JP2002083107A - 予算管理方法、および、予算管理システム - Google Patents

予算管理方法、および、予算管理システム

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JP2002083107A
JP2002083107A JP2000271194A JP2000271194A JP2002083107A JP 2002083107 A JP2002083107 A JP 2002083107A JP 2000271194 A JP2000271194 A JP 2000271194A JP 2000271194 A JP2000271194 A JP 2000271194A JP 2002083107 A JP2002083107 A JP 2002083107A
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Hitoshi Murata
仁司 村田
Katsuyoshi Kamiyama
且芳 上山
Hideyuki Kobayashi
秀之 小林
Taro Takizawa
太朗 滝澤
Yoshitaka Miyashita
美貴 宮下
Makoto Oi
誠 大井
Kengo Sujino
健吾 筋野
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Railway Technical Research Institute
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Railway Technical Research Institute
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Abstract

(57)【要約】 【課題】組織の形態にかかわらずシンプルな構成で、部
署や外部、或いは、部署間などにおける予算の移動を実
現できるシステムを提供する。 【解決手段】 組織の意思決定機関に関連する親システ
ム12は、達成すべき課題、課題を達成するための責任
部署を決定し、当該責任部署を掌握する子システム14
に、その情報を伝達する。また、親システム12は当該
課題に予算を割り当て、予算を示す情報を子システム1
4に伝達する。予算を示す情報の伝達は、親システム1
2の第1の予算収容部と、子システム14の第2の予算
収容部とを介してのみ実現される。したがって、子シス
テム14から親システム12への予算の返却も、第2の
予算収容部から第1の予算収容部に情報が伝達されるこ
とにより実現される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の技術分野】本発明は、企業や団体内の予算を
管理し、或いは、子会社や外注先を含む関連企業内の予
算を管理する予算管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】企業、大学などの研究開発機関において
は、研究開発テーマや当該テーマを遂行する部署や人材
のほか、当該テーマを遂行するために必要な予算を決定
する必要がある。たとえば、予算は予算管理システムに
より、どの部署にどういった予算が配分されたかが把握
されている。その一方、テーマを遂行する部署(担当部
署)や当該部署に所属する人材については他の人事管理
システムなどにより把握されている場合が多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記研究開発テーマを
遂行している際に、担当部署が他の部署と連携を図る必
要のある場合や、或いは、他の機関にテーマの一部を委
託する場合が生じる。このような場合に、他の部署との
共同開発や他の機関への委託にともなって、予算の配分
が変更される必要がある。
【0004】しかしながら、従来のように予算の管理
や、部署や人材の管理がまったく別個に行われていた場
合には、共同開発や他の機関への委託などを適切に把握
不可能であり、また、予算自体を適切に管理できないお
それがある。また、研究開発テーマを達成するために、
組織の形態、たとえば、組織内部であるか組織の外部で
あるかにかかわらず、最小限の経営資源の投入にて実現
することが望まれている。ここで、組織内部(たとえ
ば、部署)や組織外部(たとえば、委託先や外注先)に
て、分散された予算管理が行われる場合には、分散先
(部署、委託先或いは外注先)に、専門の予算管理担当
者を配置する必要がある。上記問題点は、研究開発テー
マに限らず、ある課題が設定され、これを遂行するため
に予算が必要な場合にも生じるおそれがある。
【0005】本発明は、組織の形態にかかわらずシンプ
ルな構成で、部署や外部、或いは、部署間などにおける
予算の移動を実現できるシステムを提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、階層構
造を有するシステムを配置するステップと、前記階層構
造において上層に位置する第1のシステムにおいて、達
成すべき課題を設定するステップと、当該課題を達成す
るために、責任部署を選択するステップと、前記責任部
署を管理するシステムであって、下層に位置する第2の
システムを特定するステップと、前記課題を達成するた
めに必要な予算を設定するステップと、予算を第2のシ
ステムに伝達するため、および、当該第2のシステムか
ら受理するために、設定された予算を示す情報を一時的
に収容する第1の収容手段を設けるステップと、前記設
定された予算を示す情報を、前記第1の収容手段を介し
て第2のシステムに伝達するとともに、前記課題および
責任部署を示す情報を第2のシステムに伝達するステッ
プと、前記第2のシステムにおいて、前記第1のシステ
ムからの予算を受理するため、および、前記第1のシス
テムに余剰分を含む予算を返還するために、前記予算を
一時的に収容する第2の収容手段を設けるステップと、
前記第2の収容手段を介して予算を受理するとともに、
課題および責任部署を示す情報を受理するステップとを
備え、前記予算を示す情報の伝達が、第1の収容手段お
よび第2の収容手段のみを介して実行されることを特徴
とする予算管理方法により達成される。
