JP2002078560A - 自動車シート用ヘッドレストカバー - Google Patents

自動車シート用ヘッドレストカバー

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JP2002078560A
JP2002078560A JP2000274051A JP2000274051A JP2002078560A JP 2002078560 A JP2002078560 A JP 2002078560A JP 2000274051 A JP2000274051 A JP 2000274051A JP 2000274051 A JP2000274051 A JP 2000274051A JP 2002078560 A JP2002078560 A JP 2002078560A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ヘッドレストの様相を大きく変えないで体裁
も良好に保て、着座乗員が頭を暫時掛けるものとして手
軽に使用可能で、支持安定性と共に、クッション性の良
好なヘッドレストカバーを構成する。 【解決手段】 主に、汚れ防止用として自動車シートの
ヘッドレストHに被着するヘッドレストカバーで、着座
乗員Hの支持面を頭から首の背部近傍に迫り出すクッシ
ョン体を収納袋に装填したクッションパッド1をカバー
本体2の前部側に装備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主に、汚れ防止用
として自動車シートのヘッドレストに被着されるヘッド
レストカバーに係り、乗員の着座姿勢における頭から首
に掛る負担を軽減できるよう改良した自動車シート用ヘ
ッドレストカバーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車シートは、図15で示す
ように通常の着座姿勢で乗員Aの後頭部からヘッドレス
トHとの間に10cm程度の間隔Wを隔て、乗員Aの後
頭部が前方に位置するよう、ヘッドレストHをヘッドレ
ストステーSでシートバックBの上部側に立付け装備す
ることにより構成されているのが通常である。
【0003】その着座姿勢では、通常、乗員の頭から首
は背後側からヘッドレストで支持されない。この着座姿
勢で短時間の運転ならば然程支障がないものの、長時間
の運転になると、乗員の頭から首に負担が掛って疲労感
を与える。その負担を軽減するべく、一般道では信号に
よる停車時等に頭をヘッドレストに暫時掛けるようなこ
ともできる。然し、頭をヘッドレストに掛けた姿勢では
前方が見難いため、高速道路における走行時等には行え
ない。
【0004】従来、着座乗員の支持面を頭から首の背部
近傍に迫り出させるヘッドレストの装備品としては、ム
チウチ軽減用座席枕が提案されている(特開平10―2
58667号)。
【0005】その座席枕は、弾性に富んで衝撃を吸収す
る緩衝材を布袋に装填した枕部を主体にヘッドレストの
前部側に装備するものとして提案されている。これは着
座乗員が頭を暫時掛けるものとして用い得るが、ムチウ
チ軽減用として横幅をヘッドレストよりも左右に長く、
紐やバンドによりヘッドレストに取り付けるものとして
提案されていることから、ヘッドレスト常備用としては
体裁上好ましくない。
【0006】また、ヘッドレストの上部より全体に嵌り
合う逆U字状の凹部を設けた発泡フォーム体で本体部を
形成し、空気抜き用の小孔と頭部当て用の当接板とを設
けたジャバラを本体部の凹部より前側の内部に収容する
ことにより構成する衝撃吸収枕も提案されている(特開
平11―262425号)。
【0007】その衝撃吸収枕も、着座乗員が頭を暫時掛
けるものとして用い得る。然し、ヘッドレストの上部よ
り全体に被着する全体のホールド性を持たせるよう発泡
フォーム体を肉厚なものに形成しなければならないた
め、ヘッドレストよりも極めて大型なものとなり、フロ
ントシート用としては後部乗員の視界を遮りしかも大型
なものであるから体裁上も好ましくない。また、ヘッド
