JP2002080650A - ゴム組成物及びその製造方法 - Google Patents

ゴム組成物及びその製造方法

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JP2002080650A
JP2002080650A JP2000272871A JP2000272871A JP2002080650A JP 2002080650 A JP2002080650 A JP 2002080650A JP 2000272871 A JP2000272871 A JP 2000272871A JP 2000272871 A JP2000272871 A JP 2000272871A JP 2002080650 A JP2002080650 A JP 2002080650A
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ethylene
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Tatsuo Sasa
龍生 佐々
Eiichi Usuda
永一 臼田
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Sumitomo Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エチレン−α−オレフィン系共重合体ゴムを
ゴム成分とし、機械的特性を満足できる水準に維持し、
かつゲルの発生を抑制したゴム組成物及びその製造方法
を提供する。 【解決手段】 下記の成分(A)〜(C)を含むゴム組
成物であって、(A)100重量部あたりの(B)の含
有量が0.01〜0.1重量部であり、(A)100重
量部あたりの(C)の含有量が0.02〜0.3重量部
であるゴム組成物。 (A):エチレン−α−オレフィン系共重合体ゴム (B):下記の化学式(I)で表される化合物 (化学式(I)において、R1は炭素数12〜24のア
ルキル基を表す。) (C):下記の化学式(II)で表される化合物 (化学式(II)において、R2及びR3は、独立に、水素
原子又は炭素数1〜4のアルキル基を表す。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゴム組成物及びそ
の製造方法に関するものである。更に詳しくは、本発明
は、エチレン−α−オレフィン系共重合体ゴムをゴム成
分とし、機械的特性を満足できる水準に維持し、かつゲ
ルの発生を抑制したゴム組成物及びその製造方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】エチレン−α−オレフィン系共重合体ゴ
ムは、耐候性、耐オゾン性、耐熱性等に優れるため、広
く利用されている。エチレン−α−オレフィン系共重合
体ゴムを製造するに際しては、一般に遷移金属触媒を用
いつつ、重合触媒に対して不活性な炭化水素溶媒中で重
合が行われる。生成したエチレン−α−オレフィン共重
合ゴム重合体は、溶媒に均一に溶解しているか、あるい
は、懸濁した状態で存在するため、重合溶媒を分離し、
ゴム重合体を回収する工程が必要である。一般に、ゴム
状重合体と溶媒を分離する方法としては種々の方法があ
るが、その一つとして重合体溶液を熱水中に注入し、溶
媒を水蒸気とともに蒸留し、重合体をクラム状で析出さ
せるスチームストリッピング法や押出し機と減圧装置と
を組み合わせた直接脱溶媒法が知られている。前者の方
法においては、高温スチームにてフロックする工程やク
ラムから水を除く工程でゴムが高温となり、場合によっ
てはゴムがゲル化する可能性があった。後者においても
押出し機内でゴムが高温になり場合によってはゴムがゲ
ル化する可能性があった。また、何れの分離方法によっ
て得られた製品ゴムもゴムコンパウンドを得るために行
われる混練工程でカーボンブラックとゴム分子鎖が強固