【0007】本発明によれば、第1のシステムから第2
のシステムへの予算を示す情報の伝達や、或いは、第2
のシステムから第1のシステムへの予算を示す情報の伝
達が、第1の収容手段および第2の収容手段を介しての
み実現される。したがって、シンプルな構成にて予算管
理システムを実現できる。また、第1のシステムおよび
一以上の第2のシステムによる予算管理システムの規模
が大きくなっても、同じ手法にて予算の移動を管理する
ことが可能となる。
【0008】本発明の好ましい実施態様においては、さ
らに、第2のシステムにおいて、前記課題を達成するた
めに、責任部署以外に、自己が掌握する1以上の他の部
署を選択するステップと、前記受理した予算を示す情報
に基づき、前記責任部署および前記他の部署への予算配
分を決定するステップと、前記予算配分および他の部署
に関する情報を、前記第1のシステムに通知するステッ
プとを備えている。これにより、第2のシステムにおい
ても自己が掌握する部署への予算の配分が認められ、あ
る課題を遂行するために必要な、責任部署以外の部署に
予算を割り当てることが可能となる。
【0009】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記第2のシステムにおいて、予算の一部を削除す
るステップと、前記削除された予算に関する情報を、第
2の収容手段を介して、前記第1のシステムに通知する
ステップと、前記第1のシステムにおいて、前記削除さ
れた予算に関する情報を、第1の収容手段を介して受理
するステップとを備え、必要に応じて、前記受理した予
算の一部或いは全部を、再度、前記第2のシステムおよ
び/または他の第2のシステムに伝達するように構成さ
れている。
【0010】この実施態様によれば、第2のシステムに
配布された予算を削除し、これを,他の第2のシステム
に割り当てる際に、いったん第2のシステムから第1の
システムに予算が返却され、これが必要に応じて、他の
第2のシステムに配布されるようになる。したがって、
最終的に第2のシステム間で予算を移動させる場合であ
っても、いったん第1のシステムを介在させる。これに
より、第1のシステムが常に全ての予算の移動を監視で
きるようになっている。
【0011】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、さらに、前記第1のシステムにおいて、前記第2の
システムにおける責任部署および/または他の部署、並
びに、予算配分に関する情報の通知に応答して、当該情
報を、履歴として記憶するステップを備えている。これ
により、予算の移動を履歴として監視することが可能と
なる。また、本発明の別の好ましい実施態様において
は、さらに、前記第2のシステムにおいて、自己のシス
テムにおける部署の設定、予算の配分に関する情報を、
履歴として記憶するステップを備え、履歴データを表示
することで自己管理を可能にしている。
【0012】本発明のさらに別の好ましい実施態様にお
いては、前記第1のシステムが、企業および/または企
業の連合体の意思決定機関の機能を有し、かつ、第2の
システムが、企業内の部署および/または関連企業を管
理するものである。さらに好ましい実施態様において
は、前記第2のシステムにおいて、前記責任部署および
/または他の部署における経費の上限を設定するステッ
プを備えている。
【0013】また、本発明の目的は、階層構造を有し、
少なくとも上層に位置する単一の第1のシステムと下層
に位置する1以上の第2のシステムとの間でデータの授
受が可能に構成された予算管理システムであって、前記
第1のシステムが、達成すべき課題を設定する課題設定
手段と、設定された課題を達成するための責任部署を選
択する責任部署選択手段と、前記責任部署を管理する第
2のシステムを特定して、当該第2のシステムに、課題
を達成するために必要な予算を設定する予算設定手段
と、前記設定された予算を示す情報を保持する第1の収
容手段と、前記設定された課題および予算を示す情報を
伝達する第1の情報伝達制御手段とを備え、前記第2の
システムが、前記課題および予算を示す情報を受理する
第2の情報伝達制御手段と、前記伝達された予算を受理
し、かつ、前記第1のシステムに余剰分を含む予算を返
却するために、前記予算を示す情報を保持する第2の収
容手段と、前記受理した課題に基づき、責任部署に対し
て課題と、受理した予算のうちの少なくとも一部を割り
当てる課題遂行制御手段とを備え、前記予算の伝達が、
第1の収容手段および第2の収容手段のみを介して実行
される予算管理システムにより達成される。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明の実施の形態につき説明を加える。図1は、本発明の
実施の形態にかかる予算管理システムの構成を示すブロ
ックダイヤグラムである。図1に示すように、本実施の
形態にかかる予算管理システム10は、内部通信路18
にて接続された親システム12および他のシステム14
−1、14−2、・・・を有している。
【0015】親システム12は、企業、研究機関などの
意思決定組織に関連し、研究開発テーマ、当該テーマを
遂行する部署などを把握している。この親システム12
とLANなどの内部通信路18にて接続された他のシス
テム14は、企業、研究機関などの部署(たとえば、
部、研究室)に関連し、当該部署におけるテーマの遂行
などを把握している。ここで、親システム12と他のシ
ステム14とは、階層構造を有し、親システム12が最
上位に位置すると考えられる。したがって、以下、他の
システム14を子システムと称する。
【0016】また、本実施の形態における予算管理シス
テム10においては、内部通信路18と接続された外部
インタフェース(I/F)16が設けられ、外部I/F
16から、外部通信回線22を介して、外部システム2
0−1、20−2、・・・とデータ授受が可能となって
いる。外部システム20は、たとえば、上記企業や研究
機関の業務を委託する他の機関に関連している。外部シ
ステム20も、親システム12の下位に位置すると考え
られる。
【0017】図2は、企業や研究機関などの組織の構造
の例を示す図である。図2(a)に示すように、企業2
00においては、数多くの「部(たとえば符号202参
照)」が存在し、かつ、「部」より下層に「課(たとえ