レストの形状に合わせて凹部を形成しなければならない
ため、汎用性にも欠ける。
【0008】その他に、リンクバー,カム板,係ピン等
の各部材から組み立てられる前倒機構をヘッドレストの
内部でヘッドレストステーの軸上端側に装備し、この前
倒機構によりヘッドレストの全体を通常の立付け姿勢か
ら前倒し可能に構成するヘッドレストも提案されている
(特開平11―348630号)。
【0009】そのヘッドレストでも、全体を前倒し姿勢
にすれば、着座乗員が頭を暫時掛けるものとして用い得
る。然し、複雑な機構を備えなければならないため、高
価なものになり、また、必要毎に方向換え操作しなけれ
ばならないから、走行中の咄嗟な使用に対応するのは難
しい。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、主に、汚れ
防止用として自動車シートのヘッドレストに被着される
ヘッドレストカバーに着目し、ヘッドレストの様相を大
きく変えないで体裁も良好に保て、着座乗員が頭を暫時
掛けるものとして手軽に使用可能な自動車用ヘッドレス
トカバーを提供することを目的とする。
【0011】また、本発明は着座乗員が頭を暫時掛ける
ものとして手軽に使用可能で、支持安定性と共に、クッ
ション性の良好な自動車用ヘッドレストカバーを提供す
ることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
自動車用ヘッドレストカバーにおいては、着座乗員の支
持面を頭から首の背部近傍に迫り出させるクッション体
を収納袋に装填したクッションパッドをカバー本体の前
部側に装備することにより構成されている。
【0013】本発明の請求項2に係る自動車用ヘッドレ
ストカバーにおいては、クッションフォームを外層と
し、弾性復元可能な繊維綿を内層としたクッション体を
備えることにより構成されている。
【0014】本発明の請求項3に係る自動車用ヘッドレ
ストカバーにおいては、迫出し量の調整用として嵩高調
整可能な繊維綿を収納袋より出入れ可能に収容したクッ
ションパッドを装備することにより構成されている。
【0015】本発明の請求項4に係る自動車用ヘッドレ
ストカバーにおいては、クッションフォームを外層と
し、迫出し量の調整用としてエアーの出入れ可能なエア
ー袋を内層としたクッション体を備え、そのクッション
体を収納袋に装填したクッションパッドを装備すること
により構成されている。
【0016】本発明の請求項5に係る自動車用ヘッドレ
ストカバーにおいては、開閉可能なポケット部を前側部
の内側に設けたカバー本体を備え、クッションパッドを
ポケット部に装填させてカバー本体の前部側に装備する
ことにより構成されている。
【0017】本発明の請求項6に係る自動車用ヘッドレ
ストカバーにおいては、クッション体をカバー本体と同
材質で形成した外装袋に装填したクッションパッドを備
え、そのクッションパッドを貼合せファスナーでカバー
本体の前部側に着脱可能に装備することにより構成され
ている。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図示実施の形態に基づいて
説明すると、図示実施の形態にはヘッドレストステー付
のヘッドレスト仕様として図2〜図4並びに図7〜図1
0で示すクッションパッド内蔵タイプのものと、図1
1,図12で示すクッションパッドの外付けタイプのも
のが挙げられ、また、ハイバックシート仕様として図1
3,図14で示すものが挙げられている。
【0019】この基本形態としては、図1で示すように
着座乗員Aの支持面を頭から首の背部近傍に迫り出させ
るクッションパッド1をカバー本体2の前部側に装備
し、ヘッドレストステーSでシートバックBの上部側に
立付け装備され、また、ハイバックシートのヘッドレス
トHに対し、主に、汚れ防止用として被着されるヘッド
レストカバーを構成するものである。
【0020】図2で示す実施の形態は、クッションパッ
ド1の内蔵タイプで、カバー本体2がヘッドレストの全
体を被包するフルカバー型のものとして構成されてい
る。そのヘッドレストカバーは、後述するようにクッシ
