JP2002080255A - 木質セメント板の製造方法 - Google Patents

木質セメント板の製造方法

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JP2002080255A JP2000270233A JP2000270233A JP2002080255A JP 2002080255 A JP2002080255 A JP 2002080255A JP 2000270233 A JP2000270233 A JP 2000270233A JP 2000270233 A JP2000270233 A JP 2000270233A JP 2002080255 A JP2002080255 A JP 2002080255A
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Takeo Shimizu
竹男 清水
Yuji Yamazaki
裕司 山崎
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Nichiha Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明の課題は木質セメント板の廃材粉砕物を
出来るだけ多く使用して高品質の木質セメント板を提供
することにある。 【解決手段】セメント系無機材料と、木質補強材と、木
質セメント板廃材粉砕物とを含有する原料混合物を型板
上に散布してマットをフォーミングし、該マットを圧締
養生硬化せしめて木質セメント板を製造する方法におい
て、該木質セメント板廃材粉砕物に高級脂肪酸を予め混
合しておき、該廃材粉砕物表面を該高級脂肪酸のカルシ
ウム塩で被覆する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は木質セメント板の製
造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】木質セメント板はセメント系無機材料
と、木質補強材とを含有する原料混合物を型板上に散布
してマットをフォーミングし、該マットを圧締養生硬化
せしめる方法によって製造されているが、該木質セメン
ト板の吸水性や凍結融解性能を改良するために、該原料
混合物に例えばステアリン酸カルシウムのような撥水剤
が添加される(例えば特許第2937222号)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記撥水
剤はかなり高価であって、吸水性や凍結融解性能を改良
するために充分な量を添加すると、原料コストが大巾に
アップしてしまうと云う問題点がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の課題
を解決するための手段として、セメント系無機材料と、
木質補強材と、木質セメント板廃材粉砕物とを含有する
原料混合物を型板上に散布してマットをフォーミング
し、該マットを圧締養生硬化せしめて木質セメント板を
製造する方法において、該木質セメント板廃材粉砕物に
高級樹脂酸を予め混合する木質セメント板の製造方法を
提供するものである。該高級樹脂酸は炭素数10〜24
の高級樹脂酸であって、木質セメント板廃材粉砕物に対
して1〜10重量%の範囲で添加されることが望まし
く、また該マットは細かい木質補強材を使用した表裏層
と、粗い木質補強材を使用した芯層とからなる三層構造
を有することが望ましい。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明を以下に詳細に説明する。 〔セメント系無機材料〕本発明において用いられるセメ
ント系無機材料としては、ポルトランドセメント、高炉
スラグセメント、シリカセメント、フライアッシュセメ
ント、アルミナセメント等が例示される。
【0006】〔木質補強材〕本発明において用いられる
木質補強材としては、木片、木質繊維束、木毛、木粉、
木質パルプ等、従来の木質セメント板に用いられる木質
補強材と同様なものがある。望ましい木質補強材として
は巾0.5〜2mm、長さ1〜20mm、アスペクト比(長
さ/厚み)20〜30の木片や、径が0.1〜2.0m
m、長さが2〜35mm、望ましくは10〜30mmの分枝
および/または弯曲および/または折曲させることによ
り嵩高くされた木質繊維束がある。
【0007】〔木質セメント板廃材粉砕物〕本発明が対
象とする木質セメント板とは、木片、木質繊維束、木
毛、木粉、木質パルプ等の木質補強材を使用した木質セ
メント板であって、上記木質セメント板廃材とは、該木
質セメント板を例えば外壁材や屋根材等に使用した建築
物の取壊し、改修等の際に発生する廃材、あるいは該木
質セメント板を製造する際に切削工程等において発生す
る切屑、端切れ等である。このような木質セメント板廃
材は従来主として廃棄処分にしていた。しかし公害規制
が厳しくその上廃棄処分場の確保が困難となって廃棄処
分費用が嵩んでいる現状からみて、該木質セメント板廃
材の再利用が強く望まれている。上記木質セメント板廃
材の再利用方法としては、該木質セメント板廃材の粉砕
物を木質セメント板原料に混合して木質セメント板を製
造する方法が検討されている。本発明において望ましい
