JP2002079840A - プロペラシャフト - Google Patents
プロペラシャフトInfo
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- JP2002079840A JP2002079840A JP2000269933A JP2000269933A JP2002079840A JP 2002079840 A JP2002079840 A JP 2002079840A JP 2000269933 A JP2000269933 A JP 2000269933A JP 2000269933 A JP2000269933 A JP 2000269933A JP 2002079840 A JP2002079840 A JP 2002079840A
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- tube
- propeller shaft
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- Shafts, Cranks, Connecting Bars, And Related Bearings (AREA)
Abstract
付き部の座屈あるいは曲がり変形が一定の順で起こるよ
うにし、車両他部品との干渉を確実に回避できるプロペ
ラシャフトの提供。 【解決手段】 (1)チューブ段付き部12を2箇所以
上有するプロペラシャフト10であって、1箇所以上の
チューブ段付き部のテーパ角θを他のチューブ段付き部
のテーパ角と異ならせたプロペラシャフト。(2)2箇
所のチューブ段付き部12が2つのジョイント13間に
存在する。(3)3箇所以上のチューブ段付き部12が
2つのジョイント13間に存在する。(4)ジョイント
13間にチューブ部分11が存在するジョイント13が
3以上存在し、2以上のジョイント間チューブ部分11
の各々にチューブ段付き部12を2箇所以上有してお
り、1箇所以上のチューブ段付き部12のテーパ角θを
他のチューブ段付き部のテーパ角θと異ならせたプロペ
ラシャフト10。
Description
シャフトに関する。
車において、エンジンの回転は車両前後方向に延びるプ
ロペラシャフトによって後輪に伝達される。プロペラシ
ャフトは途中に複数のユニバーサルジョイントを有し、
車両前後の変位を吸収させている。従来、プロペラシャ
フトの途中に複数箇所チューブ段付き部を設けて車両衝
突時にその部分を変形させプロペラシャフトの軸方向の
突っ張りを防止するようにした構造は、たとえば特開2
000−97224等により、知られている。
ラシャフトの途中の複数箇所に設けたチューブ段付き部
は、段付き部のテーパ角度が同じのため、車両衝突時に
どのチューブ段付き部が変形を起こすかは成り行きとな
り、安定性に欠ける。また、車両他部品(たとえば、燃
料タンク)との干渉回避も、上記のようにプロペラシャ
フト変形が成り行きのため、設計自由度が規制され、あ
るいは車両衝突後の事象が安定しない。本発明の目的
は、車両衝突時にプロペラシャフトのチューブ段付き部
の座屈あるいは曲がり変形が一定の順で起こるようにし
てプロペラシャフトの変形をコントロールし、その結
果、車両他部品との干渉を確実に回避でき、車両他部品
の配置自由度を増すことができ、車両衝突後の事象を安
定させることができるプロペラシャフトを提供すること
にある。
明はつぎの通りである。 (1) チューブ段付き部を2箇所以上有するプロペラ
シャフトであって、1箇所以上のチューブ段付き部のテ
ーパ角を他のチューブ段付き部のテーパ角と異ならせた
プロペラシャフト。 (2) 2箇所の前記チューブ段付き部が2つのジョイ
ント間に存在する(1)記載のプロペラシャフト。 (3) 3箇所以上の前記チューブ段付き部が2つのジ
ョイント間に存在する(1)記載のプロペラシャフト。 (4) ジョイント間にチューブ部分が存在するジョイ
ントが3以上存在し、2以上のジョイント間チューブ部
分の各々にチューブ段付き部を有しており、1箇所以上
のチューブ段付き部のテーパ角を他のチューブ段付き部
のテーパ角と異ならせた(1)記載のプロペラシャフ
ト。
所以上のチューブ段付き部のテーパ角を他のチューブ段
付き部のテーパ角と異ならせたので、車両衝突時にプロ
ペラシャフト軸芯に対するテーパ角の大きい方(プロペ
ラシャフト軸芯と直角の角度に近い方)のチューブ段付
き部から座屈または曲がりの変形が順に生じ、チューブ
段付き部の変形順を一定にし、プロペラシャフトの変形
を安定化させることができる。その結果、車両衝突時に
変形するプロペラシャフトが他の車両部品と干渉するこ
とを防止でき、他の車両部品の配置自由度を向上でき、
また乗員傷害を未然に防ぐことができる。上記(2)、
(3)、(4)のプロペラシャフトは、種々の態様を示
したものである。
シャフトを図1〜図4を参照して、説明する。図1は本
発明の実施例1を示し、図2、図3は本発明の実施例2
を示し、図4は本発明の実施例3を示す。本発明の全実
施例にわたって共通する、または類似する部分には、本
発明の全実施例にわたって同じ符号を付してある。
る、または類似する部分を、たとえば図1を参照して、
説明する。本発明のプロペラシャフト10は、チューブ
部分11を有し、チューブ部分11にチューブ段付き部
12を2箇所以上有している。2箇所以上のチューブ段
付き部12(たとえば、12A、12B)のうち、1箇
