JP2002082643A - Crt表示装置 - Google Patents

Crt表示装置

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JP2002082643A
JP2002082643A JP2000274354A JP2000274354A JP2002082643A JP 2002082643 A JP2002082643 A JP 2002082643A JP 2000274354 A JP2000274354 A JP 2000274354A JP 2000274354 A JP2000274354 A JP 2000274354A JP 2002082643 A JP2002082643 A JP 2002082643A
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voltage
electrode
crt
control circuit
high voltage
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JP2000274354A
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Akinaga Heiji
晃永 瓶子
Hironobu Yasui
裕信 安井
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J29/00Details of cathode-ray tubes or of electron-beam tubes of the types covered by group H01J31/00
    • H01J29/46Arrangements of electrodes and associated parts for generating or controlling the ray or beam, e.g. electron-optical arrangement
    • H01J29/48Electron guns
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/66Transforming electric information into light information
    • H04N5/68Circuit details for cathode-ray display tubes
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N3/00Scanning details of television systems; Combination thereof with generation of supply voltages
    • H04N3/10Scanning details of television systems; Combination thereof with generation of supply voltages by means not exclusively optical-mechanical
    • H04N3/16Scanning details of television systems; Combination thereof with generation of supply voltages by means not exclusively optical-mechanical by deflecting electron beam in cathode-ray tube, e.g. scanning corrections
    • H04N3/18Generation of supply voltages, in combination with electron beam deflecting
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子ビーム制御用の電極に専用の電圧源によ
り電圧が印加され電極電流が供給されるタイプの電子銃
を有するCRTを含む表示装置において、電子銃の電極
とアノードまたはカソードとの間に放電が発生した場
合、自動的に放電を終息させる。 【解決手段】 比較回路19は、高圧レベルフィードバ
ック点9の電圧とGm電極電圧源17の出力電圧とを比
較し、電子銃の電極とアノードまたはカソードとの間で
放電が発生し、フィードバック電圧のみが定常値から低
下したことを検出したときに高圧制御回路22に検出信
号を供給する。高圧制御回路22は該検出信号が供給さ
れたときに高圧ライン5の電圧を低下させ、アノードに
印加される高圧及びG3電極に印加される電圧を低下さ
せる制御を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はCRTを含むCRT
表示装置、具体的には、電子ビーム制御用の電極に専用
の電圧源により電圧が印加され電極電流が供給されるタ
イプの電子銃を有するCRTを含むCRT表示装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】図8に、上記のタイプの電子銃を備えた
CRTを含むCRT表示装置の例として、特開平11−
224618号公報に開示された装置の構成を示す。こ
の装置は、電子銃内に通常設けられるG2電極とG3電
極との間に変調用のGm電極を新たに設けた電子銃を有
する、Hi−Gm管と呼ばれる高輝度・高解像度のCR
Tを使用することを特徴としている。
【0003】同図において、1はCRT、2はアノー
ド、3はフライバックトランス、4はフライバックトラ
ンス3内のセカンダリコイルである。セカンダリコイル
4は高圧ライン5を介してCRT1のアノード2に接続
されている。6はフライバックトランス3内の高抵抗で
あり、その一端はセカンダリコイル4に接続され、他端
はG3電極用可変抵抗7の一端に接続されている。G3
電極用可変抵抗7の他端はフライバックトランス3外部
の高圧検出抵抗10の一端に接続され、また、摺動端子
