JP2002079784A - 景品カード - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、ゲーム機の景品等を記憶する景品
カードを遊技店と遊技者にとって有意義なものにする。 【解決手段】 本発明の景品カードは、その景品カード
１２の表面１２ａに絵柄等が印刷してあり、その上に図
柄を見えないフィルム１２ｃを貼着し、そのフィルムは
一度剥すと、再度貼ることができない粘着剤で貼着して
ある。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、ゲーム機の景品等
を記憶する景品カードに関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、遊技機を使用するに当たって、予
め、金銭の支払いに基づいて貸球数（又は、貸メダル
数）等を記録のプリペードカードが使用されていて、遊
技者は、係るカードを介して遊技を行うことができる。
又、遊技によって獲得した景品球（又は、メダル）は、
遊技機を介して、直接、景品カードに記録して排出され
たり、或いは、景品球計数機を介して、獲得した景品球
の数を記録の景品カードを受け取る。そして、遊技者
は、その景品カードによって、種々の景品（商品）と交
換することが行われている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】前記のように、遊技店
には、遊技機に対して各種のカードが有り、遊技者の便
宜を図っている。しかしながら、景品カードは、単に、
景品球数が記録してあるだけであり、遊技者はその景品
カードに興味を示さないのが実情である。そこで、この
景品カードに興味を示し、更に、遊技を行わせることが
望まれている。そこで、本発明は、かかる遊技者が興味
を持つ景品カードを提供するものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】請求項１の景品カード
は、その景品カードの表面に絵柄等が印刷してあり、そ
の上に前記図柄を見えないフィルムを貼着し、そのフィ
ルムは一度剥すと、再度貼ることができない粘着剤で貼
着してあるので、種々の目的に使用できるカードであ
る。又、請求項２の景品カードは、フィルムを剥した景
品カードと剥さない景品カードの使用目的を異にするこ
とによって、遊技店はこの景品カードを用いて、遊技者
にサービスを提供できる。請求項３の景品カードは、フ
ィルムを剥した景品カードと剥さないにカードとで、具
体的に、商品又は金銭と交換可能に設定でき、遊技者へ
のサービス向上を図ることができる。

【０００５】

【発明の実施の形態】図１（Ａ）は、従来よく知られ
た、遊技機としてのパチンコ機の遊技媒体（遊技球）を
計数する計数機１であり、図１（Ｂ）は、その計数機の
概念図である。この計数機１は、パチンコ機で獲得した
遊技媒体（遊技球）を開口部２から投入すると、制御装
置で検出器３を介して計数されると共に、その計数され
た数は表示器４に表示される。

【０００６】又、この計数機に１には、ロール状に捲か
れたレシート６を送る前ローラ７ａと後ローラ７ｂと、
前記景品球の総数を記録する記録部（印字機）８及び切
断機９を備えている。そして、制御装置を介して、前ロ
ーラ７ａと後ローラ７ｂで所定の長さ、レシート６を送
り、記録部８でレシート６に印字し、その後、前ローラ
７ａと後ローラ７ｂで送った後に切断機９でカットされ
る。そのため、遊技者は、獲得した遊技媒体を開口部２
から投入すると、計数された遊技媒体を記録のレシート
６を受け取り口５から受け取ることができる。尚、前記
レシートの替りに、カードを介して行ってもよい。

【０００７】次に、図２は景品カード発行機１０であ
り、この景品カード発行機１０には、前記レシート６に
記載の景品球の総数を読み取るバーコードリーダ１１を
備えていて、その総数を表示器１８に表示する。又、こ
の景品カード発行機には、複数枚、積層された景品カー
ド１２を１枚毎、吸引搬送する搬送機１３と、その搬送
された景品カード１２に予め設定されたポイント数（例
えば、１００ポイント、２００ポイント等）に応じた遊
技媒体の数を記録する記録手段１４を備えると共に、排
出口１５まで搬送する搬送部１６を備えている。

【０００８】尚、この景品カード１２は、図３（Ａ）に
示すように、樹脂又は再生紙等で製作され、８５．８ｍ
ｍ×５４．０ｍｍ、厚み０．１〜０．０２５ｍｍであ
り、この本体の表面１２ａには、種々の絵柄等が印刷し
てある。この絵柄には、例えば、コレクションとして価
値があるアイドル歌手の肖像画、アニメーションの著名
画、或いは占いとして使用可能な星座、風水画、或い
は、宝くじとして使用する図柄（番号）、商品の引換券
として使用可能な商品の図柄等が描かれていると共に、
それらの図柄を見えないフィルム１２ｃが貼着してあ
る。尚、このフィルム１２ｃは粘着剤で張り付けてあ
り、一度剥すと、再度貼ることができない粘着剤を使用
すると共に、カードの右下隅２２に、一度剥すと、その
痕跡が残る「セキュリティラベル（住友３Ｍ（株））
製）が貼着してあって、不正防止を図っている。

【０００９】又、景品カード１２の裏面１２ｂには、獲
得した遊技媒体の数（ポイントで表示）を記録する磁気
テープ２０が貼着してあると共に、その記憶される媒体
数を印字してあり、磁気記憶の喪失に対処してある。ま
た、空白には、このカードの種々の情報が記載してある
と共に、広告を記載して、この景品カードを広告媒体と
しても使用可能にする。

