JP2002078803A - 内視鏡用カテーテル及びその製造方法 - Google Patents

内視鏡用カテーテル及びその製造方法

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JP2002078803A
JP2002078803A JP2000270941A JP2000270941A JP2002078803A JP 2002078803 A JP2002078803 A JP 2002078803A JP 2000270941 A JP2000270941 A JP 2000270941A JP 2000270941 A JP2000270941 A JP 2000270941A JP 2002078803 A JP2002078803 A JP 2002078803A
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endoscope
distal end
catheter
flexible tube
end portion
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Teruo Ouchi
輝雄 大内
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Pentax Corp
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Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】先端部分が管路状臓器の分岐部にさしかかった
状態でも問題なく送排液をすることができる内視鏡用カ
テーテルを提供すること。 【解決手段】液が通される可撓性チューブ1の先端部分
1bが先細り状に複数方向から斜めに削ぎ落とされた形
状に形成され、削ぎ落とされずに残った各残留部分の先
端部分1aどうしが固着されて各削ぎ落とし部分1bが
開口している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、内視鏡用カテー
テル及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】内視鏡用カテーテルは、一般に、単純な
可撓性チューブの基端に注射筒等を接続することができ
る口金が取り付けられただけの構成になっており、先端
に円筒状の先端チップが取り付けられたものもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】内視鏡用カテーテル
は、一般に、内視鏡の処置具挿通チャンネルに挿通さ
れ、内視鏡の挿入部先端から突出する先端部分を目標部
位に向けて、送液や排液等を行うために用いられる。
【0004】そして、先端部分が体内臓器の細い管路状
部分に差し込まれる場合も少なくないが、管路が奥へ行
くにしたがって複数に分岐した部分では、図12に示さ
れるようにカテーテル1の先端が分岐壁にぶつかって出
口開口が塞がり、送排液ができなくなってしまう場合が
少なくない。
【0005】そこで本発明は、先端部分が管路状臓器の
分岐部にさしかかった状態でも問題なく送排液をするこ
とができる内視鏡用カテーテルを提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の内視鏡用カテーテルは、液が通される可撓
性チューブの先端部分が先細り状に複数方向から斜めに
削ぎ落とされた形状に形成され、削ぎ落とされずに残っ
た各残留部分の先端部分どうしが固着されて各削ぎ落と
し部分が開口しているものである。なお、複数方向から
の削ぎ落としが、あい異なる大きさで行われていてもよ
い。
【0007】また、本発明の内視鏡用カテーテルの製造
方法は、可撓性チューブの先端部分を径方向に押し潰
し、それによって圧接された部分どうしを固着した後、
可撓性チューブの先端部分を先細り状に軸線方向に対し
て斜めに複数方向から削ぎ落とし、各削ぎ落とし部分を
開口させたものである。なお、可撓性チューブの先端部
分の固着は、可撓性チューブの先端部分自体を加熱、溶
着することにより容易に行うことができる。
【0008】
【発明の実施の形態】図面を参照して本発明の実施例を
説明する。図3は、十二指腸ファイバスコープの処置具
挿通チャンネルを経由して膵胆管内に造影剤を送り込む
ために用いられるカテーテル1を示している。
【0009】カテーテル1は、例えば四フッ化エチレン
樹脂チューブ又はポリエチレン樹脂チューブ等からなる
直径が2mm程度で長さが2m程度の可撓性チューブで
あり、基端側に造影剤注入口金2が取り付けられてい
る。また、腰折れ防止のための芯金が必要に応じて挿通
配置される。
【0010】カテーテル1の先端部分は、図1及び図2
の側面断面図と平面図に拡大図示されるように、先細り
状に180°対称の二方向から斜めに削ぎ落とされた形
状に形成されている(削ぎ落とし部1b)。
【0011】そして、削ぎ落とされずに残った各残留部
分の先端部分1aどうしが固着されて、削ぎ落とし部分
1bが開口した状態に形成されている。したがって、造
影剤注入口金2に注射筒等を接続してカテーテル1内に
造影剤を送り込むと、その造影剤が二箇所の削ぎ落とし
部分1bの開口から放出される。
【0012】このような内視鏡用カテーテルを製造する
際には、まず、図4及び図5の側面図と正面図に示され
るように、カテーテル1の先端部分1aを径方向に押し
潰して圧接させ、その部分を加熱することにより圧接部
分どうしを溶着する。
【0013】次いで、図6に示されるように、カテーテ
ル1の先端近傍を先細り状に180°対称の二方向から
軸線方向に対して斜めに削ぎ落とし、各削ぎ落とし部分
1bが開口するようにすればよい。
【0014】このように構成された実施例の内視鏡用カ
テーテル1は、図7に示されるように、内視鏡の処置具
挿通チャンネルに通されて、先端部分1aが臓器の細い
管路状部分の分岐部まで差し込まれて分岐壁に当接する
状態になっても、180°対称位置に形成された削ぎ落
とし部分1bの開口が塞がらず、造影剤を分岐部より奥
の管路内に送り込むことができる。
【0015】そして、先細り形状に形成されたカテーテ
ル1の先端近傍は柔軟で曲がり易いので、図8に示され
るように、分岐部より先へも容易に押し込んで挿入する
ことができる。
【0016】また、図9に示されるように、カテーテル
1がやっと通過できる程度の細い真っ直ぐな管路状臓器
内においても、削ぎ落とし部分1bに位置する開口が塞
がらないので、どのような位置にあっても造影剤を随時
送り出すことができる。
【0017】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、例えば図10に示されるように、二つの削
ぎ落とし部分1bの大きさを相違させてもよく、図11
に示されるように、削ぎ落とし部分1bを90°間隔で
4方向(又は3方向等)に形成してもよい。
【0018】また、本発明は造影チューブ以外の各種内
視鏡用カテーテルに適用することができる。
【0019】
【発明の効果】本発明の内視鏡用カテーテルによれば、
液が通される可撓性チューブの先端部分を先細り状に複
数方向から斜めに削ぎ落とした形状に形成して、削ぎ落
とされずに残った各残留部分の先端部分どうしを固着し
て各削ぎ落とし部分を開口させたことにより、先端部分
が臓器の管路状部分の分岐部にさしかかって分岐壁に当
接したような状態でも先端開口が塞がらず、どのような
状態でも問題なく送排液をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の内視鏡用カテーテルの
先端部分の側面断面図である。
【図2】本発明の第1の実施例の内視鏡用カテーテルの
先端部分の平面図である。
【図3】本発明の第1の実施例の内視鏡用カテーテルの
全体構成を示す外観図である。
【図4】本発明の第1の実施例の内視鏡用カテーテルの
製造工程を示す側面図である。
【図5】本発明の第1の実施例の内視鏡用カテーテルの
製造工程を示す正面図である。
【図6】本発明の第1の実施例の内視鏡用カテーテルの
製造工程を示す側面断面図である。
【図7】本発明の第1の実施例の内視鏡用カテーテルの
使用状態を例示する先端部分の側面断面図である。
【図8】本発明の第1の実施例の内視鏡用カテーテルの
使用状態を例示する先端部分の側面断面図である。
【図9】本発明の第1の実施例の内視鏡用カテーテルの
使用状態を例示する先端部分の側面断面図である。
【図10】本発明の第2の実施例の内視鏡用カテーテル
の先端部分の側面断面図である。
【図11】本発明の第3の実施例の内視鏡用カテーテル
の先端部分の斜視図である。
【図12】従来の内視鏡用カテーテルの使用状態を示す
先端部分の側面断面図である。
【符号の説明】
1 カテーテル 1a 先端部分 1b 削ぎ落とし部分

