JP2002079738A - 偽造防止マーカーシステム。 - Google Patents
偽造防止マーカーシステム。Info
- Publication number
- JP2002079738A JP2002079738A JP2000309936A JP2000309936A JP2002079738A JP 2002079738 A JP2002079738 A JP 2002079738A JP 2000309936 A JP2000309936 A JP 2000309936A JP 2000309936 A JP2000309936 A JP 2000309936A JP 2002079738 A JP2002079738 A JP 2002079738A
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- JP
- Japan
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- organic dye
- luminescent material
- marker system
- based luminescent
- antifalsifying
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Abstract
(57)【要約】
【目的】この発明は,証券、債券及び契約書などの重要
書類やブランド品などの偽造防止マーカーシステムを提
供することに関わるものである。 【構成】(イ)ブラックライト(1)により発色する油
溶性の有機染料系ルミネッセス素材(2)を内容物とし
て充填したエアゾールスプレイー(3)と文字および絵
柄を打ち抜いて作られる型紙(4)を組み合わせた構成
からなる偽造防止マーカーシステム。 (ロ)油溶性の有機染料系ルミネッセンス素材(2)を
内容物として充填した請求項1記載のエアゾールスプレ
ー。 (ハ)文字および絵柄を打ち抜いて作られる請求項1記
載の型紙。以上(イ)、(ロ)、(ハ)の構成からなる
偽造防止マーカーシステム。
書類やブランド品などの偽造防止マーカーシステムを提
供することに関わるものである。 【構成】(イ)ブラックライト(1)により発色する油
溶性の有機染料系ルミネッセス素材(2)を内容物とし
て充填したエアゾールスプレイー(3)と文字および絵
柄を打ち抜いて作られる型紙(4)を組み合わせた構成
からなる偽造防止マーカーシステム。 (ロ)油溶性の有機染料系ルミネッセンス素材(2)を
内容物として充填した請求項1記載のエアゾールスプレ
ー。 (ハ)文字および絵柄を打ち抜いて作られる請求項1記
載の型紙。以上(イ)、(ロ)、(ハ)の構成からなる
偽造防止マーカーシステム。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は,証券、債券及び契約
書などの重要書類やブランド品などの偽造防止用マーカ
ーシステムを提供することに関わるものである。
書などの重要書類やブランド品などの偽造防止用マーカ
ーシステムを提供することに関わるものである。
【0002】
【従来の技術】従来から偽造防止にはブラックライト
(360nmをピークとする300nm〜400nm)
の照射により輝度を有する発色素材として、ルミネッセ
ンス素材が紙幣やパスポート等に利用されてきたが、従
来からのルミネッセンス素材は無機系の顔料であるため
に、有機溶剤に難溶なるが故にバインダーやメジウムに
分散して用いるため、塗布又は印刷した場合に白色に近
い痕跡が残り、機密保持に難点があり、痕跡を消すため
に紙幣などの印章部には通常インキに混ぜて印刷せざる
を得ない欠点があった。
(360nmをピークとする300nm〜400nm)
の照射により輝度を有する発色素材として、ルミネッセ
ンス素材が紙幣やパスポート等に利用されてきたが、従
来からのルミネッセンス素材は無機系の顔料であるため
に、有機溶剤に難溶なるが故にバインダーやメジウムに
分散して用いるため、塗布又は印刷した場合に白色に近
い痕跡が残り、機密保持に難点があり、痕跡を消すため
に紙幣などの印章部には通常インキに混ぜて印刷せざる
