JP2002079011A - 磁気フィルタ装置 - Google Patents

磁気フィルタ装置

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JP2002079011A
JP2002079011A JP2000268303A JP2000268303A JP2002079011A JP 2002079011 A JP2002079011 A JP 2002079011A JP 2000268303 A JP2000268303 A JP 2000268303A JP 2000268303 A JP2000268303 A JP 2000268303A JP 2002079011 A JP2002079011 A JP 2002079011A
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Yoshihiro Iida
祐弘 飯田
Kenji Nakagawa
健次 中川
Naoto Ueno
直人 上野
Katsuhiko Kato
克彦 加藤
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    • B03SEPARATION OF SOLID MATERIALS USING LIQUIDS OR USING PNEUMATIC TABLES OR JIGS; MAGNETIC OR ELECTROSTATIC SEPARATION OF SOLID MATERIALS FROM SOLID MATERIALS OR FLUIDS; SEPARATION BY HIGH-VOLTAGE ELECTRIC FIELDS
    • B03CMAGNETIC OR ELECTROSTATIC SEPARATION OF SOLID MATERIALS FROM SOLID MATERIALS OR FLUIDS; SEPARATION BY HIGH-VOLTAGE ELECTRIC FIELDS
    • B03C1/00Magnetic separation
    • B03C1/02Magnetic separation acting directly on the substance being separated
    • B03C1/28Magnetic plugs and dipsticks
    • B03C1/288Magnetic plugs and dipsticks disposed at the outer circumference of a recipient
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B03SEPARATION OF SOLID MATERIALS USING LIQUIDS OR USING PNEUMATIC TABLES OR JIGS; MAGNETIC OR ELECTROSTATIC SEPARATION OF SOLID MATERIALS FROM SOLID MATERIALS OR FLUIDS; SEPARATION BY HIGH-VOLTAGE ELECTRIC FIELDS
    • B03CMAGNETIC OR ELECTROSTATIC SEPARATION OF SOLID MATERIALS FROM SOLID MATERIALS OR FLUIDS; SEPARATION BY HIGH-VOLTAGE ELECTRIC FIELDS
    • B03C1/00Magnetic separation
    • B03C1/02Magnetic separation acting directly on the substance being separated
    • B03C1/025High gradient magnetic separators
    • B03C1/031Component parts; Auxiliary operations
    • B03C1/033Component parts; Auxiliary operations characterised by the magnetic circuit
    • B03C1/0332Component parts; Auxiliary operations characterised by the magnetic circuit using permanent magnets

