける。通常、センスアンプのオフセット電圧は約50mVである。
【0009】
図15のセンスアンプをSRAM内に設けた場合のオフセット電圧の影響について説明する。ビット線対BL,BLBの容量は約1pFであり、ワード線により選択されたセルは約100μAの電流にて、電源電圧VDDにプリチャージされたビット線対のうち一方の電荷を引き抜く。これにより、ビット線対に微小な電位差が現れ、この電位差をセンスアンプで増幅する。このとき、センスアンプのオフセット電圧が50mVであるとすると、ビット線対に50mVの電位差が現れるには、(1)式に示すように、0.5nsの時間が必要である。
【0010】
1pF×50mV÷100μA=0.5ns …(1)
この時間は、高速動作するメモリにとってかなり大きな時間であり、メモリの高速化を図るには、センスアンプのオフセット電圧を低減することが非常に重要である。
【0011】
本発明は、このような点に鑑みてなされたものであり、その目的は、第1および第2のデータ線の電位差に応じた電圧を増幅出力する際にオフセット電圧の影響を低減させることができる半導体集積回路を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明の一態様によれば、ゲート端子同士が接続され一方のドレイン端子が他方のドレイン端子に接続された第1および第2のトランジスタと、
ゲート端子同士が接続され一方のドレイン端子が他方のドレイン端子に接続された第3および第4のトランジスタと、
前記第1および第2のトランジスタの各ドレイン端子の接続点と第1のデータ線との間に接続された第5のトランジスタと、
前記第3および第4のトランジスタの各ドレイン端子の接続点と第2のデータ線との間に接続された第6のトランジスタと、
前記第1および第2のトランジスタの各ゲート端子と前記第1のデータ線との間に接続された第7のトランジスタと、
前記第3および第4のトランジスタの各ゲート端子と前記第2のデータ線との間に接続された第8のトランジスタと、を備え、
前記第1および第2のトランジスタの各ドレイン端子の接続点と前記第3および第4のトランジスタの各ゲート端子とは互いに接続され、かつ、前記第1および第2のトランジスタの各ゲート端子と前記第3および第4のトランジスタの各ドレイン端子の接続点とは互いに接続されることを特徴とする半導体集積回路が提供される。
【0013】
本発明の一態様によれば、一方のソース端子が他方のドレイン端子に接続された第1および第2のトランジスタと、
一方のソース端子が他方のドレイン端子に接続された第3および第4のトランジスタと、
第1および第2のデータ線に有効なデータを供給する場合と供給しない場合とで、前記第1および第3のトランジスタのドレイン端子に供給する電圧と、前記第2および第4のトランジスタのソース端子に供給する電圧とを入れ替える電圧供給回路と、を備え、
前記第1および第4のトランジスタのゲート端子には第1のデータ線が接続され、
前記第2および第3のトランジスタのゲート端子には第2のデータ線が接続され、
前記第1〜第4のトランジスタは、所定のタイミングにて、前記第1および第2のデータ線のデータをレベルシフトすることを特徴とする半導体集積回路が提供される。
【0014】
本発明の一態様によれば、一方のソース端子が他方のドレイン端子に接続された第1および第2のトランジスタと、
一方のソース端子が他方のドレイン端子に接続された第3および第4のトランジスタと、
前記第2および第4のトランジスタのソース端子と第1の電圧端子との間に接続された第5のトランジスタと、
前記第1および第3のトランジスタのドレイン端子と第2の電圧端子との間に接続された第6のトランジスタと、
前記第1および3のトランジスタのドレイン端子と第1の電圧端子との間に接続された第7のトランジスタと、
前記第2および第4のトランジスタのソース端子と第2の電圧端子との間に接続された第8のトランジスタと、を備え、
前記第1および第4のトランジスタのゲート端子には第1のデータ線が接続され、
前記第2および第3のトランジスタのゲート端子には第2のデータ線が接続されることを特徴とする半導体集積回路が提供される。
【0015】
本発明の一態様によれば、一方のソース端子が他方のドレイン端子に接続された第1および第2のトランジスタと、
一方のソース端子が他方のドレイン端子に接続された第3および第4のトランジスタと、
前記第2および第4のトランジスタのソース端子と第1の電圧端子との間に接続された第5のトランジスタと、
前記第1および第3のトランジスタのドレイン端子と第2の電圧端子との間に接続された第6のトランジスタと、
前記第2および第4のトランジスタのソース端子と前記第2の電圧端子との間に接続された第7のトランジスタと、
ゲート端子が前記第1のトランジスタのゲート端子に接続され、ドレイン端子が前記第1のトランジスタのソース端子と前記第3のトランジスタのゲート端子とに接続された第8のトランジスタと、
ゲート端子が前記第3のトランジスタのゲート端子に接続され、ドレイン端子が前記第3のトランジスタのソース端子と前記第1のトランジスタのゲート端子とに接続された第9のトランジスタと、
前記第8および第9のトランジスタのソース端子と前記第1の電圧端子との間に接続された第10のトランジスタと、を備え、
前記第2のトランジスタのゲート端子に第1のデータ線が接続され、前記第4のトランジスタのゲート端子に第2のデータ線が接続されることを特徴とする半導体集積回路が提供される。
【0016】
本発明の一態様によれば、ゲート端子同士が接続され一方のドレイン端子が他方のドレイン端子に接続された第1および第2のトランジスタと、
ゲート端子同士が接続され一方のドレイン端子が他方のドレイン端子に接続された第3および第4のトランジスタと、
前記第1および第2のトランジスタの両ドレイン端子の接続点と第1のデータ線との間に接続された第5のトランジスタと、
前記第3および第4のトランジスタの両ドレイン端子の接続点と第2のデータ線との間に接続された第6のトランジスタと、
前記第1および第2のトランジスタの両ゲート端子のローレベル電圧をより強く保持可能な第1の電圧設定回路と、
前記第3および第4のトランジスタの両ゲート端子のローレベル電圧をより強く保持可能な第2の電圧設定回路と、を備え、
前記第1および第2のトランジスタの両ドレイン端子の接続点と前記第3および第4のトランジスタの各ゲート端子とは互いに接続され、かつ、前記第1および第2のトランジスタの各ゲート端子と前記第3および第4のトランジスタの両ドレイン端子の接続点とは互いに接続され、
