JP2002080391A - アポトーシス抑制剤及びそれを含有する肝炎用の組成物 - Google Patents

アポトーシス抑制剤及びそれを含有する肝炎用の組成物

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ウィルス感染などによって誘導されるアポト
ーシスを抑制する手段を提供する。 【解決手段】下記に示す、ローヤルゼリー中の蛋白質か
らなるアポトーシス抑制剤を食品、医薬品などの肝炎用
の組成物に含有させる。 1)ローヤルゼリー中の蛋白質の非変性ポリアクリルア
ミドゲル電気泳永動において単一バンドを形成する。 2)還元条件下でのSDS−ポリアクリルアミドゲル電
気泳動により測定される分子量が約57キロダルトンで
ある。 3)Glu Met Lys Phe Phe Asp Tyr Xaa Aspのアミノ酸
配列を含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は肝炎などに起因す
る、アポトーシスを抑制するアポトーシス抑制剤及びそ
れを含有する医薬や食品などの肝炎用の組成物に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年において、医薬の発達は様々な不治
の病を治療可能なものに変えてきた。天然痘、コレラ、
赤痢、ペストと言った不治であった感染症の多くに、化
学療法の道を開いて来た。しかしながら、感染症におい
ても克服されていない疾病が未だいくつか残っており、
これらの一つにウィルス性肝炎が挙げられる。ウィルス
性肝炎の内、B型及びC型は、現在スタンダード化して
いることもあり、A型に比べて年々急増する傾向にあ
る。これらのウィルス性肝炎は慢性化し肝癌へ移行する
可能性が高いという危険性も脅威であるが、極めて短時
間に重篤な症状に移行し、肝細胞の殆どが死滅し、肝不
全を起こす、所謂劇症肝炎も大きな脅威である。慢性肝
炎については、インターフェロンなどの多少の治療手段
があるが、劇症肝炎については為す術が全くなく、極め
て短時間後に来る死を待つ他はないのが現状である。即
ち、肝細胞が短時間に致死的に死滅することを防ぐ手段
があれば、劇症肝炎を凌ぐことが可能であり、この様な
肝細胞の一斉死滅を防ぐ手段の開発が望まれていた。
【0003】この様な、ウィルス性肝炎に於ける肝細胞
の死滅は、ウィルス感染によるアポトーシスの誘導によ
るものであることが知られているが、この様なアポトー
シス誘導を抑制する手段は未だ全く知られていない。
【0004】一方、ローヤルゼリー中に、1)ローヤル
ゼリー中の蛋白質の非変性ポリアクリルアミドゲル電気
泳永動において単一バンドを形成する。2)還元条件下
でのSDS−ポリアクリルアミドゲル電気泳動により測
定される分子量が約57キロダルトンである。3)配列
式1のアミノ酸番号1〜8のアミノ酸配列を含む。の性
質を有するタンパク質が存在することは、本発明者らに
より見いだされたことであるが、かかる蛋白の性質につ
いては全く知られていないのが現状であった。従って、
この様なタンパク質に、細胞のアポトーシスを抑制し、
臓器の構成細胞の一斉死を防ぐ作用があることは全く知
られていなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、この様な状
況下為されたものであり、ウィルス感染などによって誘
導されるアポトーシスを抑制する手段を提供することを
課題とする。
【0006】
【課題の解決手段】この様な状況に鑑みて、本発明者ら
は、ウィルス感染などによって誘導されるアポトーシス
を抑制する手段を求めて、鋭意研究努力を重ねた結果、
ローヤルゼリー中に存在する、「1)ローヤルゼリー中
の蛋白質の非変性ポリアクリルアミドゲル電気泳永動に
おいて単一バンドを形成する。2)還元条件下でのSD
S−ポリアクリルアミドゲル電気泳動により測定される
分子量が約57キロダルトンである。3)配列式1のア
ミノ酸番号1〜8のアミノ酸配列を含む。」と言う性質
を有する、タンパク質にその様な作用があることを見い
だし、発明を完成させるに至った。即ち、本発明は以下