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  • Filtration Of Liquid (AREA)
  • Filtering Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 フェライト磁石やネオジム磁石のような汎用
性のある永久磁石を用いた場合に、最高のフィルタ性能
を引き出すことによって、低コストの下で装置のコンパ
クト化を可能ならしめる。 【解決手段】 容器内の流体移動方向に対してほぼ直交
する向きに磁力線が発生するように、該容器を挟んで永
久磁石を対向に設置した磁気フィルタ装置において、流
体のフィルタ通過時間が 0.5秒以上、1.5 秒以内という
規制の下で、上記永久磁石を、その設置間隔L (mm) が
永久磁石の残留磁束密度B(T)との関連で、次式 B×100 ≦L≦B×250 の関係を満足するように設置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鋼板の冷間圧延時
に使用される圧延油や冷間圧延後にかかる圧延油を除去
するための洗浄液などの各種流体の清浄化処理におい
て、流体中に混在している磁性粒子を連続して分離する
ために用いる磁気フィルタ装置に関し、特に強磁性体の
フィルタ体を磁化するために用いる永久磁石の配置に工
夫を加えることによって、フィルタ性能の有利な向上を
図ろうとするものである。
【0002】
【従来の技術】鋼板の冷間圧延時に使用される圧延油を
清浄化したり、冷間圧延後の鋼板の表面に残存する圧延
油を除去するための洗浄液を清浄化する場合に、流体中
の磁性粒子を除去する手段として磁気フィルタ装置が用
いられている。従来の代表的な磁気フィルタ装置の一例
を、図1(a) の断面図および同図(b)の側面図を用いて
説明する。図中、番号1は容器、2は永久磁石、3はフ
ィルタ体、4はバックプレートであり、5で流体導入
口、6で流体排出口を示す。
【0003】通常、鋼製あるいは SUS 430などのフェラ
イト系ステンレス鋼製の金網等からなる強磁性体が、磁
気フィルタ体3として容器1内に設置されている。ま
た、この容器1の外側には、被処理液である流体の流動
方向とはほぼ直交する向きに磁力線を発生するように、
永久磁石2が容器1を挟んで対向に設置されている。被
処理液は、流体の導入口5から容器1内に導入され、磁
気フィルタ体3を通過後、排出口6から排出される。被
処理液中に混在している鉄粉などの磁性粒子は、磁気フ
ィルタ体3を通過中に永久磁石2により磁化された磁気
フィルタ体3によって磁気吸着され、被処理液中から分
離される。
【0004】このような磁気フィルタ装置による磁性粒
子の捕捉処理において、フィルタ体を構成する細線また
は金網からの吸引力Fm は、次式で表される。 Fm =χ・V・H・(dH/dx) ここで、χ :粒子の磁化率 V :粒子の体積 H :磁場の強さ dH/dx:磁気勾配(磁場の空間的変化)
【0005】上掲式において、χとVは磁性粒子の特性
であるので、吸引力Fm を大きくしてフィルタ性能を高
めるためには、磁場Hを大きくするか、磁気勾配dH/
dxを大きくする必要がある。しかしながら、磁気勾配
dH/dxは、フィルタ体を構成する強磁性体の材質や
形状に依存する係数であり、この磁気勾配dH/dx
も、強磁性体の材質や形状が決定された後は磁場の強さ
に支配されるので、結局、フィルタ内で如何に強力な磁
場を保つかということが、フィルタ性能すなわち吸引力
向上の最重要な課題となる。
【0006】従来は、このフィルタ性能と磁場との関係
について十分な研究がなされていなかったため、しばし
ばフィルタ内の磁場が小さくなってフィルタ性能が劣化
するという不具合が生じた。また、磁石の選定に関して
も、どの程度強力な磁石を使えば所定のフィルタ性能が
得られるのかが定かではなく、フィルタの形状および処
理する流体の流速等と磁石の強度との関係が明らかにな
っていなかったため、しばしば所望のフィルタ性能が得
られないという不具合が生じていた。つまり、たとえ強
力な磁石を使用したとしても、設計・仕様の如何によっ
ては、必ずしも良好な結果を得られるとは限らなかった
のである。また、強力な磁石を使用すれば、それなりの
効果が期待できるとはいえ、コストの上昇が避けられな
い不利もある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題
を有利に解決するもので、フェライト磁石やネオジム磁