ョン体を収納袋に装填したクッションパッド1(鎖線参
照)を備え、このクッションパッド1をカバー本体2
(一点鎖線参照)の内部に備え付けることにより構成さ
れている。
【0021】そのクッションパッド1としては、図3で
示すようにクッションフォーム100を外層とし、弾性
復元可能な繊維綿101を内層とする複層構造のクッシ
ョン体10を収納袋102に装填したものが備え付けら
れている。
【0022】そのクッション体10には、所定の厚みを
有するポリウレタンフォーム100aを主体とし、ナイ
ロンハーフ100bを外面側にラミネートしたクッショ
ンフォーム100が外層として用いられている。また、
弾性復元可能な繊維綿101にはシリコン樹脂を付着し
たポリエステル綿等が内層として用いられている。
【0023】そのクッション体10は、クッションフォ
ーム100を袋状に形成し、繊維綿102をクッション
フォーム100の内部に出入れ可能に収容すると共に、
貼合せファスナー104a,104bで開閉可能な収納
袋103に装填することにより略横長な四方形を呈する
よう形成されている。
【0024】そのクッション体10においては、迫出し
量の調整用として嵩高調整可能な繊維綿101を貼合せ
ファスナー103a,103bで開閉可能な収納袋10
2より出入れ可能に備え付けられる。この繊維綿101
の嵩高を増減することから、着座乗員の支持面を背部近
傍に迫り出させる度合いを個人差により容易に調整でき
る。
【0025】その弾性復元可能な繊維綿101によるク
ッション体に代えて、図4で示すようにクッションフォ
ーム100を外層とし、エアー袋110を内層とするク
ッション体10も備え付けられる。この場合には、引出
し可能な埋込み式のエアーパイプ111をエアー袋11
0に設け、着座乗員の支持面を背部近傍に迫り出させる
度合いを個人差により空気量で調整可能なエアー袋11
0を備え付けられる。
【0026】カバー本体2は、材料的には通常の布地に
より、一般的なヘッドレストカバーと同様にを形成すれ
ばよい。その布地としては、織布,編布,レース地等の
いずれでもよい。このカバー本体2は、図5,図6で示
すようにフルカバー型のものとして、前面部20から後
面部21を含む全体を袋状に形成すればよい。後面部2
1は貼合せファスナー22a,22bを合わせ面に取り
付けて開閉可能に形成し、下部側にはヘッドレストステ
ーを通す開口部23を設ければよい。
【0027】そのカバー本体2は、図2で示すようにポ
ケット部11がクッションパッド1の内蔵用として前面
部20の内側に設けられている。このポケット部11
は、通常の布地から袋部11aと蓋部11bとを連続さ
せて前面部20の内側に縫い付け、貼合せファスナー1
2a,12bを袋部11aの開放縁と蓋部11bの内面
とに取り付けることにより開閉可能に形成されている。
【0028】なお、このフルカバー型のものにおいて、
エアーパイプ111を有するエアー袋110に対応して
はエアーパイプ111の出入れ穴(図示せず)を袋部1
1a,カバー本体2の側部等に連通するよう設ければよ
い。
【0029】このように構成するヘッドレストカバーで
は、図1で示すように着座乗員Aの支持面を頭から首の
背部近傍に迫り出させるクッションパッド1を備えて
も、通常のヘッドレストカバーと同様な様相を呈するこ
とにより、主に、汚れ防止用としてヘッドレストステー
SでシートバックBの上部側に立付け装備されるヘッド
レストHに対して被着するよう用いられる。
【0030】そのヘッドレストカバーでは、着座乗員A
の支持面が頭から首の背部近傍に迫り出するため、補助
者を含めて運転者が頭を暫時掛けるものとして簡便に使
用できると共に、運転者が頭を掛けても前方視野を確実
に確保でき、また、着座乗員Aの支持面が頭から首に常
に接しないよう迫出し度合い設定することにより圧迫感
を与えるのも避けられる。
【0031】そのヘッドレストカバーにおいては、クッ
ションフォーム100を外層とし、弾性復元可能な繊維
綿101またはエアー袋110を内層とする複層構造の
クッション体10を備えることにより、クッションフォ
