JP2002082068A - 透明基板検査装置 - Google Patents

透明基板検査装置

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JP2002082068A JP2000271765A JP2000271765A JP2002082068A JP 2002082068 A JP2002082068 A JP 2002082068A JP 2000271765 A JP2000271765 A JP 2000271765A JP 2000271765 A JP2000271765 A JP 2000271765A JP 2002082068 A JP2002082068 A JP 2002082068A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ヘアライン傷などのように照明ビームの照射
方向に対して方向性を有するような傷であってもその存
在を確実に検出できるようにする。 【解決手段】 照明手段は、光源100,200から出
射された光ビームを複数のレンズ手段101〜104,
201〜204を用いて傷検出用の細長い楕円形状の照
明ビームとしてガラス基板40に照射する。結像手段
は、ガラス基板40に照射された照明ビームの散乱光又
は反射光を検出レンズ10を用いて結像し、その像を受
光素子手段30で検出する。このとき、照明手段は、ガ
ラス基板40上の照射ビームの長手方向に対してそれぞ
れ異なる角度で交差するように4方向から照明ビームを
照射する。4方向から照明ビームを照射することによっ
て、照明ビームとヘアライン傷の長手方向の交差角を±
25度以内の45度とすることができるので、ヘアライ
ン傷などのように照明ビームの照射方向に対して方向性
を有するような傷であってもその存在を確実に検出する
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、透明基板、例え
ば液晶ディスプレイの製造工程においてガラス基板に傷
がないか異物が付着していないかなどを検査する透明基
板検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶ディスプレイ(LCD:Liqui
d Crystal Display)は、CRT(C
athode Ray Tube)に比べて薄型化、軽
量化が可能であるため、CTV(Color Tele
vision)やOA機器等のディスプレイ装置として
採用され、画面サイズも10型以上の大形化が図られ、
より一層の高精細化が押し進められている。液晶ディス
プレイには、TN(Twisted Nematic)
型、STN(Super Twisted Nemat
ic)型、及びTFT(Thin Film Tran
sistor)型などの種類がある。
【0003】透明基板検査装置は、このような液晶ディ
スプレイに使用されるガラス基板に微小な傷や異物など
が存在しないか否かを検出するものであり、ガラス基板
に斜下方からレーザビームを照射し、傷や異物によって
発生した散乱光や反射光を上方より観察し、傷や異物の
存在を検出するものである。このような透明基板検査装
置は、照明光源として、半導体レーザ光源(LD)を用
いている。半導体レーザ光源は、近視野パターンと遠視
野パターンの両方で光量のバラツキを有する。
【0004】近視野パターンは、半導体レーザ光源の共
振器から比較的近い点のレーザビームの振幅強度分布で
あり、図1(A)に示すような特性を示す。図1(A)
において、横軸はレーザ発光点位置[μm]を、縦軸は
光量の相対強度を現す。図1(A)から明らかなよう
に、半導体レーザ光源の発光点間距離が160〜180
[μm]の場合、その全域に渡って光量の強度分布がば
らついていることが理解できる。
【0005】遠視野パターンは、半導体レーザ光源の共
振器から相当遠い点で見られるレーザビームの振幅強度
分布であり、図1(B)に示すような特性を示す。図1
(B)において、横軸はレーザ発光点からの放射角度
(θ平行方向)を、縦軸は光量の相対強度を現す。図1
(B)から明らかなように、半導体レーザ光源の放射角
度が約0度付近で谷の形状の極小値を示し、その両側、
角度数度の付近で極大値を示すような光量の相対強度分
布のばらつきを示すことが理解できる。
【0006】従来は、このような半導体レーザ光源を照
明光源として用い、一般的な照明部構成であるクリティ
カル照明やケラー照明を構成していた。図2は、一般的
なクリティカル照明構成の一例を示すものである。この
クリティカル照明構成は、半導体レーザ光源21から出
射したレーザビームを補助集光レンズ22で平行光束と
し、絞り24を通過させてコンデンサレンズ23に送り
込む。コンデンサレンズ23は、平行光束をコンデンサ
レンズ23の後側焦点付近すなわち検出点25付近に半
導体レーザ光源21の発光点の像を結像する。従って、
検出点25では、図1(A)に示すような近視野パター
ンによる光量の強度分布のばらつきが現れていた。
【0007】図3は、一般的なケラー照明構成の一例を