石のような汎用性のある永久磁石を用いた場合に、最高
のフィルタ性能を引き出すことによって、低コストの下
で装置のコンパクト化を可能ならしめた磁気フィルタ装
置を提案することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】発明者らは、これまでに
も磁気フィルタ装置における磁場の強度とフィルタ性能
との関係を明確にすることを目的として、フィルタ性能
に及ぼす各種因子の影響について調査を行ってきたが、
今回、各種因子のフィルタ性能に及ぼす影響を明らかに
することに成功し、これに基づいて安価でかつ高効率の
磁気フィルタ装置を開発したのである。
【0009】すなわち、本発明は、流体の導入口および
排出口を設けた容器内に、強磁性体からなるフィルタ体
を設置し、このフィルタ体を磁化させる永久磁石を、容
器内の流体移動方向に対してほぼ直交する向きに磁力線
が発生するように、容器を挟んで対向に設置してなる磁
気フィルタ装置において、流体のフィルタ通過時間が
0.5秒以上、1.5 秒以内という規制の下で、上記永久磁
石を、その設置間隔L (mm) が永久磁石の残留磁束密度
B(T)との関連で、次式 B×100 ≦L≦B×250 を満足する条件下で設置したことを特徴とする磁気フィ
ルタ装置である。
【0010】本発明において、フィルタ体を磁化させる
永久磁石としては、残留磁束密度が0.4 T以上のものを
用いることが好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体的に説明す
る。まず、本発明の解明経緯について説明する。さて、
フィルタ性能に関する諸因子としては以下の項目が考え
られる。 ・磁石強度 ・磁石間距離 ・フィルタ体の材質と形状 ・流体速度 ・フィルタ体の長さ ・流体の性状
【0012】ここで、フィルタ性能に関する諸因子の実
験に当たり、フィルタ体としては、最も一般的に使用さ
れているフェライト系ステンレス鋼SUS430製の金網(10
mesh、素線:1.0 mmφ) を容器内に充満させることと
し、また流体としては、冷延鋼板の洗浄処理に一般的に
使用されるアルカリ洗浄液を用いた。このアルカリ洗浄
液は、通常、再使用されるものであり、フィルタ通過前
の入側鉄粉濃度としては、60 mass ppm から100 mass p
pm程度のものを使用した。
【0013】また、フィルタ性能については、 鉄粉除去率η=(F−E)/F×100 (%) ここでF:入側鉄粉濃度 E:出側鉄粉濃度 で評価した。ここに、鉄粉除去率ηが60%以上であれ
ば、フィルタ性能は良好といえる。これに対し、鉄粉除
去率ηが60%未満では、後述するように、流体の清浄度
を確保するためにフィルタを循環させる循環流量が増大
し、結局、フィルタ設備が大きくなってしまうため、得
策ではない。なお、フィルタ性能の確認に際し、鉄粉除
去率ηの測定は、フィルタを逆洗後、10分から20分経過
し、安定してフィルタリングが行われている時に、試料
を採取して測定した。
【0014】さらに、永久磁石については、残留磁束密
度Bの大きさが 0.2Tから 0.6T程度の、通常使用され
るフェライト磁石あるいはネオジム磁石を用いた。ま
た、図1(a) に示した、永久磁石の磁石間距離Lは、磁
気フィルタ装置において期待される性能を得る上で非常
に重要な値であることに着目し、この磁石間距離Lを35
mmから 200mmまで変化させて鉄粉除去率ηを測定した。
【0015】図2に、使用した永久磁石の残留磁束密度
B(T)と磁石間距離L(mm)が鉄粉除去率ηに及ぼす
影響について調べた結果を示す。なお、流体のフィルタ
通過時間は 1.0秒とした。同図から明らかなように、永
久磁石の残留磁束密度B(T)と磁石間距離L(mm)
が、次式 L≦250 ×B の関係を満足する場合に、高いフィルタ性能が安定して
得られることが判明した。
【0016】次に、磁石間距離Lを小さくする場合につ
いても検討したが、LがB×100 よりも小さくなると、
鉄粉除去率ηは安定して高い値を維持できるものの、フ
ィルタ断面積があまりにも小さくなってしまうので、循
環流量を確保するために多数のフィルタユニットが必要
となる結果、設備が複雑となり、保守も煩雑になること
の他、設備費の著しい増大を招くことが判明した。
【0017】図3に、実際の圧延後の鋼板のアルカリ洗
浄設備において、鋼板を洗浄する洗浄液の量:約20m3
循環流量:0.2 m3/分として、L/Bを種々に変化させ
た場合におけるフィルタの設備費について調べた結果を