ーム100による接触感の柔らかさと、繊維綿101ま
たはエアー袋110による弾性並びに保形性とから適度
なクッション性を発揮できる。
【0032】それに加えて、迫出し量の調整用として嵩
高調整可能な繊維綿101を収納袋102より出入れ可
能に備え、また、エアー量調整可能なエアー袋110を
備えることにより、着座乗員の支持面が頭から首に常に
接しないよう迫出し度合い設定することを含め、着座乗
員の支持面を背部近傍に迫り出させる度合いを個人差に
より容易に調整できる。
【0033】上述した実施の形態は、クッションパッド
1の内蔵タイプで、カバー本体2がヘッドレストの全体
を被包するフルカバー型のものとして構成したが、図
7,図8乃至は図9,図10で示すようにヘッドレスト
の胴回りを被うセンターカバー型としても構成できる。
このいずれの場合も、クッションパッドの収容ポケット
部11を前面部20の内側に設けることによりクッショ
ンパッドの内蔵タイプとして構成できる。以下、フルカ
バー型のものと共通の構成部は同じ符号を用いて示す。
【0034】図7,図8で示す実施の形態は、カバー本
体2がヘッドレストステーの一本タイプに対応できるよ
う形成されている。このカバー本体2には、図7で示す
ように前面部20並びに後面部21から外方に伸びる左
右一対の掛止め舌片24a,24b、25a,25bを
夫々設けると共に、貼合せファスナー22a,22bを
各掛止め舌片24a,24b、25a,25bの相対面
に取り付けることにより、図8で示すように一本のヘッ
ドレストステーを開放部23に挿通させてヘッドレスト
の胴回りを被うよう形成できる。
【0035】図9,図10で示す実施の形態は、カバー
本体2がヘッドレストステーの二本タイプに対応できる
よう形成されている。このカバー本体2には、図9で示
すように前面部20並びに後面部21の各中央から外方
に伸びる掛止め舌片24a,24bを夫々設けると共
に、貼合せファスナー22a,22bを各掛止め舌片2
4a,24bの相対面に取り付けることにより、図10
で示すように二本のヘッドレストステーを掛止め舌片2
4a,24bの両側に挿通させてヘッドレストの胴回り
を被うよう形成できる。
【0036】そのヘッドレストの胴回りを被うセンター
カバー型のものでは、図9,図10で示す実施の形態の
ように片側の貼合せファスナー22a,22cを直列的
に複数取り付けることにより、ヘッドレストの胴回り寸
法に合わせて密着させて被包装備するようにできる。
【0037】上述したクッションパッド1の内蔵タイプ
のものの他に、図11,図12で示すようにクッション
パッドの外付けタイプとしても構成できる。この場合に
は、クッションパッド1はクッション体10をカバー本
体2と同材質で形成した外装袋13に装填するよう形成
し、貼合せファスナー14a,14bを下部開放口15
の相対面に取り付けることにより開閉可能な外装袋13
を備えるよう構成すればよい。
【0038】カバー本体2としては、図10で示す実施
の形態と同じタイプのものを例示するが、上述したフル
カバータイプのものを含めていずれのものにも形成でき
る。このクッションパッドの外付けタイプのものでは、
貼合せファスナー22a,22bをクッションパッド1
の背面並びにカバー本体2の前面に各々取り付ければよ
い。
【0039】その形態でも、通常のヘッドレストカバー
と同様に、ほぼ様相を変えないで汚れ防止用としてヘッ
ドレストステーSでシートバックBの上部側に立付け装
備されるヘッドレストHに対して被着できると共に、補
助者を含めて運転者が頭を暫時掛けるものとして簡便に
使用できる。なお、クッション体10としては図3並び
に図4で示すいずれのものでも装填できる。
【0040】図13,図14で示す実施の形態は、ハイ
バックシート仕様のヘッドレスト用として形成されてい
る。そのカバー本体2は、両裾部24a,24bを含め
て前面部20から後面部21に亘ってほぼ同幅に形成さ
れている。このカバー本体2においては、貼合せファス
ナー22a,22a’を先端寄りに取り付けた綿テープ
26a,26bを片裾部24bの両側縁に備えると共
