JP2002083218A - 情報提供システム及び情報提供方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 対象者を絞り込んだ効果的なオンライン広告
等の情報提供を行うことができる情報提供システム及び
情報提供方法を提供する。 【解決手段】 各トイレ毎に、予め固有の識別情報を付
与して管理用ホームページのアドレスと共に、その識別
情報を表示しておき、管理用サーバ１０では、予め識別
情報毎に表示する情報を設定して管理し、管理用サーバ
１０は端末１２から管理用ホームページにアクセスがあ
ったときに、端末１２から送られてきた識別情報に対応
するホームページを前記端末に表示する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、不特定の
人が使用するトイレ等の場所において、その場所と関連
のある情報を提供する情報提供システムに関するもので
ある。

【０００２】

【従来の技術】近年、インターネット等を使用したオン
ライン広告が利用されている。係るオンライン広告で
は、バナー広告表示や広告表示専用プログラムを用いた
広告表示が行われている。利用者は、バナー広告等をク
リックすることにより、広告主のホームページにジャン
プしたり、製品を注文したりすることができる。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
オンライン広告では、広告主が利用者を絞り込むことが
できないので、期待するほどの広告効果が得られないと
いう問題があった。例えば、女性用の生理用品を扱う会
社では、成年の女性だけに広告を見て欲しいのに、従来
のオンライン広告では、男性をも対象として広告を行わ
ざるを得ないという問題があった。

【０００４】本発明は上記事情に基づいてなされたもの
であり、対象者を絞り込んだ効果的なオンライン広告等
の情報提供を行うことができる情報提供システム及び情
報提供方法を提供することを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明に係る情報提供システムは、各場所毎に、予め
固有の識別情報を付与して管理用ホームページのアドレ
スと共に、その識別情報を表示しておき、管理用サーバ
では、予め前記識別情報毎に表示する情報を管理し、前
記管理用サーバは端末から前記管理用ホームページにア
クセスがあったときに、前記端末から送られてきた識別
情報に対応する情報を前記端末に表示することを特徴と
するものである。

【０００６】また、本発明に係る情報提供システムは、
各場所毎に、予め固有の識別情報を付与して各場所に関
連のある所定のホームページのアドレスと共に前記識別
情報を表示しておき、端末から前記ホームページにアク
セスがあり、前記識別情報を送ってきたときに、前記場
所に関連ある情報を提供することを特徴とするものであ
る。

【０００７】更に、本発明に係る情報提供方法は、各場
所毎に、予め固有の識別情報を付与して管理用ホームペ
ージのアドレスと共に、その識別情報を表示しておき、
管理用サーバでは、予め前記識別情報毎に表示する情報
を管理し、前記管理用サーバは端末から前記管理用ホー
ムページにアクセスがあったときに、前記端末から送ら
れてきた識別情報に対応する情報を前記端末に表示する
ことを特徴とするものである。

【０００８】

【発明の実施の形態】以下に、本発明の１実施形態につ
いて図面を参照して説明する。図１は、本発明の１実施
形態である情報提供システムの概略図である。本実施形
態の情報提供システムは、インターネットを利用した広
告を行うためのシステムであり、管理用ホームページへ
のアクセス履歴の管理及び広告する場所の変更・更新等
を行う管理用サーバ１０と、複数の広告主サーバ１１
ａ，１１ｂ，１１ｃ，・・・と、端末１２ａ，１２ｂ，・・・
とを含むものである。１００は、識別番号等のデータを
記憶する記憶部である。なお、本発明は、インターネッ
トに限定されるものではなく、端末と管理用サーバと
は、専用回線等で接続するようにしてもよい。また以下
では、大勢の人が出入りする場所、例えば、役所、公
園、商店、テナントビル、工場、空港、電車の駅、劇
場、大学等の学校、デパート、ファミリーレストラン、
カラオケ店、コンビニエンス・ストア等のトイレに広告
を行う場合について説明する。

