JP2002081603A - コージェネレーションシステムにおける負荷対応蒸気の供給方法及びその装置 - Google Patents

コージェネレーションシステムにおける負荷対応蒸気の供給方法及びその装置

Info

Publication number
JP2002081603A
JP2002081603A JP2000263338A JP2000263338A JP2002081603A JP 2002081603 A JP2002081603 A JP 2002081603A JP 2000263338 A JP2000263338 A JP 2000263338A JP 2000263338 A JP2000263338 A JP 2000263338A JP 2002081603 A JP2002081603 A JP 2002081603A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steam
pressure
load
accumulator
header
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000263338A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3776697B2 (ja
Inventor
Akihiko Yasugata
形 明 彦 安
Takeshi Matsuo
尾 雄 志 松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinei KK
Original Assignee
Shinei KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shinei KK filed Critical Shinei KK
Priority to JP2000263338A priority Critical patent/JP3776697B2/ja
Publication of JP2002081603A publication Critical patent/JP2002081603A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3776697B2 publication Critical patent/JP3776697B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E20/00Combustion technologies with mitigation potential
    • Y02E20/14Combined heat and power generation [CHP]
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

Landscapes

  • Control Of Steam Boilers And Waste-Gas Boilers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 コージェネレーションシステムにおいて、負
荷の蒸気使用量に応じた負荷対応ボイラを併設し、比較
的大きな蒸気負荷変動を吸収できるようにした負荷対応
蒸気の供給手段を提供する。 【解決手段】 タービン1によって発電機2を駆動し、
タービンの排熱を排熱ボイラ3により蒸気として使用す
るようにしたコージェネレーションシステムにおいて、
蒸気負荷15が接続されるヘッダ13に、上記タービン
の排熱から得られる蒸気を、アキュムレータ11を通し
送給すると共に、該ヘッダ13に、その圧力を略一定に
保持するように制御された負荷対応ボイラ16a,16
b,16cからの蒸気を送給する。その際、上記ヘッダ
13の圧力を、アキュムレータ11の内圧に応じて、そ
れが高いときには高く、低いときには低く制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コージェネレーシ
ョンシステムにおいて、蒸気負荷に変動がある場合に、
それを吸収して負荷に対応する蒸気を供給できるように
した負荷対応蒸気の供給方法及びその装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】ガスタービンなどで発電機を駆動して電
力を得ると同時に、その排出ガス等に残留する熱エネル
ギーによって蒸気を発生させ、それを利用するようにし
た既知のコージェネレーションシステムにおいて、負荷
の蒸気使用量に応じて負荷対応ボイラを併設し、比較的
大きな蒸気負荷変動を吸収させようとする場合に、ター
ビンの排熱を利用した排熱ボイラからの蒸気をアキュム
レータ等に蓄えても、適切な制御を行わない限り、負荷
変動に対応してアキュムレータからの蒸気及び負荷対応
ボイラからの蒸気をバランスよく利用することは困難で
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、上記
コージェネレーションシステムにおいて、負荷の蒸気使
用量に応じた負荷対応ボイラを併設した場合に、簡単な
手段によって比較的大きな蒸気負荷変動を吸収できるよ
うにした負荷対応蒸気の供給方法及びその装置を提供す
ることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の負荷対応蒸気の供給方法は、タービンによっ
て発電機を駆動し、タービンの排熱を蒸気として使用す
るようにしたコージェネレーションシステムにおいて、
蒸気負荷が接続されるヘッダに、上記タービンの排熱か
ら得られる蒸気を、アキュムレータを通し送給すると共
に、該ヘッダに、その圧力を略一定に保持するように制
御された負荷対応ボイラからの蒸気を送給するに際し、
上記ヘッダの圧力を、アキュムレータの内圧に応じて、
それが高いときには高く、低いときには低く制御するこ
とを特徴とするものである。上記方法においては、アキ
ュムレータの蒸気を減圧弁を介してヘッダに送給し、ヘ
ッダの圧力を決める該減圧弁の設定圧を、アキュムレー
タの内圧に応じて制御することができる。
【0005】また、上記課題を解決するための本発明の
負荷対応蒸気の供給装置は、タービンによって発電機を
駆動し、タービンの排熱を蒸気として使用するようにし
たコージェネレーションシステムにおいて、蒸気負荷が
接続されるヘッダに、上記タービンの排熱から得られる
蒸気を蓄えるアキュムレータを減圧弁を介して接続する
と共に、該ヘッダに、その圧力を略一定に保持するよう
に制御された負荷対応ボイラを接続し、上記ヘッダの圧
力を決める減圧弁に、アキュムレータの内圧に基づいて
該減圧弁の設定圧を制御し、その内圧が高いときには設
定圧を高く、内圧が低いときには設定圧を低く制御する
制御器を接続したことを特徴とするものである。
【0006】上記構成を有する本発明の負荷対応蒸気の
供給方法及び装置の適用は、コージェネレーションシス
テムにおいて、蒸気負荷に大きな変動があるが、通常
は、最低の蒸気負荷がタービンの排熱を利用した排熱ボ
イラからの蒸気量を長時間に亘り大きく下回ることはな
く、また、最大の蒸気負荷が上記排熱ボイラ及び負荷対
応ボイラの最大出力の和を長時間に亘り大きく上回らな
いような蒸気の使用を行う場合に好適である。
【0007】上記コージェネレーションシステムにおい
て、アキュムレータは、定常状態においてはその内圧が
ほぼ設定値に保持され、常に排熱ボイラから略一定量の
蒸気の供給を受けているが、それに相当する蒸気をヘッ
ダに送出し、負荷対応ボイラからの蒸気と共に蒸気負荷
に供給している。そして、アキュムレータの蒸気を減圧
してヘッダに送給する減圧弁の設定圧(出力圧)は、ヘ
ッダの圧力を決めることになるが、この減圧弁の設定圧
は、アキュムレータの内圧に応じて設定されている。
【0008】そのため、この定常状態においてある程度
蒸気負荷に変動があったときには、それに伴ってヘッダ
の圧力が変動し、即ち、蒸気負荷が増大すればヘッダの
圧力が低下し、逆に蒸気負荷が減少すればヘッダの圧力
が増大するので、該ヘッダの圧力に応じて、それを略一
定に保持するように制御される負荷対応ボイラからの蒸
気が増減し、また蒸気負荷が増大したときにはアキュム
レータからもより多くの蒸気が送出され、必要な蒸気量
が負荷に送給される。この場合に、アキュムレータの内
圧がある程度高ければ、減圧弁によりヘッダの圧力が高
く設定されているので、負荷対応ボイラからの蒸気量は
そのヘッダの圧力に応じて抑制され、アキュムレータか
らヘッダに送給される蒸気量が多くなり、逆に、アキュ
ムレータの内圧が低ければ、ヘッダの圧力が低く設定さ
れているので、負荷対応ボイラからの蒸気量が多くな
る。
【0009】このような運転状態において、蒸気負荷が
一時的に著しく増大し、排熱ボイラ及び負荷対応ボイラ
の最大出力の和を上回るようになると、アキュムレータ
から送給する蒸気量が増大するためにアキュムレータの
内圧が低下し、それに伴って減圧弁の設定圧が低下する
ので、ヘッダの圧力が低下して、負荷対応ボイラがフル
稼働することになる。その後、蒸気負荷が排熱ボイラ及
び負荷対応ボイラの最大出力の和の範囲内まで低下する
と、その時点ではアキュムレータの内圧が低くなってい
るので、減圧弁によるヘッダの設定圧も低く、そのた
め、アキュムレータからヘッダに送出される蒸気量は比
較的少なく、負荷対応ボイラからの蒸気量が多くなり、
アキュムレータの内圧が徐々に回復する。それに伴って
減圧弁によるヘッダの設定圧も増大し、定常状態に復帰
する。
【0010】また、蒸気負荷が一時的に大きく低下し、
場合によっては排熱ボイラからの蒸気量よりも下回る程
度になると、ヘッダの圧力が高くなるため、負荷対応ボ
イラからの蒸気量は急速に低下し、一方、アキュムレー
タから送出される蒸気量も少なくなるため、アキュムレ
ータの内圧が高くなり、それに伴って減圧弁によるヘッ
ダの設定圧も高くなって、負荷対応ボイラからの蒸気量
は更に低下し、蒸気負荷には主としてアキュムレータか
らの蒸気が送給されるが、排熱ボイラからの蒸気の一部
がアキュムレータに蓄えられる。その後、蒸気負荷が増
加すると、その時点ではアキュムレータの内圧が高く、
減圧弁によるヘッダの設定圧が高くなっているので、負
荷対応ボイラからの蒸気量は少なく、アキュムレータの
内圧がある程度低下するまで、アキュムレータに蓄えら
れた蒸気が負荷に送給される。
【0011】このように、上記コージェネレーションシ
ステムにおいては、ヘッダの設定圧をアキュムレータの
内圧に応じて制御するという簡単な手段によって、比較
的大きな蒸気負荷変動を吸収させることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は、本発明のコージェネレー