木質セメント板は木片および/または木質繊維束を木質
補強材として使用したものである。
【0008】上記木質セメント板廃材はハンマーミルに
よって通常0.5〜2.0mmの粒径の一次粉砕物に粉砕
され、該一次粉砕物は木質セメント板原料の一部として
再利用することが出来るが、所望なれば更に該一次粉砕
物をローラミルによって二次粉砕した二次粉砕物を原料
として使用する。ローラミルとしては遠心ローラミル、
バウルミル、ゼゴミル、オングミル、竪型ローラを用い
た竪型ミル等がある。本発明に使用される木質セメント
板廃材粉砕物は比表面積が4000〜8000 cm2/g
の程度とされることが望ましい。
【0009】〔高級脂肪酸〕本発明においては上記木質
セメント板廃材粉砕物に予め高級脂肪酸が混合される。
上記高級脂肪酸としては炭素数10〜24、更には14
〜20のものが望ましく、このような高級脂肪酸として
はステアリン酸、パルミチン酸、オレイン酸等が例示さ
れる。上記高級脂肪酸は二種以上の混合物、例えばパル
ミチン酸を50重量%以下の量で混合したステアリン酸
等が使用されてもよい。
【0010】〔その他の原料成分〕上記原料の他に更に
セメントの一部をケイ砂、ケイ石粉、シリカヒューム、
高炉スラグ、フライアッシュ、シラスバルーン、パーラ
イト、ベントナイト、ケイソウ土等のケイ酸含有物質お
よび/またはポゾラン物質で置換してもよいし、あるい
は塩化カルシウム、塩化マグネシウム、塩化鉄、塩化ア
ルミニウム、塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化リチ
ウム等の塩化物の無水物あるいは結晶化物、硫酸アルミ
ニウム、ミョウバン、硫酸鉄、硫酸リチウム、硫酸ナト
リウム、硫酸カリウム、硫酸マグネシウム等の硫酸塩の
無水物あるいは結晶化物、硝酸カルシウム、亜硝酸カル
シウム等の硝酸塩、亜硝酸塩の無水物あるいは結晶化
物、ギ酸カルシウム、酢酸カルシウム等のギ酸塩、酢酸
塩の無水化物あるいは結晶化物、アルミン酸ソーダ、水
ガラス等のセメント硬化促進剤やワックス、パラフィ
ン、シリコン等の撥水剤、発泡性ポリスチレンビーズ等
の発泡性熱可塑性プラスチックビーズ等を添加してもよ
い。
【0011】〔木質セメント板の製造〕本発明の木質セ
メント板は原料混合物を型板上に散布してマットをフォ
ーミングし、該マットを圧締養生硬化せしめることによ
って製造される。上記原料混合物の組成は、通常セメン
ト系無機材料30〜65重量%、木質補強材5〜30重
量%、ケイ酸含有物質10〜40重量%、木質セメント
板廃材粉砕物5〜40重量%、高級脂肪酸は該木質セメ
ント板廃材粉砕物に対して1〜10重量%であり、上記
原料混合物には通常セメント硬化促進剤が数重量%以下
の量で添加される。上記原料混合物を調製する場合に
は、予め木質セメント板廃材粉砕物に高級脂肪酸を添加
混合し、それから他の原料と混合する。このようにして
調製された原料混合物には更に水が30〜50重量%添
加され、その上で該原料混合物は型板上に散布される。
【0012】連続製造法においては、上記型板は搬送板
として多数個ベルトコンベア上に載置並列せしめられ
る。型板上に散布された原料混合物は所望なればロール
等によって若干押圧されることによって厚みを調節さ
れ、かつ表面を平滑化されてマットとされ、該マットは
それから工程2において水分存在下に圧締予備硬化さ
れ、所望の形状に成形される。
【0013】圧締条件は通常圧締圧1〜3MPa 、温度
60〜80℃、時間6〜20時間程度で行われ、加熱は
通常蒸気にて行われる。圧締は二つの型板間に上記マッ
トを挟圧することによって行われるが、該型板面には所
定の形状、凹凸模様等が施されてもよい。上記工程2の
圧締予備硬化によって得られた予備硬化物は工程3にお
いてオートクレーブ中にて養生される。
【0014】養生条件は通常圧力0.6〜1MPa 、温
度160〜180℃、時間5〜10時間程度である。上
記オートクレーブ養生によりセメントとケイ酸含有物質
とのケイ酸カルシウム反応が行われる。
【0015】また工程3においては25℃の常温で7日
間養生してもよい。ただしこの場合はケイ酸含有物質の
配合比を下げて、セメントを増やした配合とすることが
望ましい。このようにして本発明の木質セメント板が製
造されるが、該木質セメント板の密度は通常0.8〜
1.1 g/cm3 である。
【0016】三層構造の木質セメント板の場合、表裏層
用の原料混合物Aの組成は、通常セメント30〜65重
量%、木質補強材5〜25重量%、ケイ酸含有物質10
〜40重量%、木質セメント板廃材粉砕物5〜30重量
%、芯層用の原料混合物Bの組成は、通常セメント30
〜65重量%、木質補強材5〜30重量%、ケイ酸含有
物質15〜40重量%、木質セメント板廃材粉砕物5〜
35重量%であり、所望なれば発泡性ポリスチレンビー
ズ0.5〜5重量%が添加されてもよい。上記原料混合
物A、Bの木質セメント板廃材粉砕物には該木質セメン
ト板廃材粉砕物に対して1〜10重量%の高級脂肪酸が
予め添加混合されており、上記原料混合物A、Bには通
常さらにセメント硬化促進剤が数重量%以下の量で添加
される。
【0017】上記表裏層の原料混合物Aの場合には、緻
密構造を与えるために木質補強材として通常目開き4.