前記第1の電圧設定回路は、
前記第1および第2のトランジスタの両ゲート端子のローレベル電圧をより強く保持するか否かを切り替える第1の切替回路と、
前記第1の切替回路の制御により前記第1および第2のトランジスタの両ゲート端子のローレベル電圧をより強く保持する場合に、前記第1および第2のトランジスタの両ゲート端子とローレベル基準電圧端子とのインピーダンスをより低く設定する第1のインピーダンス制御回路と、を有し、
前記第2の電圧設定回路は、
前記第3および第4のトランジスタの両ゲート端子のローレベル電圧をより強く保持するか否かを切り替える第2の切替回路と、
前記第2の切替回路の制御により前記第3および第4のトランジスタの両ゲート端子のローレベル電圧をより強く保持する場合に、前記第3および第4のトランジスタの両ゲート端子とローレベル基準電圧端子とのインピーダンスをより低く設定する第2のインピーダンス制御回路と、を有し、
前記第2のインピーダンス制御回路は、
前記第1および第2のトランジスタの両ドレイン端子の接続点と前記ローレベル基準電圧端子との間に直列接続された第7および第8のトランジスタと、
前記第7および第8のトランジスタの接続点と前記ローレベル基準電圧端子との間に接続された第9のトランジスタと、を有し、
前記第9のトランジスタは常にオン状態に設定され、
前記第7のトランジスタは、前記第1および第2のトランジスタのゲート電圧によりオン・オフ制御され、
前記第8のトランジスタは、前記第1の切替回路によりオン・オフ制御され、
前記第1のインピーダンス制御回路は、
前記第1および第2のトランジスタの両ドレイン端子の接続点と前記ローレベル基準電圧端子との間に直列接続された第10および第11のトランジスタと、
前記第10および第11のトランジスタの接続点と前記ローレベル基準電圧端子との間に接続された第12のトランジスタと、を有し、
前記第12のトランジスタは常にオン状態に設定され、
前記第10のトランジスタは、前記第3および第4のトランジスタのゲート電圧によりオン・オフ制御され、
前記第12のトランジスタは、前記第2の切替回路によりオン・オフ制御されることを特徴とする半導体集積回路が提供される。
【0017】
本発明の一態様によれば、ゲート端子同士が接続され一方のドレイン端子が他方のドレイン端子に接続された第1および第2のトランジスタと、
ゲート端子同士が接続され一方のドレイン端子が他方のドレイン端子に接続された第3および第4のトランジスタと、
前記第1および第2のトランジスタの両ドレイン端子の接続点と第1のデータ線との間に接続された第5のトランジスタと、
前記第3および第4のトランジスタの両ドレイン端子の接続点と第2のデータ線との間に接続された第6のトランジスタと、
前記第1および第2のトランジスタの両ゲート端子のハイレベル電圧をより強く保持可能な第1の電圧設定回路と、
前記第3および第4のトランジスタの両ゲート端子のハイレベル電圧をより強く保持可能な第2の電圧設定回路と、を備え、
前記第1および第2のトランジスタの両ドレイン端子の接続点と前記第3および第4のトランジスタの各ゲート端子とは互いに接続され、かつ、前記第1および第2のトランジスタの各ゲート端子と前記第3および第4のトランジスタの両ドレイン端子の接続点とは互いに接続され、
前記第1の電圧設定回路は、
前記第1および第2のトランジスタの両ゲート端子のハイレベル電圧をより強く保持するか否かを切り替える第1の切替回路と、
前記第1の切替回路の制御により前記第1および第2のトランジスタの両ゲート端子のハイレベル電圧をより強く保持する場合に、前記第1および第2のトランジスタの両ゲート端子とハイレベル基準電圧端子とのインピーダンスをより低く設定する第1のインピーダンス制御回路と、を有し、
前記第2の電圧設定回路は、
前記第3および第4のトランジスタの両ゲート端子のハイレベル電圧をより強く保持するか否かを切り替える第2の切替回路と、
前記第2の切替回路の制御により前記第3および第4のトランジスタの両ゲート端子のハイレベル電圧をより強く保持する場合に、前記第3および第4のトランジスタの両ゲート端子とハイレベル基準電圧端子とのインピーダンスをより低く設定する第2のインピーダンス制御回路と、を有し、
前記第2のインピーダンス制御回路は、
前記第1および第2のトランジスタの両ドレイン端子の接続点と前記ハイレベル基準電圧端子との間に直列接続された第7および第8のトランジスタと、
前記第7および第8のトランジスタの接続点と前記ハイレベル基準電圧端子との間に接続された第9のトランジスタと、を有し、
前記第9のトランジスタは常にオン状態に設定され、
前記第7のトランジスタは、前記第1および第2のトランジスタのゲート電圧によりオン・オフ制御され、
前記第8のトランジスタは、前記第1の切替回路によりオン・オフ制御され、
前記第1のインピーダンス制御回路は、
前記第1および第2のトランジスタの両ドレイン端子の接続点と前記ハイレベル基準電圧端子との間に直列接続された第10および第11のトランジスタと、
前記第10および第11のトランジスタの接続点と前記ハイレベル基準電圧端子との間に接続された第12のトランジスタと、を有し、
前記第12のトランジスタは常にオン状態に設定され、
前記第10のトランジスタは、前記第3および第4のトランジスタのゲート電圧によりオン・オフ制御され、
前記第12のトランジスタは、前記第2の切替回路によりオン・オフ制御されることを特徴とする半導体集積回路が提供される。
【0018】
また、半導体集積回路は、ゲート端子同士が接続され一方のドレイン端子が他方のドレイン端子に接続された第1および第2のトランジスタと、ゲート端子同士が接続され一方のドレイン端子が他方のドレイン端子に接続された第3および第4のトランジスタと、前記第1および第2のトランジスタの両ドレイン端子の接続点と第1のデータ線との間に接続された第5のトランジスタと、前記第3および第4のトランジスタの両ドレイン端子の接続点と第2のデータ線との間に接続された第6のトランジスタと、前記第1および第2のトランジスタの両ゲート端子のハイレベル電圧をより強く(より弱く)保持可能な第1の電圧設定回路と、前記第3および第4のトランジスタの両ゲート端子のハイレベル電圧をより強く(より弱く)保持可能な第2の電圧設定回路と、を備え、前記第1および第2のトランジスタの両ドレイン端子の接続点と前記第3および第4のトランジスタの各ゲート端子とは互いに接続され、かつ、前記第1および第2のトランジスタの各ゲート端子と前記第3および第4のトランジスタの両ドレイン端子の接続点とは互いに接続される。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る半導体集積回路について、図面を参照しながら具体的に説明する。以下では、半導体集積回路の一例として、SRAMの内部に設けられるセンスアンプについて主に説明する。