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】液が通される可撓性チューブの先端部分が
    先細り状に複数方向から斜めに削ぎ落とされた形状に形
    成され、削ぎ落とされずに残った各残留部分の先端部分
    どうしが固着されて上記各削ぎ落とし部分が開口してい
    ることを特徴とする内視鏡用カテーテル。
  2. 【請求項2】上記複数方向からの削ぎ落としが、あい異
    なる大きさで行われている請求項1記載の内視鏡用カテ
    ーテル。
  3. 【請求項3】可撓性チューブの先端部分を径方向に押し
    潰し、それによって圧接された部分どうしを固着した
    後、上記可撓性チューブの先端部分を先細り状に軸線方
    向に対して斜めに複数方向から削ぎ落とし、上記各削ぎ
    落とし部分を開口させたことを特徴とする内視鏡用カテ
    ーテルの製造方法。
  4. 【請求項4】上記可撓性チューブの先端部分の固着が、
    上記可撓性チューブの先端部分自体を加熱、溶着させて
    行われている請求項3記載の内視鏡用カテーテルの製造
    方法。
JP2000270941A 2000-09-07 2000-09-07 内視鏡用カテーテル及びその製造方法 Withdrawn JP2002078803A (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5790150U (ja) * 1980-11-26 1982-06-03
JPH0246865A (ja) * 1988-06-22 1990-02-16 John M Evans 硬膜外カテーテルおよびその製造方法
JPH09501337A (ja) * 1993-08-11 1997-02-10 メドープロ・デザイン,インコーポレイテッド トリプルルーメンカテーテル

Patent Citations (3)

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