JP2002082063A - ウエハの表面検査装置及び検査方法 - Google Patents

ウエハの表面検査装置及び検査方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 不良とすべきキズやヨゴレを確実に検出する
ことができるウエハ表面検査装置及び方法を提供する。 【解決手段】 シリコンウエハ表面の微細な点欠陥(L
PD)の2次元分布情報30からその偏在するLPDの
集合体をキズやヨゴレとして検出するような手段21を
備えることにより、パーティクルカウンタ11から得ら
れるLPDマップに基づいてキズやヨゴレを検査するこ
とができ、検査効率の向上をもたらすことが可能とな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シリコンウエハ表
面のキズ、ヨゴレの有無を検査する装置において、キ
ズ、ヨゴレ等の欠陥の抽出、及びその種類分けができる
装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】シリコンウエハの製造工程においては、
CZ(チョクラルスキー)法等で引き上げられたシリコ
ンインゴットから切り出されたシリコンウエハに対し
て、細かい粒径の研磨剤を含んだ研磨液を使用したラッ
ピング処理を施すことによりその表面を鏡面状態に仕上
げている。
【0003】そしてこのように表面仕上げされたシリコ
ンウエハは、洗浄工程を経た後、作業者の目視による表
面検査を受け、キズやヨゴレが認められないと判断され
たものだけが良品として出荷されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで人間の目視に
よる表面検査はその方法や判断基準が標準化されておら
ず、顧客の満足度を向上させる点において不十分であっ
た。
【0005】本発明は、以上のような課題に鑑みてなさ
れたものであり、その目的は、不良とすべきキズやヨゴ
レを確実に検出することができるウエハ表面検査装置及
び方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】以上のような目的を達成
するために、本発明に係る表面検査装置は、シリコンウ
エハ表面の微細な点欠陥(LPD)の分布情報から、そ
の偏在するLPDの集合体をキズやヨゴレとして検出す
るもので、不良とすべきこれら欠陥を確実に検出するよ
うな手段を備えた表面検査装置及び方法であることを特
徴とする。
【0007】より具体的には、本発明においては以下の
ような表面検査装置及び表面検査方法を提供する。
【0008】(1) パーティクルカウンタから供給さ
れるウエハ表面の2次元欠陥分布情報(LPDマップ)
に基づいて当該ウエハ表面のキズの検出を行うウエハ表
面検査装置であって、前記パーティクルカウンタから供
給される前記LPDマップを取り込む入力手段と、各ウ
エハ毎の前記LPDマップを複数のウエハについて蓄積
し得る記憶手段と、この記憶手段に蓄積されているLP
Dマップの中で、LPDの偏在を検出することによっ
て、ウエハ表面のキズの検出を行う情報処理手段と、を
備えることを特徴とするウエハ表面検査装置。
【0009】「パーティクルカウンタ」とは、ウエハ表
面にレーザ光を照射した際にウエハ表面から得られる散
乱光を検出するものであり、市販のものを用いることが
可能である。この検査装置は、各散乱点(LPD:Ligh
t Point Defect)を個々の欠陥として良否を判定するこ
とが主機能であり、LPDの2次元的な集まり状態から
これを線状のキズやヨゴレとして認識することや、当該
キズやヨゴレが不良とすべきものであるか否かを判定す
るといった人間が行う検査と同様の検査を行うことは困
難であった。このため作業者がこのマップを見てキズの
検出や不良の判定等を行う必要があり、人手によらず検
査を行うことを実現するという点において未だ不十分で
あった。すなわち、現状検査装置ではLPDマップか
ら、LPDの集合体からなるキズやヨゴレをそれとして
自動認識することはできなかったが、本発明に係る検査
装置を取り付けることによって、それが可能になる。
【0010】「ウエハ表面のLPDの集合体(キズ)」
は、連続していることもあり、不連続なこともある。ま
た、その並びは、直線であっても曲線であっても良い。
「キズ」とは、ウエハ表面の欠陥の集合体またはウエハ