【0020】
(第1の実施形態)
図1は本発明に係る半導体集積回路の第1の実施形態の回路図である。図1の半導体集積回路は、図15の回路と比べて、センスアンプのオフセット電圧を相殺するためのPMOSトランジスタQ11,Q12を設けた点に特徴がある。PMOSトランジスタQ11,Q12以外は、図12の回路と同様であり、フリップフロップを構成するPMOSトランジスタQ1,Q2およびNMOSトランジスタQ3,Q4と、NMOSトランジスタQ3,Q4のソース端子を接地端子に接続するか否かを切り替えるNMOSトランジスタQ5と、上記のフリップフロップにビット線BL,BLBの電圧を取り込むか否かを切り替えるPMOSトランジスタQ6,Q7と、イコライズ用のPMOSトランジスタQ8と、プリチャージ用のトランジスタQ9,Q10とを備えている。
【0021】
PMOSトランジスタQ11は、フリップフロップ内のノードSBとビット線BLとの間に接続され、PMOSトランジスタQ12は、フリップフロップ内のノードSとビット線BLBとの間に接続されている。PMOSトランジスタQ11,Q12はTRANS2信号に応じてオン・オフし、PMOSトランジスタQ6,Q7はTRANS1信号に応じてオン・オフする。
【0022】
図2は図1の半導体集積回路に入力される各信号のタイミング図であり、ビット線BL,BLB、PMOSトランジスタQ6,Q7のゲート端子に供給されるTRANS1信号と、PMOSトランジスタQ11,Q12のゲート端子に供給されるTRANS2信号と、PMOSトランジスタQ8,Q9,Q10のゲート端子に供給されるEQ信号と、NMOSトランジスタQ5のゲート端子に供給されるENN信号との各タイミングを示している。これら信号は、例えば、図1に示すオフセット制御回路10から出力される。
【0023】
時刻t1以前は、PMOSトランジスタQ8,Q9,Q10がオンし、フリップフロップ内のノードS,SBはハイレベルにプリチャージされる。
【0024】
時刻t1になると、PMOSトランジスタQ8,Q9,Q10がオフしてNMOSトランジスタQ5がオンする。これにより、フリップフロップ内のノードS,SBは、トランジスタQ1〜Q4のしきい値電圧のばらつき等によって決まる電圧になる。具体的には、フリップフロップは、双安定状態になるため、ノードS,SBの一方はハイレベル電圧に、他方はローレベル電圧になる。
【0025】
ノードS,SBのどちらがハイレベル電圧になるかを決定する要因は、フリップフロップを構成する各トランジスタQ1〜Q4のしきい値電圧のばらつきや、配線抵抗や容量などの寄生素子の特性のばらつきや、素子レイアウトの非対称性などが考えられる。
【0026】
時刻t2になると、NMOSトランジスタQ5がオフしてPMOSトランジスタQ11,Q12がオンする。これにより、ビット線BLBの電位はノードSの電位の影響を受け、ビット線BLはノードSBの電位の影響を受ける。例えば、時刻t2の直前に、ノードSがノードSBよりも電圧が高かったとする。この場合、時刻t2になると、ノードSに接続されるビット線BLBがビット線BLよりも電圧が高くなるように制御される。
【0027】
次に、時刻t3になると、PMOSトランジスタQ11,Q12がオフしてPMOSトランジスタQ6,Q7がオンする。これにより、ビット線BLはノードSと短絡され、ビット線BLBはノードSBと短絡される。また、時刻t3以降、ビット線BL,BLBには、メモリセルから読み出したデータが供給される。
【0028】
例えば、時刻t2の直前に、ノードSがノードSBよりも電圧が高かったとすると、時刻t2〜t3の間は、ビット線BLがビット線BLBよりも電圧が低くなるように制御されるため、時刻t3以降、ノードSの電圧は下げられる。これにより、オフセット電圧を相殺することができる。
【0029】
次に、時刻t4〜t5の間は、時刻t1〜t2と同様に、再度オフセット電圧の検出が行われる。
【0030】
このように、第1の実施形態では、ビット線対BL,BLBの電位差をセンスする前に、フリップフロップのオフセット電圧を検出し、オフセット電圧に応じてビット線BL,BLBの電圧を調整してからセンス動作を行うため、オフセット電圧を相殺することができ、フリップフロップのオフセット電圧の影響を受けずにビット線対BL,BLBの電位差を増幅することができる。このため、ビット線BL,BLBの電位差が十分に小さくても、その電位差に応じた電圧をフリップフロップから確実に出力でき、感度のよいセンスアンプが得られる。
【0031】
(第2の実施形態)
第2の実施形態は、ビット線対の電位差をセンスする前とセンス期間中で、回路(回路動作上フリップフロップとは呼べないので回路にしました。以下同じ)に供給する電源電圧の方向を逆にすることにより、オフセット電圧を相殺するものである。
【0032】
図3は本発明に係る半導体集積回路の第2の実施形態の回路図である。図3の半導体集積回路は、回路を構成するNMOSトランジスタQ21〜Q24と、NMOSトランジスタQ21,Q23のドレイン端子と接地端子との間に接続されたNMOSトランジスタQ25と、NMOSトランジスタQ21,Q23のドレイン端子と電源端子との間に接続されたPMOSトランジスタQ26と、NMOSトランジスタQ22,Q24のソース端子と電源端子との間に接続されたPMOSトランジスタQ27と、NMOSトランジスタQ22,Q24のソース端子と接地端子との間に接続されたNMOSトランジスタQ28と、回路内のノードSの論理に応じてオン・オフするNMOSトランジスタQ29と、このトランジスタQ29のドレイン端子と電源端子との間に接続されたPMOSトランジスタQ30と、回路内のノードSBの論理に応じてオン・オフするNMOSトランジスタQ31と、このトランジスタQ31のドレイン端子と電源端子との間に接続されたPMOSトランジスタQ32とを備えている。
【0033】
なお、図3では、イコライズ用のトランジスタとプリチャージ用のトランジスタを省略しているが、これらトランジスタを設けてもよい。
【0034】
NMOSトランジスタQ21,Q22のゲート端子にはビット線BLが接続され、NMOSトランジスタQ23,Q24のゲート端子にはビット線BLBが接続されている。