ションシステムにおける負荷対応蒸気供給装置の実施の
一例を示すものである。この装置は、蒸気使用量が数1
0t/hのクラスで、蒸気使用量が比較的大きな変動比
率で変動する場合などに適するもので、タービン1によ
り発電機2を駆動して電力を得ると同時に、その排出ガ
ス等に残留する熱エネルギーによって排熱ボイラ3で蒸
気を発生させ、それを利用するコージェネレーションシ
ステムにおいて、蒸気負荷における蒸気使用量の比較的
大きな変動を吸収可能にするものである。
【0013】上記タービン1からの排熱は常にほぼ一定
量であり、それに追焚きバーナ4を付加して、排熱ボイ
ラ3では常に略一定量の蒸気が出力される。この排熱ボ
イラ3からの蒸気は、高圧ヘッダ7を介して適宜高圧の
蒸気負荷8に供給することもできるが、その主流は、高
圧ヘッダ7から圧力調整弁9を介してアキュムレータ1
1に送入され、あるいは排熱ボイラ3からの蒸気の全量
がアキュムレータ11に送入される。上記圧力調整弁9
に付設した制御器10は、高圧ヘッダ7に設けた圧力検
出器10aにより検出される該高圧ヘッダ7の内圧に基
づき、その内圧がほぼ一定になるように圧力調整弁9の
開度を調整するものである。
【0014】コージェネレーションシステムにおいて
は、このアキュムレータ11に排熱ボイラ3からの蒸気
を送入する場合、その蒸気量は通常ほぼ一定量になる
が、極端に蒸気負荷が低減した場合などには、追焚きバ
ーナ4の出力を調整し、あるいはそれを不使用にするな
ど、アキュムレータ11への流入量を調整することもで
きる。
【0015】上記アキュムレータ11は、タービン1の
排熱から得られる蒸気を一時的に蓄えるものであるが、
このアキュムレータ11の出力配管12は、各種の蒸気
負荷15が接続されるヘッダ13に、減圧弁14を介し
て接続される。また、該ヘッダ13には、蒸気負荷に応
じて運転される負荷対応ボイラ16a,16b,16c
を接続している。これらの各負荷対応ボイラは、ヘッダ
13の圧力を検出し、自動運転装置によりその圧力が略
一定に保持されるように制御されるもので、ヘッダ13
に送る蒸気量に応じた数の負荷対応ボイラが運転され、
あるいはそれらの燃焼量が制御される。なお、この負荷
対応ボイラは単一のボイラによって構成してもよい。
【0016】上記ヘッダ13の圧力を決める減圧弁14
は、出力配管12における該減圧弁14の上流側に設け
た圧力検出器18aで検出したアキュムレータ11の内
圧に基づき、設定器18において該減圧弁14の設定圧
を求め、制御器19を介して出力側(ヘッダ13)がそ
の設定圧になるように制御されるものである。
【0017】この設定器18は、アキュムレータ11の
内圧Pが高いときには減圧弁14の設定圧(ヘッダ13
の内圧p)を高く、内圧Pが低いときには減圧弁14の
設定圧(p)を低く制御するものである。内圧Pと内圧
pとの関係は、内圧Pの上昇に応じて内圧pが比例的に
上昇するようにしてもよいし、内圧Pがある高レベルを
超えても更に上昇しているときには内圧pを上昇させ、
内圧Pがある低レベルを超えても更に下降をし続けてい
るときには内圧pを上昇させるなど、少なくとも内圧P
の上昇に応じて内圧pも上昇する(部分的には上昇しな
くてもよい)ような関数関係を持たせればよい。ヘッダ
13の内圧の設定は、アナログ的に変動するものであっ
ても、デジタル的に変動するものであってもよい。
【0018】また、上記設定器18においては、上述し
た減圧弁14の設定圧の決定に加えて、アキュムレータ
11の内圧Pに応じて決めるヘッダ13の内圧pを高低
に調整することにより、定常状態にあるときのアキュム
レータ11の内圧Pを高または低に調整することができ
る。この調整は、蒸気負荷15の変動が、排熱ボイラ3
からの蒸気量を長時間に亘り大きく下回る可能性がある
場合に、定常状態のアキュムレータ11の内圧を低く設
定し、また、蒸気負荷15の変動が排熱ボイラ3及び負
荷対応ボイラ16a,16b,16cの最大出力の和を
長時間に亘り大きく上回る可能性がある場合に、定常状
態のアキュムレータ11の内圧を高く設定しておくのに
有効である。
【0019】上記設定器18から減圧弁14の設定圧
(ヘッダ13の内圧)についての信号を受ける制御器1
9は、ヘッダ13に設けた圧力検出器19aにおいて検
出した該ヘッダ13の内圧をその設定圧と比較し、ヘッ
ダ13の内圧が上記設定圧になるように減圧弁14の開
度を制御するものであり、それによってヘッダ13の内
圧がアキュムレータ11の内圧に応じた所要の圧力に設
定される。
【0020】なお、図1中において、符号22は検水
口、23は初期給水口、24はオーバーフロー口、25
は排水口、26はレベルゲージ、27は吹き込みノズ
ル、28は水面上の集気器を示している。
【0021】上記構成を有する装置は、上記コージェネ
レーションシステムにおける蒸気負荷15に大きな変動
があるが、通常は、蒸気負荷15が最低でも排熱ボイラ
3からの蒸気量を長時間に亘り大きく下回ることはな
く、また、蒸気負荷15が最大でも上記排熱ボイラ3及
び負荷対応ボイラ16a,16b,16cの最大出力の
和を長時間に亘り大きく上回らないような蒸気の使用を
行う場合に適用され、逆に言えば、上記負荷対応ボイラ
16a,16b,16cの最大出力は、蒸気負荷15に
応じて定められることになる。
【0022】次に、図1及び図2を参照し、上記装置に
おける負荷対応蒸気の供給の態様について説明する。図