表面の擦りキズ等、種々の形態のものを意味する。ま
た、「複数のウエハについて蓄積し得る記憶手段」と
は、複数のウエハまたは単数のウエハについて蓄積が可
能であることを意味する。
【0011】(2) 前記情報処理手段は、前記部分領
域LPDマップごとに2次元ハフ変換処理により前記キ
ズを検出することを特徴とする(1)記載のウエハ表面
検査装置。
【0012】(3) 前記情報処理手段は、前記LPD
マップを空間フィルタによって平滑化した結果を所定の
閾値で2値化することにより前記LPDの集合体をその
周囲と区別して検出することを特徴とする(1)記載の
ウエハ表面検査装置。
【0013】(4) パーティクルカウンタから供給さ
れるウエハ表面の2次元欠陥分布情報(LPDマップ)
に基づいて当該ウエハ表面のキズの検出を行うウエハ表
面検査方法であって、ウエハ表面から抽出されたLPD
マップの中で、LPDの偏在を検出することによって、
ウエハ表面のLPDの集合体からなる欠陥の検出を行う
ステップを備えることを特徴とするウエハ表面検査方
法。
【0014】(5) 前記欠陥の検出を行うステップで
は、前記LPDマップの部分領域ごとに2次元ハフ変換
処理によって、線状に偏在したLPDの集合を検出する
ことで前記欠陥(キズ欠陥)を検出することを特徴とす
る(4)記載のウエハ表面検査方法。
【0015】(6) 前記LPDマップの少なくとも一
部分に対して空間フィルタによって平滑化した結果を所
定の閾値で2値化することにより、前記LPDの不定形
な集合体をその周囲と区別し欠陥(ヨゴレ欠陥)として
検出するステップをさらに備えることを特徴とする
(4)記載のウエハ表面検査方法。
【0016】(7) ウエハ表面から抽出された2次元
欠陥分布情報(LPDマップ)について、当該LPDマ
ップの中で、LPDの偏在を検出することによって、ウ
エハ表面のLPDの集合体からなる欠陥の検出を行う検
出工程を含むプログラムを格納したコンピュータ読み取
り可能な記憶媒体。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る表面検査装置
及び検査方法について図面を参照しながら説明する。
【0018】[装置の構成]図1は、本発明に係るシリコ
ンウエハの表面検査システム10の全体構成を示す略線
図である。この図1に示されるように、表面検査システ
ム10は、シリコンウエハの表面から微細な欠陥を抽出
するためのレーザ散乱検出機11と当該レーザ散乱検出
機11を制御するための制御用コンピュータ12とから
なる抽出部13を複数有し、これらの抽出部13からネ
ットワーク15を介して抽出結果(LPDマップ)を集
めキズやヨゴレの状態を判定する判定用コンピュータ2
1を有する。
【0019】抽出部13の各レーザ散乱検出機11は、
シリコンウエハの表面にレーザ光を照射し、欠陥がある
場合に生じる散乱光を検出する。そしてレーザ散乱検出
機11は検出された各散乱点を個々の欠陥としたマップ
(LPDマップ:Light Point Defectマップ)を予め決
められたウエハ上の座標系での座標値とその散乱光の強
度の集合として生成することにより、シリコンウエハ表
面の微細な欠陥を抽出するようになされている。
【0020】このようにして抽出されたシリコンウエハ
表面の個々の散乱点(欠陥)の情報(LPDマップ)
は、各レーザ散乱検出機11に設けられているハードデ
ィスク(図示せず)に、あるいはネットワーク15を介
して直接判定用コンピュータ21のハードディスクに、
ウエハID、スロット番号等に対応付けられて記憶され
る。
【0021】判定用コンピュータ21は、各制御用コン
ピュータ12から判定しようとするシリコンウエハのウ
エハIDやスロット番号並びに当該ウエハIDやスロッ
ト番号に対応付けられた散乱点情報(LPDマップ)を
イーサネット(登録商標)で構築されたLAN(Local
Area Network)(ネットワーク15)を介して対応する
レーザ散乱検出機11から取得する。
【0022】因みに複数の制御用コンピュータ12やレ
ーザ散乱検出機11は、互いに異なるデータフォーマッ
トでLPDマップを管理している場合であっても、これ
らの情報を取得した判定用コンピュータ21はこれらの
情報を共通のデータフォーマットに変換して取り扱うよ
うになされている。
【0023】ここで図2は判定用コンピュータ21の構
成を示すブロック図であり、バス41を介してCPU
