JP2002083064A - 個人情報管理方法およびシステム - Google Patents

個人情報管理方法およびシステム

Info

Publication number
JP2002083064A
JP2002083064A JP2000274247A JP2000274247A JP2002083064A JP 2002083064 A JP2002083064 A JP 2002083064A JP 2000274247 A JP2000274247 A JP 2000274247A JP 2000274247 A JP2000274247 A JP 2000274247A JP 2002083064 A JP2002083064 A JP 2002083064A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
personal information
personal
user
individual
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000274247A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayoshi Ono
真義 大野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
Priority to JP2000274247A priority Critical patent/JP2002083064A/ja
Publication of JP2002083064A publication Critical patent/JP2002083064A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • Medical Treatment And Welfare Office Work (AREA)
  • Storage Device Security (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 利用者本人を確実に把握でき、かつ、利用者
にとっても個人情報の管理を自分で行う必要がない方法
およびシステムを実現する。 【解決手段】 生体情報格納部22には予め利用者の生
体情報を格納しておく。個人情報格納部23には、生体
情報に対応した個人情報を格納する。情報処理端末よ
り、利用者の生体情報が送られてきた場合、個人情報管
理機関では、生体情報格納部22を検索して個人認証を
行う(ステップS11b)。認証すると、個人情報を個
人情報格納部23より取り出して情報処理端末に送る
(ステップS13b)。情報処理端末では、受信した個
人情報を表示し(ステップS14a)、特定の動作の実
行後、個人情報を更新して(ステップS15a)、個人
情報管理機関に送る。個人情報管理機関では、これを個
人情報格納部23に格納する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生体情報により本
人を確認し、その個人の情報を厳密に管理し、かつ、個
人情報の時系列的に管理される部分を更新するようにし
た個人情報管理方法およびシステムに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、ある程度の長期間に亘って個人毎
にその個人の情報を厳密に管理することは非常に困難で
あった。例えば、住所や電話番号といった個人を特定す
るキーも必ずしも固定したものではなく、このような情
報が変わると、別人の処理と同様な管理を行わなければ
ならない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の管理方法では、個人の情報の連続性がなく
なってしまう。例えば、献血を考えた場合、献血の度毎
に献血手帳を作成している人は、全て別人として扱われ
ることになる。即ち、同一人物が作成した献血手帳とい
ったカード間をリンクさせる手段はなにもないといえ
る。また、献血では、献血する間隔をある期間以上あけ
ると決められているが、別人と認識されればこれを遵守
できないことになる。
【0004】また、病院等のカルテにおいても、様々な
医療機関で作成され、それらをリンクさせることができ
ないため、ある個人の総合的な病歴や薬歴を把握するこ
とは不可能であり、従って、個人が総合的な医療サービ
スを受けることはできなかった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述の課題を
解決するため次の構成を採用する。 〈構成1〉個人に関する特定の処理の情報を個人情報と
して時系列に管理する個人情報管理方法であって、予