示すものである。このケラー照明構成は、半導体レーザ
光源31の発光点a1,b1,c1の像a2,b2,c
2がコンデンサレンズ33の前側焦点位置に作成され、
補助集光レンズ32に近接して設けられた視野絞り34
の像が検出点35に一致させられ、検出点35にて照明
ビームが平行光となるように構成されたものである。こ
のケラー照明構成によれば、検出点35で図1(B)に
示すような遠視野パターンによる光量の強度分布のばら
つきが現れていた。
【0008】ガラス基板検査装置は、これらの照明部構
成を用いて、レーザビームをθ平行方向にレンズで拡大
し、欠陥検査に必要な検出点視野として長さ(長径)が
50〜60[mm]、幅(短径)が約200[μm]の
細長い楕円形状の照明ビームを形成し、ガラス基板の下
側から約10度の傾斜角で照射していた。図4は、クリ
ティカル照明を用いて構成されたガラス基板検査装置の
概略を示す図であり、光学系の構成を検出用照明ビーム
の長径方向から見た図である。図において光学系は照明
光学部と検出光学部とからなる。照明光学部は半導体レ
ーザ光源21、補助集光レンズ22、コンデンサレンズ
23及び全反射ミラー8から構成される。検出光学部は
遮光板9、検出レンズ10及びCCD受光素子30から
構成される。
【0009】半導体レーザ光源21は、波長が約800
[nm]、発光点サイズが約200[μm]、θ平行方
向の放射角が約6度、θ直角方向の放射角が約40度の
レーザビームを出射する。補助集光レンズ22は、半導
体レーザ光源21から出射された光束を平行光束とし、
コンデンサレンズ23に送り込む。コンデンサレンズ2
3は、平行光束をコンデンサレンズ23の後側焦点付近
すなわち検出点25であるガラス基板40付近に全反射
ミラー8を介して半導体レーザ光源21の発光点の像を
結像する。遮光板9は、検出レンズ10の光の入射する
位置に、ガラス基板40の表面で散乱又は反射しなかっ
た光(直接光)を遮光するものである。従って、ガラス
基板40の表面で散乱又は反射しなかった光(直接光)
は、その遮光板9によって遮られ、CCD受光素子30
に結像することはなく、ガラス基板40の表面で散乱又
は反射した光のみが、検出レンズ10を通過してCCD
受光素子30に結像する。なお、クリティカル照明に代
えて、前述のケラー照明を用いた場合も同じである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ガラス基板検査装置
は、ガラス基板に斜下方からレーザビームを照射し、傷
や異物によって発生した散乱光や反射光を上方より観察
し、傷や異物の存在を検出することができる。ところ
が、欠陥検査に必要な検出点視野として長さ(長径)が
50〜60[mm]、幅(短径)が約200[μm]の
細長い楕円形状の照明ビームを形成し、ガラス基板の下
側から約10度の傾斜角で照射している関係上、細長い
傷いわゆるヘアライン傷と呼ばれるものに対して、方向
性を持つという問題があった。図5は、図4のガラス基
板40上に方向性を持ったヘアライン傷55〜58が存
在する場合における細長い楕円形状の照明ビーム50と
ヘアライン傷55〜58との関係を示す図である。照明
ビーム50は図4に示されるように右下斜め方向から左
上斜め方向に向かって照射されているものとする。従っ
て、図5においては照明ビームの照射方向は、右方向か
ら左方向に向かう水平方向となる。このような照明ビー
ム50が照射されているガラス基板上に図5(A)〜
(D)のようにそれぞれ方向性を持ったヘアライン傷5
5〜58が存在する場合、その傷によるCCD受光素子
30の信号出力は、図6に示すようになる。図6は、照
明ビーム50とヘアライン傷の長手方向の交差角を横軸
に示した場合におけるCCD受光素子30の信号出力レ
ベルを示す図である。
【0011】図5(A)は、照明ビームとヘアライン傷
55の長手方向が平行(0度)の場合すなわち交差角0
度の場合を示し、図5(B)は照明ビーム50とヘアラ
イン傷56の長手方向が約10度で交差し、図5(C)
は照明ビーム50とヘアライン傷57の長手方向が約2
0度で交差し、図5(D)は照明ビーム50とヘアライ
ン傷58の長手方向が約30度で交差している場合を示
している。図6から明らかなように、照明ビーム50と
ヘアライン傷の長手方向の交差角が小さい場合は、CC
D受光素子30の信号出力レベルは大きく、ヘアライン
傷を確実に検出することが可能であるが、その交差角が
±25度よりも大きくなると、CCD受光素子30の信
号出力レベルが急激に低下し、もはやヘアライン傷を検
出することができないという問題がある。
【0012】本発明は、上述の点に鑑みてなされたもの
であり、ヘアライン傷などのように照明ビームの照射方
向に対して方向性を有するような傷であってもその存在
を確実に検出することのできる透明基板検査装置を提供
することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載された透
明基板検査装置は、光源から出射された光ビームを複数
のレンズ手段を用いて傷検出用の細長い楕円形状の照明
ビームとして被検査試料に照射する照明手段と、前記被