【００１０】次に、前記記録手段１４の種々の形態につ
いて説明すると、景品カード１２の裏面１２ｂに磁気テ
ープ２０が貼着してある場合には、記録手段１４はよく
知られた磁気書き込み装置である。しかし、この磁気テ
ープ２０による場合には、書替の不正が行われる可能性
があるので、他の手段として、図３（Ｂ）に示すよう
に、数字を記号化して用いる。

【００１１】例えば、３×３ドットの９個でもって
（１）、８個で（２）、以下…、１個で（９）を表し、
これらのドットは印字機で作成する。この様に、数字が
大きくなるに連れて、ドット数を減少させることによっ
て、新たにドットを付加すると、数字が小さくなるの
で、不正が行われ難くなる。従って、前記のように、ド
ットで表示するためには、記録手段１４は印字機を使用
し、景品カード１２の裏面は、図３（Ｃ）に示す構成に
する。尚、前記ドットに、孔を穿設することも考えら
れ、この孔を作成する場合の記録手段１４は穿孔機を使
用し、この孔の数で数字を表示することによって、不正
は益々し難い。

【００１２】次に、前記景品カード１２の使用形態につ
いて説明すると、この景品カード１２は、金銭又は景品
（商品）に替えることができる有価証券であると共に、
フィルム１２ｃを剥した景品カードと剥さない景品カー
ドとの使用目的を異にして、遊技者へのサービス向上を
図る。例えば、遊技店としては、景品カード１２がフィ
ルム１２ｃを貼着した状態のカードに対しては、直接
に、或いは媒体（特定の商品等）を介して金銭に交換可
能にする。即ち、遊技者は景品カード１２の表面に描か
れている絵柄等が何である判らない状態においてのみ、
金銭に交換可能とする。

【００１３】一方、遊技者が、景品カード１２の表面の
フィルム１２ｃを剥して、表面に描かれてある絵柄等が
判った状態になると商品にのみ交換可能とする。そこ
で、遊技者は、商品に交換することや、景品カード１２
の絵柄等に対しコレクションとして保持してもよい。
又、遊技店は、特定の絵柄等を集めることによって、そ
れらが有する遊技価値（ポイント数）に、新たなポイン
ト数を加算するように、販売戦略とすることもできる。
尚、その他、景品カード１２のフィルム１２ｃを剥した
ときと、剥さないときとで、異なる商品と交換可能にし
たり等、種々の異なる価値のカードとして取り扱うこと
もできる。

【００１４】以上のように、この景品カード１２は、フ
ィルム１２ｃを剥がさない状態と剥した状態に於て異な
る使用目的（異なる価値）を採用することによって、遊
技店は販売戦略として用いることができると共に、遊技
者へのサービスの向上を図ることができ、遊技者及び遊
技店において有意義なカードである。尚、遊技機は、パ
チンコ機の他にスロットマシンで獲得した遊技媒体（メ
ダル等）にも適用できることは言うまでもない。

【００１５】

【発明の効果】請求項１の景品カードは、その景品カー
ドの表面に絵柄等が印刷してあり、その上に前記図柄を
見えないフィルムを貼着し、そのフィルムは一度剥す
と、再度貼ることができない粘着剤で貼着してあるの
で、種々の目的に使用できるカードである。又、請求項
２の景品カードは、フィルムを剥した景品カードと剥さ
ない景品カードの使用目的を異にすることによって、遊
技店はこの景品カードを用いて、遊技者にサービスを提
供できる。請求項３の景品カードは、フィルムを剥した
景品カードと剥さないにカードとで、具体的に、商品又
は金銭と交換可能に設定でき、遊技者へのサービス向上
を図ることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】（Ａ）は、遊技媒体を計数する計数機、（Ｂ）
は、その計数機の概念図である。

【図２】景品カード発行機である。

【図３】（Ａ）は景品カードの概念図、（Ｂ）は媒体数
（数字）の記号化、（Ｃ）は記号化を用いた景品カード
の裏面である。

【符号の説明】

１２ 景品カード １２ｂ カードの裏面 １２ｃ フィルム

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｇ０９Ｆ 3/10 Ｇ０９Ｆ 3/10 Ｈ (72)発明者 日比野 貴之 名古屋市千種区今池５丁目３番６号 サン パーク今池701号 Ｆターム(参考） 2C005 HA30 HB10 JA09 JA15 KA08 KA38 KA40 LA04 2C088 BA38 BB01 BC80

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 遊技機を介して獲得する景品媒体を記録
   してある景品カードであって、 その景品カードの表面に絵柄等が印刷してあり、その上
   に前記図柄を見えないフィルムを貼着し、そのフィルム
   は一度剥すと、再度貼ることができない粘着剤で貼着し
   てあることを特徴とする景品カード。
2. 【請求項２】 フィルムを剥した景品カードと剥さない
   景品カードの使用目的を異にすることを特徴とする請求
   項１の景品カード。
3. 【請求項３】 フィルムを剥した景品カードは商品と交
   換可能であり、剥さない景品カードは金銭と交換可能で
   あることを特徴とする請求項２の景品カード。