に結合した、いわゆる「カ―ボンゲル」を生じ、コンパ
ウンドの特性として粘度が高くなったり、伸びが小さく
なったりしてその後に続くロール作業の作業性低下や押
出し成形体の肌荒れやエッジ部の荒れを生じることがあ
った。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】かかる現状において、
本発明が解決しようとする課題は、エチレン−α−オレ
フィン系共重合体ゴムをゴム成分とし、機械的特性を満
足できる水準に維持し、かつゲルの発生を抑制したゴム
組成物及びその製造方法を提供する点に存する。
【0004】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明のうち
一の発明は、下記の成分(A)〜(C)を含むゴム組成
物であって、(A)100重量部あたりの(B)の含有
量が0.01〜0.1重量部であり、(A)100重量
部あたりの(C)の含有量が0.02〜0.3重量部で
あるゴム組成物に係るものである。 (A):エチレン−α−オレフィン系共重合体ゴム (B):下記の化学式(I)で表される化合物 (化学式(I)において、R1は炭素数12〜24のア
ルキル基を表す。) (C):下記の化学式(II)で表される化合物 (化学式(II)において、R2及びR3は、独立に、水素
原子又は炭素数1〜4のアルキル基を表す。) また、本発明のうち他の発明は、溶液重合又はスラリー
重合により成分(A)を含む重合溶液又はスラリーを
得、該重合溶液又はスラリーに重合停止剤及び/又は脱
触媒剤を添加した後、成分(B)及び成分(C)を添加
・混合し、その後脱溶媒する上記のゴム組成物の製造方
法に係るものである。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の成分(A)であるエチレ
ン−α−オレフィン系共重合体ゴムは、エチレン−α−
オレフィン共重合体ゴム及び/又はエチレン−α−オレ
フィン−非共役ポリエン共重合体ゴムである。
【0006】α−オレフィンとしては、たとえば、プロ
ピレン、1−ブテン、1−ペンテン、α−オレフィン1
−ヘキセン、4−メチル−1−ペンテン、1−オクテ
ン、1−デセンなどがあげられ、その一種を単独で使用
してもよく、又は二種以上を併用してもよい。なお、入
手の容易性の観点から、プロピレン及び1−ブテンが好
ましい。
【0007】非共役ポリエンは、通常非共役ジエン又は
非共役トリエンが用いられ、たとえば、1,4−ヘキサ
ジエン、1,6−オクタジエン、2−メチル−1,5−
ヘキサジエン、6−メチル−1,5−ヘプタジエン、7
−メチル−1,6−オクタジエンなどのような鎖状非共
役ジエン;シクロヘキサジエン、ジシクロペンタジエ
ン、メチルテトラインデン、5−ビニルノルボルネン、
5−エチリデン−2−ノルボルネン、6−クロロメチル
−5−イソプロペニル−2−ノルボルネンのような環状
非共役ジエン;2,3−ジイソプロピリデン−5−ノル
ボルネン、2−エチリデン−3−イソプロピリデン−5
−ノルボルネン、2−プロペニル−2,2−ノルボルナ
ジエン、1,3,7−オクタトリエン、1,4,9−デ
カトリエンのようなトリエン;又は5−ビニル−2−ノ
ルボルネン、5−(2−プロペニル)−2−ノルボルネ
ン、5−(3−ブテニル)−2−ノルボルネン、5−
(4−ペンテニル)−2−ノルボルネン、5−(5−ヘ
キセニル)−2−ノルボルネン、5−(5−ヘプテニ
ル)−2−ノルボルネン、5−(7−オクテニル)−2
−ノルボルネン、5−メチレン−2−ノルボルネン、
6,10−ジメチル−1,5,9−ウンデカトリエン、
5,9−ジメチル−1,4,8−デカトリエン、4−エ
チリデン−8−メチル−1,7−ノナジエン、13−エ
チル−9−メチル−1,9,12−ペンタデカトリエ
ン、5,9,13−トリメチル−1,4,8,12−テ
トラデカジエン、8,14,16−トリメチル−1,