検査試料に照射された前記照明ビームの散乱光又は反射
光を検出レンズを用いて結像し、その像を受光素子手段
で検出する結像手段とを備えた透明基板検査装置におい
て、前記照明手段は、前記被検査試料上の前記照射ビー
ムの長手方向に対してそれぞれ異なる角度で交差する少
なくとも4方向から前記照明ビームを照射するように構
成されたものである。ヘアライン傷のように照明ビーム
に対して方向性を有する傷の場合、照明ビームとヘアラ
イン傷の長手方向の交差角が約±25度以内であれば、
受光素子手段から出力される信号出力レベルによってそ
の傷の存在を確認することができる。従って、4方向か
ら照明ビームを照射することによって、照明ビームとヘ
アライン傷の長手方向の交差角を±25度以内の45度
とすることができるので、ヘアライン傷などのように照
明ビームの照射方向に対して方向性を有するような傷で
あってもその存在を確実に検出することができるように
なる。
【0014】請求項2に記載された透明基板検査装置
は、請求項1において、前記照明手段が、前記被検査試
料上の前記照射ビームの長手方向に対して、α度、α+
45度、α+90度、α+135度の角度で交差するよ
うな4方向から前記照明ビームを照射するように構成さ
れているものである。これは、被検査試料上の照射ビー
ムの長手方向に対して交差する4方向の照明ビームの交
差角度を具体的に限定したものであり、或る1つの照明
ビームが被検査試料上の照射ビームの長手方向に対して
約22.5度の角度で交差するように照射されると、残
りの3つの照明ビームは約67.5度、約112.5
度、約155.5度の角度で交差するように照射される
ことになる。
【0015】請求項3に記載された透明基板検査装置
は、請求項2において、前記照明手段が、2個の光源か
ら出射される光ビームをそれぞれ補助的に集光する第1
及び第2の補助集光レンズ手段と、 前記第1及び第2
の補助集光レンズ手段によって結像された前記2個の光
源の光ビームをそれぞれ前記楕円形状の長径方向に引き
伸ばし、短径方向に集光するように構成された第1及び
第2の引き伸ばしレンズ手段と、前記第1及び第2の引
き伸ばしレンズ手段を通過した光ビームをそれぞれ分割
する第1及び第2の分割手段と、前記第1及び第2の分
割手段によって分割された4本の光ビームを前記被検査
試料上で前記楕円形状の照明ビームとし、前記検出レン
ズの瞳に向かう収束光となるように集光する第1及び第
2の集光レンズ手段と、前記第1及び第2の集光レンズ
手段を通過した前記4本の光ビームを前記被検査試料上
の所定位置にそれぞれ照射させる第1から第4までの反
射鏡手段とを含んで構成されているものである。2個の
光源の各点から出射した光ビームは、ケラー照明構成と
同じように第1及び第2の補助集光レンズ手段によって
一旦結像される。そして、この結像されたそれぞれの光
源の像の短径方向の光は、第1及び第2の引き伸ばしレ
ンズ手段によってケラー照明構成の場合と同様にほぼ平
行光束に集束される。一方、結像された光源の像の長径
方向の光は、第1及び第2の引き伸ばしレンズ手段によ
って発散する方向に引き伸ばされる。第1及び第2の引
き伸ばしレンズ手段によって引き伸ばされた光は、第1
及び第2の分割手段によってそれぞれ分割され、4本の
光ビームとなる。この4本の光ビームは、第1及び第2
の集光レンズによって検出レンズの瞳に向かう収束光と
なるように集光され、被検査試料上に傷検出用の細長い
楕円形状の照明ビームとして照射される。このとき、第
1から第4までの反射鏡手段が4本の光ビームを反射し
てそれぞれの所定位置に照射させる。これによって、レ
ーザ光源の各点から出射したレーザ光は、被検査試料上
のそれぞれ異なる部分に照射されるようになるため、遠
視野パターンの影響を打ち消すことができ、照明強度を
ほぼ一様にすることができる。また、レーザ光源の像
は、無限遠ではないが、かなり遠方にできるため、クリ
ティカル照明で問題となっていた照明むらも生じること
はない。
【0016】請求項4に記載された透明基板検査装置
は、請求項3において、前記第1及び第2の分割手段
が、前記第1及び第2の引き伸ばしレンズ手段を通過し
た光ビームをハーフミラー及び反射鏡を用いて分割する
ように構成されているものである。これは、第1及び第
2の分割手段の構成を具体的に限定したものである。
【0017】請求項5に記載された透明基板検査装置
は、請求項3において、前記第1及び第2の引き伸ばし
レンズ手段が、前記レーザ光の短径方向に集光する凸シ
リンドリカルレンズと、前記レーザ光の長径方向に対し
て作用し、長径方向の長さを前記第1及び第2の集光レ
ンズ手段の口径に合わせて引き伸ばす凹シリンドリカル
レンズとから構成されているものである。これは、第1
及び第2の引き伸ばしレンズの構成を具体的に限定した
ものである。長径方向と短径方向のそれぞれに対して作
用するシリンドリカルレンズを用いることによって、集
光と拡散を実現したものである。
【0018】請求項6に記載された透明基板検査装置
は、請求項1から5までのいずれか1において、前記照
明手段が、前記光ビームの前記被検査試料上における短
