JP2002078054A - パイプマイクロホン装置 - Google Patents

パイプマイクロホン装置

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JP2002078054A JP2000265765A JP2000265765A JP2002078054A JP 2002078054 A JP2002078054 A JP 2002078054A JP 2000265765 A JP2000265765 A JP 2000265765A JP 2000265765 A JP2000265765 A JP 2000265765A JP 2002078054 A JP2002078054 A JP 2002078054A
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microphone
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勝功 室崎
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耕治 投野
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    • H04R—LOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R1/00—Details of transducers, loudspeakers or microphones
    • H04R1/08—Mouthpieces; Microphones; Attachments therefor
    • H—ELECTRICITY
    • H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
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    • H04R1/08—Mouthpieces; Microphones; Attachments therefor
    • H04R1/083—Special constructions of mouthpieces

Abstract

(57)【要約】 【課題】 パイプ１６の先端側の受音口１８から音声を
取り込んで基端側のマイクロホンユニット１７に導く構
造のパイプマイクロホン装置において、受音口１８の位
置を口元に的確に対応した最適な位置に簡単に合わせら
れるようにする。 【解決手段】 上記構成のパイプマイクロホン装置にお
いて、パイプ１６を柔軟な材料で形成し、その内部に形
状保持性を有する可撓芯材（ワイヤー）２０を通した構
造とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばいわゆるヘ
ッドセットに用いて好適なパイプマイクロホン装置に関
する。
【０００２】
【従来の技術】先ず、図５において一般的なヘッドセッ
トの構成を説明する。このヘッドセット１はヘッドバン
ド部２と、このヘッドバンド部２の端部に取り付けられ
るイヤーレシーバー部３と、このイヤーレシーバー部３
から延出されるパイプマイクロホン装置４とにより構成
され、図示の如くヘッドバンド部２を頭に載せ、イヤー
レシーバー部３を耳に当てる状態で装着して使用するも
のである。
【０００３】５はコードであり、イヤーレシーバー部３
に内蔵されるスピーカーユニット及びパイプマイクロホ
ン装置４のマイクロホンユニットはこのコード５を介し
て音響機器と電気的に接続される。
【０００４】このヘッドセット１においてパイプマイク
ロホン装置４は、パイプ６の先端の受音口８が口元に対
応し、この受音口８から音声を取り込んでイヤーレシー
バー部３に内蔵されるマイクロホンユニットに導く構造
となっている。
【０００５】このパイプマイクロホン装置４は、受音口
８の位置を口元に合わせて移動できるようにパイプ６が
伸縮自在となされており、即ちパイプ６はイヤーレシー
バー部３から延出される固定パイプ６ａと、この固定パ
イプ６ａに出没自在に嵌挿されるスライドパイプ６ｂと
により構成され、このスライドパイプ６ｂを固定パイプ
６ａに対しスライドさせてパイプ６の長さを伸縮させる
ことにより、スライドパイプ６ｂの先端に取り付けられ
たキャップ７の受音口８の位置を移動調整するものであ
る。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】以上の如き従来のパイ