7,14−ヘキサデカトリエン、4−エチリデン−12
−メチル−1,11−ペンタデカジエンがあげられ、そ
の一種を単独で使用してもよく、又は二種以上を併用し
てもよい。なお、入手の容易性の観点から、5−エチリ
デン−2−ノルボルネン及び/又は5−エチリデン−2
−ノルボルネンとジシクロペンタジエンが好ましい。
【0008】エチレン/α−オレフィンの比率(モル
比)は、一般にゴムとしての柔軟性の観点から1/
(0.1〜1)が好ましく、またエチレン/非共役ポリ
エンの比率(モル比)は、ゴム加工工業にて製造される
加硫ゴム製品の加硫度の観点から1/(0.001〜
0.2)が好ましい。エチレン−α−オレフィン系共重
合体ゴムの溶液粘度[η](70℃,キシレン中)は、
取扱い性、混練加工性の観点から、0.2〜10である
ことが好ましく、更に好ましくは0.5〜4である。
【0009】本発明の成分(B)は、前記の化学式
(I)で表される化合物である。化学式(I)におい
て、R1は炭素数12〜24のアルキル基を表し、好ま
しい具体例としては、n−ドデシル基、n−オクタデシ
ル基、n−ヘキサデシル基等をあげることができる。
【0010】(A)100重量部あたりの(B)の含有
量は0.01〜0.1重量部であり、好ましくは0.0
2〜0.05重量部である。(B)が過少であると重合
溶液から溶媒を除く工程でゲル化し易くなり、一方
(B)が過多であるとコストアップにより不経済である
ばかりではなく、得られるゴムを加硫ゴムとして用いる
場合に物理的強度が低下する。なお、(B)は市販のも
のを使用できる。
【0011】本発明の成分(C)は、前記の化学式(I
I)で表される化合物である。化学式(II)において、
2及びR3は、独立に、水素原子又は炭素数1〜4のア
ルキル基を表し、好ましくは、共にt-ブチル基であ
る。(A)100重量部あたりの(C)の含有量は0.
02〜0.3重量部であり、好ましくは0.05〜0.
2重量部である。(C)が過少であるとゴムコンパウン
ドを得るために行なわれる混練工程でカーボンブラック
とゴム分子鎖が強固に結合した、いわゆる「カーボンゲ
ル」を生じ易くなり、一方(C)が過多であるとコスト
アップにより不経済であるばかりではなく、得られるゴ
ムを加硫ゴムとして用いる場合に物理的強度が低下す
る。なお、(C)は市販のものを使用できる。
【0012】本発明のゴム組成物は、溶液重合又はスラ
リー重合により成分(A)を含む重合溶液又はスラリー
を得、該重合溶液又はスラリーに重合停止剤及び/又は
脱触媒剤を添加した後、成分(B)及び成分(C)を添
加・混合し、その後脱溶媒する請製造方法により、最適
に製造され得る。
【0013】重合触媒は、特に限定されず、チタン系触
媒、バナジウム系触媒又はメタロセン系触媒など、種々
の触媒を用いることができる。
【0014】重合停止剤としては、水、アルコール類、
ポリグリコール類等を用いることができる。アルコール
類の例としては、メタノール、エタノール、プロパノー
ル等があげられ、留去のし易さや取扱いの容易さからエ
タノールが好ましい。ポリグリコール類の例としては、
分子量100〜800のポリエチレングリコールやポリ
プロピレングリコールがあげられる。
【0015】脱触媒剤としては、酸性、中性、塩基性の
水等を用いることができる。
【0016】重合溶液又はスラリーに重合停止剤及び/
又は脱触媒剤を添加した後、成分(B)及び成分(C)
を添加・混合する方法としては、予め成分(B)及び成
分(C)を、独立に/又は混合して、一部の重合溶媒又
はスラリーに溶解したものを、ポンプ及びミキサーを用
いて重合溶媒又はスラリーに添加・混合すればよく、ポ
ンプやミキサーに関しては、定量性と攪拌性が良好であ
ればよく、特に限定されるものではない。
【0017】成分(B)及び成分(C)を添加・混合す
る添加するタイミングは、上記の時期が好ましく、それ
以前に添加する場合は、ゴム重合溶液中に存在する活性