(Central Processing Unit)42、ROM(Read Only
Memory)44、RAM(Random Access Memory)4
5、ハードディスクドライブ装置48、表示処理部4
6、インターフェイス43及び49が接続されている。
【0024】CPU42はROM44に格納されている
プログラムまたは他の記憶媒体から読み出されたプログ
ラムに従って動作し、レーザ散乱検出機11及び制御用
コンピュータ12から供給された各シリコンウエハの散
乱点情報(LPDマップ)をインターフェイス43を介
して受け取り、これをハードディスクドライブ装置48
のハードディスクに格納する。
【0025】CPU42はハードディスクに格納された
LPDマップの所定部分を必要に応じてRAM45に書
き込んで、後述するキズやヨゴレの抽出処理や良否の判
定処理を行う。当該処理結果は、表示処理部46におい
てグラフィックス処理が施された後CRT(Cathode Ra
y Tube)等でなるモニタ47において可視表示されると
ともに、必要に応じてUSB端子等のインターフェイス
49を介してプリンタに供給され、印刷される。
【0026】ここで図3は、レーザ散乱検出機11から
判定用コンピュータ21に供給されたLPDマップ30
を画面情報に変換して表示した表示例であり、判定用コ
ンピュータ21は、シリコンウエハの表面において生じ
た複数の散乱点31のうち、その集合状態(特徴量)に
応じて不良となり得るキズやヨゴレを検出するようにな
されている。例えば図3に示す複数の散乱点(LPD)
31のうち、線状に接近した一連の散乱点の集合領域3
2はキズとして検出されるとともに、密度が高くなって
いる散乱点の不定形な集合領域33はヨゴレとして検出
される。
【0027】すなわち判定用コンピュータ21は図4に
示す検査処理手順に従って、シリコンウエハ表面の散乱
点31の偏在、集合体の発生状態から線状のキズ及び不
定形のヨゴレを検出し、当該検出結果として得られる散
乱点31の偏在、集合体の発生状態(特徴量)に基づい
て、さらにそのキズやヨゴレを不良とすべきであるか否
かを判断するようになされており、判定用コンピュータ
21は先ずレーザ散乱検出機11からLPDマップデー
タを取得すると、ステップA11から当該検査処理手順
に入り、ステップA12において区間分析方法及びピラ
ミッド処理によってLPDマップからシリコンウエハ表
面の散乱点31の線状の集合領域32を検出するととも
に、これをキズとして認識する。
【0028】そしてステップA12におけるキズの検出
処理が完了すると、判定用コンピュータ21は続くステ
ップA13に移って、LPDマップから散乱点の不定形
な集合である偏在、すなわちシリコンウエハ表面のヨゴ
レを検出する。
【0029】キズ及びヨゴレが検出されると、判定用コ
ンピュータ21はステップA14に移って、当該検出さ
れたキズ及びヨゴレの種類をその特徴量に基づいて分類
するとともに、当該分類された結果に基づく判定基準を
用いてこのときの検査対象であるシリコンウエハを不良
とすべきであるか否かを判定する。当該判定結果は、ス
テップA15においてプリンタ等に出力された後、ステ
ップA16において当該検査処理手順が完了する。
【0030】ここで、上述のステップA12におけるキ
ズの検出処理の詳細を説明する。図5はLPDマップ3
0から不良となり得る散乱点31の偏在、集合領域を検
出する際のピラミッド処理の説明に供する略線図を示
し、判定用コンピュータ21は、RAM45に書き込ま
れたLPDマップ30に対して、図5(A)に示すよう
な3段階の分解能(a:200×200[Dots]、b:400×400
[Dots]、c:1000×1000[Dots])を用いながら、各分解
能において後述する回転プロジェクション法を用いた区
間分析処理によって散乱点の線状の集合領域を抽出す
る。
【0031】すなわち判定用コンピュータ21は、先ず
図5(B)に示すようにLPDマップ30を低分解能
(a:200×200[Dots])で画像解析し、散乱点31の偏
在33や線状の集合領域34を抽出する。この場合、低
分解能で抽出可能な散乱点の線状の集合領域34はこの
分解能のまま後述する回転プロジェクション法により検
出される。
【0032】低分解能での検出処理が完了すると、判定
用コンピュータ21は図5(C)に示すようにやや高い