径方向の幅を約200[μm]、長径方向の長さを約5
0〜60[mm]にするものである。これは、照明手段
によって形成される傷検出用の細長い楕円形状の照明ビ
ームの具体的大きさを規定したものである。
【0019】請求項7に記載された透明基板検査装置
は、請求項3から6までのいずれか1において、前記照
明手段は、前記光源の各点から出射した光が前記被検査
試料上の全範囲の約10分の1程度を照射するものであ
る。これは、最も遠視野パターンの影響を少なくし、照
明強度を全範囲でほぼ一様にすることができる場合を具
体的に規定したものである。
【0020】請求項8に記載された透明基板検査装置
は、請求項4において、前記第1及び第2の集光レンズ
手段は、半円形状のレンズで構成され、前記第1及び第
2の分割手段によって分割された前記光ビームを光軸中
心から上下方向に外れた位置を通過させて前記被検査試
料上で前記楕円形状の照明ビームとし、前記検出レンズ
の瞳に向かう収束光となるように集光するものである。
これは、集光レンズ手段の構成を具体的に限定したもの
であり、4本の照明ビームのうち2本を第1の集光レン
ズ手段で集光し、残りの2本を第2の集光レンズ手段で
集光する。このとき、それぞれの照明ビームは集光レン
ズの光軸中心から上下方向に外れた位置を通過するの
で、集光レンズの形状を円形にすると、両者が干渉して
しまうので、ここでは、半円形状のレンズで集光レンズ
を構成することにした。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を添
付図面に従って説明する。図7は、長さ(長径)が約5
0〜60[mm]、幅(短径)が約200[μm]の細
長い楕円形状の検出用照明ビームをガラス基板40に照
射し、その散乱光や反射光に基づいて、ガラス基板40
上の傷や異物の存在を検出するガラス基板検査装置を立
体的に示した斜視図である。図8及び図9は、このガラ
ス基板検査装置の概略構成を示す図であり、図8はこの
ガラス基板検査装置の光学系の構成を検出用照明ビーム
の長径方向から見た図であり、図9はこの光学系の構成
を検出用照明ビームの短径方向から見た図である。この
ガラス基板検査装置の光学系は、照明光学部と検出光学
部とからなるが、図7及び図9では検出光学系について
は図示を省略してある。この実施の形態に係るガラス基
板検査装置の特徴は、検出用照明ビームをそれぞれ45
度ずつ方向の異なる4方向から別々にガラス基板に照射
するようにした点である。
【0022】照明光学部は、半導体レーザ光源100,
200、非球面コリメートレンズ101,201、平凸
レンズ102,202、凸シリンドリカルレンズ10
3,203、凹シリンドリカルレンズ104,204、
ハーフミラー105,205、反射鏡106〜108,
206〜208、平凸レンズ110,111,210,
211及び台形型全反射ミラー120,121,22
0,221から構成される。検出光学部は遮光板9、検
出レンズ10及びCCD受光素子30から構成される。
【0023】半導体レーザ光源100,200は、波長
が約800[nm]、発光点サイズが約200[μ
m]、θ平行方向の放射角が約6度、θ直角方向の放射
角が約40度のレーザビームを出射する。非球面コリメ
ートレンズ101,201及び平凸レンズ102,20
2は、半導体レーザ光源100,200から出射された
光束を凸シリンドリカルレンズ103,203の前側で
集光させ、ケラー照明のように一旦半導体レーザ光源1
00,200の像を形成させる補助集光レンズとしての
役割をする。凸シリンドリカルレンズ103,203
は、照明ビームの短径方向に対して作用し、検出点にお
ける短径方向の幅を200[μm]にするものであり、
補助集光レンズ(非球面コリメートレンズ101,20
1及び平凸レンズ102,202)を通過した光をさら
に集光させる。なお、凸シリンドリカルレンズ103,
203は、照明ビームの長径方向に対しては作用しない
ようになっている。凹シリンドリカルレンズ104,2
04は、照明ビーム長径方向に対して作用し、長径方向
の長さを平凸レンズ110,111,210,211か
らなる大口径集光レンズの口径に合わせて引き伸ばす。
なお、凹シリンドリカルレンズ104,204は、照明
ビームの短径方向に対して作用しないようになってい
る。ここでは、凸シリンドリカルレンズ103,203
及び凹シリンドリカルレンズ104,204のことを引
き伸ばしレンズと呼ぶ。
【0024】ハーフミラー105,205、反射鏡10
6〜108,206〜208は、半導体レーザ光源10
0,200から出射されたレーザ光の光軸に対してそれ
ぞれ45度の傾斜を持って配置され、引き伸ばしレンズ
(凸シリンドリカルレンズ103,203及び凹シリン
ドリカルレンズ104,204)を通過した照明ビーム
をそれぞれ分割して2系統の照射ビームを作成するもの
である。すなわち、ハーフミラー105,205は、引
き伸ばしレンズ(凸シリンドリカルレンズ103,20
3及び凹シリンドリカルレンズ104,204)を通過
した照明ビームの半分を反射鏡107,207側に通過
させ、残りの半分を照明ビームの長径方向に配置された