はCRT1のG3電極11に接続されている。G3電極
用可変抵抗7と高圧検出抵抗10の接続点は高圧レベル
フィードバック点9であり、この高圧レベルフィードバ
ック点9の電圧は高圧制御回路22に供給されている。
12はCRT1のGm電極であり、Gm電極12にはG
m電極電圧源17からの電圧が印加される。13はCR
T1のG2電極であり、G2電極13にはG2電極電圧
源16からの電圧が印加される。14はCRT1のG1
電極、15はCRT1のカソードである。18はセカン
ダリコイル4に接続され、アノード2に電子ビーム電流
(以下、ビーム電流という)を供給するビーム電流供給
源である。20はフライバックトランス3内のプライマ
リコイルであり、その一端は高圧制御回路22に接続さ
れ、他端は高圧発生用電源回路23に接続されている。
図8において、G3電極以降の電子銃の構造は従来と同
じであり説明を簡単にするため図示を省略している。
【0004】上記の表示装置において、G2電極13及
びHi−Gm管に特有のGm電極12には、カソードか
らスクリーンに流れるビーム電流に比例する電流が流れ
るため、電圧降下の値をできるだけ小さくするためにこ
れらの電極には、低出力インピーダンスの電圧源16及
び17からそれぞれ電圧が印加される。図8ではG2電
極13に約500V、Gm電極12に約80Vの電圧を
印加している。カソード15の電位がGm電極12の電
位よりも低くなると電子がGm電極12を通過してスク
リーンに流れる。Gm電極12を通過した後の電位勾配
は106 (V/m)オーダーであり、カソード15とG
1電極14の間の電位勾配に比べて1桁程度大きく、電
子がGm電極12の近傍を通過した後は、空間電荷効果
の影響を受けることなく、多くの電子がスクリーン方向
に向かうことができる。
【0005】このような理由から、上記のHi−Gm管
において、カソード電位をある一定の値だけ変動させた
時のビーム電流の変化は、従来のCRTに比べ約2倍に
なる。即ち、Hi−Gm管では、ビーム電流をある値だ
け変化させるのに必要なカソード電位の変動幅を従来の
半分以下にすることができ、また、カソード電位の変動
幅が同じであれば、従来のCRTに比べビーム電流の変
化量を2倍以上にすることができる。従ってHi−Gm
管を用いれば高周波数のビデオ信号に容易に対応するこ
とができ、高輝度・高解像度の表示装置が得られる。
【0006】カソード15の電圧が低下するにつれてビ
ーム電流が増加し、画面の輝度は上がる。この際、ビー
ム電流に比例した電流がGm電極12及びG2電極13
にもそれぞれ流れる。CRT1のアノード2にはフライ
バックトランス3のセカンダリコイル4によって25k
V程度に昇圧された電圧が印加されており、ビーム電流
はセカンダリコイル4に接続されたビーム電流供給源1
8から供給される。アノード2に印加される25kV程
度の高圧は高抵抗6(約100MΩ)、G3電極用可変
抵抗7、及び高圧検出抵抗10によって分圧され、G3
電極用可変抵抗7の摺動端子に7kV程度の電圧が得ら
れる。この電圧はビーム電流を収束させる機能を有する
G3電極11に印加される。G3電極11には電流が流
れないため、電圧降下は発生せず、G3電極11に印加
される電圧は変動しない。高圧レベルフィードバック点
9における電圧は高圧制御回路22に入力され、高圧制
御回路22は、高圧レベルフィードバック点9の電圧が
常に一定になるようにプライマリコイル20に印加され
る電圧のスイッチング周波数あるいはスイッチングデュ
ーティを制御することにより、高圧ライン5に常に25
kV程度の最適電圧が得られるようにする。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記の表示装置におい
て、アノード2とG3電極11との間でスパーク放電が
発生した場合、G3電極11の電位が上昇し、G3電極
11とGm電極12又はG2電極13との間、更にはこ
れらのGm、G2電極を介してG3電極11とカソード
15との間で放電が発生する。するとG3電極11に電
流が流れるため、高抵抗6を流れる電流による電圧降下
が発生し、G3電極11の電位が低下する。G3電極1
1の電位が低下すると、ビーム電流を収束させる効果が
弱まり、G3電極11に直接電子ビームが当たることに
よりスクリーン側に電流が流れなくなり、画面が黒くな
る(光らなくなる)。このとき高圧レベルフィードバッ
ク点9の電圧も低下するので高圧制御回路22は高圧ラ
イン5の電圧を上昇させるように制御するため、高圧ラ
イン5の電圧が異常な値に上昇してしまう。高圧ライン
5の電圧が上昇する結果、G3電極11の電圧も完全に
は低下しないため、放電が持続する。この状態ではCR
T1の各電極に制御できない高電圧が継続して印加さ
れ、過大な電極電流が流れ、画面が黒くなった状態から
定常状態に復帰できず、CRT1の電子銃の特性が劣化
してしまう。最初のスパーク放電が不純物等によりG3
電極11とGm電極12又はG2電極13との間で発生
した場合も同様に、この危険な状態になりうる。高圧が
上昇した状態が更に続くとCRTだけでなく表示装置内
の電気回路部品も大きなストレスを受ける可能性があ
る。
【0008】本発明は、上記のような電子ビーム制御用
の電極に専用の電圧源から電圧が印加され、電極電流が
供給されるタイプの電子銃を備えたCRTを含む表示装
置において、電子銃の電極とアノード又はカソードとの
間に放電が発生した場合、自動的に放電を終息させるこ
とを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、カソードと、該カソードから電子を引き出すための
G1電極、G2電極、G3電極をこの順に備え、更にG
2電極とG3電極との間に変調用のGm電極を備えた電
子銃を有するCRTと、該CRTのアノードに印加する
高圧を二次側に生成する変圧器と、前記G3電極に印加
する電圧を生成するために前記高圧を分圧する分圧抵抗
と、該分圧抵抗に流れ込む電流に応じた電圧をフィード
バック電圧として生成する手段と、該フィードバック電
圧に基づき前記高圧を一定の値に保つように前記変圧器
の一次側電圧を制御する高圧制御回路と、前記G2電極