【0035】
図4は図3の半導体集積回路に入力される各信号のタイミング図であり、ビット線BL,BLB、PMOSトランジスタQ26のゲート端子に入力されるENup信号、NMOSトランジスタQ25のゲート端子に入力されるENun信号、NMOSトランジスタQ28のゲート端子に入力されるENln信号、およびPMOSトランジスタQ27のゲート端子に入力されるENlp信号のタイミングを示している。これら信号は、例えば、図3に示すオフセット制御回路10から出力される。
【0036】
時刻t11〜t12では、トランジスタQ25,Q27がオンしてNMOSトランジスタQ21,Q23が共通にQ25と接続されているノードAが接地電位になり、NMOSトランジスタQ22,Q24が共通にQ27と接続されているノードBが電源電位VDDになる。また、回路内のNMOSトランジスタQ21〜Q24はすべてオンするため、回路内のノードSは(VDD/2+ΔV)に、ノードSBは(VDD/2+ΔV’)になる。ここで、ΔVおよびΔV’は、NMOSトランジスタのしきい値電圧のばらつき等により決まる電圧であり、|ΔV−ΔV’|はオフセット電圧である。
【0037】
時刻t12〜t13では、回路に電源電圧が供給されなくなり、ノードS,SBには、時刻t12の直前の電圧が保持される。
【0038】
時刻t13〜t14では、時刻t11〜t12とは逆向きに回路に電源電圧と接地電圧が供給される。具体的には、トランジスタQ26,Q28がオンして、ノードAの電位は電源電位になり、ノードBの電位は接地電位になる。
【0039】
このように、回路に対して、時刻t11〜t12とは逆方向に電圧を印加することにより、ノードS,SBのオフセット電圧|ΔV−ΔV’|を相殺することができる。
【0040】
時刻t13以降は、メモリセルから読み出したデータがビット線BL,BLBに供給されるため、オフセット電圧を相殺した状態で、ビット線BL,BLBの電位差をセンスすることができる。
【0041】
このように、第2の実施形態では、センス動作を行う前に、センス動作中とは逆方向にフリップフロップに電源電圧と接地電圧を供給するため、センスアンプのオフセット電圧を相殺した状態でセンス動作を行うことができ、感度のよいセンスアンプが得られる。
【0042】
(第3の実施形態)
第3の実施形態は、センス動作前にセンス動作中とは逆方向に回路に電源電圧と接地電圧を供給する点では第2の実施形態と共通するが、回路構成が第2の実施形態と異なっている。
【0043】
図5は本発明に係る半導体集積回路の第3の実施形態の回路図である。図5の半導体集積回路は、回路を構成するNMOSトランジスタQ41〜Q44と、NMOSトランジスタQ41,Q43の接続ノードCに接地電圧を供給するか否かを切り替えるNMOSトランジスタQ45と、NMOSトランジスタQ42,Q44が共通に接続されているノードAに接地電圧を供給するか否かを切り替えるNMOSトランジスタQ46と、ノードAに電源電圧を供給するか否かを切り替えるPMOSトランジスタQ47と、PMOSトランジスタQ48,Q49と、PMOSトランジスタQ48,Q49のソース端子に電源電圧を供給するか否かを切り替えるPMOSトランジスタQ50と、回路内のノードSの論理に応じてオン・オフするNMOSトランジスタQ51と、このトランジスタQ51のドレイン端子と電源端子との間に接続されたPMOSトランジスタQ52と、回路内のノードSBの論理に応じてオン・オフするNMOSトランジスタQ53と、このトランジスタQ53のドレイン端子と電源端子との間に接続されたPMOSトランジスタQ54とを備えている。
【0044】
PMOSトランジスタQ48のゲート端子はNMOSトランジスタQ41のゲート端子と接続され、PMOSトランジスタQ48の端子はNMOSトランジスタQ41の端子と接続されている。PMOSトランジスタQ49のゲート端子はNMOSトランジスタQ43のゲート端子と接続され、PMOSトランジスタQ49の端子はNMOSトランジスタQ43の端子と接続されている。
【0045】
図6は図5の半導体集積回路に入力される各信号のタイミング図であり、ビット線BL,BLB、PMOSトランジスタQ50のゲート端子に入力されるENup信号、NMOSトランジスタQ45のゲート端子に入力されるENun信号、NMOSトランジスタQ46のゲート端子に入力されるENln信号、およびPMOSトランジスタQ47のゲート端子に入力されるENlp信号のタイミングを示している。これら信号は、例えば、図5に示すオフセット制御回路10から出力される。
【0046】
時刻t21〜t22では、NMOSトランジスタQ45とPMOSトランジスタQ47がオンし、フリップフロップ内のNMOSトランジスタQ41,Q43が接続されるノードCが接地電圧になるとともに、ノードAが電源電圧になる。
【0047】
このとき、ビット線BL,BLBはハイレベルであるため、NMOSトランジスタQ42,Q44はオンする。結局、回路内のノードS,SBの電位差は、NMOSトランジスタQ41〜Q44のしきい値電圧のばらつき等によって決まるオフセット電圧になる。
【0048】
時刻t22〜t23では、PMOSトランジスタQ47とNMOSトランジスタQ45,Q46がオフするため、ノードS,SBは上述したオフセット電圧を保持する。
【0049】
時刻t23〜t24では、PMOSトランジスタQ47とNMOSトランジスタQ45がオフして、NMOSトランジスタQ46とPMOSトランジスタQ50がオンする。これにより、ノードBには電源電圧VDDが、ノードAには接地電圧が供給される。
【0050】
すなわち、時刻t23〜t24では、時刻t21〜t22とは逆方向に、トランジスタQ42,Q44,Q48,Q49で構成される回路に電源電圧と接地電圧が供給されるため、ノードS,SBのオフセット電圧分を相殺することができる。この状態で、ビット線BL,BLBにメモリセルから読み出したデータが供給され、オフセット電圧の影響を受けることなく、センス動作を行うことができる。
【0051】
このように、第3の実施形態は、第2の実施形態と異なり、センス前とセンス動作中で、回路を構成する一部のトランジスタを変更している。すなわち、センス前はトランジスタQ41〜Q44で回路を構成し、センス動作中はトランジスタQ43,Q44,Q48,Q49で回路を構成している。このような場合でも、第2の実施形態と同様に、センス前とセンス動作中でフリップフロップに供給する電源電圧を互いに逆にすることにより、センスアンプのオフセット電圧を相殺することができる。