反射鏡106,206側に反射する。反射鏡106,2
06は、ハーフミラー105,205で反射された照射
ビームを半導体レーザ光源100,200から出射され
たレーザ光の光軸と同じ方向に全反射する。一方、反射
鏡107,207は、ハーフミラー105,205を通
過して来た照射ビームを反射鏡108,208側に全反
射し、反射鏡108,208は、その照射ビームを半導
体レーザ光源100,200から出射されたレーザ光の
光軸と同じ方向に全反射する。これによって、引き伸ば
しレンズ(凸シリンドリカルレンズ103,203及び
凹シリンドリカルレンズ104,204)を通過した照
明ビームは別々の2系統の照明ビームに分割される。な
お、図9では、反射鏡106,206,108,208
が同じ位置に配置されているように示してあるが、実際
は、反射鏡106と反射鏡108との間の距離の方が反
射鏡206と反射鏡208との間の距離よりも大きくな
っている。
【0025】大口径集光レンズは、4枚の平凸レンズ1
10,111,210,211で構成されている。平凸
レンズ110と平凸レンズ111とで一つの大口径集光
レンズが構成され、平凸レンズ210と平凸レンズ21
1とでもう一つの大口径集光レンズが構成されている。
以下、集光レンズ110と表すときは、平凸レンズ11
0と平凸レンズ111とで構成される大口径集光レンズ
のことを意味し、集光レンズ210と表すときは、平凸
レンズ210と平凸レンズ211とで構成される大口径
集光レンズのことを意味するものとする。
【0026】図10は、大口径集光レンズをガラス基板
40側から見た図である。図において、右側が集光レン
ズ110であり、左側が集光レンズ210である。集光
レンズ110,210は、その中心O1,O2を含む半
円形状をしている。反射鏡106,108で反射された
照明ビームは、右側の集光レンズ110の中心O1の上
下方向の所定位置に照射され、反射鏡206,208で
反射された照明ビームは、左側の集光レンズ210の中
心O2の上下方向の所定位置に照射され、それぞれの集
光レンズ110,210によって集束される。
【0027】集光レンズ110,210は、それぞれの
照明ビームを検出レンズ10の瞳付近に集光する。この
とき、検出点であるガラス基板40における照明ビーム
は、検出レンズ10の瞳へ向かう集束光となるように構
成される。すなわち、検出光学部では、検出レンズ10
の欠陥検出効率を確保するために、照明ビームの集光が
瞳中心となるように構成される。検出点45すなわちガ
ラス基板40は、検出レンズ10の瞳と集光レンズ11
0,210との中間位置であって、その集光光路中に設
置される。なお、検出レンズ10の瞳に向かう集束光と
なるのは、長径方向の照明ビームだけであり、短径方向
の照明ビームはガラス基板40上に集束するように構成
される。このようにしてガラス基板40上には、長さ
(長径)が約50〜60[mm]、幅(短径)が約20
0[μm]の細長い楕円形状の検出用照明ビームが照射
される。
【0028】なお、集光途中の照明ビームは、図10に
示した点線の正八角錐の底面のそれぞれの頂点81〜8
4付近で正八角錐の頂点80に向かうように、台形型全
反射ミラー120,121,220,221によって反
射させられる。正八角錐の頂点80が検出点45を含む
ガラス基板40表面に対応する。従って、ガラス基板4
0表面すなわち検出点45には、正八角錐の底面のそれ
ぞれの頂点81〜84の4方向からそれぞれ照明ビーム
が同時に照射されることになる。各照明ビームの照射角
度は、それぞれ45度の整数倍の角度で交差するように
構成されている。
【0029】すなわち、頂点81から頂点80に向かう
照明ビームに対して、頂点82から頂点80に向かう照
明ビームは45度の角度で、頂点83から頂点80に向
かう照明ビームは90度(45度×2)の角度で、頂点
84から頂点80に向かう照明ビームは135度(45
度×3)の角度で、それぞれ交差している。従って、ガ
ラス基板40の表面に対しては、45度ずつ方向の異な
る4本の照明ビームが照射されることになる。従って、
ガラス基板40上のヘアライン傷は、いずれかの照明ビ
ームによって容易に検出することができるようになる。
【0030】図11は、この実施の形態のガラス基板検
査装置によってできるガラス基板40上の細長い楕円形
状の照明ビーム60とガラス基板40上に存在するヘア
ライン傷61〜68との関係を示す図である。図12
は、この実施の形態に係る照明ビーム60とヘアライン
傷61〜68の長手方向の交差角を横軸に示した場合に
おけるCCD受光素子30の信号出力レベルの特性を示
す図である。この実施の形態に係るガラス基板検査装置
では、図10に示すように、45度ずつ方向の異なる4
本の照明ビーム810〜840がガラス基板40に照射
されている。従って、図11(A)〜(H)に示すよう
にそれぞれ角度の異なるヘアライン傷61〜68がガラ
ス基板40上に存在する場合、その傷によるCCD受光
素子30の信号出力は、図12に示すようになる。
【0031】すなわち、図11(A)に示すように照明