ば符号203参照)」や「研究室」が位置している。こ
こで、最上位に位置する企業の意思決定機関と連携でき
るシステムが親システム12であり、その下位(符号2
01参照)の「部」、「課」或いは「研究室」の各々と
連携するのが子システム14である。また、図2(b)
に示すように、企業210には、企業内の部署の集合体
201の他、子会社205や外注先(業務委託先)20
6を備えている。そこで、外部システム20は、これら
子会社205や外注先206の各々と連携できるように
なっている。
【0018】以下、本実施の形態においては、ある企業
や研究機関において、個々の研究開発テーマのマネジメ
ントを実行する「部」およびその部に所属する「研究
室」が存在し、企業や研究機関の意思決定機関と関連す
る親システム12、および、「部」ごとの子システム1
4が存在している。図3は、親システム12の構成を示
すブロックダイヤグラムである。図3に示すように、親
システム12は、研究開発テーマを設定してこれを通信
制御部42を介して子システム14等に伝達する課題設
定部30と、設定された課題を記憶する課題データベー
ス(DB)31と、研究開発テーマを遂行すべき部署を
設定するための部署設定部32と、企業の部署、場合に
よっては、これに加えて、関連する子会社や外注先の情
報を予め記憶した部署データベース(DB)34と、研
究開発テーマに割り当てるべき予算を設定する予算設定
部36と、割り当てられた予算に関する情報を記憶した
予算データベース(DB)38と、予算設定部36にて
設定された予算に関するデータや、子システム14等か
ら後述するような手順にて返還された予算に関するデー
タを一時的に記憶する予算収容部40と、内部通信路1
8や外部I/Fを介した外部との通信を制御する通信制
御部42と、子システム14等における設定された予算
の変更などに関する種々の情報を受理してこれに必要な
処理を施す履歴処理部44と、上記種々の情報を記憶す
る履歴データベース(DB)46と、入力装置50や表
示装置52との間に設けられたインタフェース(I/
F)48とを有している。
【0019】また、図4に示すように、子システム14
は、課題を遂行するための種々の処理を実行する課題遂
行処理部60と、子システム14が掌握する部署に関す
る種々の情報を記憶した部署DB62と、与えられた課
題に関する種々の情報を記憶した課題DB64と、親シ
ステム12から与えられた予算に関する情報を記憶する
第2の予算収容部66と、予算DB67と、内部通信路
18を介した親システムとの間の通信を制御する通信制
御部68を有している。さらに、課題遂行処理部60
は、与えられた予算に基づき、当該予算を子システム1
4が把握する部署への配分を決定する予算配分決定部7
0と、あるテーマを担当すべき部署を追加或いは変更す
る際に必要な処理を実行する部署追加/変更処理部72
と、予算の変更や削除に関して必要な処理を実行する予
算変更/削除処理部74とを有している。
【0020】このように構成された予算管理システムを
構成する親システム12および子システムにて実行され
る処理の概略につき説明を加える。本実施の形態におい
ては、親システムにおける研究開発テーマの設定、当該
テーマを遂行する部署の決定、および、予算の決定が実
行される。また、子システムにおいては、上記テーマ、
部署および予算を示すデータを受け入れて、必要な処理
を実行するほか、子システムが掌握する他の部署へのテ
ーマの一部の委託や予算の変更/削除に関する処理を実
行することができる。
【0021】まず、本実施の形態において親システムの
権限および子システムの権限につき説明を加える。親シ
ステム12は、テーマ、担当部署を管理する主管部、担
当部署およびテーマに与える予算を設定することができ
る。また、当該テーマに対する予算の増額や減額を決定
する権限を有している。これに対して、子システム14
においては、与えられたテーマに関して、担当部署のほ
か、他の部署を、当該テーマを遂行するために設定する
ことができるほか、自己が掌握する部署への予算の配
分、増額或いは減額を決定する権限を有している。
【0022】図5は、親システム12における処理の概
略を示すフローチャートである。図5に示すように、親
システムにおいては、オペレータが、キーボードやマウ
スなどの入力装置50を操作して、研究開発テーマ、当
該テーマを遂行する責任部署および予算額を入力する。
より詳細には、オペレータが入力装置50を操作して所
定のコマンドを入力することにより、I/F48を介し
て表示装置52に、課題設定のために必要な事項を入力
するための画像(入力シート)が出力される(ステップ
501)。図6は、親システム12の表示装置52の画
面上に表示された入力シートの一例を示す図である。図
6に示すように、本実施の形態においては、テーマを一
意的に特定するためのIDとして機能するテーマ番号
(符号601参照)、具体的なテーマ名(符号602参
照)、課題の種別を示す課題種別(符号603参照)、
開始年度および終了年度、主管部(符号607参照)、
当該主管部の部責任者(符号608参照)担当部署(符
号604参照)およびテーマの責任者(符号605参
照)が設定できるようになっている。
【0023】たとえば、課題種別欄603は、プルダウ
ンメニューの形式となっている。このメニューには、課
題DB31に予め記憶されている課題種別が、課題設定
部30およびI/F48を介して、提示されるようにな
っている。主管部欄607も、プルダウンメニューの形
式となっており、研究開発テーマを管理する部の名称
が、部署設定部32およびI/F48を介して提示され
るようになっている。部責任者欄608にも、部の名称
と対応付けられている責任者(たとえば、部長)の氏名
が提示されるようになっている。
【0024】担当部署欄604も、プルダウンメニュー
の形式となっており、このメニューには、上記主管部欄
607の選択に対応した、部署DB34に予め記憶され
ている部署名が、部署設定部32およびI/F48を介
して提示されるようになっている。この実施の形態にお
いては、上記担当部署は、部(主管部)に属する研究室
に対応する。責任者欄605にも、部署DB34に、部
署名と対応つけられている部署の責任者(たとえば、研
究室長、主管研究員)の氏名が提示されるようになって
