JP2002080465A - 尿素を用いた2,4−オキサゾリジンジオン類の製造方法 - Google Patents
尿素を用いた2,4−オキサゾリジンジオン類の製造方法Info
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- JP2002080465A JP2002080465A JP2000266639A JP2000266639A JP2002080465A JP 2002080465 A JP2002080465 A JP 2002080465A JP 2000266639 A JP2000266639 A JP 2000266639A JP 2000266639 A JP2000266639 A JP 2000266639A JP 2002080465 A JP2002080465 A JP 2002080465A
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- Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Nitrogen And Oxygen As The Only Ring Hetero Atoms (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 一般式(I)
で示されるアミド類から収率よく一般式(III)
で示される2,4−オキサゾリジンジオン類2,4−オ
キサゾリジンジオン類を製造し得る方法を提供する。 【解決手段】 一般式(I)で示されるアミド類、尿素
および一般式(II) で示される金属アルコキシド類を反応させて、一般式
(III)で示される2,4−オキサゾリジンジオン類を
製造する。
キサゾリジンジオン類を製造し得る方法を提供する。 【解決手段】 一般式(I)で示されるアミド類、尿素
および一般式(II) で示される金属アルコキシド類を反応させて、一般式
(III)で示される2,4−オキサゾリジンジオン類を
製造する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、尿素を用いた2,
4−オキサゾリジンジオン類の製造方法に関する。
4−オキサゾリジンジオン類の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】2,4−オキサゾリジンジオン類は、医
薬中間体などとして有用な化合物である。従来より、ア
ミド類から2,4−オキサゾリジンジオン類を製造する
方法として、例えばアミド類にジアルキルカーボネート
類および金属アルコキシド類を反応させる方法が知られ
ている(J.Am.Chem.Soc.,67,522(1945))。しかし、か
かる製造方法は、必ずしも収率のよい方法ではなかっ
た。
薬中間体などとして有用な化合物である。従来より、ア
ミド類から2,4−オキサゾリジンジオン類を製造する
方法として、例えばアミド類にジアルキルカーボネート
類および金属アルコキシド類を反応させる方法が知られ
ている(J.Am.Chem.Soc.,67,522(1945))。しかし、か
かる製造方法は、必ずしも収率のよい方法ではなかっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明者は、
アミド類から収率よく2,4−オキサゾリジンジオン類
を製造し得る方法を開発するべく鋭意検討した結果、ア
ミド類、尿素および金属アルコキシド類を反応させるこ
とによって、収率よく2,4−オキサゾリジンジオン類
を得ることができることを見出し、本発明に至った。
アミド類から収率よく2,4−オキサゾリジンジオン類
を製造し得る方法を開発するべく鋭意検討した結果、ア
ミド類、尿素および金属アルコキシド類を反応させるこ
とによって、収率よく2,4−オキサゾリジンジオン類
を得ることができることを見出し、本発明に至った。