触媒によって成分(B)及び成分(C)のゲル化防止能
力が低下し、一方上記の時期より後で添加した場合は、
成分(B)及び成分(C)とゴム成分との混合が不十分
になりやすく、いずれの場合にもゲル化防止能力が劣る
結果になる。なお、成分(B)及び成分(C)を添加す
る前に、失活した触媒を水洗する工程を用いてもよい。
【0018】上記の製造方法の後工程として、乾燥工程
を用いてもよい。乾燥の程度は、含水率を1重量%未満
にすることが好ましく、更に好ましくは0.7重量%未
満である。乾燥工程は、スクリュー押し出し機型、ニー
ダー型乾燥機、エキスパンダー乾燥機、熱風乾燥機等を
用いて行なわれる。
【0019】本発明のゴム組成物は、ゴム工業一般に使
用でき、射出成形、押し出し成形、プレス成形などによ
って各種成型品として用いられ、色々な用途、たとえ
ば、自動車内外装材、自動車や建築物のシール材、ガス
ケット、ウエザーストリップ、各種ベルト、ブーツ類、
ロール、防水シートなどに有効に利用できる。
【0020】
【実施例】以下、実施例をあげ、本発明をさらに詳細に
説明するが、本発明の主旨を越えない限り、本発明は、
かかる実施例により限定されるものではない。実施例中
の評価方法は下記のとおりである。
【0021】1.色調 厚さ2mmにプレス成形したゴムシートを多光源分光測
色計にて測定した黄色度(YI値)を色調とした。YI
値変化が大きいほど熱による変質が早い。
【0022】2.キシレン不溶分含量 三角フラスコにゴム0.5gを精秤し(W1)、キシレ
ン200mlを加えた。80℃の恒温水槽中に8時間静
置した後、室温で1時間振とうした。その後、このキシ
レン溶液を予め重量を測定してある120メッシュの金
網(W2)で濾過、メッシュを乾燥し、メッシュに残っ
た溶け残りゴム量を秤量した(W3)。投入ゴム量と溶
け残りゴム量とからキシレン不溶分を求めた。 キシレン不溶分(%)=100×(W3−W2)/W1 キシレン不溶分が多いほど熱によるゲル生成速度が高
い。
【0023】3.混練時のカーボンゲル化時間 神戸製鋼社製1.7L密閉型ミキサー(BB−2)を用
い、エチレン−プロピレン−非共役ポリエン共重合ゴム
100重量部にカーボンブラック(旭70 旭カーボン
社製)70重量部、プロセスオイル(ダイアナPW90
出光興産社製)10重量部、酸化亜鉛 5重量部、ス
テアリン酸 1重量部を混練開始温度70℃、ローター
回転数60RPMの条件で混練した。混練開始からカー
ボンゲル生成によるトルクピークまでの時間をトルクチ
ャート上より読み取り、ゲル化時間とした。ゲル化時間
は、9〜10分程度以上か好ましい。
【0024】4.加硫ゴム物性 神戸製鋼社製1.7L密閉型ミキサー(BB−2)を用
い、エチレン−プロピレン−非共役ポリエン共重合ゴム
100重量部にカーボンブラック(旭60G旭カーボン
社製)150重量部、プロセスオイル(ダイアナPS4
30 出光興産社製)80重量部、酸化亜鉛 5重量
部、ステアリン酸 1重量部を混練開始温度70℃、ロ
ーター回転数 60RPMの条件で混練した。得られた
ゴムコンパウンドに10インチオープンロール上(ロー
ル温度 40℃)でゴム100重量部あたり2.4重量
部のジクミルパーオキサイドと1.5重量部のエチレン
グリコールジメタクリレート(アクリエステルED 三
菱レーヨン社製)とをそれぞれ加硫剤、加硫助剤として
添加混合した。このコンパウンドを160℃の温度条件
下、15分プレス成形して得られるプレスシート(2m
m厚)の硬度及び引張物性をJIS−K6251,62
53に則り測定した。調製した各エチレン−α−オレフ
ィン共重合ゴムを厚さ2mmにプレス成形し、得られた
ゴムシートを100℃のギヤーオーブン中に保存し、所
定」時間後の色の変化とキシレン不溶分含量を測定し
た。
【0025】実施例1 攪拌羽根を備えた100LのSUS製重合器を用いて連
続的にエチレン、プロピレン、5−エチリデン−2−ノ
