JP2002081557A - 混合比率制御弁構造 - Google Patents

混合比率制御弁構造

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JP2002081557A
JP2002081557A JP2000271784A JP2000271784A JP2002081557A JP 2002081557 A JP2002081557 A JP 2002081557A JP 2000271784 A JP2000271784 A JP 2000271784A JP 2000271784 A JP2000271784 A JP 2000271784A JP 2002081557 A JP2002081557 A JP 2002081557A
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piston
diaphragm
mixing ratio
fluid
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Hironobu Matsuzawa
広宣 松沢
Hideji Izumo
秀司 出雲
Kimihito Sasao
起美仁 笹尾
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Advance Denki Kogyo KK
Original Assignee
Advance Denki Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一次側の圧力差や圧力変動の影響を受けるこ
となく、混合比率を精度良く制御することができる混合
比率制御弁構造を提供する。 【解決手段】 第1弁室20と、第2弁室30と、混合
室40と、第1弁部52の第1シール部53の直径SD
1が第1ダイヤフラム部55のダイヤフラム中間直径M
D1と略同一に形成された第1ポペット弁体50と、第
2弁部62の第2シール部63の直径SD2が第2ダイ
ヤフラム部65のダイヤフラム中間直径MD2と略同一
に形成された第2ポペット弁体60と、第1ポペット弁
体と第2ポペット弁体とを結合する連結部材70と、第
1ポペット弁体を所定位置に設定する第1位置設定手段
80と、第2ポペット弁体を所定位置に保持する第2位
置設定手段90とを備えた混合比率制御弁10。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、被制御流体であ
る第1流体と第2流体とを混合するに際し前記第1流体
と第2流体の混合比率を自在に制御する混合比率制御弁
の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、工場等における管路に所定の流
体を流し、所定の作業場所へ供給する場合がある。その
際、目的とする作業や製品に応じて、所定の第1流体と
第2流体を適宜の比率で混合して混合流体とするため
に、管路の途中に図8に示すような混合比率制御弁(混
合用3方弁)100を配設することがある。
【0003】前記混合比率制御弁100は、前記第1流
体のための第1流入口102及び第1流出口103を有
する第1弁室101と、前記第2流体のための第2流入
口106及び第2流出口107を有する第2弁室105
と、前記第1流出口103と前記第2流出口107と連
通し単一の混合流体流出口111を有する混合室110
と、前記第1弁室101内に配設される第1弁体120
と、前記第2弁室105内に配設される第2弁体130
と、前記第1弁体120と第2弁体130を結合する連
結部材140とを備えている。また、前記第1流出口1
03周縁は突出形成され、その突出した第1流出口10
3周縁が第1弁座104となっており、他方、前記第2
流出口107周縁も突出形成され、その突出した第2流
出口107周縁が第2弁座108となっている。
【0004】前記第1弁体120は、第1弁軸121
と、該第1弁軸121の前側に形成され前記第1流出口
103の開度を規定する第1シール部123を有する第
1弁部122と、前記第1弁軸121と一体に形成され
前記第1弁室101内に装着される第1ダイヤフラム部
124を含んでいる。また、前記第2弁体130は、第
2弁軸131と、該第2弁軸131の前側に形成され前
記第2流出口107の開度を規定する第2シール部13
3を有する第2弁部132と、前記第2弁軸131と一
体に形成され前記第2弁室105内に装着される第2ダ
イヤフラム部134を含んでいる。さらに、この混合比
率制御弁100では、前記第1弁体120の第1弁軸1
21の後側に螺着された第1ピストン151と該第1ピ
ストン151が嵌挿される第1シリンダ部152と前記
第1ピストン151を常時後退方向に付勢する第1バネ
体153と前記第1ピストン151を前進方向に調圧
(ここでは加圧)する調圧エア機構154を有している
と共に、前記第2弁体130の第2弁軸131の後側に
