JP2002082752A - キーボード及び情報処理装置 - Google Patents

キーボード及び情報処理装置

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JP2002082752A
JP2002082752A JP2000270454A JP2000270454A JP2002082752A JP 2002082752 A JP2002082752 A JP 2002082752A JP 2000270454 A JP2000270454 A JP 2000270454A JP 2000270454 A JP2000270454 A JP 2000270454A JP 2002082752 A JP2002082752 A JP 2002082752A
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JP
Japan
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keys
keyboard
button
main body
information processing
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Application number
JP2000270454A
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English (en)
Inventor
Kenichi Yasugata
顕一 安形
Fumiyoshi Hayashi
文祥 林
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 操作キーに対する良好な操作性を確保した上
でキーボードの小型化を図る。 【解決手段】 横1列に隣接して配置されると共に所定
の機能の実行が可能な複数のファンクションキー5b、
5b、・・・と、横1列に隣接して配置されると共に数
字の入力が可能な複数の数字キー5i、5i、・・・
と、 横3列に分配され隣接して配置されると共にアル
ファベットの入力が可能な複数のアルファベットキー5
k、5k、・・・とを設け、ファンクションキーと数字
キーとアルファベットキーとこれらのキー以外の他の操
作キーと5、5、・・・を少なくとも横7列に分配して
配置した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はキーボード及び情報
処理装置に関する。詳しくは、所定の操作キーが配置さ
れて成るキーボード及びキーボードが設けられたコンピ
ュータ本体に表示部が回動自在に支持された情報処理装
置についての技術分野に関する。
【0002】
【従来の技術】複数の操作キーが配置されたキーボード
を有するコンピュータ本体に対して表示部が開閉自在に
支持された携帯用の情報処理装置がある。
【0003】情報処理装置には、コンピューターとして
の機能だけではなく他の機能、例えば、撮影機能を付加
してビデオカメラとして使用できるカメラ部を搭載し、
機能性の向上を図るようにしたものがある。
【0004】このような情報処理装置にあっては、使用
者は、情報処理装置をコンピュータとして使用し、操作
キーに対する操作によって情報の入力等を行うことがで
き、また、情報処理装置をビデオカメラとして使用し、
カメラ部を用いて静止画や動画を撮影したりコンピュー
タ本体に内蔵されている所定の記録媒体等に撮影した画
像を取り込んで記録することができるようになってい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記したカ
メラ部が搭載された情報処理装置にあっては、カメラ部
を、例えば、コンピュータ本体の側縁部に一体的に設け
るようにすることが考慮される。
【0006】ところが、キーボードの大きさを変えるこ
となく、カメラ部をコンピュータ本体の一方の側縁部に
設けようとした場合には、カメラ部を含めたコンピュー
タ本体全体の横幅が大きくなり、情報処理装置の大型化
を来たすという不具合を生じてしまう。
【0007】一方、図25に示すように、コンピュータ
本体aの大きさを変えることなく、カメラ部bをコンピ
ュータ本体aの一方の側縁部cに設けようとした場合に
は、カメラ部bを設ける分、キーボードdが小さくなり
操作キーe、e、・・・が縮小されてしまい、操作キー
e、e、・・・に対する操作に支障を来たすこととな
る。例えば、カメラ部bを含めたコンピュータ本体aの
横幅を従来のコンピュータ本体と同様の238mmに設
定したときには、カメラ部bの大きさを考慮するとキー
ボードdの横幅が168mmとなり、操作キーe、eの
中心間のピッチであるキーピッチは最小値が約11mm
となってしまう。
【0008】そこで、本発明キーボード及び情報処理装
置は、上記した問題点を克服し、操作キーに対する良好
な操作性を確保した上でキーボードの小型化を図ること
を課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明キーボードは、上
記した課題を解決するために、横1列に隣接して配置さ
れると共に所定の機能の実行が可能な複数のファンクシ
ョンキーと、横1列に隣接して配置されると共に数字の
入力が可能な複数の数字キーと、横3列に分配され隣接
して配置されると共にアルファベットの入力が可能な複
数のアルファベットキーとを設け、ファンクションキー
と数字キーとアルファベットキーとこれらのキー以外の
他の操作キーとを少なくとも横7列に分配して配置した
ものである。
【0010】また、本発明情報処理装置は、上記した課
題を解決するために、キーボードを有するコンピュータ
本体と該コンピュータ本体に対して回動可能な表示部と
を備えた情報処理装置において、キーボードに、横1列
に隣接して配置されると共に所定の機能の実行が可能な
複数のファンクションキーと、横1列に隣接して配置さ
れると共に数字の入力が可能な複数の数字キーと、横3
列に分配され隣接して配置されると共にアルファベット
の入力が可能な複数のアルファベットキーとを設け、フ
ァンクションキーと数字キーとアルファベットキーとこ
れらのキー以外の他の操作キーとを少なくとも横7列に
分配して配置したものである。
【0011】従って、本発明キーボード及び情報処理装
置にあっては、良好な操作性の維持が可能な操作キー間
の十分なキーピッチが確保される。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を添
付図面に従って説明する。
【0013】情報処理装置1はコンピュータ本体2と表
示部3とを備えている(図1乃至図5参照)。尚、コン