に所定の電圧を印加するG2電極電圧源と、前記Gm電
極に所定の電圧を印加するGm電極電圧源とを含むCR
T表示装置において、前記フィードバック電圧と前記G
m電極電圧源の出力電圧とを比較し、前記フィードバッ
ク電圧のみが定常値から低下したことを検出したときに
前記高圧制御回路に検出信号を供給する比較手段を有
し、前記高圧制御回路は該検出信号が供給されたときに
前記高圧を低下させるように前記変圧器の一次側電圧を
制御することを特徴とする。
【0010】請求項2に記載の発明は、カソードと、該
カソードから電子を引き出すためのG1電極、G2電
極、G3電極をこの順に備えた電子銃を有するCRT
と、該CRTのアノードに印加する高圧を二次側に生成
する変圧器と、前記G3電極に印加する電圧を生成する
ために前記高圧を分圧する分圧抵抗と、該分圧抵抗に流
れ込む電流に応じた電圧をフィードバック電圧として生
成する手段と、該フィードバック電圧に基づき前記高圧
を一定の値に保つように前記変圧器の一次側電圧を制御
する高圧制御回路と、前記G2電極に所定の電圧を印加
するG2電極電圧源とを含むCRT表示装置において、
前記フィードバック電圧と前記G2電極電圧源の出力電
圧とを比較し、前記フィードバック電圧のみが定常値か
ら低下したことを検出したときに前記高圧制御回路に検
出信号を供給する比較手段を有し、前記高圧制御回路は
該検出信号が供給されたときに前記高圧を低下させるよ
うに前記変圧器の一次側電圧を制御することを特徴とす
る。
【0011】請求項3に記載の発明は、カソードと、該
カソードから電子を引き出すためのG1電極、G2電
極、G3電極をこの順に備え、更にG2電極とG3電極
との間に変調用のGm電極を備えた電子銃を有するCR
Tと、該CRTのアノードに印加する高圧を二次側に生
成する変圧器と、前記G3電極に印加する電圧を生成す
るために前記高圧を分圧する分圧抵抗と、該分圧抵抗に
流れ込む電流に応じた電圧をフィードバック電圧として
生成する手段と、該フィードバック電圧に基づき前記高
圧を一定の値に保つように前記変圧器の一次側電圧を制
御する高圧制御回路と、前記G2電極に所定の電圧を印
加するG2電極電圧源と、前記Gm電極に所定の電圧を
印加するGm電極電圧源とを含むCRT表示装置におい
て、前記フィードバック電圧と前記G2電極電圧源の出
力電圧とを比較し、前記フィードバック電圧のみが定常
値から低下したことを検出したときに前記高圧制御回路
に検出信号を供給する比較手段を有し、前記高圧制御回
路は該検出信号が供給されたときに前記高圧を低下させ
るように前記変圧器の一次側電圧を制御することを特徴
とする。
【0012】請求項4に記載の発明は、カソードと、該
カソードから電子を引き出すためのG1電極、G2電
極、G3電極をこの順に備え、更にG2電極とG3電極
との間に変調用のGm電極を備えた電子銃を有するCR
Tと、該CRTのアノードに印加する高圧を二次側に生
成する変圧器と、前記G3電極に印加する電圧を生成す
るために前記高圧を分圧する分圧抵抗と、該分圧抵抗に
流れ込む電流に応じた電圧をフィードバック電圧として
生成する手段と、該フィードバック電圧に基づき前記高
圧を一定の値に保つように前記変圧器の一次側電圧を制
御する高圧制御回路と、前記G2電極に所定の電圧を印
加するG2電極電圧源と、前記Gm電極に所定の電圧を
印加するGm電極電圧源とを含むCRT表示装置におい
て、該CRT表示装置が正常に動作しているときのフィ
ードバック電圧の値と同じ値の電圧を発生する電圧発生
手段と、前記フィードバック電圧と前記電圧発生手段の
出力電圧とを比較し、前記フィードバック電圧のみが定
常値から低下したことを検出したときに前記高圧制御回
路に検出信号を供給する比較手段とを有し、前記高圧制
御回路は該検出信号が供給されたときに前記高圧を低下
させるように前記変圧器の一次側電圧を制御することを
特徴とする。
【0013】請求項5に記載の発明は、カソードと、該
カソードから電子を引き出すためのG1電極、G2電
極、G3電極をこの順に備え、更にG2電極とG3電極
との間に変調用のGm電極を備えた電子銃を有するCR
Tと、該CRTのアノードに印加する高圧を二次側に生
成する変圧器と、前記G3電極に印加する電圧を生成す
るために前記高圧を分圧する第1の分圧抵抗と、該第1
の分圧抵抗に直列に接続されCRT画面の黒レベルを調
整するためのスクリーンバイアス電圧を生成する第2の
分圧抵抗と、該第1及び第2の分圧抵抗に流れ込む電流
に応じた電圧をフィードバック電圧として生成する手段
と、該フィードバック電圧に基づき前記高圧を一定の値
に保つように前記変圧器の一次側電圧を制御する高圧制
御回路と、前記G2電極に所定の電圧を印加するG2電
極電圧源と、前記Gm電極に所定の電圧を印加するGm
電極電圧源とを含むCRT表示装置において、前記スク
リーンバイアス電圧と前記Gm電極電圧源の出力電圧と
を比較し、前記スクリーンバイアス電圧のみが定常値か
ら低下したことを検出したときに前記高圧制御回路に検
出信号を供給する比較手段を有し、前記高圧制御回路は
該検出信号が供給されたときに前記高圧を低下させるよ
うに前記変圧器の一次側電圧を制御することを特徴とす
る。
【0014】請求項6に記載の発明は、カソードと、該
カソードから電子を引き出すためのG1電極、G2電
極、G3電極をこの順に備え、更にG2電極とG3電極
との間に変調用のGm電極を備えた電子銃を有するCR
Tと、該CRTのアノードに印加する高圧を二次側に生
成する変圧器と、前記G3電極に印加する電圧を生成す
るために前記高圧を分圧する第1の分圧抵抗と、該第1
の分圧抵抗に直列に接続されCRT画面の黒レベルを調
整するためのスクリーンバイアス電圧を生成する第2の
分圧抵抗と、該第1及び第2の分圧抵抗に流れ込む電流
に応じた電圧をフィードバック電圧として生成する手段
と、該フィードバック電圧に基づき前記高圧を一定の値
に保つように前記変圧器の一次側電圧を制御する高圧制
御回路と、前記G2電極に所定の電圧を印加するG2電
極電圧源と、前記Gm電極に所定の電圧を印加するGm
電極電圧源とを含むCRT表示装置において、前記スク
リーンバイアス電圧と前記G2電極電圧源の出力電圧と
