JP2002081686A - センサー取付具 - Google Patents

センサー取付具

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JP2002081686A
JP2002081686A JP2000264450A JP2000264450A JP2002081686A JP 2002081686 A JP2002081686 A JP 2002081686A JP 2000264450 A JP2000264450 A JP 2000264450A JP 2000264450 A JP2000264450 A JP 2000264450A JP 2002081686 A JP2002081686 A JP 2002081686A
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sensor
pipe
mounting plate
sensor mounting
pressing
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JP2000264450A
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Yoshihiko Kato
芳彦 加藤
Sakae Mori
栄 森
Koji Oi
幸二 大井
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Mitsubishi Materials Corp
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Mitsubishi Materials Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パイプの一部が折曲されてなるU字状管、及
び直線状のパイプに、確実に取付けることのできるセン
サー取付具を提供する。 【解決手段】 パイプ用取付板15に、その板幅方向と
直交する方向に二つのスリット18,18を設け、この
スリット18により、パイプ用取付板15の幅方向の中
央側に配置される第一押圧部19aと、その両側に配置
される第二押圧部19b,第三押圧部19cとを分割す
るようにして形成する。そして、センサー取付具10内
にパイプ1が挿入されたとき、第一〜第三押圧部19a
〜19cがパイプ1をそれぞれ独立に押圧するように構
成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エアコンのパイプ
等にセンサーを取り付ける際に用いられて好適なセンサ
ー取付具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】エアコンにあっては、内部を冷媒ガスが
流れるパイプの途中位置に装備されたセンサーが、例え
ばパイプの温度等を検出し、エアコンの制御を行う際に
重要な役割を果たしている。このようなセンサーをパイ
プに取付けるために、センサー取付具が通常用いられて
いる。
【0003】従来のセンサー取付具は、例えば図7及び
図8に示すように、長尺のパイプ1の途中が折り返され
るように折曲され半円状に湾曲されてなる湾曲部20を
有するU字状管2に取付けられるものであって、例えば
弾力性を有する金属製の薄板を折り曲げ加工することに
より全体的に断面視して略U字状に形成されている。そ
して、その一方の側にセンサー5を取付けて保持するた
めのセンサー用取付板110が形成され、またセンサー
用取付板110に対向する他方の側にパイプ用取付板1
50が形成されている。
【0004】センサー用取付板110には、図7に示す
ように、下端より上方に向かう途中の位置に、一部外方
に湾曲されてなる半円弧状の半円弧部120が形成され
ている。さらに、半円弧部120の図7における紙面奥
行き方向の中央下側に、この半円弧部120の円弧をセ
ンサー用取付板110の内側に延長する方向に弾性係合
片130が設けられている。ここで、半円弧部120と
弾性係合片130とで形成される円弧は半円より若干長
くなるように形成されている。一方、パイプ用取付板1
50は、図7に示すように、パイプ1の径より大きな曲
率半径を有する外方に湾曲する円弧状に形成されてい
る。
【0005】半円弧部120と弾性係合片130とで形
成される円弧状の湾曲部分にセンサー保持筒4を差し込
んで係合すると共に、このセンサー保持筒4に温度セン
サー本体3を挿入する。これら温度センサー本体3とセ