【０００９】予め、各トレイ内には、管理者用ホームペ
ージのアドレスとともに、識別番号を表示しておく。こ
の識別番号は、各トイレが設置されている場所の地理的
位置、トイレを設置した事業主の業種、性別等に基づい
て区分して付与する。管理用サーバ１０は、トイレの利
用者が管理用ホームページにアクセスしたときに、この
識別番号により、アクセスしてきた利用者のトイレがど
の場所に設けられたものであるのか、男性用であるのか
女性用であるのか等を知ることができる。識別番号は、
管理用サーバに設けられている管理者用ホームページの
アドレスとともに、例えば各トイレ内の便座シートの包
装や、トイレットペーパホルダ等に表示しておく。識別
番号は、数字だけでなく、アルファベットや記号等を使
用してもよい。トイレットぺーパホルダや便座シート
は、トイレの利用者が必ず見るものであるから、これら
のものに識別番号等を表示しておくことにより、利用者
は容易に識別番号等を認識することができる。なお、識
別番号の表示は、上記の場所に限定されるものではな
く、トイレ内であれば、例えばトイレの壁面等であって
もよい。

【００１０】便座シートの場合は、次のようにして表示
する。一般に、便座シートは、小箱か袋で包装されてい
る。便座シートは、紙を取り出し易いようにするため
に、包装の一部を切り取って、包装ごと、便座シートの
ホルダにセットする。利用者は、ホルダの取り出し口か
ら一枚づつ取り出して使用する。このとき、従来の包装
では、取り出し口からは便座シートしか見えず、包装は
見えない。これに対して本実施形態では、包装の一部を
切り取ってホルダに包装ごとセットするが、切り取り位
置を工夫して、ホルダの取り出し口から包装の一部が見
えるようにする。それと共に、見える包装の位置に管理
者用ホームページのアドレスと識別番号を印刷して表示
しておく。

【００１１】トイレットぺーパは、包装紙なしで使用さ
れるので、便座シートのように包装資材に印刷しても、
利用者に識別番号等をアピールすることはできない。そ
こで、トイレットぺーパホルダの正面に半透明のスライ
ド式のカバーを設け、このカバーに識別番号等を印刷し
た紙を挟み込むことにより、識別番号等を表示する。な
お、トイレットぺーパホルダや便座シートのホルダに識
別番号等を表示する場合には、識別番号等を印刷したシ
ートを貼着するようにしてもよい。識別番号等をこのよ
うにして表示することにより、簡単に識別番号等を変更
することができる。

【００１２】トイレの利用者は、トイレットぺーパホル
ダ等に表示されているホームページのアドレスを見て、
そのホームページにアクセスすることができる。通常
は、トイレと言う特殊な場所であるので、ホームページ
のアドレスと識別番号以外のものを表示しておく必要は
ないと考える。しかし、必要に応じて、アクセスの呼び
かけ等の表示を合わせて表示するようにしてもよい。

【００１３】端末は、トイレの利用者自身が持っている
携帯電話等の携帯用端末であってもよいし、或いは携帯
端末と同等の機能を有する端末をトイレットぺーパホル
ダに組み込んでおくようにしてもよい。具体的には、携
帯電話であれば、ＮＴＴのｉモード（登録商標）のよう
に、ホームページにアクセスして、文字情報を取得して
ディスプレイに表示することができるものであればよ
い。また、アクセス先が限定された携帯電話をトイレに
配置しておくようにしてもよい。この場合、利用者は通
話料を払うことなく、ホームページにアクセスすること
ができ、アクセス回数の向上を図ることができる。

【００１４】管理用サーバ１０の記憶部１００には、識
別番号と広告主のホームページのアドレスとをテーブル
形式のデータとして、記憶させておく。図２（Ａ）は、
そのテーブル形式のデータの一例である。図２（Ａ）に
示すテーブルでは、各識別番号毎に、曜日に応じた広告
主のホームページのアドレスが記載されている。このテ
ーブルの内容は、必要に応じて書き換えられる。管理用
サーバ１０は、端末からアクセスがあったときに、図２
（Ａ）のテーブルを参照して、識別番号に応じた広告主
のホームページにジャンプさせる。なお、図２（Ａ）に
示すテーブルでは一の識別番号毎に、一のホームページ
のアドレスが記載されているが、一の識別番号毎に、複
数のホームページのアドレスを記載するようにしてもよ
い。これにより端末に複数のホームページのアドレスを
表示して、その中から利用者が選択したホームページに
ジャンプさせることができる。広告主は、必要に応じ
て、管理用サーバにアクセスして、広告するトイレを変
更したり、中止したり、更新したりすることができる。
また、管理用サーバは、何時、どのトイレ（識別番号）
からどの広告主のホームページにアクセスがあったか等
の履歴を記憶部１００に記憶して管理する。