【0004】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、一般
式(I) 〔式中、R1、R2はそれぞれ独立に水素原子、ニトロ
基、アルキル基、アルコキシル基、酸素原子を含むこと
のあるシクロアルキル基、またはアルキル基もしくはア
ルコキシル基で置換されていてもよいアリール基を示
す。〕で示されるアミド類、尿素および一般式(II) 〔式中、R3はアルキル基を示し、Mはアルカリ金属原
子を示す。〕で示される金属アルコキシド類を反応させ
ることを特徴とする一般式(III) 〔式中、R1、R2はそれぞれ前記と同じ意味を示す。〕
で示される2,4−オキサゾリジンジオン類の製造方法
を提供するものである。
式(I) 〔式中、R1、R2はそれぞれ独立に水素原子、ニトロ
基、アルキル基、アルコキシル基、酸素原子を含むこと
のあるシクロアルキル基、またはアルキル基もしくはア
ルコキシル基で置換されていてもよいアリール基を示
す。〕で示されるアミド類、尿素および一般式(II) 〔式中、R3はアルキル基を示し、Mはアルカリ金属原
子を示す。〕で示される金属アルコキシド類を反応させ
ることを特徴とする一般式(III) 〔式中、R1、R2はそれぞれ前記と同じ意味を示す。〕
で示される2,4−オキサゾリジンジオン類の製造方法
を提供するものである。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の製造方法の原料である一
般式(I)で示されるアミド類において、R1、R2はそ
れぞれ独立に水素原子、ニトロ基、アルキル基、アルコ
キシル基、シクロアルキル基またはアリール基を示す
が、かかるアルキル基としては、例えばメチル基、エチ
ル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル
基、イソブチル基、t−ブチル基、n−ペンチル基、イ
ソペンチル基、n−ヘキシル基などの炭素数1〜6程度
のアルキル基などが挙げられる。アルコキシル基として
は、例えばメトキシ基、エトキシ基、n−プロポキシ
基、イソプロポキシ基、n−ブトキシ基、t−ブトキシ
基、n−ペントキシ基などの炭素数1〜6程度のアルコ
キシル基などが挙げられる。シクロアルキル基として
は、例えばシクロペンチル基、シクロヘキシル基などが
挙げられる。シクロアルキル基は酸素原子を含んでいて
もよく、かかる酸素原子を含むシクロアルキル基として
は、例えばテトラヒドロフラン−2−イル基、テトラヒ
ドロピラン−4−イル基などが挙げられる。アリール基
としては、例えばフェニル基、ナフチル基などが挙げら
れる。かかるアリール基は前記したと同様の炭素数1〜
6程度のアルキル基、炭素数1〜6程度のアルコキシル
基で置換されていてもよい。
般式(I)で示されるアミド類において、R1、R2はそ
れぞれ独立に水素原子、ニトロ基、アルキル基、アルコ
キシル基、シクロアルキル基またはアリール基を示す
が、かかるアルキル基としては、例えばメチル基、エチ
ル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル
基、イソブチル基、t−ブチル基、n−ペンチル基、イ
ソペンチル基、n−ヘキシル基などの炭素数1〜6程度
のアルキル基などが挙げられる。アルコキシル基として
は、例えばメトキシ基、エトキシ基、n−プロポキシ
基、イソプロポキシ基、n−ブトキシ基、t−ブトキシ
基、n−ペントキシ基などの炭素数1〜6程度のアルコ
キシル基などが挙げられる。シクロアルキル基として
は、例えばシクロペンチル基、シクロヘキシル基などが
挙げられる。シクロアルキル基は酸素原子を含んでいて
もよく、かかる酸素原子を含むシクロアルキル基として
は、例えばテトラヒドロフラン−2−イル基、テトラヒ
ドロピラン−4−イル基などが挙げられる。アリール基
としては、例えばフェニル基、ナフチル基などが挙げら
れる。かかるアリール基は前記したと同様の炭素数1〜
6程度のアルキル基、炭素数1〜6程度のアルコキシル
基で置換されていてもよい。