ピュータ本体2の以下の説明にあっては、キーボードに
配置された操作キーが上方を向きコンピュータ本体2の
後方側に表示部3が位置されている状態において前後左
右及び上下方向を規定する。
【0014】コンピュータ本体2の上面部2aにはキー
ボード4が設けられ、該キーボード4には所定の操作キ
ー5、5、・・・が配置されている(図1及び図6参
照)。コンピュータ本体2の内部にはCPU(中央演算
処理装置)等の処理手段が設けられており、キーボード
4の操作キー5、5、・・・等に対する操作によって入
力された信号についての各処理が行われる。
【0015】操作キー5、5、・・・は、右端手前側に
位置する3つの操作キー5、5、5を除いて横7列に隣
接して配置されている(図1及び図6参照)。
【0016】操作キー5、5、・・・は複数の異なる種
類の各キーから成る(図6参照)。
【0017】最後列、即ち、第1列には、前の操作の段
階に戻すため等のエスケープキー5a及び所定の機能を
実行させるためのファンクションキー5b、5b、・・
・(F1〜F12)が配置されている。
【0018】最後列の1つ前側の列である第2列には、
内蔵されたアプリケーションソフトウェアを立ち上げる
ためのアプリケーションキー5c、表示されている画像
を取り込むためのプリントスクリーンキー5d、所定の
記号やカナを入力するための記号キー5e、5e及びカ
ナキー5f、5f、5f、入力した文字を削除するため
のディリートキー5g及びバックスペースキー5h等が
配置されている。
【0019】第2列の1つ前側の列である第3列には、
数字の入力が可能な数字キー5i、5i、・・・及び1
つの記号キー5eが配置されている。
【0020】第4列には、カーソルを所定の位置にジャ
ンプさせるためのタブキー5jとアルファベットの入力
が可能なアルファベットキー5k、5k、・・・が配置
されている。尚、アルファベットキー5k、5k、・・
・は、カナキー5f、5f、・・・としても機能する。
そして、第3列と第4列とに跨って、右端に入力等を確
定するためのエンターキー5lが配置されている。
【0021】第5列には、入力文字を変換するためのキ
ャプスロックキー5mとアルファベットキー5k、5
k、・・・とカナキー5f、5fが配置されている。
【0022】第6列には、他の操作キー5、5、・・・
と組み合わせて使用され特定の機能を実行させるための
シフトキー5n、アルファベットキー5k、5k、・・
・及びカナキー5f、5fが配置されている。
【0023】第7列には、他の操作キー5、5、・・・
と組み合わせて使用され特定の機能を実行するためのコ
ントロールキー5o、5o及びオルトキー5p、ウイン
ドウズ(登録商標)ソフトウェアのスタートメニューを
表示するためのウインドウズキー5q、スペースを設け
る等のためのスペースキー5r、シフトキー5n、カー
ソルを移動するための移動キー5s等が配置されてい
る。
【0024】第8列には、右端側に寄って3つの移動キ
ー5s、5s、5sが配置されている。
【0025】操作キー5、5、・・・は以上のように配
置されており、ファンクションキー5b、5b、・・
・、数字キー5i、5i、・・・及びアルファベットキ
ー5k、5k、・・・は、既存のキーボードにおける操
作キーの配列状態と全く変わっていない。また、カナキ
ー5f、5f、・・・も入力文字「へ」、「ほ」、
「む」を除いては既存のキーボードにおける操作キーの
配列状態と全く変わっていない。
【0026】例えば、後述するカメラ部を含めたコンピ
ュータ本体2の全体の横幅H1(図6参照)を従来のコ
ンピュータ本体cの横幅と同じ249mmに設定する
と、カメラ部の大きさを考慮してキーボード4の横幅H
2(図6参照)が178mmとなる。そして、操作キー
5、5の中心間のピッチであるキーピッチは、既存のキ
ーボードの操作キーの配列状態である横6列の配置を変
更した結果、最小で13.8mmが確保されている。
【0027】従って、情報処理装置1にあっては、上記
のように操作キー5、5、・・・を配置したことによ
り、良好な操作性を維持するための十分なキーピッチを
確保した上で、キーボード4の小型化を図ることができ
る。
【0028】また、ファンクションキー5b、5b、・
・・は、通常、操作時にブラインドタッチされない操作
キー5、5、・・・であるため、上記のように、ファン
クションキー5b、5b、・・・を最後列である第1列
に配置しブラインドタッチされる他の操作キー5、5、
・・・を第2列以下に配置することにより、ブラインド
タッチの操作に支障を来たすようなことがなく、良好な
操作性を維持することができる。
【0029】尚、上記には、キーボード4の操作キー
5、5、・・・を横7列又は8列に配列した場合を示し
たが、良好な操作性を維持できるだけのキーピッチが確
保されキーボード4の良好な使い勝手を確保することが
できれば、横7列又は8列に限らず、操作キー5、5、
・・・をそれ以上の列に配列してもよい。
【0030】コンピュータ本体2の上面部2aの前端部
でその左右方向における中央部には、マウスカーソルの
移動に用いられスティック式ポインティングデバイス
6、マウスの左釦及び右釦に相当する左クリック釦7及
び右クリック釦8、スクロール操作するためのセンター
釦9が設けられている(図1参照)。コンピュータ本体
2の中央部2aの前端部には、左右に離間してロック爪
挿通孔10、10が形成されている(図1参照)。そし
て、後述するように、必要に応じて、コンピュータ本体
2の内部に設けられた図示しない一対のロック爪が、そ
れぞれロック爪挿通孔10、10から上方へ突出される
ようになっている。
【0031】コンピュータ本体2の上面部2aには、キ
ーボード4の直ぐ後方でその右端部にインジケーター1
1、11、・・・が設けられており(図1参照)、該イ
ンジケーター11、11、・・・はそれぞれ後述する板
状の記憶媒体のアクセス状態、ナムロックキーの操作状
態、キャプスロックキー5mの操作状態、スクロールロ
ックの状態を表示するものである。また、インジケータ
ー11、11、・・・の右側には、電源釦12が配置さ
れている。
【0032】コンピュータ本体2の上面部2aの後端部
には左右に離間して支持突部13、13が突設され、該
支持突部13、13は左右方向に長く形成されている
(図1及び図2参照)。そして、左側の支持突部13に
はインジケーター14、14、14が設けられ、該イン
ジケーター14、14、14はそれぞれ電源の入力状
態、後述するバッテリーの充電状態、コンピュータ本体
2に内蔵されたハードディスクの駆動状態を表示するも
のである。
【0033】コンピュータ本体2の前面部2bの右端寄
りの位置には、放熱孔15が形成され(図2参照)、コ
ンピュータ本体2の内部に放熱孔15に対応した位置に
