JP2002081695A - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JP2002081695A
JP2002081695A JP2000263457A JP2000263457A JP2002081695A JP 2002081695 A JP2002081695 A JP 2002081695A JP 2000263457 A JP2000263457 A JP 2000263457A JP 2000263457 A JP2000263457 A JP 2000263457A JP 2002081695 A JP2002081695 A JP 2002081695A
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blade
air conditioner
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vane
moving blade
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JP2000263457A
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Yoshiki Izumi
善樹 泉
Takashi Sugio
孝 杉尾
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 空気調和機の室外機において、後置静翼によ
る動圧回収効率を高めて、且つ、後置静翼から発生する
騒音の低減を目的としたものである。 【解決手段】 ハブの周囲に複数枚の羽根を有してモー
タにより駆動される動翼と、熱交換器と、圧縮機を備え
た空気調和機の室外機において、前記動翼のオリフィス
内部に、動翼に対して一定クリアランスを保って、動翼
の風下側に後置静翼を設けて、後置静翼は、複数枚の静
翼を具備し、前記動翼の回転方向とは逆方向に前傾して
いることを特徴とする空気調和機の送風回路を構成する
ものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、セパレート形空気
調和機の室外機の構成に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の空気調和装置用プロペラファン
は、実開昭62−169297号公報に明示されたよう
な構成をしていた。すなわち、図11および図12にお
いて、ハブ22の外周に複数の羽根21を設けたファン
本体20と筒状のオリフィス25とからなるプロペラフ
ァンであって、このファン本体20の吹き出し側に放射
方向に伸びる複数の静翼24を持った動圧回収体23を
配設すると共に、この静翼24の半径方向内側から外周
に至る反り角を、ファン本体20の羽根21におけるハ
ブ側からチップ側に至る出口空気の速度分布に対応させ
た構成をしていた。すなわち、羽根21のハブとチップ
の中間部位に対応する静翼24の反り角を穏やかな小角
度として、また羽根21のハブ側部位とチップ側部位と
に対応する静翼24の反り角を、中間部位の反り角に対
して大と構成していた。
【0003】なお、反り角は、(出口角)−(入り口
角)で表現せられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成では、動圧回収体23の静翼24は、放射方向
に配列されているために、ファン本体20から吹き出さ
れた気流を静翼24の前縁(前のライン)が同一のタイ
ミングで切るために、風切りなどの騒音が高くなる。
【0005】また、静翼24の外周側の翼弦長からハブ
側の翼弦長まで同一の長さであるため、ファン本体20
からの絶対流速の大きさと方向に関係なく、静翼24は
同一翼弦長において、ファン本体20からの絶対速度の
方向を軸方向側に変換する。このため静翼24での絶対
速度の方向転換が大きい場合は、静翼24の翼弦長が同
一であるために急な方向変換となり、充分な動圧の回収
ができず、また、絶対速度の方向変換による発生騒音が
大きい。
【0006】また、羽根21の中間部位に対応する静翼
24の反り角を穏やかな小角度として、羽根21のハブ
側部位とチップ側部位とに対応する静翼24の反り角
を、中間部位の反り角に対して大と構成していた。しか
し、ファン本体20の周速度は、ファン本体20の外周
側ほど早いので、この静翼24の反り角分布は適当では
ないので、充分な動圧回収が出来なかった。