を得ない欠点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ルミネッセ
ンス素材をスプレー塗布又は印刷した場合に処理した痕
跡を残さず機密保持が確実で、手軽な偽造防止マーカー
システムを提供することを課題とするものである。
ンス素材をスプレー塗布又は印刷した場合に処理した痕
跡を残さず機密保持が確実で、手軽な偽造防止マーカー
システムを提供することを課題とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、ルミネッセンス素材を従来の無機系の
顔料タイプから、有機溶剤に任意に溶解する有機染料系
タイプに変え、且つ、常温において揮発性を有する有機
溶剤に溶解した有機染料系ルミネッセンス素材を用いる
ことによって、有機溶剤成分は室温にて揮発し、且つ、
残留する有機染料系ルミネッセンス素材も痕跡を残さな
いので、本人以外にはマーキングしたことが分からず機
密保持を確実なものとする。
めに、本発明は、ルミネッセンス素材を従来の無機系の
顔料タイプから、有機溶剤に任意に溶解する有機染料系
タイプに変え、且つ、常温において揮発性を有する有機
溶剤に溶解した有機染料系ルミネッセンス素材を用いる
ことによって、有機溶剤成分は室温にて揮発し、且つ、
残留する有機染料系ルミネッセンス素材も痕跡を残さな
いので、本人以外にはマーキングしたことが分からず機
密保持を確実なものとする。
【0005】
【作用】上記の構成によれば、スプレー塗布面に有機溶
剤成分が残留しないので紙面に油分の浸透した染みが残
らない、且つ、有機染料系ルミネッセンス素材を分散さ
せるバインダーやメジウムを含まないので、処理した痕
跡が残らず、マーキングしたことが他人には分からな
い。これにブラックライト(300nm〜400nm)
の紫外線領域の光波を照射すると、有機染料系ルミネッ
センス素材のスプレー塗布面が鮮明なる輝度を有する発
色を生ずる。太陽光の紫外線領域(300nm〜700
nm)ではブラックライト(300nm〜400nm)
の領域の含有比率が低く、昼光には有機染料系ルミネッ
センス素材の光感応性は弱く発色はなく機密が保持でき
る。
剤成分が残留しないので紙面に油分の浸透した染みが残
らない、且つ、有機染料系ルミネッセンス素材を分散さ
せるバインダーやメジウムを含まないので、処理した痕
跡が残らず、マーキングしたことが他人には分からな
い。これにブラックライト(300nm〜400nm)
の紫外線領域の光波を照射すると、有機染料系ルミネッ
センス素材のスプレー塗布面が鮮明なる輝度を有する発
色を生ずる。太陽光の紫外線領域(300nm〜700
nm)ではブラックライト(300nm〜400nm)
の領域の含有比率が低く、昼光には有機染料系ルミネッ
センス素材の光感応性は弱く発色はなく機密が保持でき
る。
【0006】
【実施例】(イ)ブラックライト(1)により発色する
油溶性の有機染料系ルミネッセス素材(2)を内容物と
して充填したエアゾールスプレー(3)と文字および絵
柄を打ち抜いて作られる型紙(4)を組み合わせた構成
からなる偽造防止マーカーシステム。 (ロ)油溶性の有機染料系ルミネッセンス素材(2)を
内容物として充填した請求項1記載のエアゾールスプレ
ー。 (ハ)文字および絵柄を打ち抜いて作られる請求項1記
載の型紙。 以上(イ)、(ロ)、(ハ)の構成からなる偽造防止マ
ーカーシステム。
油溶性の有機染料系ルミネッセス素材(2)を内容物と
して充填したエアゾールスプレー(3)と文字および絵
柄を打ち抜いて作られる型紙(4)を組み合わせた構成
からなる偽造防止マーカーシステム。 (ロ)油溶性の有機染料系ルミネッセンス素材(2)を
内容物として充填した請求項1記載のエアゾールスプレ
ー。 (ハ)文字および絵柄を打ち抜いて作られる請求項1記
載の型紙。 以上(イ)、(ロ)、(ハ)の構成からなる偽造防止マ
ーカーシステム。
【0007】有機染料系ルミネッセンス素材(2)を充
填したエアゾールスプレー(3)は、有機染料系ルミネ
ッセンス素材発色原体5部、トルエン40部、酢酸エチ
ルエステル55部を混合溶解したものを有機染料系ルミ
ネッセンス素材(2)の原液としてエアゾールスプレー
容器:AL20φ×70L(内面コート付)に原液0.