を比較し、前記スクリーンバイアス電圧のみが定常値か
ら低下したことを検出したときに前記高圧制御回路に検
出信号を供給する比較手段を有し、前記高圧制御回路は
該検出信号が供給されたときに前記高圧を低下させるよ
うに前記変圧器の一次側電圧を制御することを特徴とす
る。
【0015】請求項7に記載の発明は、前記検出信号が
出力されてから前記高圧制御回路が一定の期間にわたっ
て前記高圧を低下させ、その後定常の値に戻す制御を実
行することを可能にするために、比較手段にタイマー回
路を備えることを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明をその実施の形態を
示す図面に基づいて具体的に説明する。 実施の形態1.図1は、本発明のCRT表示装置の実施
の形態1の構成を示すブロック図である。同図におい
て、図8の要素と同じ要素には同じ参照符号を付してい
る。即ち、1はCRT、2はアノード、3はフライバッ
クトランス、4はフライバックトランス3内のセカンダ
リコイルである。セカンダリコイル4は高圧ライン5を
介してCRT1のアノード2に接続されている。6はフ
ライバックトランス3内の高抵抗であり、その一端はセ
カンダリコイル4に接続され、他端はG3電極用可変抵
抗7の一端に接続されている。G3電極用可変抵抗7の
他端はフライバックトランス3外部の高圧検出抵抗10
の一端に接続され、また、摺動端子はCRT1のG3電
極11に接続されている。G3電極用可変抵抗7と高圧
検出抵抗10の接続点は高圧レベルフィードバック点9
であり、この高圧レベルフィードバック点9の電圧は高
圧制御回路22に供給されている。12はCRT1のG
m電極であり、Gm電極12にはGm電極電圧源17か
らの電圧が印加される。13はCRT1のG2電極であ
り、G2電極13にはG2電極電圧源16からの電圧が
印加される。14はCRT1のG1電極、15はCRT
1のカソードである。18はセカンダリコイル4に接続
され、アノードにビーム電流を供給するビーム電流供給
源である。20はフライバックトランス3内のプライマ
リコイルであり、その一端は高圧制御回路22に接続さ
れ、他端は高圧発生用電源回路23に接続されている。
【0017】図1の装置は更に、高圧レベルフィードバ
ック点9の電圧とGm電極電圧源17の出力電圧とを比
較する比較回路19を有している。比較回路19の出力
は高圧制御回路22に入力される。図1において、G3
電極以降の電子銃の構造は従来と同じであり説明を簡単
にするため図示を省略している。
【0018】上記構成の装置の動作を説明する。CRT
1のアノード2にはフライバックトランス3のセカンダ
リコイル4によって25kV程度に昇圧された電圧が印
加されており、ビーム電流はセカンダリコイル4に接続
されたビーム電流供給源18から供給される。アノード
2に印加される25kV程度の高圧は高抵抗6(約10
0MΩ)、G3電極用可変抵抗7、及び高圧検出抵抗1
0によって分圧され、G3電極用可変抵抗7の摺動動端
子に7kV程度の電圧が得られる。この電圧はビーム電
流を収束させる機能を有するG3電極11に印加され
る。G3電極11には電流が流れないため、電圧降下は
発生せず、G3電極11に印加される電圧は変動しな
い。高圧レベルフィードバック点9における電圧は高圧
制御回路22に入力され、高圧制御回路22は、高圧レ
ベルフィードバック点9の電圧が常に一定になるように
プライマリコイル20に印加される電圧のスイッチング
周波数あるいはスイッチングデューティ等を制御するこ
とにより、高圧ライン5に常に25kV程度の最適電圧
が得られるようにする。
【0019】一方、高圧レベルフィードバック点9の電
圧とGm電極電圧源17の出力電圧は比較回路19にも
入力される。Gm電極電圧源の出力電圧が定常値にある
にも関わらず、高圧レベルフィードバック点9の電圧レ
ベルのみが定常値から低下したとき、比較回路19は、
電子銃の電極とアノードまたはカソードとの間で放電が
発生したと判断し、放電発生を表す信号を出力する。こ
の信号が高圧制御回路22に入力されると、高圧制御回
路22はプライマリコイル20に印加される電圧のスイ
ッチング周波数あるいはスイッチングデューティ等を制
御することによりプライマリコイル20に印加される電
圧の実効値を低下させる。これにより、高圧ライン5の
電圧及びG3電極11に印加される電圧が低下し、放電
が終息する。尚、表示装置の他の機能を実行している不
図示のマイコンにこの比較回路19の機能を実行させる
こともできる。
【0020】実施の形態2.図2は本発明のCRT表示
装置の実施の形態2の構成を示すブロック図である。同
図において図1に示した要素と同じ要素には同じ参照符
号を付し、再度の説明は省略する。実施の形態2の装置
は、Hi−Gm管1に代えて通常のCRT100を使用
しており、実施の形態1の装置で使用したGm電極電圧
源17は備えない。
【0021】上記構成の装置の動作を説明する。CRT
1のアノード2にはフライバックトランス3のセカンダ
リコイル4によって25kV程度に昇圧された電圧が印
加されており、ビーム電流はセカンダリコイル4に接続
されたビーム電流供給源18から供給される。アノード
2に印加される25kV程度の高圧は高抵抗6(約10
0MΩ)、G3電極用可変抵抗7、及び高圧検出抵抗1
0によって分圧され、G3電極用可変抵抗7の摺動動端
子に7kV程度の電圧が得られる。この電圧はビーム電
流を収束させる機能を有するG3電極11に印加され
る。G3電極11には電流が流れないため、電圧降下は
発生せず、G3電極11に印加される電圧は変動しな
い。高圧レベルフィードバック点9における電圧は高圧
制御回路22に入力され、高圧制御回路22は、高圧レ
ベルフィードバック点9の電圧が常に一定になるように
プライマリコイル20に印加される電圧のスイッチング
周波数あるいはスイッチングデューティ等を制御するこ
とにより、高圧ライン5に常に25kV程度の最適電圧
が得られるようにする。
【0022】実施の形態2では、比較回路19には、高
圧レベルフィードバック点9の電圧とG2電極電圧源1
6の出力電圧が入力される。比較回路19は、G2電極