5mm以下のフレーク状の木片や目開き0.5〜1.5mm
の粒径の木粉等の微細木質補強材を使用し、また上記芯
層の原料混合物Bの場合には粗構造を与えるために木質
補強材として通常目開き4.5〜10mmのフレーク状の
木片や平均径1.0mm、長さ20mmの木質繊維束等の粗
大木質補強材を使用することが望ましい。
【0018】三層構造の木質セメント板の製造方法とし
ては、型板上に上記原料混合物Aをマット状に散布し、
次いでその上に上記原料混合物Bをマット状に散布し、
更にその上に上記原料混合物Aをマット状に散布するの
であるが、この際原料混合物Aおよび原料混合物Bには
セメント硬化反応のためにそれぞれ水を30〜50重量
%添加混合しておく。木質補強材として木片と木質繊維
束、特に上記分枝および/または弯曲および/または折
曲させることによって嵩高くされた木質繊維束を用いる
と、原料混合物がほぐれ易くなり、型板上に均一に散布
し易くなる。
【0019】上記三層構造のマットは前記一層構造のマ
ットと同様に圧締養生硬化される。オートクレーブ養生
にあっては、一層構造のマットと同様、セメントとケイ
酸含有物質とのケイ酸カルシウム反応が完全に行われる
が、更に芯層に発泡性熱可塑性プラスチックビーズを添
加した場合には該発泡性熱可塑性プラスチックビーズは
完全に発泡し、そして該発泡性熱可塑性プラスチックビ
ーズの発泡によって形成されたプラスチック発泡体粒は
溶融してセル中の発泡剤が外界へ逃散し、該プラスチッ
ク発泡体粒は急速に収縮して芯層内部に多数の空孔が形
成される。そして該空孔内壁面には該プラスチック発泡
体粒にもとずく熱可塑性プラスチックコーティング層が
形成される。
【0020】このようにして製造された三層構造の木質
セメント板の表裏層の厚みは通常全体の厚みの10〜3
0%、密度は0.8〜1.1 g/cm3 である。
【0021】
【作用】本発明では木質セメント板の原料として配合す
る木質セメント板廃材粉砕物に予め高級脂肪酸を添加混
合する。そうすると該廃材粉砕物中の水酸化カルシウム
が該高級脂肪酸と反応して高級脂肪酸カルシウムとな
り、該高級脂肪酸カルシウムは撥水剤として機能する。
該廃材粉砕物は木質セメント板の水和硬化反応に関わる
活性物質の含有量が少なく、再水和能力に乏しいので、
該廃材粉砕物を多量に添加すると、得られる木質セメン
ト板の吸水性が増大し、凍結融解性能が悪化する。しか
し該廃材粉砕物に予め高級脂肪酸を混合すると、該廃材
粉砕物の表面に撥水性の高級脂肪酸カルシウム層が形成
され、該廃材粉砕物の吸水性が減少する。したがって該
廃材粉砕物を多量に添加しても木質セメント板の凍結融
解性能が悪化しない。
【0022】高級脂肪酸を予め該廃材粉砕物に添加する
と、高級脂肪酸カルシウムを原料混合物に後添加する場
合よりも、該廃材粉砕物表面が高級脂肪酸カルシウム層
で効率的に被覆されるから、該高級脂肪酸カルシウムの
撥水性がより効果的に発揮される。また該廃材粉砕物に
含まれている木質成分からのセメント硬化阻害物質の流
出が阻止されるから、木質セメント板の硬化反応が順調
に行われる。
【0023】〔実施例1〜4、比較例1〜3〕表1に示
す組成によって、板厚12.0mmの表裏層:芯層=4:
6とする三層構造の木質セメント板試料を作成した。
【0024】
【表1】
【0025】(1)廃材粉砕物としては、セメント75
重量部、木片25重量部、撥水剤1重量部、硬化促進剤
1重量部の組成を有する木質セメント板の廃材粉砕物
(100メッシュ以下70重量%、100メッシュ以上
30重量%)を使用した。 (2)ステアリン酸は10重量%のパルミチン酸を含有
したものを使用し、廃材粉砕物100重量部に対してス
テアリン酸1重量部を予め添加混合した。 (3)一次養生は50℃、10時間、二次養生は常温
(20℃)10日の条件で行ない、その後80℃、4時
間の乾燥を行った。実施例1〜4および比較例1〜3の
各試料の物性を表1に示す。
【0026】表1によれば、ステアリン酸を予め廃材粉
砕物に添加混合した各実施例は、廃材粉砕物を使用しな
い比較例1と比較して同等の物性を示すことが認められ
る。一方、ステアリン酸カルシウムを廃材粉砕物に予め
混合せず、別添した比較例2、3は実施例に比較して物
性に劣ることが認められる。
【0027】〔実施例5〜7、比較例4〜6〕表2に示
す組成により、板厚18.0mmの表裏層:芯層=1:3
とする三層構造の木質セメント板試料を作成した。
【0028】
【表2】
【0029】(1)原料混合物として、表1に対し表裏
層にケイ砂を加え、芯層にはフライアッシュ、木質繊維
束、発泡ポリスチレンビーズを加え配合割合を調整し
た。 (2)廃材粉砕物、ステアリン酸の使用条件は表1試料