ビーム60とヘアライン傷61の長手方向が平行(0
度)の場合、ヘアライン傷61によって頂点81から頂
点80に向かう照明ビーム810及び頂点82から頂点
80に向かう照明ビーム820に対応した散乱光が発生
するので、CCD受光素子30からは両方の照明ビーム
810,820の散乱光に対応した信号出力が現れる。
ここで照明ビーム60は、それぞれの照明ビーム810
〜840の合成ビームのことである。図11(B)に示
すように照明ビーム60とヘアライン傷62の長手方向
が約22.5度で交差している場合、ヘアライン傷62
によって頂点82から頂点80に向かう照明ビーム82
0に対応した散乱光のみが発生するので、CCD受光素
子30からはその照明ビーム820の散乱光に対応した
信号出力が現れる。
【0032】図11(C)に示すように照明ビーム60
とヘアライン傷63の長手方向が約45度で交差してい
る場合、ヘアライン傷63によって頂点82から頂点8
0に向かう照明ビーム820及び頂点83から頂点80
に向かう照明ビーム830に対応した散乱光が発生する
ので、CCD受光素子30からはその照明ビーム82
0,830の散乱光に対応した信号出力が現れる。図1
1(D)に示すように照明ビーム60とヘアライン傷6
4の長手方向が約67.5度で交差している場合、ヘア
ライン傷64によって頂点83から頂点80に向かう照
明ビーム830に対応した散乱光のみが発生するので、
CCD受光素子30からはその照明ビーム830の散乱
光に対応した信号出力が現れる。
【0033】図11(E)に示すように照明ビーム60
とヘアライン傷65の長手方向が約90度で交差してい
る場合、ヘアライン傷65によって頂点83から頂点8
0に向かう照明ビーム830及び頂点84から頂点80
に向かう照明ビーム840に対応した散乱光が発生する
ので、CCD受光素子30からはその照明ビーム83
0,840の散乱光に対応した信号出力が現れる。図1
1(F)に示すように照明ビーム60とヘアライン傷6
6の長手方向が約112.5度で交差している場合、ヘ
アライン傷66によって頂点84から頂点80に向かう
照明ビーム840に対応した散乱光のみが発生するの
で、CCD受光素子30からはその照明ビーム840の
散乱光に対応した信号出力が現れる。
【0034】図11(G)に示すように照明ビーム60
とヘアライン傷67の長手方向が約135度で交差して
いる場合、ヘアライン傷67によって頂点84から頂点
80に向かう照明ビーム840及び頂点81から頂点8
0に向かう照明ビーム810に対応した散乱光が発生す
るので、CCD受光素子30からはその照明ビーム84
0,810の散乱光に対応した信号出力が現れる。図1
1(H)に示すように照明ビーム60とヘアライン傷6
8の長手方向が約155.5度で交差している場合、ヘ
アライン傷68によって頂点81から頂点80に向かう
照明ビーム810に対応した散乱光のみが発生するの
で、CCD受光素子30からはその照明ビーム810の
散乱光に対応した信号出力が現れる。すなわち、CCD
受光素子30からは図12に示すような各照明ビーム8
10〜840を合成した信号波形800が出力されるの
で、方向性を持った細長い傷(ヘアライン傷)61〜6
8であっても、その存在を確実に検出することができ
る。
【0035】この実施の形態では、検出レンズ10の光
の入射する位置に、ガラス基板40の表面で散乱又は反
射しなかった光(直接光)を遮光するための遮光板9が
設けられている。従って、ガラス基板40の表面で散乱
又は反射しなかった光(直接光)は、その遮光板9によ
って遮られ、CCD受光素子30に結像することはな
く、ガラス基板40の表面で散乱又は反射した光のみ
が、検出レンズ10を通過してCCD受光素子30に結
像する。なお、検出レンズ10は、複数のレンズ群の組
み合わせで構成される。
【0036】本発明に係るガラス基板検査装置の照明光
学部の構成が従来のケラー照明構成とどのように異なる
のか、その詳細について説明する。まず、ケラー照明構
成の場合には、図3に示すように、半導体レーザ光源3
1の各点a1,b1,c1から出射したレーザ光は、補
助集光レンズ32によって各点a2,b2,c2で一旦
結像される。そして、この結像された各点a2,b2,
c2の像の光をコンデンサレンズ33によって、平行光
束として検出点35(ガラス基板)に照射している。従
って、コンデンサレンズ33によって、半導体レーザ光
源31の像は無限遠にできるためクリティカル照明で問
題となっていた照明むらが生じることはない。
【0037】ところが、半導体レーザ光源31の光点a
1から出射したレーザ光は、検出点35上の部分a3−
a4を一様に照射し、光点b1から出射したレーザ光
は、検出点35上の部分a3−a4と同じ部分b3−b
4を一様に照射する。同様に、光点c1から出射したレ
ーザ光も、検出点35上の部分a3−a4,b3−b4
と同じ部分c3−c4を一様に照射する。従って、前述
したように、図1(B)に示すような半導体レーザ光源
31の有する遠視野パターンの影響が顕著に現れる。
【0038】これに対して、本発明に係るガラス基板検
査装置の照明光学部においては、図9に示すように半導