示す。なお、同図では、L/B=150 の場合の設備費を
1.0として、設備費を相対比較した。同図から明らかな
ように、L/Bが小さくなると、フィルタの鉄粉除去性
能は向上するにしても、循環流量を確保するためにフィ
ルタのユニット数を増大させる必要があるため、設備費
は上昇する。特にL/Bが 100未満になると、設備費の
急激な増大を招く。従って、本発明では、図4に示すよ
うに、永久磁石の残留磁束密度Bと磁石間距離Lについ
て、次式 100×B≦L≦250 ×B の関係を満足させることにしたのである。
【0018】なお、上記の実験では、流体のフィルタ入
側における鉄粉濃度を 60 mass ppmから100 mass ppm程
度としたが、通常フィルタは定常的に循環使用されるた
め、循環される流体の清浄度については、鉄粉濃度:30
mass ppm 以下を目標とすることが多い。図5に、実際
の圧延後の鋼板のアルカリ洗浄設備において、鋼板を洗
浄する洗浄液の量:約20m3、フィルタ入側の平均鉄粉濃
度:約150 mass ppmのアルカリ洗浄液の経路に、循環流
量:0.2 m3/分のフィルタを設備し、アルカリ洗浄液の
鉄粉濃度を約20ppm に保持することにした場合の、1ユ
ニット当たりのフィルタ性能(鉄粉除去率η)とフィル
タの設備費との関係について調べた結果を示す。なお、
同図では、鉄粉除去率η=70%の場合の整備費を 1.0と
して、設備費を相対比較した。
【0019】同図に示したとおり、1ユニット当たりの
フィルタの鉄粉除去率ηが60%に満たないと、洗浄液を
所定の清浄度に保持するために必要なフィルタが大掛か
りとなり、設備費の増大を招く。従って、フィルタの鉄
粉除去率ηは60%以上とすることが、設備効率の面から
も得策である。
【0020】次に、フィルタを通過する処理液の流量、
流速および通過時間について調査を行った。処理液の流
速に関しては、100 mm/秒から 300mm/秒まで変化させ
た。またフィルタ通過長さに関しては、50mm,100 mm,
150 mm, 200 mmの4通りで、鉄粉除去率ηの測定を行っ
た。図6に、フィルタ長さAとフィルタ内流体流速vを
示すが、ここで通過時間tは、 t=A/v t:フィルタ通過時間(秒) A:フィルタ長さ (mm) v:フィルタ内流体流速 (mm/秒) で表される。
【0021】上記の調査によれば、フィルタ性能すなわ
ち鉄粉除去率ηは、フィルタの通過時間で整理できるこ
とが判明した。図7に、フィルタ通過時間tと鉄粉除去
率ηとの関係について調べた結果を整理して示す。同図
に示したとおり、いずれの場合も、フィルタ通過時間t
が 0.5秒未満では鉄粉除去率ηが急激に低下し、フィル
タ性能が大幅に低下することが判明した。また、フィル
タ通過時間tが 1.5秒を超えても、鉄粉除去率ηの大幅
な向上は認められなかった。
【0022】次に、図8に、実際の圧延後の鋼板のアル
カリ洗浄設備において、鋼板を洗浄する洗浄液の量:約
20m3、フィルタ入側の平均鉄粉濃度:約150 mass ppmの
アルカリ洗浄液の経路に、循環流量:0.2 m3/分、通過
時間:1.0 秒の時に、鉄粉除去率ηが70%になるような
フィルタを設置して、アルカリ洗浄液の鉄粉濃度を約20
mass ppm に保持することにした場合の、フィルタ通過
時間tとフィルタ設備費との関係について調べた結果を
示す。なお、同図では、フィルタ通過時間t=1.0 秒の
場合の設備費を 1.0として、設備費を相対比較した。同
図に示したとおり、フィルタ通過時間tが 1.5秒を超え
ると、永久磁石の残留磁束密度は少し小さくても、また
磁石間距離が少し広い場合でも、必要な鉄粉除去率は確
保できるものの、洗浄液の清浄度を保持するために必要
なフィルタが結局は大掛かりとなってしまうため、設備
費は増大することが判明した。従って、フィルタ通過時
間tは 1.5秒以内とすることが、設備効率から見ても得
策である。
【0023】上掲図7および図8に示した結果から、フ
ィルタ性能および設備費を考慮した効率的なフィルタ通
過時間tは、0.5 秒から1.5 秒の間であることが判明し
た。そこで、本発明では、流体のフィルタ通過時間を
0.5秒以上、1.5 秒以内に制限したのである。
【0024】
【実施例】図9に示す、実際の洗浄設備において、本発
明の磁気フィルタ装置を用いて洗浄液の清浄化処理を行
った。同図に示したところにおいて、圧延後の鋼板7
は、通常ダンクタンクと呼ばれる粗洗浄タンク8を通過
後、第1ブラシスクラバ9でブラシングされたのち、ク