め、個人の生体情報を個人の認証情報として登録し、任
意の個人に対して特定の処理を行う場合は、任意の個人
の生体情報を取得して個人認証を行い、認証された場合
は個人の個人情報を取り出し、特定の処理を行った後
は、特定の処理が行われたことを反映させて個人情報を
更新することを特徴とする個人情報管理方法。
【0006】〈構成2〉利用者の生体情報を取得する生
体情報取得装置と、生体情報取得装置で取得した生体情
報を送信すると共に、利用者に関する特定の処理が実行
された場合は、特定の処理が実行されたことを反映させ
て個人情報を更新する情報処理端末と、予め、利用者の
生体情報と、利用者に関する特定の処理の実行記録を含
む個人情報を格納する情報格納部と、情報処理端末から
生体情報を受信した場合、その生体情報と情報格納部の
生体情報とを照合して個人認証を行い、認証された個人
に該当する個人情報を情報格納部から取り出して情報処
理端末に送信すると共に、情報処理端末より更新された
個人情報を受け取った場合は、新たな個人情報としてこ
れを情報格納部に格納する管理サーバとを備えたことを
特徴とする個人情報管理システム。
【0007】〈構成3〉それぞれ個人に関する特定の処
理の情報を個人情報として時系列に管理する複数の機関
に対し、これら複数の機関の個人情報管理を行う個人情
報管理方法であって、各機関は、予め、個人の生体情報
を個人の認証情報として登録し、任意の個人に対して特
定の処理を行う場合は、任意の個人の生体情報を取得し
て個人認証を行い、認証された場合は個人の個人情報を
取り出し、特定の処理を行った後は、特定の処理が行わ
れたことを反映させて個人情報を更新する共に、いずれ
かの機関から、任意の個人の生体情報に基づき、任意の
個人の個人情報の取得要求があった場合、個人情報を検
索して、該当する個人情報を取り出してこれを要求元に
送信することを特徴とする個人情報管理方法。
【0008】〈構成4〉それぞれ個人情報に関して同様
に管理を行う複数の機関において、各機関は、利用者の
生体情報を取得する生体情報取得装置と、生体情報取得
装置で取得した生体情報を送信すると共に、利用者に関
する特定の処理が実行された場合は、特定の処理が実行
されたことを反映させて個人情報を更新する情報処理端
末と、予め、利用者の生体情報と、利用者に関する特定
の処理の実行記録を含む個人情報を格納する情報格納部
と、情報処理端末から生体情報を受信した場合、その生
体情報と情報格納部の生体情報とを照合して個人認証を
行い、認証された個人に該当する個人情報を情報格納部
から取り出して情報処理端末に送信すると共に、情報処
理端末より更新された個人情報を受け取った場合は、新
たな個人情報としてこれを情報格納部に格納する管理サ
ーバとを備え、かつ、いずれかの機関の管理サーバか
ら、任意の個人の生体情報に基づき、個人の個人情報の
取得要求があった場合、個人情報を検索して、該当する
個人情報を取り出してこれを要求元の管理サーバに送信
する相互認証サービスサーバを設けたことを特徴とする
個人情報管理システム。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を具体
例を用いて詳細に説明する。 《具体例1》図1は、本発明の個人情報管理方法の具体
例1における利用者が既登録の場合の動作を示すフロー
チャートであるが、これに先立ち、本発明の個人情報管
理システムの具体例1を説明する。また、本具体例で
は、個人に関する特定の処理として献血を行う例を説明
する。
【0010】〈構成〉図2は、本発明の個人情報管理シ
ステムの具体例1の構成図である。図のシステムは、献
血センタ10が個人情報管理機関20に対してネットワ
ーク30を介して接続されている例を示している。献血
センタ10側では、生体情報取得装置11と情報処理端
末12が設けられ、個人情報管理機関20側では、情報
格納部21(生体情報格納部22、個人情報格納部2
3)と管理サーバ24とが設けられている。
【0011】生体情報取得装置11は、利用者100の
生体情報を取得する装置である。ここで、利用者100
の生体情報としては、指紋、声紋、虹彩等を用いること
ができるが、本具体例では生体情報として虹彩情報を用
いるとして説明する。虹彩の取得装置としては、利用者
100の顔画像をカメラで取得し、その顔画像から画像
処理にて虹彩画像と切り出し、更に虹彩画像から利用者
100固有の虹彩パターンデータを抽出する機能を有す
る装置である。尚、利用者100の虹彩パターンデータ
を抽出する構成については公知であるため、ここでの詳
細な説明は省略する。情報処理端末12は、例えばパー
ソナルコンピュータからなり、オペレータ200が操作
する端末である。この情報処理端末12は、個人情報管
理機関20への既登録の利用者100が献血を行う場合