ンサー保持筒4とによってセンサー5が構成され、セン
サー5は、弾性係合片130の弾性力によって半円弧部
120に付勢されて保持される。このように、半円弧部
120にセンサー保持筒4が係合された状態にあると
き、センサー用取付板110とパイプ用取付板150と
で挟まれた空間にパイプ1のU字状管2を挿入すると、
センサー用取付板110とパイプ用取付板150とが互
いに離間するように押し広げられるため、U字状管2に
センサー保持筒4に向かう弾性力が作用する。こうし
て、センサー用取付板110とパイプ用取付板150と
が協働してU字状管2をセンサー保持筒4に押さえつけ
るようにして挟持する。このセンサー保持筒4に温度セ
ンサー本体3を挿入することにより、温度センサー本体
3がセンサー保持筒4を介しパイプ1の温度を検出す
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来技術のセンサー取付具は、パイプ1に設けられた
U字状管2に宙づりの如き状態で取付けられているの
で、以下に述べる問題があった。即ち、センサー取付具
は、パイプ用取付板150の両側がU字状管2をセンサ
ー用取付板110に向けて押圧するように構成されてい
るが、挟持力が弱いものとなっており、センサー取付具
がぐらついてしまうという問題である。特に、エアコン
では振動等が発生するので、著しい場合にはセンサー取
付具が落下してしまうこともあった。これに対し、特開
2000−9545では、センサー取付具を安定に取り
付ける技術として、パイプ用取付板の中央部分のみを残
して両端を切除し、かつ、残された中央部分をU字状管
の湾曲部の内側の面に沿って延出させて係合させる構成
を開示している。しかしながら、パイプ用取付板の中央
部分のみ残す構成では、パイプとの接触面積が小さくな
るため、係合すべき湾曲部を有さない単なる直線状のパ
イプには、かえって安定に取り付けられなくなるという
問題点を有していた。
【0007】本発明は、上述した従来技術の問題点に鑑
み、パイプのU字状管には勿論のこと、直線状のパイプ
に対しても確実に安定して取付けることができるセンサ
ー取付具を提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明においては、以下の手段を採用した。本発明で
は、センサー用取付板と、前記センサー用取付板より延
出してセンサー用取付板に対向するように折曲して形成
されたパイプ用取付板とを有し、パイプが略半円状に湾
曲されて形成された湾曲部を備えたU字状管とセンサー
とが、前記センサー用取付板と前記パイプ用取付板とで
挟まれた空間に挿入され、前記センサー用取付板と前記
パイプ用取付板とで挟持されるように構成されたセンサ
ー取付具であって、前記パイプ用取付板は、その板幅方
向に交差する方向に沿って前記パイプ用取付板が複数箇
所で分割されるように形成された、前記湾曲部に係合す
るとともに前記湾曲部を押圧する第一押圧部と、前記湾
曲部の両端部をそれぞれ押圧する第二及び第三押圧部と
を備えていることを特徴とする。
【0009】パイプのU字状管がセンサー取付具のセン
サー用取付板とパイプ用取付板との間に挿入され、パイ
プにセンサー取付具が取付けられると、センサー用取付
板の幅方向の中央側に形成されている第一押圧部が、U
字状管の湾曲部に係合するとともに押圧し、U字状管を
センサー用取付板と協働して挟持する。一方、その第一
押圧部の両側に配置されている第二,第三押圧部が、U
字状管における湾曲部の両端部を押圧し、センサー用取
付板と協働してU字状管を挟持するので、センサー取付
具がU字状管から抜けることがなくなり、センサー取付
具のパイプに対する姿勢が維持される。さらに、センサ
ー取付具を直線状のパイプに取付ける場合、センサー取
付具の内側、すなわち、センサー用取付板とパイプ用取
付板とで挟まれた空間に直線状のパイプを挿入すると、
第一〜第三押圧部が直線状のパイプをその長さ方向に沿
い押圧し、センサー用取付板と共にこれを挟持するの
で、センサー取付具が直線状のパイプから抜けることが
なく、センサー取付具のパイプに対する姿勢が維持され
る。
【0010】このように、パイプ用取付板がその板幅方
向に交差する方向に沿って第一〜第三押圧部を有するの
で、センサー取付具をパイプのU字状管に取付けたとき
は勿論、直線状のパイプに取付けても、パイプ用取付板
に形成されている第一〜第三押圧部がそれぞれセンサー
用取付板方向にパイプを押さえ付け、センサー用取付板
と協働してこれを挟持するので、パイプがU字状管,直