中分解能(b:400×400[Dots])で画像分析し、散乱点
31の偏在33や線状の集合領域を抽出する。この場
合、この分解能で抽出可能な散乱点の線状の集合領域は
この分解能のまま後述する回転プロジェクション法によ
りキズとして検出される。因みに図5(C)に示すLP
Dマップ30の場合は、散乱点の偏在33は認められる
ものの線状の集合領域は認められない。このような場合
は、偏在33の中に更に高い分解能で抽出可能な散乱点
の線状の集合領域が存在する可能性があり、判定用コン
ピュータ21は図5(D)に示すように、さらに高い高
分解能(c:1000×1000[Dots])でLPDマップ30を
画像分析し、偏在33や線状の集合領域を抽出する。
【0033】図5(D)に示す高分解能でのLPDマッ
プ30においては、低い分解能では散乱点31の高密度
領域である偏在33の中に隠れていた線状の集合領域3
3Aが認められることとなり、判定用コンピュータ21
はこの分解能において後述する回転プロジェクション法
により始めて当該集合領域33Aを検出することができ
ることとなる。
【0034】次に各分解能で判定用コンピュータ21に
よって実行される回転プロジェクション法を用いた区間
分析法による散乱点の線状の集合領域を検出する方法に
ついて説明する。図6は線状の不良キズとなり得る散乱
点の線状集合領域の検出方法の原理を示す略線図であ
り、シリコンウエハ表面の散乱点31に基づいて作成さ
れたLPDマップ30の所定領域AR10からセグメン
トSEG10を切り出し、このセグメントSEG10を
回転させる。因みにセグメントSEG10を回転させる
方法としては、RAM45(図2)において抽出された
領域AR10の画像データについて、その画像データの
読み出しアドレスを回転角度に応じて変更して読み出す
等の方法を用いる。
【0035】そしてそのときのセグメントSEG10の
縦軸(Y軸)への各散乱点31の投影結果をY軸プロジ
ェクション曲線YPとし、またそのときのセグメントS
EG10の横軸(X軸)への各散乱点31の投影結果を
X軸プロジェクション曲線XPとする。
【0036】これらのX軸プロジェクション曲線XP及
びY軸プロジェクション曲線YPは、それぞれの軸(X
軸またはY軸)への散乱点の投影量(散乱点の数)が多
いほど大きな値となることから、例えば図6において5
0°の回転角度におけるセグメントSEG10では、そ
の内部に存在する散乱点のうちの連続的な集合領域32
の長手方向と、セグメントSEG10のX軸とのなす角
度が略直角となる状態でX軸プロジェクション曲線XP
の値は部分的に高くなることとなる。
【0037】従って、X軸プロジェクション曲線XP及
びY軸プロジェクション曲線YPが部分的に急峻な立ち
上がりを示す状態が検出されたとき、連続的な散乱点の
集合領域32が存在することが分かる。このことは、散
乱点の集合領域32が連続していなくても検出されるこ
とであり、セグメントSEG10内において少なくとも
一定方向に規則性を以って散乱点が並んでいる状態を検
出することができる。因みに、図6においては回転角度
が0°、10°及び50°の状態を示しているが、本実
施の形態における回転プロジェクション法を用いた散乱
点の集合領域32の検出方法では、回転プロジェクショ
ンの方向が決まっているわけではなく、連続的に回転さ
せた際のX軸プロジェクション曲線XP及びY軸プロジ
ェクション曲線YPの立ち上がりの状態を監視すること
によって散乱点の集合領域32をその方向によらず検出
することができる。
【0038】ここで、図6について上述したプロジェク
ション曲線による散乱点の連続的な線状の集合領域32
の検出方法は、その検出原理を示すものであるが、実際
には図7に示すように、X軸プロジェクション曲線XP
及びY軸プロジェクション曲線YPについて、それぞれ
回転角度に対応させてヒストグラムを並べ、そのピーク
PEAKを探すことで散乱点の線状の集合領域32を判
定することができる。この判定方法は、いわゆる2次元
ハフ変換による直線の検出方法を用いるものである。
【0039】かくして判定用コンピュータ21は、図5
について上述した各分解能ごとに図6及び図7について
上述した回転プロジェクション法により、不良となる可
能性がある散乱点の線状の集合領域をシリコンウエハの
全ての領域において検出する。判定用コンピュータ21
は、回転プロジェクション法によって位置(セグメント