に、その利用者100に対して生体情報取得装置11が
取得した生体情報を個人情報管理機関20に送り、その
結果、個人情報管理機関20からその利用者100の献
血記録を含む個人情報を受け取った場合は、その献血記
録を更新して個人情報管理機関20に送信する機能を有
している。また、利用者100が未登録者である場合
は、献血に必要な個人情報(例えば、氏名、生年月日、
住所等)をオペレータ200が入力し、これを個人情報
管理機関20に送る機能を有している。
【0012】個人情報管理機関20は、利用者100の
生体情報と個人情報とを統轄して管理し、個人認証を行
う管理機関である。情報格納部21における生体情報格
納部22は、献血センタ10から個人の認証情報として
登録処理された複数の利用者100の虹彩パターンデー
タを格納する格納部である。また、個人情報格納部23
は、献血に必要な個人情報である氏名、生年月日、住所
等の情報と共に、その利用者100の献血履歴を個人情
報として格納する格納部である。管理サーバ24は、情
報処理端末12から、生体情報が送られてきた場合、こ
の生体情報が登録されているかを生体情報格納部22の
データを検索し、登録されていた場合は、その利用者1
00の個人情報を個人情報格納部23から取り出して情
報処理端末12に送信し、更新された個人情報を受け取
った場合は、個人情報格納部23に格納されている該当
する個人情報を更新する機能を有している。また、情報
処理端末12から利用者100の新規登録処理として、
その利用者100の生体情報と個人情報が送られてきた
場合は、生体情報格納部22に生体情報を登録すると共
に、その利用者100の個人情報を個人情報格納部23
に格納する機能を有している。
【0013】ネットワーク30は、献血センタ10と個
人情報管理機関20とを接続するための、例えば公衆回
線を介して実現されるインターネット等であるが、その
プロトコルや伝送媒体に関しては特に限定はない。
【0014】〈動作〉先ず、利用者100の新規登録処
理について説明する。図3は、新規登録処理を示すフロ
ーチャートである。利用者100が新規に献血を行う場
合、先ず、利用者100が個人情報として、氏名、生年
月日、住所等を記録用紙等に記入し、オペレータ200
はこれを見て情報処理端末12より個人情報を入力する
(ステップS1a)。あるいは、オペレータ200が利
用者100より個人情報を聴取しながら入力する。ま
た、これと共に、生体情報取得装置11により利用者1
00の虹彩パターンデータを取得する(ステップS2
a)。尚、オペレータ200は、利用者100の良好な
虹彩パターンデータが取得できたかを確認する。次に、
利用者100が献血を行うと、オペレータ200は、そ
の利用者100が献血を行ったという情報を情報処理端
末12から入力する(ステップS3a)。これらの情報
は生体情報取得装置11からネットワーク30を介して
個人情報管理機関20に送信される(ステップS4
a)。
【0015】個人情報管理機関20では、献血センタ1
0からの各種情報を受信すると(ステップS1b)、管
理サーバ24は、生体情報格納部22を検索し、既登録
者ではないかを確認する(ステップS2b)。既登録者
ではなかった場合、管理サーバ24は、生体情報を生体
情報格納部22に格納し、また、個人情報を個人情報格
納部23に格納する(ステップS3b)。このような処
理が終了すると、管理サーバ24は、登録完了通知を情
報処理端末12に対して送信する(ステップS4b)。
一方、上記ステップS2bにおいて、その利用者100
の生体情報が既に登録されていた場合、その旨を示すメ
ッセージを情報処理端末12に送信し(ステップS5
b)、後述する既登録者の処理(図1におけるステップ
S11b〜ステップS14b)を行う(ステップS6
b)。あるいは、ステップS5bでメッセージを送信
後、特に既登録者の処理は行わず、そのまま終了する。
【0016】献血センタ10側では、情報処理端末12
が個人情報管理機関20からの応答を受信し、かつ、こ
の受信情報が既登録を示すメッセージではなかった場合
(ステップS5a)、情報処理端末12のディスプレイ
(図示省略)に、登録が完了したことを示すメッセージ
を表示し(ステップS6a)、その利用者100に関す
る新規の登録および献血処理を終了する。一方、個人情
報管理機関20からの応答が既登録である旨の情報であ
った場合、後述する既登録者の処理(図1におけるステ
ップS14a〜ステップS15a)を行う(ステップS
7a)。尚、血液型等の情報は、別途個人情報管理機関
20に通知され、管理サーバ24はこれも含めて個人情
報として個人情報格納部23に格納するものとする。
【0017】次に、図1を参照して既登録者が献血した
場合の動作について説明する。既登録者が献血を行う場