いる。
【0025】オペレータが入力装置50を操作して各欄
に必要な文字等を記入し、或いは、プルダウンメニュー
から所定のものを選択した後に、登録ボタン606をオ
ンすると(ステップ502)、これら情報がI/F48
を介して、課題設定部30および部署設定部32に伝達
される(ステップ503)。課題設定部30は、入力さ
れた情報のうち、テーマ名および課題種別を、テーマ番
号と関連付ける(ステップ504)。また、部署設定部
32は、入力された情報のうち、部署名および責任者名
をテーマ番号と関連付ける(ステップ505)。これら
テーマ番号と関連付けられた情報は、課題DB31に記
憶される(ステップ506)。
【0026】本実施の形態においては、子システム14
にて遂行されるテーマと、子システム14の部署に担当
させるのではなく、親システム12に直接関連する機関
にて遂行されるテーマも考えられる。したがって、上記
部や部署が子システム14に関連する場合には、親シス
テム12は、主管部名、部署名、テーマ名、テーマ種別
など必要な情報を、当該主管部に関連する子システム1
4に伝達する(ステップ507)。
【0027】次に、予算に関する処理につき説明を加え
る。本実施の形態においては、親システム12から子シ
ステム14への予算の伝達や、子システム14から親シ
ステム12への予算の返却などをすべて、予算収容部4
0および第2の予算収容部66を介して実行するように
構成されている。図7において、たとえば、親システム
12から子システム14の側に予算を与える場合に、親
システム12において、予算DB38中に設けられた経
費移動枠702から、与えるべき予算を示すデータが取
り出され、これが予算収容部40にいったん収容され、
子システム14の第2の予算収容部66に伝達される。
これにより、経費移動枠702においては、もともと有
していた予算から与える予算が減算され、これにより予
算DB38中のデータが更新される。また、第2の予算
収容部66にいったん収容されたデータは、子システム
14の予算DB67に設けられた経費移動枠711に伝
達される。これにより、経費移動枠711においては、
もともと有していた予算に与えられた予算が加算され、
これにより、予算DB67が更新される。これら処理
は、予算設定部38、予算収容部40および第2の予算
収容部66により実現される。親システム12から図5
に示す処理に基づき設定されたテーマ、主管部および担
当部署に関連する子システム14等への予算の伝達につ
き、図8のフローチャートを参照して説明する。
【0028】まず、親システム12は、オペレータによ
る入力装置50の操作に応答して、予算関係の入力サブ
画像を表示装置52の画面上に表示する(ステップ80
1)。図9は入力サブ画像の例を示す図である。図9
(a)に示すように、入力サブ画像には、テーマ番号欄
901、テーマ名欄902が設けられ、これら欄の何れ
かに所定の数字或いは文字列を入力することにより、課
題設定部30により課題DB31が検索され、所定の課
題に関係する情報、たとえば、主管部や担当部署の名称
が表示される(ステップ802)。オペレータが入力装
置50を操作して、予算配布ボタン903をオンする
と、図9(b)に示すように、担当部署欄911の横に
設けられた金額欄903に、担当部署に与えるべき予算
が入力できるようになる。
【0029】オペレータが入力装置50を操作して、担
当部署への予算を入力し(ステップ803)、登録ボタ
ン913をオンすると、予算設定部36が以下の処理を
実行する。まず、予算設定部36は、予算配分された担
当部署を管理する主管部を掌握するのが、親システム1
2であるか何れかの子システム14であるかを判断する
(ステップ805)。主管部が子システム14の何れか
に関連する場合には(ステップ805でイエス(Ye
s))、予算設定部36は、予算DB38中、経費移動枠
702から必要な予算を取り出して、予算収容部40に
伝達する(ステップ806)。予算収容部40に収容さ
れた予算を示すデータは、通信制御部42を介して、関
連する子システム14に伝達される(ステップ80
7)。
【0030】このような処理の後、或いは、ステップ8
05でノー(No)と判断された場合には、予算設定部36
は予算DB38を更新する(ステップ808)。つま
り、移動経費枠702から取り出された額の予算を減じ
る。なお、予算の移動が親システム12内である場合
(ステップ805でノー(No))には、予算DB38の更
新において、予算DB38中の移動経費枠702から、
たとえば、ストック枠701に所定の予算を移動させる
ような処理が実行される。
【0031】このようにして、テーマ、主管部および担
当部署、並びに、予算が設定され、必要な情報が子シス
テム14に伝達された場合につき説明を加える。図10
は、子システム14にて実行される種々の受信/設定処
理を示すフローチャートである。親システム12から子
システム14にテーマ、主管部および担当部署が伝達さ
れると(図5のステップ507参照)、図10(a)に
示すように、子システム14の課題遂行処理部60は、
これを受理して(ステップ1001)、テーマ名、主管
部および担当部署を示すデータを、テーマ番号と関連付
けて、課題DB64に記憶する(ステップ1002)。
次いで、予算DB67中に、必要な領域を確保する(ス
テップ1003)。すなわち、あるテーマ番号に対し
て、担当部署の予算額が「0」となるように、予算DB
67中の領域に初期設定を加える。
【0032】その一方、親システム12が予算に関する
情報を伝達すると(図8のステップ807参照)、通信
制御部68により受理された情報(ステップ1004)
は、第2の予算収容部66に一時的に収容される(ステ
ップ1005)。次いで、第2の予算収容部66は、収
容した予算に関する情報を、予算DB67中の移動経費
枠711に記憶する(ステップ1006)。この後、必
要に応じて、ここで経費移動枠から担当部署経費枠への
予算を示す情報の移動が実行される。
【0033】次に、子システム14において、当該子シ
ステム14が掌握する担当部署のほか、与えられたテー
マを遂行するために他の部署を追加するための処理につ
き説明を加える。図11は、子システムにおける課題遂
行処理部60および予算DB67をより詳細に示すブロ