SEG10)が特定された散乱点の線状の集合領域につ
いて、その輝度や色に基づく画像処理によって線状のキ
ズとして認識する。
【0040】ここで、このようにして認識された線状の
キズとして、例えば図6に示すように3つのブロック3
2a、32b及び32cがCPU42によって認識され
た場合、これら3つのブロック32a、32b及び32
cを1本のキズとすべきであるか、または複数本(2本
または3本のキズ)であるかを判断する必要がある。従
って判定用コンピュータ21は上述のステップA12
(図4)において、断続して認識された線状のキズを一
定の条件の下に接続する処理を実行する。
【0041】すなわち図8に示すように、線状のキズと
して認識された第1のブロック32aと第2のブロック
32bとについて1本のキズとして見るか否かを判断す
る方法として、判定用コンピュータ21は、2本のキズ
のブロック32a及び32bの基準方向に対する角度θ
1及びθ2と、各ブロック32a及び32bの中点M1
及びM2を結んだ直線L1の前記基準方向に対する角度θ
3とを用いて、角度類似度Zを次式によって求める。
【0042】
【数1】
【0043】この式は各角度の差の内積を求めるもので
あり、角度類似度Zが1に近づくほど2本のブロック3
2a及び32bの連結度、すなわち接続すべき度合いが
高くなる。
【0044】これは2本のブロック32a及び32bの
角度θ1及びθ2が近似しており、しかも2本のブロッ
ク32a及び32bが直角方向に離れていないこと(角
度θ3が小さいこと)を条件としてこれら2本のブロッ
ク32a及び32bを連結すべきであると判断すること
を意味している。但し、この式において連結度が高いと
判断された場合であっても、2本のブロック32a及び
32bの間隔が大きい場合にはこれらを連結すべきでは
なく、判定用コンピュータ21は図9に示す方法によっ
て2本のブロック32a及び32bを連結すべきである
か否かを判断する。
【0045】すなわち図9において、判定用コンピュー
タ21は2本のブロック32a及び32bの共通の近似
直線L2を引き、2本のブロック32a及び32bの近
似直線L2の方向の間隔L3が予め設定されている所定
値よりも小さい場合、2本のブロック32a及び32b
を連結すべきものと判断する。
【0046】このように2本のブロック32a及び32
bの近似直線L2の方向の間隔L3に基づいて連結の必
要性を判断することにより、ブロック32a及び32b
の最も近い2点間の距離L4に基づいて判断する場合に
比べて、連結すべき近接した2本のブロック32a及び
32bを確実に連結することができる。
【0047】次に図4に示したシリコンウエハ表面の散
乱点31の偏在(ヨゴレ)の検出処理ステップA13に
おける詳細な処理手順を説明する。図10はシリコンウ
エハの表面の散乱点31の検出状態を示すLPDマップ
30を示し、散乱点31の偏在領域35a、36a、3
7aが存在している状態を示す。この状態においては、
LPDマップ30の散乱点31は図11(A)に示すよ
うなドットとして表されている。このようなLPDマッ
プ30の各ドットに対して、判定用コンピュータ21は
例えば256階調のビットマップへの変換処理を施すこ
とにより、図11(B)に示すようなビットマップデー
タBMを得る。
【0048】判定用コンピュータ21はビットマップデ
ータBMに対して空間フィルタを用いた平滑化処理を施
すことにより、図11(C)に示すようにビットマップ
データBMを平滑化してなる平滑化曲線S1を得る。か
かる平滑化曲線S1を画像として表すと、図10(B)
に示すように、散乱点31の偏在領域35a、36a、
37aのみがその周囲がぼやけた状態で表される。この
表示状態では、平滑化処理の結果として、各ドットのう
ち他のドットから離れたものほど薄く表されることとな
る。
【0049】そして判定用コンピュータ21は図11
(C)に示すように、かかる平滑化曲線S1を予め設定
されている閾値SHで2値化することにより、2値化領
域データD35Cを得る。この2値化領域データD35
Cによって図10(C)に示すような周囲とは明確に輝
度が異なる偏在領域35c、36c、37cを得る。こ
のように散乱点31の偏在の領域について閾値SHを設
けて抽出することにより、周囲に比べて僅かに散乱点の
密集度が高い領域であっても、閾値SHの選択によって
当該偏在領域を確実に抽出することができる。