【0006】かかる一般式(I)で示されるアミド類と
しては、例えば2−ヒドロキシアセトアミド、2−ヒド
ロキシプロピオンアミド、2−ヒドロキシブチラミド、
2−ヒドロキシイソ酪酸アミド、2−ヒドロキシ−2−
メトキシアセトアミド、2−エトキシ−2−ヒドロキシ
アセトアミド、2−ヒドロキシ−2−メトキシプロピオ
ンアミド、2−エトキシ−2−ヒドロキシプロピオンア
ミド、2−ヒドロキシ−2−ニトロアセトアミド、2−
ヒドロキシ−2−ニトロプロピオンアミド、2−ヒドロ
キシ−2−フェニルアセトアミド、2−ヒドロキシ−2
−フェニルプロピオンアミド、2−ヒドロキシ−2−p
−トリルアセトアミド、2−ヒドロキシ−2−p−トリ
ルプロピオンアミド、2−(4−エチルフェニル)−2
−ヒドロキシアセトアミド、2−(4−エチルフェニ
ル)−2−ヒドロキシプロピオンアミド、2−シクロペ
ンチル−2−ヒドロキシアセトアミド、2−シクロペン
チル−2−ヒドロキシプロピオンアミド、2−シクロヘ
キシル−2−ヒドロキシアセトアミド、2−シクロヘキ
シル−2−ヒドロキシプロピオンアミド、2,2−ジエ
チル−2−ヒドロキシアセトアミド、2,2−ジフェニ
ル−2−ヒドロキシアセトアミド、2−ヒドロキシ−
(テトラヒドロフラン−2−イル)アセトアミド、2−
ヒドロキシ−(テトラヒドロフラン−2−イル)プロピ
オンアミド、2−ヒドロキシ−(テトラヒドロピラン−
4−イル)アセトアミド、2−ヒドロキシ−(テトラヒ
ドロピラン−4−イル)プロピオンアミドなどが挙げら
れる。
しては、例えば2−ヒドロキシアセトアミド、2−ヒド
ロキシプロピオンアミド、2−ヒドロキシブチラミド、
2−ヒドロキシイソ酪酸アミド、2−ヒドロキシ−2−
メトキシアセトアミド、2−エトキシ−2−ヒドロキシ
アセトアミド、2−ヒドロキシ−2−メトキシプロピオ
ンアミド、2−エトキシ−2−ヒドロキシプロピオンア
ミド、2−ヒドロキシ−2−ニトロアセトアミド、2−
ヒドロキシ−2−ニトロプロピオンアミド、2−ヒドロ
キシ−2−フェニルアセトアミド、2−ヒドロキシ−2
−フェニルプロピオンアミド、2−ヒドロキシ−2−p
−トリルアセトアミド、2−ヒドロキシ−2−p−トリ
ルプロピオンアミド、2−(4−エチルフェニル)−2
−ヒドロキシアセトアミド、2−(4−エチルフェニ
ル)−2−ヒドロキシプロピオンアミド、2−シクロペ
ンチル−2−ヒドロキシアセトアミド、2−シクロペン
チル−2−ヒドロキシプロピオンアミド、2−シクロヘ
キシル−2−ヒドロキシアセトアミド、2−シクロヘキ
シル−2−ヒドロキシプロピオンアミド、2,2−ジエ
チル−2−ヒドロキシアセトアミド、2,2−ジフェニ
ル−2−ヒドロキシアセトアミド、2−ヒドロキシ−
(テトラヒドロフラン−2−イル)アセトアミド、2−
ヒドロキシ−(テトラヒドロフラン−2−イル)プロピ
オンアミド、2−ヒドロキシ−(テトラヒドロピラン−
4−イル)アセトアミド、2−ヒドロキシ−(テトラヒ
ドロピラン−4−イル)プロピオンアミドなどが挙げら
れる。
【0007】尿素の使用量は、アミド類に対して通常
0.9〜5モル倍程度、好ましくは1〜2モル倍程度で
ある。
0.9〜5モル倍程度、好ましくは1〜2モル倍程度で
ある。
【0008】一般式(II)で示される金属アルコキシド
類において、R3は、例えばメチル基、エチル基、イソ
プロピル基、n−ブチル基、t−ブチル基などの炭素数
1〜4程度のアルキル基を示し、Mは、例えばリチウム
原子、ナトリウム原子、カリウム原子などのアルカリ金
属原子を示す。かかる金属アルコキシド類としては、例
えばリチウムメトキサイド、ナトリウムメトキサイド、
カリウムメトキサイド、リチウムエトキサイド、ナトリ
ウムエトキサイド、カリウムエトキサイド、リチウムイ
ソプロポキサイド、ナトリウムイソプロポキサイド、カ
リウムイソプロポキサイドなどが挙げられる。かかる金
属アルコキシド類の使用量はアミド類に対して通常1〜
5モル倍程度、好ましくは1〜2モル倍程度である。