図示しないファンが配置されている。そして、前面部2
bの左端寄りの位置には、スライド摘子16が支持され
ており、該スライド摘子16を左方へスライド操作する
と、上記ロック爪がロック爪挿通孔10、10から上方
へ突出され、スライド摘子16を右方へスライド操作す
ると、突出されていたロック爪がコンピュータ本体2内
に収納されるようになっている。また、コンピュータ本
体2の右端寄りの位置には、前面部2bから底面部にか
けて回り込むようにして、前方及び下方から視認可能な
撮影時点灯レンズ17が設けられている。撮影時点灯レ
ンズ17は、後述するカメラ部を用いた撮影時に点灯さ
れるようになっており、被撮影者は撮影時点灯レンズ1
7を視認することにより撮影されていることを認識する
ことができる。
【0034】コンピュータ本体2の左側面部2cには、
その後方側からステレオスピーカー18、ACアダプタ
ーが接続されるDCジャック19、各種の記録再生機器
又はマイクロフォンとの接続用のLINEIN/MIC
コネクタ20、ヘッドフォン接続用のヘッドフォンジャ
ック21が設けられている(図3参照)。そして、左側
面部2cには、ヘッドフォンジャック21の前側にモジ
ュラージャック用のモデム端子22、モニター接続のた
めのVGA(Video Graphics Array)OUTコネクタ2
3が設けられ、これらのモデム端子22及びVGAOU
Tコネクタ23は、非使用時にはカバー24によって保
護されている。また、左側面部2cの前端部には、US
B(Universal Serial Bus)端子25が設けられてい
る。さらに、左側面部2cには、PCカードが挿入され
るPCカードスロット26が設けられ、該PCカードス
ロット26の近傍に挿入したPCカードを取り出すため
のイジェクト釦26aが設けられている。
【0035】コンピュータ本体2の底面部2dには、そ
の略中央部に、三脚ネジ穴27が形成されている(図4
参照)。この三脚ネジ穴27は三脚を立てるための穴で
あり、後述するカメラ部による撮影時に三脚を用いて情
報処理装置1を固定することにより、例えば、定点観測
を行うことができ、情報処理装置1の用途の向上が図ら
れる。
【0036】コンピュータ本体2の底面部2dの前端寄
りの位置には、後述するカメラ部のレンズ保護キャップ
を保持する保持凹部28が形成されている(図4参
照)。
【0037】コンピュータ本体2の後端部には内部にバ
ッテリーが装着されたバッテリーパック29が着脱自在
に設けられる(図4参照)。そして、底面部2dの後端
部には、左右に離間してバッテリー用摘子30、30が
スライド自在に支持されており、バッテリー用摘子3
0、30をそれぞれ所定の方向へスライド操作すること
により、取り付けられたバッテリーパック29のコンピ
ュータ本体2へのロック又はコンピュータ本体2からの
取外を行うことができる。
【0038】コンピュータ本体2の右端部はその後端部
が右方へ突設されて釦配置部31として設けられている
(図1、図4及び図5参照)。釦配置部31の側面、即
ち、コンピュータ本体2の右側面部2eには、後方側か
らステレオスピーカー32、所謂ビデオデッキ等と接続
するための4ピン対応のIEEE(Institute of Elect
rical and Electronics Engineers)1394端子3
3、テレビジョンと接続するためのAVOUT端子34
が設けられている。また、右側面部2eには、板状の記
憶媒体を挿入するためのスロット35が設けられてい
る。
【0039】釦配置部31の上面には、手前側にアプリ
ケーション釦36、その後側にメニュー釦37、これら
両者の間の右側と左側にそれぞれA釦38、B釦39が
設けられている(図1参照)。これらの各釦36、3
7、38、39は、何れもカメラ部による撮影時に使用
する釦であり、これらの機能については後述する。
【0040】釦配置部31の前方にはCCD(Charge C
oupled Device)撮像素子を有するカメラ部40が設け
られ、該カメラ部40はコンピュータ本体2の前端寄り
の右側面に設けられた図示しない軸を介してコンピュー
タ本体2に回動自在に支持されている(図1、図2、図
4及び図5参照)。このカメラ部40は、例えば、光学
10倍ズーム、手ぶれ補正機能、オートフォーカス機能
といった高性能の機能を有している。
【0041】カメラ部40はレンズ鏡筒41と該レンズ
鏡筒41の一端部に設けられたフォーカスリング42と
を有し、レンズ鏡筒41内には、所要のレンズ群が配置
されている。カメラ部40には、前面レンズ43を保護
するレンズ保護キャップ44が着脱自在に設けられ、該
レンズ保護キャップ44はレンズ鏡筒41に結ばれた紐
45の先端部に取り付けられている(図12参照)。
【0042】カメラ部40の撮影時に取り外されたレン
ズ保護キャップ44は、コンピュータ本体2の底面部2
dに形成された上記保持凹部28に挿入して保持するこ
とができる。従って、カメラ部40による撮影時に取り
外されたレンズ保護キャップ44がぶらぶらして撮影の
邪魔になるようなことがなく、また、紛失するおそれも
ないので、情報処理装置1の使い勝手の向上を図ること
ができると共にカメラ部40の不使用時に前面レンズ4
3を確実に保護することができる。
【0043】表示部3には、LCD(Liquid Crystal D
isplay)を有する表示画面46が設けられ、該表示画面
46の周縁が枠部47として形成されている(図1参
照)。尚、表示部3の以下の説明にあっては、表示画面
46が前方又は上方を向いた状態において左右方向を規
定し、コンピュータ本体2に支持された側を一端側、そ
の反対側を他端側とする。また、表示画面46が設けら
れた面を前面、その反対側の面を後面とする。
【0044】枠部47の前面47aには、その右端部に
撮影釦として機能するキャプチャー釦48と画角を変更
するためのズーム摘子49とが設けられている(図1参
照)。キャプチャー釦48が半押し状態にされたときに
カメラ部40によって撮影される画像のフォーカシング
調整が為され、全押し状態にされたときにフォーカシン
グ調整された画像が取り込まれるようになっている。ま
た、ズーム摘子49をスライド操作することにより、ズ
ーム機能(広角又は望遠)が発揮され画角の変更が為さ
れる。尚、ズーム摘子49を他端側へスライドさせると
Wide(広角)、一端側へスライドさせるとTele
(望遠)となる。
【0045】枠部47の右側面47bには、一部が側方
へ突出されたジョグダイヤル50が設けられている(図
1、図5、図7及び図8参照)。ジョグダイヤル50
は、図7に示すように、回転操作により、例えば、表示
画面46に表示されたジョグダイヤル用のウインドウ上
のアプリケーションソフトウェアのメニューがスクロー
ルされ、図8に示すようにジョグダイヤル50の回転軸