電圧源の出力電圧が定常値にあるにも関わらず、高圧レ
ベルフィードバック点9の電圧レベルのみが定常値から
低下したとき、比較回路19は、電子銃の電極とアノー
ドまたはカソードとの間で放電が発生したと判断し、放
電発生を表す信号を出力する。この信号が高圧制御回路
22に入力されると、高圧制御回路22はプライマリコ
イル20に印加される電圧のスイッチング周波数あるい
はスイッチングデューティ等を制御することによりプラ
イマリコイル20に印加される電圧の実効値を低下させ
る。これにより、高圧ライン5の電圧及びG3電極11
に印加される電圧が低下し、放電が終息する。尚、表示
装置の他の機能を実行している不図示のマイコンにこの
比較回路19の機能を実行させることもできる。
【0023】実施の形態3 図3は本発明のCRT表示装置の実施の形態3の構成を
示すブロック図である。同図において図1に示した要素
と同じ要素には同じ参照符号を付し、再度の説明は省略
する。実施の形態3は、比較回路19にGm電極電圧源
17の出力電圧に代えてG2電極電圧源16の出力電圧
を供給する点で実施の形態1と異なる。即ち、実施の形
態3では、比較回路19には、高圧レベルフィードバッ
ク点9の電圧とG2電極電圧源16の出力電圧が入力さ
れ、比較回路19は、G2電極電圧源の出力電圧が定常
値にあるにも関わらず、高圧レベルフィードバック点9
の電圧レベルのみが定常値から低下したとき、比較回路
19は、電子銃の電極とアノードまたはカソードとの間
で放電が発生したと判断し、放電発生を表す信号を出力
する。この信号が高圧制御回路22に入力されると、高
圧制御回路22はプライマリコイル20に印加される電
圧のスイッチング周波数あるいはスイッチングデューテ
ィ等を制御することによりプライマリコイル20に印加
される電圧の実効値を低下させる。これにより、高圧ラ
イン5の電圧及びG3電極11に印加される電圧が低下
し、放電が終息する。尚、表示装置の他の機能を実行し
ている不図示のマイコンにこの比較回路19の機能を実
行させることもできる。
【0024】実施の形態4.図4は本発明のCRT表示
装置の実施の形態4の構成を示すブロック図である。同
図において図1に示した要素と同じ要素には同じ参照符
号を付し、再度の説明は省略する。実施の形態4の装置
は、電子銃の電極とアノードまたはカソードとの間で放
電が発生しておらず、装置が正常に動作している時の高
圧レベルフィードバック点の電圧と同等の電圧を出力す
る定常高圧レベル発生源24を備えている。
【0025】上記構成の装置の動作を説明する。CRT
1のアノード2にはフライバックトランス3のセカンダ
リコイル4によって25kV程度に昇圧された電圧が印
加されており、ビーム電流はセカンダリコイル4に接続
されたビーム電流供給源18から供給される。アノード
2に印加される25kV程度の高圧は高抵抗6(約10
0MΩ)、G3電極用可変抵抗7、及び高圧検出抵抗1
0によって分圧され、G3電極用可変抵抗7の摺動動端
子に7kV程度の電圧が得られる。この電圧はビーム電
流を収束させる機能を有するG3電極11に印加され
る。G3電極11には電流が流れないため、電圧降下は
発生せず、G3電極11に印加される電圧は変動しな
い。高圧レベルフィードバック点9における電圧は高圧
制御回路22に入力され、高圧制御回路22は、高圧レ
ベルフィードバック点9の電圧が常に一定になるように
プライマリコイル20に印加される電圧のスイッチング
周波数あるいはスイッチングデューティ等を制御するこ
とにより、高圧ライン5に常に25kV程度の最適電圧
が得られるようにする。
【0026】実施の形態4では、比較回路19には、高
圧レベルフィードバック点9の電圧と定常高圧レベル発
生源24の出力電圧が入力される。比較回路19は、定
常高圧レベル発生源24の出力電圧が定常値にあるにも
関わらず、高圧レベルフィードバック点9の電圧レベル
のみが定常値から低下したとき、比較回路19は、電子
銃の電極とアノードまたはカソードとの間で放電が発生
したと判断し、放電発生を表す信号を出力する。この信
号が高圧制御回路22に入力されると、高圧制御回路2
2はプライマリコイル20に印加される電圧のスイッチ
ング周波数あるいはスイッチングデューティ等を制御す
ることによりプライマリコイル20に印加される電圧の
実効値を低下させる。これにより、高圧ライン5の電圧
及びG3電極11に印加される電圧が低下し、放電が終
息する。尚、表示装置の他の機能を実行している不図示
のマイコンにこの比較回路19の機能を実行させること
もできる。
【0027】実施の形態5.図5は本発明のCRT表示
装置の実施の形態5の構成を示すブロック図である。同
図において図1に示した要素と同じ要素には同じ参照符
号を付し、再度の説明は省略する。CRTのフライバッ
クトランスには、従来、画面の黒レベルを調整するため
にG2電極に印加するスクリーンバイアス電圧を生成す
る可変抵抗が備えられているが、実施の形態5は、この
可変抵抗により得られるスクリーンバイアス電圧を利用
して電子銃の電極とアノードまたはカソードとの間の放
電発生を検出するようにしている。図5では、スクリー
ンバイアス電圧生成用の可変抵抗8はG3電極用可変抵
抗7と高圧検出抵抗10との間に直列に接続され、その
摺動端子に得られるスクリーンバイアス電圧は比較回路
19に供給される。
【0028】上記構成の装置の動作を説明する。CRT
1のアノード2にはフライバックトランス3のセカンダ
リコイル4によって25kV程度に昇圧された電圧が印
加されており、ビーム電流はセカンダリコイル4に接続
されたビーム電流供給源18から供給される。アノード
2に印加される25kV程度の高圧は高抵抗6(約10
0MΩ)、G3電極用可変抵抗7、スクリーンバイアス
電圧出力用可変抵抗8及び高圧検出抵抗10によって分
圧され、G3電極用可変抵抗7の摺動動端子に7kV程
度の電圧が得られる。この電圧はビーム電流を収束させ
る機能を有するG3電極11に印加される。電子銃の電
極とアノードまたはカソードとの間で放電が発生してい
ない状態ではG3電極11には電流が流れないため、電
圧降下は発生せず、G3電極11に印加される電圧は変