所以上のチューブ段付き部12Aのテーパ角θA を、他
のチューブ段付き部12Bのテーパ角θB と異ならせて
ある。少なくとも1個のチューブ段付き部12Aのテー
パ角θA が他のチューブ段付き部12Bのテーパ角θB
と異なっていればよく、他のチューブ段付き部12Bが
複数の場合には他のチューブ段付き部12Bのテーパ角
同士は等しくても、あるいは異なっていてもよい。ここ
で、テーパ角θ(θA 、θB )は、プロペラシャフト1
0の軸芯とまたは軸芯と平行な部分とのなす鋭角側(た
だし、90°を含む)の角度とする。
する方向の段付き部であってもよいし、縮径する方向の
段付き部であってもよい。また、2箇所以上のチューブ
段付き部12A、12Bの間には、プロペラシャフト1
0の軸芯と平行なチューブ部分が存在する。したがっ
て、本発明におけるチューブ段付き部は、2箇所以上の
チューブ段付き部の間にプロペラシャフト10の軸芯と
平行なチューブ部分が無い波状(ベローズ状)のチュー
ブ段付き部ではない。
ば、2個、3個、4個、また、5個以上でもよい)のジ
ョイント13(たとえば、13A、13B)を有してい
てもよい。ジョイントは、あるゆる方向に回転可能な万
能継手からなる。ジョイント13A、13B間の部分
は、チューブ部分11であり、チューブ部分11にチュ
ーブ段付き部12を2箇所以上有している。
類似する部分の作用を説明する。テーパ角が異なるチュ
ーブ段付き部では、車両衝突時にプロペラシャフトが軸
力を受けた時にテーパ角が大きい方(プロペラシャフト
軸芯とのなす角度が90°かまたは90°に近い方)の
チューブ段付き部で先に座屈または曲がり等の変形を生
じ、チューブ段付き部のテーパ角が小さくなるにつれて
後で変形が起こる。たとえば、θA >θB とすると、θ
A のチューブ段付き部12Aで先に変形が起こり、その
後でθB のチューブ段付き部12Bの変形が起こる。す
なわち、チューブ段付き部の変形順が一定、かつ安定化
する。これによって、車両衝突時にプロペラシャフト1
0が過大な軸力を受けた時の変形を所定の変形パターン
にコントロールすることができ、変形するプロペラシャ
フト10と周辺車両機器、たとえば燃料タンクとの干渉
を防止でき、周辺車両機器の配置の自由度を上げること
ができる。また、乗員傷害値低減と安定化がはかられ
る。上記で、θA 、θBの大小の設定は、車両とのマッ
チングで決まり、θA >θB 、θA <θB のどちらでも
有り得る。
ーブ部分11の従来から設定されているテーパ角度のみ
を異なるように変更するだけで済み、ジョイントやジョ
イントとの溶接は変更無しのため、部品のコストアップ
無しで、かつプロペラシャフト製造設備の変更の必要を
伴うことなく、実施できる。
説明する。本発明の実施例1では、図1に示すように、
2箇所のチューブ段付き部12A、12Bが2つのジョ
イント13A、13B間に存在する。チューブ段付き部
12Aのテーパ角θA は、チューブ段付き部12Bのテ
ーパ角θB と異ならせてある。図1では、チューブ段付
き部12A、12B間のチューブ部分は他のチューブ部
分よりも径が大とされているが、小であってもよい。車
両衝突時にプロペラシャフトに軸力がかかった時に、テ
ーパ角が90°か90°に近い方のチューブ段付き部が
他のチューブ段付き部より必ず先に座屈または曲がり、
変形順が一定である。
ように、3箇所以上のチューブ段付き部12A、12
B、12C、12Dが2つのジョイント13A、13B
間に存在する。チューブ段付き部12A、12B、12
C、12Dのテーパ角θA 、θ B 、θC 、θD は、少な
くとも1つのテーパ角が他のテーパ角と異ならせてあ
り、図示例ではテーパ角θA 、θB 、θC 、θD は全て
互いに異ならせてある。図2では、チューブ段付き部1
2A、12B間のチューブ部分およびチューブ段付き部
12C、12Dの間のチューブ部分は他のチューブ部分
よりも径が小とされているが、図3に示すように大であ
ってもよく、あるいは1つが大、もう一つが小であって
もよい。チューブ段付き部の数、軸方向位置は任意に設
定が可能であり、車両搭載条件に合わせて調整可能であ
る。車両衝突時にプロペラシャフトに軸力がかかった時
に、テーパ角が90°か90°に近いチューブ段付き部
から順に座屈または曲がっていき、変形順が一定であ
る。
に、ジョイント間にチューブ部分が存在するジョイント
13A、13B、13Cが3以上存在する。そして、2
以上のジョイント間チューブ部分11A、11Bの各々
にチューブ段付き部を有している。たとえば、チューブ
部分11Aにチューブ段付き部12A、12Bが存在
し、チューブ部分11Bにチューブ段付き部12C、1
2Dが存在するといった具合である。図4ではジョイン
ト間チューブ部分11A、11Bの各々に2つのチュー
ブ段付き部を設けた場合を示しているが、チューブ段付
き部の数は3個、4個、あるいは5個以上でもよい。そ
して、1箇所以上のチューブ段付き部(たとえば、チュ
ーブ段付き部12A)のテーパ角θA を他のチューブ段
付き部(たとえば、チューブ段付き部12B、12C、
12D)のテーパ角θB 、θC 、θDと異ならせてあ
る。この場合、すべてのチューブ段付き部12A、12
B、12C、12Dのテーパ角θA 、θB 、θC 、θD
を互いに異ならせてもよい。図4では、チューブ段付き
部12A、12B間のチューブ部分、チューブ段付き部
12C、12D間のチューブ部分は他のチューブ部分よ