合、先ず、生体情報取得装置11によってその利用者1
00の生体情報である虹彩パターンデータを取得する
(ステップS11a)。オペレータ200は、これを情
報処理端末12より個人情報管理機関20に対して送信
する(ステップS12a)。
【0018】個人情報管理機関20側では、生体情報を
受信すると、管理サーバ24は、この生体情報をキーと
して生体情報格納部22を検索し、該当する生体情報が
格納されているかを確認する(ステップS11b、S1
2b)。該当する生体情報があった場合、管理サーバ2
4は、その生体情報に対応した利用者100の個人情報
を取り出し、情報処理端末12に応答する(ステップS
13b)。
【0019】個人情報管理機関20から応答を受信し、
かつ、この受信情報が未登録を示すメッセージではなか
った場合(ステップS13a)、情報処理端末12のデ
ィスプレイに、個人情報、即ち、氏名、生年月日、住所
等の個人の属性情報と、以前はいつ献血を行ったか、ま
た、血液型は何かといった献血を行ったことによる情報
とを表示する(ステップS14a)。オペレータ200
は、このような個人情報が誤っていないか利用者100
に確認し、かつ、前回の献血から一定期間が経過してい
るかといったことを確認し、問題がない場合は、利用者
100の献血を行う。そして、献血を行った日付等の情
報を更新し、この個人情報を個人情報管理機関20に送
信する(ステップS15a)。尚、上記ステップS13
aにおいて、利用者100が未登録である旨の情報を受
け取った場合は、上述した図3に示す未登録者処理を行
う(ステップS16a)。
【0020】個人情報管理機関20の管理サーバ24
は、情報処理端末12より更新された個人情報を受け取
ると、これを個人情報格納部23に格納する(ステップ
S14b)。また、上記ステップS12bにおいて、そ
の生体情報が生体情報格納部22に存在しなかった場合
は、未登録である旨の応答を情報処理端末12に対して
行い(ステップS15b)、上述した未登録者の処理
(ステップS1b〜ステップS4b)を行う(ステップ
S16b)。
【0021】〈効果〉以上のように具体例1によれば、
献血を行う利用者100の生体情報を個人の認証情報と
して予め登録し、利用者100が献血を行う場合、生体
情報に基づいて本人であるかを認証し、かつ、以前の献
血履歴の情報を個人情報として出力し、献血を行った場
合は、献血履歴を更新して個人情報を格納するようにし
たので、次のような効果がある。システムの運用側(献
血センタ10)では、利用者100(献血者)本人を確
実に把握できるため、個人情報管理が徹底でき、事故を
防止することができる。
【0022】また、利用者100にとっては、 ・献血手帳のように、本人を証明するようなものを持つ
必要がない。 ・献血の度毎に、個人情報を記入しなくてもよい。 ・例えば、献血時に検査した過去の内容等を時系列的に
参照できるサービスを受けることも可能となり、自己管
理に役立たせることができる。このようなサービスの実
現方法の一例としては、情報処理端末12にプリンタを
接続し、このプリンタによって、献血履歴や検査情報を
出力する。あるいは、献血後、個人情報管理機関20よ
り利用者100宛に献血履歴や検査情報を郵送したり、
電子メールで通知するといった方法がある。あるいは、
献血に関するWebサイトを用意し、このWebサイト
を利用者100がアクセスすることで、「あなたの献血
結果は以上の通りです」といった通知を行うようにして
もよい。
【0023】しかも、本具体例では、個人認証に虹彩パ
ターンデータといった生体情報を用いているので認証情
報としての経年変化が小さく、長期的な個人情報の管理
を行う場合でも信頼性が高いという効果がある。
【0024】尚、上記具体例1では、個人情報として献
血時の各種情報の例を説明したが、これに限定されるも
のではなく、例えば、健康診断等、個人に関する特定の
処理の情報を個人情報として時系列に管理する個人情報
管理方法であれば同様に適用可能である。
【0025】《具体例2》具体例2では、複数の異なる
機関が管理する個人情報を相互に利用できるようにした
例である。
【0026】〈構成〉図4は、具体例2の構成図であ
る。図示のシステムでは、複数の医療機関40−1〜4
0−nがネットワーク30に接続され、かつ、相互認証
サービスサーバ50がネットワーク30に接続されてい
る。医療機関40−1〜40−nは、それぞれが独立し
て個人情報を管理する機関であり、各医療機関40−1
〜40−nは、生体情報取得装置11、情報処理端末1
2、情報格納部13(生体情報格納部14、個人情報格
納部15)、管理サーバ16、カルテサーバ17を備え
ている。生体情報取得装置11および情報処理端末12
は、具体例1と同様の構成であるが、生体情報取得装置