螺着された第2ピストン155と該第2ピストン155
が嵌挿される第2シリンダ部156と前記第2ピストン
155を常時前進方向に付勢する第2バネ体157を有
している。なお、図示の符号154aは調圧エア機構1
54の調圧エアを供給する供給源、154bは調圧エア
機構154の調圧エアの圧力を調整・制御する電空変換
器や電空レギュレーター等の調整・制御機器、158は
調圧エア機構154からの気体を流出入するポートであ
る。
【0005】上記構造の混合比率制御弁100において
は、前記調圧エア機構154から第1ピストン151と
第1シリンダ部152間に調圧エアがポート158を介
して流入されると、第1ピストン151及び第1弁体1
20が前方へ押され、第1弁体120の第1シール部1
23と第1弁座104間の開度、つまり第1流出口10
3の開度が小さく(狭く)なると共に、第2弁体130
が後退し、第2弁体130の第2シール部133と第2
弁座108間の開度、つまり第2流出口107の開度が
大きく(広く)なる。それによって、混合流体流出口1
11から流出される混合流体における第1流体の比率は
小さく、第2流体の比率は大きくなる。
【0006】また、前記第1ピストン151と第1シリ
ンダ部152間の調圧エアがポート158から流出され
ると、第1バネ体153及び第2バネ体157の付勢力
によって、第1ピストン151及び第1弁体120が後
退し、第1弁体120の第1シール部123と第1弁座
104間の開度、つまり第1流出口103の開度が大き
くなると共に、第2弁体130が前進し、第2弁体13
0の第2シール部133と第2弁座108間の開度、つ
まり第2流出口107の開度が小さくなる。それによっ
て、混合流体流出口111から流出される混合流体にお
ける第1流体の比率は大きく、第2流体の比率は小さく
なる。
【0007】しかしながら、上記従来の混合比率制御弁
にあっては、第1流入口102側の第1流体と第2流入
口106側の第2流体との圧力差の影響や、一次側(各
流入口102,106側)における供給流量の変化等に
伴う圧力変動の影響を受ける問題があった。具体的には
前記圧力差や圧力変動に起因して、各弁体120,13
0の動き、ひいては各流出口103,107の開度に影
響を与え、二次側(混合流体流出口111側)における
混合流体の混合比率が所望する値からズレてしまうおそ
れがあった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記の点に鑑
みて提案されたものであって、一次側における第1流体
と第2流体の圧力差や圧力変動の影響を受けることな
く、第1流体と第2流体の混合比率を精度良く制御する
ことができる混合比率制御弁構造を提供することを目的
とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】すなわち、請求項1の発
明は、被制御流体である第1流体と第2流体とを混合す
るに際し前記第1流体と第2流体の混合比率を自在に制
御する弁構造であって、前記第1流体の第1流入口と第
1流出口を有する第1弁室と、前記第2流体の第2流入
口と第2流出口を有する第2弁室と、前記第1流出口と
前記第2流出口と連通し単一の混合流体流出口を有する
混合室と、第1弁軸と、前記第1弁軸に膨出状に形成さ
れ前側に前記第1流出口の開度を規定する第1シール部
及び後側に前記第1流入口からの流体圧力を受ける第1
受圧部とを有する第1弁部と、前記第1弁軸と一体に形
成され前記第1弁室内に装着される第1ダイヤフラム部
とを有し、前記第1弁部の第1シール部直径(SD1)
が前記第1ダイヤフラム部の膜部最大径と膜部最小径を
2分した位置におけるダイヤフラム中間直径(MD1)
と略同一に形成された第1ポペット弁体と、第2弁軸
と、前記第2弁軸に膨出状に形成され前側に前記第2流
出口の開度を規定する第2シール部及び後側に前記第2
流入口からの流体圧力を受ける第2受圧部とを有する第
2弁部と、前記第2弁軸と一体に形成され前記第2弁室
内に装着される第2ダイヤフラム部とを有し、前記第2
弁部の第2シール部直径(SD2)が前記第2ダイヤフ
ラム部の膜部最大径と膜部最小径を2分した位置におけ
るダイヤフラム中間直径(MD2)と略同一に形成され
た第2ポペット弁体と、前記第1ポペット弁体と第2ポ
ペット弁体とをそれらの前側で一体に結合する連結部材
と、前記第1ダイヤフラム部外側に設けられ前記第1弁
部の第1シール部の開度に応じて前記第1ポペット弁体
を所定の位置に設定する第1位置設定手段と、前記第2
ダイヤフラム部外側に設けられ前記第1弁部の第1シー
ル部の開度に比例対応して前記第2弁部の第2シール部
を所定の開度位置に保持する第2位置設定手段とを備え
たことを特徴とする混合比率制御弁構造に係る。
【0010】請求項2の発明は、請求項1において、前
記第1位置設定手段が、前記第1ダイヤフラム部を調圧
する調整可能な調圧エア機構からなる混合比率制御弁構
造に係る。
【0011】請求項3の発明は、請求項1において、前