の作成条件に準じた。 (3)養生条件は一次養生50℃、10時間、二次養生
は165℃、7時間のオートクレーブ養生を行った。 実施例5〜7および比較例4〜6の各試料の物性を表2
に示す。
【0030】表2に示すように、配合条件が変わっても
予めステアリン酸を廃材粉砕物に添加混合した実施例5
〜7はステアリン酸を予め混合せず、別添した比較例4
〜6よりも物性が安定し、特に吸水等に対する寸法安定
性に優れることが認められる。
【0031】
【発明の効果】本発明では木質セメント板廃材粉砕物を
木質セメント板の原料に添加する場合、予め高級脂肪酸
を添加混合しておくので、該廃材粉砕物表面が該高級脂
肪酸のカルシウム塩によって効率よく被覆され、その結
果木質セメント板廃材粉末を添加しても、強度、寸法安
定性、耐凍結融解性に優れた木質セメント板が得られ
る。また高級脂肪酸は高級脂肪酸塩よりも安価であり、
したがって本発明では原料コストが低減される。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年9月8日(2000.9.8)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の課題
を解決するための手段として、セメント系無機材料と、
木質補強材と、木質セメント板廃材粉砕物とを含有する
原料混合物を型板上に散布してマットをフォーミング
し、該マットを圧締養生硬化せしめて木質セメント板を
製造する方法において、該木質セメント板廃材粉砕物に
高級脂肪酸を予め混合する木質セメント板の製造方法を
提供するものである。該高級脂肪酸は炭素数10〜24
の高級脂肪酸であって、木質セメント板廃材粉砕物に対
して1〜10重量%の範囲で添加されることが望まし
く、また該マットは細かい木質補強材を使用した表裏層
と、粗い木質補強材を使用した芯層とからなる三層構造
を有することが望ましい。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B32B 13/02 B32B 13/02 C04B 32/02 C04B 32/02 E //(C04B 28/02 (C04B 28/02 18:26 18:26 18:16 18:16 24:08) 24:08) 103:65 103:65 111:27 111:27 Fターム(参考) 2B260 AA20 BA01 BA05 BA13 BA18 CB01 CB04 DB14 EA01 EA05 EB02 EB06 EB12 EB19 EB21 EB25 EB42 EC03 4F100 AA06 AD00H AE01A AE01B AE01C AH02A AH02B AH02C AP00A AP00B AP00C BA03 BA06 BA10A BA10C CA02 CA19A CA19B CA19C CA23A CA23B CA23C CA23H DE01A DE01C DE01H DE05A DE05B DE05C DE05H EJ08 EJ20 EJ98 GB07 JL16 JL16A JL16B JL16C JL16H YY00A YY00B YY00C 4G012 PA24 PA27 PA30 PA34 PB09 PB18 PC04 PC07 PC13 PE03 PE06 RA03 RA05 4G054 AA01 AA14 AA20 AC04 BA00 BA62

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】セメント系無機材料と、木質補強材と、木
    質セメント板廃材粉砕物とを含有する原料混合物を型板
    上に散布してマットをフォーミングし、該マットを圧締
    養生硬化せしめて木質セメント板を製造する方法におい
    て、該木質セメント板廃材粉砕物に高級樹脂酸を予め混
    合することを特徴とする木質セメント板の製造方法
  2. 【請求項2】該高級樹脂酸は炭素数10〜24の高級樹
    脂酸であって、木質セメント板廃材粉砕物に対して1〜
    10重量%の範囲で添加される請求項1に記載の木質セ
    メント板の製造方法
  3. 【請求項3】該マットは細かい木質補強材を使用した表
    裏層と、粗い木質補強材を使用した芯層とからなる三層
    構造を有する請求項1または2に記載の木質セメント板
    の製造方法
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005238502A (ja) * 2004-02-24 2005-09-08 Sekisui Chem Co Ltd 木質系チップ成形体
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