11の利用者100は患者であり、情報処理端末12を
操作するオペレータ200は、医療機関受付のオペレー
タあるいは診療する医師である。
【0027】情報格納部13における生体情報格納部1
4は、具体例1の生体情報格納部22と同様に、各医療
機関40−1〜40−n毎の利用者100の生体情報を
格納する格納部である。尚、本具体例においても生体情
報は虹彩パターンデータであるとする。管理サーバ16
は、情報処理端末12にLAN等によって接続され、情
報処理端末12から受け取った生体情報に基づき生体情
報格納部14の生体情報を参照して個人認証を行い、認
証された個人に該当する個人情報の取得をカルテサーバ
17を介して行ってこれを情報処理端末12に送信する
サーバである。また、管理サーバ16は、情報処理端末
12から他の医療機関に対して個人情報の取得要求があ
った場合、ネットワーク30を介して相互認証サービス
サーバ50に生体情報に該当する個人情報の取得要求を
行い、この要求に対して個人情報が応答としてあった場
合は、応答された個人情報を情報処理端末12に送信す
る機能を有している。個人情報格納部15は、個人情報
として利用者100の電子カルテ(電子化されたカルテ
の情報)を格納する格納部である。カルテサーバ17
は、管理サーバ16や情報処理端末12とLAN等で接
続され、管理サーバ16から指示に従い、該当する利用
者100の電子カルテを個人情報格納部15から検索し
て取り出すサーバである。
【0028】尚、各医療機関40−1〜40−nにおい
て、複数の診療科がある場合は、全ての診療科での利用
者100の生体情報および個人情報が、生体情報格納部
14および個人情報格納部15に格納されるとする。ま
た、本具体例では、個人情報格納部15を管理するサー
バとしてカルテサーバ17を設けたが、管理サーバ16
がその機能を持つよう構成してもよい。
【0029】相互認証サービスサーバ50は、任意の医
療機関40−1〜40−nの管理サーバ16より、他の
医療機関40−1〜40−nへのカルテ取得要求があっ
た場合は、他の医療機関40−1〜40−nを検索して
要求されたカルテを取得し、これを要求元の管理サーバ
16に送信する機能を有している。
【0030】〈動作〉先ず、利用者100の新規登録処
理について説明する。図5は、新規登録処理を示すフロ
ーチャートである。新規の患者(利用者100)に対し
て、医療機関の受付にて、または、医師が診察する時
に、生体情報取得装置11を用いてその生体情報を取得
する(ステップS21)。これと共にその利用者100
のカルテを作成し(ステップS22)、これら情報を管
理サーバ16に送る。管理サーバ16では、利用者10
0の生体情報とカルテとをリンク付けし(ステップS2
3)、生体情報格納部14に利用者100の生体情報を
格納し(ステップS24)、カルテサーバ17に対して
カルテを格納するよう指示を行う。これにより、カルテ
サーバ17は、個人情報格納部15に個人情報としてカ
ルテを格納する(ステップS25)。
【0031】次に、既に登録した患者(利用者100)
の場合を説明する。図6は、既登録の利用者100の処
理を示すフローチャートである。既登録の患者の場合
は、医師が診察を行うときに、生体情報取得装置11に
よりその利用者100の生体情報を取得する(ステップ
S31)。そして、この生体情報に基づき情報処理端末
12を操作して個人情報格納部15よりカルテを呼び出
し(ステップS32)、カルテの内容を情報処理端末1
2のディスプレイ(図示省略)に表示する(ステップS
33)。このとき、他の医療科でのカルテも取り出すこ
とができるため、その利用者100に対して他の病気と
の関連性も確認しながら診察を進めることもできる。
【0032】そして、利用者100に対して診療を行っ
た場合は、この内容をカルテに反映させてカルテを更新
し、管理サーバ16に送る(ステップS34)。管理サ
ーバ16はカルテサーバ17に対して更新されたカルテ
の格納を指示し、カルテサーバ17は、更新されたカル
テを個人情報格納部15に格納する(ステップS3
5)。このような処理により、それぞれの医療機関40
−1〜40−nでは、各医療科のカルテが集中管理され
る。
【0033】次に、他の医療機関40−1〜40−nの
カルテを参照する場合を説明する。例えば、ある患者が
小規模な診療機関で受診後、大規模な診療機関で診察を
受けるといった場合がある。即ち、ある医療機関40−
pで受診後、これとは異なる医療機関40−qで診察を
受けるような場合である。このような場合でも、相互認
証サービスサーバ50を用いることにより、他の医療機
関40−pのカルテを参照することが可能となる。
【0034】図7は、他の医療機関40−1〜40−n
のカルテを参照する場合のフローチャートである。ここ