【００１５】広告主サーバは、トイレに広告を行うこと
を希望し、予め管理用サーバに登録された広告主のホー
ムページが設けられているサーバであり、既存のものを
利用することができる。ところで、従来のオンライン広
告の場合、広告主が、広告対象者を絞り込むことは不可
能であった。しかしながら、本実施形態では、予め、広
告主に対して、トイレの設置場所に関する情報を提供す
ることができるので、広告主は、その情報に基づいて、
希望する場所のトイレを指定することができる。広告主
による指定は、オンラインで行えるようにしてもよい。
図２（Ｂ）は、広告主が広告場所の指定を行うために管
理用サーバにアクセスしたときに、広告主のコンピュー
タに表示される画面を示す図である。広告主は、この画
面に基づいて、性別、地域、業種を設定する。管理用サ
ーバは、この設定に基づいて図２（Ａ）に示すテーブル
を作成・更新する。なお、設定内容は、図２（Ｂ）の記
載に限定されるものではない。これにより、広告主は自
己の製品に合った、効果的な広告を行うことができる。
例えば、広告主は、女性用トイレだけ、或いは男性トイ
レだけ、或いは渋谷駅近辺のカラオケ店と言うように、
広告対象者の絞り込みを行うことができる。

【００１６】次に、本実施形態の情報提供システムの処
理手順について、図３を参照して説明する。図３は、管
理用サーバにおける処理手順を示すフローチャートであ
る。利用者が、例えば、空港内に設けられたトイレを使
用しているときに、自分の携帯電話から、トイレットぺ
ーパホルダに表示されているホームページのアドレスを
入力して、ホームページにアクセスすると、この処理が
開始される。ステップＳ１では、アクセスしてきた携帯
電話の表示部に識別番号の入力を促す画面を表示する。
利用者が識別番号を入力して送信すれば、ステップＳ２
でその識別番号の受信を確認し、図２（Ａ）に示すテー
ブルを参照して、その識別番号に応じたホームページに
ジャンプさせる（ステップＳ３）。利用者は、そのホー
ムページで、文字や音声により製品に関する情報を取得
することができる。一方、ステップＳ２で識別番号の受
信が確認できなければ、ステップＳ４に移行し、待ち時
間が３分以内であれば、送信を待ち、３分経過後は、こ
の処理を終了する。

【００１７】トイレの中に、直接的に製品等の表示をし
て広告をすると、トイレと言う場所柄、却ってその広告
主や製品のイメージが悪くなることも考えられる。この
ため、従来は、殆どトイレの中での広告は行われていな
かった。しかしながら、本実施形態によれば、トイレ内
に表示されるのは、管理用ホームページのアドレスと識
別番号だけであり、直接、製品や広告主を表示するもの
ではないので、トイレの中と言う特殊な場所であって
も、広告によりイメージが悪くなることはない。このよ
うに、トイレの中であっても、携帯用端末を介して、製
品に関する情報を提供することにより、イメージダウン
を避けて、しかも広告対象者を絞った効果的な広告を行
うことができる。

【００１８】本情報システムでは、広告管理者は、広告
主から、例えば広告主のホームページへの一回のアクセ
スに対して、或いは月毎に予め定めた所定の報酬（広告
料）を受け取る。また、広告管理者は、トイレットぺー
パホルダを設置している事業主に、その報酬のなかか
ら、予め定めた広告代金（広告料収入）を支払うことと
する。これにより、広告主は広告対象者を絞り込んだ効
果的な広告を行うことができ、トイレを設置した事業主
は、広告料収入を得ることができるという、従来にない
広告システムを提供することができる。