【0052】
(第4の実施形態)
第4の実施形態は、センス動作前に検出したセンスアンプのオフセット電圧情報をオフセット保持回路にて保持するようにしたものである。
【0053】
図7は本発明に係る半導体集積回路の第4の実施形態の回路図である。図7の半導体集積回路は、図1と同様の構成のセンスアンプ部1と、センスアンプ部1で検出したオフセット電圧情報を保持するオフセット保持回路2と、検出されたオフセット電圧情報をオフセット保持回路2に保持するか否かを切り替える切替回路3とを有する。
【0054】
図7のオフセット保持回路2は、フリップフロップを構成するPMOSトランジスタQ61,Q62およびNMOSトランジスタQ63,Q64と、PMOSトランジスタQ61,Q62のソース端子に電源電圧VDDを供給するか否かを切り替えるPMOSトランジスタQ65と、NMOSトランジスタQ63,Q64のソース端子を接地電圧にするか否かを切り替えるNMOSトランジスタQ66と、フリップフロップで保持したオフセット電圧をビット線BL,BLBに供給するか否かを切り替えるPMOSトランジスタQ11,Q12とを有する。
【0055】
図8は図7の半導体集積回路に入力される各信号のタイミング図であり、ビット線BL,BLB、PMOSトランジスタQ8〜Q10のゲート端子に入力されるEQ信号、NMOSトランジスタQ5のゲート端子に入力されるENN信号、PMOSトランジスタQ6,Q11のゲート端子に入力されるTRANS1信号、切替回路3内のNMOSトランジスタのゲート端子に入力されるNTRA信号、切替回路3内のPMOSトランジスタのゲート端子に入力されるPTRA信号、NMOSトランジスタQ66のゲート端子に入力されるEDN信号、PMOSトランジスタQ65のゲート端子に入力されるEDP信号の各タイミング波形を示している。これら信号は、例えば、図7に示すオフセット制御回路10から出力される。
【0056】
時刻t31〜t32では、センスアンプ部1内のトランジスタQ1〜Q4のしきい値電圧のばらつき等により、ノードS,SBの一方はハイレベル電圧に、他方はローレベル電圧になる。
【0057】
このノードS,SBの電圧は、時刻t33〜t34のときに、切替回路3を介してオフセット保持回路2に供給されて保持される。
【0058】
時刻t35になると、PMOSトランジスタQ6,Q7,Q11,Q12がオンし、ビット線BL,BLBの電位はオフセット保持回路2に保持されたオフセット電圧情報で補正される。すなわち、センスアンプ部1のオフセット電圧が相殺されるようにビット線BL,BLBの電圧が補正される。したがって、時刻t35以降、センス動作が行われるが、センスアンプ部1のオフセット電圧の影響を受けることなく、センス動作を行うことができる。
【0059】
このように、第4の実施形態では、検出されたオフセット電圧情報をオフセット保持回路2で保持するため、一度オフセット電圧情報の検出を行えば、その検出結果を何度でも再利用でき、オフセット電圧情報の検出を行う回数を削減することができる。
【0060】
なお、図7では、図1の回路にオフセット保持回路2と切替回路3を追加した例を示したが、図3や図5に示す回路に図7と同様のオフセット保持回路2と切替回路3を追加してもよい。
【0061】
(第5の実施形態)
第5の実施形態は、オフセット電圧情報の保持をヒューズを用いて行うものである。
【0062】
図9は本発明に係る半導体集積回路の第5の実施形態の回路図である。図9の回路は、図1と同様の回路に、オフセット調整回路4を追加した構成になっている。
【0063】
オフセット調整回路4は、電圧切替部5a,5bと、PMOSトランジスタQ71〜Q74と、NMOSトランジスタQ75,Q76とを有する。
【0064】
電圧切替部5aは、カップリングコンデンサC1と、インバータIV1,IV2からなるラッチ回路と、電源端子と接地端子間に直列接続されたヒューズF1およびコンデンサC2とを有する。
【0065】
また、電圧切替部5bは、カップリングコンデンサC3と、インバータIV3,IV4からなるラッチ回路と、電源端子と接地端子間に直列接続されたヒューズF2およびコンデンサC4とを有する。
【0066】
電圧切替部5aの出力はPMOSトランジスタQ71のゲート端子に入力され、電圧切替部5bの出力はNMOSトランジスタQ75,Q76のゲート端子に入力される。PMOSトランジスタQ72,Q73のゲート端子にはTRANS1信号が入力される。
【0067】
電圧切替部5a,5b内のヒューズF1,F2を切らない状態では、ラッチ回路の左側端子はハイレベルに、右側端子はローレベルになる。ヒューズF1,F2を切ると、ラッチ回路の左側端子はローレベルに、右側端子はハイレベルになる。
【0068】
例えば、ビット線BLの電位がBLBの電位より高い状態をセンスする(1読みと呼ぶ)マージンを増やしたい場合には、電圧切替部5aのみヒューズF1を切断する。このときパワーオン後は、電圧切替部5aの出力端子はローレベルになり、PMOSトランジスタQ71がオンする。このとき、電圧切替部5bの左側出力端子はローレベル、右側出力端子はハイレベルである。したがって、TRANS1信号がローレベルになると、ビット線BLの電圧はビット線BLBより高くなるように制御される。この結果1読みのマージンが向上する。
【0069】
一方、ビット線BLの電位がBLBより低い状態をセンスする(0読みと呼ぶ)マージンを増やしたい場合には、電圧切替部5a,5bの両ヒューズF1,F2を切断する。このときパワーオン後は、電圧切替部5aの出力端子はローレベルになり、電圧切替部5bの左側出力端子はハイレベルに、右側出力端子はローレベルになる。したがって、TRANS1信号がローレベルになると、ビット線BLの電圧はビット線BLBより低くなるように制御される。この結果0読みのマージンが向上する。
【0070】
このように、第5の実施形態では、ヒューズF1,F2を切断するか否かによりビット線BL,BLBの電圧を補正することができるため、いったん電源を切った後に電源を再投入しても、オフセット調整をやり直す必要はなくなる。
【0071】
なお、ヒューズ以外の手段でオフセット調整を行ってもよい。例えば、不揮発性のメモリにオフセット調整用のデータを格納しておき、そのデータを読み出してオフセット調整を行ってもよい。
【0072】
(第6の実施形態)
第6の実施形態は、第5の実施形態の変形であり、センスアンプの出力端子の電圧レベルを直接調整することにより、オフセット電圧の調整を行うものである。