方向への押圧操作により選択されたメニューの実行が為
されるようになっている。尚、情報処理装置1にあって
は、表示画面46にジョグダイヤル用のウインドウが常
に表示されるようになっているが、一定時間経過後にこ
のウインドウを閉じるように設定することも可能であ
る。
【0046】ジョグダイヤル50を回転操作するときに
は、所定の回転角度毎に軽い引っ掛かり、即ち、クリッ
ク感が生じるようになっている。従って、操作時に、回
転操作の量が触覚を通じて認識される。
【0047】上記ジョグダイヤル用のウインドウには、
例えば、「取扱説明書」、「○○ソフト」、「△△設
定」等のメニューが表示されており、これらのメニュー
をジョグダイヤル50の回転操作により選択し、ジョグ
ダイヤル50の押圧操作によって実行させ、例えば、表
示画面46の輝度調整、ステレオスピーカー18、32
の音量設定、カメラ部40の画質やモード(静止画又は
動画)設定等を行うことができる。
【0048】また、カメラ部40についての設定は、所
定のアプリケーションソフトウェア(以下、「ソフト
A」と言う。)が実行されることにより行われる。ソフ
トAの実行は、ジョグダイヤル50の操作によって行わ
れ、このソフトAの実行によって静止画モードと動画モ
ードの選択、表示画面46に表示される任意の静止画像
の選択、表示画面46に表示される任意の動画像の選
択、静止画像及び動画像のスクロール、動画像の再生・
一時停止等を行うことができる。
【0049】枠部47の右側面47bには、ジョグダイ
ヤル50より他端側にバック摘子51が設けられている
(図1及び図5参照)。バック摘子51は、ジョグダイ
ヤル50を誤って操作したときに、選択したメニューの
1つ前の階層に戻す機能を有する。
【0050】枠部47の前面47aには、その他端部4
7cに左右に離間して係合孔52、52が形成されてい
る(図1参照)。係合孔52、52は、表示画面46が
キーボード4と対向した状態で表示部3がキーボード4
を閉塞した閉塞位置において(図9参照)、それぞれコ
ンピュータ本体2のロック爪挿通孔10、10から上方
へ突出された上記ロック爪と係合され、これにより表示
部3が閉塞位置にロックされる。また、枠部47の他端
部47cにはマイクロフォン53が設けられている(図
1及び図4参照)。
【0051】枠部47の後面47dには、その他端部4
7cに左右に離間して係合孔54、54が形成されてい
る(図4参照)。係合孔54、54は、後面47dがキ
ーボード4と対向した向きで表示部3がキーボード4を
閉塞した閉塞位置において(図10参照)、それぞれコ
ンピュータ本体2のロック爪挿通孔10、10から上方
へ突出された上記ロック爪と係合され、これにより表示
部3が閉塞位置にロックされる。
【0052】キーボード4が開放された状態から表示部
3を閉塞位置へ向けて回動させた場合に、ロック爪がロ
ック爪挿通孔10、10から上方へ突出されていたとき
には、各ロック爪が係合孔52、52又は係合孔54、
54に自動的に係合してロックが為されるようになって
いる。また、キーボード4が開放された状態から表示部
3を閉塞位置へ向けて回動させた場合に、ロック爪がロ
ック爪挿通孔10、10から上方へ突出されていなかっ
たときには、コンピュータ本体2と表示部3とが当接さ
れた状態でコンピュータ本体2の前面部2bに設けられ
た上記スライド摘子16を左方へスライド操作すること
によりロック爪がロック爪挿通孔10、10から上方へ
突出され係合孔52、52又は係合孔54、54と係合
されて表示部3がロックされる。
【0053】尚、表示部3のロックを解除するときに
は、スライド摘子16を右方へスライド操作することに
よりロック爪がコンピュータ本体2内へ収納されてロッ
クが解除される。
【0054】コンピュータ本体2の後端部に設けられた
上記支持突部13、13間には、左右方向に長い支持部
材55が挿入されており、表示部3は支持部材55を介
してコンピュータ本体2に支持されている(図1、図2
及び図12参照)。即ち、支持部材55内には、支持突
部13、13に貫通された左右方向に延びる第1の支持
軸56が設けられ、該第1の支持軸56を介して支持部
材55が支持突部13、13に対して回動可能とされ、
表示部3は第1の支持軸56と直交する第2の支持軸5
7を介して支持部材55に対して回転可能とされている
(図12参照)。従って、表示部3は第1の支持軸56
を中心として支持突部13、13に対して支持部材55
と一体となって図12に示すR1−R2方向へ回動さ
れ、また、第2の支持軸57を介して支持部材55に対
して図12に示すS1−S2方向へ回転される。
【0055】以下に、情報処理装置1の回路構成につい
て説明する(図11参照)。
【0056】コンピュータ本体2には各種の機能を統括
的に制御するCPU58が設けられており、該CPU5
8がホストバス59に接続されている。そして、CPU
58によってRAM(Random Access Memory)60にロ
ードされた各種のプログラムやアプリケーションソフト
ウェアに応じた処理を、クロックジェネレータ61から
付与されるシステムクロックに基づいて所定の動作速度
で実行することにより、各種の機能を為し得るようにな
っている。
【0057】ホストバス59にはキャッシュメモリ62
が接続されており、該キャッシュメモリ62によってC
PU58が使用するデーターをキャッシュし、これによ
り高速アクセスが為されるようになっている。
【0058】ホストバス59は、PCI(Peripheral C
omponent Interconnect)バス63とホストPCIブリ
ッジ64を介して接続されている。そして、ホストPC
Iブリッジ64は、メモリバス65を介してRAM60
と接続されている。
【0059】PCIバス63には、ビデオコントローラ
66、IEEE1394インターフェース67、ビデオ
キャプチャー処理チップ68及びPCカードインターフ
ェース69が接続されている。
【0060】ホストPCIブリッジ64はCPU58と
ビデオコントローラ66、IEEE1394インターフ
ェース67、ビデオキャプチャー処理チップ68又はP
Cカードインターフェース69との間で行われる各種の
データーの授受を制御すると共にメモリバス65を介し
て接続されたRAM60のメモリーコントロールを行
う。また、ホストPCIブリッジ64は、ビデオコント
ローラ66とAGP(Accelerated Graphics Port)7
0に沿った信号線を介して接続されており、これにより
ホストPCIブリッジ64とビデオコントローラ66と
の間で画像データを高速転送されるようになっている。
【0061】ビデオキャプチャー処理チップ68は、シ
リアスバスであるSM(System Management)バス71