体レーザ光源100,200の各点A1,B1,C1か
ら出射したレーザ光は、ケラー照明構成と同じように補
助集光レンズ(非球面コリメートレンズ101,201
及び平凸レンズ102,202)によって各点A2,B
2,C2で一旦結像される。そして、この結像された像
の短径方向の照明ビームは凸シリンドリカルレンズ10
3,203によってケラー照明構成の場合と同様にほぼ
平行光束に集束される。一方、結像された像の長径方向
の照明ビームは凸シリンドリカルレンズ103,203
をそのまま通過し、凹シリンドリカルレンズ104,2
04によって発散する方向に引き伸ばされる。凹シリン
ドリカルレンズ104,204によって引き伸ばされた
照明ビームは、集光レンズ110,210によって集光
され、ガラス基板40上の検出点45に照射される。
【0039】従って、半導体レーザ光源100,200
の各点A1,B1,C1から出射したレーザ光は、一旦
各点A2,B2,C2で結像し、ガラス基板40上の検
出点45のそれぞれ異なる部分A3−A4,B3−B
4,C3−C4に照射されるようになっている。このよ
うな構成によって、半導体レーザ光源100,200の
像は、無限遠ではないが、かなり遠方にできるため、ク
リティカル照明で問題となっていた照明むらが生じるこ
とはない。また、この照明構成だと、前述したように、
図1(B)に示すような半導体レーザ光源100,20
0の有する遠視野パターンの影響を打ち消すことがで
き、照明強度をほぼ一様にすることができる。なお、図
では、半導体レーザ光源100,200の各点から出射
した光が検出点45上の全範囲の約8分の1を照射する
場合を示しているが、実際は検出点45上の全範囲の約
10分の1程度を照射するように構成することによっ
て、最も遠視野パターンの影響を少なくし、照明強度を
全範囲でほぼ一様にすることができるという効果があ
る。
【0040】なお、上述の実施の形態では、補助集光レ
ンズを非球面コリメートレンズ101,201及び平凸
レンズ102,202で構成し、引き伸ばしレンズを凸
シリンドリカルレンズ103,203及び凹シリンドリ
カルレンズ104,204で構成し、集光レンズを2枚
の平凸レンズ110,111,210,211でそれぞ
れ構成する場合について説明したが、これは一例であ
り、本発明の目的とする照明を行うことができるのであ
れば、これ以外の組合せで構成してもよいことは言うま
でもない。また、上述の実施の形態では、ガラス基板に
ついて説明したが、プラスチック基板等の透明なもので
あってもよい。さらに、上述の実施の形態では、4方向
から照明ビームを照射する場合について説明したが、こ
れ以上の方向から照射してもよいことはいうまでもな
い。上述の実施の形態では、2個の光源から4方向の照
明ビームを作成する場合について説明したが、4個の光
源を用いて4方向の照明ビームを作成してもよい。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、ヘアライン傷などのよ
うに照明ビームの照射方向に対して方向性を有するよう
な傷であってもその存在を確実に検出することができる
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 半導体レーザ光源が示す近視野パターン及び
遠視野パターンの特性を示す図である。
【図2】 一般的なクリティカル照明構成の一例を示す
図である。
【図3】 一般的なケラー照明構成の一例を示す図であ
る。
【図4】 クリティカル照明を用いて構成された従来の
ガラス基板検査装置の概略を示す図である。
【図5】 図4のガラス基板上に方向性を持ったヘアラ
イン傷が存在する場合における細長い楕円形状の照明ビ
ームとヘアライン傷との関係を示す図である。
【図6】 従来のガラス基板検査装置において、照明ビ
ームとヘアライン傷の長手方向の交差角を横軸に示した
場合のCCD受光素子の信号出力レベルを示す図であ
る。
【図7】 この発明に係るガラス基板検査装置を立体的
に示した斜視図である。
【図8】 図7のガラス基板検査装置の光学系の構成を
検出用照明ビームの長径方向から見た図である。
【図9】 図7のガラス基板検査装置の光学系の構成を
検出用照明ビームの短径方向から見た図である。
【図10】 図7の大口径集光レンズをガラス基板側か
ら見た図である。
【図11】 図7のガラス基板検査装置によってできる
ガラス基板上の細長い楕円形状の照明ビームとガラス基
板上に存在するヘアライン傷との関係を示す図である。
【図12】 図7のガラス基板検査装置において、照明
ビームとヘアライン傷の長手方向の交差角を横軸に示し
た場合のCCD受光素子の信号出力レベルの特性を示す
図である。
【符号の説明】
100,200 半導体レーザ光源 101,201 非球面コリメートレ
ンズ 102,202 平凸レンズ 103,203 凸シリンドリカルレ
ンズ 104,204 凹シリンドリカルレ