記第1位置設定手段が、前記第1弁軸と一体に形成され
たピストンと該ピストンが嵌挿されるシリンダ部と前記
ピストンを進退動させる駆動機構からなる混合比率制御
弁構造に係る。
【0012】請求項4の発明は、請求項3において、前
記ピストンを進退動させる駆動機構が前記ピストンを常
時後退方向に付勢するバネ体と前記ピストンを調圧する
調整可能な調圧エア機構とからなる混合比率制御弁構造
に係る。
【0013】請求項5の発明は、請求項1ないし4の何
れかにおいて、前記第2位置設定手段が、前記第2弁軸
と一体に形成されたピストンと該ピストンが嵌挿される
シリンダ部と前記ピストンを常時前進方向に付勢するバ
ネ体よりなる混合比率制御弁構造に係る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下添付の図面に従ってこの発明
を詳細に説明する。図1は本発明の一実施例に係る混合
比率制御弁を示す縦断面図、図2は同混合比率制御弁の
調圧エア供給時の状態を示す縦断面図、図3は同混合比
率制御弁の調圧エア排出時の状態を示す縦断面図、図4
は他の実施例に係る混合比率制御弁を示す縦断面図、図
5は本発明の混合比率制御弁の一使用例を示す概略図、
図6は同じく他の使用例を示す概略図、図7は同じくさ
らに他の使用例を示す概略図である。
【0015】図1ないし図3に示す混合比率制御弁10
は、この発明の一実施例に係るもので、半導体製造工場
等における管路等に配設され、2種類の流体を所定の混
合比率で混合し、かつ前記混合比率を自在に制御するも
のである。この混合比率制御弁10は、第1弁室20と
第2弁室30と混合室40と第1ポペット弁体50と第
2ポペット弁体60と連結部材70と第1位置設定手段
80と第2位置設定手段90とを備えている。この実施
例では、前記第1弁室20及び第2弁室30並びに混合
室40は、フッ素樹脂等の耐蝕性及び耐薬品性の高い樹
脂からなるボディ体11内部に形成されている。
【0016】第1弁室20は、第1流体のための第1流
入口21と第1流出口22を有していると共に、前記第
1流出口22の周縁は第1弁座23となっている。ま
た、第2弁室30は、第2流体のための第2流入口31
と第2流出口32を有していると共に、前記第2流出口
32の周縁は第2弁座33となっている。さらに、混合
室40は、前記第1流出口22と前記第2流出口32と
連通しており、単一の混合流体流出口41を有してい
る。
【0017】第1ポペット弁体50は、この実施例では
前記ボディ体11と同様にフッ素樹脂等の耐蝕性及び耐
薬品性の高い樹脂から形成されている。この第1ポペッ
ト弁体50は、第1弁軸51と第1弁部52と第1ダイ
ヤフラム部55とを有している。前記第1弁部52は、
第1弁軸51の一端側(前側)に膨出状に形成されてお
り、その前側には前記第1流出口22の開度を規定する
第1シール部53が形成され、後側には前記第1流入口
21からの流体圧力を受ける第1受圧部54が形成され
ている。この実施例では、図から理解されるように、第
1弁部52の前側が前端に向かって細くなるテーパ状に
形成され、それによって得られる傾斜面52aの一部が
前記第1弁座23に着座及び離座可能な第1シール部5
3となっている。また、実施例では、第1弁部52の平
らな後端面が前記第1受圧部54となっている。
【0018】前記第1ダイヤフラム部55は、前記第1
弁軸51の第1弁部52の反対側(後側)に該第1弁軸
51と一体に形成され、第1弁室20内に装着されてい
る。この第1ダイヤフラム部55は、ダイヤフラム面で
ある薄肉の膜部(可動部)56と、その外周側の外周部
57を有している。また、実施例では、第1ダイヤフラ
ム部55の外周部57がボディ体11と後述の第1位置
設定手段80のシリンダ部82間に挟着されて固定され
ている。
【0019】そして、この混合比率制御弁10において
は、前記第1弁部52の第1シール部53の直径(図示
の例では第1弁座23内側の第1流出口22の直径(オ
リフィス径)と等しい距離)SD1が、前記第1ダイヤ
フラム部55の有効径となる第1ダイヤフラム部55の
膜部56の最大径L1と膜部56の最小径L2を2分し
た位置におけるダイヤフラム中間直径MD1と略同一に
なっている。これによって、第1流体から第1弁部52
に対して第1ポペット弁体前進方向(図では下方向)X
に作用する力と、第1流体から第1ダイヤフラム部55
の膜部56に対して第1ポペット弁体後退方向(図では
上方向)Yに作用する力とが等しくなり、両者は互いに
相殺されることになる。そのため、第1流入口21側
(一次側)で第1流体の供給流量の変化等に伴う圧力変
動が発生しても、その圧力変動に起因して第1ポペット
弁体50の動作(位置)、ひいては第1流出口22の開
度に影響が及ぶのを防ぐことができる。
【0020】第2ポペット弁体60は、この実施例では
前記第1ポペット弁体50と同様にフッ素樹脂等の耐蝕
性及び耐薬品性の高い樹脂から形成されている。この第
2ポペット弁体60は、第2弁軸61と第2弁部62と