【0007】また、静翼24のピッチ角が同一なので、
ファン本体20と動圧回収体23との回転騒音が高くな
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、ハブの周囲に複数枚の羽根を有してモータ
により駆動される動翼と、熱交換器と、圧縮機を備えた
空気調和機の室外機において、前記動翼のオリフィス内
部に、動翼の風下側に後置静翼を設けて、後置静翼は、
複数枚の静翼を具備し、前記動翼の回転方向とは逆方向
に直線状に前傾いることを特徴とする空気調和機の送風
回路を提供するものである。
【0009】上記の後置静翼の構成によって、動翼出口
の気流を後置静翼の静翼が、斜めに切るために、静翼が
気流を切る時間のタイミングが異なるので、静翼の前縁
(前側のライン)から発生する騒音が少なくなる。
【0010】
【発明の実施の形態】第1の発明の実施の形態は、ハブ
の周囲に複数の羽根を有してモータにより駆動される動
翼と、熱交換器と圧縮機を備えた空気調和機の室外機に
おいて、前記動翼のオリフィス内部に、動翼の風下側に
後置静翼を設けて、この後置静翼の複数枚の静翼は、前
記動翼の回転方向とは逆方向に直線状に前傾しているこ
とを特徴とする空気調和機の送風回路を提供するもので
ある。
【0011】そして、この構成によって、動翼出口の気
流を後置静翼の静翼が、斜めに切るために、静翼が気流
を切る時間のタイミングが異なるので、静翼の前縁(前
側のライン)から発生する騒音が少なくなる。
【0012】第2の発明の実施の形態は、ハブの周囲に
複数枚の羽根を有してモータにより駆動される動翼と、
熱交換器と圧縮機を備えた空気調和機の室外機におい
て、前記動翼のオリフィス内部に、動翼の風下側に後置
静翼を設けて、この後置静翼の複数枚の静翼は、前記動
翼の回転方向とは逆方向に前傾している螺旋曲線よりな
ることを特徴とする空気調和機の送風回路を提供するも
のである。
【0013】そして、この構成によって、動翼出口の気
流を後置静翼の静翼が、斜めに且つ曲線状に切るため
に、静翼が気流を切る時間のタイミングが異なって滑ら
かになるので、静翼の前縁(前側のライン)から発生す
る騒音が少なくなる。
【0014】第3の発明の実施の形態は、静翼の外周側
の翼弦長が静翼のハブ側の翼弦長より長いことを特徴と
する空気調和機の送風回路を提供するものである。
【0015】そして、構成によって、静翼の外周側の翼
弦長がハブ側の翼弦長より長いので、動翼本体からの絶
対流速の大きさと方向に応じて、動翼本体からの絶対速
度の方向を軸方向側に変換する。このため静翼での絶対
速度の方向転換が大きい場合は、静翼の翼弦長が長いの
で、充分な動圧の回収を実現でき、また、絶対速度の方
向変換による発生騒音も少なくなる。
【0016】第4の発明の実施の形態は、動翼のハブ近
傍を半径とする円筒座標と、自乗平均半径位置を半径と
する円筒座標と、外周近傍を半径とする円筒座標で、動
翼と後置静翼を切断して展開した各々の座標系におい
て、後置静翼の展開翼列の入り口角が、静翼のハブ近傍
の入り口角、自乗平均半径位置の入り口角、外周近傍の
入り口角の順に、小さくなることを特徴とす空気調和機
の送風回路を提供するものである。
【0017】そして、この構成によって、動翼は外周側
ほど周速度が早いので、動翼出口の絶対速度の角度は、
動翼のハブ側から外周側に至るほど小さいので、後置静
翼の入り口角度は、それに応じた角度分布をしているの
で、動翼から静翼に流入する空気は、衝突を起こすこと
なく円滑に流入するので、動圧の回収効率もたかく、且
つ低騒音である。
【0018】第5の発明の実施の形態は、後置静翼の静
翼同士のピッチ角が、各々異なることを特徴とする空気
調和機の送風回路を提供するものである。
【0019】そして、この構成によって、動翼と後置静
翼の静翼の回転騒音を離散化させて、そのレベルの低減
するものである。
【0020】第6の発明の実施の形態は、後置静翼の前
縁が板厚以上の丸みをもったことを特徴とする空気調和
機の送風回路を提供するものである。
【0021】そして、この構成によって、動翼出口の気
流が乱れて、様々な方向から、後置静翼の静翼の前縁に
流入しても、前縁に板厚以上の丸みがあるので、前縁で
気流が衝突を起こしにくくなり、結果的に低騒音で、動
圧回収効率も高くなる。
【0022】
【実施例】以下に本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0023】(実施例1)本発明の第1の実施例を図1