プマイクロホン装置には、次のような課題がある。即
ち、従来のパイプマイクロホン装置は、単にパイプを伸
縮させるだけで受音口の位置を調整する構造であるた
め、受音口の位置を口元に的確に対応した最適の位置に
合わせることが難しかった。また、パイプの伸縮機構は
可動（スライド）部分に故障が生じ易く信頼性に欠け、
さらには機構的に精密性を要するためコスト高になると
いう問題もあった。
【０００７】本発明はこのような課題を解決することを
目的としてなされたものである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するも
のとして本発明のパイプマイクロホン装置は、柔軟性を
有するパイプと、このパイプの基端側に配置されるマイ
クロホンと、を備え、パイプの先端の受音口から音を取
り込んでマイクロホンに導く構造を有し、パイプには、
形状保持性を有する可撓芯材が内蔵されてなるものであ
る。
【０００９】このように構成される本発明のパイプマイ
クロホン装置は、パイプを自由に撓ませることにより受
音口の位置を口元に的確に対応した最適な位置に合わせ
ることができる。
【００１０】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態例について説明する。図１は本発明による
パイプマイクロホン装置が適用されるヘッドセットを示
している。
【００１１】このヘッドセット１１は、イヤーレシーバ
ー部１２と、このイヤーレシーバー部１２から延出され
るパイプマイクロホン装置１３とから構成されている。
イヤーレシーバー部１２にはスピーカーユニットが内蔵
され、このスピーカーユニットの放音部側に例えばシリ
コンゴムによりなるイヤーパッド１４が取り付けられて
おり、このイヤーパッド１４を耳の穴に挿入してヘッド
セット１１を装着するものである。
【００１２】１５はコードであり、イヤーレシーバー部
１２に内蔵されるスピーカユニット及びパイプマイクロ
ホン装置１３のマイクロホンユニットはこのコード１５
を介して音響機器に電気的に接続される。
【００１３】図２にヘッドセット１１の使用状態を示
す。この図に示すように、本例のヘッドセット１１はイ
ヤーレシーバー部１２のイヤーパッドを耳の穴に挿入し
て装着し、パイプマイクロホン装置１３の受音口１８を
口元に対応させた状態で使用する。
【００１４】そしてこのヘッドセット１１においてパイ
プマイクロホン装置１３は、パイプ１６を自由に撓ませ
て受音口１８の位置を口元に的確に対応させることがで
きるようになっている。
【００１５】このパイプマイクロホン装置１３の第１の
実施例を図３に示す。同図において（Ａ）はパイプマイ
クロホン装置の縦断側面図、（Ｂ）はこれと直交する方
向の拡大縦断面図である。
【００１６】このパイプマイクロホン装置１３における
パイプ１６は柔軟性を有し、その材料には例えば塩化ビ
ニル、シリコンなどの柔軟な樹脂材料が用いられる。ま
たこのパイプ１６の長さは１０〜１５ｃｍ、外径は３．
０〜５．０ｍｍ、内径は２．０〜４．０ｍｍ程度であ
る。
【００１７】このパイプ１６はその基端側にマイクロホ
ンユニット１７が配置され、先端側には受音口１８を有
するキャップ１９が取り付けられており、このキャップ
１９の受音口１８から音声を取り込んでマイクロホンユ
ニット１７に導く構造となっている。尚、このパイプ１
６の基端側はマイクロホンユニット１７を含めて前述し
たヘッドセット１１のイヤーレシーバー部１２に内蔵さ
れるものである。
【００１８】そしてこのパイプマイクロホン装置１１の
パイプ１６には、形状保持性を有する可撓芯材２０が内
蔵されている。この可撓芯材２０としては例えばアルミ
ニウム、亜鉛、銅などの可塑性金属によりなる直径０．
５〜１．０ｍｍ程度のワイヤーが用いられ、これをパイ
プ１６の内空部にほぼ全長にわたって通してある。
【００１９】また特に本例では、可撓芯材２０の一端を
キャップ１９に係着し、他端をパイプ１６の基端側に設
けられた突起２１に係着させてあり、これによってパイ
プ１６からキャップ１９が抜け落ちないようにこのキャ
ップ１９を保持する構造としてある。
【００２０】以上の如く構成されるパイプマイクロホン
装置１３は、パイプ１６を自由に撓ませることにより受
音口１８の位置を口元に的確に対応した最適な位置に合
わせることができ、その状態でパイプ１６は可撓芯材２
０の形状保持性（可塑性）によってその形が維持され
る。そのためこのパイプマイクロホン装置１３では、口