で、特定の患者(利用者100)が、以前に診療した医
療機関を医療機関40−p、新たに診察する医療機関を
医療機関40−qとする。利用者100が医療機関40
−qに新規で来院すると、図5で示した新規受付処理を
行う(ステップS41a)。そして、医師が、他の医療
機関40−qでのカルテを参照したい場合、情報処理端
末12よりカルテの取得を要求すると、管理サーバ16
は、利用者100の生体情報をネットワーク30を介し
て相互認証サービスサーバ50に送る(ステップS42
a)。
【0035】相互認証サービスサーバ50では、カルテ
の取得要求を受信すると(ステップS41b)、受信し
た生体情報に基づき、全ての医療機関40−1〜40−
nに対して、カルテの取得要求を送信する(ステップS
42b)。その後、いずれかの医療機関40−1〜40
−nより応答を待ち(ステップS43b)、応答(医療
機関40−pからの応答)があった場合は、その医療機
関40−pの保有するカルテデータを医療機関40−q
に送る(ステップS44b)。
【0036】医療機関40−qでは、相互認証サービス
サーバ50より送られた医療機関40−pのカルテを表
示する(ステップS43a)。これにより、その患者に
関する他の医療機関40−qでのカルテを参照して診療
を行うことができる。
【0037】〈効果〉以上のように、具体例2によれ
ば、各医療機関40−1〜40−nで、生体情報とカル
テデータとを関連付けて格納し、かつ、相互認証サービ
スサーバ50で、各医療機関40−1〜40−nのカル
テデータを参照するようにしたので、次のような効果が
ある。
【0038】医療機関では、 ・本人を厳密に確認しながら診療を進められるため、カ
ルテ参照ミスによる誤診療を未然に防止することができ
る。 ・自医療機関にかかわらず他の医療機関において行った
過去の診療を全て利用できるため、総合的な診療サービ
スを提供することができる。 ・その結果、病院に対する患者の信頼性を向上させるこ
とができる。
【0039】また、患者側では、 ・病院を替わる度に同じような検査を何度もしなくても
済む。 ・別な診療科のカルテも参照してもらえるため、その診
療科だけでなく、総合的に診察してもらえるという安心
感がある。 ・新規の病院でも、それまで使用していた薬をあえて持
参するといったことを行う必要がなく、既使用薬を考慮
した診療を受けることができる。
【0040】更に、医療機関40−1〜40−nを管理
する国側では、 ・検査の重複を減少させることができるため、診療報酬
の削減を図ることができる。
【0041】また、相互認証サービスサーバ50の管理
者は、各医療機関40−1〜40−n相互の認証を行う
サービスをビジネスとすることができる。
【0042】尚、上記具体例2では、他の医療機関40
−1〜40−nのカルテを参照する場合は、情報処理端
末12より明示的に管理サーバ16に対して指示するよ
うにしたが、自医療機関である利用者100が登録され
ていない場合は、自動的に相互認証サービスサーバ50
にアクセスするようにしてもよい。即ち、情報処理端末
12から利用者100の生体情報に基づくカルテの要求
があった場合、管理サーバ16は、先ず生体情報格納部
14においてその利用者100の生体情報を検索し、見
つからない場合は、相互認証サービスサーバ50に対し
て他の医療機関40−1〜40−nへの問い合わせを行
うようにしてもよい。
【0043】また、具体例2では、相互認証サービスサ
ーバ50が対象とするデータはカルテデータのみとした
が、これ以外にも、例えば健康診断結果や、保健所での
予防接種情報等、健康管理に付随する他の個人情報とも
相互に参照できるよう、更に上位のサーバを設けてサー
ビスを行うようにしてもよい。このようにすれば更に総
合的な個人情報管理システムを構築することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の個人情報管理方法の具体例1における
利用者が既登録の場合の動作を示すフローチャートであ
る。
【図2】本発明の個人情報管理システムの具体例1の構
成図である。
【図3】具体例1の新規登録処理を示すフローチャート
である。
【図4】本発明の個人情報管理システムの具体例2の構
成図である。
【図5】具体例2の新規登録処理を示すフローチャート
である。
【図6】具体例2の既登録の利用者の処理を示すフロー
チャートである。
【図7】具体例2の他の医療機関のカルテを参照する場
合のフローチャートである。
【符号の説明】
11 生体情報取得装置 12 情報処理端末 13、21 情報格納部 16、24 管理サーバ 50 相互認証サービスサーバ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 個人に関する特定の処理の情報を個人情