動せず、また、可変抵抗7に直列の可変抵抗8の摺動端
子に得られるスクリーンバイアス電圧も変動しない。高
圧レベルフィードバック点9における電圧は高圧制御回
路22に入力され、高圧制御回路22は、高圧レベルフ
ィードバック点9の電圧が常に一定になるようにプライ
マリコイル20に印加される電圧のスイッチング周波数
あるいはスイッチングデューティ等を制御することによ
り、高圧ライン5に常に25kV程度の最適電圧が得ら
れるようにする。
【0029】実施の形態5では、比較回路19には、G
m電極電圧源17の出力電圧と可変抵抗8からのスクリ
ーンバイアス電圧が入力される。比較回路19は、Gm
電極電圧源17の出力電圧が定常値にあるにも関わら
ず、スクリーンバイアス電圧のみが定常力から低下した
とき、電子銃の電極とアノードまたはカソードとの間で
放電が発生したと判断し、放電発生を表す信号を出力す
る。この信号が高圧制御回路22に入力されると、高圧
制御回路22はプライマリコイル20に印加される電圧
のスイッチング周波数あるいはスイッチングデューティ
等を制御することによりプライマリコイル20に印加さ
れる電圧の実効値を低下させる。これにより、高圧ライ
ン5の電圧及びG3電極11に印加される電圧が低下
し、放電が終息する。尚、表示装置の他の機能を実行し
ている不図示のマイコンにこの比較回路19の機能を実
行させることもできる。
【0030】実施の形態6.図6は本発明のCRT表示
装置の実施の形態6の構成を示すブロック図である。同
図において図1に示した要素と同じ要素には同じ参照符
号を付し、再度の説明は省略する。実施の形態6は、実
施の形態5と同様、画面の黒レベルを調整するためにG
2電極に印加されるスクリーンバイアス電圧を生成する
可変抵抗8の出力を利用して電子銃の電極とアノードま
たはカソードとの間の放電発生を検出するものである
が、比較回路19にはGm電極電圧源17の出力電圧に
代えてG2電極電圧源16の出力電圧が供給される点で
実施の形態5と異なる。
【0031】実施の形態6では、比較回路19は、G2
電極電圧源16の出力電圧が定常値にあるにも関わら
ず、スクリーンバイアス電圧のみが定常値から低下した
とき、電子銃の電極とアノードまたはカソードとの間で
放電が発生したと判断し、放電発生を表す信号を出力す
る。この信号が高圧制御回路22に入力されると、高圧
制御回路22はプライマリコイル20に印加される電圧
のスイッチング周波数あるいはスイッチングデューティ
等を制御することによりプライマリコイル20に印加さ
れる電圧の実効値を低下させる。これにより、高圧ライ
ン5の電圧及びG3電極11に印加される電圧が低下
し、放電が終息する。尚、表示装置の他の機能を実行し
ている不図示のマイコンにこの比較回路19の機能を実
行させることもできる。
【0032】実施の形態7.図7は本発明のCRT表示
装置の実施の形態7の構成を示すブロック図である。同
図において図1に示した要素と同じ要素には同じ参照符
号を付し、再度の説明は省略する。実施の形態7は、比
較回路19の出力がタイマー回路25を介して高圧制御
回路22に供給される点で実施の形態1と異なる。
【0033】実施の形態7では、比較回路19には実施
の形態1と同様、高圧レベルフィードバック点9の電圧
レベルとGm電極電圧源17の出力電圧が入力される。
比較回路19は、Gm電極電圧源17の出力電圧が定常
値にあるにも関わらず、高圧レベルフィードバック点9
の電圧レベルのみが定常値から低下したとき、電子銃の
電極とアノードまたはカソードとの間で放電が発生した
と判断し、放電発生を表す信号を出力する。この信号は
タイマー回路25を介して高圧制御回路22に入力さ
れ、高圧制御回路22はプライマリコイル20に印加さ
れる電圧のスイッチング周波数あるいはスイッチングデ
ューティ等を制御することにより高圧ライン5の電圧を
タイマー回路25に設定された一定の期間にわたって低
下させる。この期間が経過すると高圧制御回路22の制
御動作は解除される。これにより放電の発生により画面
が黒くなった状態から自動的に定常状態に復帰する。タ
イマー回路25により設定される上記上記一定の期間は
可変としてもよい。このタイマー回路25は上述の全て
の実施の形態に備えることが可能である。尚、表示装置
の他の機能を実効制御しているマイコンにこの比較回路
19の機能を実行させることもできる。
【0034】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、CRT
のアノードに印加される高圧に対応するフィードバック
電圧とGm電極に印加されるGm電源電圧の出力電圧と
を比較し、電子銃の電極とアノードまたはカソードとの
間で電が発生しフィードバック電圧のみが定常値から低
下した場合には、高圧制御回路に検出信号を送り高圧値
を低下させるので、高圧及びG3電極電圧がともに低下
し、放電が終息する。これによりCRTの各電極に制御
できない高電圧が継続的に印加され、過大な電極電流が
流れることが防止され、CRTの電子銃の特性劣化、電
気部品の過大なストレスを防ぐことができる。
【0035】請求項2及び3に記載の発明によれば、C
RTのアノードに印加される高圧に対応するフィードバ
ック電圧とG2電極に印加されるG2電源電圧の出力電
圧とを比較し、電子銃の電極とアノードまたはカソード
との間で放電が発生しフィードバック電圧のみが定常値
から低下した場合には、高圧制御回路に検出信号を送り
高圧値を低下させるので、高圧及びG3電極電圧がとも
に低下し、放電が終息する。これによりCRTの各電極
に制御できない高電圧が継続的に印加され、過大な電極
電流が流れることが防止され、CRTの電子銃の特性劣
化、電気部品の過大なストレスを防ぐことができる。
【0036】請求項4に記載の発明によれば、CRTの
アノードに印加される高圧に対応するフィードバック電
圧と装置が正常に動作しているときのフィードバック電
圧の値と同じ値を有する電圧を出力する電圧発生手段の
出力電圧とを比較し、電子銃の電極とアノードまたはカ
ソードとの間で放電が発生しフィードバック電圧のみが
定常値から低下した場合には、高圧制御回路に検出信号
を送り高圧値を低下させるので、高圧及びG3電極電圧