類において、R3は、例えばメチル基、エチル基、イソ
プロピル基、n−ブチル基、t−ブチル基などの炭素数
1〜4程度のアルキル基を示し、Mは、例えばリチウム
原子、ナトリウム原子、カリウム原子などのアルカリ金
属原子を示す。かかる金属アルコキシド類としては、例
えばリチウムメトキサイド、ナトリウムメトキサイド、
カリウムメトキサイド、リチウムエトキサイド、ナトリ
ウムエトキサイド、カリウムエトキサイド、リチウムイ
ソプロポキサイド、ナトリウムイソプロポキサイド、カ
リウムイソプロポキサイドなどが挙げられる。かかる金
属アルコキシド類の使用量はアミド類に対して通常1〜
5モル倍程度、好ましくは1〜2モル倍程度である。
【0009】アミド類、尿素および金属アルコキシド類
を反応させるには、例えば溶媒中でアミド類、尿素およ
び金属アルコキシド類を溶媒中で混合すればよく、具体
的にはアミド類を含む溶媒に尿素および金属アルコキシ
ド類を加えてもよい。反応温度は通常0℃以上溶媒の沸
点以下であり、反応時間は通常1〜30時間程度であ
る。
を反応させるには、例えば溶媒中でアミド類、尿素およ
び金属アルコキシド類を溶媒中で混合すればよく、具体
的にはアミド類を含む溶媒に尿素および金属アルコキシ
ド類を加えてもよい。反応温度は通常0℃以上溶媒の沸
点以下であり、反応時間は通常1〜30時間程度であ
る。
【0010】反応は減圧下で行われてもよく、通常は
0.001〜0.98MPaの圧力範囲で反応が行われ
る。減圧下で反応を行うことにより、副生するアンモニ
アを効率よく系外に排出することができる。
0.001〜0.98MPaの圧力範囲で反応が行われ
る。減圧下で反応を行うことにより、副生するアンモニ
アを効率よく系外に排出することができる。
【0011】反応は無溶媒で行われてもよいが、通常は
溶媒中で行われる。溶媒としては、例えばメタノール、
エタノールなどのアルコール系溶媒、エーテル、イソプ
ロピルエーテルなどのエーテル系溶媒、トルエン、キシ
レン、モノクロロベンゼン、o−ジクロロベンゼンなど
の芳香族系溶媒などが用いられる。かかる溶媒はそれぞ
れ単独または2種以上を混合して用いられ、その使用量
はアミド類に対して通常1〜10重量倍程度である。
溶媒中で行われる。溶媒としては、例えばメタノール、
エタノールなどのアルコール系溶媒、エーテル、イソプ
ロピルエーテルなどのエーテル系溶媒、トルエン、キシ
レン、モノクロロベンゼン、o−ジクロロベンゼンなど
の芳香族系溶媒などが用いられる。かかる溶媒はそれぞ
れ単独または2種以上を混合して用いられ、その使用量
はアミド類に対して通常1〜10重量倍程度である。
【0012】反応後、塩化水素、臭化水素などのハロゲ
ン化水素などの酸を加えることにより、目的とする一般
式(III)で示される2,4−オキサゾリジンジオン類
を得る。酸の使用量は、用いたアミド類に対して通常
0.5〜10モル倍程度である。
ン化水素などの酸を加えることにより、目的とする一般
式(III)で示される2,4−オキサゾリジンジオン類
を得る。酸の使用量は、用いたアミド類に対して通常
0.5〜10モル倍程度である。
【0013】かくして得られる一般式(III)で示され
る2,4−オキサゾリジンジオン類としては、例えば
2,4−オキサゾリジンジオン、5−メチル−2,4−
オキサゾリジンジオン、5,5−ジメチル−2,4−オ
キサゾリジンジオン、5−エチル−2,4−オキサゾリ
ジンジオン、5,5−ジエチル−2,4−オキサゾリジ
ンジオン、5−プロピル−2,4−オキサゾリジンジオ
ン、5,5−ジプロピル−2,4−オキサゾリジンジオ
ン、5−ニトロ−2,4−オキサゾリジンジオン、5−
メチル−5−ニトロ−2,4−オキサゾリジンジオン、
5−メトキシ−2,4−オキサゾリジンジオン、5−メ
トキシ−5−メチル−2,4−オキサゾリジンジオン、
5−シクロペンチル−2,4−オキサゾリジンジオン、
5−シクロペンチル−5−メチル−2,4−オキサゾリ
ジンジオン、5−シクロヘキシル−2,4−オキサゾリ