リーニングタンク10で本洗浄される。ダンクタンク8と
クリーニングタンク10にはそれぞれ、循環タンク11,12
が設置されていて、アルカリ洗浄液を主体とする洗浄液
がポンプ13,14により循環使用されている。本発明の磁
気フィルタ装置15,16には、循環タンク11または12の洗
浄液がポンプ17,18により導入され、洗浄過程で鋼板か
ら除去された鉄粉を、吸着除去している。ここに、クリ
ーニングタンク循環タンク用磁気フィルタ装置16の仕
様、洗浄液のフィルタ通過時間および入側鉄粉濃度を表
1に示す。また、表1には、上記の条件で洗浄液の清浄
化処理を行った後の洗浄液の出側鉄粉濃度および鉄粉除
去率ηについて調べた結果を併記する。
【0025】
【表1】
【0026】同表に示したとおり、本発明に従う磁気フ
ィルタ装置を用いて処理した場合には、鉄粉除去比率η
はいずれも60%以上であり、良好な結果を得ることがで
きた。また、ダンクタンク循環タンク用磁気フィルタ装
置15を本発明の磁気フィルタ装置として浄化処理を行う
場合についても調査したしたところ、良好な結果が得ら
れることが確認された。
【0027】
【発明の効果】かくして、本発明によれば、汎用性の永
久磁石を用いて流体の清浄化処理を行う場合に、最高の
フィルタ性能を発揮されることができ、その結果、低コ
ストで装置のコンパクト化が達成される。また、従来、
洗浄後の連続焼鈍過程において、炉内のロール表面に鋼
板表面の残留鉄粉が付着して、ロールマークという凹凸
欠陥がしばしば発生し、これにより 0.2〜0.5 %程度の
製品歩留りの低下を余儀なくされていたが、本発明の磁
気フィルタ装置を洗浄処理に使用することにより、鉄粉
を強力かつ安定して除去することが可能となり、その結
果、この欠陥を根絶することに成功した。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来の代表的な磁気フィルタ装置の一例を示
した図であって、(a) は断面図、(b) は側面図である。
【図2】 永久磁石の残留磁束密度B(T)と磁石間距
離L(mm)が鉄粉除去率ηに及ぼす影響を示したグラフ
である。
【図3】 磁石間距離と残留磁束密度の比(L/B)と
フィルタ設備費との関係を示したグラフである。
【図4】 良好な鉄粉除去率が得られる永久磁石の残留
磁束密度Bと磁石間距離Lとの関係を示したグラフであ
る。
【図5】 1ユニット当たりのフィルタ性能(鉄粉除去
率η)とフィルタ設備費との関係を示したグラフであ
る。
【図6】 フィルタ長さAとフィルタ内流体流速vを示
した図である。
【図7】 フィルタ通過時間tと鉄粉除去率ηとの関係
を示したグラフである。
【図8】 フィルタ通過時間tとフィルタ設備費との関
係を示したグラフである。
【図9】 本発明を磁気フィルタ装置を設置した洗浄設
備の模式図である。
【符号の説明】
1 容器 2 永久磁石 3 フィルタ 4 バックプレート 5 流体導入口 6 流体排出口 7 鋼板 8 ダンクタンク 9 第1ブラシスクラバ 10 クリーニングタンク 11 ダンクタンク循環タンク 12 クリーニングタンク循環タンク 13 ダンクタンク循環ポンプ 14 クリーニングタンク循環ポンプ 15 ダンクタンク循環タンク用磁気フィルタ装置 16 クリーニングタンク循環タンク用磁気フィルタ装置 17, 18 磁気フィルタ用循環ポンプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上野 直人 東京都千代田区内幸町2丁目2番3号 川 崎製鉄株式会社内 (72)発明者 加藤 克彦 千葉県千葉市中央区川崎町1番地 川崎製 鉄株式会社千葉製鉄所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体の導入口および排出口を設けた容器
    内に、強磁性体からなるフィルタ体を設置し、このフィ
    ルタ体を磁化させる永久磁石を、容器内の流体移動方向
    に対してほぼ直交する向きに磁力線が発生するように、
    容器を挟んで対向に設置してなる磁気フィルタ装置にお
    いて、 流体のフィルタ通過時間が 0.5秒以上、1.5 秒以内とい
    う規制の下で、上記永久磁石を、その設置間隔L (mm)
    が永久磁石の残留磁束密度B(T)との関連で、次式 B×100 ≦L≦B×250 を満足する条件下で設置したことを特徴とする磁気フィ
    ルタ装置。
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