がともに低下し、放電が終息する。これによりCRTの
各電極に制御できない高電圧が継続的に印加され、過大
な電極電流が流れることが防止され、CRTの電子銃の
特性劣化、電気部品の過大なストレスを防ぐことができ
る。
【0037】請求項5に記載の発明によれば、従来、C
RTのフライバックトランスから出力されるCRT画面
の黒レベルを調整するためのスクリーンバイアス電圧と
Gm電極に印加されるGm電源電圧の出力電圧とを比較
し、電子銃の電極とアノードまたはカソードとの間で放
電が発生しスクリーンバイアス電圧のみが定常値から低
下したことを検出した場合には、高圧制御回路に検出信
号を送り高圧値を低下させるので、高圧及びG3電極電
圧がともに低下し、放電が終息する。これによりCRT
の各電極に制御できない高電圧が継続的に印加され、過
大な電極電流が流れることが防止され、CRTの電子銃
の特性劣化、電気部品の過大なストレスを防ぐことがで
きる。
【0038】請求項6に記載の発明によれば、従来、C
RTのフライバックトランスから出力されるCRT画面
の黒レベルを調整するためのスクリーンバイアス電圧と
G2電極に印加されるG2電源電圧の出力電圧とを比較
し、電子銃の電極とアノードまたはカソードとの間で放
電が発生しスクリーンバイアス電圧のみが定常値から低
下した場合には、高圧制御回路に検出信号を送り高圧値
を低下させるので、高圧及びG3電極電圧がともに低下
し、放電が終息する。これによりCRTの各電極に制御
できない高電圧が継続的に印加され、過大な電極電流が
流れることが防止され、CRTの電子銃の特性劣化、電
気部品の過大なストレスを防ぐことができる。
【0039】請求項7に記載の発明によれば、請求項1
から6に記載の発明において、アノードに印加される高
圧を一定の期間にわたって低下させた後、定常の値に戻
す制御を実行することを可能にするためにタイマー回路
を備えることにより、高圧及びG3電極電圧をともに低
下させ、放電が終息した後、放電発生により画面が黒く
なった状態から正常な状態に装置を自動的に復帰させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のCRT表示装置の実施の形態1の構
成を示すブロック図である。
【図2】 本発明のCRT表示装置の実施の形態2の構
成を示すブロック図である。
【図3】 本発明のCRT表示装置の実施の形態3の構
成を示すブロック図である。
【図4】 本発明のCRT表示装置の実施の形態4の構
成を示すブロック図である。
【図5】 本発明のCRT表示装置の実施の形態5の構
成を示すブロック図である。
【図6】 本発明のCRT表示装置の実施の形態6の構
成を示すブロック図である。
【図7】 本発明のCRT表示装置の実施の形態7の構
成を示すブロック図である。
【図8】 従来のCRT表示装置の構成を示すブロック
図である。
【符号の説明】
1 CRT、 2 アノード、 3 フライバックトラ
ンス、 4 セカンダリコイル、 5 高圧ライン、
6 高抵抗、 7 G3電極用可変抵抗、 8スクリー
ンバイアス電圧出力用可変抵抗、 9 高圧レベルフィ
ードバック点、 10 高圧検出抵抗、 11 G3電
極、 12 Gm電極、 13 G2電極、 14 G
1電極、 15 カソード、 16 G2電極電圧源、
17Gm電極電圧源、 18 ビーム電流供給源、
19 比較回路、 20 プライマリコイル、 22
高圧制御回路、 23 高圧発生用電源回路、 24定
常高圧レベル生成源、 25 タイマー回路。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カソードと、該カソードから電子を引き
    出すためのG1電極、G2電極、G3電極をこの順に備
    え、更にG2電極とG3電極との間に変調用のGm電極
    を備えた電子銃を有するCRTと、該CRTのアノード
    に印加する高圧を二次側に生成する変圧器と、前記G3
    電極に印加する電圧を生成するために前記高圧を分圧す
    る分圧抵抗と、該分圧抵抗に流れ込む電流に応じた電圧
    をフィードバック電圧として生成する手段と、該フィー
    ドバック電圧に基づき前記高圧を一定の値に保つように
    前記変圧器の一次側電圧を制御する高圧制御回路と、前
    記G2電極に所定の電圧を印加するG2電極電圧源と、
    前記Gm電極に所定の電圧を印加するGm電極電圧源と
    を含むCRT表示装置において、 前記フィードバック電圧と前記Gm電極電圧源の出力電
    圧とを比較し、前記フィードバック電圧のみが定常値か
    ら低下したことを検出したときに前記高圧制御回路に検
    出信号を供給する比較手段を有し、前記高圧制御回路は
    該検出信号が供給されたときに前記高圧を低下させるよ
    うに前記変圧器の一次側電圧を制御することを特徴とす
    るCRT表示装置。
  2. 【請求項2】 カソードと、該カソードから電子を引き
    出すためのG1電極、G2電極、G3電極をこの順に備
    えた電子銃を有するCRTと、該CRTのアノードに印
    加する高圧を二次側に生成する変圧器と、前記G3電極
    に印加する電圧を生成するために前記高圧を分圧する分
    圧抵抗と、該分圧抵抗に流れ込む電流に応じた電圧をフ
    ィードバック電圧として生成する手段と、該フィードバ
    ック電圧に基づき前記高圧を一定の値に保つように前記
    変圧器の一次側電圧を制御する高圧制御回路と、前記G
    2電極に所定の電圧を印加するG2電極電圧源とを含む
    CRT表示装置において、 前記フィードバック電圧と前記G2電極電圧源の出力電
    圧とを比較し、前記フィードバック電圧のみが定常値か
    ら低下したことを検出したときに前記高圧制御回路に検
    出信号を供給する比較手段を有し、前記高圧制御回路は
    該検出信号が供給されたときに前記高圧を低下させるよ
    うに前記変圧器の一次側電圧を制御することを特徴とす
    るCRT表示装置。
  3. 【請求項3】 カソードと、該カソードから電子を引き