2のAは、上記システムにおける負荷変動の一例を、同
図Bは該負荷変動に応じたアキュムレータの内圧、同図
Cは同ヘッダ13の設定圧、同図Dは同追焚きバーナの
蒸発量、同図Eは同負荷対応ボイラの蒸発量の変動例を
示すものである。
【0023】上記コージェネレーションシステムにおい
ては、蒸気負荷の変動が、排熱ボイラ3からアキュムレ
ータ11に供給される蒸気量と、それに負荷対応ボイラ
16a,16b,16cにおける最大蒸気発生量を加え
た蒸気量の範囲内にある定常状態においては、アキュム
レータ11の内圧がほぼ一定値に保持される。この状態
においては、アキュムレータ11が常に排熱ボイラ3か
ら略一定量の蒸気の供給を受けているが、設定器18に
おいてはアキュムレータ11の内圧に基づいて減圧弁1
4の設定圧が一定に保持され、それにより供給された蒸
気量に対応する蒸気をヘッダ13に送出している。
【0024】しかしながら、蒸気負荷は上述した範囲内
で変動し、それに伴ってヘッダ13の内圧が変動し、即
ち、蒸気負荷が増大すればヘッダ13の内圧が低下し、
逆に蒸気負荷が減少すればヘッダ13の内圧が増大する
ので、その変動に対応して、アキュムレータ11からの
蒸気量も増減するが、主として、ヘッダ13の圧力を略
一定に保持するように制御される負荷対応ボイラ16
a,16b,16cが稼働され、結果的に、アキュムレ
ータ11からの蒸気量と負荷対応ボイラ16a,16
b,16cからの蒸気量により、蒸気負荷15の需要が
まかなわれる。
【0025】この場合に、アキュムレータ11の内圧が
ある程度高く、あるいは、次第に高くなれば、減圧弁に
よりヘッダ13の圧力が高く設定されるので、負荷対応
ボイラ16a,16b,16cからの蒸気量はそのヘッ
ダ13の圧力に応じて抑制され、アキュムレータ11か
らヘッダ13に送給される蒸気量が多くなり、逆に、ア
キュムレータの内圧が低く、あるいは次第に低くなると
きには、ヘッダ13の圧力が低く設定されるので、負荷
対応ボイラ16a,16b,16cからの蒸気量が多く
なる。
【0026】このような運転状態において、蒸気負荷が
一時的に著しく増大し、排熱ボイラ3及び負荷対応ボイ
ラ16a,16b,16cの最大出力の和を上回るよう
になると、負荷対応ボイラ16a,16b,16cが大
出力で運転されても、ヘッダ13の内圧が次第に低下
し、それによりアキュムレータ11から送給する蒸気量
が増大するためにアキュムレータ11の内圧が低下す
る。この内圧の低下に伴って、減圧弁14の設定圧が低
下するので、ヘッダ13の圧力が低下して、負荷対応ボ
イラ16a,16b,16cがフル稼働することになる
が、蒸気の不足分はアキュムレータ11からの放出によ
りまかなわれる。
【0027】その後、蒸気負荷が排熱ボイラ3及び負荷
対応ボイラ16a,16b,16cの最大出力の和の範
囲内まで低下すると、その時点ではアキュムレータ11
の内圧が低くなっているので、減圧弁14によるヘッダ
13の設定圧も低く、そのため、アキュムレータ11か
らヘッダ13に送出される蒸気量は比較的少なく、負荷
対応ボイラ16a,16b,16cからの蒸気量が多く
なって、それが蒸気負荷15における需要をまかなうの
で、アキュムレータ11の内圧が徐々に回復する。それ
に伴って、減圧弁14によるヘッダ13の設定圧も増大
し、定常状態に復帰する。
【0028】また、蒸気負荷が一時的に大きく低下し、
排熱ボイラ3からの蒸気量よりも下回ると、必要に応じ
て追焚きバーナ4による蒸発量を制御することもできる
が、いずれにしてもヘッダ13の圧力が高くなるため、
負荷対応ボイラ16a,16b,16cからの蒸気量が
低下し、一方、アキュムレータ11から送出される蒸気
量も少なくなるため、アキュムレータ11の内圧が高く
なり、それに伴って減圧弁14によるヘッダ13の設定
圧も高くなって、負荷対応ボイラ16a,16b,16
cからの蒸気量は更に低下し、蒸気負荷15には主とし
てアキュムレータ11からの蒸気が送給される。この場
合、可能な範囲内で排熱ボイラ3からの蒸気の一部がア
キュムレータ11に蓄えられる。
【0029】その後、蒸気負荷が増加すると、その時点
ではアキュムレータ11の内圧が高く、減圧弁14によ
るヘッダ13の設定圧が高くなっているので、負荷対応
ボイラ16a,16b,16cからの蒸気量は0または
少ない状態に保持され、アキュムレータ11の内圧があ
る程度低下するまで、アキュムレータ11に蓄えられた
蒸気が負荷に送給される。
【0030】このように、上記コージェネレーションシ
ステムにおいては、ヘッダ13の設定圧をアキュムレー
タ11の内圧に応じて制御するという簡単な手段によっ
て、比較的大きな蒸気負荷変動を吸収させることができ
る。
【0031】
【発明の効果】以上に詳述したように、本発明によれ
ば、コージェネレーションシステムにおいて負荷の蒸気
使用量に応じた負荷対応ボイラを併設した場合に、簡単
な手段によって比較的大きな蒸気負荷変動を吸収させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の構成図である。
【図2】本発明のシステムにおける負荷変動に応じた各
部動作の変動例を示すグラフである。
【符号の説明】
1 タービン 2 発電機 3 排熱ボイラ 11 アキュムレータ 13 ヘッダ 14 減圧弁 15 蒸気負荷 16a,16b,16c 負荷対応ボイラ 19 制御器