ックダイヤグラム、図12は、テーマを遂行するための
新たな部署(追加部署)を追加するための処理を示すフ
ローチャートである。この処理は、あるテーマを遂行す
るために、責任部署の他、子システムが掌握する他の部
署を選択して、当該部署に所定の予算を与える際に実行
される。
【0034】図12に示すように、オペレータが入力装
置を操作して、子システム14が掌握する他の部署であ
って、責任部署とともに、或いは、責任部署を補助する
ようにテーマの一部を遂行する部署(追加部署)を選択
する(ステップ1201)。これは、部署DB62に記
憶された、子システム14の掌握する部署のリストを提
示させて、所定の部署を選択すればよい。
【0035】次いで、オペレータが入力装置を操作し
て、追加部署に与えるべき予算の上限を設定する(ステ
ップ1202)。上記予算の上限を示す情報は、図11
の予算配分決定部70は、これを受理すると、部署追加
/変更処理部72を起動する。部署追加/変更処理部7
2は、予算DB67に追加部署経費枠1102のための
領域を確保する。次いで、部署追加/変更処理部72
は、予算DB67中、経費移動枠711にある予算の情
報のうち、追加部署に与えるべき予算を示す情報を取り
出して(ステップ1203)、これを追加部署経費枠1
102に伝達する(ステップ1204)。これにより、
経費移動枠711中の予算額から追加部署に与えるべき
予算額が減じられる。次いで、予算配分決定部70は、
上記追加部署の選択や当該追加部署に関する予算の配分
と、その日時を示す履歴データを生成する(ステップ1
205)。生成された履歴データは、通信制御部68を
介して親システム12に伝達される(ステップ120
6)。なお、ここで子システム14においても自己のシ
ステムにおける履歴を記憶する必要があれば、この履歴
データを履歴DB(図示せず)に記憶する。
【0036】次に、上記処理により追加した部署を削除
する際の処理につき、図13を参照して説明を加える。
この場合には、オペレータが入力装置を操作して、削除
すべき追加部署を決定する(ステップ1301)。これ
により、部署追加/変更処理部72が起動し、予算DB
67中の選択された部署に関する追加部署経費枠を特定
して、当該追加部署経費枠に収容された予算に関する情
報を取り出し(ステップ1302)、これを経費移動枠
711に伝達する(ステップ1303)。これにより、
追加部署経費枠にかかる予算額は「0」となり、その一
方、経費移動枠にかかる予算額には、追加部署移動枠の
予算額が加算される。このような処理の後、予算配分決
定部70は、追加部署の選択や予算の削除と、その日時
を示す履歴データを生成する(ステップ1304)。生
成された履歴データは、通信制御部68を介して親シス
テム12に伝達される(ステップ1305)。この場合
も、子システム14において履歴DBに履歴データを記
憶しても良い。また、テーマの一部を遂行する部署(追
加部署)自体を変更するには、いったん追加部署を削除
し(図13の処理参照)、その後に、部署を追加すれば
よい(図12の処理参照)。
【0037】図14は、予算の変更に関する処理を示す
フローチャートである。すなわち、図14に示すよう
に、オペレータが入力装置を操作して、予算を変更すべ
き部署を決定し(ステップ1401)、変更すべき予算
の額或いは移動すべき予算の額を決定する(ステップ1
402)。なお、予算が変更される可能性がある部署
は、追加部署であっても良いし、責任部署であっても良
い。
【0038】次いで、予算変更/削除処理部74が起動
され、予算DB67中の選択された部署に関する経費枠
を特定して、当該経費枠(担当部署経費枠1101或い
は追加部署経費枠1102)から移動すべき予算に関す
る情報を取り出し(ステップ1403)、これを経費移
動枠に転送する(ステップ1404)。これにより、経
費枠においては、もともとの予算額から移動すべき予算
額が減じられ、その一方、経費移動枠においては、移動
された予算額が加算される。このような処理の後、履歴
データが生成され(ステップ1405)、これが親シス
テム12に伝達されるとともに、必要に応じて子システ
ム14の履歴DB中に記憶される。
【0039】次に、子システム14から親システムに予
算を返却する場合の処理につき、図15を参照して説明
を加える。たとえば、あるテーマに関して、テーマ自体
の変更なしに予算のみを減額する場合に実行される。こ
の処理においては、親システム12から子システム14
に対して、あるテーマに関して、予算の減額を示す指示
が与えられているのが望ましい。
【0040】図15に示すように、子システム14にお
いては、オペレータが入力装置を操作して、予算返却に
かかるテーマが選択され(ステップ1501)、次い
で、返却すべき予算の額が入力される(ステップ150
2)。予算変更/削除処理部74は、経費移動枠(図7
の符号711)を調べて、返却すべき予算の額が、経費
移動枠に存在するか否かを判断する(ステップ150
3)。ステップ1503でノー(No)と判断された場合に
は、図14の処理にて経費移動枠に所定の額の予算を返
却するための処理を実行し、その上で、再度図15の処
理を実行すればよい。その一方、ステップ1503でイ
エス(Yes)と判断された場合には、所定の額の予算を示
す情報が、経費移動枠711から第2の予算収容部66
に移動される(ステップ1504)。これにより、経費
移動枠711において、もともとの予算の額から上記所
定の額の予算が差し引かれる。次いで、通信制御部68
から、所定の額の予算を示す情報が、テーマを示す情報
とともに親システム12に伝達される(ステップ150
5)。
【0041】親システム12においては、予算に関する
情報を受理する(ステップ1601)と、予算収容部4
0が、当該予算に関する情報を一時的に収容する(ステ
ップ1602)。次いで、予算設定部36は、予算に関
する情報を、予算DB38中の経費移動枠(図7の符号
702)に移動する(ステップ1603)。これによ
り、経費移動枠702においては、もともとの予算の額
に、予算収容部40にある予算の額が加算される。次い
で、履歴処理部44が、受理した情報のうちテーマなど
に関する情報にしたがって履歴データが生成され(ステ
ップ1605)、これが履歴DB46に記憶される(ス