線状のパイプの如何に拘わることなく、パイプにセンサ
ー取付具を確実に取付けることができる。
【0011】また、本発明では、前記第三押圧部は、前
記湾曲部の内側の面に係合するように、先端に至るに従
い次第に幅を広げた形状に形成されている。第一押圧部
が先端に至るに従い次第に幅広となる形状に形成されて
いると、パイプを押圧する面積がそれだけ増加し、パイ
プを確実に押さえ付けることができるので、パイプのU
字状管にセンサー取付具をより安定に取付けておくこと
ができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
1〜図6に基づいて説明する。図1は、本発明によるセ
ンサー取付具をパイプのU字状管に取付けた状態を示す
斜視図、図2は、本発明によるセンサー取付具の一実施
形態を示す正面図、図3は、図2のA−A線断面図、図
4は、センサー取付具を直線状のパイプに取付けた状態
を示す正面図である。図1〜図3において、符号1は、
エアコンの熱交換器等に配管されるパイプ、2Aは、長
尺なパイプ1が折り返すように折曲され、半円状に湾曲
されて形成された湾曲部21と、その両端部22,22
を備えたU字状管、5は、温度を検出するセンサー、1
0は、本実施形態におけるセンサー取付具である。
【0013】このセンサー取付具10は、図1〜図3に
示すように、例えばステンレス等のような弾力性を有す
る金属製の薄板を折り曲げ加工することにより全体的に
断面視して略U字状に形成されている。そして、一方の
側にセンサー5を保持するためのセンサー用取付板11
が形成され、このセンサー用取付板11より延出してセ
ンサー用取付板11に対向するよう折曲されてパイプ用
取付板15が他方の側に形成されている。
【0014】センサー用取付板11には、図3に示すよ
うに、下端より上方に向かう途中の位置に、一部外方に
湾曲されてなる半円弧状の半円弧部12が形成されてい
る。さらに、半円弧部12の中央下側に、半円弧部12
の幅方向の中央下側を切り欠き、かつ先端がセンサー取
付具10の内側に向かうよう折曲されて形成された弾性
係合片13が設けられている。ここで、半円弧部12と
弾性係合片13とで形成される円弧は半円より若干長く
なるように形成されている。
【0015】また、センサー用取付板11の先端部分に
は、外側に向けて折り曲げられたガイド片14が設けら
れ、センサー用取付板11とパイプ用取付板15とで挟
まれたセンサー取付具10の内側の空間にセンサー保持
筒4を挿入するときのガイドをなすようになっている。
【0016】一方、パイプ用取付板15には、図3に示
すように、パイプ1の径よりやや大きな曲率半径で外側
に膨出する円弧状に形成された円弧部16が設けられて
いる。さらに、円弧部16の先端部分には外側に向かっ
て折り曲げられたガイド片17が設けられ、センサー取
付具10の内側の空間にパイプ1の一部が湾曲されてな
るU字状管2Aを挿入するときのガイドをなすようにな
っている。
【0017】また、図1及び図2に示すように、パイプ
用取付板15には、その板幅方向と直交して交差する方
向に沿って二つのスリット18,18が形成され、この
スリット18により分割されるようにして、パイプ用取
付板15の板幅方向に直交する方向に沿って第一押圧部
19a、第二押圧部19b、第三押圧部19cが形成さ
れている。ここで、第一押圧部19aは、パイプ用取付
板15の幅方向の中央側に配置され、センサー取付具1
0内にU字状管2Aが挿入されたとき、U字状管2Aの
湾曲部21に係合するとともに湾曲部21を押圧し、第
一押圧部19aの両側に配置される第二押圧部19b,
第三押圧部19cは、両端部22,22をそれぞれ押圧
するようになっている。さらに、それぞれがパイプ1の
管径の曲率に略対応した曲率半径をもって形成されてい
る。
【0018】第一〜第三押圧部19a〜19cにおいて
は、U字状管2Aにセンサー取付具10を取付けたと
き、第一押圧部19aがU字状管2Aにおける湾曲部2
1をセンサー用取付板11方向に押圧し、センサー用取
付板11と共に湾曲部21を挟持する一方、第二押圧部
19b及び第三押圧部19cがU字状管2Aにおける湾
曲部21の両端部22,22をセンサー用取付板11方
向に押圧し、センサー用取付板11と共に両端部22を
挟持するようになっている。また、図4に示す如く、直
線状のパイプ2Bに、センサー取付具10を取付けたと
き、第一〜第三押圧部19a〜19cが直線状のパイプ
2Bをそれぞれセンサー用取付板11方向に押圧し、そ
れぞれ独立に挟持するようになっている。