6g〜1.2g、噴射用LPG:LPGO.20°C、
5.4g〜4.8gを封入して当該エアゾールスプレー
(3)とする。但し、有機染料系ルミネッセンス素材
(2)の原液の濃度及びエアゾールスプレー(3)容器
中に封入する有機染料系ルミネッセンス素材の濃度、充
填量、および噴射用LPGの種類、封入量については自
在に変更ができる。
填したエアゾールスプレー(3)は、有機染料系ルミネ
ッセンス素材発色原体5部、トルエン40部、酢酸エチ
ルエステル55部を混合溶解したものを有機染料系ルミ
ネッセンス素材(2)の原液としてエアゾールスプレー
容器:AL20φ×70L(内面コート付)に原液0.
6g〜1.2g、噴射用LPG:LPGO.20°C、
5.4g〜4.8gを封入して当該エアゾールスプレー
(3)とする。但し、有機染料系ルミネッセンス素材
(2)の原液の濃度及びエアゾールスプレー(3)容器
中に封入する有機染料系ルミネッセンス素材の濃度、充
填量、および噴射用LPGの種類、封入量については自
在に変更ができる。
【0008】型紙(4)は所定の文字、絵柄、ロゴマー
ク等を打ち抜いて作成する。作成した型紙(4)を重要
書類の紙面に乗せ置き、前記した有機染料系ルミネッセ
ンス素材(2)を内容物として充填したエアゾールスプ
レー(3)を墳霧することでマーキングが完了する。墳
霧したあとで揮発性溶剤が即座に揮発し、且つ、有機染
料系ルミネッセンス素材(2)の痕跡も全く残らずブラ
ックライト(300nm〜400nm)の光波を照射す
ると直ちに輝度を有する発色を呈する。
ク等を打ち抜いて作成する。作成した型紙(4)を重要
書類の紙面に乗せ置き、前記した有機染料系ルミネッセ
ンス素材(2)を内容物として充填したエアゾールスプ
レー(3)を墳霧することでマーキングが完了する。墳
霧したあとで揮発性溶剤が即座に揮発し、且つ、有機染
料系ルミネッセンス素材(2)の痕跡も全く残らずブラ
ックライト(300nm〜400nm)の光波を照射す
ると直ちに輝度を有する発色を呈する。
【0009】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、揮発性
有機溶剤に溶解する有機染料系ルミネッセンス素材
(2)を利用することで、マーキングした書類上に全く
痕跡が残らず、当事者以外は気がつかず印刷工程を必要
としない簡便な偽造防止マーカーシステムとしての効果
を発揮することができる。
有機溶剤に溶解する有機染料系ルミネッセンス素材
(2)を利用することで、マーキングした書類上に全く
痕跡が残らず、当事者以外は気がつかず印刷工程を必要
としない簡便な偽造防止マーカーシステムとしての効果
を発揮することができる。
【図1】本発明のマーキング実施例を示す斜視図
【図2】本発明のマーキング後の未発色状態を示す斜視
図
図
【図3】本発明のマーキング後のブラックライト照射時
の発色状態を示す斜視図
の発色状態を示す斜視図
【符号の説明】 1はブラックライト 2は有機染料系ルミネッセンス素材 3はエアゾールスプレー 4は型紙 5はマーキング対象書類
Claims (3)
- 【請求項1】ブラックライト(1)により発色する油溶
性の有機染料系ルミネッセス素材(2)を内容物として
充填したエアゾールスプレー(3)と文字および絵柄を
打ち抜いて作られる型紙(4)を組み合わせ構成からな
る偽造防止マーカーシステム。 - 【請求項2】油溶性の有機染料系ルミネッセンス素材
(2)を内容物として充填した請求項1記載のエアゾー
ルスプレー。 - 【請求項3】文字および絵柄を打ち抜いて作られる請求
項1記載の型紙。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000309936A JP2002079738A (ja) | 2000-09-04 | 2000-09-04 | 偽造防止マーカーシステム。 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000309936A JP2002079738A (ja) | 2000-09-04 | 2000-09-04 | 偽造防止マーカーシステム。 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002079738A true JP2002079738A (ja) | 2002-03-19 |
Family
ID=18789984
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000309936A Pending JP2002079738A (ja) | 2000-09-04 | 2000-09-04 | 偽造防止マーカーシステム。 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002079738A (ja) |
-
2000
- 2000-09-04 JP JP2000309936A patent/JP2002079738A/ja active Pending
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