テップ1606)。このようにして、ある子システム1
4が掌握する責任部署が担当するテーマの予算が減額さ
れる場合にも、この予算に関する情報を親システム12
に伝達することが可能となる。
【0042】このように、本実施の形態においては、親
システム12から子システム14への予算の配分(移
動)、子システム14内の予算の配分(移動)、子シス
テム14から親システム12への予算の返却、さらに
は、親システム12内の予算の配分(移動)を実現する
ことができる。図17は、再度、この予算の配分や返却
を模式的に示す図である。図17に示すように、本実施
の形態においては、テーマごとに、子システム14にお
いて、経費移動枠711、責任部署経費枠1101およ
び必要に応じて生成される一以上の追加部署経費枠11
02からなるブロック1701、1702、・・・が、
子システム14の予算DB67中に形成される。なお、
ある子システムにおいて、一つのブロックが形成されて
いる場合もあるし、或いは、複数のブロックが形成され
ている場合がある。また、子システムは一つである場合
もあるし、複数である場合もある。
【0043】たとえば、あるテーマ(たとえば、テーマ
1)に関して、予算を配分する場合には、親システムの
経費移動枠702からテーマ1に関するブロック170
1の経費移動枠711−1に予算を示す情報が移動する
(矢印A−1参照)。テーマ2に関しても同様に、経費
移動枠702からブロック1702の経費移動枠711
−2に予算を示す情報が移動することになる(矢印A−
2参照)。また、たとえば、テーマ1に関して、予算を
返却すべき場合には、経費移動枠711−1から、親シ
ステム12の経費移動枠702に予算を示す情報が移動
される(矢印B−1参照)。
【0044】あるテーマ内、たとえば、テーマ1に関し
て、責任部署への予算の配布、予算の増額なども、経費
移動枠711−1から責任部署経費枠1101−1に、
予算を示す情報が移動することにより実現される(矢印
C−1参照)。同様に、予算の減額や返却に際しては、
責任部署経費枠1101−1から経費移動枠711−1
に予算を示す情報が移動する(矢印D−1参照)。ま
た、追加部署への予算の配布や増額、或いは、返却や減
額も、経費移動枠711−1と追加部署経費枠1102
−1との間で、予算に関する情報が移動することにより
実現される(矢印E−1、F−1参照)。さらに、親シ
ステム12においても、他の部署との間で予算を移動さ
せるときにも、経費移動枠702とストック枠(部経費
の枠)701との間で予算を示す情報が移動する(矢印
GおよびH参照)。
【0045】次に、履歴データの表示につき、親システ
ム12から子システム14の予算の配布および返却の例
を用いて説明を加える。図5および図8の処理により、
親システム12により、あるテーマに関して、子システ
ム14の側に予算が配分された場合を考える。予算を示
すデータの移動が終了した後に、親システム12の表示
装置52の画面上には、たとえば、図18に示すような
画像が表示され得る。この画像例では、設定されたテー
マを示す欄(符号1801)と、履歴データを表示する
履歴欄(符号1802)とが含まれる。履歴欄において
は、予算の配布、返却などの種別を示す操作種別、その
操作が行われた年月日、テーマ番号、責任部署および移
動された予算の額(金額)に関する情報が含まれる。ま
た、図5および図8の処理が完了した場合には、この画
像において、ハッチングなどにより処理が完了したばか
りの事項が特定できるようになっている(符号1803
参照)。
【0046】また、子システム14において所定の額の
予算を返却する場合には、たとえば、図19に示すよう
な画像が、子システム14の表示装置の画面上に表示さ
れる。ここで、図15に示す処理手順にしたがってオペ
レータが、テーマ番号欄1901などに所定の数字等を
入力し、かつ、金額欄1902に返却すべき金額を入力
すると、子システム14から親システム12への予算の
移動が実現される(図15のステップ1504、150
5参照)。
【0047】図16を参照して説明したように、親シス
テム12においては予算を示す情報の受理後の所定の処
理(ステップ1601〜1604参照)の後に、履歴デ
ータが作られ、履歴DB46に履歴データが更新され
る。図20は、予算返却後に親システム12の表示装置
52の画面上に表示された、履歴欄2002を含む画像
の一例を示す図である。この画像例においては、履歴欄
2002においてあるテーマ(テーマ番号G30000
1Q)に関して予算返却がされたことがハッチングなど
により特定されている(符号2003参照)。また、図
18の画像例と比較すると、設定されたテーマを示す欄
(符号2001参照)において、上記テーマ(テーマ番
号G300001Q)の予算が減じられていることが理
解できよう。
【0048】このように本実施の形態によれば、親シス
テム12および子システム14の双方において、予算D
B38、67において経費移動枠702、711を設
け、経費移動枠から予算収容部を介して、予算を示す情
報がやり取りされる。したがって、あるテーマに対して
予算を配布する場合のみならず、予算等に変更があった
場合や、予算配分に関する変更や配分などがあった場合
にも、これらに関する情報の授受を極めてシンプルな形
態で、かつ、迅速に実現することが可能となる。シンプ
ルな形態にて予算の移動等が実現できるため、小規模な
組織にも、大規模な組織にもシステムを適用することが
可能となる。また、親システムや子システムの権限を定
めることで、誤操作によるデータの誤った送受信やDB
の誤った更新などを防止することが可能となる。
【0049】本発明は、以上の実施の形態に限定される
ことなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内
で、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内
に包含されるものであることは言うまでもない。前記実
施の形態においては、親システム12と、テーマを遂行
する担当部署を掌握した子システム14との間での予算
を示す情報の授受について説明したが、これらシステム
間のデータ授受に限定されるものではない。たとえば、