に、それに相対する縦長な貼合せファスナー22b,2
2b’を他裾部24aの縁寄り面内に取り付けることに
より形成されている。
【0041】そのヘッドレストカバーでは、綿テープ2
6a,26bの貼合せファスナー22a,22a’と、
裾部24aの貼合せファスナー22b,22b’とから
ハイバックシートのヘッドレストに着脱可能に装備でき
る。このヘッドテストカバーは、ポケット部11を設け
てクッションパッド1の内蔵タイプのものに構成した
が、クッションパッドの外付けタイプのものにも構成で
きる。また、ヘッドレストの高さに応じては裾部24a
を内側に折り返すことにより長さLを調整すればよい。
【0042】
【発明の効果】以上の如く、本発明の請求項1に係る自
動車用ヘッドレストカバーに依れば、着座乗員の支持面
を頭から首の背部近傍に迫り出させるクッション体を収
納袋に装填したクッションパッドをカバー本体の前部側
に装備することにより、通常のヘッドレストと同様な様
相で、主に、汚れ防止用としてヘッドレストに被着する
ことができる。
【0043】それに加えて、着座乗員の支持面を頭から
首の背部近傍に迫り出させるため、補助者を含めて運転
者が頭を暫時掛けるものとして簡便に使用できると共
に、運転者が頭を掛けても前方視野を確実に確保でき、
また、着座乗員の支持面が頭から首に常に接しないよう
迫出し度合い設定できて圧迫感を与えるのも避けられる
よう装備することができる。
【0044】本発明の請求項2に係る自動車用ヘッドレ
ストカバーに依れば、クッションフォームを外層とし、
弾性復元可能な繊維綿を内層とするクッション体を収納
袋に装填したクッションパッドを装備することにより、
クッションフォームによる接触感の柔らかさと、繊維綿
による弾性並びに保形性とから適度なクッション性を発
揮でき、座者の頭を掛ける心地良さと共に、ムチウチ防
止対策としても有効に装備することができる。
【0045】本発明の請求項3に係る自動車用ヘッドレ
ストカバーに依れば、迫出し量の調整用として嵩高調整
可能な繊維綿を収納袋より出入れ可能に収容したクッシ
ョン体を備えることにより、着座乗員の支持面が頭から
首に常に接しないよう迫出し度合い設定することを含
め、着座乗員の支持面を背部近傍に迫り出させる度合い
を個人差により容易に調整可能に装備することができ
る。
【0046】本発明の請求項4に係る自動車用ヘッドレ
ストカバーに依れば、クッションフォームを外層とし、
迫出し量の調整用としてエアーの出入れ可能なエアー袋
を内層に備えたクッションパッドを装備することによ
り、クッションフォームによる接触感の柔らかさと、エ
アー袋による弾性並びに保形性とから適度なクッション
性を発揮でき、また、上述したと同様に着座乗員の支持
面が頭から首に常に接しないよう迫出し度合い設定する
ことを含め、着座乗員の支持面を背部近傍に迫り出させ
る度合いを個人差により容易に調整可能に装備すること
ができる。
【0047】本発明の請求項5に係る自動車用ヘッドレ
ストカバーに依れば、開閉可能なポケット部を前側部の
内側に設けたカバー本体を備え、クッションパッドをポ
ケット部に装填させてカバー本体の前部側に装備するこ
とにより、クッションパッドを内蔵することにより、通
常のヘッドレストカバーと同様の様相としてヘッドレス
トを被包することができる。
【0048】本発明の請求項6に係る自動車用ヘッドレ
ストカバーに依れば、クッション体をカバー本体と同材
質で形成した外装袋に装填したクッションパッドを備
え、そのクッションパッドを貼合せファスナーでカバー
本体の前部側に着脱可能に装備することにより、通常の
ヘッドレストカバーと同様にほぼ様相を変えないでヘッ
ドレストを被包できると共に、クッションパッドを装備
するようにできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るヘッドレストカバーを着座乗員と
の相対位置により示す説明図である。
【図2】本発明の一例に係るフルカバータイプでクッシ
ョンパッドの内蔵型ヘッドレストカバーを示す側断面図
である。