    報として時系列に管理する個人情報管理方法であって、 予め、個人の生体情報を当該個人の認証情報として登録
    し、 任意の個人に対して前記特定の処理を行う場合は、 前記任意の個人の生体情報を取得して個人認証を行い、
    認証された場合は当該個人の個人情報を取り出し、 前記特定の処理を行った後は、当該特定の処理が行われ
    たことを反映させて前記個人情報を更新することを特徴
    とする個人情報管理方法。
  2. 【請求項2】 利用者の生体情報を取得する生体情報取
    得装置と、 前記生体情報取得装置で取得した生体情報を送信すると
    共に、前記利用者に関する特定の処理が実行された場合
    は、当該特定の処理が実行されたことを反映させて個人
    情報を更新する情報処理端末と、 予め、利用者の生体情報と、当該利用者に関する特定の
    処理の実行記録を含む個人情報を格納する情報格納部
    と、 前記情報処理端末から生体情報を受信した場合、その生
    体情報と前記情報格納部の生体情報とを照合して個人認
    証を行い、認証された個人に該当する個人情報を前記情
    報格納部から取り出して前記情報処理端末に送信すると
    共に、前記情報処理端末より更新された個人情報を受け
    取った場合は、新たな個人情報としてこれを前記情報格
    納部に格納する管理サーバとを備えたことを特徴とする
    個人情報管理システム。
  3. 【請求項3】 それぞれ個人に関する特定の処理の情報
    を個人情報として時系列に管理する複数の機関に対し、
    これら複数の機関の個人情報管理を行う個人情報管理方
    法であって、 各機関は、 予め、個人の生体情報を当該個人の認証情報として登録
    し、 任意の個人に対して前記特定の処理を行う場合は、 前記任意の個人の生体情報を取得して個人認証を行い、
    認証された場合は当該個人の個人情報を取り出し、 前記特定の処理を行った後は、当該特定の処理が行われ
    たことを反映させて前記個人情報を更新する共に、いず
    れかの機関から、任意の個人の生体情報に基づき、当該
    任意の個人の個人情報の取得要求があった場合、当該個
    人情報を検索して、該当する個人情報を取り出してこれ
    を要求元に送信することを特徴とする個人情報管理方
    法。
  4. 【請求項4】 それぞれ個人情報に関して同様に管理を
    行う複数の機関において、各機関は、 利用者の生体情報を取得する生体情報取得装置と、 前記生体情報取得装置で取得した生体情報を送信すると
    共に、前記利用者に関する特定の処理が実行された場合
    は、当該特定の処理が実行されたことを反映させて個人
    情報を更新する情報処理端末と、 予め、利用者の生体情報と、当該利用者に関する特定の
    処理の実行記録を含む個人情報を格納する情報格納部
    と、 前記情報処理端末から生体情報を受信した場合、その生
    体情報と前記情報格納部の生体情報とを照合して個人認
    証を行い、認証された個人に該当する個人情報を前記情
    報格納部から取り出して前記情報処理端末に送信すると
    共に、前記情報処理端末より更新された個人情報を受け
    取った場合は、新たな個人情報としてこれを前記情報格
    納部に格納する管理サーバとを備え、 かつ、 いずれかの機関の前記管理サーバから、任意の個人の生
    体情報に基づき、当該個人の個人情報の取得要求があっ
    た場合、当該個人情報を検索して、該当する個人情報を
    取り出してこれを要求元の前記管理サーバに送信する相
    互認証サービスサーバを設けたことを特徴とする個人情
    報管理システム。
JP2000274247A 2000-09-11 2000-09-11 個人情報管理方法およびシステム Pending JP2002083064A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000274247A JP2002083064A (ja) 2000-09-11 2000-09-11 個人情報管理方法およびシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000274247A JP2002083064A (ja) 2000-09-11 2000-09-11 個人情報管理方法およびシステム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002083064A true JP2002083064A (ja) 2002-03-22

Family

ID=18760034