【0073】
図10は本発明に係る半導体集積回路の第6の実施形態の回路図、図11は図10の回路の動作タイミング図である。図10の回路は、上述した第1〜第5の実施形態の回路と異なり、オフセット電圧を検出する機能を持たない。オフセット電圧の検出は、例えば不図示のテスタ等を用いて行われる。
【0074】
図10の回路は、ドレイン端子およびゲート端子がそれぞれトランジスタQ3のドレイン端子およびゲート端子に接続されたトランジスタQ81と、トランジスタQ81のソース端子と接地端子との間に並列接続されたトランジスタQ82,Q83と、ドレイン端子およびゲート端子がそれぞれトランジスタQ4のドレイン端子およびゲート端子に接続されたトランジスタQ84と、トランジスタQ84のソース端子と接地端子との間に並列接続されたトランジスタQ85,Q86と、トランジスタQ83のゲート端子に接続されたインバータIV1,IV2およびコンデンサC1と、インバータIV1,IV2の他端に接続されたヒューズF1およびコンデンサC2と、トランジスタQ85のゲート端子に接続されたインバータIV3,IV4およびコンデンサC3と、インバータIV3,IV4の他端に接続されたヒューズF2およびコンデンサC4とを有する。
【0075】
図11の時刻t41でTRANS信号がハイレベルになると、トランジスタQ6,Q7がともにオンする。トランジスタQ6,Q7がオンの間に、ビット線BL,BLBを介してデータがフリップフロップに取り込まれ、時刻t42でEN信号がローレベルになると、フリップフロップに取り込まれたデータがラッチされる。
【0076】
例えば、テスタ等でオフセット電圧を検出した結果、1読みのマージンを増やす必要があることがわかると、ヒューズF2を切断する。これにより、パワーオン後は、ヒューズF2とコンデンサC4との接続点はローレベルになり、トランジスタQ85はオンする。ノードSBの電位が下がる方向に制御され、ビット線BLBのローレベル電圧がより簡単にセンスされる。その結果、1読みのマージンが増える。
【0077】
一方、ビット線BLのローレベル側のマージンを増やす必要があることがわかると、ヒューズF1を切断する。これにより、パワーオン後は、ヒューズF1とコンデンサ2との接続点はローレベルになり、トランジスタQ83はオンする。ノードSの電位が下がる方向に制御され、ビット線BLのローレベル電圧がより簡単にセンスされる。その結果、0読みのマージンが増える。
【0078】
図10の回路において、ヒューズF1,F2を切断しない通常の状態では、トランジスタQ83はオフしている。このため、通常の状態での消費電力の削減が図れる。その一方で、データをセンスするのに多少時間がかかってしまう。
【0079】
一方、図12はヒューズF1,F2を切断しない状態でトランジスタQ83,Q85がオンしている場合の回路図である。図12の場合、ヒューズF1,F2を切断していない通常の状態で、迅速にセンスできるが、消費電力は増える。図12のヒューズF1またはF2を切断すると、トランジスタQ83またはQ85がオフする。したがって、ノードS,SBのローレベルへの遷移は遅くなる。
【0080】
図10および図12におけるトランジスタQ82,Q83,Q85,Q86はNMOSであるが、PMOSで構成してもよい。この場合の図10に対応する回路図は図13のようになり、図12に対応する回路図は図14のようになる。
【0081】
図13の回路は、ヒューズF1とコンデンサC2との接続関係が図10とは逆になっている。図13の場合、ヒューズF1を切断すると、トランジスタQ83がオンし、1読みのマージンがあがる。また、ヒューズF2を切断すると、トランジスタQ85がオンし、0読みのマージンがあがる。
【0082】
一方、図14の回路は、ヒューズF1とコンデンサC2との接続関係が図12と逆になっている。図14の場合、ヒューズF1を切断すると、トランジスタQ83がオフし、0読みのマージンがあがる。また、ヒューズF2を切断すると、トランジスタQ85がオンし、1読みのマージンがあがる。
【0083】
このように、第6の実施形態では、ビット線BL,BLBの電圧を調整するためのヒューズF1,F2を設け、テスタ等を用いて検出されたオフセット電圧が小さくなるようにオフセット調整を行うため、製造工程等で個別にオフセット調整を行うことができ、製造歩留まりの向上が図れる。
【0084】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明によれば、検出された入力オフセット電圧を補正した状態で、二つの入力ノードに入力される信号差に応じた増幅信号を出力するため、増幅信号が入力オフセット電圧の影響を受けなくなる。
【0085】
また、フリップフロップを構成する第1〜第4のトランジスタのしきい値電圧のばらつき等によるオフセット電圧を検出し、このオフセット電圧が相殺されるように第1および第2のデータ線の電圧を補正するため、第1および第2のデータ線の電位差に応じた電圧を増幅出力する際にオフセット電圧の影響を低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る半導体集積回路の第1の実施形態の回路図。
【図2】図1の半導体集積回路に入力される各信号のタイミング図。
【図3】本発明に係る半導体集積回路の第2の実施形態の回路図。
【図4】図3の半導体集積回路に入力される各信号のタイミング図。
【図5】本発明に係る半導体集積回路の第3の実施形態の回路図。
【図6】図5の半導体集積回路に入力される各信号のタイミング図。
【図7】本発明に係る半導体集積回路の第4の実施形態の回路図。
【図8】図7の半導体集積回路に入力される各信号のタイミング図。
【図9】本発明に係る半導体集積回路の第5の実施形態の回路図。
【図10】本発明に係る半導体集積回路の第6の実施形態の回路図。
【図11】図10の回路の動作タイミング図。
【図12】ヒューズF1,F2を切断しない状態でトランジスタQ83がオンしている例を示す回路図。
【図13】 PMOSトランジスタを有する図10の変形例を示す回路図。
【図14】 PMOSトランジスタを有する図12の変形例を示す回路図。
【図15】従来のセンスアンプの回路図。
【符号の説明】
1 センスアンプ部
2 オフセット保持回路
3 切替回路
4 オフセット調整回路
5a,5b 電圧切替部
F1,F2 ヒューズ
10 オフセット制御回路
Claims (13)