親システム12と、子システム14と同等の機能および
権限を有する外部システム20との間で、予算を示す情
報の授受を実現することもできる。たとえば、外部シス
テム20が、遠隔に位置する企業の部に関連しても良い
し、或いは、企業の子会社などの関連企業や業務委託先
のシステムであっても良い。
【0050】また、前記実施の形態において、親システ
ム12の表示装置52に表示された履歴の画像について
説明したが、子システム14においても、与えられたテ
ーマに関連する予算の配布、返却、増額、追加部署への
予算の配布などの履歴が、表示装置に表示できるように
構成でいることはいうまでもない。これにより、子シス
テム14における自己管理が可能となる。なお、本明細
書において、一つの手段の機能が、二つ以上の物理的手
段により実現されても、若しくは、二つ以上の手段の機
能が、一つの物理的手段により実現されてもよい。
【0051】
【発明の効果】本発明によれば、組織の形態にかかわら
ずシンプルな構成で、部署や外部、或いは、部署間など
における予算の移動を実現できるシステムを提供するこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本発明の実施の形態にかかる予算管
理システムの構成を示すブロックダイヤグラムである。
【図2】 図2は、企業や研究機関などの組織の構造の
例を示す図である。
【図3】 図3は、本実施の形態にかかる親システムの
構成を示すブロックダイヤグラムである。
【図4】 図4は、本実施の形態にかかる子システムの
構成を示すブロックダイヤグラムである。
【図5】 図5は、本実施の形態にかかる親システムに
おける処理の概略を示すフローチャートである。
【図6】 図6は、本実施の形態にかかる親システムの
表示装置の画面上に表示された入力シートの一例を示す
図である。
【図7】 図7は、本実施の形態にかかる予算の移動の
概略を説明するための図である。
【図8】 図8は、本実施の形態にかかる親システムか
ら子システムへの予算の伝達を示すフローチャートであ
る。
【図9】 図9は、本実施の形態にかかる入力サブ画像
の例を示す図である。
【図10】 図10は、本実施の形態にかかる子システ
ムにて実行される種々の受信/設定処理を示すフローチ
ャートである。
【図11】 図11は、本実施の形態にかかる子システ
ムにおける課題遂行処理部および予算DBをより詳細に
示すブロックダイヤグラムである。
【図12】 図12は、本実施の形態にかかる子システ
ムにおいて、テーマを遂行するための新たな部署を追加
するための処理を示すフローチャートである。
【図13】 図13は、本実施の形態にかかる子システ
ムにおいて、部署を削除する際の処理を示すフローチャ
ートである。
【図14】 図14は、本実施の形態にかかる子システ
ムにおいて、予算の変更に関する処理を示すフローチャ
ートである。
【図15】 図15は、本実施の形態において、子シス
テムから親システムに予算を返却する場合の処理を示す
フローチャートである。
【図16】 図16は、本実施の形態において、子シス
テムから親システムに予算を返却する場合の処理を示す
フローチャートである。
【図17】 図17は、本実施の形態において、予算の
配分や返却を模式的に示す図である。
【図18】 図18は、本実施の形態において、親シス
テムの表示装置の画面上に表示される画像例を示す図で
ある。
【図19】 図19は、子システムの表示装置の画面上
に表示される画像の例を示す図である。
【図20】 図20は、本実施の形態において、親シス
テムの表示装置の画面上に表示される画像例を示す図で
ある。
【符号の説明】
10 予算管理システム 12 親システム 14 子システム 20 外部システム 30 課題設定部 31 課題DB 32 部署設定部 34 部署DB 36 予算設定部 38 予算DB 40 予算収容部 60 課題遂行処理部 66 第2の予算収容部 67 予算DB
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 秀之 東京都国分寺市光町2丁目8番地38 財団 法人鉄道総合技術研究所内 (72)発明者 滝澤 太朗 東京都国分寺市光町2丁目8番地38 財団 法人鉄道総合技術研究所内 (72)発明者 宮下 美貴 東京都国分寺市光町2丁目8番地38 財団 法人鉄道総合技術研究所内 (72)発明者 大井 誠 東京都国分寺市光町2丁目8番地38 財団 法人鉄道総合技術研究所内 (72)発明者 筋野 健吾 東京都国分寺市光町2丁目8番地38 財団 法人鉄道総合技術研究所内 Fターム(参考) 5B049 CC11 GG00 GG04

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 階層構造を有するシステムを配置するス
    テップと、 前記階層構造において上層に位置する第1のシステムに
    おいて、 達成すべき課題を設定するステップと、 当該課題を達成するために、責任部署を選択するステッ
    プと、 前記責任部署を管理するシステムであって、下層に位置
    する第2のシステムを特定するステップと、 前記課題を達成するために必要な予算を設定するステッ
    プと、 予算を第2のシステムに伝達するため、および、当該第
    2のシステムから受理するために、設定された予算を示
    す情報を一時的に収容する第1の収容手段を設けるステ
    ップと、 前記設定された予算を示す情報を、前記第1の収容手段
    を介して第2のシステムに伝達するとともに、前記課題
    および責任部署を示す情報を第2のシステムに伝達する
    ステップと、 前記第2のシステムにおいて、 前記第1のシステムからの予算を受理するため、およ
    び、前記第1のシステムに余剰分を含む予算を返還する
    ために、前記予算を一時的に収容する第2の収容手段を
    設けるステップと、 前記第2の収容手段を介して予算を受理するとともに、
    課題および責任部署を示す情報を受理するステップとを
    備え、 前記予算を示す情報の伝達が、第1の収容手段および第
    2の収容手段のみを介して実行されることを特徴とする
    予算管理方法。
  2. 【請求項2】 さらに、第2のシステムにおいて、 前記課題を達成するために、責任部署以外に、自己が掌