元から発せられた音声を確実に取り込むことかできるも
のである。
【００２１】そしてこのパイプマイクロホン装置１３は
構造が簡素であり、即ち複雑な機構を有しないため故障
が生じるおそれは殆どないので、高い信頼性を有するも
のである。さらに構造が簡素であることにより、軽量か
つ安価に提供することができる。
【００２２】またこのパイプマイクロホン装置１３で
は、パイプ１６の先端側に取り付けられる受音口１８を
有するキャップ１９の抜け止めを可撓芯材２０を利用し
て行った構造であるため、キャップ１９の抜け止めのた
めの手段を別途に設ける必要がないので、さらに構造を
簡素化できるものである。
【００２３】図４はパイプマイクロホン装置１３の第２
の実施例を示す。同図において（Ａ）はパイプマイクロ
ホン装置の縦断側面図、（Ｂ）はこれと直交する方向の
拡大縦断面図である。尚、この第２の実施例において前
述した第１の実施例と対応する部分には同一符号を付し
その説明は省略する。
【００２４】前述した第１の実施例ではパイプ１６の内
空部に可撓芯材２０を通していたのに対し、この第２の
実施例は可撓芯材２０をパイプ１６に埋設させて通した
ものである。即ちこの第２の実施例のパイプマイクロホ
ン装置１１では、パイプ１６と一体に可撓芯材用のパイ
プ部２２が形成されており、このパイプ部２２を通して
可撓芯材２０を埋設してある。
【００２５】このように構成される第２の実施例のパイ
プマイクロホン装置においては、前述した第１の実施例
での効果に加えて、パイプ１６に可撓芯材２０を埋設さ
せて通した構造により、パイプ１６内を通る音に対し可
撓芯材２０が悪影響を及ぼすおそれがないので、より忠
実な音を取り込むことができる効果を有する。
【００２６】以上、本発明の実施例について説明した
が、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない
ことは勿論である。また本発明によるパイプマイクロホ
ン装置は、例示したようなヘッドセットに限ることな
く、例えばヘルメットや帽子に取り付けて使用すること
もできる。
【００２７】
【発明の効果】以上の説明で明らかな如く本発明のパイ
プマイクロホン装置では、パイプを自由に撓ませること
により受音口の位置を口元に的確に対応した最適な位置
に簡単に合わせることができ、口元から発せられた音声
を確実に取り込むことができる。さらに本発明のパイプ
マイクロホン装置は構造が簡素であるため信頼性が高
く、また軽量かつ安価に提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明によるパイプマイクロホン装置を備えた
ヘッドセットを示す正面図である。
【図２】図１のヘッドセットの使用状態の説明図であ
る。
【図３】本発明によるパイプマイクロホン装置の第１の
実施例を示す図で、（Ａ）は縦断側面図、（Ｂ）はその
直交する方向の拡大縦断面図である。
【図４】本発明によるパイプマイクロホン装置の第２の
実施例を示す図で、（Ａ）は縦断側面図、（Ｂ）はその
直交する方向の縦断面図である。
【図５】従来例の説明図である。
【符号の説明】
１３‥‥パイプマイクロホン装置、１６‥‥パイプ、１
７‥‥マイクロホンユニット、１８‥‥受音口、１９‥
‥キャップ、２０‥‥可撓芯材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 投野 耕治 東京都品川区北品川６丁目７番35号 ソニ ー株式会社内 Ｆターム(参考） 5D017 BE10

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 柔軟性を有するパイプと、 このパイプの基端側に配置されるマイクロホンと、 を備え、上記パイプの先端側の受音口から音を取り込ん
    で上記マイクロホンに導く構造を有し、 上記パイプには、形状保持性を有する可撓芯材が内蔵さ
    れていることを特徴とするパイプマイクロホン装置。
  2. 【請求項２】 上記パイプの先端側に、受音口を有する
    キャップが取り付けられ、上記可撓芯材によって上記キ
    ャップが上記パイプから抜け落ちないように保持される
    構造としたことを特徴とする請求項１に記載のパイプマ
    イクロホン装置。
JP2000265765A 2000-09-01 2000-09-01 パイプマイクロホン装置 Abandoned JP2002078054A (ja)

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