- ゲート端子同士が接続され一方のドレイン端子が他方のドレイン端子に接続された第1および第2のトランジスタと、
ゲート端子同士が接続され一方のドレイン端子が他方のドレイン端子に接続された第3および第4のトランジスタと、
前記第1および第2のトランジスタの各ドレイン端子の接続点と第1のデータ線との間に接続された第5のトランジスタと、
前記第3および第4のトランジスタの各ドレイン端子の接続点と第2のデータ線との間に接続された第6のトランジスタと、
前記第1および第2のトランジスタの各ゲート端子と前記第1のデータ線との間に接続された第7のトランジスタと、
前記第3および第4のトランジスタの各ゲート端子と前記第2のデータ線との間に接続された第8のトランジスタと、を備え、
前記第1および第2のトランジスタの各ドレイン端子の接続点と前記第3および第4のトランジスタの各ゲート端子とは互いに接続され、かつ、前記第1および第2のトランジスタの各ゲート端子と前記第3および第4のトランジスタの各ドレイン端子の接続点とは互いに接続されることを特徴とする半導体集積回路。 - 前記第7および第8のトランジスタをオフさせた状態で検出された前記入力オフセット電圧が相殺されるように、前記第7および第8のトランジスタをオンさせて前記第1および第2のデータ線の少なくとも一方にオフセット電圧を供給し、その後に前記第5および第6のトランジスタをオンさせるオフセット制御回路を備えることを特徴とする請求項1に記載の半導体集積回路。
- 前記第7および第8のトランジスタをオフさせた状態で検出された前記入力オフセット電圧を保持するオフセット保持回路と、
前記オフセット保持回路に保持された電圧に基づいて、前記第1および第2のデータ線の少なくとも一方にオフセット電圧を供給し、その後に前記第5および第6のトランジスタをオンさせるオフセット制御回路と、を備えることを特徴とする請求項1に記載の半導体集積回路。 - 一方のソース端子が他方のドレイン端子に接続された第1および第2のトランジスタと、
一方のソース端子が他方のドレイン端子に接続された第3および第4のトランジスタと、
第1および第2のデータ線に有効なデータを供給する場合と供給しない場合とで、前記第1および第3のトランジスタのドレイン端子に供給する電圧と、前記第2および第4のトランジスタのソース端子に供給する電圧とを入れ替える電圧供給回路と、を備え、
前記第1および第4のトランジスタのゲート端子には第1のデータ線が接続され、
前記第2および第3のトランジスタのゲート端子には第2のデータ線が接続され、
前記第1〜第4のトランジスタは、所定のタイミングにて、前記第1および第2のデータ線のデータをレベルシフトすることを特徴とする半導体集積回路。 - 一方のソース端子が他方のドレイン端子に接続された第1および第2のトランジスタと、
一方のソース端子が他方のドレイン端子に接続された第3および第4のトランジスタと、
前記第2および第4のトランジスタのソース端子と第1の電圧端子との間に接続された第5のトランジスタと、
前記第1および第3のトランジスタのドレイン端子と第2の電圧端子との間に接続された第6のトランジスタと、
前記第1および3のトランジスタのドレイン端子と第1の電圧端子との間に接続された第7のトランジスタと、
前記第2および第4のトランジスタのソース端子と第2の電圧端子との間に接続された第8のトランジスタと、を備え、
前記第1および第4のトランジスタのゲート端子には第1のデータ線が接続され、
前記第2および第3のトランジスタのゲート端子には第2のデータ線が接続されることを特徴とする半導体集積回路。 - 前記第7および第8のトランジスタをオフさせた状態で、前記第1、第2、第3、第4、第5および第6のトランジスタをオンさせた後、前記第5および第6のトランジスタをオフさせた状態で、前記第7および第8のトランジスタをオンさせるオン・オフ制御回路を備えることを特徴とする請求項5に記載の半導体集積回路。
- 前記第1、第2、第3、第4、第5および第6のトランジスタをオンさせた後、前記第7および第8のトランジスタをオンさせる前までに、前記第1および第2のトランジスタのドレイン端子およびソース端子の接続点の電圧と、前記第3および第4のトランジスタのドレイン端子およびソース端子の接続点の電圧とを保持するオフセット保持回路と、
前記オフセット保持回路に保持された電圧に基づいて、前記第1および第2のデータ線の少なくとも一方にオフセット電圧を供給し、その後に前記第7および第8のトランジスタをオンさせるオフセット制御回路と、を備えることを特徴とする請求項6に記載の半導体集積回路。 - 一方のソース端子が他方のドレイン端子に接続された第1および第2のトランジスタと、
一方のソース端子が他方のドレイン端子に接続された第3および第4のトランジスタと、
前記第2および第4のトランジスタのソース端子と第1の電圧端子との間に接続された第5のトランジスタと、
前記第1および第3のトランジスタのドレイン端子と第2の電圧端子との間に接続された第6のトランジスタと、
前記第2および第4のトランジスタのソース端子と前記第2の電圧端子との間に接続された第7のトランジスタと、
ゲート端子が前記第1のトランジスタのゲート端子に接続され、ドレイン端子が前記第1のトランジスタのソース端子と前記第3のトランジスタのゲート端子とに接続された第8のトランジスタと、
ゲート端子が前記第3のトランジスタのゲート端子に接続され、ドレイン端子が前記第3のトランジスタのソース端子と前記第1のトランジスタのゲート端子とに接続された第9のトランジスタと、
前記第8および第9のトランジスタのソース端子と前記第1の電圧端子との間に接続された第10のトランジスタと、を備え、
前記第2のトランジスタのゲート端子に第1のデータ線が接続され、前記第4のトランジスタのゲート端子に第2のデータ線が接続されることを特徴とする半導体集積回路。 - 前記第7および第10のトランジスタをオフさせた状態で、前記第5および第6のトランジスタをオンさせた後、前記第5および第6のトランジスタをオフさせた状態で、前記第7および第10のトランジスタをオンさせるオン・オフ制御回路を備えることを特徴とする請求項8に記載の半導体集積回路。
- 前記オフセット保持回路は、フリップフロップ、不揮発性の半導体メモリ、およびヒューズのいずれかで構成されることを特徴とする請求項3に記載の半導体集積回路。
- 前記オフセット保持回路は、フリップフロップ、不揮発性の半導体メモリ、およびヒューズのいずれかで構成されることを特徴とする請求項7に記載の半導体集積回路。