第2ダイヤフラム部65とを有している。前記第2弁部
62は、第2弁軸61の一端側(前側)に膨出状に形成
されており、その前側には前記第2流出口32の開度を
規定する第2シール部63が形成され、後側には前記第
2流入口31からの流体圧力を受ける第2受圧部64が
形成されている。この実施例では、図から理解されるよ
うに、第2弁部62の前側が前端に向かって細くなるテ
ーパ状に形成され、それによって得られる傾斜面62a
の一部が前記第2弁座33に着座及び離座可能な第2シ
ール部63となっている。また、実施例では、第2弁部
62の平らな後端面が前記第2受圧部64となってい
る。
【0021】前記第2ダイヤフラム部65は、前記第2
弁軸61の第2弁部62の反対側(後側)に該第2弁軸
61と一体に形成され、第2弁室30内に装着されてい
る。この第2ダイヤフラム部65は、ダイヤフラム面で
ある薄肉の膜部(可動部)66と、その外周側の外周部
67を有している。また、実施例では、第2ダイヤフラ
ム部65の外周部67がボディ体11と後述の第2位置
設定手段90のシリンダ部92間に挟着されて固定され
ている。
【0022】そして、この混合比率制御弁10において
は、前記第2弁部62の第2シール部63の直径(図示
の例では第2弁座33内側の第2流出口32の直径(オ
リフィス径)と等しい距離)SD2が、前記第2ダイヤ
フラム部65の有効径となる第2ダイヤフラム部65の
膜部66の最大径L3と膜部66の最小径L4を2分し
た位置におけるダイヤフラム中間直径MD2と略同一に
なっている。これによって、第2流体から第2弁部62
に対して第2ポペット弁体前進方向(図では上方向)Y
に作用する力と、第2流体から第1ダイヤフラム部65
の膜部66に対して第2ポペット弁体後退方向(図では
下方向)Xに作用する力とが等しくなり、両者は互いに
相殺されることになる。そのため、第2流入口31側
(一次側)で第2流体の供給流量の変化等に伴う圧力変
動が発生しても、その圧力変動に起因して第2ポペット
弁体60の動作(位置)、ひいては第2流出口32の開
度に影響が及ぶのを防ぐことができる。
【0023】前記第1ポペット弁体50と第2ポペット
弁体60は、それらの前側で連結部材70により一体に
結合されている。この実施例では、前記連結部材70
は、両ポペット弁体50,60と同様に、フッ素樹脂等
の耐蝕性及び耐薬品性の高い樹脂から形成されている。
また、実施例では、連結部材70と各ポペット弁体5
0,60は螺着結合により一体になっている。勿論、連
結部材70と各ポペット弁体50,60の結合方法はこ
れに限定されるものではなく、例えば、第1ポペット弁
体50と連結部材70を一体成形し、それに第2ポペッ
ト弁体60を螺着したり、第2ポペット弁体60と連結
部材70を一体成形し、それに第1ポペット弁体50を
螺着する等して、前記3部材50,60,70を結合し
ても良い。
【0024】第1位置設定手段80は、前記第1ダイヤ
フラム部55外側(後側、図では上側)に設けられ、前
記第1弁部52の第1シール部53の開度、すなわち第
1シール部53と第1弁座23間の開口量(第1流出口
22の開度)に応じて、前記第1ポペット弁体50を所
定の位置に設定するためのものである。
【0025】この実施例では、前記第1位置設定手段8
0は、前記第1ポペット弁体50の第1弁軸51と一体
に形成された第1ピストン81と、該第1ピストン81
が嵌挿される第1シリンダ部82と、前記第1ピストン
81を進退動させる駆動機構83とで構成されている。
図示の例では、前記第1ピストン81は、その前側(図
示の例では下側)の小径部81aで、第1弁軸51の後
部(図示の例では上部)と螺着結合されている。勿論、
この第1ピストン81と第1弁軸51との結合方法は上
記螺着結合に限らず、例えば第1ピストン81と第1弁
軸51とが一体成形されてもよい。また、前記第1シリ
ンダ部82は、前記ボディ体11に適宜手段により固着
されている。
【0026】また、実施例の駆動機構83は、第1ピス
トン81の大径部81bの前側(図では下側)における
第1ピストン81の小径部81aと第1シリンダ部82
の内壁間に設けられて前記第1ピストン81を常時後退
方向(図では上方向)Yに付勢する第1バネ体84と、
前記第1ピストン81を調圧(この例では前進方向Xに
加圧)する調整可能な調圧エア機構(この例では加圧エ
ア機構)85とで構成されている。前記調圧エア機構8
5は、調圧エア(この例では加圧エア)を供給する供給
源85aと、調圧エアの圧力を調整・制御する電空変換
器や電空レギュレーター等の調整・制御機器85bを有
している。なお、図中の符号Pは第1ピストン81の大
径部81bと第1シリンダ部82内壁間の空間への調圧
エアの供給及び前記空間からの調圧エアの排出を行うた
めのポート、86は第1ピストン81の小径部81a周
壁と第1シリンダ部82内壁間に介在されるパッキン等
のシール部材、87は第1ピストン81の大径部81b
周壁と第1シリンダ部82内壁間に介在されるパッキン