に示す技術に関するものである。 (1)下記に示す、ローヤルゼリー中の蛋白質からなる
アポトーシス抑制剤。1)ローヤルゼリー中の蛋白質の
非変性ポリアクリルアミドゲル電気泳永動において単一
バンドを形成する。2)還元条件下でのSDS−ポリア
クリルアミドゲル電気泳動により測定される分子量が約
57キロダルトンである。3)配列式1のアミノ酸番号
1〜8のアミノ酸配列を含む。 (2)アポトーシスの抑制が、肝細胞のアポトーシスで
あることを特徴とする、(1)に記載のアポトーシス抑
制剤。 (3)肝細胞のアポトーシスが、肝細胞の肝炎ウィルス
感染によるものである、(1)又は(2)に記載のアポ
トーシス抑制剤。 (4)(1)〜(3)何れか1項に記載のアポトーシス
抑制剤を含有する、肝炎用の組成物。 (5)肝炎が劇症肝炎であることを特徴とする、(4)
の組成物。 (6)医薬又は食品であることを特徴とする、(4)又
は(5)に記載の組成物。 以下、本発明について、実施の形態を中心に更に詳細に
説明を加える。
【0007】(1) 本発明のアポトーシス抑制剤であ
るタンパク質 本発明のアポトーシス抑制剤であるタンパク質は、ロー
ヤルゼリー中に存在し、以下の性質を有することを特徴
とする。尚、このタンパク質について、以後、単に57
キロダルトンのタンパク質と表現することがある。 1)ゲル電気泳動において単一バンドを形成する。 2)還元条件下でのSDS−ポリアクリルアミドゲル電
気泳動により測定される分子量が約57キロダルトンで
ある。 1) 配列式1のアミノ酸番号1〜8のアミノ酸配列を
含む。この様な本発明の細胞増殖促進剤であるタンパク
質は、次に示す手段によってその存在或いは含有量を確
認したり、分離精製したりすることができる。
【0008】1.本発明のアポトーシス抑制剤であるタ
ンパク質の分離 凍結乾燥したローヤルゼリーを0.7重量%で10mM
のトリス塩酸緩衝液(pH7.0)に溶解し、UF10
万(Miniplate100;限外濾過)で6倍濃
縮、7回脱塩を行い、その濾液をさらにUF3万(Mi
niplate30;限外濾過)で8倍濃縮、1回脱塩
を行い、分子量10万〜3万の分画を得た。上記の分子
量10万〜3万のサンプルは、陰イオン交換クロマトグ
ラフィー、ゲル濾過クロマトグラフィーによって分画す
ることで、分子量57キロダルトンタンパク質を分離で
きる。陰イオン交換クロマトグラフィーとしては、通常
に知られている方法に従って行えば良く、例えば東ソー
株式会社製DEAEーToyopearl650Mをカ
ラムとして用いて、20mMトリス塩酸緩衝液(pH
7.0)を展開液A、20mMトリス塩酸緩衝液(pH
7.0)と1MNaClを展開液Bとしてグラジェント
により、流速を5ml/min、280nmの吸光度で
検出し、2.5ml/チューブで分画したフラクション
No.119〜127に分子量57キロダルトンのタン
パク質画分を検出することができる。さらにこの画分を
ゲル濾過クロマトグラフィーにより更に精製することが
でき、これは通常に知られている方法に従って行えば良
く、この様な好ましい例としては、例えば、ファルマシ
ア株式会社製HiLoad16/60Superdex
200をカラムとして用いて、0.15M塩化ナトリウ
ム含有50mMリン酸カリウムバッファーpH7.0を
展開液とし、流速を1.0ml/min、カラム温度を
35℃に設定し、280nmの吸光度で検出し、2.0
ml/チューブで分画したフラクションNo.35〜4
3に分子量57キロダルトンのタンパク質を検出するこ
とが出来る。(電気泳動にて同一タンパク質を確認)ま
た、既知分子量のゲル濾過分析の結果より、上記タンパ
ク質は、分子量57キロダルトンモノマータンパク質で
あると確定された。又、このタンパク質は、N−グルコ
シダーゼFによって消化され、消化後の分子量が48キ
ロダルトンになるため糖タンパク質であることを本発明
者は見出している。
【0009】2.高速液体クロマトグラフィーによるロ
ーヤルゼリー中の分子量57キロダルトンタンパク質の
分析 上記の分子量57キロダルトンタンパク質は、高速液体
クロマトグラフィーによるゲル濾過でも識別・定量する
ことが出来る。従って、この様な分析結果をもって、品