【0050】またこのように2値化データD35Cを得
る際の閾値SHを適宜変更することにより、シリコンウ
エハ表面の散乱点31の検出状態(散乱点31の全体的
な密度)に応じた偏在領域の検出を行うことができる。
例えば散乱点31が全体的に多く検出された場合には閾
値SHの設定レベルを高くすることにより、特に検出密
度の高い領域を偏在領域として、散乱点31が平均的に
存在する他の領域と区別して検出することが可能とな
る。そして判定用コンピュータ21はこのようにして検
出された不定形の偏在領域をヨゴレとして認識する。
【0051】以上のようにシリコンウエハ表面のキズや
ヨゴレが検出されると、判定用コンピュータ21はこれ
らの検出されたキズやヨゴレが不良とすべきものである
か否かを、図4に示した処理ステップA14において判
断する。
【0052】すなわち、判定用コンピュータ21は図4
のステップA12において抽出された線状のキズについ
て、その長さと検出強度とに基づいて不良であるか否か
を判定するようになされている。この場合、キズの長さ
は図8及び図9について上述した方法により1本と認識
されたキズの長さを意味し、また、キズの検出強度とは
図6及び図7について上述した回転プロジェクション法
におけるプロジェクション曲線XP、YP(ヒストグラ
ム)のピーク値PEAK(キズの濃さに相当)を意味す
る。
【0053】また判定用コンピュータ21は図4のステ
ップA13において抽出された偏在(ヨゴレ)につい
て、その外接四角形を求め、当該外接四角形の面積、縦
方向の長さ、横方法の長さ、対角線の長さ、密度及び面
積-密度判定曲線に基づいて不良であるか否かを判定す
るようになされている。すなわち図12に示すように、
上述のステップA13において抽出された偏在(ヨゴ
レ)領域35cについて、判定用コンピュータ21はそ
の外接四角形35dを求め、当該外接四角形35dの縦
方向の長さH、横方向の長さW及び対角線の長さD及び
面積を測り、さらに当該偏在(ヨゴレ)領域35cにお
ける各散乱点31の積分値に基づいて密度を求める。
【0054】そして判定用コンピュータ21は外接四角
形35dの面積及び密度に基づいて、(密度−漸近密
度)>係数α/(面積−漸近面積)によって表される面
積-密度判定式を満たす場合に不良と判定する。これは
図13に示すような面積-密度判定曲線S35よりも密
度及びまたは面積の値が大きい場合に不良と判定するこ
とを意味している。すなわち、人がヨゴレていると判定
する条件として、面積と密度とが反比例の関係にあるこ
とに着目し、このことを条件式として表したものが上述
の面積-密度判定式となる。この条件式を用いることに
より、従来、人が主観で判断していたヨゴレによる不良
の判定を同一条件で行うことが可能となる。
【0055】判定用コンピュータ21は係るキズ及びヨ
ゴレに基づく不良の基本的判定方法に加えて、キズ及び
ヨゴレの種類をその散乱点の集合領域、偏在領域の特徴
量に応じて分類し、当該分類結果に応じて不良判定の基
準設定を行うようになされている。すなわち図14に示
すように、シリコンウエハの表面に形成されているキズ
には、例えばラッピング処理において発生する円弧状の
規則正しい配列のキズ(以下これを第1のキズと呼ぶ)
39や、電気的耐圧性(GOP)の劣化を伴うポックマ
ークと呼ばれる欠陥の集合体からなる不規則な配列のキ
ズ(以下これを第2のキズと呼ぶ)40があり、第1の
キズ39よりも第2のキズ40の方を重度の欠陥と判断
する必要がある。
【0056】従って判定用コンピュータ21は図4に示
した判定処理ステップA14において、キズの種類を散
乱点の集合状態(特徴量)に応じて判断するとともに、
当該キズの種類に応じて判定基準を変えるようになされ
ている。例えば、特徴量である散乱点の配列が比較的不
規則な第2のキズに対しては、特徴量である散乱点の配
列が規則的な第1のキズの場合に比べてその判定基準と
する長さを短くすることにより、第1のキズでは不良と
はならない長さであっても第2のキズでは不良となるよ
うになされている。
【0057】また、判定用コンピュータ21は図4に示
した判定処理ステップA14において、ヨゴレの種類を
図12について上述した散乱点の集合状態(特徴量)に
応じて判断するとともに、当該ヨゴレの種類に応じて図
13について上述した判定基準(面積-密度判定曲線S
35)を変えるようになされている。
【0058】因みに、図15(A)は判定用コンピュー