〜3に沿って説明する。
【0024】図1は、本発明の後置静翼付き空気調和機
の室外機の断面図、図2は、本発明の後置静翼付き空気
調和機の室外機の正面図、図3は、本発明の後置静翼付
き空気調和機の動翼の自乗平均半径位置で、動翼と後置
静翼を円筒状に切断した座標系での動翼と後置静翼の静
翼の展開翼列と、動翼出口の速度3角形と後置静翼出口
の絶対速度を示している。
【0025】ハブ3bの周囲に複数の羽根3aを有してモ
ータ6により駆動される動翼3と、熱交換器2と圧縮機
スペース5を備えた空気調和機の室外機1は外箱8に囲
まれている。この動翼3のオリフィス7内部に、動翼3
に対して一定クリアランスを保って、動翼3の風下側に
後置静翼4を設けて、この後置静翼4の複数枚の静翼4
aは後置静翼のハブ4bの周囲に配設され、動翼3の回転
方向とは逆方向に直線状に前傾しており、且つ、静翼の
外周側の翼弦長H1が静翼のハブ側の翼弦長H2より長い
後置静翼4を設けている。図1のように、動翼3は、オ
リフィス7内に納めて、モータ6で駆動されることで、
熱交換器2を貫通する気流を発生する。
【0026】図3の動翼3と後置静翼4の展開翼列にお
いて、動翼の羽根3aの出口A点の速度3角形は、動翼
の周速度u2と相対速度w2と絶対速度C2よりなってい
る。この絶対速度c2を軸方向成分Czと周方向成分Cθ
に分解する事ができる。静翼4aの出口の絶対速度はCz
となる。すなわち、動翼3aの出口の絶対速度C2が、静
翼4aの出口の絶対速度Czに変換される。それで、絶対
速度C2の周方向成分Cθが回収される。その結果、回
収動圧Pdは、次のようになる。
【0027】Pd=0.5*γ/g*Cθ2 この式において、γは比重量(kg/m3)、gは重力
加速度(m/sec2)、Cθの単位はm/secであ
る。この動圧Pdが、回収されるので、動翼3の静圧特
性は、動翼のみ存在する場合に比較して、高いのであ
る。その結果、動翼3の仕事の一部である静圧が増加す
るので、ファンの静圧効率も、高くなるものである。
【0028】そして、この構成を取ることで、動翼3出
口の気流を後置静翼4の静翼4aが、斜めに切るため
に、静翼4aが気流を切る時間のタイミングが異なるの
で、静翼4aの前縁(前側のライン)から発生する騒音
が少なくなる。且つ、静翼4aの外周側の翼弦長H1がハ
ブ4b側の翼弦長H2より長いので、動翼本体からの絶対
流速C2の大きさと方向に応じて、動翼本体からの絶対
速度C2の方向を軸方向側に変換する。このため静翼4a
での絶対速度の方向転換が大きい静翼外周側ほど、静翼
4aの翼弦長が長いので、充分な動圧の回収を実現で
き、また、絶対速度の方向変換が緩やかに起こるので、
発生騒音も少なくなる。また、室外機1の前面グリルを
後置静翼4が共用する場合もある。
【0029】(実施例2)本発明の第2の実施例を図4
により説明する。
【0030】図4は、動翼3の後方にある後置静翼10
の正面図である。
【0031】これは、実施例1と同じ構成をした空気調
和機の室外機1に設けられた後置静翼10の静翼10a
が、動翼3の回転方向とは逆方向に前傾している螺旋曲
線よりなり、且つ、静翼10aの外周側の翼弦長H3が静
翼のハブ側の翼弦長H4より長いことを特徴とする後置
静翼10である。
【0032】そして、この構成を取ることで、動翼3出
口の気流を後置静翼10の静翼10aが、斜めに且つ曲
線状に切るために、静翼10aが気流を切る時間のタイ
ミングが異なって滑らかになるので、静翼10aの前縁
(前側のライン)から発生する騒音が少なくなる。且
つ、静翼10aの外周側の翼弦長H3が静翼10aのハブ
側の翼弦長H4より長いので、動翼3本体からの絶対流
速の大きさと方向に応じて、動翼3本体からの絶対速度
の方向を軸方向側に変換する。このため静翼10aでの
絶対速度の方向転換が大きい外周側ほど、静翼10aの
翼弦長が長いので、充分な動圧の回収を実現でき、ま
た、絶対速度の方向変換による発生騒音も少なくなるも
のである。
【0033】(実施例3)本発明の第3の実施例を図5
〜8により説明する。
【0034】図5は、動翼11と後置静翼12の断面
図、 図6は、動翼11の後縁(後ろのライン)ハブ近
傍を半径とする円筒座標で切断して展開した翼列、図7
は、動翼11の後縁の自乗平均半径位置を半径とする円
筒座標で切断して展開した翼列、図8は、動翼11の後
縁の外周近傍を半径とする円筒座標で切断して展開した
翼列である。
【0035】この発明は、動翼11のハブ近傍を半径と