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】タービンによって発電機を駆動し、タービ
    ンの排熱を蒸気として使用するようにしたコージェネレ
    ーションシステムにおいて、 蒸気負荷が接続されるヘッダに、上記タービンの排熱か
    ら得られる蒸気を、アキュムレータを通し送給すると共
    に、該ヘッダに、その圧力を略一定に保持するように制
    御された負荷対応ボイラからの蒸気を送給するに際し、 上記ヘッダの圧力を、アキュムレータの内圧に応じて、
    それが高いときには高く、低いときには低く制御する、
    ことを特徴とするコージェネレーションシステムにおけ
    る負荷対応蒸気の供給方法。
  2. 【請求項2】アキュムレータの蒸気を減圧弁を介してヘ
    ッダに送給し、ヘッダの圧力を決める該減圧弁の設定圧
    を、アキュムレータの内圧に応じて制御する、ことを特
    徴とする請求項1に記載のコージェネレーションシステ
    ムにおける負荷対応蒸気の供給方法。
  3. 【請求項3】タービンによって発電機を駆動し、タービ
    ンの排熱を蒸気として使用するようにしたコージェネレ
    ーションシステムにおいて、 蒸気負荷が接続されるヘッダに、上記タービンの排熱か
    ら得られる蒸気を蓄えるアキュムレータを減圧弁を介し
    て接続すると共に、該ヘッダに、その圧力を略一定に保
    持するように制御された負荷対応ボイラを接続し、 上記ヘッダの圧力を決める減圧弁に、アキュムレータの
    内圧に基づいて該減圧弁の設定圧を制御し、その内圧が
    高いときには設定圧を高く、内圧が低いときには設定圧
    を低く制御する制御器を接続した、ことを特徴とするコ
    ージェネレーションシステムにおける負荷対応蒸気の供
    給装置。
JP2000263338A 2000-08-31 2000-08-31 コージェネレーションシステムにおける負荷対応蒸気の供給方法及びその装置 Expired - Lifetime JP3776697B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000263338A JP3776697B2 (ja) 2000-08-31 2000-08-31 コージェネレーションシステムにおける負荷対応蒸気の供給方法及びその装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000263338A JP3776697B2 (ja) 2000-08-31 2000-08-31 コージェネレーションシステムにおける負荷対応蒸気の供給方法及びその装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002081603A true JP2002081603A (ja) 2002-03-22
JP3776697B2 JP3776697B2 (ja) 2006-05-17

