JP3035891U - 自動車座席載せ置き用クッション - Google Patents

自動車座席載せ置き用クッション

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JP3035891U
JP3035891U JP1996010222U JP1022296U JP3035891U JP 3035891 U JP3035891 U JP 3035891U JP 1996010222 U JP1996010222 U JP 1996010222U JP 1022296 U JP1022296 U JP 1022296U JP 3035891 U JP3035891 U JP 3035891U
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seat
cushion
backrest
cushion body
tape
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JP1996010222U
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Inventor
正則 大久保
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ダイショウ産業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サイドエアバッグの飛び出しを阻害せず、し
かも各種高さの異なる座席背凭れを備える座席に汎用的
に装着し得る自動車座席載せ置き用クッションを提供す
る。 【解決手段】 サイドエアバッグ6を装備する自動車座
席に載せ置かれるクッションであって、一定の厚みと重
さを有する座部用クッション体4と、この座部用クッシ
ョン体4に対し折り曲げ可能に取付けられた背凭れ用ク
ッション体5とからなり、背凭れ用クッション体5の上
端部には、座席ヘッドレスト82の背面側へそれぞれ対
向状に周回して開放可能に結合することで、座部用クッ
ション体4及び起立状態の背凭れ用クッション体5を座
席適正位置に保持する2本のテープ状固定紐1、1aを
配備したことを特徴としている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、サイドエアバッグを搭載する自動車座席に載せ置いて使用される 自動車座席載せ置き用クッションに関する。
【0002】
【従来の技術】
図5は、従来の自動車座席載せ置き用クッションを示す斜視図である。 この自動車座席載せ置き用クッションは、所謂ダブルクッションと称されるもの で、一定の厚みと硬さと重さを有する座部用クッション体4と背凭れ用クッショ ン体5とから成る。クッション体4、5は、例えば袋状の表装カバー体内にウレ タンフォーム、スプリング、パーム等の一定厚みを有する弾性体が内装されてい る。座部用クッション体4と背凭れ用クッション体5は、一体連続状に形成され るものと、結び紐等を介して一体に取付けられる構造のものとがあり、いずれの 場合も背凭れクッション体5が起立状態となり得るように設定されている。 また、背凭れ用クッション体5の上部と下部には、一定幅のゴム紐51、52 が取付けられている。上・下ゴム紐51、52は、一端をクッション体5の一辺 に止着し、他端を他辺に止着して、座席背凭れ8の背面にゴム紐51、52を周 回接面させることで、背凭れ用クッション体5の倒伏を阻止している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
近年、自動車のフロント側座席の背凭れ8の側面襠部81には、サイドエアバ ッグ(衝撃により飛び出す衝撃緩衝装置)6が配備してある。車体に衝撃が加わ ると、襠部81の蓋板61が開放し、内部のサイドエアバッグ6が外方へ飛び出 すようになっている。 従来の自動車座席載せ置き用クッションでは、背凭れ用クッション体5の起立 状態を保持するために配備される上・下ゴム紐51、52が、座席背凭れ8の側 面襠部81の外面に接面している。従って、側面襠部(蓋板61)81を押さえ るゴム紐51、52の存在が、サイドエアバッグ6の蓋板61の開放を阻害する こととなり、サイドエアバッグ6の飛び出しを邪魔するため、使用に耐え得ない 不利がある。
【0004】 仮に、実開平61ー199267号のシート保護マットのように、背凭用クッ ション体の上部に断面「コ」字状の取付け部(窓孔状取付け部)を突設し、この 窓孔内に、ヘッドレストのステー(脚部)を挿入することで、背凭れ用クッショ ン体の倒伏を阻止する方式も考えられる。この場合は、座席背凭れの側面襠部( サイドエアバッグの蓋板)の外面を遮るものはない。従って、サイドエアバッグ の飛び出しの阻害は克服し得る。しかし、この取付け部(窓孔)の長さは、固定 であり、長さ調整は不可能となっている。一方、座席背凭れの高さ(上下方向の 長さ)は、各車種によりまちまちである。従って、背凭れ用クッション体の高さ に比し、座席背凭れの高さが高い場合には、座部用クッション体が吊り上げられ 、座席座部に接面し得ない等の不利がある。