する円筒座標Dと自乗平均半径位置を半径とする円筒座
標Eと外周近傍を半径とする円筒座標Fで、動翼11と
後置静翼12を切断して展開した各々の座標系におい
て、後置静翼12の展開翼列の入り口角が、後置静翼の
12ハブ近傍の入り口角α1、自乗平均半径位置の入り
口角α2、外周近傍の入り口角α3の順に、小さくなるこ
とを特徴として後置静翼12を構成している。ここで自
乗平均半径Rrとは次式で示す値である。
【0036】Rr=√((R2+r2)/2) そして、この構成を取ることで、動翼11は外周側ほど
周速度が早いので、動翼11出口の絶対速度の角度は、
動翼11のハブ側11dから外周側11fに至るほど小さ
いので、後置静翼12の静翼の入り口角度は、それに応
じた同じ角度分布をしているので、動翼11から後置静
翼12に流入する空気は、衝突を起こすことなく円滑に
流入するので、動圧の回収効率もたかく、且つ低騒音で
ある。
【0037】(実施例4)本発明の第4の実施例を、図
9により説明する。
【0038】図9は、後置静翼13の正面図である。
【0039】この発明は、後置静翼13の静翼13a同
士のピッチ角β1からβ6に至るまで、各々異なる構成を
した後置静翼13である。
【0040】そして、この構成によって、動翼3がNr
pmで回転する時、動翼3と後置静翼13(羽根枚数
Z)の静翼13aからNZ/60Hzの高調域で発生す
る回転騒音を離散化させて、そのレベルの低減するもの
である。
【0041】(実施例4)本発明の第5の実施例を、図
10により説明する。
【0042】図10は、後置静翼14の自乗平均半径位
置を半径とする円筒座標で、静翼を切断して展開した静
翼を示している。
【0043】この発明は、後置静翼14の前縁14aが
板厚以上の丸みをもった構成をしたものである。
【0044】そして、この構成によって、動翼3出口の
気流が乱れて、様々な方向から、後置静翼14の静翼の
前縁14aに流入しても、前縁14aに板厚以上の丸みが
あるので、前縁14aで気流が衝突を起こしにくくな
り、結果的に低騒音で、動圧回収効率も高くなる。
【0045】
【発明の効果】上記実施例から明らかなように、請求項
1記載の発明は、ハブの周囲に複数の羽根を有してモー
タにより駆動される動翼と、熱交換器と圧縮機を備えた
空気調和機の室外機において、前記動翼のオリフィス内
部に、動翼に対して一定クリアランスを保って、動翼の
風下側に後置静翼を設けて、この後置静翼の複数枚の静
翼は、前記動翼の回転方向とは逆方向に直線状に前傾し
ていることを特徴とする空気調和機の送風回路を提供す
るものである。そして、この構成によって、動翼出口の
気流を後置静翼の静翼が、斜めに切るために、静翼が気
流を切る時間のタイミングが異なるので、静翼の前縁か
らから発生する騒音が少なくなる。
【0046】請求項2記載の発明は、ハブの周囲に複数
の羽根を有してモータにより駆動される動翼と、熱交換
器と圧縮機を備えた空気調和機の室外機において、前記
動翼のオリフィス内部に、動翼に対して一定クリアラン
スを保って、動翼の風下側に後置静翼を設けて、この後
置静翼の複数枚の静翼は、前記動翼の回転方向とは逆方
向に前傾している螺旋曲線よりなることを特徴とする後
置静翼付き空気調和機の送風回路を提供するものであ
る。
【0047】そして、この構成によって、動翼出口の気
流を後置静翼の静翼が、斜めに且つ曲線状に切るため
に、静翼が気流を切る時間のタイミングが異なって滑ら
かになるので、静翼の前縁(前側のライン)から発生す
る騒音が少なくなる。
【0048】請求項3記載の発明は、静翼の外周側の翼
弦長がハブ側の翼弦長より長いことを特徴とする空気調
和機の送風回路を提供するものである。
【0049】そして、この構成によって、静翼の外周側
の翼弦長がハブ側の翼弦長より長いので、ファン本体か
らの絶対流速の大きさと方向に応じて、ファン本体から
の絶対速度の方向を軸方向側に変換する。このため静翼
での絶対速度の方向転換が大きい場合は、静翼の翼弦長
が長いので、充分な動圧の回収を実現でき、また、絶対
速度の方向変換による発生騒音も少なくなる。
【0050】請求項4記載の発明は、動翼のハブ近傍を
半径とする円筒座標と自乗平均半径位置を半径とする円
筒座標と外周近傍を半径とする円筒座標で、動翼と後置
静翼を切断して展開した各々の座標系において、後置静
翼の展開翼列の入り口角が、静翼のハブ近傍の入り口
角、自乗平均半径位置の入り口角、外周近傍の入り口角
の順に、小さくなることを特徴とする空気調和機の送風