ジンジオン、5−シクロヘキシル−5−メチル−2,4
−オキサゾリジンジオン、5−フェニル−2,4−オキ
サゾリジンジオン、5−メチル−5−フェニル−2,4
−オキサゾリジンジオン、5−p−トリル−2,4−オ
キサゾリジンジオン、5−メチル−5−p−トリル−
2,4−オキサゾリジンジオン、5−(4−エチルフェ
ニル)−2,4−オキサゾリジンジオン、5−(4−エ
チルフェニル)−5−メチル−2,4−オキサゾリジン
ジオン、5,5−ジフェニル−2,4−オキサゾリジン
ジオン、5−(テトラヒドロフラン−2−イル)−2,
4−オキサゾリジンジオン、5−メチル−5−(テトラ
ヒドロフラン−2−イル)−2,4−オキサゾリジンジ
オン、5−(テトラヒドロピラン−4−イル)−2,4
−オキサゾリジンジオン、5−メチル−5−(テトラヒ
ドロピラン−4−イル)−2,4−オキサゾリジンジオ
ンなどが挙げられる。
る2,4−オキサゾリジンジオン類としては、例えば
2,4−オキサゾリジンジオン、5−メチル−2,4−
オキサゾリジンジオン、5,5−ジメチル−2,4−オ
キサゾリジンジオン、5−エチル−2,4−オキサゾリ
ジンジオン、5,5−ジエチル−2,4−オキサゾリジ
ンジオン、5−プロピル−2,4−オキサゾリジンジオ
ン、5,5−ジプロピル−2,4−オキサゾリジンジオ
ン、5−ニトロ−2,4−オキサゾリジンジオン、5−
メチル−5−ニトロ−2,4−オキサゾリジンジオン、
5−メトキシ−2,4−オキサゾリジンジオン、5−メ
トキシ−5−メチル−2,4−オキサゾリジンジオン、
5−シクロペンチル−2,4−オキサゾリジンジオン、
5−シクロペンチル−5−メチル−2,4−オキサゾリ
ジンジオン、5−シクロヘキシル−2,4−オキサゾリ
ジンジオン、5−シクロヘキシル−5−メチル−2,4
−オキサゾリジンジオン、5−フェニル−2,4−オキ
サゾリジンジオン、5−メチル−5−フェニル−2,4
−オキサゾリジンジオン、5−p−トリル−2,4−オ
キサゾリジンジオン、5−メチル−5−p−トリル−
2,4−オキサゾリジンジオン、5−(4−エチルフェ
ニル)−2,4−オキサゾリジンジオン、5−(4−エ
チルフェニル)−5−メチル−2,4−オキサゾリジン
ジオン、5,5−ジフェニル−2,4−オキサゾリジン
ジオン、5−(テトラヒドロフラン−2−イル)−2,
4−オキサゾリジンジオン、5−メチル−5−(テトラ
ヒドロフラン−2−イル)−2,4−オキサゾリジンジ
オン、5−(テトラヒドロピラン−4−イル)−2,4
−オキサゾリジンジオン、5−メチル−5−(テトラヒ
ドロピラン−4−イル)−2,4−オキサゾリジンジオ
ンなどが挙げられる。
【0014】
【発明の効果】本発明の製造方法によれば、一般式
(I)で示されるアミド類から一般式(III)で示され
る2,4−ジオキサゾリジンジオン類を高い収率で製造
することができる。
(I)で示されるアミド類から一般式(III)で示され
る2,4−ジオキサゾリジンジオン類を高い収率で製造
することができる。
【0015】
【実施例】以下、実施例により本発明をより詳細に説明
するが、本発明はかかる実施例により限定されるもので
はない。
するが、本発明はかかる実施例により限定されるもので
はない。
【0016】実施例1 2-ヒドロキシイソ酪酸アミド5.0g(0.049m
ol)、尿素2.9g(0.049mol)およびトル
エン25gの混合物にナトリウムメトキサイド2.9g
(0.053mol)を含有するメタノール溶液(1
0.3g)を加え、室温で3時間、66℃で2時間攪拌
した後、0.084MPaに減圧し、そのまま85℃に
昇温、同温度で1.5時間攪拌した。室温に冷却した
後、メタノール10.0gおよびトルエン25.0gを
加え、73℃に昇温し、同温度で5.5時間攪拌した。
ol)、尿素2.9g(0.049mol)およびトル
エン25gの混合物にナトリウムメトキサイド2.9g
(0.053mol)を含有するメタノール溶液(1
0.3g)を加え、室温で3時間、66℃で2時間攪拌