質管理や効果の鑑別・評価に使用することもできる。か
かるゲル濾過分析は、通常に知られている方法に従って
行えば良く、この様な好ましい例としては、例えば、ト
−ソー株式会社製TSKゲルG3000SWをカラムと
して用いて、0.3M塩化ナトリウム、0.05%アジ
化ナトリウム含有0.1M燐酸緩衝液(pH7.0)を
展開液とし、流速を0.3ml/min、カラム温度を
35℃に設定し、280nmの吸光度で検出した結果、
このタンパク質を求めることが挙げられる。この分析条
件下では、上記分子量57キロダルトンタンパク質は、
保持時間25分〜30分にピークとして現れる。(電気
泳動にて同一蛋白質を確認)また、既知分子量のゲル濾
過分析の結果より、57キロダルトンと確定された。従
って、本発明の細胞増殖促進剤である、この57キロダ
ルトンのタンパク質について定性或いは定量分析を行う
場合には、この様な高速液体クロマトグラフィーを用い
れば良い。
【0010】3.電気泳動によるローヤルゼリー中の分
子量57キロダルトンのタンパク質の定性方法 本発明のローヤルゼリー中の分子量57キロダルトンの
タンパク質は、電気泳動によりタンパク質の構成を分析
し、有効成分であるタンパク質の分子量を特定すること
を特徴とする。電気泳動の方法としては、該有効タンパ
ク質が特定できれば特段の限定は受けないが、好ましい
方法は、水溶性ローヤルゼリータンパク質(10%ロー
ヤルゼリー水溶液(W/V))をポリアクリルアミドゲ
ル(10%均一)にて、電流20mAで電気泳動し、ク
マシーブリリアントブルーにより染色して、タンパク質
を特定する方法である。この様な電気泳動に於ける本発
明の蛋白質の分子量はその精製タンパク質のSDS−ポ
リアクリルアミドゲル電気泳動により、57キロダルト
ンと決定された。
【0011】本発明のアポトーシス抑制剤である57キ
ロダルトンのタンパク質は、上記のような性質を有しロ
ーヤルゼリーそれも新鮮なローヤルゼリー中に含まれて
いるが、このものを後記に示す組成物に含有させる場合
には、ローヤルゼリー中より、上記のゲル濾過の手法に
従って分離し、純粋なタンパク質として含有させること
もできるし、ローヤルゼリーの形態で含有させることも
できる。通常は単離コストが高いため、ローヤルゼリー
そのままの形で、或いは水可溶分を限外濾過などの精製
を加えた画分として含有させることが好ましく、この様
な場合においては、該タンパク質の含有量がローヤルゼ
リー全蛋白質当たり9重量%以上であるローヤルゼリー
を用いることが好ましい。これは、このような57キロ
ダルトンのタンパク質が分解しやすいため、この量を充
分に含んだ新鮮なものを用いることが、効果の安定性の
維持に好ましいからである。後記本発明の組成物に於け
る、本発明のアポトーシス抑制剤の好ましい含有量は、
このものが1日あたり、1〜1000mg、更に好まし
くは、1〜100mg摂取するように設計するのが好ま
しい。かかる本発明のアポトーシス抑制剤は、肝細胞が
短時間にアポトーシスを起こして死滅し、肝不全を起こ
すのを防ぐ作用を有する。この様なアポトーシスによ
り、急速に、構成細胞が死滅し臓器不全を起こすような
症状であれば、肝臓のみならず臓器不全を防ぐことが出
来る。
【0012】(2)本発明の肝炎用の組成物 本発明の肝炎用の組成物は、上記アポトーシス抑制剤を
含有することを特徴とする。本発明の組成物としては、
肝機能を維持或いは改善する目的で使用されるものであ
れば特段の限定無く適用でき、例えば、医薬組成物或い
は食品などが特に好適に例示できる。これは、本発明の
組成物が有する作用が、他の医薬品では解決されていな
い、臓器不全と言う症状を解決することが出来、しかも
副作用無く習慣的な摂取が可能な為である。臓器不全の
内、本発明の組成物が特に好適に適用されるのは、上記
の如く肝不全であり、中でもウィルス性肝炎、取り分け
劇症肝炎時に起こる肝不全に有効である。又、ウィルス
性慢性肝炎において、肝機能が極端に低下した場合に更
なる低下を予防するために投与することも極めて有用な
使用法である。更には、ウィルス性肝炎患者などに、更
に肝臓の障害が広がらないように予防的に投与すること
も有用である。又、この様な症状に適用することから、