等のシール部材、88は第1弁室20の第1ダイヤフラ
ム部55外側(後側)空間の空気を外部へ出し入れする
ために形成された呼吸孔、89は第1ピストン81と第
1シリンダ部82内壁間の空間の空気を外部へ出し入れ
するために形成された呼吸孔である。
【0027】上記の如く、第1ピストン81を介して第
1ポペット弁体50の位置設定(進退動)を行うように
すれば、仮に第1ダイヤフラム部55が破損しても、前
記第1ピストン81及び前記シール部材86,87によ
り第1弁室20内の流体がポートPを介して調圧エア機
構85側に進入するのを防ぐことができる。なお、前記
第1ピストン81を進退動させる駆動機構83は上記例
示のものに限定されることはなく、例えば、前記第1バ
ネ体84のみ、或いは前記調圧エア機構85による調圧
エアのみでピストン81を進退動させても良いし、荷重
調節自在なバネ装置やソレノイド等により第1ピストン
81を進退動させても良い。また、駆動機構83として
荷重調節自在なバネ装置を用いる場合には、該荷重調節
自在なバネ装置にサーボモータ等を接続してバネ定数を
自動制御できるように構成しても良い。
【0028】第2位置設定手段90は、前記第2ダイヤ
フラム部65外側(後側、図では下側)に設けられ、前
記第1弁部52の第1シール部53の開度に応じて、前
記第2弁部62の第2シール部63を所定の開度位置、
より具体的に言えば所定の第2シール部63と第2弁座
33間の開口量位置(第2流出口32の開度位置)に保
持するためのものである。
【0029】この実施例では、前記第2位置設定手段9
0は、前記第2ポペット弁体60の第2弁軸61と一体
に形成された第2ピストン91と、該第2ピストン91
が嵌挿される第2シリンダ部92と、前記第2ピストン
91を常時前進方向Yに付勢する第2バネ体93とで構
成されている。また、図示の例では、前記第2ピストン
91は、その前側(図示の例では上側)の小径部91a
で、第2弁軸61の後部(図示の例では下部)と螺着結
合されている。勿論、この第2ピストン91と第2弁軸
61との結合方法は上記螺着結合に限らず、例えば第2
ピストン91と第2弁軸61とが一体成形されてもよ
い。さらに、前記第2シリンダ部92は、前記ボディ体
11に適宜手段により固着されている。また、図示の例
では、前記第2ピストン91の後側(図では下側)の大
径部91bにはバネ受け部91cが設けられ、該バネ受
け部91cを介して前記第2バネ体93が配設されてい
る。図中の符号94は第2ピストン91の小径部91a
周壁と第2シリンダ部92内壁間に介在されるパッキン
等のシール部材、95は第2弁室30の第2ダイヤフラ
ム部65外側(後側)空間の空気を外部へ出し入れする
ために形成された呼吸孔、96は第2ピストン91と第
2シリンダ部92内壁間の空間の空気を外部へ出し入れ
するために形成された呼吸孔である。
【0030】なお、前記第2ピストン91を常時前進方
向Yに付勢するものとしては、第2バネ体93に限ら
ず、例えば、上述の調圧エア機構等による調圧エア(加
圧エア)で前記第2ピストン91を常時前進方向Yに付
勢するようにしても良い。
【0031】次に、上記構造の混合比率制御弁10の作
動例(第1流体と第2流体の混合比率の制御)について
説明する。上記混合比率制御弁10においては、前記調
圧エア機構85により、前記ポートPを介して第1ピス
トン81の大径部81bと第1シリンダ部82内壁間の
空間へ調圧エアが供給(流入)されると、図2に示すよ
うに、第1ピストン81及び第1ポペット弁体50が前
方へ押され、第1ポペット弁体50の第1シール部53
と第1弁座23間の開度、つまり第1流出口22の開度
が小さく(図示の例では開度は0、すなわち第1流出口
22は閉じられている。)なると共に、第2ポペット弁
体60が後退し、第2ポペット弁体60の第2シール部
63と第2弁座33間の開度、つまり第2流出口32の
開度が大きくなる。それによって、混合流体流出口41
から流出される混合流体における第1流体の比率は小さ
く、第2流体の比率は大きくなる。
【0032】また、前記第1ピストン81と第1シリン
ダ部82間の調圧エアがポートPから排出(流出)され
ると、図3に示すように、第1バネ体84及び第2バネ
体93の付勢力により、第1ピストン81及び第1ポペ
ット弁体50が後退し、第1ポペット弁体50の第1シ
ール部53と第1弁座23間の開度、つまり第1流出口
22の開度が大きくなると共に、第2ポペット弁体60
が前進し、第2ポペット弁体60の第2シール部63と
第2弁座33間の開度、つまり第2流出口32の開度が
小さく(図示の例では開度が0、すなわち第2流出口3
2は閉じられている。)なる。それによって、混合流体
流出口41から流出される混合流体における第1流体の
比率は大きく、第2流体の比率は小さくなる。
【0033】なお、上記混合比率制御弁10では、上述
の如く、各ポペット弁体50,60のシール部直径SD
1,SD2がダイヤフラム中間直径MD1,MD2と略
同一となって、流体から各ポペット弁体50,60の弁