【0019】このような構成を有する図1〜4に示され
るセンサー取付具10の作用について以下に説明する。
まず、U字状管2Aにセンサー取付具10を取付ける場
合には、予め、センサー取付具10の半円弧部12と弾
性係合片13とで形成される円弧状の湾曲部分にセンサ
ー保持筒4を差し込んで係合すると共に、このセンサー
保持筒4に温度センサー本体3を挿入する。これら温度
センサー本体3とセンサー保持筒4とによってセンサー
5が構成され、センサー5は、弾性係合片13の弾性力
によって半円弧部12に付勢され、保持される。このよ
うにして、センサー用取付板11に、センサー5が取付
けられる。
【0020】次に、半円弧部12にセンサー保持筒4が
係合された状態にあるとき、センサー用取付板11とパ
イプ用取付板15とで挟まれたセンサー取付具10の内
側の空間にU字状管2Aを挿入すると、センサー用取付
板11とパイプ用取付板15とが互いに離間するように
押し広げられるため、U字状管2Aにセンサー保持筒4
に向かう弾性力が作用する。こうして、センサー用取付
板11とパイプ用取付板15とが協働してU字状管2A
をセンサー保持筒4に押し付けるようにして挟持する。
【0021】さらにこの時、センサー用取付板11の幅
方向の中央側に配置されている第一押圧部19aが、U
字状管2Aの湾曲部21に係合するとともに湾曲部21
を押圧する一方、第一押圧部19aの両側に配置されて
いる第二,第三押圧部19b,19cが、U字状管2A
における湾曲部21の両端部22,22をそれぞれ独立
に押圧する。こうして、これらの押圧力を上回る外力が
加わらない限り、センサー取付具10がU字状管2Aか
ら抜けることがなく、センサー取付具10のパイプ1に
対する姿勢が維持される。
【0022】さらに、センサー取付具10を折曲されて
いない直線状のパイプ2Bに取付ける場合、センサー取
付具10の内側、すなわち、センサー用取付板11とパ
イプ用取付板15とで挟まれた空間に直線状のパイプ2
Bを挿入すると、第一押圧部19a〜第三押圧部19c
が直線状のパイプ2Bをその長さ方向に沿って押圧し、
センサー用取付板11と協働してこれを挟持するので、
第一押圧部19a〜第三押圧部19cの押圧力を上回る
外力が加わらない限り、センサー取付具10が直線状の
パイプ2Bから抜けることがなく、センサー取付具10
のパイプ1に対する姿勢が維持される。
【0023】その結果、図1〜図4に示されるセンサー
取付具10によれば、パイプ用取付板15がその板幅方
向に直交する方向に沿って形成された第一〜第三押圧部
19a〜19cを有するので、センサー取付具10をU
字状管2Aに取付けたときは勿論、直線状のパイプ2B
に取付けても、パイプ用取付板15に形成されている第
一押圧部19a〜第三押圧部19cがそれぞれセンサー
用取付板11にパイプ1を押圧するので、U字状管2
A,直線状のパイプ2B等といった、パイプの折曲形状
の如何に拘わることなく、パイプ1にセンサー取付具1
0を確実に取付けることができる。これにより、温度セ
ンサー本体3は、センサー保持具4を介しパイプ1の温
度を確実に検出することが可能となる。
【0024】図5は、本発明によるセンサー取付具の他
の実施形態を示している。本実施形態では、センサー取
付具10のパイプ用取付板15に形成された第一〜第三
押圧部19a〜19cのうち、第一押圧部19aの板幅
が先端に至るに従い次第に広がる形状に形成されると共
に、第二,第三押圧部19b,19cの板幅も同様に形
成されている。そのため、スリット18,18は、パイ
プ用取付板15において、先端部が最も狭く、かつそこ
からパイプ用取付板15の基部側にかけて次第に大きく
なるように切り欠かれている。
【0025】このように、第一押圧部19aが先端に至
るに従い次第に幅広となる形状に形成されていると、パ
イプ1に対して押圧する面積がそれだけ増加し、パイプ
1をセンサー用取付板11に対し確実に押さえ付けるこ
とができるので、U字状管2Aにセンサー取付具10を
より安定に取付けておくことができる。しかも、第二,
第三押圧部19b,19cの板幅も同様に形成されるこ
とにより、パイプ1に対する押圧する面積がさらに増加
するので、センサー取付具10の取付状態をよりいっそ
う安定させることができる。
【0026】図6は、さらに他の実施形態を示してい
る。この場合は、前述した各実施形態に適用したもので
あって、パイプ用取付板15の第一〜第三押圧板19a
〜19cに、板幅方向と直交する方向にいくつかの分岐
スリット18a,18bを設けることにより、第一から
第三押圧板19a〜19cの各々が櫛歯状に複数に分割