タ21によるキズ及びヨゴレの検出方法を示した図であ
り、また図15(B)は不良ウエハの判定基準を示した
図である。ここではキズやヨゴレを種類分けするための
特徴量としてその長さ、濃さ、面積、密度を用いたが、
キズの特徴量としては、その長さ、密度、幅、直線度、
円弧度、位置等があり、またヨゴレの特徴量としては、
その面積、濃さ/密度、分布、形状、位置等があり、判
定用コンピュータ21は必要に応じてこれらの特徴量を
使い分ける。
【0059】かくして判定用コンピュータ21によって
シリコンウエハ表面のキズやヨゴレに基づく不良の判定
が行われ、その結果がプリンタ等において出力されるこ
ととなる。
【0060】[動作]上述のような機能、構成を有する本
発明に係るシリコンウエハの表面検査装置(判定用コン
ピュータ21)においては、キズ及びヨゴレを散乱点
(LPD)31の集合体、偏在の情報として抽出すると
ともに、これら抽出されたキズやヨゴレの種類・程度を
その特徴量で分類する。キズやヨゴレの種類・程度はそ
の発生原因ごとに異なる場合が多く、発生原因によって
はたとえ小さなキズやヨゴレであっても不良とすべきも
のがある。従って、判定用コンピュータ21は、分類さ
れたキズやヨゴレ(集合体、偏在)の種類・程度ごとに
異なる不良判定基準を適用して不良判定することによ
り、良品としても良いウエハが不良とされたり、または
不良品とすべきウエハが良品とされるといった不都合が
回避され、正確な判定がなされることとなる。
【0061】また、判定用コンピュータ21によって散
乱点31の集合体や偏在がキズやヨゴレとして認識され
ることにより、作業者がキズやヨゴレを判定する必要が
なくなる。そして、判定用コンピュータ21の判定結果
はLANを介してクリーンルーム外のコンピュータ14
(図1)において確認可能となり、作業者は種々の確認
作業を行う際にクリーンルームに入る必要もなくなり、
作業効率が向上することとなる。
【0062】[他の実施形態]なお上述の実施形態におい
ては、シリコンウエハ表面のキズを検出する方法とし
て、回転プロジェクション法を用いた区間分析法とピラ
ミッド処理を併用する場合について述べたが、本発明は
これに限らず、いずれか一方を用いるようにしても良
い。
【0063】また上述の実施形態においては、線状のキ
ズの長さに基づいて不良を判定するとともに、ヨゴレの
面積、密度に基づいて不良を判定する場合について述べ
たが、本発明はこれに限らず、線状のキズについてはそ
の幅(太さ)に基づいて不良を判定するようにしても良
く、さらには、キズやヨゴレの面積、高さ、直線度、円
弧度、位置、その欠陥(キズ、ヨゴレ)を構成している
散乱点31の数、密度、大きさの分布等の特徴量を不良
判定に用いるようにしても良い。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るシリ
コンウエハの表面検査装置は、不良とすべき長さや大き
さのキズ及びヨゴレを検出することが可能であり、検査
効率の向上をもたらすことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るシリコンウエハの検査システム
の全体構成を示す略線図である。
【図2】 本発明に係る欠陥の判定用コンピュータの構
成を示すブロック図である。
【図3】 LPDマップの検出例を示す略線図である。
【図4】 本発明に係るシリコンウエハの表面検査処理
手順を示すフローチャートである。
【図5】 本発明に係るキズの検出処理におけるピラミ
ッド処理の説明に供する略線図である。
【図6】 本発明に係るキズの検出処理における回転プ
ロジェクション法の説明に供する略線図である。
【図7】 本発明に係るキズの検出処理における回転プ
ロジェクション法の説明に供する略線図である。
【図8】 本発明に係るキズの再現方法の説明に供する
略線図である。
【図9】 本発明に係るキズの再現方法の説明に供する
略線図である。
【図10】 本発明に係るヨゴレの再現方法の説明に供
する略線図である。
【図11】 本発明に係るヨゴレの再現方法の説明に供
する略線図である。
【図12】 本発明に係るヨゴレの再現方法の説明に供
する略線図である。
【図13】 本発明に係るヨゴレの再現方法の説明に供
する略線図である。
【図14】 本発明に係るキズの種類の説明に供する略
線図である。
【図15】 本発明に係るキズの検出及び不良の判定の