と接続されている。そして、ビデオキャプチャー処理チ
ップ68にSMバス71を介して上記カメラ部40によ
って撮影された画像データが供給されると、供給された
画像データがビデオキャプチャー処理チップ68に内蔵
された図示しないフレームメモリに一旦格納され、JP
EG(Joint Photographic Experts Group)規格にした
がって画像圧縮処理が為されてJPEG画像データが生
成され、生成されたJPEG画像データが再びフレーム
メモリに格納されるようになっている。
【0062】また、ビデオキャプチャー処理チップ68
は、CPU58から送出された指令信号に基づいてフレ
ームメモリに格納されているJPEG画像データをバス
マスタ機能を用いてRAM60に転送し、JPEG画像
データ(静止画データ)又はモーションJPEG画像デ
ータ(動画データ)としてHDD(Hard Disk Drive)
72に転送する。
【0063】ビデオコントローラ66はカメラ部40に
よって撮影された画像データやビデオキャプチャー処理
チップ68によって生成されたJPEG画像データに対
して所定のグラフィックス処理を施し、次いで内蔵され
ている図示しないVRAM(Video Random Access Memo
ry)に格納して適宜読み出し、LCDを有する上記表示
画面46に画像を表示する。また、ビデオコントローラ
66は供給される各種のアプリケーションソフトウェア
に基づく画像データを表示画面46に出力し、複数のウ
インドウ画面を表示する。
【0064】PCカードインターフェース69は上記P
Cカードスロット26に接続され、オプション機能を追
加するときにPCカードを介して装着されるようになっ
ており、例えば、CD−ROMドライブやDVDドライ
ブ等の外部デバイスとPCカードを介して接続される。
【0065】IEEE1394インターフェース67は
上記IEEE1394端子33と接続されており、例え
ば、他のコンピュータ装置やデジタルビデオカメラ等の
外部デバイスとIEEE1394端子33を介して接続
される。
【0066】上記PCIバス63はPCI−ISA(In
dustrial Standard Architecture)ブリッジ73を介し
てISAバス74と接続されており、PCI−ISAブ
リッジ73にはHDD72と上記USB端子25とが各
別に接続されている。PCI−ISAブリッジ73は、
IDE(Integrated Drive Electronics)インターフェ
ース、コンフィギュレーションレジスタ、RTC(Real
Time Clock)回路、USBインターフェース等によっ
て構成され、上記クロックジェネレータ61から付与さ
れるシステムクロックに基づいてIDEインターフェー
スを介してHDD72を制御する。
【0067】HDD72のハードディスクには、OS
(Operating System)、電子メールプログラム、オート
パイロットプログラム等の他、各種のアプリケーション
ソフトウェアが記憶されており、起動処理の過程でこれ
らのアプリケーションソフトウェア等がRAM60に転
送される。また、PCI−ISAブリッジ73は、US
B端子25を介して接続されるフロッピー(登録商標)
ディスクドライブ、プリンタ、USBマウス等の外部デ
バイスをUSBインターフェイスを介して制御すると共
にISAバス74に接続されるモデム75及びサウンド
コントローラ76を制御する。尚、モデム75は上記モ
デム端子22に接続され、また、サウンドコントローラ
76は上記ステレオスピーカー18、32及びマイクロ
フォン53に各別に接続される。
【0068】モデム75はモデム端子22を介して電話
回線及びインターネットを通じインターネットサービス
プロバイダと接続される。また、サウンドコントローラ
76はマイクロフォン53を通じて音声信号の取込及び
ステレオスピーカー18、32への音声信号の出力を行
う。
【0069】ISAバス74には、I/Oコントローラ
77が接続され、電源供給充電制御回路78を介して外
部電源コネクタ79から電力の供給が為され、上記電源
釦12がオンされたときに所要の各部に電力を供給す
る。そして、I/Oコントローラ77はクロックジェネ
レータ61と接続されており、該クロックジェネレータ
61から供給されるシステムクロックに基づいて動作さ
れる。また、電源供給充電制御回路78は、I/Oコン
トローラ77によって制御され、上記バッテリーパック
29のバッテリーの充電の制御を行う。
【0070】I/Oコントローラ77はマイクロコント
ローラ、I/Oインターフェイス、CPU、ROM、R
AM等によって構成され、フラッシュメモリ80に格納
されているBIOS(Basic Input Output System)に
基づいてOSやアプリケーションソフトウェアと表示画
面46やHDD72等の周辺機器との間におけるデータ
の入出力を制御する。
【0071】I/Oコントローラ77は反転スイッチ8
1と接続されており、上記カメラ部40がコンピュータ
本体2に対して所定の方向へ回動されたときに反転スイ
ッチ81をオンとし、その信号がPCI−ISAブリッ
ジ73及びホストPCIブリッジ64を介してCPU5
8に入力され、これにより表示画面46に表示される画
像が反転されるようになっている。
【0072】I/Oコントローラ77は上記キャプチャ
ー釦48とも接続されており、キャプチャー釦48が上
記したように半押し状態又は全押し状態にされたとき
に、その旨の信号がCPU58に入力され所定のモード
が設定される。
【0073】即ち、HDD72のハードディスクから撮
像用の所定のソフトウェアがRAM60に転送されてい
るときに、キャプチャー釦48が半押し状態にされる
と、静止画像モードが設定され静止画像がフリーズさ
れ、キャプチャー釦48が全押し状態にされると、フリ
ーズされた静止画像データが取り込まれて上記ビデオコ
ントローラ66に送出される。そして、キャプチャー釦
48が半押し状態にされたときには、上記したようにフ
ォーカシング調整が為される。尚、フォーカシング調整
は、カメラ部40の上記フォーカスリング42を回転さ
せることにより、マニュアル操作によっても行うことが
可能である。
【0074】一方、撮像用の所定のソフトウェアがRA
M60に転送されていないときに、キャプチャー釦48
が全押し状態にされると、動画像モードが設定され動画
像データが取り込まれて上記ビデオコントローラ66に
送出される。
【0075】I/Oコントローラ77のROMには、ジ
ョグダイヤル監視プログラム、キー入力監視プログラ
ム、インジケーター制御プログラム等の各種のプログラ
ムが格納されている。ジョグダイヤル監視プログラムは
ジョグダイヤル50の回転操作及び押圧操作の状態を監
視するプログラムである。キー入力監視プログラムは上