【００１９】上記の本実施形態によれば、トイレの中と
言う限られた空間と限られた時間ではあるが、一人にな
れる空間での広告は、街頭やテレビや従来のインターネ
ットを用いた広告に比べて、広告効果が大きい。また、
利用者は、トイレを使用しながら、その利用しているト
イレに関する情報を取得することができ、トイレの時間
を有効に活用することができる。一方、広告主は、他の
広告媒体に比べて広告対象者を絞り込んで、効果的な広
告を行うことができる。

【００２０】また、上記の本実施形態によれば、管理者
は、広告主に対して、予めトイレの設置場所に関する情
報を提供し、広告主はその情報に基づいて広告を行うト
イレを指定することにより、オンライン広告でも、広告
対象者を絞り込んで効果的に広告を行うことができる。

【００２１】また、上記の本実施形態によれば、例え
ば、空港のトイレからアクセスした利用者に対しては、
格安の航空券についての広告を行うようにすれば、他の
場所で広告を行うより、広告対象者を絞り込んだ、効果
的な広告を行うことができる。また、空港のトイレであ
れば、出発ロビーにあるのか、到着ロビーにあるのか
で、或いは男性用と女性用とで広告の内容を変えること
も容易である。また、普段の日はビジネスマンの利用が
多いが、例えば連休中は家族旅行等のレジャー客が多い
ので、時期に応じて広告内容を変えることにより、広告
対象者を絞った広告を効率よく行うことができる。一般
的には、トイレの地理的位置とトイレを設置している事
業者の業種と性別が分かると、容易に利用者層を特定す
ることができる。渋谷駅の近辺にあるカラオケ店の女性
用トイレであれば、女子高校生に絞った広告を効率よく
行うことができる。

【００２２】また、上記の本実施形態によれば、広告管
理者がトイレットぺーパやトイレットぺーパホルダの販
売者（或いは提供者）である場合、本システムを利用す
ることにより、既存の自己の流通機構を利用して、容易
に本システムを実現することができる。また、トイレを
設置した事業主である顧客に対しては、アクセスの履歴
を参照してアクセスした回数に応じて広告による利益を
広告料収入として還元し、例えばトイレットぺーパやト
イレットぺーパホルダを無料で提供することも可能とな
る。したがって、顧客へのサービスの向上を図ることが
でき、顧客との結びつきがより強固なものとなる。この
ように、本実施形態によれば、広告管理者が有する顧客
に関する情報及び流通機構を有効に活用して、効果的な
広告を行うと共に、広告管理者の顧客に対してサービス
の向上を図ることができる。

【００２３】また、本実施形態のシステムにより、バナ
ー広告等による広告の広告料及び／又は広告料収入の決
済を、トイレットぺーパ、ペーパタオル、便座シート、
石鹸、芳香剤等の消耗品（以下、トイレ用消耗品とも称
する。）の決済と一緒に行うことができる。更に、顧客
自身も、このシステムを用いて広告を行うことができ、
この場合の広告料は、自己の広告料収入と自動的に相殺
され、自己の広告を簡易且つ低料金で行うことができ
る。これにより、伝票等を用いた既存のトイレ用消耗品
の決済を有効に活用し、しかも広告料及び／又は広告料
収入の決済を、銀行等の振込みを用いることなく、簡易
に且つ安価で行うことができる。すなわち、トイレット
ぺーパ等の販売者等（管理用サーバ）が、バナー広告等
へのアクセス回数を管理し、広告料収入が発生したとき
には、顧客との間のトイレットぺーパ等の決済におい
て、この広告料収入の相殺を行う。また、例えば、トイ
レットぺーパが問屋等を介して販売されている場合、ト
イレットぺーパの製造業者或いは販売業者と問屋との間
の決済において、相殺を行い。更に、この相殺が、最終
的に問屋と顧客との間の決済に反映される。このように
広告により生ずる料金の決済をクレジットカードや銀行
振込み等を用いることなく、確実且つ安価に行うことが
できる。したがって、本実施形態によれば、顧客は、広
告料収入を得ると共に、簡単に且つ安価で広告を行うこ
とができ、しかも、これらの決済をトイレ用消耗品の決
済において処理することができ、従来の広告方法に比べ
て、利用しやすく、しかも決済の容易なシステムを提供
することができる。