りも径が大とされているが、小であってもよい。車両衝
突時にプロペラシャフトに軸力がかかった時に、テーパ
角が90°か90°に近い方のチューブ段付き部が他の
チューブ段付き部より必ず先に座屈または曲がり、変形
順が一定である。
ば、1箇所以上のチューブ段付き部のテーパ角を他のチ
ューブ段付き部のテーパ角と異ならせたので、車両衝突
時にプロペラシャフト軸芯に対するテーパ角の大きい方
(プロペラシャフト軸芯と直角の角度に近い方)のチュ
ーブ段付き部から座屈または曲がりの変形が順に生じ、
チューブ段付き部の変形順を一定にし、プロペラシャフ
トの変形を安定化させることができる。その結果、車両
衝突時に変形するプロペラシャフトが他の車両部品と干
渉することを防止でき、他の車両部品の配置自由度を向
上でき、また乗員傷害値低減と安定化をはかることがで
きる。
ント間部分の、プロペラシャフト軸芯から片側の、半断
面図である。
ント間部分の、プロペラシャフト軸芯から片側の、半断
面図である。
ント間部分の、プロペラシャフト軸芯から片側の、半断
面図である。
ジョイント間部分の平面図である。
き部 13、13A、13B、13C ジョイント θ、θA 、θB 、θC 、θD チューブ段付き部のテー
パ角
Claims (4)
- 【請求項1】 チューブ段付き部を2箇所以上有するプ
ロペラシャフトであって、1箇所以上のチューブ段付き
部のテーパ角を他のチューブ段付き部のテーパ角と異な
らせたプロペラシャフト。 - 【請求項2】 2箇所の前記チューブ段付き部が2つの
ジョイント間に存在する請求項1記載のプロペラシャフ
ト。 - 【請求項3】 3箇所以上の前記チューブ段付き部が2
つのジョイント間に存在する請求項1記載のプロペラシ
ャフト。 - 【請求項4】 ジョイント間にチューブ部分が存在する
ジョイントが3以上存在し、2以上のジョイント間チュ
ーブ部分の各々にチューブ段付き部を2箇所以上有して
おり、1箇所以上のチューブ段付き部のテーパ角を他の
チューブ段付き部のテーパ角と異ならせた請求項1記載
のプロペラシャフト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000269933A JP2002079840A (ja) | 2000-09-06 | 2000-09-06 | プロペラシャフト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000269933A JP2002079840A (ja) | 2000-09-06 | 2000-09-06 | プロペラシャフト |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002079840A true JP2002079840A (ja) | 2002-03-19 |
Family
ID=18756462
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000269933A Pending JP2002079840A (ja) | 2000-09-06 | 2000-09-06 | プロペラシャフト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002079840A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105299027A (zh) * | 2015-11-11 | 2016-02-03 | 安徽江淮汽车股份有限公司 | 传动轴的轴管、溃缩式传动轴及汽车 |
DE102018215959A1 (de) | 2017-09-22 | 2019-03-28 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Fahrzeuggelenkwelle |
-
2000
- 2000-09-06 JP JP2000269933A patent/JP2002079840A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105299027A (zh) * | 2015-11-11 | 2016-02-03 | 安徽江淮汽车股份有限公司 | 传动轴的轴管、溃缩式传动轴及汽车 |
DE102018215959A1 (de) | 2017-09-22 | 2019-03-28 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Fahrzeuggelenkwelle |
CN109538621A (zh) * | 2017-09-22 | 2019-03-29 | 丰田自动车株式会社 | 车辆用传动轴 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050920 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
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A521 | Written amendment |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060221 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060704 |