【0005】 この考案は、以上のような課題を解消させ、サイドエアバッグの飛び出しを阻 害せず、しかも各種高さの異なる座席背凭れを備える座席に汎用的に装着使用し 得る自動車座席載せ置き用クッションを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成させるために、この考案の自動車座席載せ置き用クッションは 、次のような構成としている。 自動車座席載せ置き用クッションは、サイドエアバッグを装備する自動車座席 に載せ置かれるクッションであって、一定の厚みと重さを有する座部用クッショ ン体と、この座部用クッション体に対し折り曲げ可能に取付けられた背凭れ用ク ッション体とからなり、背凭れ用クッション体の上端部には、座席ヘッドレスト の背面側へそれぞれ対向状に周回して開放可能に結合することで、座部用クッシ ョン体及び起立状態の背凭れ用クッション体を座席適正位置に保持する2本のテ ープ状固定紐を配備したことを特徴としている。
【0007】 このような構成を有する自動車座席載せ置き用クッションでは、背凭れ用クッ ション体の上端部に、先端部が自由端である2本のテープ状固定紐を配備してい る。背凭れ用クッション体を座席背凭れに載せ置き、2本のテープ状固定紐をそ れぞれ座席ヘッドレストの背面側へ回し、両紐の先端部をヘッドレストの背面下 部で結合(例えば締結)する。これにより、背凭れ用クッション体の前方向への 倒伏が阻止される。更に、この状態において、サイドエアバッグが配備される背 凭れ側面襠部の外面は、完全に露出しており、サイドエアバッグ(蓋板)の飛び 出しを阻害しない。
【0008】 また、2本のテープ状固定紐の結合(締結)の度合いを調整することで、つま り2本のテープ状固定紐の周回長さを調整することで、座席に対する座部用クッ ション体及び背凭れ用クッション体を適正位置に保持し得る。例えば、座席背凭 れ高さが高く、背凭れ用クッション体の高さが低い場合、2本のテープ状固定紐 の周回長さ(結び部分)を調整することで、背凭れ用クッション体に一体に連続 する座部用クッション体が座席座部に対し浮き上がることがなく、座部に対し適 正な接面状態で載せ置くことが出来る。
【0009】
【考案の実施の形態】
以下、図面に基づき本考案に係る自動車座席載せ置き用クッションの具体的な 実施の形態を説明する。
【0010】 図1は、この考案の自動車座席載せ置き用クッションを示す斜視図である。 自動車座席載せ置き用クッションは、座部用クッション体4と背凭れ用クッショ ン体5とから成る。 背凭れ用クッション体(座部用クッション体4)5は、いずれも布帛、皮革等の 表装布(或いはメッシュ状表装布)51(41)の内部に、ウレタンフォーム、 スプリング、パーム等の弾性芯体を配備した一定の厚みと硬さと重さを有する。 背凭れ用クッション体5は、座部用クッション体4に対し折り曲げ可能に設定し てある。
【0011】 この考案の特徴は、背凭れ用クッション体5の上端部に2本のテープ状固定紐 1、1aを配備した点にある。 テープ状固定紐1、1aは、布帛、皮革、ポリプロピレン等により、一定幅、 長さを有するように設定してある。2本のテープ状固定紐1、1aは、それぞれ 一定間隔を開いて、一端を上記背凭れ用クッション体5の上端部に止着(縫着) してあり、他端部は自由端となっている。この2本のテープ状固定紐1、1aは 、座席背凭れ8の上部に配置されるヘッドレスト82の背面82a側へ、それぞ れ対向状に周回させ、紐1、1aの先端部を結合するようになっている。
【0012】 図3は、テープ状固定紐1に係合部2を設け、テープ状固定紐1aに係合受け 部3を配備した状態を示す要部拡大斜視図である。 係合部2は、テープ状固定紐1の面内であって先端部側に単一のフック21を 縫着して構成している。また、係合受け部3はテープ状固定紐1aの面内であっ て先端部側に、一定の間隔を開いた複数の止め金31を縫着して構成している。 複数の止め金31の一つを選んで、フック21を係合させることで、2本のテ ープ状固定紐1、1aの周回長さ(結合長さ)を調整し得る。
【0013】 図4は、係合部2、係合受け部3の他の実施の形態を示す要部拡大側面図であ る。 この実施の形態で示す係合部2は、ループ状繊維群22であり、係合受け部3 は鈎状繊維群32である、所謂面ファスナー(起毛布帛)が使用されている。 ループ状繊維群2は、テープ状固定紐1の面内であって先端部側へ比較的長尺 に縫着され、鈎状繊維群32はテープ状固定紐1aの面内であって先端部側へ比 較的短尺に縫着される。 ループ状繊維群22の長さ適所に、鈎状繊維群32を押しつけ係合させること で、一対のテープ状固定紐1、1aの周回長さ(結合長さ)を調整し得る。