【００２４】更に、上記の本実施形態のシステムを、イ
ンターネットの利用者が情報を探すときに最初にアクセ
スするポータルサイトとして用いることもできる。これ
により、このポータルサイトを利用して、例えば、イン
ターネット等で限られた地域のタウン情報を提供する企
業は、タウン情報の広告主である、例えば美容院や居酒
屋等の個人商店からの低額な広告料を個々に集金する手
間を省くことができる。すなわち、通常、各広告主は、
トイレ用消耗品を使用しているので、この場合の広告料
の決済を、トイレ用消耗品の決済において行うことが可
能となり、個々の商店から個別に集金する手間を省くこ
とができる。このように、本システムは、簡易な決済シ
ステムとして使用することもできる。なお、広告料だけ
でなく、顧客が扱うトイレ用消耗品以外の商品、例え
ば、レストランであれば、野菜や肉等の材料を購入する
ときの決済を、本システムを用いて行うこともできる。

【００２５】［他の実施形態］上記の実施形態で、トイ
レットぺーパホルダに携帯端末と同等の機能を有する端
末を組み込んでおく場合や、アクセス先が限定された携
帯電話をトイレに配置しておく場合について説明した。
これらの場合、予め端末に警報用の識別番号を記憶させ
ておき、利用者があるキー操作を行うことにより、或い
は専用の警報ボタンを押下することにより、その警報用
の識別番号を管理用サーバに送信させ、管理用サーバ
は、その警報用の識別番号を受信したときには、警報を
発した端末（トイレ）の位置を示す情報をディスプレイ
に表示すると共に、音或いは画面で警報を発するように
してもよい。これにより、管理者は容易にトイレの位置
を確認することができので、トイレの利用者、特に高齢
者がトイレで倒れたときに、迅速に救助活動を行うこと
が可能となる。この場合、管理用サーバは、例えば、各
空港毎に又は各デパート毎に配置することが望ましい。
迅速な救助を行うためである。この警報システムは、上
記の情報提供システムと同時に、実施してもよいし、独
立したシステムとして実施するようにしてもよい。独立
したシステムとする場合には、インターネットだけでな
く、専用回線等を用いて端末と管理用サーバとを接続す
るようにしてもよい。

【００２６】本発明は、上記の実施形態に限定されるも
のではなく、その要旨の範囲内において種々の変形が可
能である。例えば、識別番号等を表示するのは、トイレ
ットぺーパホルダや便座シートのホルダに限定されるも
のではなく、トイレ内であればどこでもよい。

【００２７】また、上記の実施形態では、端末から管理
用サーバにアクセスする場合について説明したが、管理
用サーバを介することなく、直接、広告主のホームペー
ジにアクセスできるように、広告主のホームページのア
ドレスと識別番号を表示するようにしてもよい。

【００２８】また、上記の実施形態では、曜日によって
ジャンプさせるホームページのアドレスを変更する場合
について説明したが、曜日だけでなく、或いは曜日とと
もに、時間によってジャンプさせるホームページを変更
するようにしてもよい。例えば、居酒屋の広告であれ
ば、早朝よりも夕方からの広告が効果的であると考えら
れる。

【００２９】また、上記の実施形態では、トイレで広告
を行う場合について説明したが、トイレ以外に電話ボッ
クス、自動販売機、駅の伝言板、駅のホーム等であって
もよいし、提供する情報は広告だけなく、天気予報や交
通情報等であってもよい。

【００３０】また、識別番号等を表示するのは、トイレ
内に限定されるものではなく、識別番号等は、レストラ
ン等のテーブル上に置かれているテーブルナプキンホル
ダやテーブルに表示するようにしてもよい。これによ
り、レストラン等の顧客は、広告料収入を得ることがで
き、係る広告料収入と、テーブルナプキンや料理用材料
等のレストラン用消耗品の購入費用とを本システムにお
いて決済することができる。

【００３１】

【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、各
場所毎に、予め固有の識別情報を付与し、ホームページ
のアドレスと共に、その識別情報を表示しておき、端末
からホームページにアクセスがあったときに、端末から
送られてきた識別情報に対応する情報を、その端末に表
示することにより、対象者を絞り込んだ効果的なオンラ
イン広告等の情報提供を行うことができる情報提供シス
テム及び情報提供方法を提供することができる。また、
本発明によれば、簡易で低料金の決済システムを実現す
ることができる情報提供システムを提供することができ
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本発明の１実施形態である情報提供システム
の概略ブロック図である。