ンズ 105,205 ハーフミラー 106〜107,206〜207 反射鏡 110,111,210,211 平凸レンズ 120,121,220,221 台形型全反射ミラー 9 遮光板 10 検出レンズ 30 CCD受光素子 45 検出点 40 ガラス基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 昇 東京都渋谷区東3丁目16番3号 日立電子 エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 田村 良一 東京都渋谷区東3丁目16番3号 日立電子 エンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 2G051 AA73 AB01 AB02 BA01 BA06 BA10 BB07 CA03 CA04 CB01 CB05 2H088 FA11 HA01 MA20 2H090 JB02 JC18

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源から出射された光ビームを複数のレ
    ンズ手段を用いて傷検出用の細長い楕円形状の照明ビー
    ムとして被検査試料に照射する照明手段と、 前記被検査試料に照射された前記照明ビームの散乱光又
    は反射光を検出レンズを用いて結像し、その像を受光素
    子手段で検出する結像手段とを備えた透明基板検査装置
    において、 前記照明手段は、前記被検査試料上の前記照射ビームの
    長手方向に対してそれぞれ異なる角度で交差する少なく
    とも4方向から前記照明ビームを照射するように構成さ
    れていることを特徴とする透明基板検査装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記照明手段は、前記被検査試料上の前記照射ビームの
    長手方向に対して、α度、α+45度、α+90度、α
    +135度の角度で交差するような4方向から前記照明
    ビームを照射するように構成されていることを特徴とす
    る透明基板検査装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 前記照明手段は、 2個の光源から出射される光ビームをそれぞれ補助的に
    集光する第1及び第2の補助集光レンズ手段と、 前記第1及び第2の補助集光レンズ手段によって結像さ
    れた前記2個の光源の光ビームをそれぞれ前記楕円形状
    の長径方向に引き伸ばし、短径方向に集光するように構
    成された第1及び第2の引き伸ばしレンズ手段と、 前記第1及び第2の引き伸ばしレンズ手段を通過した光
    ビームをそれぞれ分割する第1及び第2の分割手段と、 前記第1及び第2の分割手段によって分割された4本の
    光ビームを前記被検査試料上で前記楕円形状の照明ビー
    ムとし、前記検出レンズの瞳に向かう収束光となるよう
    に集光する第1及び第2の集光レンズ手段と、 前記第1及び第2の集光レンズ手段を通過した前記4本
    の光ビームを前記被検査試料上の所定位置にそれぞれ照
    射させる第1から第4までの反射鏡手段とを含んで構成
    されていることを特徴とする透明基板検査装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 前記第1及び第2の分割手段が、前記第1及び第2の引
    き伸ばしレンズ手段を通過した光ビームをハーフミラー
    及び反射鏡を用いて分割するように構成されていること
    を特徴とする透明基板検査装置。
  5. 【請求項5】 請求項3において、 前記第1及び第2の引き伸ばしレンズ手段は、 前記レーザ光の短径方向に集光する凸シリンドリカルレ
    ンズと、 前記レーザ光の長径方向に対して作用し、長径方向の長
    さを前記第1及び第2の集光レンズ手段の口径に合わせ
    て引き伸ばす凹シリンドリカルレンズとから構成されて
    いることを特徴とする透明基板検査装置。
  6. 【請求項6】 請求項1、2、3、4又は5において、 前記照明手段は、前記光ビームの前記被検査試料上にお
    ける短径方向の幅を約200[μm]、長径方向の長さ
    を約50〜60[mm]にすることを特徴とする透明基
    板検査装置。
  7. 【請求項7】 請求項3、4、5又は6において、 前記照明手段は、前記光源の各点から出射した光が前記
    被検査試料上の全範囲の約10分の1程度を照射するこ
    とを特徴とする透明基板検査装置。
  8. 【請求項8】 請求項4において、 前記第1及び第2の集光レンズ手段は、半円形状のレン
    ズで構成され、前記第1及び第2の分割手段によって分
    割された前記光ビームを光軸中心から上下方向に外れた
    位置を通過させて前記被検査試料上で前記楕円形状の照
    明ビームとし、前記検出レンズの瞳に向かう収束光とな
    るように集光することを特徴とする透明基板検査装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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