Family

ID=18750895

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000263338A Expired - Lifetime JP3776697B2 (ja) 2000-08-31 2000-08-31 コージェネレーションシステムにおける負荷対応蒸気の供給方法及びその装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3776697B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008145005A (ja) * 2006-12-07 2008-06-26 Samson Co Ltd 蒸気供給設備

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008145005A (ja) * 2006-12-07 2008-06-26 Samson Co Ltd 蒸気供給設備

Also Published As

Publication number Publication date
JP3776697B2 (ja) 2006-05-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR890001172B1 (ko) 복합형 순환 발전 설비용 증기 터어빈의 동작 및 댐퍼 제어시스템
JP2009079580A (ja) 発電プラントおよびその制御方法
JP4471106B2 (ja) 蒸気タービンの急速出力発生システム及び方法
JP5534062B1 (ja) ボイラシステム
JP4892539B2 (ja) 複合発電プラント及び排熱回収ボイラ
JP2002081603A (ja) コージェネレーションシステムにおける負荷対応蒸気の供給方法及びその装置
JP4720966B2 (ja) バイオガスを燃料とするガスタービン発電装置
JP4905941B2 (ja) 排熱回収ボイラとその蒸気圧力制御方法
JP3922008B2 (ja) ボイラ装置の制御方法
JP2006046874A (ja) ドラムレベル制御装置
JP2696267B2 (ja) ボイラの並列運転制御装置
JPH06176787A (ja) 燃料電池発電装置
JP4209280B2 (ja) 液化ガス運搬船蒸発ガス処理制御方法および制御装置
KR102704840B1 (ko) 발전 플랜트의 제어 장치, 발전 플랜트 및 발전 플랜트의 제어 방법
JP7400934B2 (ja) 給水制御装置
JP2003343208A (ja) 前圧制御蒸気タービンプラント
WO2022039109A1 (ja) 制御装置、制御方法およびプログラム
JP3602167B2 (ja) 発電プラントの運転制御装置
JP3461480B2 (ja) ボイラ装置の制御方法
JP2024035906A (ja) 発電プラントの制御システム、発電プラント、発電プラントの制御方法および発電プラント制御プログラム
JP3010086B2 (ja) コジェネレーション発電装置
JP2004053169A (ja) 排熱ボイラとバックアップボイラを設けたシステム
JPH04153501A (ja) タービンバイパスの蒸気圧力制御装置
JP2008274819A (ja) 複合発電プラント蒸気タービンの運転制御装置
JP2018004155A (ja) ボイラシステム

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060124

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060223

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110303

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120303

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120303

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130303

Year of fee payment: 7