【図２】 （Ａ）は識別番号と広告主のホームページの
アドレスとの対応関係を示すテーブルの一例を示す図、
（Ｂ）は広告箇所を指定するときに表示される画面を示
す図である。

【図３】 本実施形態の情報提供システムの処理手順を
示すタイミングチャートである。

【符号の説明】

１０ 管理用サーバ、 １１ 広告主サーバ、 １
２ 端末、１５ インターネット

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｇ０６Ｆ 17/30 ３４０ Ｇ０６Ｆ 17/30 ３４０Ａ

Claims (12)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 各場所毎に、予め固有の識別情報を付与
   して管理用ホームページのアドレスと共に、その識別情
   報を表示しておき、 管理用サーバでは、予め前記識別情報毎に表示する情報
   を管理し、 前記管理用サーバは端末から前記管理用ホームページに
   アクセスがあったときに、前記端末から送られてきた識
   別情報に対応する情報を前記端末に表示することを特徴
   とする情報提供システム。
2. 【請求項２】 前記管理用サーバは、前記端末が前記管
   理用ホームページにアクセスしたときに、前記端末に前
   記識別情報の入力及び送信を行うための画面を表示する
   ことを特徴とする請求項１記載の情報提供システム。
3. 【請求項３】 前記情報は、前記場所と関連のあるもの
   であることを特徴とする請求項１又は２記載の情報提供
   システム。
4. 【請求項４】 前記情報は広告であり、前記端末から送
   られてきた識別情報に対応する情報を表示するとは、広
   告主のホームページを表示するものであることを特徴と
   する請求項１、２又は３記載の情報提供システム。
5. 【請求項５】 前記管理用サーバは、曜日或いは時間に
   より表示する情報を変更することを特徴とする請求項
   １、２、３又は４記載の情報提供システム。
6. 【請求項６】 前記場所はトイレであり、前記識別情報
   及び前記管理用ホームページのアドレスは、トイレット
   ぺーパホルダ、前記トイレ内に表示されていることを特
   徴とする請求項１、２、３、４又は５記載の情報提供シ
   ステム。
7. 【請求項７】 前記識別情報は、少なくとも前記トイレ
   の地理的位置、トイレを設置した事業主の業種、及び性
   別に応じて異なるものであることを特徴とする請求項６
   記載の情報提供システム。
8. 【請求項８】 各場所毎に、予め固有の識別情報を付与
   して各場所に関連のある所定のホームページのアドレス
   と共に前記識別情報を表示しておき、端末から前記ホー
   ムページにアクセスがあり、前記識別情報を送ってきた
   ときに、前記場所に関連のある情報を提供することを特
   徴とする情報提供システム。
9. 【請求項９】 各場所毎に、予め固有の識別情報を付与
   して管理用ホームページのアドレスと共に、その識別情
   報を表示しておき、 管理用サーバでは、予め前記識別情報毎に表示する情報
   を管理し、 前記管理用サーバは端末から前記管理用ホームページに
   アクセスがあったときに、前記端末から送られてきた識
   別情報に対応する情報を前記端末に表示することを特徴
   とする情報提供方法。
10. 【請求項１０】 各トイレ毎に、予め固有の識別情報を
    付与した端末を配置し、 前記端末は、少なくとも管理用サーバにアクセスして前
    記識別情報を送信する機能を有し、 前記管理用サーバは、前記端末から前記識別情報が送ら
    れてきたときに、その端末の位置をディスプレイに表示
    すると共に、警報を発することを特徴とする警報システ
    ム。
11. 【請求項１１】 前記情報は広告であり、前記場所はト
    イレであり、前記広告の広告料及び／又は広告料収入の
    決済を、前記トイレに用いるトイレ用消耗品の決済と一
    緒に行うことを特徴とする請求項１、２、３、４、５、
    ６又は７記載の情報提供システム。
12. 【請求項１２】 請求項１１記載の情報提供システムを
    決済システムとして使用することを特徴とする情報提供
    システム。