【図3】本発明に係るヘッドレストカバーに備え付けら
れるクッションパッドの一例を示す側断面図である。
【図4】本発明に係るヘッドレストカバーに備え付けら
れるクッションパッドの別の例を示す側断面図である。
【図5】図2のフルカバータイプに形成するヘッドレス
トカバーのカバー本体を示す展開斜視図である。
【図6】図2のフルカバータイプに形成するヘッドレス
トカバーのカバー本体を示す組立斜視図である。
【図7】本発明に係るセンターカバータイプに形成する
ヘッドレストカバーのカバー本体を示す展開斜視図であ
る。
【図8】図7のセンターカバータイプに形成するヘッド
レストカバーのカバー本体を示す組立斜視図である。
【図9】本発明別の例に係るセンターカバータイプに形
成するヘッドレストカバーのカバー本体を示す展開斜視
図である。
【図10】図9のセンターカバータイプに形成するヘッ
ドレストカバーのカバー本体を示す組立斜視図である。
【図11】本発明に係るクッションパッド外付け型に形
成するヘッドレストカバーのクッションパッドを示す斜
視図である。
【図12】図11のクッションパッドを装備するカバー
本体を示す組立斜視図である。
【図13】本発明に係るハイバックシート仕様のヘッド
レスト用ヘッドレストカバーを示す展開斜視図である。
【図14】図13で示すヘッドレストカバーを示す組立
斜視図である。
【図15】一般例に係る自動車シートにおける座者の着
座姿勢を示す説明図である。
【符号の説明】
1 クッションパッド 10 クッション体 100 クッションフォーム 101 繊維綿 110 エアー袋 102 クッション体の収納袋 11 ポケット部 12a,12b ポケット部の貼合せファスナ
ー 13 クッションパッドの外装袋 2 カバー本体 20 カバー本体の前面部 22a,22b カバー本体の貼合せファスナ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主に、汚れ防止用として自動車シートの
    ヘッドレストに被着されるヘッドレストカバーにおい
    て、着座乗員の支持面を頭から首の背部近傍に迫り出さ
    せるクッション体を収納袋に装填したクッションパッド
    をカバー本体の前部側に装備してなることを特徴とする
    自動車シート用ヘッドレストカバー。
  2. 【請求項2】 クッションフォームを外層とし、弾性復
    元可能な繊維綿を内層とするクッション体を収納袋に装
    填したクッションパッドを装備してなることを特徴とす
    る請求項1に記載の自動車シート用ヘッドレストカバ
    ー。
  3. 【請求項3】 迫出し量の調整用として嵩高調整可能な
    繊維綿を収納袋より出入れ可能に収容したクッション体
    を備えてなることを特徴とする請求項2に記載の自動車
    シート用ヘッドレストカバー。
  4. 【請求項4】 クッションフォームを外層とし、迫出し
    量の調整用としてエアーの出入れ可能なエアー袋を内層
    としたクッション体を備え、そのクッション体を収納袋
    に装填したクッションパッドを装備してなることを特徴
    とする請求項1に記載の自動車シート用ヘッドレストカ
    バー。
  5. 【請求項5】 開閉可能なポケット部を前側部の内側に
    設けたカバー本体を備え、クッションパッドをポケット
    部に装填させてカバー本体の前部側に装備してなること
    を特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の自動車シ
    ート用ヘッドレストカバー。
  6. 【請求項6】 クッション体をカバー本体と同材質で形
    成した外装袋に装填したクッションパッドを備え、その
    クッションパッドを貼合せファスナーでカバー本体の前
    部側に着脱可能に装備してなることを特徴とする請求項
    1〜4のいずれかに記載の自動車シート用ヘッドレスト
    カバー。
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