記操作キー5、5、・・・やスティック式ポインティン
グデバイス6、左クリック釦7、右クリック釦8、セン
ター釦9等の入力を監視するプログラムである。インジ
ケーター制御プログラムは上記インジケーター11、1
1、・・・及びインジケーター14、14、14の点灯
/消灯を制御するプログラムである。
【0076】I/Oコントローラ77は回転検出部82
を介してジョグダイヤル50と接続されており、ジョグ
ダイヤル50の回転操作及び押圧操作によってあるメニ
ューが選択・決定されると、I/Oコントローラ77の
RAMに格納されたI/Oレジスタに回転操作フラグ及
び押圧操作フラグを格納すると共にその旨の信号をCP
U58に送出する。
【0077】CPU58は、HDD72から読み出して
RAM60で起動中のジョグダイヤルユーティリティプ
ログラムに従って、決定されたメニューに該当するアプ
リケーションソフトウェアを立ち上げて所定の処理を実
行する。
【0078】I/Oコントローラ77はアプリケーショ
ン釦36、メニュー釦37、A釦38及びB釦39と各
別に接続されており、これらの各釦36、37、38、
39の操作によって後述する所定の機能が実行されるよ
うになっている。
【0079】尚、I/Oコントローラ77は電源釦12
がオフでOSが起動していない状態であっても、上記電
源供給充電制御回路78の制御によってジョグダイヤル
監視プログラムに基づいて常時動作されており、ジョグ
ダイヤル50の操作によって決定されたアプリケーショ
ンソフトウェア等を起動し得るようになっている。
【0080】また、I/Oコントローラ77は上記SM
バス71と接続されており、操作キー5、5・・・やジ
ョグダイヤル50によって設定したカメラ部40に対す
る各種のパラメーターをSMバス71を介して供給する
ことにより、カメラ部40における電源のオン/オフの
制御や明るさ、コントラスト等の調整を行うことができ
るようになっている。
【0081】I/Oコントローラ77は上記ズーム摘子
49、バック摘子51の操作状態を監視するプログラム
をも有しており、ズーム摘子49、バック摘子51の操
作に応じた信号をCPU58に送出する。
【0082】以下に、図12乃至図20に従って情報処
理装置1の各使用形態について説明する。情報処理装置
1はコンピュータとしての使用の他、上記したようにビ
デオカメラとしても使用することができる。
【0083】図12は、情報処理装置1をコンピュータ
として使用するときの使用形態を示すものである。表示
部3は図9に示す閉塞位置から図12に示すR1方向へ
回動され、コンピュータ本体2に設けられたキーボード
4の操作キー5、5、・・・が開放されている。使用者
は、この状態で操作キー5、5、・・・、スティック式
ポインティングデバイス6、左クリック釦7、右クリッ
ク釦8、センター釦9、ジョグダイヤル50等を操作し
て入力作業や入力した情報の編集作業等を行うことがで
きる。
【0084】情報処理装置1をビデオカメラとして使用
する場合には、先ず、図12の状態から表示部3を第2
の支持軸57を中心として図12に示すS1方向又はS
2方向へ回転させていく(図13参照)。そして、表示
部3をコンピュータ本体2に対して180°回転させた
ところで回転を停止させる(図14参照)。このとき表
示部3の表示画面46が略後方を向いた状態となる。
【0085】次に、表示部3を第1の支持軸56を中心
として回動し、表示部3によって操作キー5、5、・・
・等を閉塞する(図15参照)。表示部3が操作キー
5、5、・・・等を閉塞した状態において、上記したよ
うに、コンピュータ本体2の前面部2bに設けられたス
ライド摘子16を左方へスライド操作することによりロ
ック爪がロック爪挿通孔10、10から上方へ突出され
係合孔54、54に係合されて表示部3が閉塞位置にロ
ックされる。この状態では、表示画面46が外面側を向
いている。
【0086】使用者は、枠部47の一端部47eが下側
に他端部47cが上側に位置するようにし、かつ、両手
で情報処理装置1の両側縁を把持し表示画面46を正面
に見ながらカメラ部40を用いて情報処理装置1をビデ
オカメラとして使用する(図16参照)。
【0087】情報処理装置1にあっては、キャプチャー
釦48及びズーム摘子49が表示部3の枠部47に設け
られており、撮影者は情報処理装置1を両手で把持した
状態のままこれらのキャプチャー釦48及びズーム摘子
49を操作することができる。従って、情報処理装置1
をビデオカメラとして使用する際の使い勝手の向上を図
ることができ、また、キャプチャー釦48又はズーム摘
子49の使用時に情報処理装置1を両手で把持している
ため誤って情報処理装置1を落下させてしまうような不
都合を防止することができる。
【0088】また、情報処理装置1にあっては、枠部4
7にジョグダイヤル50が設けられているため、上記の
ように情報処理装置1をコンピュータとして使用する場
合及びビデオカメラとして使用する場合の何れの場合に
おいても、表示画面46を正面から見た状態ではジョグ
ダイヤル50が使用者から見て常に同じ位置(右側)に
あるため、ジョグダイヤル50に対する操作方向を情報
処理装置1の使用の形態に応じて変更する必要がなく、
常に違和感のない良好な操作性を確保することができ使
い勝手の向上を図ることができる。
【0089】使用者は、カメラ部40を用いた撮影時に
おいて、カメラ部40を前面レンズ43が撮影者と反対
側を向くように回動させて撮影者の対面に存在する被写
体を撮影することができる(図17参照)。このとき、
カメラ部40を、その先端部がコンピュータ本体2の釦
配置部31に当接するまで回動することが可能であり、
図18に示すように、回転角度αは最高120゜であ
る。
【0090】また、使用者は、カメラ部40を用いた撮
影時において、カメラ部40を前面レンズ43が撮影者
側を向くように回動させて、例えば、撮影者自身を撮影
することができる(図19参照)。このとき、カメラ部
40を、その先端部がコンピュータ本体2の釦配置部3
1に当接するまで回動することが可能であり、図20に
示すように、回転角度βは最高120゜である。従っ
て、情報処理装置1にあっては、カメラ部40を240
゜の角度範囲で回転させることが可能である(図18及
び図20参照)。
【0091】尚、図19及び図20に示すように、カメ
ラ部40を前面レンズ43が撮影者側を向くように回動
させたときには、内蔵された上記反転スイッチ81によ
ってカメラ部40の回動方向が検知され、表示画面46
に表示される画像が反転され天地の正しい画像が表示さ
れる。
【0092】図17乃至図20に示したようにカメラ部
40を回動させるときには、使用者は情報処理装置1の
両側縁部を両手で把持したままでカメラ部40を回動さ