部52,62に作用する力とダイヤフラム部55,65
に作用する力が相殺されるようになっているので、各流
入口21,31側で圧力変動がある場合のみならず、第
1流入口21側の第1流体と第2流入口31側の第2流
体に圧力差がある場合にも、その圧力差の影響を受ける
ことがない。加えて、この混合比率制御弁10において
は、二次側である混合流体流出口41側における圧力変
動にも影響を受けずに済む。これは、実施例の混合比率
制御弁10においては、第1ポペット弁体50の第1弁
部52と第2ポペット弁体60の第2弁部62が略同寸
法同形状で形成されていると共に、第1流出口22の直
径と第2流出口32の直径が略同一となっているため、
前記二次側の圧力変動発生時に流体から第1弁部52に
作用する力と第2弁部62に作用する力が等しくなるか
らである。
【0034】図4には、この発明の他の実施例に係る混
合比率制御弁10Zが示されている。この実施例の混合
比率制御弁10Zでは、第1位置設定手段80Z及び第
2位置設定手段90Zを除き、先に説明した混合比率制
御弁10と同じ構成とされるので、図では同一部材につ
いては同一符号を付し、その説明を省略する。以下、前
記混合比率制御弁10とは異なる第1位置設定手段80
Z及び第2位置設定手段90Zについて詳述する。
【0035】この実施例の第1位置設定手段80Zは、
第1ポペット弁体50の第1ダイヤフラム部55を調圧
(具体的には加圧或いは減圧)する調整可能な調圧エア
機構で構成されている。このように直接的に(摺動部等
が存在せず)第1ポペット弁体50の位置設定及び第2
ポペット弁体60の位置設定を行うようにすれば、混合
流体の混合比率の制御時(第1ポペット弁体50,第2
ポペット弁体60,連結部材70の動作時)に、調圧エ
ア機構80Zの調圧エアの圧力に対して生じる不感帯や
ヒステリシス(応差)を小さくでき(場合によっては無
くすことができ)、精度良く混合比率を制御できると共
に、当該混合比率制御弁の小型化を図ることができる。
なお、図示の符号81Zは調圧エア機構80Zの調圧エ
アを供給する供給源、82Zは調圧エア機構81Zの調
圧エアの圧力を調整・制御する電空変換器や電空レギュ
レーター等の調整・制御機器である。
【0036】また、この実施例の第2位置設定手段90
Zは、先の実施例と同様に第2ポペット弁体60の第2
弁軸61と一体に形成された第2ピストン91Zと、該
第2ピストン91Zが収容される第2シリンダ部92Z
と、前記第2ピストン91Zを常時前進方向Yに付勢す
る第2バネ体93Zとで構成されているが、先の実施例
とは異なり、前記第2ピストン91Zの前側には外周フ
ランジ部Fが形成され、該外周フランジ部Fで第2バネ
体93Zの前端が引っ掛かるようにして、第2バネ体9
3Zが第2ピストン91Zに外嵌されている。なお、図
示の例では、前記第2ピストン91Zと第2シリンダ部
92Zには摺動部分がない。図中の符号94Zは第2ダ
イヤフラム部65外側の第2ピストン91Zと第2シリ
ンダ部92Z内壁間の空間の空気を外部へ出し入れする
ために形成された呼吸孔である。この混合比率制御弁1
0Zは、先の実施例の混合比率制御弁10と概ね同様に
作動するので、その作動の説明は省略する。
【0037】図5には本発明に係る混合比率制御弁、こ
の例では図1ないし図3に示した混合比率制御弁10の
一使用例が示されている。この例においては、当該混合
比率制御弁10により混合される混合流体の混合比率が
一定となるようフィードバック制御されている。図示の
符号H1は第1流体を混合比率制御弁10の第1流入口
21に定圧供給するための定圧供給弁、H2は第2流体
を混合比率制御弁10の第2流入口31に定圧供給する
ための定圧供給弁、M1は混合比率制御弁10の混合流
体流出口41から流出された混合流体を攪拌移送するミ
キサー(インライン型ミキサー)、S1は温度計,濃度
計,PH計等のセンサー、C1は前記センサーS1と混
合比率制御弁10の電空変換器等の調整・制御機器85
b間に配設される調節計(コントローラー)である。
【0038】また、図6には本発明に係る混合比率制御
弁、この例では図1ないし図3に示した混合比率制御弁
10の他の使用例が示されている。この使用例では、当
該混合比率制御弁10により混合される混合流体の流量
が一定となるようフィードバック制御されている。図示
の符号H3は第1流体を混合比率制御弁10の第1流入
口21に定圧供給するための定圧供給弁、H4は第2流
体を混合比率制御弁10の第2流入口31に定圧供給す
るための定圧供給弁、M2は混合比率制御弁10の混合
流体流出口41から流出された混合流体を攪拌移送する
ミキサー(インライン型ミキサー)、V1は前記混合流
体を定圧(定流量)制御するためのコントロール弁(定
圧供給弁或いは定流量弁)、W1は前記コントロール弁
V1の弁体を調圧するための調圧エアを供給するための
供給源、W2は前記調圧エアの圧力を調整・制御する電
空変換器や電空レギュレーター等の調整・制御機器、S
2は温度計,濃度計,PH計等のセンサー、S3は流量