基準を示す略線図である。
【符号の説明】
10 表面検査システム 11 レーザ散乱検出機 12 制御用コンピュータ 15 LAN 21 判定用コンピュータ 25 プリンタ 30 LPDマップ 31 散乱点 32 線状集合領域 41 バス 42 CPU 43、49 インターフェイス 44 ROM 45 RAM 46 表示処理部 47 モニタ 48 ハードディスク装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松村 幸紀 神奈川県平塚市万田1200番地 株式会社小 松製作所内 (72)発明者 田貫 富和 神奈川県平塚市万田1200番地 株式会社小 松製作所内 Fターム(参考) 2F065 AA49 AA54 BB02 BB29 CC19 FF42 FF61 GG04 HH02 JJ00 QQ05 QQ17 QQ23 QQ31 TT03 2G051 AA51 AB01 AB07 AC02 BA10 CA04 CB05 EA11 EA12 EA14 EA16 EB01 EB02 EC01 EC02 ED05 ED08 5B057 AA03 BA02 CA08 CA12 CB08 CB12 CC02 DA03 DA08 DA13 DB02 DB09

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パーティクルカウンタから供給されるウ
    エハ表面の2次元欠陥分布情報(LPDマップ)に基づ
    いて当該ウエハ表面のキズの検出を行うウエハ表面検査
    装置であって、 前記パーティクルカウンタから供給される前記LPDマ
    ップを取り込む入力手段と、 各ウエハ毎の前記LPDマップを複数のウエハについて
    蓄積し得る記憶手段と、 この記憶手段に蓄積されているLPDマップの中で、L
    PDの偏在を検出することによってウエハ表面のキズの
    検出を行う情報処理手段と、 を備えることを特徴とするウエハ表面検査装置。
  2. 【請求項2】 前記情報処理手段は、前記LPDマップ
    の部分領域ごとに2次元ハフ変換処理によって、線状に
    偏在したLPDの集合を検出することで前記欠陥(キズ
    欠陥)を検出することを特徴とする請求項1記載のウエ
    ハ表面検査装置。
  3. 【請求項3】 前記情報処理手段は、さらに、前記LP
    Dマップの少なくとも一部分に対して空間フィルタによ
    って平滑化した結果を所定の閾値で2値化することによ
    り、前記LPDの不定形な集合体をその周囲と区別し欠
    陥(ヨゴレ欠陥)として検出することを特徴とする請求
    項1記載のウエハ表面検査装置。
  4. 【請求項4】 パーティクルカウンタから供給されるウ
    エハ表面の2次元欠陥分布情報(LPDマップ)に基づ
    いて当該ウエハ表面のキズの検出を行うウエハ表面検査
    方法であって、 ウエハ表面から抽出されたLPDマップの中で、LPD
    の偏在を検出することによってウエハ表面のキズの検出
    を行うステップを備えることを特徴とするウエハ表面検
    査方法。
  5. 【請求項5】 前記欠陥の検出を行うステップでは、前
    記LPDマップの部分領域ごとに2次元ハフ変換処理に
    よって、線状に偏在したLPDの集合を検出することで
    前記欠陥(キズ欠陥)を検出することを特徴とする請求
    項4記載のウエハ表面検査方法。
  6. 【請求項6】 前記LPDマップの少なくとも一部分に
    対して空間フィルタによって平滑化した結果を所定の閾
    値で2値化することにより、前記LPDの不定形な集合
    体をその周囲と区別し欠陥(ヨゴレ欠陥)として検出す
    るステップをさらに備えることを特徴とする請求項4記
    載のウエハ表面検査方法。
  7. 【請求項7】 ウエハ表面から抽出された2次元欠陥分
    布情報(LPDマップ)について、当該LPDマップの
    中で、LPDの偏在を検出することによって、ウエハ表
    面のキズの検出を行う検出工程を含むプログラムを格納
    したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
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