せることができるため、誤って情報処理装置1を落下さ
せるという不具合を防止することができる。
【0093】また、情報処理装置1にあっては、上記し
たように、放熱孔15がコンピュータ本体2の前面部2
bに設けられているため、撮影時に情報処理装置1を把
持した両手で放熱孔15を覆ってしまうようなことがな
く、効率的な放熱を行うことができる。
【0094】尚、カメラ部40を用いたビデオカメラと
しての使用形態としては、上記した図16乃至図20に
示した使用形態の他、例えば、図12乃至図15の状態
で使用することも可能である。また、コンピュータとし
ての使用形態も上記した図12に示した使用形態に限ら
れず、例えば、図13乃至図20の状態で使用すること
も可能である。但し、使い勝手を考慮すると、コンピュ
ータとしての使用に最も適する使用形態は図12に示す
使用形態であり、ビデオカメラとしての使用に最も適す
る使用形態は図16乃至図20に示す使用形態である。
【0095】以上に記載した通り、情報処理装置1にあ
っては、コンピュータ本体2に表示部3が開閉自在かつ
回転自在に支持されると共にコンピュータ本体2にカメ
ラ部40が回動自在に支持されている。従って、上記し
たように、表示部3によってキーボード4を閉塞した状
態でカメラ部40を用いて撮影することができ(図16
乃至図20参照)、撮影者が誤ってキーボード4の操作
キー5、5、・・・等を操作してしまうことがなく誤動
作を回避することができる。
【0096】また、カメラ部40をコンピュータ本体2
に設けているので、大型で高画質の機能性の高いカメラ
部40を搭載することができる。
【0097】以下に、カメラ部40を用いた撮影時にお
ける、上記釦配置部31に設けられたアプリケーション
釦36、メニュー釦37、A釦38、B釦39の機能及
び操作例について説明する(図21乃至図24参照)。
【0098】アプリケーション釦36は、キーボード4
の操作キー5の一つであるアプリケーションキー5cと
同じ機能を有する釦であり、起動中のアプリケーション
ソフトウェアに対応するメニューを表示する機能を有す
る。メニュー釦37は、起動中のアプリケーションソフ
トウェアに依存しないメニューを表示する機能を有し、
例えば、カメラ用のアプリケーションソフトウェアの起
動や起動中のアプリケーションソフトウェアの終了等の
他、電源のオン/オフ等を行うことが可能である。A釦
38及びB釦39は、起動中のアプリケーションソフト
ウェア固有の機能を実行するための釦である。
【0099】尚、以下に示すように、アプリケーション
釦36、メニュー釦37、A釦38又はB釦39を操作
したときには、これらの各釦36、37、38、39の
配置に対応して各メニューが表示され、即ち、アプリケ
ーション釦36が操作されると表示画面46の上部中央
にメニューが表示され(図22参照)、メニュー釦37
が操作されると表示画面46の下部中央にメニューが表
示され(図23参照)、A釦38が操作されると表示画
面46の下部左側にメニューが表示され(図24参
照)、B釦39が操作されると表示画面46の下部右側
にメニューが表示される(図24参照)。
【0100】図21は、表示画面46に表示された画像
の一例を示しており、現在「撮る」モード、即ち、撮影
モード(静止画)の状態である。表示画面46中、右側
の縦長の表示部(以下、「サムネール部」と言う。)に
はキャプチャー釦48の操作によって既に取り込まれた
画像が3画像表示されている。この3つの画像はジョグ
ダイヤル50の操作によってスクロール可能であり、サ
ムネール部に表示される画像が順次送られていく。ま
た、表示画面46中、中央から左側の部分にかけては、
カメラ部40によって撮影される画像が表示されてい
る。尚、表示画面46には、撮影枚数、ハードディスク
の記憶残量、画面サイズ及び画質が表示される。
【0101】図22は、アプリケーション釦36が操作
された状態を示しており、表示画面46の上部中央にメ
ニュー画面が表示されている。現在、カーソルが「撮
る」のメニュー上にある。このメニューは、ジョグダイ
ヤル50の回転操作によってスクロールされ、ジョグダ
イヤル50の押圧操作によって決定される。
【0102】図23は、メニュー釦37が操作された状
態を示しており、表示画面46の下部中央にメニュー画
面が表示されている。現在、カーソルが「撮影サイズ」
のメニュー上にある。このメニューもアプリケーション
釦36の場合と同様に、ジョグダイヤル50の回転操作
によってスクロールされ、ジョグダイヤル50の押圧操
作によって決定される。
【0103】図24は、A釦38及びB釦39が操作さ
れた状態を示しており、表示画面46の下部左側にA釦
38によるメニュー画面が表示され、表示画面46の下
部右側にB釦39によるメニュー画面が表示されてい
る。現在、左側の画面では、カーソルが「静止画」のメ
ニュー上にあり、右側の画面では、カーソルが「ローカ
ルディスク」のメニュー上にある。
【0104】左側の画面に示されるように、動画の場合
には圧縮レイトの高い「高画質」と圧縮レイトの低い
「ネットワーク(低画質)」とを選択することができ、
例えば、サーバ上にデータを保存する場合等には「ネッ
トワーク」が適する。
【0105】右側の画面に示される「ローカルディス
ク」は、内蔵のHDD72のハードディスクに保存する
場合である。また、「イメージステーション」は、ネッ
トワーク上のサーバに保存する場合であり、例えば、コ
ンピュータ本体2に接続された携帯電話からインターネ
ットに接続して、リアルタイムで順次サーバにデータを
送るような場合に選択される。
【0106】上記した実施の形態において示した各部の
具体的な形状及び構造は、何れも本発明を実施する際の
具体化のほんの一例を示したものにすぎず、これらによ
って本発明の技術的範囲が限定的に解釈されることがあ
ってはならないものである。
【0107】
【発明の効果】以上に記載したところから明らかなよう
に、本発明キーボードは、横1列に隣接して配置される
と共に所定の機能の実行が可能な複数のファンクション
キーと、横1列に隣接して配置されると共に数字の入力
が可能な複数の数字キーと、横3列に分配され隣接して
配置されると共にアルファベットの入力が可能な複数の
アルファベットキーとを備え、ファンクションキーと数
字キーとアルファベットキーとこれらのキー以外の他の
操作キーとを少なくとも横7列に分配して配置したこと
を特徴とする。
【0108】従って、良好な操作性を維持するための十
分なキーピッチを確保した上で、キーボードの小型化を
図ることができる。
【0109】請求項2に記載した発明にあっては、ファ
ンクションキーを最後列に配置したので、ブラインドタ
ッチの操作に支障を来たすようなことがなく、良好な操
作性を維持することができる。