形成されている。このように、第一〜第三押圧板19a
〜19cの各々が櫛歯状に複数に分割形成されている
と、U字状管2Aの如き曲率をもった部分は勿論の他、
それに類似した他の折曲形状のパイプに対しても、櫛歯
部分がそれぞれ独立に弾性変形してパイプの各部を押圧
することが可能になるので、種々のパイプの折曲形状に
も柔軟に対応してセンサー取付具10を安定に取付ける
ことができる。
【0027】なお、図示実施形態では、エアコンの熱交
換器等のパイプに適用した例を示したが、当然のことな
がら他のパイプにも同様に適用することができる。ま
た、温度センサー本体3がセンサー保持筒4に挿入され
た例を示したが、センサー保持筒4を用いず、温度セン
サー本体3をセンサー取付具10に直に取付けるように
構成したものにも適用することができる。さらに、パイ
プへの取付対象として温度センサーであるセンサー5を
用いた例を示したが、温度計測以外のセンサーにも適用
することができる。
【0028】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、パ
イプ用取付板がその板幅方向に交差する方向に沿って形
成された第一〜第三押圧部を有するよう構成したので、
パイプがU字状管,直線状のパイプの折曲形状の如何に
拘わることなく、パイプにセンサー取付具を確実に取付
けることができる効果がある。
【0029】また、本発明では、パイプ用取付板の中央
側に配置された第一押圧部が、先端に至るに従い次第に
幅広となる形状に形成されることにより、パイプに対し
て押圧する面積が増加し、パイプをセンサー用取付板に
対し確実に押さえ付けることができるので、パイプの一
部が折曲され湾曲されてなるU字状管あるいは折曲され
ない直線状のパイプに、さらに安定にセンサー取付具を
取付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるセンサー取付具をパイプのU字
状管に取付けた状態を示す斜視図である。
【図2】 本発明によるセンサー取付具の一実施形態を
示す正面図である。
【図3】 図2のA−A線断面図である。
【図4】 センサー取付具を直線状のパイプに取付けた
状態を示す正面図である。
【図5】 同じく本発明によるセンサー取付具の他の実
施形態を示す正面図である。
【図6】 本発明によるセンサー取付具のさらに他の実
施形態を示す正面図である。
【図7】 従来のセンサー取付具を示す側面図である。
【図8】 図7の左側面図である。
【符号の説明】
1…パイプ 2A…U字状管 2B…直線状のパイプ 3…温度センサー本体 4…センサー保持筒 5…センサー 10…センサー取付具 11…センサー用取付板 12…半円弧部 15…パイプ用取付板 18…スリット 19a…第一押圧部 19b…第二押圧部 19c…第三押圧部 21…湾曲部 22…両端部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大井 幸二 埼玉県秩父郡横瀬町大字横瀬2270番地 三 菱マテリアル株式会社セラミックス工場電 子デバイス開発センター内 Fターム(参考) 2F056 CL09 3L051 BH07 BJ10

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 センサー用取付板と、前記センサー用取
    付板より延出してセンサー用取付板に対向するように折
    曲して形成されたパイプ用取付板とを有し、パイプが略
    半円状に湾曲されて形成された湾曲部を備えたU字状管
    とセンサーとが、前記センサー用取付板と前記パイプ用
    取付板とで挟まれた空間に挿入され、前記センサー用取
    付板と前記パイプ用取付板とで挟持されるように構成さ
    れたセンサー取付具であって、 前記パイプ用取付板は、その板幅方向に交差する方向に
    沿って前記パイプ用取付板が複数箇所で分割されるよう
    に形成された、前記湾曲部に係合するとともに前記湾曲
    部を押圧する第一押圧部と、前記湾曲部の両端部をそれ
    ぞれ押圧する第二及び第三押圧部とを備えていることを
    特徴とするセンサー取付具。
  2. 【請求項2】 前記第三押圧部は、前記湾曲部の内側の
    面に係合するように、先端に至るに従い次第に幅を広げ
    た形状に形成されていることを特徴とする請求項2に記
    載のセンサー取付具。
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