本発明の組成物の投与経路としては、経口乃至は注射に
よる投与が好ましい。
【0013】本発明の組成物においては、上記本発明の
アポトーシス抑制剤以外に、通常医薬組成物や食品組成
物で使用される任意成分を含有することが出来る。この
様な任意成分としては、例えば、賦形剤、被覆剤、結合
剤、嬌味嬌臭剤、分散剤、崩壊剤、乳化剤、抗酸化剤、
紫外線吸収剤、着色剤、滑沢剤、pH調整剤等が好まし
く例示できる。これらの必須成分と任意成分とを常法に
従って処理することにより、本発明の組成物は製造する
ことが出来る。
【0014】
【実施例】以下に、実施例を挙げて、本発明について更
に詳細に説明を加えるが、本発明がこれら実施例にのみ
限定を受けないことは言うまでもない。
【0015】<実施例1>本発明のアポトーシス抑制剤
である、57キロダルトンのタンパク質及びこのタンパ
ク質をローヤルゼリー中の全タンパク質量に対して1
1.2%含有するローヤルゼリーについて、アポトーシ
ス抑制作用を調べた。即ち、ウィスター系雄性ラットか
ら、コラゲナーゼ灌流法により無菌的に肝細胞を摘出
し、無血清培地下で初代培養した。培養はメディウムI
Iで、37℃3時間の条件で前培養し、その後アポトー
シス培地に交換し、サンプルを添加して、37℃24時
間〜48時間の条件で培養した。培養後、細胞をコラゲ
ナーゼ溶液で分散させて回収し、図1に示す断片化デオ
キシリボ核酸(DNA)抽出法にて、断片化DNAを調
整し、1.5%アガロース電気泳動を行って、アポトー
シスの有無を確認した。この結果を図2に示す。図中左
端のレーン1はサンプルを添加せず、その右隣のレーン
2は57キロダルトンのタンパク質(本発明のアポトー
シス抑制剤1)を0.1mg/ml添加したものであ
り、その右隣のレーン3はローヤルゼリー(アポトーシ
ス抑制剤1を11.2%含む;アポトーシス抑制剤2)
を1.5mg/mlを添加したものであり、その右隣の
レーン4はポジティブコントロールのヘパトサイト・グ
ロース・ファクター(HGF)を10ng/ml添加し
たものである。又、レーンMはラダー・マーカーであ
る。これより、本発明のアポトーシス抑制剤のレーン及
びHGFのレーンは何れもアポトーシスの特徴であるラ
ダー構造が見られず、肝細胞のアポトーシスが抑制され
ていることが判る。これより、本発明のアポトーシス抑
制剤は、ウィルス性肝炎などに由来して起こる肝細胞の
アポトーシスを抑制し、肝不全などに陥ることを防ぐ作
用を有することが判る。
【0016】(メディウムII) L−15培地 5%新生ウシ血清 100mg/lペニシリンG 100mg/lストレプトマイシン 1×10−6M(10のマイナス6乗)インスリン 1×10−5M(10のマイナス5乗)デキサメタゾン 2g/l炭酸ナトリウム
【0017】 (アポトーシス培地) インスリン 10-7(10のマイナス7乗)M デキサメタゾン 10-7(10のマイナス7乗)M アプロチニン 0.7μg/ml
【0018】<実施例2>下記に示す処方に従って、健
康食品を作成した。即ち、処方成分をフローコーターに
仕込み、20重量部の水を噴霧しながら、送風して造粒
し、70℃の温風を送風して乾燥させ顆粒を得た。この
顆粒を打錠し、素錠を得、これに10重量部のセラック
を80%エタノール水溶液にとかしてコーティングし、
10重量部の白糖と1重量部のゼラチンで糖衣を施し、
健康食品用の錠剤を得た。このものをGPT値が300
の肝炎が疑われる人に、1日1g1ヶ月食してもらった
ところ、213に軽快した。 結晶セルロース 40重量部 デンプン 20重量部 ヒドロキシプロピルセルロース 10重量部 57キロダルトンのタンパク質 1重量部 乳糖 8重量部
【0019】<実施例3>下記に示す処方に従って、健
康食品を作成した。即ち、処方成分をフローコーターに
仕込み、20重量部の水を噴霧しながら、送風して造粒
し、70℃の温風を送風して乾燥させ顆粒を得た。この
顆粒を打錠し、素錠を得、これに10重量部のセラック
を80%エタノール水溶液にとかしてコーティングし、
10重量部の白糖と1重量部のゼラチンで糖衣を施し、
健康食品用の錠剤を得た。このものをGPT値が265