【0110】また、本発明情報処理装置は、所定の操作
キーが配置されたキーボードを有するコンピュータ本体
と、表示画面を有しコンピュータ本体に少なくとも回動
自在に支持され回動されてキーボードを開閉する表示部
とを備えた情報処理装置であって、キーボードは、横1
列に隣接して配置されると共に所定の機能の実行が可能
な複数のファンクションキーと、横1列に隣接して配置
されると共に数字の入力が可能な複数の数字キーと、横
3列に分配され隣接して配置されると共にアルファベッ
トの入力が可能な複数のアルファベットキーとを有し、
ファンクションキーと数字キーとアルファベットキーと
これらのキー以外の他の操作キーとを少なくとも横7列
に分配して配置したことを特徴とする。
【0111】従って、良好な操作性を維持するための十
分なキーピッチを確保した上で、情報処理装置のキーボ
ードの小型化を図ることができる。
【0112】また、良好な操作性を維持するための十分
なキーピッチを確保した上でキーボードの小型化を図る
ことができため、情報処理装置の大型化を来たすことな
く、コンピュータ本体に他の機能、例えば、大型の高機
能のカメラ部を搭載することができる。
【0113】請求項4に記載した発明にあっては、キー
ボードのファンクションキーを最後列に配置したので、
ブラインドタッチの操作に支障を来たすようなことがな
く、良好な操作性を維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2乃至図24と共に本発明の実施の形態を示
すものであり、本図は操作キーが開放された状態で示す
情報処理装置の平面図である。
【図2】図1と同じ状態で示す情報処理装置の正面図で
ある。
【図3】図1と同じ状態で示す情報処理装置の左側面図
である。
【図4】図1と同じ状態で示す情報処理装置の底面図で
ある。
【図5】図1と同じ状態で示す情報処理装置の右側面図
である。
【図6】コンピュータ本体を示す拡大平面図である。
【図7】図8と共にジョグダイヤルの操作方法を示すも
のであり、本図は回転操作の方法を示す拡大斜視図であ
る。
【図8】押圧操作の方法を示す拡大斜視図である。
【図9】表示画面がキーボードに対向した状態で表示部
によって操作キーが閉塞された情報処理装置を示す平面
図である。
【図10】表示画面と反対側の面がキーボードに対向し
た状態で表示部によって操作キーが閉塞された情報処理
装置を示す平面図である。
【図11】情報処理装置の回路構成を示すブロック図で
ある。
【図12】コンピュータとして使用する使用形態を示す
情報処理装置の斜視図である。
【図13】表示部がコンピュータ本体に対して回転され
ている状態を示す情報処理装置の斜視図である。
【図14】表示部が180°回転された状態を示す情報
処理装置の斜視図である。
【図15】表示部が180°回転された後、回動されて
キーボードが閉塞された状態を示す斜視図である。
【図16】図17乃至図20と共に情報処理装置をビデ
オカメラとして使用する使用形態を示すものであり、本
図はカメラ部が回動される前の状態を示す正面図であ
る。
【図17】カメラ部を前面レンズが撮影者と反対側を向
くように回動した状態を示す正面図である。
【図18】カメラ部を前面レンズが撮影者と反対側を向
くように回動した場合に、回動端まで回動された状態を
示す側面図である。
【図19】カメラ部を前面レンズが撮影者側を向くよう
に回動した状態を示す正面図である。
【図20】カメラ部を前面レンズが撮影者側を向くよう
に回動した場合に、回動端まで回動された状態を示す側
面図である。
【図21】図22乃至図24と共にアプリケーション
釦、メニュー釦、A釦、B釦の機能及び操作例について
説明するためのものであり、本図は撮影された画像が表
示されている状態を示す表示画面の正面図である。
【図22】アプリケーション釦が操作された状態を示す
表示画面の正面図である。
【図23】メニュー釦が操作された状態を示す表示画面
の正面図である。
【図24】A釦及びB釦が操作された状態を示す表示画
面の正面図である。
【図25】コンピュータ本体にカメラ部を設けた場合の
問題点を示す平面図である。
【符号の説明】
1…情報処理装置、2…コンピュータ本体、3…表示
部、4…キーボード、5…操作キー、5b…ファンクシ
ョンキー、5i…数字キー、5k…アルファベットキ
ー、46…表示画面

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 横1列に隣接して配置されると共に所定
    の機能の実行が可能な複数のファンクションキーと、 横1列に隣接して配置されると共に数字の入力が可能な
    複数の数字キーと、 横3列に分配され隣接して配置されると共にアルファベ
    ットの入力が可能な複数のアルファベットキーとを備
    え、 ファンクションキーと数字キーとアルファベットキーと
    これらのキー以外の他の操作キーとを少なくとも横7列
    に分配して配置したことを特徴とするキーボード。
  2. 【請求項2】 ファンクションキーを最後列に配置した
    ことを特徴とする請求項1に記載のキーボード。
  3. 【請求項3】 所定の操作キーが配置されたキーボード
    を有するコンピュータ本体と、表示画面を有しコンピュ
    ータ本体に少なくとも回動自在に支持され回動されてキ
    ーボードを開閉する表示部とを備えた情報処理装置であ
    って、 キーボードは、横1列に隣接して配置されると共に所定
    の機能の実行が可能な複数のファンクションキーと、横
    1列に隣接して配置されると共に数字の入力が可能な複
    数の数字キーと、横3列に分配され隣接して配置される
    と共にアルファベットの入力が可能な複数のアルファベ
    ットキーとを有し、 ファンクションキーと数字キーとアルファベットキーと
    これらのキー以外の他の操作キーとを少なくとも横7列
    に分配して配置したことを特徴とする情報処理装置。
  4. 【請求項4】 キーボードのファンクションキーを最後
    列に配置したことを特徴とする請求項3に記載の情報処
    理装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8120580B2 (en) 2007-04-17 2012-02-21 Sony (China) Limited Electronic apparatus with display screen
JP2013097116A (ja) * 2011-10-31 2013-05-20 Canon Inc 表示ユニット、及び表示ユニットを備える撮像装置

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