センサー、C2は前記流量センサーS3と前記電空変換
器等の調整・制御機器W2間に配設される調節計(コン
トローラー)である。
【0039】さらに、図7には、前記混合比率制御弁1
0から供給される混合流体の流量をフィードバック制御
により一定にする他の使用例が示されている。図示の符
号H5は第1流体を混合比率制御弁10の第1流入口2
1に定圧供給するための定圧供給弁、H6は第2流体を
混合比率制御弁10の第2流入口31に定圧供給するた
めの定圧供給弁、W3は前記定圧供給弁H5,H6の弁
体を調圧するための調圧エアを供給するための供給源、
W4は前記調圧エアの圧力を調整・制御する電空変換器
や電空レギュレーター等の調整・制御機器、M3は混合
比率制御弁10の混合流体流出口41から流出された混
合流体を攪拌移送するミキサー(インライン型ミキサ
ー)、S4は温度計,濃度計,PH計等のセンサー、S
5は流量センサー、C3は前記流量センサーS5と前記
電空変換器等の調整・制御機器W4間に配設される調節
計(コントローラー)である。
【0040】なお、この発明の混合比率制御弁は、上記
実施例に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱し
ない範囲において構成の一部を適宜に変更して実施する
ことができる。例えば、第1ポペット弁体の位置設定を
行う第1位置設定手段を、第1ポペット弁体の第1弁軸
の第1ダイヤフラム部よりも外側(後側)に形成された
駆動用ダイヤフラム部と、該駆動用ダイヤフラム部が装
着されるシリンダ部と、前記駆動用ダイヤフラム部を調
圧して前記第1ポペット弁体を進退動させる調圧エア機
構で構成するようにしても良い。その場合、仮に第1ポ
ペット弁体の第1ダイヤフラム部が破損しても、第1弁
室内の流体が調圧エア機構側に進入するのを前記駆動用
ダイヤフラム部で阻止できると共に、上記混合流体の混
合比率の制御時に生じる不感帯やヒステリシスを小さく
できる利点がある。
【0041】
【発明の効果】以上図示し説明したように、この発明に
係る混合比率制御弁構造にあっては、各ポペット弁体の
弁部のシール部直径が各ダイヤフラム部のダイヤフラム
中間直径と略同一に形成されているため、一次側の各流
入口側で圧力差や圧力変動があっても、それらに起因す
る影響を受けることなく、第1流体と第2流体の混合比
率を精度良く制御することができる。しかも、この混合
比率制御弁構造においては、弁室内或いは混合室内に摺
動部が無いためパーティクルが発生しないと共に、該混
合比率制御弁は耐腐食性あるいは耐薬品性の高い材質の
みで製造することができるので、被制御流体が超純水や
薬品である場合には特に高い適用性を有する。
【0042】特に、請求項2の発明のように、第1ポペ
ット弁体の位置設定を行う第1位置設定手段が、前記第
1ポペット弁体の第1ダイヤフラム部を調圧する調整可
能な調圧エア機構で構成されれば、混合流体の混合比率
の制御時に調圧エア機構の調圧エアの圧力に対して生じ
る不感帯やヒステリシスを小さくでき、一層精度良く混
合比率を制御できると共に、当該混合比率制御弁の小型
化を図ることができる。
【0043】また、請求項3及び4の発明のように、前
記第1位置設定手段が、第1ポペット弁体の第1弁軸と
一体に形成されたピストンと該ピストンが嵌挿されるシ
リンダ部と前記ピストンを進退動させる駆動機構とで構
成されれば、簡単な構造で、しかも効率よく第1ポペッ
ト弁体の位置設定を行うことができる。特に、請求項4
の発明のように、ピストンを進退動させる駆動機構が前
記ピストンを常時後退方向に付勢するバネ体と前記ピス
トンを前進方向に調圧する調整可能な調圧エア機構とよ
りなるようにすれば、簡単な構造でピストンを進退動さ
せることができ、コスト的にも有利である。
【0044】さらに、請求項5の発明の如く、第2ポペ
ット弁体の位置設定を行う第2位置設定手段が、第2ポ
ペット弁体の第2弁軸と一体に形成されたピストンと該
ピストンが嵌挿されるシリンダ部と前記ピストンを常時
前進方向に付勢するバネ体とで構成されるようにすれ
ば、簡単な構造で、しかも効率よく第2ポペット弁体の
位置設定を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る混合比率制御弁を示す
縦断面図である。
【図2】同混合比率制御弁の調圧エア供給時の状態を示
す縦断面図である。
【図3】同混合比率制御弁の調圧エア排出時の状態を示
す縦断面図である。
【図4】他の実施例に係る混合比率制御弁を示す縦断面
図である。
【図5】本発明の混合比率制御弁の一使用例を示す概略
図である。
【図6】同じく他の使用例を示す概略図である。
【図7】同じくさらに他の使用例を示す概略図である。
【図8】従来における混合比率制御弁の一例を示す縦断
面図である。
【符号の説明】