【0014】 このような構成を有する自動車座席載せ置き用クッションを、自動車フロント 側座席(座部7、背凭れ8)に装着するに際しては、座部用クッション体4を座 席の座部7に載せ置く。座部用クッション体4が座部7に接面した状態で、背凭 れ用クッション体5を背凭れ8に接面させる。この状態を保持して、一対のテー プ状固定紐1、1aをそれぞれ座席のヘッドレスト(ヘッドレストの2本の脚部 82b、82b)82の背面側へ対向状に掛け回す。そして、テープ状固定紐1 、1aの先端部を結合させる。つまり、固定紐1、1aの自由端である先端部を 結ぶ(図2参照)。これにより、座部用クッション体4が座部7に適正に接面し た状態のまま、背凭れ用クッション体5の起立状態が保持され倒伏する虞れがな い。 従って、仮に、背凭れ用クッション体5の高さ(上下方向の長さ)が、座席背 凭れ8の高さ(上下方向の長さ)に比し、相当程度短い場合であっても、テープ 状固定紐1、1aの結合位置(結び結合部1b)を調整することで、座部用クッ ション体4が座部7から浮き上がる等の不利が解消される。つまり、2本のテー プ状固定紐1、1aの結合位置の調整で、固定紐の周回長さを調整し得、高低ま ちまちな座席に汎用的に使用し得る。
【0015】 また、第2の実施の形態(図3参照)、及び第3の実施の形態(図4参照)で は、座部用クッション体4が座部7に接面した状態で、背凭れクッション体5の 上端とヘッドレスト82との間の高さ距離に応じて、係合部(止め金21或いは ループ状繊維群22)2と、係合受け部(フック31或いは鈎状繊維群32)3 とを係合(結合)させることで、一対の固定紐1、1aの周回長さ調整ができ、 背凭れ8のまちまちな高さに汎用的に対応し得る。
【0016】 座席背凭れ8に背凭れ用クッション体5を載せ置いた状態において、背凭れ8 の側面襠部81には、クッション体5の部材は一切存在せず、側面襠部81は完 全に露出した状態となっている。従って、側面襠部81に配備されるサイドエア バッグ(蓋板61)6の飛び出しは全く阻害されることがない(図1参照)。
【0017】
【考案の効果】 この考案では、以上のように、サイドエアバッグを装備する自動車座席に載せ 置かれるクッションであって、一定の厚みと重さを有する座部用クッション体と 、この座部用クッション体に対し折り曲げ可能に取付けられた背凭れ用クッショ ン体とからなり、背凭れ用クッション体の上端部には、座席ヘッドレストの背面 側へそれぞれ対向状に周回して開放可能に結合することで、座部用クッション体 及び起立状態の背凭れ用クッション体を座席適正位置に保持する2本のテープ状 固定紐を配備することとしたから、座席に対しクッションを載せ置いた際、背凭 れの側面襠部にはクッション取付け用部材は一切存在しない。つまり、側面襠部 は完全に露出している。従って、側面襠部に配備されるサイドエアバッグ(蓋板 の開放)の飛び出しは阻害される虞れが全くない。 また、車種によりまちまちな高さを有する背凭れに対し、一対のテープ状固定 紐の周回結合長さを調整することで、座部用クッション体を座部に対し適正に接 面させることが出来、各種背凭れに汎用的に使用し得る等、考案目的を達成した 優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動車座席載せ置き用クッションを示す斜視図
である。
【図2】座席に載せ置いたクッションの背面側を示す説
明図である。
【図3】一対のテープ状固定紐の係合手段を示す拡大斜
視図である。
【図4】一対のテープ状固定紐の他の係合手段を示す拡
大説明図である。
【図5】従来の自動車座席載せ置き用クッションを示す
斜視図である。
【符号の説明】
1 テープ状固定紐 1a テープ状固定紐 2 係合部 3 係合受け部 4 座部用クッション体 5 背凭れ用クッション体 6 サイドエアバッグ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サイドエアバッグを装備する自動車座席
    に載せ置かれるクッションであって、一定の厚みと重さ
    を有する座部用クッション体と、この座部用クッション
    体に対し折り曲げ可能に取付けられた背凭れ用クッショ
    ン体とからなり、背凭れ用クッション体の上端部には、
    座席ヘッドレストの背面側へそれぞれ対向状に周回して
    開放可能に結合することで、座部用クッション体及び起
    立状態の背凭れ用クッション体を座席適正位置に保持す
    る2本のテープ状固定紐を配備したことを特徴とする自
    動車座席載せ置き用クッション。
  2. 【請求項2】 2本のテープ状固定紐は、一方の固定紐
    の面内に係合受け部、他方の固定紐の面内に上記係合受
    け部に対し係脱可能な係合部を配備し、2本のテープ状
    固定紐の結合長さを調整し得ることを特徴とする請求項
    1記載の自動車座席載せ置き用クッション。
JP1996010222U 1996-09-18 1996-09-18 自動車座席載せ置き用クッション Expired - Lifetime JP3035891U (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5440748A (en) * 1977-09-06 1979-03-30 Mizunuma Kinzoku Kk Hook for adjusting waist
JPH08216821A (ja) * 1995-02-15 1996-08-27 Toyo Tire & Rubber Co Ltd 側部用エアバッグ装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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