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000274247A Pending JP2002083064A (ja) 2000-09-11 2000-09-11 個人情報管理方法およびシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002083064A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016181171A (ja) * 2015-03-24 2016-10-13 株式会社 ゆうちょ銀行 情報処理装置、システム、方法およびプログラム
JP2018523213A (ja) * 2015-06-08 2018-08-16 コネクテイト ソリューション ワイ アプリケーション, エス.エル.ユー.Conectate Soluciones Y Aplicaciones,S.L.U. 血液ドナーの統一的登録および識別の方法
US20200279631A1 (en) * 2019-03-01 2020-09-03 Alclear, Llc Biometric secured medical check in

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016181171A (ja) * 2015-03-24 2016-10-13 株式会社 ゆうちょ銀行 情報処理装置、システム、方法およびプログラム
JP2018523213A (ja) * 2015-06-08 2018-08-16 コネクテイト ソリューション ワイ アプリケーション, エス.エル.ユー.Conectate Soluciones Y Aplicaciones,S.L.U. 血液ドナーの統一的登録および識別の方法
US20200279631A1 (en) * 2019-03-01 2020-09-03 Alclear, Llc Biometric secured medical check in

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102144532B1 (ko) 블록체인 기반의 cPHR 서비스 운용 방법
JPH10312430A (ja) 医療情報処理システム
JP2002092235A (ja) 医療機関紹介システムと方法
US20020040305A1 (en) Apparatus, system and method for managing diagnostic information
WO2019198358A1 (ja) 個人医療情報集約システム
KR20130095443A (ko) 휴대용 사용자 단말 및 이를 이용한 모바일 의료 정보 시스템
JP2003186997A (ja) 統合電子カルテシステム、電子カルテサーバ、および個別電子カルテシステム
US20110071852A1 (en) Health Information Management Systems and Methods
JP2016148999A (ja) 医療支援システム、その作動方法及び医療支援プログラム並びに医療支援装置
CN111627543B (zh) 一种基于微信公众号的医院智慧管理系统
KR102110388B1 (ko) 지역적 블록체인 기반의 cPHR 서비스 운용 방법
CN112102965A (zh) 一种基于临床辅助和区域协同的医疗信息管理系统
JP2002083064A (ja) 個人情報管理方法およびシステム
JP3235050B2 (ja) 眼底画像蓄積伝送協調診断支援システム
JPH11143956A (ja) 診療情報を他医療機関に開示する方法及び装置
JP2002203045A (ja) 医療データ管理システムおよび医療データ管理装置
JP2002073807A (ja) 医療情報システム、医療情報サーバ装置、医療情報端末装置および医療情報管理方法
KR101919236B1 (ko) 스마트 요양간호를 지원하는 시스템 및 방법
JP7442371B2 (ja) 患者情報管理装置、患者情報管理方法、及び患者情報管理プログラム
JPH11306261A (ja) 患者情報共有システム
JP2004252753A (ja) 医療支援システム、医療支援方法、医療支援サーバ、医療支援プログラム
WO2020183727A1 (ja) 診察手帳システム、患者端末及び制御方法
JP4262143B2 (ja) 診察支援装置、診察支援プログラム、および診察支援方法
JP2022105862A (ja) 問診情報取得システム、問診情報取得方法、および、コンピュータプログラム
CN111667910A (zh) 一种基于计算机医疗的病理管理系统