    出すためのG1電極、G2電極、G3電極をこの順に備
    え、更にG2電極とG3電極との間に変調用のGm電極
    を備えた電子銃を有するCRTと、該CRTのアノード
    に印加する高圧を二次側に生成する変圧器と、前記G3
    電極に印加する電圧を生成するために前記高圧を分圧す
    る分圧抵抗と、該分圧抵抗に流れ込む電流に応じた電圧
    をフィードバック電圧として生成する手段と、該フィー
    ドバック電圧に基づき前記高圧を一定の値に保つように
    前記変圧器の一次側電圧を制御する高圧制御回路と、前
    記G2電極に所定の電圧を印加するG2電極電圧源と、
    前記Gm電極に所定の電圧を印加するGm電極電圧源と
    を含むCRT表示装置において、 前記フィードバック電圧と前記G2電極電圧源の出力電
    圧とを比較し、前記フィードバック電圧のみが定常値か
    ら低下したことを検出したときに前記高圧制御回路に検
    出信号を供給する比較手段を有し、前記高圧制御回路は
    該検出信号が供給されたときに前記高圧を低下させるよ
    うに前記変圧器の一次側電圧を制御することを特徴とす
    るCRT表示装置。
  4. 【請求項4】 カソードと、該カソードから電子を引き
    出すためのG1電極、G2電極、G3電極をこの順に備
    え、更にG2電極とG3電極との間に変調用のGm電極
    を備えた電子銃を有するCRTと、該CRTのアノード
    に印加する高圧を二次側に生成する変圧器と、前記G3
    電極に印加する電圧を生成するために前記高圧を分圧す
    る分圧抵抗と、該分圧抵抗に流れ込む電流に応じた電圧
    をフィードバック電圧として生成する手段と、該フィー
    ドバック電圧に基づき前記高圧を一定の値に保つように
    前記変圧器の一次側電圧を制御する高圧制御回路と、前
    記G2電極に所定の電圧を印加するG2電極電圧源と、
    前記Gm電極に所定の電圧を印加するGm電極電圧源と
    を含むCRT表示装置において、 該CRT表示装置が正常に動作しているときのフィード
    バック電圧の値と同じ値の電圧を発生する電圧発生手段
    と、前記フィードバック電圧と前記電圧発生手段の出力
    電圧とを比較し、前記フィードバック電圧のみが定常値
    から低下したことを検出したときに前記高圧制御回路に
    検出信号を供給する比較手段とを有し、前記高圧制御回
    路は該検出信号が供給されたときに前記高圧を低下させ
    るように前記変圧器の一次側電圧を制御することを特徴
    とするCRT表示装置。
  5. 【請求項5】 カソードと、該カソードから電子を引き
    出すためのG1電極、G2電極、G3電極をこの順に備
    え、更にG2電極とG3電極との間に変調用のGm電極
    を備えた電子銃を有するCRTと、該CRTのアノード
    に印加する高圧を二次側に生成する変圧器と、前記G3
    電極に印加する電圧を生成するために前記高圧を分圧す
    る第1の分圧抵抗と、該第1の分圧抵抗に直列に接続さ
    れCRT画面の黒レベルを調整するためのスクリーンバ
    イアス電圧を生成する第2の分圧抵抗と、該第1及び第
    2の分圧抵抗に流れ込む電流に応じた電圧をフィードバ
    ック電圧として生成する手段と、該フィードバック電圧
    に基づき前記高圧を一定の値に保つように前記変圧器の
    一次側電圧を制御する高圧制御回路と、前記G2電極に
    所定の電圧を印加するG2電極電圧源と、前記Gm電極
    に所定の電圧を印加するGm電極電圧源とを含むCRT
    表示装置において、 前記スクリーンバイアス電圧と前記Gm電極電圧源の出
    力電圧とを比較し、前記スクリーンバイアス電圧のみが
    定常値から低下したことを検出したときに前記高圧制御
    回路に検出信号を供給する比較手段を有し、前記高圧制
    御回路は該検出信号が供給されたときに前記高圧を低下
    させるように前記変圧器の一次側電圧を制御することを
    特徴とするCRT表示装置。
  6. 【請求項6】 カソードと、該カソードから電子を引き
    出すためのG1電極、G2電極、G3電極をこの順に備
    え、更にG2電極とG3電極との間に変調用のGm電極
    を備えた電子銃を有するCRTと、該CRTのアノード
    に印加する高圧を二次側に生成する変圧器と、前記G3
    電極に印加する電圧を生成するために前記高圧を分圧す
    る第1の分圧抵抗と、該第1の分圧抵抗に直列に接続さ
    れCRT画面の黒レベルを調整するためのスクリーンバ
    イアス電圧を生成する第2の分圧抵抗と、該第1及び第
    2の分圧抵抗に流れ込む電流に応じた電圧をフィードバ
    ック電圧として生成する手段と、該フィードバック電圧
    に基づき前記高圧を一定の値に保つように前記変圧器の
    一次側電圧を制御する高圧制御回路と、前記G2電極に
    所定の電圧を印加するG2電極電圧源と、前記Gm電極
    に所定の電圧を印加するGm電極電圧源とを含むCRT
    表示装置において、 前記スクリーンバイアス電圧と前記G2電極電圧源の出
    力電圧とを比較し、前記スクリーンバイアス電圧のみが
    定常値から低下したことを検出したときに前記高圧制御
    回路に検出信号を供給する比較手段を有し、前記高圧制
    御回路は該検出信号が供給されたときに前記高圧を低下
    させるように前記変圧器の一次側電圧を制御することを
    特徴とするCRT表示装置。
  7. 【請求項7】 前記比較手段は、前記検出信号が出力さ
    れてから前記高圧制御回路が一定の期間にわたって前記
    高圧を低下させ、その後定常の値に戻す制御を実行する
    ことを可能にするためにタイマー回路を備えることを特
    徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載のCRT
    表示装置。
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