の肝炎が疑われる人に、1日1g1ヶ月食してもらった
ところ、201に軽快した。 結晶セルロース 30重量部 デンプン 20重量部 ヒドロキシプロピルセルロース 10重量部 ローヤルゼリー 11重量部 (57Kdのタンパク質を11.2%含有) 乳糖 8重量部
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、ウィルス感染などによ
って誘導されるアポトーシスを抑制する手段を提供する
ことが出来る。
【0021】
【配列表】 SEQUENCE LISTING <110> ポーラ化成工業株式会社 <120> アポトーシス抑制剤及びそれを含有する肝炎用の組成物 <130> P2000110 <140> <141>2000-09-04- <160> 1 <170> PatentIn Ver.2.0
【0022】 <210> 1 <211> 25 <212> PRT <213> Apis mellifera <220> <221> UNSURE <222> (24) <223> Xaa=unknown <BR> <400> 1 Asn Ile Leu Arg Gly Glu Ser Leu Leu Lys Lys Leu Pro Ile Leu His 1 2 10 10 Glu Met Lys Phe Phe Asp Tyr Xaa Asp 20 25
【図面の簡単な説明】
【図1】 断片化DNA抽出法のフローを示す図であ
る。
【図2】 アガロース電気泳動の結果を示す図である。
(図面代用写真)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61P 43/00 105 C07K 14/435 ZNA // C07K 14/435 ZNA A61K 37/02 (72)発明者 宮崎 博隆 神奈川県横浜市戸塚区柏尾町560番地 ポ ーラ化成工業株式会社戸塚研究所内 Fターム(参考) 4B018 LB10 LE01 MD20 MD34 MD35 MD77 4C084 AA02 BA02 BA05 BA08 BA17 BA23 CA49 DC50 NA14 ZA751 ZC022 4C087 AA01 AA02 BB22 CA06 CA16 CA22 CA23 CA44 NA14 ZA75 ZC02 4H045 AA10 BA10 BA53 CA51 EA20 GA10 GA22 GA23

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記に示す、ローヤルゼリー中の蛋白質
    からなるアポトーシス抑制剤。 1)ローヤルゼリー中の蛋白質の非変性ポリアクリルア
    ミドゲル電気泳永動において単一バンドを形成する。 2)還元条件下でのSDS−ポリアクリルアミドゲル電
    気泳動により測定される分子量が約57キロダルトンで
    ある。 3)配列式1のアミノ酸番号1〜8のアミノ酸配列を含
    む。
  2. 【請求項2】 アポトーシスの抑制が、肝細胞のアポト
    ーシスであることを特徴とする、請求項1に記載のアポ
    トーシス抑制剤。
  3. 【請求項3】 肝細胞のアポトーシスが、肝細胞の肝炎
    ウィルス感染によるものである、請求項1又は2に記載
    のアポトーシス抑制剤。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3何れか1項に記載のアポト
    ーシス抑制剤を含有する、肝炎用の組成物。
  5. 【請求項5】 肝炎が劇症肝炎であることを特徴とす
    る、請求項4の組成物。
  6. 【請求項6】 医薬又は食品であることを特徴とする、
    請求項4又は5に記載の組成物。
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JP2000143530A (ja) * 1998-09-08 2000-05-23 Gogaku Reishi Honpo:Kk 抗ガン剤、マクロフゼジ活性付与剤及び機能性食品
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