10,10Z 混合比率制御弁 20 第1弁室 21 第1流入口 22 第1流出口 30 第2弁室 31 第2流入口 32 第2流出口 40 混合室 41 混合流体流出口 50 第1ポペット弁体 51 第1弁軸 52 第1弁部 53 第1シール部 54 第1受圧部 55 第1ダイヤフラム部 56 第1ダイヤフラム部の膜部 60 第2ポペット弁体 61 第2弁軸 62 第2弁部 63 第2シール部 64 第2受圧部 65 第2ダイヤフラム部 66 第2ダイヤフラム部の膜部 70 連結部材 80,80Z 第1位置設定手段 81 第1ピストン 82 第1シリンダ部 83 駆動機構 84 第1バネ体 85 調圧エア機構 90,90Z 第2位置設定手段 91,91Z 第2ピストン 92,92Z 第2シリンダ部 93,93Z 第2バネ体 SD1 第1弁部の第1シール部直径 MD1 第1ダイヤフラム部のダイヤフラム中間直径 SD2 第2弁部の第2シール部直径 MD2 第2ダイヤフラム部のダイヤフラム中間直径
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 笹尾 起美仁 愛知県名古屋市千種区上野3丁目11番8号 アドバンス電気工業株式会社内 Fターム(参考) 3H056 AA01 BB02 BB36 BB41 BB50 CA01 CA07 CB03 CD04 GG04 GG11 3H067 AA03 AA32 BB02 BB12 CC07 CC23 CC45 CC54 DD05 DD12 DD33 EA01 EB01 FF01 GG12 GG19 GG21

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被制御流体である第1流体と第2流体と
    を混合するに際し前記第1流体と第2流体の混合比率を
    自在に制御する弁構造であって、 前記第1流体の第1流入口と第1流出口を有する第1弁
    室と、 前記第2流体の第2流入口と第2流出口を有する第2弁
    室と、 前記第1流出口と前記第2流出口と連通し単一の混合流
    体流出口を有する混合室と、 第1弁軸と、前記第1弁軸に膨出状に形成され前側に前
    記第1流出口の開度を規定する第1シール部及び後側に
    前記第1流入口からの流体圧力を受ける第1受圧部とを
    有する第1弁部と、前記第1弁軸と一体に形成され前記
    第1弁室内に装着される第1ダイヤフラム部とを有し、
    前記第1弁部の第1シール部直径(SD1)が前記第1
    ダイヤフラム部の膜部最大径と膜部最小径を2分した位
    置におけるダイヤフラム中間直径(MD1)と略同一に
    形成された第1ポペット弁体と、 第2弁軸と、前記第2弁軸に膨出状に形成され前側に前
    記第2流出口の開度を規定する第2シール部及び後側に
    前記第2流入口からの流体圧力を受ける第2受圧部とを
    有する第2弁部と、前記第2弁軸と一体に形成され前記
    第2弁室内に装着される第2ダイヤフラム部とを有し、
    前記第2弁部の第2シール部直径(SD2)が前記第2
    ダイヤフラム部の膜部最大径と膜部最小径を2分した位
    置におけるダイヤフラム中間直径(MD2)と略同一に
    形成された第2ポペット弁体と、前記第1ポペット弁体
    と第2ポペット弁体とをそれらの前側で一体に結合する
    連結部材と、 前記第1ダイヤフラム部外側に設けられ前記第1弁部の
    第1シール部の開度に応じて前記第1ポペット弁体を所
    定の位置に設定する第1位置設定手段と、 前記第2ダイヤフラム部外側に設けられ前記第1弁部の
    第1シール部の開度に比例対応して前記第2弁部の第2
    シール部を所定の開度位置に保持する第2位置設定手段
    とを備えたことを特徴とする混合比率制御弁構造。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記第1位置設定手
    段が、前記第1ダイヤフラム部を調圧する調整可能な調
    圧エア機構からなる混合比率制御弁構造。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記第1位置設定手
    段が、前記第1弁軸と一体に形成されたピストンと該ピ
    ストンが嵌挿されるシリンダ部と前記ピストンを進退動
    させる駆動機構からなる混合比率制御弁構造。
  4. 【請求項4】 請求項3において、前記ピストンを進退
    動させる駆動機構が前記ピストンを常時後退方向に付勢
    するバネ体と前記ピストンを調圧する調整可能な調圧エ
    ア機構とからなる混合比率制御弁構造。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4の何れかにおいて、前
    記第2位置設定手段が、前記第2弁軸と一体に形成され
    たピストンと該ピストンが嵌挿されるシリンダ部と前記
    ピストンを常時前進方向に付勢するバネ体よりなる混合
    比率制御弁構造。
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