ルボルネンの共重合を行った。すなわち、重合器下部か
ら重合溶媒としてヘキサンを106kg/時間の速度で
連続的に供給した。一方、重合器上部から重合器中の重
合液が100Lとなるように連続的に重合液を抜き出し
た。モノマーとしてエチレン、プロピレン及び5−エチ
リデン−2−ノルボルネンを、それぞれ3.43kg/
時間、14.05kg/時間及び0.76kg/時間の
速度で重合器下部から重合器中に連続的に供給した。触
媒としてオキシ塩化バナジウム、助触媒としてエチルア
ルミニウムセスキクロライドを、それぞれ0.01kg
/時間及び0.04kg/時間の速度で重合器下部から
重合器中に連続的に供給した。また、分子量調節を水素
により行った。共重合反応は、重合器外部に取り付けら
れたジャケットに低圧蒸気を供給することで40℃で行
った。重合器から抜き出した重合液に少量のポリプロピ
レングリコールを添加して重合反応を停止させ、脱モノ
マー、水洗浄後、(B)成分としてn−オクタデシル3
(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)
プロピオナートを生成した共重合体ゴム100g当たり
0.06g、(C)成分として2−t−ブチル−6−
(3−t−ブチル−2−ヒドロキシ−5−メチルベンジ
ル)−4−メチルフェニルアクリラートを生成した共重
合体ゴム100g当たり0.1g添加し、十分に攪拌し
た。その後、大量の水中でスチームにより溶媒を除去し
て共重合体ゴムを取り出し、100℃のオープンロール
で乾燥した。以上の操作により、エチレン−プロピレン
−5−エチリデン−2−ノルボルネン共重合体ゴムが
4.7kg/時間の速度で得られた。得られた共重合体
ゴムについて、前記の方法により測定・評価を行った。
結果を表1に示した。
【0026】実施例2及び比較例1〜比較例4 (B)成分及び(C)成分の量を表1に示すとおりとし
たこと以外は実施例1と同様に行った。結果を表1に示
した。結果から次のことがわかる。本発明の条件を充足
する実施例1及び実施例2は、全ての評価項目において
満足すべき結果を示している。一方、(C)成分が過多
の比較例1は、引張応力に劣る。(C)成分が過少な比
較例2、(C)成分を用いなかった比較例3及び(B)
成分を用いなかった比較例4は、いずれも混連ゲル化時
間が短く、ゲル化を生じやすい。
【0027】
【表1】
【0028】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明により、エ
チレン−α−オレフィン系共重合体ゴムをゴム成分と
し、機械的特性を満足できる水準に維持し、かつゲルの
発生を抑制したゴム組成物及びその製造方法を提供する
ことができた。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の成分(A)〜(C)を含むゴム組
    成物であって、(A)100重量部あたりの(B)の含
    有量が0.01〜0.1重量部であり、(A)100重
    量部あたりの(C)の含有量が0.02〜0.3重量部
    であるゴム組成物。 (A):エチレン−α−オレフィン系共重合体ゴム (B):下記の化学式(I)で表される化合物 (化学式(I)において、R1は炭素数12〜24のア
    ルキル基を表す。) (C):下記の化学式(II)で表される化合物 (化学式(II)において、R2及びR3は、独立に、水素
    原子又は炭素数1〜4のアルキル基を表す。)
  2. 【請求項2】 溶液重合又はスラリー重合により成分
    (A)を含む重合溶液又はスラリーを得、該重合溶液又
    はスラリーに重合停止剤及び/又は脱触媒剤を添加した
    後、成分(B)及び成分(C)を添加・混合し、その後
    脱溶媒する請求項1記載のゴム組成物の製造方法。
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