- ゲート端子同士が接続され一方のドレイン端子が他方のドレイン端子に接続された第1および第2のトランジスタと、
ゲート端子同士が接続され一方のドレイン端子が他方のドレイン端子に接続された第3および第4のトランジスタと、
前記第1および第2のトランジスタの両ドレイン端子の接続点と第1のデータ線との間に接続された第5のトランジスタと、
前記第3および第4のトランジスタの両ドレイン端子の接続点と第2のデータ線との間に接続された第6のトランジスタと、
前記第1および第2のトランジスタの両ゲート端子のローレベル電圧をより強く保持可能な第1の電圧設定回路と、
前記第3および第4のトランジスタの両ゲート端子のローレベル電圧をより強く保持可能な第2の電圧設定回路と、を備え、
前記第1および第2のトランジスタの両ドレイン端子の接続点と前記第3および第4のトランジスタの各ゲート端子とは互いに接続され、かつ、前記第1および第2のトランジスタの各ゲート端子と前記第3および第4のトランジスタの両ドレイン端子の接続点とは互いに接続され、
前記第1の電圧設定回路は、
前記第1および第2のトランジスタの両ゲート端子のローレベル電圧をより強く保持するか否かを切り替える第1の切替回路と、
前記第1の切替回路の制御により前記第1および第2のトランジスタの両ゲート端子のローレベル電圧をより強く保持する場合に、前記第1および第2のトランジスタの両ゲート端子とローレベル基準電圧端子とのインピーダンスをより低く設定する第1のインピーダンス制御回路と、を有し、
前記第2の電圧設定回路は、
前記第3および第4のトランジスタの両ゲート端子のローレベル電圧をより強く保持するか否かを切り替える第2の切替回路と、
前記第2の切替回路の制御により前記第3および第4のトランジスタの両ゲート端子のローレベル電圧をより強く保持する場合に、前記第3および第4のトランジスタの両ゲート端子とローレベル基準電圧端子とのインピーダンスをより低く設定する第2のインピーダンス制御回路と、を有し、
前記第2のインピーダンス制御回路は、
前記第1および第2のトランジスタの両ドレイン端子の接続点と前記ローレベル基準電圧端子との間に直列接続された第7および第8のトランジスタと、
前記第7および第8のトランジスタの接続点と前記ローレベル基準電圧端子との間に接続された第9のトランジスタと、を有し、
前記第9のトランジスタは常にオン状態に設定され、
前記第7のトランジスタは、前記第1および第2のトランジスタのゲート電圧によりオン・オフ制御され、
前記第8のトランジスタは、前記第1の切替回路によりオン・オフ制御され、
前記第1のインピーダンス制御回路は、
前記第1および第2のトランジスタの両ドレイン端子の接続点と前記ローレベル基準電圧端子との間に直列接続された第10および第11のトランジスタと、
前記第10および第11のトランジスタの接続点と前記ローレベル基準電圧端子との間に接続された第12のトランジスタと、を有し、
前記第12のトランジスタは常にオン状態に設定され、
前記第10のトランジスタは、前記第3および第4のトランジスタのゲート電圧によりオン・オフ制御され、
前記第12のトランジスタは、前記第2の切替回路によりオン・オフ制御されることを特徴とする半導体集積回路。 - ゲート端子同士が接続され一方のドレイン端子が他方のドレイン端子に接続された第1および第2のトランジスタと、
ゲート端子同士が接続され一方のドレイン端子が他方のドレイン端子に接続された第3および第4のトランジスタと、
前記第1および第2のトランジスタの両ドレイン端子の接続点と第1のデータ線との間に接続された第5のトランジスタと、
前記第3および第4のトランジスタの両ドレイン端子の接続点と第2のデータ線との間に接続された第6のトランジスタと、
前記第1および第2のトランジスタの両ゲート端子のハイレベル電圧をより強く保持可能な第1の電圧設定回路と、
前記第3および第4のトランジスタの両ゲート端子のハイレベル電圧をより強く保持可能な第2の電圧設定回路と、を備え、
前記第1および第2のトランジスタの両ドレイン端子の接続点と前記第3および第4のトランジスタの各ゲート端子とは互いに接続され、かつ、前記第1および第2のトランジスタの各ゲート端子と前記第3および第4のトランジスタの両ドレイン端子の接続点とは互いに接続され、
前記第1の電圧設定回路は、
前記第1および第2のトランジスタの両ゲート端子のハイレベル電圧をより強く保持するか否かを切り替える第1の切替回路と、
前記第1の切替回路の制御により前記第1および第2のトランジスタの両ゲート端子のハイレベル電圧をより強く保持する場合に、前記第1および第2のトランジスタの両ゲート端子とハイレベル基準電圧端子とのインピーダンスをより低く設定する第1のインピーダンス制御回路と、を有し、
前記第2の電圧設定回路は、
前記第3および第4のトランジスタの両ゲート端子のハイレベル電圧をより強く保持するか否かを切り替える第2の切替回路と、
前記第2の切替回路の制御により前記第3および第4のトランジスタの両ゲート端子のハイレベル電圧をより強く保持する場合に、前記第3および第4のトランジスタの両ゲート端子とハイレベル基準電圧端子とのインピーダンスをより低く設定する第2のインピーダンス制御回路と、を有し、
前記第2のインピーダンス制御回路は、
前記第1および第2のトランジスタの両ドレイン端子の接続点と前記ハイレベル基準電圧端子との間に直列接続された第7および第8のトランジスタと、
前記第7および第8のトランジスタの接続点と前記ハイレベル基準電圧端子との間に接続された第9のトランジスタと、を有し、
前記第9のトランジスタは常にオン状態に設定され、
前記第7のトランジスタは、前記第1および第2のトランジスタのゲート電圧によりオン・オフ制御され、
前記第8のトランジスタは、前記第1の切替回路によりオン・オフ制御され、
前記第1のインピーダンス制御回路は、
前記第1および第2のトランジスタの両ドレイン端子の接続点と前記ハイレベル基準電圧端子との間に直列接続された第10および第11のトランジスタと、
前記第10および第11のトランジスタの接続点と前記ハイレベル基準電圧端子との間に接続された第12のトランジスタと、を有し、
前記第12のトランジスタは常にオン状態に設定され、
前記第10のトランジスタは、前記第3および第4のトランジスタのゲート電圧によりオン・オフ制御され、
前記第12のトランジスタは、前記第2の切替回路によりオン・オフ制御されることを特徴とする半導体集積回路。
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