した後、0.084MPaに減圧し、そのまま85℃に
昇温、同温度で1.5時間攪拌した。室温に冷却した
後、メタノール10.0gおよびトルエン25.0gを
加え、73℃に昇温し、同温度で5.5時間攪拌した。
【0017】得られた反応混合物をメチルイソブチルケ
トン10.0gおよびメタノール10.0gで希釈した
のち、1gを採取し、塩化水素のメタノール溶液(塩化
水素含有量は8重量%)1cm3に加えた。次いでアセ
トニトリルで希釈して容積を10cm3とし、メンブラ
ンフィルターで濾過した後、ガスクロマトグラフ分析
(面積百分率)したところ、5,5−ジメチル−2,4
−オキサゾリジンジオンの収率(2−ヒドロキシイソ酪
酸アミドに対する収率)は81%であった。
トン10.0gおよびメタノール10.0gで希釈した
のち、1gを採取し、塩化水素のメタノール溶液(塩化
水素含有量は8重量%)1cm3に加えた。次いでアセ
トニトリルで希釈して容積を10cm3とし、メンブラ
ンフィルターで濾過した後、ガスクロマトグラフ分析
(面積百分率)したところ、5,5−ジメチル−2,4
−オキサゾリジンジオンの収率(2−ヒドロキシイソ酪
酸アミドに対する収率)は81%であった。
Claims (5)
- 【請求項1】一般式(I) 〔式中、R1、R2はそれぞれ独立に水素原子、ニトロ
基、アルキル基、アルコキシル基、酸素原子を含むこと
のあるシクロアルキル基、またはアルキル基もしくはア
ルコキシル基で置換されていてもよいアリール基を示
す。〕で示されるアミド類、尿素および一般式(II) 〔式中、R3はアルキル基を示し、Mはアルカリ金属原
子を示す。〕で示される金属アルコキシド類を反応させ
ることを特徴とする一般式(III) 〔式中、R1、R2はそれぞれ前記と同じ意味を示す。〕
で示される2,4−オキサゾリジンジオン類の製造方
法。 - 【請求項2】尿素の使用量が一般式(I)で示されるア
ミド類に対して0.9〜5モル倍である請求項1に記載
の製造方法。 - 【請求項3】一般式(II)で示される金属アルコキシド
類の使用量が一般式(I)で示されるアミド類に対して
通常1〜5モル倍である請求項1に記載の製造方法。 - 【請求項4】反応温度が0℃以上である請求項1に記載
の製造方法。 - 【請求項5】一般式(I)で示されるアミド類が2-ヒ
ドロキシイソ酪酸アミドである請求項1に記載の製造方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000266639A JP2002080465A (ja) | 2000-09-04 | 2000-09-04 | 尿素を用いた2,4−オキサゾリジンジオン類の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000266639A JP2002080465A (ja) | 2000-09-04 | 2000-09-04 | 尿素を用いた2,4−オキサゾリジンジオン類の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002080465A true JP2002080465A (ja) | 2002-03-19 |
Family
ID=18753691
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000266639A Pending JP2002080465A (ja) | 2000-09-04 | 2000-09-04 | 尿素を用いた2,4−オキサゾリジンジオン類の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002080465A (ja) |
-
2000
- 2000-09-04 JP JP2000266639A patent/JP2002080465A/ja active Pending
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