回路を提供するものである。
【0051】そして、この構成によって、動翼は外周側
ほど周速度が早いので、動翼出口の絶対速度の角度は、
動翼のハブ側から外周側に至るほど小さいので、後置静
翼の静翼の入り口角度は、それに応じた角度分布をして
いるので、動翼から静翼に流入する空気は、衝突を起こ
すことなく円滑に流入するので、動圧の回収効率もたか
く、且つ低騒音である。
【0052】請求項5記載の発明は、後置静翼の静翼同
士のピッチ角が、各々異なることを特徴とする空気調和
機の送風回路を提供するものである。
【0053】そして、この構成によって、動翼と後置静
翼の静翼の回転騒音を離散化させて、そのレベルの低減
するものである。
【0054】請求項6記載の発明は、後置静翼の前縁が
板厚以上の丸みをもったことを特徴とする後置静翼付き
空気調和機の送風回路を提供するものである。
【0055】そして、この構成によって、動翼出口の気
流が乱れて、様々な方向から、後置静翼の静翼の前縁に
流入しても、前縁に板厚以上の丸みがあるので、前縁で
気流が衝突を起こしにくくなり、結果的に低騒音で、動
圧回収効率も高くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の後置静翼付き空気調和
機の室外機の断面図
【図2】本発明の第1の実施例の後置静翼付き空気調和
機の室外機の正面図
【図3】本発明の第1の実施例の各位置における絶対速
度を示す図
【図4】本発明の第2の実施例の後置静翼の正面図
【図5】本発明の第3の実施例の動翼と後置静翼の断面
【図6】本発明の第3の実施例の動翼の後縁ハブ近傍を
半径として円筒座標で切断た翼列展開図
【図7】本発明の第3の実施例の動翼の後縁の自乗平均
半径位置を半径とする円筒座標で切断した翼列展開図
【図8】本発明の第3の実施例の動翼の後縁の外周近傍
を半径とする円筒座標で切断した翼列展開図
【図9】本発明の第4の実施例の後置静翼の正面図
【図10】本発明の第5の実施例で後置静翼の自乗平均
半径位置を半径とする円筒座標での静翼の断面図
【図11】従来例の空気調和機の室外機の部分断面図
【図12】従来例の動圧回収体の正面図
【符号の説明】
1 室外機 2 熱交換器 3 動翼 3a 羽根 3b ハブ 4 後置静翼 4a 静翼 4b 後置静翼のハブ 5 圧縮機スペース 6 モータ 7 オリフィス 8 外箱

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハブの周囲に複数枚の羽根を有してモー
    タにより駆動される動翼と、熱交換器と、圧縮機を備え
    た空気調和機の室外機において、前記動翼のオリフィス
    内部に、前記動翼の風下側に後置静翼を設けて、前記後
    置静翼は、複数枚の静翼を具備し、前記動翼の回転方向
    とは逆方向に直線状に前傾していることを特徴とする空
    気調和機。
  2. 【請求項2】 ハブの周囲に複数枚の羽根を有してモー
    タにより駆動される動翼と、熱交換器と、圧縮機を備え
    た空気調和機の室外機において、前記動翼のオリフィス
    内部に、前記動翼の風下側に後置静翼を設けて、前記後
    置静翼は、複数枚の静翼を具備し、前記動翼の回転方向
    とは逆方向に前傾している螺旋曲線よりなることを特徴
    とする空気調和機。
  3. 【請求項3】 前記静翼の外周側の翼弦長が前記静翼
    のハブ側の翼弦長より長いことを特徴とする請求項1ま
    たは2記載の空気調和機。
  4. 【請求項4】 前記動翼のハブ近傍を半径とする円筒座
    標と、自乗平均半径位置を半径とする円筒座標と、外周
    近傍を半径とする円筒座標で、前記動翼と前記後置静翼
    を切断して展開した各々の座標系において、前記後置静
    翼の展開翼列の入り口角が、前記静翼のハブ近傍の入り
    口角、前記自乗平均半径位置の入り口角、前記外周近傍
    の入り口角の順に、小さくなることを特徴とする請求項
    1から3いずれか1項に記載の空気調和機。
  5. 【請求項5】 前記後置静翼の静翼同士のピッチ角が、
    各々異なることを特徴とする請求項1から4いずれか1
    項に記載の空気調和機。
  6. 【請求項6】 前記後置静翼の前縁が板厚以上の丸みを
    もったことを特徴とする請求項1から5いずれか1項に
    記載の空気調和機。
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