    握する1以上の他の部署を選択するステップと、 前記受理した予算を示す情報に基づき、前記責任部署お
    よび前記他の部署への予算配分を決定するステップと、 前記予算配分および他の部署に関する情報を、前記第1
    のシステムに通知するステップとを備えたことを特徴と
    する請求項1に記載の予算管理方法。
  3. 【請求項3】 前記第2のシステムにおいて、 予算の一部を削除するステップと、 前記削除された予算に関する情報を、第2の収容手段を
    介して、前記第1のシステムに通知するステップと、 前記第1のシステムにおいて、 前記削除された予算に関する情報を、第1の収容手段を
    介して受理するステップとを備え、 必要に応じて、前記受理した予算の一部或いは全部を、
    再度、前記第2のシステムおよび/または他の第2のシ
    ステムに伝達することを特徴とする請求項1または2に
    記載の予算管理方法。
  4. 【請求項4】 さらに、前記第1のシステムにおいて、 前記第2のシステムにおける責任部署および/または他
    の部署、並びに、予算配分に関する情報の通知に応答し
    て、当該情報を、履歴として記憶するステップを備えた
    ことを特徴とする請求項2または3に記載の予算管理方
    法。
  5. 【請求項5】 さらに、前記第2のシステムにおいて、
    自己のシステムにおける部署の設定、予算の配分に関す
    る情報を、履歴として記憶するステップを備え、履歴デ
    ータを表示することで自己管理を可能にしたことを特徴
    とする請求項2ないし4の何れか一項に記載の予算管理
    方法。
  6. 【請求項6】 前記第1のシステムが、企業および/ま
    たは企業の連合体の意思決定機関の機能を有し、かつ、
    第2のシステムが、企業内の部署および/または関連企
    業を管理するものであることを特徴とする請求項1ない
    し5の何れか一項に記載の予算管理方法。
  7. 【請求項7】 前記第2のシステムにおいて、 前記責任部署および/または他の部署における経費の上
    限を設定するステップを備えたことを特徴とする請求項
    1ないし6の何れか一項に記載の予算管理方法。
  8. 【請求項8】 階層構造を有し、少なくとも上層に位置
    する単一の第1のシステムと下層に位置する1以上の第
    2のシステムとの間でデータの授受が可能に構成された
    予算管理システムであって、 前記第1のシステムが、 達成すべき課題を設定する課題設定手段と、 設定された課題を達成するための責任部署を選択する責
    任部署選択手段と、 前記責任部署を管理する第2のシステムを特定して、当
    該第2のシステムに、課題を達成するために必要な予算
    を設定する予算設定手段と、 前記設定された予算を示す情報を保持する第1の収容手
    段と、 前記設定された課題および予算を示す情報を伝達する第
    1の情報伝達制御手段とを備え、 前記第2のシステムが、 前記課題および予算を示す情報を受理する第2の情報伝
    達制御手段と、 前記伝達された予算を受理し、かつ、前記第1のシステ
    ムに余剰分を含む予算を返却するために、前記予算を示
    す情報を保持する第2の収容手段と、 前記受理した課題に基づき、責任部署に対して課題と、
    受理した予算のうちの少なくとも一部を割り当てる課題
    遂行制御手段とを備え、 前記予算の伝達が、第1の収容手段および第2の収容手
    段のみを介して実行されることを特徴とする予算管理シ
    ステム。
  9. 【請求項9】 前記第2のシステムの課題遂行制御手段
    が、 前記課題を達成するために、責任部署以外に、自己が掌
    握する1以上の他の部署を選択し、かつ、前記第2の収
    容手段に収容された予算を示す情報に基づき、前記責任
    部署および前記他の部署への予算配分を決定するように
    構成され、 前記第2の情報伝達手段が、前記予算配分および他の部
    署に関する情報を、前記第1のシステムに通知すること
    を特徴とする請求項8に記載の予算管理システム。
  10. 【請求項10】 前記第2のシステムの課題遂行処理手
    段が、予算を削除できるように構成され、かつ、 この場合に、前記第2の収容手段が、削除された予算を
    示す情報を、第1のシステムに通知し、 前記第1のシステムの第1の収容手段が、削除された予
    算を示す情報を受理し、かつ、 第1の責任部署選択手段および予算設定手段が、必要に
    応じて、前記第1の収容手段にて受理された情報に基づ
    き、予算を再度、第2のシステムに与えるべく作動する
    ことを特徴とする請求項9に記載の予算管理システム。
  11. 【請求項11】 前記第1のシステムが、前記第2のシ
    ステムから伝達された責任部署および/または他の部
    署、並びに、予算の配分に関する情報の通知を受理する
    ことに応答して、前記情報を記憶する履歴データベース
    と、 当該履歴データベースを管理する履歴データベース管理
    手段とを備えたことを特徴とする請求項9または10に
    記載の予算管理システム。
  12. 【請求項12】 前記第2のシステムが、 部署の設定、予算の配分に関する情報を記憶する履歴デ
    ータベースを備え、 前記履歴データを表示することで自己管理を可能にした
    ことを特徴とする請求項9ないし11の何れか一項に記
    載の予算管理システム。
  13. 【請求項13】 前記第1のシステムが企業および/ま
    たは企業の連合体の意思決定機関の機能を有し、かつ、
    第2のシステムが企業内の部署および/または関連企業
    を管理することを特徴とする請求項8ないし12の何れ
    か一項に記載の予算管理システム。
  14. 【請求項14】 前記第2のシステムの課題遂行制御手
    段が、前記責任部署および/または他の部署における経
    費の上限を設定することを特徴とする請求項8ないし1
    3の何れか一項に記載の予算管理システム。
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